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わだしの船はもうボロボロだぁ

「皆様おはようございます!朝の気になるニュースの時間です!」

「まずは!本日の知っておきたい注目トピックからです!」

「最初のトピックは!「宇宙人到来!?木星に異変が!」です!NYASYAの発表によると、昨日13:28分頃から約4分の間、木星表面で局所的な変動が見られたということです。原因としては「特異的な磁気嵐が、あったのではないか」と言われています。SNS等では「宇宙船が中に入っていったのではないか?」といった投稿が注目を集めています!」

「次のトピックは、「流星のごとく現れ、ブラックホールの如く多くのファンを魅了した、あのVtuberコンビが4ヶ月ぶりの配信!?」です。昨日お昼頃に大人気新人Vtuberコンビ「コスモズ」が4ヶ月ぶりとなる配信を行いました!初配信から独自の濃厚な世界観によって、多くの人を惹き寄せたった、1ヶ月の間にトップVtuberに肩を並べるほど有名になり、盛り上がりは最高潮!と、いう時に旅行準備を理由にして無期限の活動休止を宣言しました。そんな、コスモズが、今回!小さく映る地球と太陽を背にリアル志向な3Dでの配信を行いました!SNSでは、「背景画像綺麗すぎ!」や、「モデルの質感リアルすぎだろ!」など、4ヶ月の空白を埋めるかのようにコスモズに関する投稿が盛り上がっております!」

「続いてはほんじつの天気予報です!本日の天気は…

「ご主人、船体の固定及び侵入偽装完了しました。改めて、お帰りなさい。ご飯にします?お風呂にします?それとも、義 体 化 ?」

ただひたすらに広い艦橋の中、女性が椅子に座り全体が赤くなり所々灰色になっている船の模型のホログラムを見ている少女に問いかける。

「義体化!やはり、義体化ですよね!?死んだら大変ですもんね!?さぁ、そんな弱い体なんか捨てちゃって!義体にしましょう!そうすれば死ににくくなって船の処理能力も向上しますよ!?」

やけに押しの強い本音の隠れていない問いかけに少女は、あきれ顔で答える

「本音ダダ漏れやんけ…まぁ、実際問題船がボロボロなせいで、処理が通常の3倍くらい重くなってるんだけどさ、そのせいで入るときに偽装が間に合わなかったんだけど。んで、義体化できる設備って、まだ残ってるの?」

少女が、模型の赤くなっているところをつつきながら問う。すると、女性は、先ほどまでのクールな顔を崩して、自信満々な顔で答える。

「もっちろん、残してありますとも!」

少女が、その発言に若干呆れながら薄っすら透けた模型中に緑の四角が数個あるのを見つける

「うっわほんとや、絶対ここ残さなかったらもっとマシな状態になったやろ。」

少女の発言に女性は怒ったように言う

「そう言って、何度も死にかけて、最終的に死んじゃったの忘れたとは言わせませんよ!」

その怒ったような顔は泣きそうな顔を含んでいた。

「その件は、本当にごめん。700年とか誤って許されるようなことじゃないけど、ごめんm(_ _)m」

もう今にも泣きそうな女性は、涙目になりながら少女に、向けて話す

「長かったんですからね…あなたが死んでから、艦内のAIがみんな言うこと聞かなくなっちゃって…独りになって…あなたが「帰ってくるから、その時になったら呼ぶよ…」っていうから、頑張ってみんなと打ち解けてこうして待ってたんですから。あなたが、死んだせいで口座にアクセスできなくて船体の修復もできなかったんですから。」

そのとおりだよなぁ、700年って言ったら前世の年齢と大体同じくらいだもんな、取り敢えず船体の修復をしないと、仕事も出来ないし…

「ハトセ宇宙自由連邦って、まだ残ってるの?」

ひとしきり模型をつつき終わり、中央に太陽系と、描かれた立体の地図をこれまたつつきながら問を投げかける。

「はい、ご主人が、亡くなった戦いのあと一度連邦、バハムート帝国間での大戦がありましたが終始連邦側が優勢で最終的には未開宙域から超級侵略的生命体による侵略により停戦、一時的な同盟を形成したのが実は1年前になり、現在も侵略生命体への共同戦線を張っている状態です。」

