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異世界列強日本国  作者: ゼロミックス
フェールゲルグ帝国編
46/53

34.5話 在日米軍の行く道は…

言った通りすぐに出しましたw


今回は短めですm(_ _)m

零地が現地再調査をしていた頃、日本と共にやって来てしまっていた在日米軍とその最高司令官シュラード中将は決断する日が来たと陸.海.空.海兵隊(海兵隊はシュラード中将の管轄下)の司令官を招集していた……


シュラード中将「…(みな)、集まってもらったのは他でもない。私が以前話した事を実践する時が来た」


マイケル陸軍少将「…やはりやるのですか?」


ハリス海軍少将「我々アメリカ軍を存続させるにはこの方しか方法はない…」


パーカー空軍少将「他の選択肢もあるが…この方法の方が現実的かつ平和的だ」


そこへ同じく招集された陸軍大佐が


陸軍大佐「しかし、アメリカ大使館やCIAはこれに猛反発しており、もし少しでも行動するのであれば我々も行動に移る…っと」


シュラード中将「…奴らは何も分かっていない。逆に大使館やCIAの提案は非人道的で悲惨過ぎる。…我々アメリカ軍はその様な提案は決して受け入れられず、もしやるなら我々アメリカ軍が相手をしてやると伝えろ」


陸軍大佐「…はい中将」


マイケル陸軍少将「しかし…部下達は理解してくれるのでしょうか?」


パーカー空軍少将「それだ、それが1番の問題だ」


ハリス海軍少将「理解してもらえないのであればCIA側に付く可能性があります」


シュラード中将「…私自ら部下達に説明しよう。各駐屯地に繋げ、すぐにやる」


マイケル陸軍少将「了解」

ハリス海軍少将「了解」

パーカー空軍少将「了解」


そしてその数日後、シュラード中将は沖縄米軍基地内の屋外にて各駐屯地に繋ぐカメラや部下達の前で演説を始めようとし、米兵達は隊列で待ちどんな演説が始まるか後ろ向きな噂をしていた


米兵「……一体何なんだ? 俺達を突然集めて…?」


米兵「さぁな。米軍解散とかかもな?」


米兵「可能性はあるな」


米兵「家族も居ない。友も居ない。次は職を失うのか…」


米兵「CIAがやろうとしている作戦に賛成する話かもしれない」

米兵「俺そんな事したくないぞ…?」


米兵達が後ろ向きな噂を言っている中、1人だけ冷静にいる米兵がいた。その米兵の名前は『マイルズ・ウィーカー』、アメリカ海兵隊の少佐である


マイルズ「…」


そしてシュラード中将が米兵達の前に歩いてきてマイクの前に立ち、1度敬礼をしてマイクに向かって


シュラード中将「今ここにいるアメリカ兵、そして各駐屯地にいるアメリカ兵諸君らに告ぐ。今諸君らが非常に心苦しんでいるであろう。愛する家族、友、故郷はこの世界に無い。確かにそうだ…」


シュラード中将の演説を静かに聞く全アメリカ兵達。各駐屯地の米兵達はテレビに集まり、テレビが見れなかったり隊列にいない者は無線機で静か聞いて見ている


シュラード中将「しかし、どんな所に居ようと、どんな地獄のはてだろうと、決して君達の変わらないものがある。それは自由を愛し、平和を愛し、我々がアメリカ軍人である事の誇りを…君達は持っている!」


マイルズ「…」


シュラード中将「そして今、君達に残されたのはこの日本だ! 今の我々に残された故郷はこの日本だけだ! 我々アメリカ軍は日本国の一員として、日本国を守り日本国と共に戦おう!」


米兵達「っ!?」


これを聞いた米兵達は互いに顔を見合せ、ざわめき始めた


シュラード中将「…少し、考える時間を与える」


米兵達は小声で


米兵「おいおい、日本の為にって…!」


米兵「日本なんかの為に戦ってどーする?」


米兵「日本兵になれって事なのか…?」


米兵「俺らはアメリカ兵だ! 日本兵じゃない!」


米兵「けどこの世界にアメリカ合衆国は無い!」


米兵「そうだ!日本と共に生きるしかない!」


米兵「馬鹿言え! 俺らはアメリカの為に入隊したんだぞ!」


すると1人の米兵が


米兵「確かに俺達は日本を守る為にここに配属された!! けどな?、こうなる何て誰が想定した?! してないだろ? そこまでして日本何かを守って戦おうとする気何てない!! 」


