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【第25話】毒を以て毒を制す。其れ則ち、荒療治なり。

 レキサとロフェのお陰で、セリはリリーパスでの最後の観光に合流することができた。


 レキサの必死の説得と、ロフェのギャン泣き攻撃に根負けしたメトトレイが、セリの解放を決めたのだった。

 レミケイドからも、純粋無垢な子供といた方がセリの毒を抑制できると提言してくれたことも影響していた。


 メトトレイは最初の頃と、全く変わらない態度でセリと接していた。

 だが、メトトレイがセリを警戒していることは、時折感じる気配から疑いようもなかった。


 セリも最初と同じ態度でメトトレイと接した。

 しかし、最初の頃に感じた緊張は、もう起きることはなかった。


 あれは巧妙に隠されたメトトレイの本性に、セリの暗殺者としての本能が反応した結果だったのだろうとセリは思っている。


 拘束され牢屋に入れられるまでの過程でセリが感じたメトトレイの殺気は、ナナクサやスズシロにも匹敵するものだった。


 ――きっと、この人は私を殺そうと思えば簡単に殺せるのだろう。


 メトトレイの美しい横顔を盗み見ながら、セリは頭の中でナナクサの面影を追っていた。


 団長が()()()()()()だったら、きっとこんな雰囲気だったのかもしれない。


 普段女性と偽って振る舞うナナクサが、普通の男の人のように自分に接してくれたのは、何がきっかけだっただろうか。


 それも、もう思い出せない。


 甘い声で、甘い視線で、自分を惑わす意地悪な仕草は、女の時でも男の時でも変わらなかった。


 あの人に見つめられると、いつも何も考えられなくなった。


 ナナクサのことを思い出そうとすると、鮮明になる手前で霧散するように消えていく。


 いまセリの体内では、毒を標的として攻撃する持続性のスキルがメトトレイとレミケイドによって、それぞれ複合的にかけられているからだ。

 

 ()()をきっかけに、ナナクサとの記憶が戻ってきていたが、ナナクサの記憶が鮮明になるほど、自分の中の毒が活性化してしまうことが分かった。


 今セリを苦しめている毒が、ナナクサから植え付けられたものだということも――。


 毒を消し去るということは、ナナクサとの思い出を消去することと同義だった。


 ナナクサを慕うセリの想いが障壁となり、メトトレイとレミケイド二人がかりの治療でも、未だに毒を完全に消し去ることはできず、押さえつけるのみにとどまっていた。


 セリは意識的に隣にいるレキサの頭をなでてみる。

 細くて柔らかい髪に指を通すと、セリの中にいるナナクサは完全に気配を消した。


 ナナクサがセリに植えた毒の種は、純粋な心の持ち主である子供を嫌い、まるで息を潜めたように静かになる。


 ナナクサが消えた気配に安心したと同時に、セリは強い罪悪感に襲われた。


 視線を感じて目線をあげると、メトトレイが女帝の表情でセリを見つめている。


 セリは名残惜しい気持ちで、レキサの髪を指で()く。


 自分が触れているレキサの髪は、いつか大人になったときにどう変わるだろうか。

 ボルターみたいな固い髪だろうか、メトトレイのようにしなやかにうねるウェーブのかかった髪だろうか。


 その頃まで、自分はこの子たちと一緒にいれるだろうか。


 この家族と一緒に生きる為に、自分はナナクサを完全に忘れなければいけないのだろうか。


 ――まだ、決められない。


 セリはレキサの髪からそっと手を離した。


 ボルターの声が、セリの頭の中に響いた。


(お前、こことそこ、どっちが好き?)


 決められないよ、ボルター……。

 ごめん。私、どうすればいいのか、まだわかんないよ……。



*****



 リリーパスの旅行は、終わってみればあっという間だった。


 お土産を山ほど詰め込んだ、帰りの馬車に揺られて、レキサとロフェはすっかり眠ってしまった。


 セリは二人の寝顔を見ながら思った。

 この子たちの命を、自分が脅かしてしまうかもしれない未来のことを――。


 スタフィロームに寄生された人と同じ末路が、自分を待っている。

 簡単に剥がすことができない心の奥底に、『それ』はしっかりと根を張っている。


 エチゾウに言われた言葉がよみがえる。


 (ひとの心の奥底にはな、おのれでさえわからぬ魔物が()んでいるもんだ)


