5話 要塞都市ベルゼル
《注意》
この小説はあらゆる民族・国家・戦争・宗教・主義・思想を陥れる意図はありません。
非難するような事があると思いますが、全てストーリーに関するものなので、広い心で見てくれたら幸いです。
この作品はキャラクターが多く登場するのと、社会系.軍事系の単語などの名前が出て来ますが、キャラ名は基本シンプルか覚えやすそうな名前にします。
社会.軍事の物は後書きで分からない人や、初心者向けに大まかな簡単説明をいたしますのでもうとっくに知っている人は見なくて構いません。
最後に、この小説は基本終わりがありません。思い付く限り書く感じなのでそこのとこよろしくお願いいたしますm(_ _)m
出来れば自己紹介・設定紹介を見た方が分かると思いますが、ネタバレになりますので嫌な人は見なくて構いません。
5話 『要塞都市ベルゼル』
零地は森の調査中に助けたエレー.マティナ.ランデス.ダナト.ヴァルダ達を車に乗せ、目的地である『要塞都市ベルゼル』へと向かって車を走らせていた…
(車内での会話)
エレー「この馬車…じゃなくて、えーと…」
零地「車な」
エレー「そう!クルマ! 普通の馬車なんかより乗り心地がすごく良い!」
ダナト「しかもはえーーーー!!」
マティナ「こんな乗り物があるなんて…世界は広いもんだな」
ランデス「これどうやって動いてるんですか?」
ヴァルダ「…」(外を見てる)
零地「おい! 喋るのは良いが、ヴァルダみたいに座ってろ! 危険だ!」
エレー「はーい…」
ランデス「はーい…」
ダナト「ほーい…」
マティナ「すみません…」
ダナト 「…あのさぁ、この上の少し空いた空間はなんだ?」
零地 「ん?機銃の事か?」
ダナト 「き…キジュウ?…」
零地 「お?、着いたんじゃないのか?」
エレー 「早くない?!」
マティナ 「は…早い…」
ランデス 「凄い…」
零地 「んじゃこいつは(クーガーJ)ここに隠して街に入るぞ」
ダナト 「えっ?置いて行くのか?」
零地 「当然だろ、住民を怖がらせたらどうするんだ?それに怪しまれて兵士にでも捕まっちまったら色々面倒だろ?」
ダナト 「それは…そうだな」
零地 「ほら行くぞ〜!」(少しワクワクしてる)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
紹介 『要塞都市ベルゼル』
主な産業は農業・鉄鋼業・商業
全人口 12万人
民間人の人口 4万人
軍人の数 8万人
この街の1番の特徴は地下約140m下に巨大な空間があり、採掘場・地下都市になっている。そうゆうのがあり約4週間立てこもれるように設計されたベナウム王国の主要都市だが、ハーランド将軍率いるアルディア軍のクーデターにより兵士が減りさらに攻撃などを受け街も指揮もボロボロである
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ベルゼル内ギルド受付場
受付人「達成を確認。こちらが報酬金です」
エレー「ありがとうございます。えーと…32…」
ダナト「もうちょっと高くても良いのにな〜」
マティナ「文句言わない! ありがたいと思え!」
ダナト「すんません…」
ランデス「どうします?今回の報酬を何に使うんですか?」
エレー「零地さんのおかげで達成しましたし、何か奢りましょう」
零地「おっ? 良いのか?」
エレー「お礼です。遠慮しなくて良いですよ」
零地「ならお言葉に甘えて」
そしてお店でご飯を食べ、その後はベルゼルのあちこちを紹介してもらい、ベルゼルの一番の見所地下都市へと案内してもらった
零地「へ〜え、地下だと思って狭苦しいと思ってたけど意外と大空間だったのか」
エレー「私も初めて見た時凄く驚きました!」
零地「これはこれで幻想的だな〜。…ん?」
零地は紫色の禍々しい池を見つけエレー達に尋ねる
零地「なんだあれ? やけにしい禍々しい池だな」
エレー「あ〜、あれに近ずくのやめておいたほうが良いですよ?」
ダナト「あれ魔人の血って言われてんだ」
ランデス「触らなければ安全ですけど、ちょっとでも触れたらそこから腐敗していっちゃうんですよ!」
マティナ「だから誰も近ずかないんです」
エレー「だから零地さんも近ずk…」
エレーが警告しようした時にはもう遅く、零地はガラス瓶に魔人の血と呼ばれる液体をすくっており、それを見たエレー達は驚愕
ダナト「あっ!!」
ランデス「ちょ!!」
マティナ「ええ!!」
エレー「ちょっと何してるんですか零地さん!?」
零地「ん? いやお国の方々から出来るだけこの世界も物を回収しろって言われてるんだ。だからこのビンに入れて持ち帰るんだよ」
