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異世界列強日本国  作者: ゼロミックス
ユーラナンス自由王国編
42/53

32話 ゾルラード島からの使者

今回は日本大使が2人出て来ますが、別人です。ご注意を。





«SNS・ネットユーザーの声»


ユーザー 「もうこっち(異世界)に来てから2ヶ月ぐらい経ったけど、エネルギー問題はいつなおるの?」

ユーザー 「↑食料は安定したし、すぐに戻るんじゃない?」


ユーザー 「改革党は戦争をした。やっぱり帝国主義への改革だ。改革党死ね!」

ユーザー 「↑アルディアは領海内にあったんだから結局は戦争が起きてた」


ユーザー 「沿岸部に住んでるんだけど、魚人と会った!しかも女性でめっっっっっっっっ…ちゃ美人で露出度がエグかった!(マジ可愛えかった)」

ユーザー 「えっ!?マジで!!」

ユーザー 「羨ましーい!」

ユーザー 「やっぱ異世界最高ー!!」


ユーザー 「良いぞ日本!異世界で無双するんだ!そして日本の力を拡大するんだ!」

ユーザー 「ネトウヨ軍国主義者で草wwwwww」


ユーザー 「日本が異世界に来ちゃったのってあの夢の女性だったりする?」




『 ユーザー 「日本(政府)は何をやってんだ!早く異世界にきた理由を調べろ!」 』




ベナウム王国降伏から約1ヶ月、日本政府は国内だけではなく外交にもちからを入れ始め、『小国同盟連合』の加盟国と、アルディアム・ベルナーム王国の隣国『イフレット王国』と関係を良くし、順調に国交を結ぶ段階へと来ていた。そんな順調に進んでいた時に、在ユーラナンス自由王国日本大使館に大アレバジア帝国の使者が出向いていた……



大アレバジア帝国使者 「現在ニホン国は偉大なる我が大アレバジア帝国の領海内にあり、軍事通行を認めておらず、領土.領海を主張する事を許されていない。ニホン国は我が財産である領海内で勝手に(・・・)戦争を起こし、陛下の許可もなし(・・・・・・・・)に領土を得た。本来であれば大アレバジア帝国軍が諸君らを沈めなければなりませんが、偉大なる陛下(・・・・・・)は諸君らに自治領になるのであれば全てを許します(・・・・・・・)。…では正しいご判断を期待しております」


一方的に話を終わらされると大アレバジア帝国使者は大使館から出て行き、日本大使は頭を抱え


日本大使 「は〜…まさかこの世界でも領土問題を抱える事になるとは…」


男性秘書 「日本には領土問題を抱える呪いでもかけられてるのですかね?」


日本大使 「…とりあえず総理へ報告だ」


そして大使館から外務省経由ですぐに総理にその事が伝えられ、異世界の地でも領土問題を抱えた事に山本総理は…


山本総理 「 ・ ・ ・ 」


竹春外務大臣 「総…理、思ってもいなかった国と領土問題になるのは、仕方ない??と思います…」


山本総理 「………竹春君」


竹春外務大臣 「…はい?」


すると山本総理が凄まじい形相で


山本総理 「調子に乗ってんじゃねぇぞゴルゥア!?〇〇〇〇(ピーーー!!)して△△△△△(バンバンバンバン!!)されてぇのか!!あ゛っ!?……っとでも送ってやりなさい…」


竹春外務大臣 「(総理が口に出してはいけない用語を…)」


数秒沈黙になると山本総理はハッ!っと我に戻って


山本総理 「…無理に反論はするな。警戒するのみにしろ」


竹春外務大臣 「分かりました。…それと総理、もう1つ問題が発生したのですがよろしいでしょうか?」


もう1つの問題と聞いて山本総理は1回ため息をつき


山本総理 「続けて来たか…今度はなんだ?野党か?国民か?外国か?」


竹春外務大臣 「アレバジアと同様外国です」


山本総理 「また領土問題か?」


竹春外務大臣 「いえ、領土問題などではなくてですね…」


山本総理 「…なんだ?」


竹春外務大臣 「それが…、旧ベナウム王国ゾルラード島ディバダ自治領?の使者と名乗る者が魔導船で現れまして、現在航空自衛隊が沖縄の那覇基地で対応しています。総理の指示があれば追い返す事が出来ますが、どう致しましょう?」