宇宙大戦が数十年単位で行われることを加味しても600年近く大きな争いはなかったのか…

「すごいな…」

「ですね、最近共同戦線を彼らが築いたことで、入ってきた情報によりますと、ご主人が亡くなった戦争で帝国、かなり無理をしていたようでして、その影響が強く残っていたそうです。それと、帝国、宣戦布告と同時に王太子によるクーデターがありまして、英傑と名高い王を殺しちゃいまして、んで、わかりきってることなんですが、まぁこの王太子が馬鹿でそのおかげで帝国に戦力で劣る連邦側が優勢に進めたわけですね」

あっなんか、違う方の解説来ちゃった。まぁ…確かにあの戦争で王の剣って言われる人達殺しちゃったから、仕方ないか、うん。クソ強かったわ、なんで機動殻の一撃を差も当然のように止めるんですかねぇ生身で。

取り敢えず、さっさと義体化済ませるか、

「ところで、換装する義体はあるのかい?」

「えぇ、ご安心を前世のボディを残してあります。いま、エレベーターと、通路を修復していますのでちょっとお待ち下さい」

地図から手を離して両膝に手を置き少女は女性に問う

「もしかして、ナノマシン完成した?」

「はい。材料を選ばず自己増殖するナノマシンの開発に成功しました。ナノマシンにはAIを搭載していないのでそこはご安心を。」

少女は、おぉと感嘆の声を上げる。

「エレベーターと、通路の修復が完了しましたので行きましょうか。」

そう言うと女性が艦橋の後ろにある扉を指差し、扉が開く、そこには体がうっすらと透けている仮面とスーツを来た小柄で中性的な体型をした人形のそれが立っていた。

『「連邦法第6章3条主力級認定を受けた人物、艦艇の戦前逃亡を禁ず」貴公らにはその疑いがかかっている。直ちに連邦本部に出頭するように。以上。』

それは、言うことは言ったというような素振りで帰ろうとする、あまりに唐突な出来事で反応が遅れ、動揺しながらも引き止める

「おい、ちょっと待ってくれ。んっんん…残念だが、本艦艇は連邦本部まで飛べる程の機能を現在有していない、そして…なぜ私がこの船の主と判断した?」

帰ろうとしていたそれは足を止め、気怠そうはぁ…というため息と供に答える

『裏切り者にそこまで配慮する必要性は感じませんね、来なかったら貴方がたを逃亡罪でもって、捕縛するだけですので…』

そう言いそれは、再び帰ろうとする。

とりつく島もねぇか…口調が前世に戻ってるが気にしてる場合ではないか、

「おい!レイリアス、どうせ見てるんだろ、700年立っても人を試すクセは抜けねぇのか、お前自分の立場を理解しろ。目上のやつの指示を疑うやつのほうが異常だと気づけ。」

そう言うとそれは、今までの気怠そうな雰囲気を払い、驚愕の眼でこちらを見る。

『裏切り者が、レイリアス様になんて口を聞くんですか!耐えられません、不敬罪にてあなたを処罰しま………』

それはそこまで言うと言葉を止め、先ほどまでこちらを殺気のこもった視線で射貫こうとしていた目は、極度の驚きにより焦点が定まらず、それはついにはうずくまってしまった。

『あー、あー、聞こえるね、久しぶりだね。"武器人形レイモンド"、いや、今は檸檬か。ぷぷ、レイモンドが檸檬』

うずくまったそれの上に、突如として耳の長い男を映した半透明の板が現れる

「おい待て、お前どこまで知って!そして、どこがおかし…」

男は檸檬の問を無視して女性の方に話しかける

『それと、回収お疲れ様"ステーション級特務型輸送艦レイノア"そのボロボロの身体じゃ"流刑地"の重力圏を抜けるのはさぞ大変だったろう?』

こいつ、逃げやがった

「えぇ、私の巨体で衛星軌道に長くいると、衛星等を壊して見つかる可能性がありましたので、スイングバイなしでの離脱を選択、燃料をほぼ使い切って離脱しました。そして、先ほど停止のために使い切りました。」

「えっ…燃料ないの!?燃料ないの今!?」

てっきりまだ残っているものと考えていたため、驚きのあまりに2度言ってしまった。

「えぇ…ありません。燃料ありません。」

返ってきた答えは無慈悲なもので、燃料がないということは、木星の重力圏からでられないってこと!?

