8話 隣町に到着
《注意》
この小説はあらゆる民族・国家・戦争・宗教・主義・思想を陥れる意図はありません。
非難するような事があると思いますが、全てストーリーに関するものなので、広い心で見てくれたら幸いです。
この作品はキャラクターが多く登場するのと、社会系.軍事系の単語などの名前が出て来ますが、キャラ名は基本シンプルか覚えやすそうな名前にします。
社会.軍事の物は後書きで分からない人や、初心者向けに大まかな簡単説明をいたしますのでもうとっくに知っている人は見なくて構いません。
最後に、この小説は基本終わりがありません。思い付く限り書く感じなのでそこのとこよろしくお願いいたしますm(_ _)m
8話 隣町に到着
野営の朝、零地は皆(ヴァルダ除く)よりも早く起きてストレッチしたり、出発する準備を終わらせいた……
零地 「…後はテントぐらいだな。ダナトを起こすか」
テントに入り
零地 「おいダナト起きろ、男性班で起きてないのお前だけだぞ」
ダナト 「…え?……今起きる…」
零地 「支度したら女性班に起きてるか声をかけとけ…覗くじゃないぞ?」
ダナト 「しねーよ!」
零地にそう言われつつ、ダナトは女性班のテントの前まで行きよびかけると
ダナト 「お〜い…起きてるか〜…」
(テント越しに会話)
ランデス 「あ!ダナトさんおはようございます、あの…少し遅れそうで…」
ダナト 「え?」
ランデス 「エレーさんが中々起きなんいんです!なので零地さんには遅れるように言っといて下さい!」
ダナト 「…いつものか……」
そしてそのことを零地に言い
ダナト 「……というわけで遅れるとさ」
零地 「いつもの事なのか?」
ダナト 「らしい…マティナとランデスの話しいわく、寝相が悪くて中々起きないみたいでよ」
零地 「…エレーもそうゆう系だったか〜」
ダナト 「…そうゆう系って?」
零地 「あのな、女性って意外と長〜く寝て寝相が悪いんだよ」
ダナト 「えっ?そうなの?…なんで分かるだ?」
零地 「俺には妹(2人)がいてよ、自然と分かるんだよ」
ダナト 「そういうこと…」
エレー 「……おはよう…」
ダナト 「やっと起きたみたいだな…ってエレー…」
零地 「これはこれは…とんでもない格好で」
エレー 「やっどぉおきだっでなぁによぉ!…ちゃんどしでぇるんじない!…」←(寝ぼけ中)
マティナ 「エレー様!!そんな見た目で外に出ないで下さい!!こっちに来てください!!」
エレー 「わだちはだいじょんぶんよ…」←(寝ぼけ中)
零地 「マティナ!俺がそっちまでエレーを連れてく!…ほらエレー…テントに戻れ…」
エレー 「だがらだいじょぶんだから!…」←(まだ寝ぼけ中)
零地 「ハイハイ…」
数分後…
エレー 「零地さん本当ーーーにすみません!!私小さい頃からこうで!」
零地 「いいんだいいんだ、エレーのような奴はもうとっくに慣れっこだからな、それじゃあ行くぞ!」
エレーは自分の寝相の事で恥ずかしながも支度を終わらせ、車に乗り出発。出発して数時間後に隣町へと到着した
零地 「よ〜し到着、さぁ降りろ」
ダナト 「直接町で降りれないのがちょっと残念だよな〜」
マティナ 「文句言うな!!」
ダナト 「…すみません……」
町の中へ移動…
零地 「ふ〜ん…この町は特に目立ったもんは無いんだな、まぁまぁ大きいけど」
ランデス 「この町はベナウム王国の首都リ・バロからベルゼルへの貿易ルートで出来た3番目ぐらいの町なんです」
零地 「へ〜え…」
エレー 「あんまり目立たないけど色んな物が集まるんですよ」
零地 「そりゃ〜貿易町だからな」
すると突然木でできた台の上で兵士が大声で
兵士 「平民ども!!よ〜〜〜く聞け!!」
零地 「ん?何が始まったんだ?」
エレー 「何だろう?」
兵士 「この町の近くで盗賊団が出た!!しかも大人数でな!!もし誰かが捕まっても我々は何もしないからな!!覚えとけ!!」
零地 「……他人事みたいに言ってるな」
エレー 「仕方ないですよ…兵士ってあんなものですよ?自分が偉いとでも思ってるんですよきっと」
マティナ 「面倒臭いことはやらず、楽なことしかやらない兵士なんて誰も信頼しないからあんなこと言っても意味無いと思うが…」
ランデス 「なんで兵士って皆あんな感じなんでしょう?」
ダナト 「命令だからと言ってなんでもするしな」