山本総理 「う〜ん…。講和会議で旧ベナウムに自治領があるって書いてあったか?」


竹春外務大臣 「いえ、書いてありませんでした。何かの手違いだった可能性がありますね」


山本総理 「ならすぐにハーランド将軍に確認を取れ。確認した後は彼らの対応をしてくれるか?」


竹春外務大臣 「分かりました。任せて下さい」


山本総理 「では頼んだ」


竹春外務大臣 「・・・あっ後、ディバダ自治領の使者から得たゾルラード島とディバダ自治領の情報が書かれた資料です。細かい事はお読み下さい。では…」


竹春外務大臣が山本総理に資料を渡すと部屋を出て行き、山本総理はその資料に目を通した


山本総理 「どれどれ、どんな事が書かれているのかな…?」




『ゾルラード島』

日本から真東に位置し、日本よりも少し大きいサイズの島国。ゾルラード島は本島の『サーヴィ島』、本島の西側にある『マラティア島』、南部の海域に位置する『ムグラ群島』、南部の東側に位置する『ユーラグ島』、マラティア島の周辺にある『ダール多島海』の計4つで構成されている。

北部は富士山よりも標高が高く寒い。南部は熱帯で小さいジャングルなどもある。

各大陸同士の中間地点に位置する事から、他大陸の文化や種族.人種.民族.宗教.文化.言語などが存在し、定着している。


『ディバダ自治領』

ゾルラード島中部に位置する旧ベナウム王国の自治領。日本が現れる少し前まではゾルラード島の本島、サーヴィ島西側中部地域とマラティア島の自治を任されていたが、今やその力はなく、1部地域のみしか統治.管理をしている。


『西ハルサルド半島朝自治領』

ゾルラード島北端部に位置しす旧ベナウム王国の自治領。ディバダ自治領同様、サーヴィ島北部地域の自治を任されていたが、北部地域の自治も1部地域のみになっている。


『プデス自治領』

ゾルラード島東側中部に位置する旧ベナウム王国の自治領。東側中部から南部の自治を任されていたが、他の2つと同様に殆どの地域が独立、この機会に自分達も独立しようとしている。




そして外務省から在アルディアム・ベルナーウム日本大使館へ確認の連絡が行き、帰ってきた返事は「内戦で忙しくて忘れていた」っと言う返事であり、これに日本政府は手違い(・・・)として扱う事に下が、これを深刻な自体として日本政府はすぐに行動を開始。数週間足らずで旧ベナウム王国の各自治領政府と正式な取り決めが東京で始まった


(旧ベナウム王国降伏を説明した後)

外務省職員 「…っと言う事でありまして、アルディアムが西ベナウムを奪還し、我々日本国がアルディアムの代わりに東ベナウムの管理を任されております」


『ディバダ自治領統領』

ドグル大臣 「それは使者から聞いた。ベナウム王国をたったの1週間で降伏させたようじゃないか」


『西ハルサルド半島朝自治領』

メイル女公(じょこう) 「我々は忘れられてましたが…」


『プデス自治領』

ウグブス侯爵(こうしゃく) 「逆にそれが独立の機会なのにな…」


ドグル大臣 「ウグブス侯爵(こうしゃく)、何度も話し合っただろ?我々には独立して自身で国を動かす事など出来んと…」


ウグブス侯爵(こうしゃく) 「フン!…」(イライラ)


竹春外務大臣 「…あの、よろしいでしょうか?」


ドグル大臣 「すまない、続けてくれ」


竹春外務大臣 「ぇ〜…我々日本国はあなた方の独立を支援し、協力関係を…」


竹春外務大臣から「独立」の言葉が出てきてドグル大臣焦り、その場に立って…


ドグル大臣 「おい待ってくれ!今の私達の話を聞いていなかったのか!?我々には独立する知識も力もないんですぞ!」


竹春外務大臣 「なので、我々が協力を…」


そしてドグル大臣は竹春外務大臣に縋り付く様な勢いで


ドグル大臣 「我々に独立は無理だ!無茶やわがままを言うが、我がゾルラード島の管理をおまかせ願いたい!」


ゾルラード島の管理。それは日本国がディバダ、西ハルサルド、プデスの宗主国になって欲しいと言っている様なもの。しかし日本国はこれ以上管理する国が増えると色々と厄介な為、あまり聞きたくない言葉であった


