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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

写し

作者: 雪宮紫月

このお話では少々不気味、不穏な描写があることがあります。苦手な方はご注意ください。また、何か嫌な感覚を覚えた場合直ぐに閲覧をやめることを推奨します。

最後にあとがきとして解説を上げています。他の解釈などがある場合は是非ともコメントなどお願いします。

とある地方に伝わる儀式。

昔は和紙にしていたらしいが写せるものであればなんでもいいらしく最近は写真のフィルムなどにしているらしい。

その儀式は人の死体を紙やフィルムなどに写すというもの。

この儀式の凄いところは今生きている人はもちろん過去に亡くなった人も写せるということだ。

俺はこの儀式を行い自分が幼い頃に亡くなった母親を写し出した。

フィルムにぼんやりと人影が写り始める。

その影は少しずつ広がっていきはっきりと見えるようになった。

頭部を強打したようだ。死因も後頭部強打が一番だったらしい。その次に胸に落ちてきた包丁だ。

倒れ込んだ母親の近くには包丁を握りしめた左手が写りこんでいる。川の字の縫い傷が特徴的だ。

父さんもこんな傷があったっけ?

「おい、たかし晩御飯だぞ」

下から父さんが呼んでる。

せっかくだから写真を見せてあげよう。

解説

とある儀式はその死体だけでなく周囲の状況がわかるものです。

そして、父さんも持ってる川の字の縫い傷。恐らく手の骨でも骨折したのでしょう。とても珍しい傷ですね。

それをお父さんに見せようとしているようです。

とある事件現場の二階からこの儀式に使用されたと思われる道具が滅茶苦茶に散乱していたらしいです。

事件の内容は一家心中。息子と父親の胸に刺傷があったとか。

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