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異世界列強日本国  作者: ゼロミックス
ユーラナンス自由王国編
40/53

30.5話 航空自衛隊の番長 『穹の暴君』

今回もですが確認や修正をしていないので誤射や変な文章があると思います。(本当に仕事と車の試験がヤバい)



《注意》


この小説はあらゆる民族・国家・戦争・宗教・主義・思想を陥れる意図はありません。

非難するような事があると思いますが、全てストーリーに関するものなので、広い心で見てくれたら幸いです。


この小説は皆様の協力の元成り立っております。小説作りはまだニワカですが、これからも見て頂けると幸いです。





今回はクソ長回です! 気をつけて!!


30話での戦闘中、投石器(とうせきき)で壁(門)が壊される前、空中戦.地上支援をしていたヴァルダは一切負傷せず敵の矢を交わしながら戦っており、弓矢を連続で放ってバダバタと薙ぎ倒していた


ヴァルダ 「…」

(連続で弓矢を放つ音)

ドゥシュシュシュン!!!


旧国軍 「ゴフゥ!!」

旧国軍 「グファ!!」

旧国軍 「ア゛ア゛!!」


ヴァルダ 「…」

(連続で弓矢を放つ音)

ドゥシュドゥシュドゥシュン!!!


旧国軍 「ギャー!!」

旧国軍 「ドファー!!」

旧国軍 「ウ゛ア゛ア゛!!」


旧国軍指揮官 「あの鳥野郎を撃ち落とせ!!」


(弓矢を放つ音)

ドゥシュン!!!

ドゥシュン!!!

ドゥシュン!!!

ドゥシュン!!!


空から矢を放ってるヴァルダに向けて旧国軍弓兵が撃ち落とそうと矢を放つが、ヴァルダの飛ぶ速度が早く1発の矢も当たらなく全く撃ち落とせない


旧国軍弓兵 「なんだあの動きは!?」

旧国軍弓兵 「全く当たらないぞ!!」


旧国軍指揮官 「何グダグダやってる!?たかが1匹の羽人じゃないか!!早く撃ち落とせ!!」


そして旧国軍弓兵達が一斉に弓矢を放つ


(一斉に弓矢を放っている)

ドゥシュン!!!

ドゥシュン!!!

ドゥシュン!!!

ドゥシュン!!!

ドゥシュン!!!

ドゥシュン!!!

ドゥシュン!!!

ドゥシュン!!!


一斉に弓矢をヴァルダに向け放ったがやはり当らず、逆にヴァルダの弓矢で旧国軍兵士が殺られていく状態だった。そしてヴァルダが飛びながら戦っていると、零地達の反対側の正門が旧国軍の攻撃により乗り上げてきており、自衛隊.SAT.衛兵と旧国軍が入れ乱れいた


(切りつけようとしている)

旧国軍 「うぉおおおおおおおおおおお!!」


隊員 「来るなー!!」

(銃撃音)

ダン!!!ダン!!!ダン!!!


旧国軍 「ぐあああああああああああ!!」


SAT 「登って来るんじゃねー!!」

(銃撃音)

ドゥルルルルルルルルルルルル!!!


旧国軍 「グハッ!!」

旧国軍 「ガァア!!」


入れ乱れている所にヴァルダが援護を初め、高速で弓矢を放つ


ヴァルダ 「…」

(連続で弓矢を放つ音)

ドゥシュドゥシュドゥシュドゥシュン!!!


旧国軍 「グァァァァ!!」

旧国軍 「ウッ!!……」

旧国軍 「ガバッ!!……」

旧国軍 「ギャアアアア!!」


旧国軍指揮官 「グゥ…弓が無理なら奴は無視しろ!数で押せ!!」


ヴァルダ 「…」


旧国軍の勢いは収まらず大量になだれ込み、更に入れ乱れた。

旧国軍がなだれ込んでいる中、後の方で指示を出したり必死で本部と連絡を取ろうとしてたりと三等陸佐(連隊長)や隊員が頑張っていた


(無線)

三等陸佐(連隊長) 「敵が多くて人手を回して欲しい?何言ってる!!こっちは敵が乗り上げて来ているんだ!!人手が欲しいのはこっちだ!!」


(本部へ無線)

隊員 「本部!!こちら民間救助編成隊、現在旧国軍から猛攻撃を受け負傷者多数!!増援を願います!!」


(無線)

三等陸佐(連隊長) 「お前達の方はすぐ様展開し攻撃だ!!」


(本部へ無線)

隊員 「本部!!こちら民間救助編成隊、現在旧国軍から猛攻撃を受け負傷者多数!!増援を願います!!………」


隊員 「三佐!!やはり繋がりません!!」


三等陸佐(連隊長) 「やはりか…もう何回かやってみろ!!」


(無線)

隊員 「本部!!こちら民間救助編成隊、現在旧国軍から猛攻撃を受け……」


この光景を空から見ていたヴァルダは、何かを考えると三等陸佐(連隊長)の所へと降り立ち、目の前に立ち…


ヴァルダ 「…」


三等陸佐(連隊長) 「…なんだ!?何か言いたいなら早く言え!!」


ヴァルダ 「……無線を…」


三等陸佐(連隊長) 「なに!?」(よく聞こえなかった)


ヴァルダ 「……無線機をお借り願いたい…」


三等陸佐(連隊長) 「無線機を!?ダメだ、貸すことは出来ない!!」


ヴァルダ 「……お借り願いたい…」


三等陸佐(連隊長) 「だから無理だと…!!」


ヴァルダ 「…」(無言の圧)


三等陸佐(連隊長) 「…」


ヴァルダ 「…」(無言の圧)