エレー「いやいやいや!! 私達の話し聞いてました?! 触ったらそこから…!」
零地「腐るんだろ? 触らなければ大丈夫だろ?」
エレー「…零地さん、人から心配されたことありますか?」
零地「たまにされるな…(泣)。特に五感がバグってるってよ…」トホホ…
魔人の血を掬う
零地「…ほら取ったぞ。どうだ?」(魔人の血を近ずける)
ランデス「あぁぁぁ!?!」
ダナト「どはァァァァ!?!」
マティナ「ぎゃあああ!?!」
エレー「やめて下さい!?! それを私達にそれを近ずけないで下さい!!?」
零地「ハハハ! 良い反応をしてくれるな〜」(笑)
一同「…」(#^ω^)ピキ
・ ・ ・《スリー》
零地「やめろやめろやめろ!?!? 謝る!!! 謝るから離してくれ!!!」(手を抑えられ魔人の血に入れられかけている)
エレー「零地さん? 世の中やって良いこととやってはいけないことがあって教えられませんでしたか??」(怒)
零地「すまんかったからやめろ!! マジでシャレにならねぇぞ!!!? やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
その後許してもらった
零地「はぁ…はぁ…マジでシャレにならねぇって…」(疲)
エレー「自業自得です」
マティナ「罰です」
ランデス「やられて仕方ありません」
ダナト「やられて当然」
零地「(まだリンチ受けてるなぁ…)」(汗)
マティナ「ニホン人は無神経か命知らずなのですか…??」
ダナト「意外と好戦的なのかもしれない」
零地「(それは侍じゃ…!)」
そしてその後、エレー達にベルゼル内を案内してもらい、夜になったため宿に戻り、その日を越した。
次の日…
零地「おはよう。皆なにしてるんだ?」
エレー「おはようございます! 次の依頼はなにを受けるか話し合ってた所です」
零地「依頼を??」
エレー「はい! 再挑戦です!」
零地「…つまり失敗して逃げてきたんだな…?」(汗)
エレー「うっ…」
ダナト「それ言わないで…」
零地「ハハハ…それとそれが終わった後はなにを?」
エレー「その後は数日後に次の街に移動するつもりです」
零地「なるほどな。…なぁ昨日寝る前に考えたんだが、俺もギルド?で活動できるか??」
エレー「えっ? 興味湧きました??」
零地「興味…っていうか情報収集しやすそうだったからな」
エレー「そっち目的でしたか…(汗)。じゃあ皆、零地さんを連れていくから待ってて」
マティナ「分かりました」
ダナト「ほーい」
ランデス「行ってらっしゃーい!」
そしてギルド場へと連れて行ってもらい、登録を終わらせ、来た時とは違う道を歩きながら話して宿に向かう
零地「ギルド登録って意外とすぐ終わるんだな」
エレー「えぇ誰でもなれるようになっているんです。けどそのせいで時々変な人達もいるんですけどね」(笑)
零地「けど数時間かかるより全然良い。日本の役所にも見習って欲しいぐらいだわ」
エレー「ハハハ…(汗)。…あーー!!」
零地「どうした!?」
零地はびっくりしてエレーの方を見ると、エレーは店で売られている商品にキラキラした目で
エレー「このスライム可愛いーーーー!!」
零地「驚かせるなよ…」
エレー「ごめんなさい。けど可愛いですよね? 1匹欲しいですけどお金がないんよねぇ〜」
零地「…なんなら今度買ってやろうか?」
エレー「えっ! 本当ですか!?」
零地「あぁいつになるかは分からんがな」
エレー「それじゃその時まで待ってますよ!」
零地「期待されち待ったな〜(笑)。 ほら早く戻るぞ、皆が暇してるだろうし」
エレー 「そうですね! マティナに怒られちゃいますし!」
そしてすぐ宿に戻り、皆のいる食堂へ行くと案の定マティナがキレ気味で
マティナ「どこで道草くってたんですか!!? 心配したんですよ?!!」(怒)
エレー「ご…ごめん…」
ランデス「まぁマティナさん落ち着いて下さい。無事に戻って来たんですし、それに零地さんが一緒なら安全ですよね?」
マティナ「それは…そうだが…」
零地「なんという期待感…」(汗)
ランデス「それより依頼ですよ! 早くご飯を食べて終わらせましょう!」
ダナト「そうだよ、早く終わらそ!」
エレー「それが良い!」
零地「皆やるのか? んじゃ手伝うか〜」
全員朝食を取り、再挑戦として再び依頼を受けに行くのであった…
そしてその頃、日本の国会では憲法九条改正案で大きく揉めていた…
(野党)
日本人民党員「総理!! なぜ憲法九条を改正する必要があるのですか?! 総理は戦争を望んでいらっしゃるのですか?!!」