ヴァルダ 「…」
零地 「ハハ……そうか………」
エレー 「(ん?……ハッ!!)」
マティナ 「(まずいこと)」
ランデス 「(言っちゃった…)」
ダナト 「(や…ヤバい……)」
エレー 「あっ!ごめんなさい!!別に零地さんの事を言ってるんじゃないんですよ!!…零地さんはとても私達が知ってるような兵士じゃないから!!(小声)ほら皆も早く言って!!」
マティナ 「えっ!?あの…その……すみません」
ランデス 「ご…ごめんなさい」
ダナト 「あ…あの……あの兵士はアルディア派の兵士じゃないから達が悪いんだ!だから…な?」
零地 「良いよ…気にすんな……」
エレー 「本当に…ごめんなさい…」
ランデス 「…確か零地さんって軍人じゃなくて…えーと……」
マティナ 「ジ…ジ……」
ダナト 「………なんだっけ?」
ヴァルダ 「……自衛隊…」
ランデス 「そうです!!ジエイタイ…なので全然違いますよ!!」
エレー 「そ!…そうですよ!ジエイタイってほら…えーと………自警団みたいで勇敢じゃないですか!」
ダナト 「…自警団もだいぶタチ悪いぞ?」
マティナ 「こら!!」
エレー 「とにかく少なくとも零地さんはああいう兵士とは全然違いますから!」
零地 「お…おう…」
エレー 「…けどすみません……」
零地 「別に気にするな。宿行くぞ」
凄く謝られた零地はもういいからと宿へ行き、今後の予定を話し合うことに
エレー 「とりあえず私達は町の西側に行く予定にしてます。零地さんは?」
零地 「俺はその反対側の東側に向かう、エレー達とは明日の朝でお別れだ」
エレー 「…そうですか……私達は1週間後にこの町を出ることにしてて…見送りは私達ですね…」
零地 「あぁそうだな……明日お別れだ。…なんか祝おう!暗いのは好きじゃないんでな!」
ダナト 「お?なら今夜飯食わせてくれよ!そこで騒ごうぜ!」
マティナ 「いや…そういう事じゃないと思うぞ?」
零地 「お!それ良いな!」
マティナ 「良いんだ…」
エレー 「零地さん…その……一緒にこの町を見て回りましょ!!少しお話がしたいですし!」
零地 「ん?別に良いぞ、いつ行くんだ?」
エレー 「今からです!!」
零地 「今から!?」
そう言われ零地は連れていかれ、残されたマティナ達は…
ランデス 「……エレーさん…なんか寂しそうでしたね…」
マティナ 「……エレー様…もしかして…」
ダナト 「…分かるのか?」
マティナ 「分からん…私は不器用な女だからな……けど何となくそうだと思っただけだ…」
ダナト 「そ…そうか…」
ヴァルダ 「…」
そして零地を連れて行ったエレーは市場で見て回ることにし、色々見ていた
エレー 「…あっ!零地さんあれ見てください!…小竜ですよ!可愛い〜!!」
零地 「へ〜え、ドラゴンってこういう所でも売られてんだな〜…(てかドラゴンが何故マーケットで売られてるんだ…)」
エレー 「値段は〜…桁外れに高い……あっ!そういえば、スライムの事忘れてた!!」
零地 「あっ!そうだったなー…ん〜……そうだな、もし次会ったら買ってやるよ!その時は小竜でも買えるようにしとく」
エレー 「それ、ぜーーーーったいに忘れないで下さいよ〜…あっ!あっちのも可愛い!!」
零地 「……フッ…すぐ見つけるな〜…おっ!なんだこれ?ちっちゃい触手…のような物か?」
零地が触手のような物を取ろうとした瞬間エレーが…
エレー 「待って零地さん!!」
零地 「えっ?どうした?」
エレー 「それ吸血触手ですよ!!」
零地 「…えっ!?ドゥハー!!……えっ?触手って血吸うの!?」
エレー 「それは特殊な触手ですから(笑)」
零地 「 ・ ・ ・ 他の所見るぞ…」
エレー 「はい!(笑)」
そして2人は町中を見て周り、数多くの店の商品を見ていると零地が花屋の前で足を止めた
零地 「おっ!?この花…」
エレー 「?…この花ですか?」
零地「あぁ…この世界にも合ったんだな……驚きだ……」
エレー 「…零地さんの世界にもあったんですか?」
零地 「あぁ…ここでも綺麗に咲くんだな〜」
エレー 「…確かに綺麗ですよね〜…なんか火のように明るく力強いって感じで」
零地 「…こっちの世界ではなんて名前なのかは分からんが、俺らの世界ではこの花は『カンナ』って言うんだ……」
エレー 「へ〜えカンナって言うんですか、可愛い名前ですね!」
