特攻
彡 •⌄• )「あちゃー川が氾濫して橋が壊れちゃってる……」
彡(゜)(゜)「台風のせいやな」
彡; •⌄• )「これじゃあ……学校に行けないわね」
彡(゜)(゜)……
彡(゜)(゜)「いや……行ける!」
彡; •⌄• )「え?」
彡(゜)(゜)「カズコは村の皆に橋が壊れとることを伝えるんや」
彡(゜)(゜)「ワイは泳いで学校の先生に休校にするよう言ってくる」
彡; •⌄• ) .。oO(チョク兄ィはいったい何を言っているの??)
だって、川幅はだいたい300m
壊れた家の屋根や柱、他にもいろいろなモノがすごい勢いで
流れてきているのよ……
こんな濁流の中を泳げるわけないじゃない……
彡(゜)(゜)「前方よーし!ワレ菅野直、飛び込み断行す!」
バシャン!!
彡; •⌄• ) .。oO
本当に飛び込んじゃった……
ど、どうしよう……大人に伝えに行く?
けど、その間にチョク兄ィが溺れて流されたら……
( ゜∋゜)「おはよう、カズコちゃん」
彡 •⌄• )「あ!幸雄くん」
( ゜∋゜)←彼は玉藤 幸雄
チョク兄ィがもっとも心を許している親友
とても読書家で自分でも詩や小説を書いている
Σ( ゜∋゜)「チョク!なにしてんだあいつ!!」
彡; •⌄• )「泳いで学校まで行くって飛び込んじゃったの」
彡 •⌄• )「ワタシ、大人の人を呼んでくるから……」
( ゜∋゜)「ふっ彼らしい……ボクも負けていられないな」
彡; •⌄• )「え?」
( ゜∋゜)「とうっ!」
バシャン!
彡; •⌄• )「えぇ…」
なに?男ってみんな……
バカなの?アホなの?死にたいの?
(; ゜∋゜)「チョ、チョクー!」
彡;(゜)(゜)「お!ユッキー。来てくれたんか……」
彡;(^)(^)「心強い味方を得たで!!」
彡;(゜)(゜)「でも、ゆっくりしていては波に呑まれる!」
彡;(゜)(゜)「速攻でいくで!」
(; ゜∋゜)「応!!」
彡 •⌄• )「すごい……」
褒める気にはなれないけど
対岸の堤防まで泳ぎきっちゃった
そして……
彡(゜)(゜)「よっしゃ!ユッキーまだいけるな?」
( ゜∋゜)「あったりまえよう!」
ε=┏( ゜∋゜)┛ε=┏彡(゜)(゜)┛
と、走って行っちゃった
その後、村の皆に橋が壊れていることを伝えた
チョク兄ィはどうしたのか聞かれたが
まさか川に飛び込んで学校に向かったなんて言えなくて誤魔化した