7話 隣町への道中
《注意》
この小説はあらゆる民族・国家・戦争・宗教・主義・思想を陥れる意図はありません。
非難するような事があると思いますが、全てストーリーに関するものなので、広い心で見てくれたら幸いです。
この作品はキャラクターが多く登場するのと、社会系.軍事系の単語などの名前が出て来ますが、キャラ名は基本シンプルか覚えやすそうな名前にします。
社会.軍事の物は後書きで分からない人や、初心者向けに大まかな簡単説明をいたしますのでもうとっくに知っている人は見なくて構いません。
最後に、この小説は基本終わりがありません。思い付く限り書く感じなのでそこのとこよろしくお願いいたしますm(_ _)m
7話 隣町への道中
零地は数日間、要塞都市ベルゼルをエレー達に案内、調査した後ベルゼルを出て隣町へと向かい車を走らせていた…
零地 「…にしてもここら辺は畑なんだな〜、ベルゼルから結構離れたと思うんだけど…」
エレー 「…基本村だったら離れた位置にありますよ?」
零地 「それはそうだが…」
エレー 「それにここら辺の農村で作られている作物はほとんどベルゼルに運ばれてるんです」
零地 「へ〜、そういえばエレーって結構こうゆうのに詳しいけどなんでだ?」
エレー 「えっ!(ドキッ)…それは……」
零地 「おいちょっと待て!?」
エレー 「えっ?」
突然零地がびっくりした感じで前を見ており、エレーも前を見ると沢山の馬車が列を成しており、道が通れなくなっていた
零地 「おいおい待ってくれ、この世界なら渋滞にならなくて済むと思ったのによ〜」
ランデス 「……ジュウタイ?…」
エレー 「ちょっと見て来ます!」
そう言ったエレーは車を降りて、列の1番前へと行き、零地とマティナも慌てて追いかけた
エレー 「大丈夫ですか?何があったんですか?」
農民① 「ん?見ての通り橋の上で馬車が倒れちまったんだ。そのせいで道が通れなくなってる…どうしたものか〜……ん??お嬢ちゃんエルフかい?」
エレー 「えぇそうですが」
そして遅れて零地とマティナがやってきて
マティナ 「エレー様!勝手に行かないで下さい!!」
零地 「どうした?何があったんだ?」
エレー 「なんか橋の上で馬車が倒れたみたいで……」
農民① 「お嬢ちゃんエルフだろ?エルフなら特殊な魔法を使えるんじゃねーのか?」
エレー 「エルフだからっと言ってそんなのできませんよ」
零地 「……すみません、車軸は壊れてますか?」
農民① 「ん?壊れてないが?」
零地 「ならすぐに元に戻せますよ?」
農民① 「本当か!?」
エレー 「本当!…どうやって?」
零地 「クーガーにウィンチ…フックが着いている、それを馬車に付けて元の状態に戻すんだ」
エレー 「じゃあすぐそれをやりましょう」
零地 「了解した…と言いたいが無理だ…」
エレー 「どうして?」
零地 「他の馬車が邪魔でクーガーを前まで移動させれないんだ、やるには他の馬車を退けさせなきゃならない」
エレー 「じゃあ退けさせましょう!マティナも馬車を退かすのを手伝って」
マティナ 「分かりました…ダナト達はどうします?」
零地 「俺が伝えとく、先にやっといてくれ」
エレー 「はい!」
そしてエレーとマティナが馬車を退かす様に農民達に言い、そのおかげでクーガーJを前まで移動させる事ができ、倒れた馬車にフックをかけ全員に
零地 「全員離れてろ!危険だぞ!」
農民① 「なんだありゃ…あんなのでどうやって…」
エレー 「あれは凄いですよ!見てて下さいね!」
零地が運転するクーガーJはそのままゆっくりとバックさせ、倒れた馬車を元の状態に戻す事ができると農民達が
農民① 「す…凄い…」
農民② 「やったぞ!これでやっと橋を通れる!」
農民③ 「あの馬車みたいなのはなんだ?軽々と倒れた馬車を戻したぞ!」
農民① 「な…なぁ、何かお礼させてくれ、そうだな……ほら持ってけ、採れたての野菜だ!!」
農民② 「なら俺らは薬草をやるよ!」
農民③ 「それじゃあ俺は採れたての山菜を!」
零地 「いや別にお礼なんてしてもらわなくても…」
エレー 「あのお礼なんてしてもらわなくても…」
農民① 「いやこれは感謝の印だ!持って行ってくれ!」
零地とエレーは農民達の押しに負けて貰うことにし、エレー達は農民達と別れ出発した