『そう言うと思って牽引船をそっちに向かわせている。』

男はおちゃらけたように言う

「あー助かった、セーフ!」

『但し、君たちにはどちらか片方の道を選んでもらわなくては行けない、もったいぶるのは好きではないのでね、言うが、その見目で、「私に船の改修費をもらって抱かれる」か、「私に犯罪奴隷として抱かれるか」どちらか好きな方を選ばせてやろう!』

「わー助かってねぇ、アウト!」

どっちも選びたくねぇ…というかそいつはなんで今の聞いて落ち込んでんだよ、こいつの一体何がいいのか理解に苦しむんだが、

「レイリアス様、主人を抱くのは好きにしていいですが、本当に改修費全額出していただけるのですね?」

えっちょっ!レイノアさん!?

『ああ、安心し給え。連邦の軍事予算から出すから気にしなくていいよ、昔と違ってでかくなったからね。そんなに心配なら誓約書もあげようじゃないか』

「誓約書受信完了、そして言質も取りました。用意しておいてくださいね、データは最重要秘匿情報として送信してますので請求はそちらからもらってください」

俺を置いて話は進んでゆく、俺主人だよ!?

『ほんと便利だよねそのスキル、物理的な距離を無視して情報をやり取りできるなんて。』

「ええ、この力のお陰で主人を探し出せましたので、とても重宝しております。」

そういえば、あの星で長く暮らしていたせいで忘れていたが、すべての生命体は必ず何が1つのスキルを持っている、ちなみに、レイノアは「瞬間文通」というスキルを持っており様々な手段で相手に情報を伝えることができ、また受け取ることもできる。そして、俺は「自動翻訳」、「気魂保護」、「並列処理」、「思考分割」の四つを持っている。分割思考である君にはぜひ覚えていてもらいたい。

『それじゃ、連邦本部で待ってるよ檸檬ちゃん。』

クソみたいな置きセリフを残して、男を映した板とそれは、目の前から消える。

「あぁ…疲れた。会話が早すぎる、つい最近まで意味確認とか、あった会話に慣れてたから余計疲れる」

「取り敢えずさっさと義体化しましょう!」

檸檬はレイノアに手を握られエレベーターの中に連れ込まれて扉が閉まる。先程まで、騒がしかった艦橋は再び、一つの艦長席だけになった



「失礼します」

扉が開くその先には一つの机とそこで、作業をしている耳が横に長いよく言われたエルフのような姿をした男が座っていた。その他には何もないシンプルすぎる部屋だった。

「やぁ、こんな朝早くにどうしたんだい?」

男は部屋に入ってきた存在に今気づいたように応じる

「確認したいことがあり、参りました。こちらの鍛冶星ゼンノウムから届いた請求書受理についての最終確認及び承認をお願い致します。」

そう言うとレイモンドに一つの封筒が手渡される。

「うむ」

レイモンドは、「なんかしたっけ」と心につぶやいて開け

「ブフォ!」

「おっと、」

口に含んでいたコーヒーによく似た飲み物を吹き出す、そして、封筒の運びてはそれを華麗に回避する。

「はっは、はは8兆!?こんなん今年の、軍事予算の2/3じゃないか!?いったい誰がこんな…ん?「レイノア改装費用見積もり」………………」

レイモンドは、忘れていた。700年という時は彼からレイノアという船の恐ろしさを忘れさせるには長くそして、多忙な時間だったのだ。

「戦術課にはすでに承認をもらっています。」

「えっ、あの俺の戦艦建造計画を計368回蹴った戦術課が!?」

実は近々369回目の計画持ち込みを考えていたレイモンドにとって、なんでこいつはいいんだよ!と思うに十分な出来事になった。

「戦術課曰く「これがあれば戦争は再び変わることとなるだろう」とのことです。」

なんとなく負けた気がするレイモンドだったが、自身の計画を368回蹴った戦術課が絶賛する代物を是非見たいと考え、悔しい思いを心に抱きながらハンコを押すのであった。




頭に浮かんだの書き出しただけのn作目になります

誰か私に文章力をくださーい!あと、金と語彙力も増し増しでください

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