三等陸佐(連隊長) 「………ア゛ア゛〜分かった分かった、おい!!無線機を貸してやれ!!」


隊員 「えぇ!!?本気ですか!?」


三等陸佐(連隊長) 「良いから野通(やつう)の方を渡せ!!何か考えがありそうだ!」


隊員 「わ…分かりました…」


隊員が車両から別の無線機(野外通信システム)を出し、ヴァルダに渡し背負わせ使い方を教えようとすると羽を広げて一気に飛んでいってしまった


隊員 「おい!!使い方を……」


三等陸佐(連隊長) 「使い方はとっくに知っているんだろ?お前はそのまま続行!!」


隊員 「はい!………(零地二尉が教えたのか…?)」


無線機器を持ったヴァルダは一直線上に物凄い勢いで飛んで行き、高度1000m、3000m、5000m、そして高度7000mに達するとその場で止まり無線機のスピーカーを手に取ると、まるで昔からいじってたかの様子で始めた


(無線)

ヴァルダ 「…ワレ、ヴァルダ・ナラ・リア、現在旧国軍ト交戦、猛攻ガ激シク増援、航空支援ヲ願ウ……」


(無線)(受診出来ていない)

「ザァァァァァァ……」


(無線)

ヴァルダ 「…ワレ、ヴァルダ・ナラ・リア、現在旧国軍ト交戦、猛攻ガ激シク増援、航空支援ヲ願ウ……」


(無線)(受診出来ていない)

「ザァァァァァァ……」


ヴァルダ 「…」


繋がらないと分かるとヴァルダは目をつぶるとすぐにパッと目を開けた。するとヴァルダの目がブルーサファイアとエメラルドグリーンが混ざった様な目へとなっており、腕を伸ばして『何か』を摘み、それを無線機器の電波を受信する所へくっ着ける様な事をするとまたスピーカーで呼びかける


(無線)

ヴァルダ 「…ワレ、ヴァルダ・ナラ・リア、現在旧国軍ト交戦、猛攻ガ激シク増援、航空支援ヲ願ウ……」


(無線)

「ザァァ………こち…本…………信が悪…………もう一度お願い………」


(無線)

ヴァルダ 「…ワレ、ヴァルダ・ナラ・リア、現在旧国軍ト交戦、猛攻ガ激シク増援、航空支援ヲ願ウ……」


(無線)

本部の隊員 「……了解、えぇ…ヴァル…ダ?と言ったか?どうやって無線を…」


(無線)

ヴァルダ 「……増援ヲコウ…」


(無線)

本部の隊員 「増援をって…近くに他の隊員は居ないか?」


(無線)

ヴァルダ 「……自分だけだ…」


(無線)

本部の隊員 「えぇ…」


ヴァルダの無線に出ている隊員は迷った。何故なら今まで通信が繋がらなかった民間救助編成隊(零地達)の1人とやっと繋がったのだが、その繋がったのがどの自衛隊員かSATの者ではなく、立場上民間人の現地協力者だからだ。民間人の指示で増援など呼べない


(無線)

本部の隊員 「民間人の指示で増援や航空支援は出せない。民間救助編成隊の指揮官に…」


ヴァルダにそう言うとした時、ヴァルダが驚く事を言い始めた


(無線)

ヴァルダ 「左手に…受話器を持って、右手には机の上に置いている……」


(無線)

本部の隊員 「………えっ??」


(無線)

ヴァルダ 「…机の上には資料が5枚ある……」


(無線)

本部の隊員 「……えっ?」


(無線)

ヴァルダ 「…それに明日、息子さんの誕生日……」


(無線)

本部の隊員 「…」(唖然)


隊員は唖然した。唖然する理由はお分かりだろう。ヴァルダ言った事は無線機越しで見えないはずなのに全部当てたからだ


ヴァルダ 「……司令官に変わって頂きたい…」


普通じゃないと思った隊員は少し考える


(無線)

本部の隊員 「………少し待て」


そして司令官を呼び、来てもらう


一佐 「やっと繋がったか!」


本部の隊員 「えぇそうですが…どの隊員からでもありません」


一佐 「どの隊員でもない?なら誰だ??」


本部の隊員 「その…零地二尉が連れている現地協力者であります…」


一佐 「なに!?どうやってかけて来ている!?」


本部の隊員 「分かりません。ですが今一佐を呼んで欲しいと」


一佐 「…分かった」


一佐が無線に出るとヴァルダが話す間も無く…


(無線)

ヴァルダ 「今、旧国軍の襲撃で苦しんでいる。増援と航空支援の要請を願います」


これを聞いた一佐は何か感を感じ、冷静に答える


(無線)

一佐 「…君がどうやって我々に無線を掛けてきたか、君がどこでその様な単語や言葉を覚えたのかは知らんが、我々は増援や支援を行いたいが無理だ」


(無線)

ヴァルダ 「…乱気流……」


(無線)

一佐 「そうだ。解明出来ない乱気流のせいで増援を送れない。あの乱気流のせいでヘリが一機ボロボロの状態で戻って来て下手には出せない。だから耐えてくれとしか言えない!」


(無線)

ヴァルダ 「……いや、行ける…」


(無線)

一佐 「聞こえたか?無理…」


(無線)

ヴァルダ 「レイラム(港町)に停泊中の『護衛型多目的艦かつらぎ』に空を知り尽くした者を幽閉している。あの乱気流を突破できる…」


(無線)