エレー 「さようならー!」
ランデス 「またどこかでー!」
農民達 「またなー! じゃあなー! ありがとー!」
零地 「……エレーって似てるよな…」
エレー 「えっ?なんのことですか?」
零地 「いや!何でもない…気にすんな!」
エレー 「えー!何ですかそれ!!教えて下さいよ!」
ダナト 「なぁ零地さん、隣町には後どれぐらいで着くんだ?」
零地 「ん?このペースなら明日の夜には着くと思う」
ダナト 「やっぱはえーな!馬車なら3日ぐらいかかるぞ!」
エレー 「ちょっと無視しないでー!!」
マティナ 「…あまりエレー様をいじらないで下さい……」
そしてその夜、零地達は野営をすることにし、ちょっとした森の中に車を停め周りを確認した
零地 「おーし、ここら辺は川も近いし、ここをキャンプ地とする」
エレー 「じゃあダナトとヴァルダはまきを探して、私とマティナは水を汲んで来るから、ランデスは零地さんのお手伝いをして」
ダナト 「はーい」
ランデス 「は〜い」
マティナ 「分かりました」
ヴァルダ 「…」
そして全員班ごとに別れ、準備を始めた
テント配置班
零地 「それじゃあランデス、テントを貼るからこっち着てくれ」
ランデス 「あっ!はい!分かりました!」
零地 「ほらランデス、ちょっとこれ引っ張ってみろ」
ランデス 「えっ?は!…はい!!……えい!!うわわわわわわ!!(バタ)……な…何これ!!ひもを引っ張っただけなのにテントが出来た!!」
零地 「ハハ!!引っかかったな!驚いただろ〜」
ランデス 「零地さんこういうのやめて下さい!!」
零地 「すまんすまん、それじゃあ他のもやろう」
水汲み班
エレー 「零地さんのあの車凄いよね、たった1日でここまで移動出来るなんて!」
マティナ 「はい、しかもタダで乗せてくれるなんて感謝しないといけませんね」
エレー 「……零地さんとは隣町までか…ちょっと寂しいな〜」
マティナ 「エレー様……私達がどうして旅をしているのか忘れないで下さいね。あの人には迷惑掛けれません…」
エレー 「分かってる…」
まき集め班
ダナト 「ヴァルダ!!まきは見つかったか!?……ゴホォ!!」
突然ダナトの上から大量の木の枝が落ちてきて、ダナトはその下敷になりどうにか抜け出すとヴァルダが降りてきて
ダナト 「…イテテ……落とす時ぐらい返事しろよ!!」
ヴァルダ 「…言った……」
ダナト 「聞こえねーんだよ!!」
ヴァルダ 「……行くぞ…」
ダナト 「なんだよ…」
全員キャンプ地に集合
エレー 「ランデス戻ったよ!…あれ?零地さんは?」
ランデス 「あっ!エレーさん戻ってきたんですか、零地さんはなんか「御菜を取ってくる」って言って少し前に森の奥に行きましたけど」
エレー 「御菜?こんな森の中にそんなのあるの?」
マティナ 「(あっ!…察し)」
ダナト 「なんだ〜俺らが2番目か〜」
エレー 「残念でした〜」
零地 「お〜皆もう居たのか〜御菜取ってきたぞ〜、肉だ!」
エレー 「え?な〜んだ…御菜ってお肉の事だったんですね〜」
零地 「早速焼くか!」
零地が取ってきた肉を手早く焼き、夜ご飯の準備ができると早速食べる事にした
零地 「ちゃんとした材料があれば持っと良いのが作れたんだが…これで我慢してくれ」
そして皆が零地の作った料理を口に運び…
エレー 「美味し〜い!」
マティナ 「確かにこれは…いけるな」
ランデス 「美味しいです〜、少ない材料でこんなに美味しく出来るなんて!」
ダナト 「うめぇなこれ!どうやって作ったんだ?」
零地 「全部食べてから教えてやるよ!ほら食え!」
そして全員が間食し満腹になったとこでエレーがどんな材料を使ったかを聞くと
エレー 「それでなんの材料を使ったのか教えてくれますか?」
零地 「あぁ…蛇の肉だ」
エレー 「蛇の…ぶははは!!…今…蛇の肉って言いました!?」
零地 「あぁ…蛇の肉だと言ったさ」
エレー 「なんていうの食べさせてくれてるんですか!!ちょっと!皆もなんか言ってよ!!」
ダナト 「意外と美味しかったぞ!」
ランデス 「出されたらちゃんと食べないと食べ物に失礼ですよ!」
マティナ 「エレー様…すみませんが旅をするにはこれぐらい慣れとかないとなりません」
ヴァルダ 「……故郷では食べる…」