竹春外務大臣 「それは…」


すると竹春外務大臣はスっと顔を張り詰め、強めに


竹春外務大臣 「失礼な事を言いますが、我々があなた方を管理して()を得るんです?」


ドグル大臣 「そ…それは…」


竹春外務大臣 「我々日本国にとってなんの利益があるのか、ちゃんと考えておられるのですか?」


ドグル大臣 「…」


竹春外務大臣 「あなた方は自分の利益しか考えておりません。我々日本国は便利屋じゃないんですよ」


ドグル大臣 「…」


その場の空気が異様に重くなり、沈黙が数分間続くと、突然ドアを開き、山本総理が入ってきて椅子に座り、ドグル大臣達を見て…


山本総理 「話は聞きましたよ。我々日本国の自治領になりたいと?」


ドグル大臣 「直球で言えば…そうなります…」


すると山本総理が迷いなく


山本総理 「分かりました。良いでしょう」


この山本総理の発言に、竹春外務大臣とドグル大臣などが驚き、竹春外務大臣が山本総理に


竹春外務大臣 「総理!そんな簡単に決めていいものじゃありませんよ!」


山本総理「それがな、竹春君が渡してくれた資料の後に個人的に部下に調べさせたんだが、調べて分かったのはゾルラード島は食糧生産や天然資源が豊富だと書かれていたんだ」


竹春外務大臣 「えっ!?」


山本総理 「それも今の日本を完全に潤す事ができる程の量がな」


竹春外務大臣 「な…なぜ私にその事を…」


山本総理 「気まぐれだよ。…さて、話が脱線してしまいましたが、ドグル大臣と申し上げましたな?我々日本国はゾルラード島の将来的な独立を目指し、我々が面倒を見ましょう。独立は基盤ができてからで」


ドグル大臣 「…」(開いた口が塞がらない)

メイル女公(じょこう) 「…」(唖然)

ウグブス侯爵(こうしゃく) 「…」(イライラしている)


そしてその後、日本とディバダ自治領.西ハルサルド半島朝自治領.プデス自治領との間で条約が締結され、これら3つの自治領は日本国の自治領として編入されると、野党勢力から反対の声ではなく、ゾルラード島へ民間人の立ち入りを認めろっと言う声が上がっており、山本総理はゾルラード島の安全と統一が果たされれば可能性がある事を示唆し、国内からは期待の声が上がり、期待されるのだった…




ネットのその後の反応…


ユーザー 「う〜ん…。日本は領土拡張をして世界の平和と秩序を維持するべきだろうか…?。それとも国内に引きこもって中立を保つべきだろうか…?」

ユーザー 「後者に決まってるだろ?」

ユーザー 「前者の方は完全軍国主義者」

ユーザー 「前者のは軍国主義者の考えじゃないよ。アメリカだって普通に他国に攻めてるし」

ユーザー 「普通に考えて後者だろ?頭おかしいのかよおめぇ?w」


ユーザー 「そうじゃなくて、よ〜く考えてみ? 日本が領土拡張すれば多種多様の種族とたくさん会えたりする事が出来る。国内に引きこもれば戦争とかしなくてすむけど、その分多種多様の種族と会えなくなる。…それでどっちが良いかって考えてた」


ユーザー 「あっ!…」

ユーザー 「あ〜…」

ユーザー 「確かに…」

ユーザー 「・・・迷いどころだな!」

ユーザー 「難しい選択を…」


ユーザー 「俺は領土拡大に賛成」

ユーザー 「同じく」

ユーザー 「自分も」

ユーザー 「賛成」

ユーザー「ケモ耳娘に会えるんならなんだって賛成」


ユーザー 「全員領土拡張する事を軽く見てるの草」







ゾルラード島は後々(のちのち)出そうと思っています。

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