一佐 「………」


このヴァルダの発言に一佐は黙り混んだ。何せヴァルダの言った事は全てあっており、海自が保有する『護衛型多目的艦かつらぎ』と言う空母で、前政権が米国からの圧力により購入した『キティホーク級航空母艦』が今ユーラナンス自由王国の港町レイラムに仮の航空基地&沿岸基地として停泊していて、この艦の中には戦闘機を自由自在に操れる航空自衛隊員がいる。だが不思議なのがこの『護衛型多目的艦かつらぎ』は一昨日港町レイラムに到着したばかりで、一昨日居ないはずのヴァルダがなぜ『護衛型多目的艦かつらぎ』の名前や存在を知っているのか、なぜその隊員が乗船し幽閉している事が分かるのか不思議なのだ。

しかし今はそんな事を聞いている暇はない。ヴァルダの言うとうり護衛型多目的艦かつらぎには空自一のパイロットがおり、そのパイロットならよく分からない乱気流を突破できると納得し、すぐに護衛型多目的艦かつらぎへと無線連絡を行い、連絡を受けた護衛型多目的艦かつらぎの隊員達はすぐに準備を始めた


海自隊員① 「…それにしてもまさか奴を使う事になるとは思ってもいませんでしたね」

海自隊員② 「それも到着してすぐにですよ」


海自三尉 「確かにそうだが奴の腕に頼る他ない。全自衛隊のパイロットの中で奴以上の腕の持ち主はいないはずだ」


隊員達が鍵のかけられている部屋の前に着き、鍵を開けドアを開けると壁に背を付け地面に座り足を伸ばした手錠をかけられた1人の空自隊員がおり、その隊員に…


海自三尉 「…立て、郷2等空士、仕事だ」


謙藍中(けんらんなか) (ごう)

郷 「………チッ、俺には頼らないって言ってたよなぁ?」


海自三尉 「頼りたくなかったが上からの指示だ。細かい事はこの資料を見ろ」


資料の中に書いていたのは乱気流の環境状況と作戦であり、高度約12000m、幅約150km(東西にかけて横に長い)、乱気流上空には強力な電磁波が発生ている。これらの事から迂回や乱気流上空を通過する事が出来ない為、乱気流の中を突っ走る事が書かれていた


郷 「(資料を見ている)………フッ…こんな程度でビビってるのか。今の野郎共は度胸がねぇな」


海自三尉 「お前が命知らずなだけだ」


郷 「それによぉ…支援する輩の中に上級国民様(零地)が居るじゃねぇか」


海自三尉「お前より階級が上だぞ…?」


郷 「んなもん知るか。俺は上級国民が大っ嫌い何だよ!」


海自三尉 「はぁ〜」


郷 「…何だよそのため息?お前は上級国民が好きなのか?」


海自三尉 「…とりあえず読め」


郷 「チッ…………………俺を作戦会議室に連れて行かねぇのか?」


海自三尉 「お前が行くと暴れるだろ?」


郷 「つまんねぇ話に付き合ってられるか」


海自三尉 「……ひととうり読んだみたいだな」


すると一尉が2人の海自隊員に指示を出し、空自隊員を立たせ、着替え室に連れて行き着替えさせ、格納庫へ連れいった。その格納庫にはカタパルト発進ができる様にしたF-2A/Bが15機積まれており、それらは海上自衛隊所属のF-2A/Bではあるがその中の一機だけ航空自衛隊の機体がある。その機体は航空自衛隊員の郷専用F-2A/Bであり、郷をその機体の前に連れて行くとが郷小声でボロッとで


郷 「よぉ相棒、また飛べるな…」


そしてF-2A/Bへと乗り込み、発進しすぐに10機全機謙信の機体に続いて発進した


海自パイロット 「…まさかこんなすぐに出撃するなんて思ってもいなかったな!」


海自パイロット 「緊急事態だからな。それにこの世界は民間機や米軍機が飛んでいないんだぜ?調整しなくてもいいしな!」


海自パイロット 「いやぁ〜異世界って最高だな!!」


海自パイロット 「俺達パイロットからしたら天国だ!!」


郷 「無線がうるせぇぞ黙れ!!邪魔な民間機や米軍機が飛んでたら撃ち落としてやる!!」


海自パイロット 「(うわぁ…)」

海自パイロット 「(うわぁ…)」

海自パイロット 「(うわぁ…)」

海自パイロット 「(うわぁ…)」


そして例の乱気流へと近ずくと海自パイロットの上官が…


上官海自パイロット 「…全員心の準備をしろ。映像を見たかもしれないがあの中はまるで異世界の中の異世界だ」


海自パイロット 「あの中を調査した航空ヘリが帰ってきた時は物凄くボロボロでしたよ」


上官海自パイロット 「我々もそうならない様にも頼むぞ…?」


郷 「……俺に着いてこれた奴はそうならずに済む」


上官海自パイロット 「……だいぶ近ずいてきたな、郷を先頭に1列になれ!」


郷の機体を先頭に全機1列へとなり、乱気流の中へと突入した


郷 「あ゛!?」


上官海自パイロット 「何だこれは!?」

海自パイロット 「こんなの見た事ねぇ!!」

海自パイロット 「雷がヤバイぞ!!」


乱気流の中に入った途端全隊員達は凄く驚き、無線が混乱し始めた。彼らが乱気流の中で見たのは太陽の光が無く真っ黒で、その中で無数の赤い雷が上から下へ、右から左へ、下から右へ、左から右斜め、下から上へととんでもない事になっていたが、全隊員はすぐに冷静になり郷の機体へと着いていく


海自パイロット 「一体何なんだこの乱気流の中は…!?」


郷 「喋るな!!撃ち落とすぞ!!」


海自パイロット 「(奴は本当に自衛隊員なのか…?)」


(小声)