零地 「ちゃんと俺も食べただろ?」
エレー 「………私が間違ってるの?…」
食事を終え、皆は各自自由に物事をしており、森の中で…
(水汲み中)
マティナ 「おいしょ…」
ダナト 「わぁ!!」
マティナ 「ギャーー!!…おい!!ダナトそうゆう脅かすのやめろ!!」
ダナト 「すまんすまん(笑)、あのマティナ…ちょっと……話があるんだ」
マティナ 「ん?なんだ?」
マティナ 「実は俺…」
ランデス 「マティナさん!!ダナトさん!!ちょっとこっちで手伝って下さい!!」
マティナ 「分かった今行くからちょっと待ってろ!!……で?話はなんだ?」
ダナト 「いやその……何でもない!ランデスの手伝いに行くぞ!」
マティナ 「……どうしたんだランデス?」
ランデス 「ちょっとこれ動かなくて〜」
言語練習中… (翻訳魔法は切ってる)
エレー 「違う違うこうです。こんにちは、私は零地って言います」
零地 「コン…ハチハ…ワワシハレイジッテイカマス…」
エレー 「んー…もう少しゆっくり言ってみますからから続けて言ってみて下さい」
エレー 「こんにちは、私は零地って言います」
零地 「コン…ニチハ…、ワタ…シハ…レイジッテイイマス…」
エレー 「そうです!!もう1回言って見てください!」
言語勉強で多少盛り上がりつつ夜遅いので皆は寝る事にし、各自テントへと入り眠りに着いた
エレー 「…………ウ〜……ウ〜〜…ッハ!…良かった、夢だ…ん?まだ誰か起きてる?」
夜中に車の近くで話し声が聞こえ、エレーはそっとテントから除くと零地が黒くて四角い箱状の物に話しかけていた
零地 「………@@@@@@@、@@@@@@@@@…」
エレー 「…ん?零地さん?……なんて言ってるのかな?」
零地 「…@@@@@、@@@@@@@@@@?@@……」
エレー 「あの言葉…アルデール大陸語じゃない………そうだ!ランデスから翻訳魔法を教えて貰ってるんだった!これを使って…………よし…これで分かるはず」
零地 「………そうゆう事だ、今は隣町へと向かっている途中だ。そういえば、俺を迎えに来るのはいつだ?……そうか………分かった…了解した…以上…オーバー………さーて…寝るか…」
エレー 「……誰と話してたんだろ…あの小さな黒い箱みたいなのに話しかけてたように見えたけど…気にしないでおこ……フア〜〜〜…お休み……………」
エレーは結局零地が何を話していたのかは分からなかったが、気にしず寝ることにした。
そしてその日の昼間、ベナウム王国政府ではアルディアの事に関しての議会が開かれていた
議会議長 「……それで…アルディアの奴らを裏で手を引いてる国はどこか分かったのか?」
海兵① 「議長それが…アルディア海軍が…その………我々よりも数が多く奴らの海域に入ると船を沈められて偵察に出ることすら…」
議会議長 「黙れー!言い訳など聞きたくない!!そんなんで国王陛下に報告してみろ!!お前らだけじゃなくこの私までも死刑にされてしまうではないか!!何がなんでも調査しろー!!分かったか!?」
海兵① 「は…ハッ!」
すると兵士の1人が入ってきて
海兵② 「報告!北東平海周辺にて、謎の陸地が発見されました!偵察隊が上陸を試みようとしましたがアルディア海軍に見つかり引き返しました!その陸地は地図に載っていません!!」
議会議長 「なに、それは本当か!?なら将軍を呼べ!!その陸地をアルディア海軍が見張ってるとならば奴らを裏で手を引いてる奴らかもしれん!!この事態を打開する!!」
兵士 「ハッ!」
先に報告
皆さんに知って欲しい事があります、私よく誤射するんですけど誤射そのものに気づかない(何度か確認してる)ので申し訳ございません。
あとたまに前の作品を修正したりしますのでご了承ください。
最後に、『小説家になろう』の機能が良く理解出来ていないのでもしかしたら誤射修正報告など出来ていないかもしれません…本当に申し訳ございません。
(…つい謝っちゃうくせが!……)
説明
『北東平海』とは日本がある海域でこの北東平海は、地図の位置的は北の方の海で波が比較的に穏やかだが、ここに入ると良く霧が濃くなり羅針盤が狂い方向進路が分からなくなる、数々の船乗りはここで行方不明となったことで船乗り達は死のゾーンとしてここを近よならい。