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自己紹介 2

先生曰く予定どうりに一限は自己紹介を行うらしい。自己紹介と一言いっても様々なものがある。名前だけを言う場合や出身中学や部活動関連まで発表する場合。この辺がメジャーなところだろう。しかしこの先生の自己紹介は名前・出身中学・部活動に加えて今後の学校への意欲を発表するらしく、今後の学校への意欲を聞いてで何になるのだろうか。いやここでこれを聞くことによってある程度今後一緒いるべき相手を図る目的か。でもあの感じの先生がそこまで予想しているか、、、うーん考えずらいな。それより学校への意欲を考えなくちゃな。


「ねえ 景くんはどれくらい学校への意欲あるって答えるの。ちなみに私はとにかくなんでも全力って答えるよ!」

おっとまだ考えてる途中だったんだがな、でもある程度は考えてあるんだよな

「俺は程なく全力で自分が楽しいそんな学園生活を目指すようにするよ。その過程で他人がどうなっても知らないが」

身勝手かもしれないが、他人よりも自分が楽しいと思える学園生活を送る。その過程で他人がつまらない学園生活を送ろうが関係ない。俺の人生は俺のための人生だからだ。そう思っていると不意に小さな笑い声がした。声の主は明白で春香がこっちを見てニタニタしながら笑っていた。

「何その反応?」

つい聞いてしまった。身に覚えのない反応されたら誰もがそんな反応になるだろう。

「嘘をつくのは良くないな。 嘘は」

なるほど俺が嘘をついているというのか。俺がいつ嘘をついたのだろうか身に覚えが無いな。

「私の目はごまかせないんだからね」

なるほどなるほど、かなりの自信があるご様子ですね。

「どこが嘘だとおしゃるのですかね」

「それは内緒だよ。でもそのうちわかるかもね あっそろさろ一人目が始まるから、ここら辺で失礼!」

その言葉の後にウインクを添えて春香は前を向いてしまった。春香は何を持って俺が嘘をついているのだと思ったのか、本人が教えてくれない以上この話題を考えてもしょうがないな。そう思って俺も記念すべき一人目の自己紹介を聞くことにした。















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