山本総理「良いですか? 今この世界には我が国を守ってきたアメリカがいないのです!! いなくなったのであれば我々は我々自信で自分達を守らなくてはならないのですよ?!。 ですので今回自衛隊を正式に国防軍として認める憲法九条改正案が必要なのです!!」
(野党)
国家連集員 「在日米軍がいるじゃないか!! 彼らに任せれば良いんだ!!」
山本総理「何を言っているのですか!? 彼らは祖国を失ったんですよ?! そして今は在日米軍から我々に助けを求められているです!。なので我々がやらないといけないのですよ!!」
(野党)
国民自由の党員「我々日本国の軍事力で他国を侵略する気じゃないんですか?!!」
山本総理「侵略する気なんて待ったくもってありません!! これは日本国生存の為の改正案なのですよ?!。 確かに現地の調査の為に派遣準備はしていますが、侵略ではありません!!」
(野党)
日本人民党員「外交の話し合いで解決すればよろしいじゃないですか!!」
山本総理「考えてみて下さい?! 前の地球では外交で完全に解決してましたか?! 出来なかったでしょう!! それなのにこの乱戦した世界でそれが通用しますか?!」
(野党)
国家連集員「そう言って嘘だったらどうするんですか!! その時にあなたは責任を持てるんですか!?」
山本総理「もちろん覚悟があって言っているのです!!」
(与党)
日本産業党大臣「皆さん!! ここは争ってる場合ではありません!!。 確かに野党の皆様がそう思うのも無理はありませんが、現実を見てください!! 資源も入らずこの世界がどんな世界なのか分からない!。国民は常に安心できる情報や行動を求めてきているのです!。 あなた方はそれを知って発言しているのですか? 分かりもせず勝手に決めつけないで下さい!! そして今まで守ってくれる米国もいないなら、自分の身は自分で守らないといけません!! 何か会ったら私達が責任を取ります!! なので分かって下さい!!」
(野党)
国家連集員「し…しかし、我が国は平和を守り通さなければならないのですよ!?」
(与党)
日本産業党大臣「敵軍が攻めてきたら同じ事を言えますか?!」
(野党)
国家連集員「それは…」
与党
日本産業党大臣「では憲法九条改正案の内容を…」
山本総理「神正防衛大臣…」(小声)
神正防衛大臣「それでは憲法九条改正案の内容を話します…
『日本国は防衛目的の為の軍事組織・防衛組織の保有を認める』
『日本国は個別的自衛権を守らなくてはならない』
『降伏させた国は正当な理由が無ければ併合・傀儡・占領を禁ずる』
『同盟国が攻撃・占領・侵略・宣戦布告を受けた場合、同盟国からの要請があれば戦いへの参加を認める』
『日本国への軍事的な領土・領海・領空内に入ったらそれを宣戦布告とする』
『日本国は戦争違反(戦争犯罪)をけして侵しす事は認めない』
『非核化三原則を守り抜くこと』
そして最後に…
『核兵器やそれ同等に匹敵する物を持つ国がある場合、武力行使に及んでも構わない』
…以下この条例で改正致します」
日本改革党員「これに意見や異議はありますか?」
(野党)
日本人民党員「待って下さい!! 最後にあった『核兵器やそれ同等に匹敵する物を持つ国がある場合、武力行使に及んでも構わない』とありますがそれは他の内容全てを否定する物ではありませんか!?」
神正防衛大臣「そうかも知れません…しかし、我々日本はこの世界の先端に立たなければなりません。その為に我々は地球のような姿にしてはならない義務があります!!」
(小声)
山本総理「…おい、終わらせろ」
日本改革党員「はい…」
日本改革党員「…ではそうゆう事です。これで憲法九条改正案は終了いたします!!」
無理矢理ではあるが憲法九条改正案は可決し、これでついに自衛隊は日本の国防軍として正式に決まった。これは日本防衛だけではなく、零地達の活動も更にやりやすくするメリットでもあった。しかし日本はこの憲法で後々苦しい選択をせばまれる事をこの時の日本や総理達、零地達は知る由もなかった…
憲法内容とかを変えるとか大変だなこれ…
『併合』とはB国がA国の領土の一部になることで、戦争や話し合いや国民投票(国民が自分の国の将来を自分達で決めること)などがある。
『傀儡』とは誰か・どこかのゆうことを聞くあやつり人形のこと。
『戦争違反(戦争犯罪)』とは大まかに、
1.民間人への攻撃をしてはいけない
2.その国の文化・国宝などを破壊・奪ってはいけない
3.捕まえた捕虜を裁判無しで殺してはいけない
などである
『軍事的実効支配』とはちゃんとした話し合いをせず、領土などを軍事的に奪うことである。
現在の日本の場合、北方領土.サハリン州.竹島などである。