郷 「…面白くなって来たな」


もう考えきれない様な乱気流(雲の中)をマッハ2で飛び郷達の機体は真っ直ぐ飛び、特に何も起こらずこのまま乱気流を抜けるかと思っていたが、異変が起こり始めた。いくら真っ直ぐ飛んでも乱気流を抜け出す事が出来なくなっていたのだ


海自パイロット 「さすがにおかしいぞ!!全くこの乱気流から出られる気配がないぞ!!」

海自パイロット 「いったいどうなってんだこの中は!?」

海自パイロット 「俺達は出られるのか!?」


上官海自パイロット 「郷、真っ直ぐ飛んで…」

郷 「うるせぇ!!だったらてめぇがやれってんだ!!」


上官海自パイロット 「……さすがに疑うぞ?」


郷 「てめぇら黙ってアヒルの赤ん坊みてぇに着いてくりゃー良いんだよ!!」


この無線に全パイロットは黙り込んだ。パイロット達は皆心の中で「口が悪い」っと何も言えず黙ってしまった


郷 「本当に黙ってろ…」


するとその瞬間、真っ暗闇で何も見えない空間(乱気流)の目の前に超巨大な竜巻が発生していた


郷 「あ゛ぁ゛?」


海自パイロット 「まずいまずいまずい!!」

上官海自パイロット 「郷回避しろ!!」


郷 「いちいち命令してくるな!!俺はガキじゃねぇ!!」


そして郷はすぐ機体の方向変え、右回転(郷達から見て)する竜巻の風に反って右へと避け、通過する事に成功したがその先光景に謙信(けんしん)以外の全パイロットは驚愕固まった。目の前に広がっていた光景は何とF5〜F10(『F〇』とは竜巻の危険レベル)規模の巨大な竜巻がいくつも発生していたのだ


上官海自パイロット 「何だ…あれは……」

海自パイロット 「おいおい冗談…だよな……?」

海自パイロット 「現実だとは思えねぇ…」


郷 「はぁ〜…海自のパイロット共はこんな程度でビビるのか?、風に乗れば吸い込まれずにすむ話だっちゅうのによォ〜」


上官海自パイロット 「…この時の為のお前だ、どうにか突っ走れ!」


郷 「はぁ〜…あいよ……」


そして郷を先頭に全機猛スピードで巨大な竜巻に接近し、竜巻の風に上手く乗る


(雷の音)

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!…

(竜巻の音)

ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!ゴ!!!!!


海自パイロット 「ア゛ア゛ア゛ちくしょう!!こんな訓練してねぇぞ!!」

海自パイロット 「するか馬鹿野郎!!」


上官海自パイロット 「機体の操作が…郷!持っい安全なルートはなかったのか!?」


郷 「あるっちゃあるがよ、こっちの方が面白いだろう?」


上官海自パイロット 「…」


海自パイロット 「…隊長、本当にこいつを先頭にして良かったのですか?」


上官海自パイロット 「…少し失敗したかもな」


パイロット達はこう言っているが、竜巻に近い距離で飛んでいても、完全ではないがあまり竜巻に引っ張られず安定して飛行出来ている。

次々と巨大な竜巻を避けて進んで行くと大量に発生していた竜巻から抜け出し、無風で雷も発生しておらず、ただ真っ黒な空間へとなった


上官海自パイロット 「何だ?、急に静かになったぞ…?」


海自パイロット 「それに光もない」

海自パイロット 「本当に何なだこの乱気流の中は?」


郷 「………やっぱりここは異世界の中の異世界だ」


上官海自パイロット 「……どういう事だ?」


郷 「馬鹿なのか?普通今頃乱気流の中を出てるしよ、それにさっきにの竜巻、木の枝1本すら飛んでねぇんだ。風と曇だけだよ」


海自パイロット 「そうか!、普通竜巻が発生したら枝や瓦礫が飛んでくるはずだ!」

海自パイロット 「飛んで来ないって言う事はこの空間には地表が無い?」

上官海自パイロット 「だから異世界…」


全パイロット達がこの空間(乱気流)の事を推測していたその時、レーダー全体にモヤの様な物がビッシリと写っており、アラームが鳴り響きすぐに確認を行ったがレーダーに映る者の正体は見つけられずパイロット達は…


海自パイロット 「全方向に居ないだと!?」

海自パイロット 「本当に何なだよこの空間は!?」

海自パイロット 「レーダーが壊れた訳ではなさそう出しな…」

海自パイロット「本部との通信も繋がらないしよ…」


パイロット達に不安が出始め、上官がすぐに…


上官海自パイロット 「お前ら!これから死に行く訳じゃないのに不安を煽るな!」


海自パイロット 「ここは我々の常識の範疇にない空間ですよ!?さすがに落ち着ける訳がないですよ!」


(小声)

郷 「…ハッ、ビビり共が……」


すると郷が何かに感ずいたのか機体を上下反転し、下をじっくりと見る


郷 「…」


上官海自パイロット 「どうした郷?」


郷 「黙れ…」


郷が目を凝らしていると下から黒いモヤが見え始め、どんどん大きくなっていく


郷 「……」


そして黒いモヤが大きくなって来た瞬間、全長1キロにも及ぶ巨大な龍がこっちに目掛けて突っ込んできた。郷は咄嗟に操縦桿(そうじゅうかん)を右(逆さの郷から見て)へ着り一気に右へ急旋回し、他の機体も郷に続いて左(逆さじゃないと左に旋回している)旋回すると編隊の左を物凄いスピードで下から上に向かって巨大な竜が通過していった


海自パイロット 「次は生き物か!」

海自パイロット 「次から次へと…」

海自パイロット 「よく気付いたな…」


上官海自パイロット 「あの竜は何処に飛んでいった!?」


海自パイロット 「右後ろです!」


上官と郷が右後ろを見ると巨大な竜は大きく羽を広げ雄叫びをあげていた


(竜の鳴き声)

ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!


