鬼ごっこ
ある雨の日
ワタシは友達を家に招いて遊んでいた
彡 •⌄• ) ( •⌄• ) ( •⌄• )『キャッキャキャッキャ♪』
彡(゜)(゜)「カズコ、友達か?」
彡 •⌄• )「ええそうよ」
( •⌄• ) ( •⌄• )「こんにちわー」
彡(^)(^)「いらっしゃいやでー」
彡 •⌄• ) .。oO(チョク兄ィは男女とわず後輩の面倒見がよかった)
男の子が戦争ごっこをしている時でも
女の子がいれば看護婦役として一緒に遊んでくれた
朝早く行なう朝読会という子どもだけの勉強会でも
先生として下級生の世話をしていた
眠い目をこすりながらも下級生はチョク兄ィの言うことをよくきいていたわ
彡(゜)(゜)「雨やと外で遊べんから残念やな」
彡 •⌄• )「そうなの……本当は鬼ごっこしたかったんだけど」
彡(゜)(゜)「ん?鬼ごっこなら家の中でもできるやろ」
彡 •⌄• )「え…」
彡(゜)(゜)「こうやって家中の戸を開けてやな」
バーン
川´_ゝ`)「ん?」
バーン
川◦-◦)「え?」
彡(゜)(゜)「巌兄ィもかほる姉ェも一緒に遊ぼうや」
彡(^)(^)「ワイが最初の鬼になったる」
ฅ(゜)(゜)ฅ「がおー」 ε=川◦-◦)川´_ゝ`) ε= ( •⌄• ) •⌄• )彡 •⌄• )
ワタシたちは夢中になって家中を駆け巡った
彡 •⌄• ) .。oO(直兄ィはいつもこんな感じ)
いつまでたっても幼くてわんぱく
そして……とても優しかった
だけど……
彡(゜)(゜)「せや、隣に住んどる甲一くんも呼んだろ」
彡(゜)(゜)「おーい屁こきの甲一、こっちこいや」三3ブッ
彡 •⌄• )「友達がいるんだからそんな下品なことやめてよ」
彡(゜)(゜)「カズコ、お前もやるんや!」
彡; •⌄• )「えっ…嫌よ……」
彡(゜)(゜)「逃げるんか?」
彡`•⌄•´)「……逃げないわよ!」
彡`•⌄•´) 「やーい屁こきの甲一、こっちにいらっしゃい!」……
川◦-◦)「カズコさん、はしたないですよ」
川´_ゝ`)「コラ、直。女の子にそんなこと言わせたらダメだろ」
彡(゜)(゜)「……ごめんなさい」
彡 •⌄• )「……ごめんなさい」
彡(ꐦ 'ー`)「コラァ!!近所中に大声でなにを言ってるの!!!」
彡 •⌄• )「やば……」
彡(゜)(゜)「本物の鬼や……」
彡(゜)(゜)「みんな、逃げるんやー」
彡(ꐦ 'ー`) ε=彡(゜)(゜) ε=川◦-◦)川´_ゝ`) ε= ( •⌄• ) •⌄• )彡 •⌄• )
この後、ワタシたちは母さまに捕まってものすごく怒られた
主犯のチョク兄ィは庭先にあった柿の木に縛り付けの刑にされた
巌兄ちゃんは「俺が悪かったから堪忍して」と母さまをなだめて
場を鎮めてくれた
┃木┃
川;´_ゝ`) 彡(ꐦ 'ー`)彡;(゜)(゜)