 自分の中に、ナナクサが棲んでいる。

 自分を覆い尽くし、奪い取ろうとする毒の種子に姿を変えて潜んでいる。


 その魔物は、他人の生き血を吸って成長し、きっと禍々しくも美しく、そして妖しい真紅の花を咲かすのだろう。


 ナナクサのことを全部思い出した自分は、きっと毒の花に取り込まれ、自分を失ってしまっている――。


 そんなのは嫌だ。

 でも、忘れたくない。


 ……だって、大好きな団長のことを忘れてしまった私も、きっとその私は、もう私じゃないから……。


 ナナクサと出逢えなければ、自分は今ここに存在しなかった。

 ナナクサは自分を構成する核だ。

 その核を失った自分は、きっとただの脱け殻だ。


 ――でも。


 一粒涙がこぼれ落ちると、あとはもう止まらなくなった。


 子供たちを起こさないように、嗚咽をこらえてセリは泣いた。


 この家族とも離れたくない。

 できることなら、私も家族になりたかった。そんな未来を望みたかった。


 自分には無縁だと思っていた普通の幸せが、こんなにもあふれているのに。

 自分がそれをいつか壊すだなんてまだ信じられない。


 嫌われたくない。

 怖がられたくない。

 拒絶されたくない。


 傷つけたくない。

 失いたくない。


 でも。


 一人には、もうなりたくない。


 セリはまだ迷っていた。



*****



「おう! やっと帰ってきたか!!

くそぅ! 寂しかったんだぞ! このやろう!!」


 満面の笑みで出迎えたボルターが、レキサとロフェを抱き締めて頬擦(ほおず)りをした。

 二人とも「いやー!」とか「やめてー!」とかはしゃぎながらも、嬉しそうにボルターと笑い合っていた。


「よし、セリ。お前も帰ってきたな。さあ……来い!」


 何故か腰を深く落として身構えた姿勢のボルターは、両手の指をわきわきと怪しくうごめかせながら間合いを詰めてくる。

 確実に抱擁(ほうよう)以上のことを仕掛けてくる気満々だ。


「いや、だから私に感動の抱擁は必要ないから! それ以上お願いだから近づかないで!!」


「家族で不公平は許さん! お前も俺に大人しく抱かれろ!! 大丈夫! なるべく痛くはしない! 痛いのは最初だけだ! だんだんちゃんと気持ちよくなるはずだ!!」


「言い方!! 言い方がなんかすっごい嫌!!」


 逃げるセリをあっさり捕まえて、ボルターが背中側から強く抱き締めた。


「だから離し……っ」

「――セリ、大事な話がある。子供たちが寝てから話す」


 耳元で(ささや)かれた低く固い声に、セリは冷水を浴びせられたように全身が冷たくなった。

 背中を包んでいた温もりが、すぐに離れ、消える。


 ボルターは何事もなかったかのようにセリから離れ、子供たちのところへ陽気な声で近寄っていく。


「よーし! 父ちゃんに買ってきてくれた土産もんはどれだ? なんかうまいもんとかあんのか?」

「あるよ! おすすめはね!」

「あ! にいに! ろふぇが! ろふぇがおしえたげるのー!」


 周りの音がよく聞こえない。頭がガンガンする。

 息すら、うまくできない。


 今のボルターの声でセリは悟った。


 ……メティさん。ボルターに伝えちゃったんだ。私の毒のこと。


 レミケイドは私に任せるって言ってくれたのに。


 ひどい。嘘つき……。


 私が家族に危害を加えないように――。

 メティさんがボルターに言われたことを、私も言われるんだ。


『俺の家族を傷つけたら許さない。好きに生きろ』って。


 神経を逆なでするような衝撃音が鳴っている。

 以前は空き地だった場所で、家を建てているようだった。


 新しい家族が住むのかもしれない。


 セリは工事をしている建物を恨みがましく睨んだ。

 この感情は、――嫉妬だ。


 黒い泥のような感情が自分の中にあるのを、セリはどこか他人事のように分析した。


 幸せな家庭。仲のいい家族。あたたかい食事と、あたたかい笑顔。


 自分が得られないもの。得てはいけないもの。


 ――私は、このままずっとひとりぼっち?