この米兵に賛同し、同じ様に反対する米兵達が現れる始める


米兵「そうだ! 俺らは日本兵でも日本人でもない!!」


米兵「日本の為に死ぬ何て真っ平御免だ!!」


米兵達の反対の声が広がり、シュラード中将は言葉を失う


シュラード中将「…」


マイケル陸軍少将「やはり…ダメみたいですね」


シュラード中将「…その様だな」


米兵達のこの反対の中、アルデール大陸のとある地にて、洞窟で裸で丸く寝ており、7種類の色に光る神を持った女性が眠りから覚める


??「………怒り…憎しみ…苦しみ…恐怖……悲しみ……呼んでいる」


7種類の色の髪を持つ女性が洞窟から出て、近くの大きな岩の上に立つ。すると大きく口を開け綺麗な声を3回出した


??「(( ↓ ))〜〜(( ⤴︎ ))〜〜(( ⤴︎ ⤴︎ ))〜〜」


そして米軍の方へ戻り、反対側の米兵達が増えていた


米兵「俺らと日本は違う!!」


米兵「日本為に死ぬぐらいなら、CIAの考えの方がマシだ!!」


米兵「俺らは日本なんかの為に戦わんぞ!!」


マイルズ「…」


マイルズは何も言わず、シュラード中将と目が合う


シュラード中将「…」


マイルズ「…」


すると突如、スピーカーや無線機やテレビなど音をだす機器が通信不良や砂嵐を起こし、更に慌ただしくなりシュラード中将の部下がやって来て


部下「中将!! ハッキングを受けています! テレビ、回線、通話、携帯、無線などのあらゆる通信機器が使用不可能に…!」


シュラード中将「なに!?」


っとその時だった、音をだす機器が一斉に止み静かになると、その全機器から音が入り込んできた。それは段々と大きくなってくる


シュラード中将「なんだ…!?」


ハリス海軍少将「これは…?」


パーカー空軍少将「これは…歌か?」


全機器から聞こえて来たもの、それは『歌』だった。その歌はアメリカ人なら誰もが知っている『|Amazing Grace《(アメイジング・グレイス)》』であり、今まで聞いた事もない程美しく、綺麗で、心に響く女性の歌声であった


??「Amazing grace!(how sweet the sound)

That saved a wretch like me!」


先程まで騒がしかった場が静まりかえり、その歌声に全員が耳をすます


米兵「こ、これは…?」


米兵「歌…だよな?」


米兵「あ、あぁ…」


シュラード中将「何が起こってる…?」


部下「分かりません」


何が起きているのか分からずにいると、米兵達の目から涙が流れ始め、本人達は泣いている事に気付かずにいたが段々と自分が泣いている事に気付き始め…


米兵「俺…何で泣いてるんだ?」


米兵「俺もだ…」


米兵「俺も…」


マイルズ「…」(周りを見ている)


そして歌が終わると通信不良が全て直り、全ての機器が復活する。すると今まで黙っていたマイルズが前に出て


マイルズ「皆聞いてくれ! …良いか? 日本は俺らに残された最後の故郷だ。確かにアメリカではないが、俺達の知っている唯一の世界だ!」


米兵達「…」


マイルズ「アメリカ軍はどこに行こうとアメリカ軍だ! 中東だろうとアフリカだろうとアジアであろうと、例え異世界であろうと、俺達は最強で鉄壁の心を持っているアメリカ兵士だ!」


米兵達「…」


シュラード中将「…」

マイケル陸軍少将「…」

ハリス海軍少将「…」

パーカー空軍少将「…」


米兵達が顔を見合せ、長く感じる無音の数十秒、すると1人の米兵が


米兵「……そう…だよな。俺らは日本兵じゃない、アメリカ兵だ。そして俺らは在日アメリカ軍だ!だから日本と共に戦おう!」


それに続き、1人、2人、3人と賛成の声が増えていき、やがて基地内全体から賛成の声が上がっいき、別の駐屯地からも賛成の声が上がっていった。

この逆転かのような状況に1番驚いていたのはシュラード中将であった


シュラード中将「まさか…こんなことが…」(唖然)


その時、シュラード中将に向かって険しい表情で歩いてくるアメリカ大使がやって来て、シュラード中将に


アメリカ大使「おい中将!! 貴様は何を仕出かしてくれたと思っているんだ!?」


シュラード中将「…アメリカ軍全体の統制をとっただけです」


アメリカ大使「ふざけた事を言うな! 中将…君は分かっていない…! アメリカ合衆国政府が無いのなら今のアメリカ臨時政府はアメリカ大使館にある! そしてこの私が現時点での臨時大統領だ!! 君は大統領命令を無視した事になるんだぞ!!」((いか)ってる)