上官海自パイロット 「…ここは奴の巣だったか!」


海自パイロット 「巣?、こんな空間に1人…1匹何て可哀想ですね〜」

海自パイロット 「出会いがなさそうですな〜」


郷 「巣?………あ〜あクソだな」


上官海自パイロット 「何がクソだ?」


郷 「察しろ!……まぁ言うなら奴を見とけ」


上官海自パイロット 「奴を…?」


すると巨大な竜が大きくUターンをしてきてこっちに向かって猛スピードで飛んできた


上官海自パイロット 「ま…まずい!!」


海自パイロット 「炎を放って来るぞ!!気おつけろ!!」


そしてその巨大な竜は大口を開け、こっちに向かって放って来たのは炎ではなく『(イナズマ)』を放ってきたが当たらず、編隊の右を通過した


海自パイロット 「電撃かよ!?」


上官海自パイロット 「全隊員交戦は無しだ!!真っ直ぐ行くぞ!!」


郷 「逃げんのか?」


上官海自パイロット 「それ以外ないだろ!!」


郷 「……俺は腰抜けみてぇに逃げねぇ」


っと突然先頭に居た郷がインメルマンターンを行い編隊から抜け1人(一機)で巨大な竜に向かって行った


上官海自パイロット 「何処に行く!!?勝手な事はするな!!」


郷 「てめぇらは真っ直ぐ飛べ、出口があるぞ?」


上官海自パイロット 「いやだから勝手な…」


郷はうるさい無線を切り、巨大な竜に向かってヘッドオンを仕掛ける事にし、距離を詰める


(竜の唸り声)

グオオオオオオオオオオオオオ!!!


竜が口に(イナズマ)を溜める


(エンジン音)

ドゥオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!


郷 「フッ…ドラゴンと空中戦か、本当に面白ぇ…」


そして一定の距離なった瞬間、竜は(イナズマ)を放ち、郷の機体もバルカン砲を発射した。すると銃弾が竜の放った(イナズマ)に当たり両方の軌道が大きくズレ、(イナズマ)が小さく分裂しあちこちに飛んで行き当たらずにすんだが、両者ぶつかる勢いで接近すると郷はバレルロールで回避し、竜は空中で止まり向きを変え(イナズマ)を放ちながら郷の機体を追ってくる


(竜の唸り声)

グォオオオオオオオォォォオオオオオオ!!!


郷 「……そんな戦いたいてぇ〜か…良いだろう、どちらかが落ちるまで相手してやるぜぇ」


旋回し竜の方へ向き、機銃射撃を行い竜も攻撃してくる


(バルカン砲の機銃音)

ブォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!


((イナズマ)の音)

バルロロロロロロロン!!!


両者の攻撃は当たらず巨大な竜を通り過ぎて行き、また旋回してバルカン砲を発射


(バルカン砲の機銃音)

ブォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!


バルカン砲を同じ様に撃つと竜の頭にいくらか当たり怯んだが、竜の鱗を貫通する事は出来なかった


郷 「やっぱひよっこ()じゃ意味ねぇか」


すると巨大な竜が急に体を丸くさせ、激しく光初め、さすがに郷もこれには驚き


郷 「あ゛あ゛!!何だ?ポ〇モンの進化か!?」


っとその瞬間、竜から球体上の青い(イナズマ)が物凄い勢いで広がり、さすがに避けられず郷の機体に当たってしまい計器や機器に電撃が走り壊れてしまった


郷 「だああ!!クソ!!早速落ちるか!?」


しかし、計器や機器が壊れても機体の操作は可能で、操縦桿を握り仕返しを即始めた


郷 「よくやってくれたなぁ!?」


郷はすぐまた攻撃が来ると思い強く操縦桿を握り、どう来るか待ち構えると郷が思ってた通り巨大な竜は続け様に(イナズマ)を放ってきて、郷は言葉を失った


郷 「な…」


郷が見たものは今まで竜が放ったきた一直線上の(イナズマ)とはまるっきり違い、拡散型の(イナズマ)を郷の機体目掛けて放って来たのだ


郷 「(避けられねぇ…)」


郷は死を悟ったが、緊急脱出装置のレバーには手をかけず


郷 「(安心しろ…俺はお前(F-2A/B)と落ちる。見捨てねぇよ……)」


郷は巨大な竜を見つめ敬礼をし、郷の機体目掛けて(イナズマ)が飛んで来て当たろうとしたその時だった、突然真上から白く輝きくっきりとした赤丸のレシプロエンジン機、そう『ゼロ戦』である。正式名称『零式(れいしき)一号(いちごう)艦上(かんじょう)戦闘機(せんとうき)二型(にがた)』が郷の機体の目の前に入り魔法陣が貼り、(イナズマ)から郷を守ったのである。突然現れたゼロ戦はそのまま下へ通過していき、郷すぐ操縦桿を握りそのゼロ戦を追った


郷 「何でゼロが…」


そしてすぐにゼロ戦に追い付き、コックピットを除くと何と長い銀髪の女性が操縦していたのだ。しかし航空眼鏡とマフラーで顔を隠している為顔は分からなかったが女性である事は明らかだった。

郷は無線を繋げようとしたが先程の竜の攻撃で計器類や機器類は全て破壊されており、無線を繋げられずにいるとゼロ戦に乗っている女性がコックピットの窓を開け、手合図をしてきて


(手合図)

女性パイロット 「後ろ。仲間くる。竜。追い込む。注意を引いて欲しい。」


この手合図に郷は同じ様に手合図を送る


(手合図)

郷 「了解。任せろ。」


郷が了承するとゼロ戦は旋回して何処かえ飛んで行き、郷は興奮し、やる気まんまんになっていた


郷 「すげぇ、ゼロじゃねぇーか。さすが異世界だ」


そして郷すぐに竜の方へ機体を旋回させ、竜へ向かって一直線に


郷 「俺が相手だ…」(ガチ声)


(バルカン砲の機銃音)

ブォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!