 この家族から縁を切られたら、もう自分の毒のことなんてどうでもいい。

 この家族と一緒にいれないのなら、ディマーズに入る価値もない。


 いっそこのまま一人で流浪(るろう)の旅にでてしまおうか……誰もいないところへ。


 そしてこの(ナナクサ)と共に、静かに朽ちていこうか……誰もいないところで。


 ずっとひとりで――。

 ナナクサのもとに逝けるまで――。



***




 来てほしくない時間はあっという間に来てしまう。

 子供部屋の扉を開けたら、ボルターが待っている。


 ロフェに抱き枕にされているナックが、気づかわしそうに角を伸ばしてセリに触れた。


「ナック、心配してくれるの? ありがとう。

 でも今はロフェと一緒にいてあげて。ロフェね、すごくナックに会いたがってたんだよ」

 小さな声でナックへ返事をし、セリはナックの折れそうな細い角を優しくなでた。


 深い寝息を立てているロフェとレキサの髪を順番になでると、セリは子供たちのベッドから静かに降りた。


 聞きたくなかった。


 ボルターの口から拒絶の言葉を聞きたくなかった。

 ボルターが話す前に、いっそ自分から先に出ていくと言ってしまおうか。


 そうすれば、傷つかなくて済む。


 あふれそうになる涙を上を向いてこらえ、表情を固定できる準備が整うと、セリはゆっくりと扉を開けた。すぐにボルターが気づいて顔を向けた。


「……セリ、あのな」

「ボルター、あのね! 私も話したいことがあったの」

 かぶせ気味に主導権を奪い、テーブルに近づくと、タルトが用意されていた。


 ぐらりと、心が揺らぐ。


「いろいろ大変だっただろ? ご苦労さん。あと、ありがとよ。

 あいつらすげえいい表情(かお)で帰ってきたな。お前のおかげだ。

 あとこれ、お前が一番喜んで食ってたやつな。

 まずは面倒な話は後回しにして、遠慮しねえで食えよ。

 そういや、これ食った時のお前の顔、ほんっとうまそうに食ってたな! 宝物みたいに掲げてたりしてたしな」


 屈託(くったく)なく笑うボルターの表情を見て、あっさりとセリの心は折れてしまった。


 こんな風に二人で下らない話をしながら、甘いものを食べることも、もう二度とない。


 これで、最後――。


 そんなの……やだ……!


 涙で歪んでボルターの顔が見えなくなった。


「お、おい。セリ……」

 動揺したようにボルターがセリの隣に来る。


「やっぱりやだ……。私、まだここにいたい……。

 ボルター、絶対いい子にするから! ちゃんということ聞くから! 迷惑絶対かけないから!

 ここにいたいの! もうひとりはいやなの! お願い! ずっと一緒にいたいの。

 追い出さないで。お願い……っ」


 セリはいつの間にかボルターの胸に縋りついて、子供のように泣きじゃくっていた。


「セリ……悪い……」

 ボルターがセリの背中をさすりながら、申し訳なさそうに呟いた。


 やっぱりもう手遅れなのか。


 セリは失望でもう何も考えられなくなった。


「やだ、やだよぉ」


 涙だけが、無限にあふれてくるようだった。


「悪いセリ……」

 もう一度ボルターが苦しそうに呟いた。


 いや……やめて。

 これ以上何も言わないで。聞きたくない。

 ボルターの口から出て行けなんて言われたくない……!!

 そんなの言われたら、耐えられない。


「セリ……悪い。

 さっきからお前の話がさっぱりわかんねえんだけど」


「……………………え?」


「ほんっっっっと悪い!!

 いや、泣いてっし、フォローしたいのはやまやまなんだが、マジでお前が何で泣いてんのか皆目(かいもく)見当もつかねーわ! 頼む! ちょっと一回状況を説明してくれ!」


「………………ボルターが、私に出ていけって言うのかと思って……。それが……嫌で……」


「は? なんでお前を追い出さなきゃなんねーんだよ。

 んなことするわけねーだろ? つーか俺はお前がいないと……っ」


 そこまで言いかけて、ボルターはしまったと口をつぐんだ。


「…………私がいないと、なに?」


「――っ! とりあえずほら! 甘いの食って泣き止め! 機嫌なおせ! ほら、あーんしろ!」

 有無を言わせぬ勢いで、ボルターはフォークをつかむと、適当にタルトを乗せてセリの口の中へ突っ込んだ。


 美味しさと一緒に、初めてこのタルトを食べた時の思い出があふれてきて、セリはまた涙が止まらなくなった。


「ふえぇ………っ」

「お前な、口にものいっぱい詰め込んで泣くな! せっかくのが口から出るぞ!」


 勝手に口に詰め込んだのはボルターなのに。


 文句を言う前に、ボルターの大きな手が頭を優しくなでてきたので、何も言えなくなる。

 こうして頭をなでてもらうと、落ち着くし、安心する。


 今度は安堵の涙が止まらなくなる。


 ここにいてもいいということなのだろうか。

 追い出さないでいてくれるということなのだろうか。


 じゃあ一体――。


「ボルターがしたかった話って何?」

 今度はぎくんとボルターの体が硬直する。


「…………お……、怒らないって約束してくれるか……?」

 緊迫感のある声でボルターが尋ねる。


「もしかして、やっぱり私のこと追い出す!?」

「追い出してたまるか! そんなことしてみろ。それこそ一家最大の危機だ!!」

「じゃあ、何?」


 ボルターは机の上にあった用紙をひっくり返し、セリから見えるように置いた。


 そこには何やら難しい文章が書いてあり、よく分からないのでひとまず飛ばすと、下の方にボルターとセリのサインが並んで書いてある。


 まるでセリ本人が書いたかのように筆跡が瓜二つだが、もちろんセリは書いた覚えがない。

 ということはボルターが勝手に書いたということになる。


 ……一体何の書類なのだろう。


 涙をぬぐって視界をクリアにすると、改めてセリは文字に目を走らせる。

 ふと紙の中央部に書かれた数字の羅列が目に止まった。


 数字の桁が、一、十、百、千、万、十万、百……――?


