31話 戦後のその後 (ゆったり?編)
今回から注意書きはやめました。元からあったみたいだね………気づかなかった……(´・ω・`)ショボーンヌ
それと投稿遅れてすみませんでした。色々勉強(小説以外も含め沢山)勉強していたので遅れました。
|ョω・`)ユルシテ…
《日本国内》
前回の戦闘から約1ヶ月程が経ち、日本国内では異世界移転時に起こった巨大地震で被害を受けていた地域の殆どが復興し、政治.経済.国民の混乱が安定しだすと日本政府は環境省に魔法と人間外種の研究と調査を追加し任せる事にしたのと、日本国を盟主に国家安全保障.平和維持.経済成長.貿易管理.自由保証.平等を目的とする新たな機関『国際共存連盟圏』を設立。ユーラナンス自由王国.アレレスト諸島自治領連合.アルディアム・ベルナーム王国が加盟した。これはアルデール大陸の国々へ大きく取り上げられ、日本は一大勢力として見られる様になる事になる。
《ユーラナンス国内》
ユーラナンスでは王女の到着と同時に国内の領主達が集まり、法.税.軍.統治権.政体.経済政策の新たな取り決めについて議会が開かれ、その議会で(法.税.軍はめんどくさいので省きます)ユーラナンスの統治権は自由度が高い地方分権.連邦制へとなり、議会も自由度の高い二院制へ。経済政策は日本の様な資本経済.市場経済ではなく、ツェールド大帝国発祥の『重農商経済』が導入さる事に決定する。
そしてユーラナンス国内の1部領土が独立を宣言し、北部に小さい沿岸国家『アレルニア海岸小王国』が建国され、日本.ユーラナンスはこの独立を認め承認、国際共存連盟圏に加盟し独立を果たす。
それからユーラナンスは旧ベナウム王国が使用していた沢山の鉱山や採石場や砂利採取場を再び利用し、鉱山から取れる天然の鉄鉱石.銀鉱石.亜鉛.ボーキサイト鉱石、砕石.砂利を日本へ売り出し資金を得ると大規模な農業政策を開始、日本からの農業.建築関係だけの技術.指導を受けたった1ヶ月でありながらもユーラナンスは経済成長の波に乗り、日本が想定していた以上に凄まじい勢いで発展し、これからも急激な成長が続くと日本から期待されている。
ユーラナンスは経済だけではなく、すぐに軍が設立され、SAT.機動隊と交代し治安維持に当たり、SAT.機動隊は日本へ帰還し、自衛隊は未だ戦争状態にあるフェールゲルグ帝国の脅威がある為現地にそのまま残り、ユーラナンス王立軍.騎士団と共に対処する事に。その影響もあってかユーラナンス国内に点在する旧国軍(再建派軍閥.復刻派革命軍閥)が他国へ逃げ、治安が一気に回復。
国境周辺では自衛隊.王立軍.騎士団とフェールゲルグ帝国軍が小競り合いの戦闘がある物の、啀み合いの状態で大きな戦闘は発生せず、一触即発状態で治まる。
《零地達の方》
そして零地達は旧国軍との戦いに勝ち輸送ヘリで拠点へ帰還したが、拠点で零地は指揮官に呼び出され戦闘中に勝手な事をしたと『二尉』から『三尉』へと降格させられ、一定期間銃を取り上げられた。降格させられた理由は1人で竜を撃退した事でエレー達を助けに行った事ではなかった。
そして零地は勝手な行動をした罰として次の任務が入るまでは武装禁止(防弾チョッキ.ヘルメットなどは除く).免停(特別な)命令を出されたのと、現役復帰前は開拓業に務めていたと言うことで農業改革中のユーラナンスを手助けする命令も出され、零地はモバンダやエレー達(ヴァルダを除く)、他の小隊と一緒にユーラナンス中をあちこち行くようになっており、今日もまた現地へと出向いていた……
(車内)
エレー 「…平和になりましたね〜」
ランデス 「ですね〜」
マティナ 「エレー様は気楽で良いですね」
ダナト 「気楽で良いじゃ〜ん」
モバンダ陸曹 「ダナトの言う通りだな」
零地 「これでもまだ戦争中だからな?」(フェールゲルグ&その他もろもろと)