(竜がダメージを受ける声)

グォォォォォォオオオオオオオオォォォオオオオオォォォォォォオオオオオオオオオ!!!


そして竜は(イナズマ)を放ってくるが郷はもう見切っている為余裕でかわす


郷 「当たんねぇよ!!」


(バルカン砲の機銃音)

ブォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!


(竜がダメージを受ける声)

グォォォォオオオオオッ!!グォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!


郷 「どうしたどうした!!?さっきまでの勢いは!?」


(バルカン砲の機銃音)

ブォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!


(竜が苦しんでる声)

ガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!


すると巨大な竜がまた拡散型の(イナズマ)を放って来て郷の機体に1発直撃した


郷 「ぐお!!………クッ、避雷針がついているからといってさすがにもう1発食らったら落ちるなぁ」


そして郷はさっきのゼロ戦の仲間が来てないか周りを確認すると、右上空に10機(零式(れいしき)一号(いちごう)艦上(かんじょう)戦闘機(せんとうき)二型(にがた)は除く)の日本軍戦闘機が飛んで来ており、機種は『零戦(れいしき)五二(ごに)(がた)』×6機、『九九式(きゅうきゅうしき)艦上(かんじょう)爆撃機(ばくげきき)』×3機、『二式(にしき)複座(ふくざ)戦闘機(せんとうき)』×1機、が綺麗な編隊を組んで来ていた


郷 「……よりどりみどりじゃねぇ〜か」


飛んで来ている事を確認した郷は続け様攻撃し、竜の注意をこっちに向かせる事に専念した


郷 「アッハハハハハハ!!食らえ喰らえ!!」


(バルカン砲の機銃音)

ブォオオオオオオオオオオン!!!ブォオオオオオオオオオオオオオオン!!!ブォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!


(竜の唸り声)

ガァアアアアアアアアアア!!!…グォオオオオオオオォォォオオオオオオ!!!


そうすると、上空からゼロ戦の編隊(急降下爆撃機は除く)が急降下を初め一斉射撃を開始、言葉通りの銃弾の嵐になる


(20mm機銃の射撃音)

ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!ダ!!!


(竜の唸り声)

ガァオアアアアアアアアアアォオオオオオオオォォォオオオオオオォォォォォォオ!!!


そしてゼロ戦は通過していき、竜が怯むと3機の九九式(きゅうきゅうしき)艦上(かんじょう)爆撃機(ばくげきき)が急降下爆撃を開始し、急降下爆撃機特有の轟音を響かせながら竜に接近する


(急降下中)

ブブブブブブブブブブブブンンンンンンンンンンンンンンンン!!!


標準が定まり3発の爆弾を投下する


(爆弾降下中の音)

ヒュュュュュュュュュュュュュュュュュュュュュュュュュュュュュュュュュュュュュ…


(3発同時に爆発する音)

バゴォバゴォバゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!


(竜の唸り声)

ガァアアアアアアアアアア!!!…グォオオオオオオオォォォオオオオオオ!!!


爆弾が竜に命中し、爆発すると赤い煙が広がり竜全体を覆うと竜は苦しそうな唸り声を上げ

(九九式(きゅうきゅうしき)艦上(かんじょう)爆撃機(ばくげきき)はそのまま下に通過してった)


(竜の唸り声)

グォオオオオオオ!!ガァアアア!!ガァアアアアアアア!!!


すると何処かに行ってた零式(れいしき)一号(いちごう)艦上(かんじょう)戦闘機(せんとうき)二型(にがた)が戻ってきて、零式(れいしき)一号(いちごう)(以下略)の下に零戦(れいしき)五二(ごに)(がた)が集まり、女性パイロットが仲間に指示すると零戦(れいしき)五二(ごに)(がた)のゼロ戦が竜を囲う様に飛び始め、零式(れいしき)一号(いちごう)(以〜下〜略ッ!)が郷に向かい手合図で


(手合図)

女性パイロット 「ありがとう。後は任せて欲しい。離れていて欲しい。」


(手合図)

郷 「了解。」


女性パイロットの指示通り竜から離れると、零戦(れいしき)五二(ごに)(がた)のゼロ戦から青い線を引き初め、気付くとそれは竜全体を覆う程の巨大な球体上の魔法陣だった


郷 「魔法陣(あれ)をどうする気だ?」


魔法陣が完成し、零戦(れいしき)五二(ごに)(がた)は退避する様に飛んで行くと、零式(れいしき)一号(いちごう)(異可珞(以下略))が竜の周りを飛び始めると女性パイロットが窓を開け上半身が完全に出るほど立ち、竜がいる右へ向き右手を上げた。それを見ていた郷は


郷 「おいおい何してんだあの女!?」


すると女性パイロットが乗る零式(れいしき)一号(いちごう)(以下りゃ…)の周りに円形上の魔法陣が無数に出現し、竜の囲う様にいくつかの魔法陣が素早く移動すると女性パイロットが上げてた右手をバッ!っと竜向けると、魔法陣からレーザーの様な物が一斉に発射され竜全体を包み込み、直射で見る事が出来ない程の光に包まれた