 ――!?


「え!? 何これ!?」

 目を見開いて用紙をわしづかみするセリに、ボルターが必死の形相で鎮めようとする。


「怒るな! 怒らないで聞いてくれ! 怒らないって約束してくれるなら説明する! どうだセリ! 怒らないか?」


 嫌な予感しかしない。


 セリは冷たい眼差しをボルターに向けると、有無を言わせぬ圧力で先をうながした。


「(説明を聞き終わるまでは)怒らないから説明して」


「あのな! お前が子供の世話すんの見てた町の母ちゃん連中がよ、お前に自分の子供の世話とか面倒とか見てもらえたらうれしいって言っててよ。

 お前も子供好きだろ? だからここでそういう仕事持てば、自立もできるし、金も貯まるし、これから先、もしお前がこの町を出ていくにしろ軍資金にもなるし、いいかなって思ってな。

 お前のために俺ができることって何だろうなって考えたわけだ!」


 現時点までの内容は納得できた。

 自分のこれからのことを、ボルターが自分以上に真剣に考えてくれてたことが素直に嬉しかった。

 すごく嬉しくて、また涙がにじみそうになった。だがまだ油断はできない。


「で、だ。毎日外で遊ぶのも限界がある。これから寒くなるし雪も降るしな。

 ちゃんとした専用の建物があれば、天候にも左右されず、いつでも子供らと遊べるわけだ。そこは外せないだろ?

 となると次の問題は外観だ。子供受けしつつ、母ちゃん連中も食いつくようなのがいい。

 つーことで、ちょっと気合の入った感じにする必要があるわけだ。

 さらにコンセプトだ。大暴れするようなやんちゃなガキから、大人しくって根暗で真面目なオタクっぽいガキまで、どんなガキのニーズも満たせた方が集客が期待できる。

 ざっくりとだが、遊びから学びまでトータルプロデュースするってのがメインコンセプトでな……」


 その後も何やら熱く説明を続けるボルター。

 それがこの紙にどうつながるのか、セリは全く先が読めなくなってきた。いや、読みたくなかったのかもしれない。


「……つまり、どういうこと?」


 セリの問いかけに、観念したのかボルターは口をつぐむと、ばんっとセリがビクつくほど大きな音を立てて手を合わせた。

 そして机に顔がつくほど頭を下げる。


「俺とお前の連帯債務でローン組んで施設投資しちまった!! 一緒に返済していこう!! だから頼む!! 借金の返済が終わるまで俺を捨てないでくれ!!」


「レンタイ、サイム? え? 借金? 返済ってどれくらい……?」


「一応大事をとって固定金利の35年で手堅く組んどいた!

 まあ、35年もかかんねえよ。順調に繰り上げ返済をコツコツやってけば20年もありゃ返せるさ!」


 爽やかすぎる笑顔でボルターが告白する。


「に……っ、20年!?」


 それって私もおばさんになってるし、ボルターなんかおっさんどころか……。


「お……っ、お金って言えば! ディマーズから私宛にお金が来てたハズ……っ!

 たしか、結構すごい額だったはず! それがあれば……!」


「わりい。その金、全部頭金(あたまきん)に使っちまった」


「はあぁぁぁっ!?」

 セリは気がつくとボルターの胸ぐらにつかみかかっていた。


「お、怒らないって言っただろ!?」

「怒らんでいられるかーーーーっ!!!!」


 ボルターがこんな状況にもかかわらず、通常の五割増しのキメ顔に変身すると胸ぐらをつかんでいるセリの両手を、自分の両手で優しく包み込んだ。

 そしてキメ声で甘くささやく。


「まあでもよかったよセリ。お前も俺と同じ気持ちで……。

 お前も俺と離れたくない。俺もお前と離れたくない。

 俺たち……相思相愛だな。末永く二人で仲良く借金返していこうぜ♡」


 あまつさえ、セリの両手に口づけまでする始末だ。


 ――この男、何も悪いと思ってない!!


「…………っ、……っこの! この最低最悪腐れ変態エロ……C14H11CL2NO2~~~~~!!!!」


 もう最後の方は頭に血が上りすぎて、セリはどんな暴言を吐いたか思い出せなくなっていた。



<第一部 完>



最後までお読みいただきありがとうございました。


続編・第2部は「精錬のウルカヌス」というタイトルにて完結済みです。

よかったらそちらへのご来訪もお待ちしています。


※2部完結しましたので、この続きに3部につながる番外編を用意しました。


※※第3部は11月中に投稿開始いたします。


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