ランデス 「戦争中の割には平和ですよね?」
一同心の中 「(正論…)」
零地 「そ…そんで?、次はどこの農民を助けに行くんだ?」
小隊長 「次はクート高原の農村から「ダムの1部が壊れて水が流れて来ない」っと言った事が起きて、ダムの修復を…らしい」
零地 「結構致命傷だな」
エレー 「次はダムですか?ダム関係ってだいぶ危険じゃぁ…」
零地 「危険な事は全て自衛隊がやるんだよ」
小隊長 「私達は国内でも国外でも便利屋ですからね〜」
エレー 「危機感…もういいや」(呆れ)
ダナト 「まだ戦闘より良いでしょ」
マティナ 「気をつけて作業すればの話だ」
ランデス 「…また今回も私任せですか?」
零地 「あぁ、頼んだぞ」
ランデス 「…お姉ちゃんが居たら早く終わるのにな〜」
零地 「我慢してくれ。何せレミアは『大』が付く程の魔術師だろ?魔法を何一つ分からない日本からしてみれば大魔術師何て超重要人物だ」
エレー 「魔法を広めていると考えて我慢しようよ」
ランデス 「うぅ〜、だってお姉ちゃんが居ない分こき使われるもん!」
零地 「それは………何も言い返せないな(笑)」
エレー 「ちょっとの間だけだから我慢して?」
マティナ 「私達よりも協力な魔法が使えるんだ。仕方がないだろ?」
ランデス 「うぅ…」
零地 「ま…まぁ、魔法でどうにかなる所はやってもらうよ」
ランデス 「は〜い…」
ダナト 「…おっ?あれじゃない?」
零地 「ん?…到着か?」
小隊長 「到着…だ。ここであってる」
零地 「さ〜て、準備でもするか」
壊れたダムの修理を頼んできた村に到着し、車を降りて村の村長が居る建物まで行きノックして呼び出すと、40代後半辺りの村長が出てきて
村長 「おおお!お待ちしていました!ニホン隊の方々で…?」
(小声)
零地 「代わりに相手してくれ」
(小声)
小隊長 「私がか?」
(小声)
零地 「もう同じ事を何度もやってる」
(小声)
小隊長 「分かりましたよ…」
村長 「………間違いで?」
小隊長 「いえあってます。ダムを修復しに来ました」
村長 「ああ良かったです!ダムまで案内します!ささ、どうぞ!」
(周りの声)
村人(人間) 「ほら見ろ、ベナウム王国を降伏させたニホン隊だ」
村人(獣人) 「すげぇ、約束通りに来てくれた!」
村人(人間) 「立派な人達だな〜。背はシャキっとしてるし、清潔だしカッコイイしな〜」
村人(人間) 「何より優しくて頼りになる人達だ」
村人(獣人) 「軍人だとは思えねぇな〜」
村娘(獣人) 「ねぇ見て!ニホン隊よ!」
村娘(獣人) 「凄い!初めて見た!」
村娘(人間) 「噂通り素敵な人達〜!」
村娘(獣人) 「ニホン人の男性は紳士が多いらしいよ!」
村娘(人間) 「それにルールをちゃんと守るし、皆思いやりらしいし!」
村娘(人間) 「それにそれに!、働き者で団体行動に優れているんだって!」
村娘(人間) 「ええ!!それ本当!?」
村娘(獣人) 「理想の塊!」
村娘(獣人) 「村の男とこの国の軍人兵士なんかを選ぶよりニホン隊の人やニホン人を選んだ方が絶対に良い!」
(零地達の方に戻り)
エレー 「……本当にどこ行っても人気ですね〜」
ダナト 「モテモテ」
小隊長 「男としたら最高」
零地 「人気がある方が情報が手に入りやすいからありがたいな」
マティナ 「…それよりも村長について行くべきでは?」
零地 「だな。気にしず行こう」
ダムまで移動し到着すると早速零地は破損状態を確認し、エレー達や隊員達とすぐに修復作業を開始した。
零地達がダム修復をしている頃、ユーラナンス港町レイラムの港で停泊中の護衛型多目的艦かつらぎでは、レミアとヴァルダが防衛省職員(自衛官).外務省職員.環境省職員に質問攻め(主にレミアが)にあっていた