郷 「ぐあ!!?何だ!?」


あまりにもの眩しさに郷は片腕で目を守ったが、その光は郷の機体も飲み込んでしまい光に包まれた。そして光が眩しくなくなってくると目を開けれる程になり目を開けると乱気流を抜けており、晴れ晴れとしていた


郷 「…さっきの奴らは?」


すると仲間(自衛隊)の機体が飛んできて、上官が郷の隣を飛んで無線を繋げてきたが繋がらず、先程の手合図で無線が繋がらない事を伝えると上官が作戦続行するか聞いてきた


(手合図)

上官海自パイロット 「作戦続行するか?。」


(手合図)

郷 「バカめ。」


上官は相変わらずの口の悪さに頭を抱えていると、パイロットの1人が


海自パイロット 「上官!、乱気流が消えていきます!」


そう言い、全パイロットが乱気流を見ると今まであった乱気流が消えていき、上官は郷に


(手合図)

上官海自パイロット 「郷。お前がやったのか?。」


(手合図)

郷 「さぁな。ゼロじゃないか?」


上官海自パイロット 「(…あぁ?)」


上官はよく分からなったが郷に指示を出した


(手合図)

上官海自パイロット 「分かった。ここから俺に着いてこい。」


(手合図)

郷 「クソが。(分かった)」


そして編隊は一気に零地達の下まで飛んで行き、戦闘が行われている城に近ずくと郷は1人の隊員が竜に食べられかけてるのを目撃し、その竜を攻撃を開始した


(バルカン砲の機銃音)

ブォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!


竜に当たり、竜は倒れて死ぬ


郷 「ハハッ!やってやったぜ!」


郷は機体を傾け、食われかけた隊員を確認するとその隊員は零地で、郷は機嫌が悪くなり


郷 「チッ…上級(上級国民)野郎を助けち待ったよ……クソが!」


そしてその後ある程度旧国軍が居なくなると撤退し、母艦へと着艦すると郷は武装した海自に連れてかれ事情聴取を受け、取り調べられた


海自幹部① 「お前…また勝手な事したってな…?」


郷 「勝手な事をするのは最高だ」


海自幹部① 「……反省するきはない様だな」


郷 「反省なんかするかよ」


海自幹部① 「………こいつ…」


幹部が手を出そうとしたが一緒にいたもう1人の幹部が


海自幹部② 「やめとけ、こいつに喧嘩を売ったら負けるのは俺らだ」


海自幹部① 「だがよ…」


海自幹部② 「忘れたか?こいつは普通の手錠を壊す程の力を持っているんだぞ?危険だ」


海自幹部① 「………」


(小声)

海自幹部② 「それに、奴が何て呼ばれてるか知ってるだろ?『穹ノ暴君』って言われてるんだぞ?、暴君だぞ?暴君?」


(小声)

海自幹部① 「…分かったよ」


海自幹部② 「…じゃあ郷、話を変えよう」


その後、郷は色々と質問をされ口は悪いが全て返しまた牢の様な部屋へ戻されその日は終わった。

一方その頃日本では総理や官僚達が集まってこの世界の事についての報告会をしていた…


環境大臣 「では次は私から環境.人体.採取された液体の事について報告を…」


山本総理 「頼む」


環境大臣 「それではまずその世界の環境状態ですが、これはお分かり通り温暖化は進んでおらず、非常に良い物となっております。…まぁそのせいで10月だとは思えない程の寒波が襲ってますが」


山本総理 「それでも環境保護はしっかりとな?」


環境大臣 「はい。次は現地の方々のDNAや作りなのですが、一言にいって我々人間より優れています」


法務大臣 「優れている?そんな訳ないだろ〜?人間の我々はここまで発展したんだぞ〜?」


山本総理 「まあまあ、その辺も説明してくれるんだろ?」


環境大臣 「もちろんです。その前に事前知識なのですが、よろしいでしょうか?」


山本総理 「構わん」


環境大臣 「…え〜、我々人間とチンパンジーとのDNAの差は1.2%程しか違いません」


法務大臣 「あ〜あ、聞いた事あるぞ。ほんのちょっと違いなだけってな」


山本総理 「孫がそんな事話してたな〜」


環境大臣 「それなのですが、零地二尉が連れてきたあのエレー?っと言うエルフは人間より2%上と言う事が分かりました」


山本総理 「なに!?」


法務大臣 「なら何故我々より技術が下何だ?!」


環境大臣 「それは分かりません。更なる調査が必要です。…それと現地の人間達のDNAも採取したのですが、1部の人達が妙に我々とは違うのですよ」


山本総理 「つまり…別の人種?種族?って事か?」


環境大臣 「いえ、そう言う訳ではなさそうです。恐らく先代にあたる血縁の中に他の種族と交わった者が居たのかと思われます」


山本総理 「なるほど…」


環境大臣 「零地二尉が連れてきた少年も異種族のDNAが含まれていましたし」


山本総理 「そうなのか??」


環境大臣 「えぇ、異種族の方のDNAは分かりませんでしたが」


山本総理 「そうか…では次にいってくれ」


環境大臣 「最後に零地二尉がベルゼルで採取した液体ですが、残念な事に分かりませんですた。唯一分かった事はどの液体の物ではないって事だけです」


山本総理 「謎の液体って事か…」


環境大臣 「まぁありがたい事にユーラナンス国内にベルゼルが含まれていたおかげで更に研究が進みますよ」


山本総理 「良かったな。…次は誰かな?」


神正竹春外務大臣 「私です」


山本総理 「竹春君か、外国から何か連絡が届いたのか?」


神正竹春外務大臣 「えぇその通りですがまず先にユーラナンスの事についてです」


山本総理 「出来れば良い事で頼む」


神正竹春外務大臣 「良いかどうかは分かりませんが、ベナウム降伏時に立ち会ったデルト・アービア・バンラグスコがユーラナンスからアレルニア王国と言う王国を独立させて欲しいと頼まれました」