シュラード中将「…貴方様が臨時大統領?」


アメリカ大使「そうだそれ以外あるか?! それに日本との協力は無い!! 日本は我々アメリカの物となる!! …シュラード君、君は命令違反だ解任する。軍法会議が君を待っている」


シュラード中将「…」


すると米兵達が一斉にアメリカ大使へ罵声を浴びせ始めた


米兵「馬鹿な事を言うな!! お前の言うこと何か聞きたくない!!」


米兵「大使だからといって調子乗るな!!」


米兵「てめぇのケツに長靴をぶち込んでやろうか?!」


米兵「CIAの犬に何かなってたまるか!!」


米兵「俺らは日本と共に戦う!!」


アメリカ大使「なっ…!」


まさか米兵達から反対されるとは思ってもいなかったアメリカ大使は驚きを隠せず、うろたえているとシュラード中将が


シュラード中将「……どうやら、私を辞めさせるには出来なさそうですな」


アメリカ大使「なに!? これは命令だ!直ちに…!」


シュラード中将「我々在日アメリカ軍がアメリカ合衆国です。貴女方ではございません。もし反対するのであればこの在日アメリカ軍が貴方様を襲います。直ちにお引取りを…」


アメリカ大使「ッ!…これはクーデターだぞ?」


シュラード中将「分かってます。日本国との平和為のクーデターです」


アメリカ大使「グッ…」


アメリカ大使は何かを言いたげそうだったが、向きを変えて米軍基地から立ち去って行った。

その後、シュラード中将はアメリカ大使館やCIAなどに遅れを取らない為に日本政府などに連絡を入れ直接対話したりして連携する事で一致。異世界の調査に米兵も参加する事が決定する。そしてその現地調査に志願した者達がシュラード中将の前に集められた。その中にはマイルズの姿も…


シュラード中将「…志願してくれた君達に礼を言う。…だが、すぐに準備しろ、調査隊は不足していると聞いている。行け」


米兵達「ハッ」


米兵達が部屋を出て行くが、マイルズだけは残りシュラード中将に


マイルズ「中将…話が」


シュラード中将「…何だ?」


マイルズ「私を零地の所の調査隊に入れてもらえる様に手配してもませんか?」


シュラード中将「……レイジ? レイジってあの日本の英雄で今は調査隊にいる…?」


マイルズ「そうです。零地とは学生時代からの仲です。自分が行けばアメリカ軍との連携や仲介もスムーズにできます」


シュラード中将「…なるほど。ではそうするよう手配しよう」


マイルズ「ありがとうございます」


敬礼し、マイルズは準備に取り掛かる。

そしてシュラード中将はマイケル陸軍少将、ハリス海軍少将、パーカー空軍少将の3人を呼び、あの通信不良と歌について話し合っていた


ハリス海軍少将「それにしてもあれは何だったんだろうな?」


パーカー空軍少将「あの歌を聞いた兵達が一斉に賛成派になるなんて…」


マイケル陸軍少将「しかも反対派が1人もいない」


シュラード中将「我々アメリカ軍の機器をたやすくハッキングした。それに一切バレず…」


マイケル陸軍少将「こんな事が出来るのは中国、北朝鮮、ロシアしかいません」


ハリス海軍少将「日本国内に大勢います。きっとその中にハッキングをした者が…!」


パーカー空軍少将「ならあの歌は何だ? あれも中国や北朝鮮やロシアだと言うのか? これはきっとこの異世界の者がやったんだ!」


マイケル陸軍少将「その言い方だと、この世界に電波を使う程の文明があるってことになるぞ!」


シュラード中将「まぁ待て。確かにハッキングは受けたがこの手口は中国、北朝鮮、ロシアではない。…そのうち分かる」


マイケル陸軍少将「そのうちですか…」

ハリス海軍少将「…」

パーカー空軍少将「…」


今回の出来事で在日米軍は日本国との協力を通じ、異世界への調査.派遣.軍事的.政治的を共に行う事で一致した。

日本は世界最強と恐れられた米軍を実質上戦力化出来た事から今後の異世界調査は更に効率的なり、もしもの自体でも対応出来る事になった。

そしてもう1つ、日本と在日米軍はあの謎のハッキング事件を調べる事にもなったのだ…







今回、普段より文章がちょっと雑になりました。米軍編って意外と難しいな…

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