環境省職員 「…と言う事はミリンカさんは全ての魔法を使えるのですね?」
大魔術師レミア 「全部と言う訳じゃないけど、アルデール大陸で使われてる魔法の殆どは使えるよ」
自衛官 「街(町)での聞き込みだと他の人が使う魔法よりも非常に強力で真似出来ない程の魔法を使えると伺いました。ミリンカさんの魔法は我々の使う軽装甲機動車の装甲を貫通する事は出来ますか?」
大魔術師レミア 「それはさすがにやってみないと分からないね〜。ひっくりがえす事なら出来ると思うけど」
外務省職員 「レミアさんはアルデール大陸の国々に行ったことがあるのですか?」
大魔術師レミア 「少しは行ったね〜」
環境省職員 「魔法を使う側の人は、何かしら人体に影響が出たりするのですか?」
大魔術師レミア 「それはその場の状況か無茶しなければ大丈夫。あとある条件が揃わなければだけど」
自衛官 「魔法で肉体強化が出来るとも聞きましたが、身体に害を及ぼしたりするのですか?」
大魔術師レミア 「粉(麻薬)なんかじゃないんだから影響はないよ」
外務省職員 「レミアさんはアルデール大陸内の国々で優遇されていると聞きましたが、外交の立ち会いに出向いたことはあるのですか?」
大魔術師レミア 「それは2回ぐらい?」
環境省職員 「大気中には魔素が漂っているらしいですが、どのような粒子なのですか?」
大魔術師レミア 「はぁー(疲れてる)…ごめんだけど私達も詳しくは分かってない。分かってるのは魔法を使おうとしても狂わされて使えなかったり、自然を生み出して汚染を浄化するのと人工物を急速に腐らせる事ぐらい…か?」
自衛官 「……少し休みますか?」
大魔術師レミア 「少し休憩する」
自衛官 「なら後にしましょう」
外務省職員 「ではヴァルd…」
大魔術師レミア 「あっ!彼喋んないと思うぞ?」
外務省職員 「そう聞いていますが…こちらも情報を得ないと…」
レミアはヴァルダを見る
ヴァルダ 「…」
喋る様子がないのを見て頭を抱える
大魔術師レミア 「はぁ〜…結局休めないか〜…」
外務省職員 「………無茶させて申し訳ありません」
大魔術師レミア 「いや、ダーガ族を相手にするなら仕方ない」
外務省職員 「……それであの、彼はファーグロレイ第一連邦の次期指導者と伺ったのですが…」
大魔術師レミア 「厳密に言うと次期指導者『候補』だよ」
外務省職員 「候補?と言う事は他にも候補者がいるのですか?」
大魔術師レミア 「いるよ。彼のような戦士が複数人、アルデール大陸中で修行をしてる」
外務省職員 「修行?…ですか。なんの為に?」
大魔術師レミア 「そりゃあファーグロレイ(第二.第三連邦も含め)は戦士の国だし、若くて1番強い戦士にならないと指導者になれないし」
外務省職員 「なるほど…」(メモってる)
自衛官 「その連邦(第一.第二.第三)の戦士達はどれ程の強さなのですか?彼は我々の想像を遥かに超える強さでしたが…」
大魔術師レミア 「戦士全員が異常って言える程強い。候補者達はそれはもう桁外れ。例えようがない程…」
自衛官 「な…なるほど…」
環境省職員 「連邦(第一.第二.第三)の自然は奇妙だと聞きますが、どう奇妙なのですか?」
大魔術師レミア 「えっとね〜、例えば木々やそこに生息している動物達が凄くデカかったりとかかな〜?」
環境省職員 「なるほどなるほど…」
大魔術師レミア 「あとはね〜…」
その後も全く喋らないヴァルダに変わり、レミアが話し続ける事に…
護衛型多目的艦かつらぎと同じく港町レイラムで停泊中の護衛艦ひゅうがでは、旧ベナウム王国から鹵獲した小型魔導船(6人乗り)を2隻のうち1隻を分解し、研究されていた
技術者① 「凄い…こんな古い仕組みでこれ程の力を出せるなんて…」
技術者② 「浮遊石?っと言うのですか?何とも不思議な鉱石ですね」