山本総理 「独立だと?」


神正竹春外務大臣 「えぇ、何せベナウム王国は覇権国家です。過去に飲み込まれた小国がいくつもある様で、ベナウム王国が最後に飲み込んだ国が『アレルニア海岸王国』っと言う王国だそうです」


山本総理 「海岸王国…何故独立を?」


神正竹春外務大臣 「どうやらバンラグスコ大公はアレルニア出身だそうで…」


山本総理 「出身だったか〜。それはルーラ女王と交えた話し合いで決めるっと伝えておけ」


神正竹春外務大臣 「そう伝えときます。…それと『パーナティア・ルーズレルフ大王国連合』っと言う国から総理と天皇陛下に招待状が届いています」


山本総理 「招待状?それに陛下にもか?」


神正竹春外務大臣 「はい、どうやらアルデール大陸の各国指導が集まるパーティーだそうです」


山本総理 「各国が…いつだ?」


神正竹春外務大臣 「来年の1月です」


山本総理 「分かった、出向こう。だが天皇陛下は無理と伝えとけ」


神正竹春外務大臣 「分かりました。それともう1つ…」


山本総理 「何だ?」


神正竹春外務大臣 「ユーラナンスへの技術供与の事ですが、私個人の考えでは農業.建設.医療技術辺りを供与するのはいかがでしょうか?」


山本総理 「農業と建設は良いが、医療技術は考え物だな〜。下手したら第一大戦の二の舞になりかねんからな〜」


経済産業大臣 「ん?、異世界干渉制限法(いせかいかんしょうせいげんほう)は技術を日本から出しては行けない法律ではないのですか?」


秘書 「お言葉ですが、異世界干渉制限法(いせかいかんしょうせいげんほう)制限(・・)する事であって、絶対流出させたり供与したり提供してはダメっと言う訳ではございません」


経済産業大臣 「えっ?そうなの?」


秘書 「そうです」


経済産業大臣 「そうだったのか…」


神正三郎防衛大臣 「…総理、最後に私からよろしいでしょうか?」


山本総理 「何だ言ってみろ?」


神正三郎防衛大臣 「それが、ユーラナンスとフェールゲルグの国境に位置する川沿いの村にて小規模な戦闘が発生しました。フェールゲルグ側は日本国から攻撃したと主張していますが、もちろんその様な命令は一切していません」


山本総理 「怪我人や死亡者の数は?」


神正三郎防衛大臣 「死亡者は出ていませんが民間人、自衛隊員合わせ6人の怪我人は出ています」


山本総理 「それなら良かった。…彼らは戦争を起こしたがってるのか?」


神正三郎防衛大臣 「恐らくそうでしょう」


山本総理 「連続での戦争は避けたいが、1歩も引かない様にしてくれるか?」


神正三郎防衛大臣 「お任せ下さい。上手くやりますよ」


山本総理 「よろしく頼んだぞ?。では全員解散」





(完全オリジナル)

護衛型(ごえいがた)多目的艦(たもくてきかん)かつらぎ』とは、日本国前政権(ぜんせいけん)がアメリカからの圧力(あつりょく)により()らぬ物を押し付けられ高い金額(きんがく)で買わされたキティホーク級航空母艦。前憲法九条では空母(うくぼ)保有(ほゆう)はダメなので、護衛型(ごえいがた)多目的艦(たもくてきかん)として運用(うんよう).配備(はいび)されている。(主に大型輸送艦(おおがたゆそうかん)として)


『F-2A/B』とは、航空自衛隊(こうくうじえいたい)運用(うんよう).配備(はいび)している戦闘機(せんとうき)。この小説(しょうせつ)では『かつらぎ(空母(くうぼ))』で離着陸(りちゃくりく)出来る様に作られている。(名前を変えるのは面倒くさすぎた。すみません(汗))(そのうち変えときます)


『F(なんとか〜)』とは、竜巻(たつまき)のレベル数値の前にあるやつ。(詳しくは分からなかった)


『インメルマンターン』『バレルロール』は字や言葉じゃ説明出来ませんのでこればかしはググって下さい。


零式(れいしき)一号(いちごう)艦上(かんじょう)戦闘機(せんとうき)二型(にがた)』とは、ゼロ戦の白い方。

零戦(れいしき)五二(ごに)(がた)』とは、ゼロ戦の緑の方。

(零戦(れいせん)(ゼロ戦)の名前(なまえ)由来(ゆらい)は『神武天皇即位紀元じんむてんのうそくいきげん2600年(皇暦(こうれき))』の下二行(にぎょう)の『00』からから来てるみたいです。)


九九式(きゅうきゅうしき)艦上(かんじょう)爆撃機(ばくげきき)』とは、日本軍機の艦上爆撃機(かんじょうばくげきき)の中で最も有名な爆撃機。


二式(にしき)複座(ふくざ)戦闘機(せんとうき)』とは、陸軍所有の重戦闘機。早くて長く飛べて頑丈で爆撃機絶対落とすマン(B29は除く)。だが機動性はないのが重戦闘機の特徴。



待ってた人もいると思いますが、31話は日本.ユーラナンスの内政編です。待たせてすみません。


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