零地 「…あぁそうだな…この世界にあるかどうか分からんが、俺らの世界では『花言葉』って言うのがあるんだ。そしてこのカンナにも当然あって花言葉は「情熱」「快活」「永遠」「妄想」と言うのがある、花言葉の由来の「情熱」「快活」は、カンナは真夏の日ざしに負けない強さと華やかな花姿に由来すると言われてて、「妄想」は、鮮やかで幻想的なその花色にちなむと言われているんだ……俺の1番好きな花だ…」
エレー 「…」
零地 「すまん、つい夢中になって話してしちまったよ!…引いたか?」
エレー 「あっ!いえ!違います!!零地さんって兵士…じゃなくて…えーと……そうゆうお仕事してる人だから興味が無いって思ってて…けど零地さんってお花が好きだったんですね!ビックリしました!」
零地 「えっ?いや花が好きかどうかって言われたらあんまりなんだけど……これだけは違う…」
エレー 「えっ?じゃあこの花だけが好きなんですか?」
零地 「あぁそうだ…俺にとってかけがえのない花なんだ……ほら次行くぞ!」
エレー 「かけがえの…って!零地さん待って下さーい!!」
そして町中を見て回った2人は暗くになってきた事もあり宿屋に戻ることにしたが、零地が買いたい物があるとエレーに伝えた
零地 「ちょっと待ってろ、買いたいのが合ったから少し待っててくれ!」
エレー 「良いですよ〜待ってますから」
零地 「すまんな…じゃ買ってくる」
エレー 「………やっぱり、零地さんと居ると楽しいな〜」
その時だった、エレーの背後から突然棒のような物で叩かれ、エレーは強く打たれた事により倒れてしまった
エレー 「ガハ!?……ウ………」
バタ……
数分後…
零地 「エレー遅れてすまん……あれ?どこ行った??エレーもなんか気になる物でも見つけたのか?少し待ってみるか…」
その後、零地はだいぶ待ってはみたものの一向にエレーは現れず、さすがに変だと異変に気づいた零地はすぐさま皆の所まで戻りエレーが居なくなった事を伝えるとマティナが暗い表情になり黙り込んだ
マティナ 「………」
零地 「すまん…俺が居たのにも関わらずこんな事に……」
ランデス 「…別に零地さんのせいじゃありませんよ!皆で手分けして探しましょう!」
ダナト 「そうだな!その方が早い!」
数時間後、町中を探し回ったがエレーは見つからず、遂には日は沈み夜になってしまった
零地 「いたか?」
ランデス 「いません…」
ダナト 「こっちも探したが…」
マティナ 「……エレー様…どこに行ったんですか…」
零地 「すれ違ってるのかもしれない、もう少し探してみよう!!」
ダナト 「んじゃ俺はあっちを……って!ヴァルダ!!お前どこ行ってたんだ!!今エレーが居なくなって皆で探してたんだぞ!」
少し遅れてヴァルダが羽を広げて空から降りてきて、皆の前で
ヴァルダ 「……森…」
ダナト 「えっ?なんて言った?」
零地 「森??…エレーは森に行ったのか!!」
ヴァルダ 「……森に…連れてかれた…………」
マティナ 「なに!?誰に連れてかれた!!」
ヴァルダ 「……盗賊…………」
マティナ 「!!!」
ランデス 「そういえばこの町の兵士さんがその事を言ってましたね…」
マティナ 「零地殿、エレー様を助けて下さい…お願いします…」
零地 「あぁ、エレーを置いて1人だけでこの町を出ることなんて出来るか!!まず作戦会議をしよう、無計画で行ったら俺らも大変な目にあう」
マティナ 「はい!」
ランデス 「分かりました!!」
ダナト 「おう!」
ヴァルダ 「…」
ベナウム王国海軍
『軍港街マーティア』の港
海兵① 「しっかし…上のお偉いさんは正気か?…北東平海になんて進行するなんて……」
海兵② 「議会の奴らはあそこがどんな所なのか知らないのか?」
海兵③ 「うちらの海軍司令達はどうしてあそこ(北東平海)に進行する事を承諾したのかが分からん…」
海兵④ 「…そういえばいつ出港するんだ?」
海兵⑤ 「結集しだいそく出港するらしい」
海兵⑥ 「それまで時間がかかるなー」
海兵④ 「じゃあそれまで街の女達と遊んでるか!!」
海兵① 「そうだな!よ〜し!!早速行こうか!!」
海兵全員 「やっふー!!」
ねぇねぇ後書きあると思った!!ねぇねぇ後書きあると思った!!残念!!今見てるこれや!!
(しょうもない事に付き合わせてしまって申し訳ありません!!)