技術者③ 「37m級(エンベロープ(ガス袋)の全長)の魔導船でも戦車(74式戦車)を吊り下げて飛べるとは…凄すぎる……」
魔導船と技術者達を少し離れた所から見ていた龍馬と黒太は…
龍馬 「………あの魔導船、BT-42(第二次大戦時のフィンランド軍の戦車名)みたいに兵器転用してくれないかな〜?」
黒太 「46隻(鹵獲数)有るし、可能性はあるよな」
龍馬 「小型なのに戦車(74式戦車)を軽々しく吊り下げて飛んだんだ。新たな補給方法になるだろ?」
黒太 「けど俺ら(日本)には魔導船の造船技術はないぞ?、ライセンス生産しようにもそもそも魔法に関して全く無茶だしな」
龍馬 「…魔導船を作ってもらってそれを改装すれば良いんじゃね?」
黒太 「それは…まぁ…うん。それが1番早いな」
龍馬 「……あっ!けどそんな事したら防衛予算が更に削られる…」
黒太 「…調査隊の俺らは関係ないんじゃないか?」
龍馬 「確かに」(笑)
そしてその頃ダムの修復作業を終わらせた零地達は村に感謝されたあと新王都アンバラ(ユーラナンス首都)に戻っていた
(車内)
エレー 「意外とすぐに終わりましたね」
零地 「たった1箇所を修理するだけだったからな」
モバンダ陸曹 「早く終わった方が良いじゃん。前みてぇに4日かかって直すなんて俺はやだぞ?」
零地 「そりゃあそうだな」(笑)
そんな話をしていると、乗っている車両が突然減速、窓の外を見ると大量で多種多様の難民.迫害を受けた者.脱走した奴隷などが道を埋めつくし、新王都アンバラに向かってゆっくりと歩いている
運転手 「またですよ。今度は数十万人いると思います」
零地 「ここ1ヶ月で(約)260万人か。大陸中から来てるんだろうな」
エレー 「本当に何度見ても凄いですね。皆さん仕事や生活する為に来ているんですよね?」
モバンダ陸曹 「そりゃあそうだ。俺らの国が奴隷制や貴族制がないって知られたら来るだろ?」
マティナ 「それに自由制度がありますし」
ダナト 「追い返される事もないし…」
(無線)
小隊長 「各隊員に継ぐ、車両を降り民間人に道を開けてもらうようにしろ。なお発砲は禁ず」
モバンダ陸曹 「・・・だとよ零地」
零地 「んじゃ、行くか。エレー達は車内にいろ」
エレー 「はーい」
隊員達が車を降り民間人をどかしながらゆっくりと前進、、新王都アンバラにある駐屯地に到着したのは夜の19時に到着。これでその日を終えた。
この数え切れない難民.迫害者.元奴隷達はアルデール東大陸全体から自由.平等.生活.仕事を求め逃げて来た人達であり、ユーラナンス.日本共通の問題となっている。ユーラナンス政府はとっくに受け入れを初めていて、日本政府は準備が出来次第即受けいれという事にしてあるが、それはかなり後とされる…
…そしてアルデール北大陸の大帝国、大アレバジア帝国では、日本がアルデール大陸の統一を狙っているのではないか、大アレバジア帝国にとって計り知れない程に脅かされるのではないかと言う不安が議員の間で広がっており、議長はその不安を取り除くため皇帝『ゲルバル・ド・ソンゾバス・イクリート・セディナル』にある提案を出していた…
議長 「陛下、ニホンが本格的に拡大してきており、中小国がニホンへ関係を持とうとし、脱アレバジア.脱フェールゲルグを掲げております。いくら島国とはいえ甘く見すぎていたのではないかと…?」
ゲルバル皇帝 「…であれば、ニホンの弱みを表に出せばよい。外交.市場.軍事.脅しをやればどの様な大国だろうと弱さを出す。それをニホンにやれば良いのだ」
議長 「なるほど…では陛下に命令され次第、私がやらせてもらいます」
ゲルバル皇帝 「そうか…。では任せた」
議長 「ハッ…」
次も投稿遅れそう…( ̄▽ ̄;)
リアルが忙しいんじゃ〜(;´Д`)ハァ…