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異世界列強日本国  作者: ゼロミックス
ユーラナンス自由王国編
39/53

30話 旧国軍との大激戦

まず先に言っときます。今回はクソ長文です。そのせいで修正をしてないので誤射や変な文があると思います。

(疲れた……修正はそのうちさせて…)





《注意》


この小説はあらゆる民族・国家・戦争・宗教・主義・思想を陥れる意図はありません。

非難するような事があると思いますが、全てストーリーに関するものなので、広い心で見てくれたら幸いです。



















































(鐘の音)

カーン!!……カーン!!……


黒太 「零地、環奈、おめでとう!」

龍馬 「おめでとサンサン!」

明日香(あすか) 「環奈綺麗だったぞ!」

秋八田(あきはた) 「良い日でした!」

モバンダ 「ちょー最高だったぞ零地!」

岳大(たけだ) 「やっと結ばれたな!」

加藤社長 「良いぞ〜零地!」

華世(かよ)(零地母) 「(泣)…零地……立派になって………環奈ちゃんもとっても…」

神正 竹春(たけはる)議員 「これからだなお2人さん(笑)」

山本総理 「はぁ〜…まだ生きてて良かった!」

神正 三郎(さぶろう)防衛大臣 「零地がここまで成長するとは…まだ長生きせんと!」


環奈 「皆ありがと〜。…ほら零地くんも」

零地 「あ…ありがとう…」


神正 竹春(たけはる)議員 「なに照れてるんだ零地?(笑)」

神正 三郎(さぶろう)防衛大臣 「それでも自衛隊か?(笑)」


零地 「自衛隊は関係ないだろ!」


華世(かよ)(零地母) 「ちゃんと環奈ちゃんを守ってあげるのよ?」


零地 「はい…」


龍馬 「ほら零地、環奈!早く座れ!写真撮るぞ!」


環奈 「分かったよ〜!…ほら零地くんも」


零地 「あ…おう…」


写真撮影が終わり…


零地 「…まさか本当に結婚するなんて思ってなかったよ……」


環奈 「そう?私は零地くんと会った時からそう思ってたけど?」


零地 「……それ本当?」


環奈 「本当本当」


零地 「…凄いなぁ……」


環奈 「へっへ〜…けどこれからは零地くんが私に凄いって言われないといけないね〜」


零地 「…頑張る……」


環奈 「それに零地くんは皆から愛されてるんだから、愛されてる分皆を守るんだよ〜?」


零地 「…()()目指して頑張る……」


環奈 「あっ!()()目指すって言ったね?言ったからにはちゃんと()()にならなきゃダメだよ?」


零地 「…」


環奈 「……今、余計な事言っちゃったって思ってるでしょ?」


零地 「…」


環奈 「…まぁ〜英雄にならなくてもちゃんと愛する人()と皆と守ってね?(ニコ)」


零地 「…約束するよ……」


環奈 「絶対だよ?」


零地 「あ…あぁ…」





















零地 「………ん?…またあの夢か…」


零地は胸ポケットから5枚の写真を取り、ジッと見つめる。

その写真の中の1枚は零地と環奈が楽しげに写るツーショット写真。2枚目は環奈1人だけ写る写真。3枚目は入院した環奈が病院のベットに座り、零地と2人で産まれたばかりの双子の赤ちゃんを抱っこしている写真。4枚目は病気で弱々しく写る環奈が首がすわった双子の赤ちゃんとベットの上で楽しくしている写真。5枚目は零地と双子の子供が笑顔で写る写真を見ており、そっと口ずさんだ


零地 「……そうだよな環奈、早く相手見つけないとな…」


そして零地は起き上がり、クーガーを降りて外に出ると向こうでエレーや龍馬達が皆で何かを見ているようで、気になって行ってみると零地が見たのは、途中で先行隊と一緒に会った虫人達(蟻人族(ありじんぞく))で、虫人達(蟻人族(ありじんぞく))は皆脱力し気力を失っており、まるで鬱病のようだった


蟻人族(ありじんぞく) 「ハハ…もうダメだ……生きていく気がしない…」

蟻人族(ありじんぞく) 「もうさ…全てがどうでもよくなってきたわ…」

蟻人族(ありじんぞく) 「私…なんで生きてるんだろう…?」

蟻人族(ありじんぞく) 「忘れたい…全てを忘れたい……」

蟻人族(ありじんぞく) 「この子どうしよう…もう育てる理由なんてあるのかな…?」


零地 「……どうなってるんだ?皆なんか…ヤバいか…?」

龍馬 「会った時と全然違うな」

エレー 「なんかだんだん悪化してきてませんか?」

大魔術師レミア 「まぁそれりゃ〜ね〜、女王が居なくなっちったらね〜」

モバンダ陸曹 「蟻の性質って奴だな」


ダナト 「赤ちゃん大丈夫か?さっきっから泣いてるげど…」

マティナ 「大丈夫じゃないだろ?もう無視してるぞ?」


モバンダ陸曹 「虫だk…」

龍馬 「虫の方の蟻だが、確か女王が居なくなった蟻達って子供食べるよな?」

零地 「確か食べたはず…」


ランデス 「えぇ…」

エレー 「じゃあ虫人なら…」


龍馬 「ん〜……育児放棄?」

零地 「うわぁ…」


マティナ 「じゃあどうするんです?」


龍馬 「俺達が面倒見ないとな〜」

零地 「それしかないだろ?」


モバンダ陸曹 「…」(´・ω・`) ショボーン


すると後ろから虫人護衛兵シエラがひょっこりと出てきて、頭を抱えながら…


虫人護衛兵シエラ 「はぁ〜…ついに皆なっち()まったか〜。…まぁ持った方か〜」


零地 「お前は大丈夫なのか?」


虫人護衛兵シエラ 「女王様が死んだ事は確かに辛いけど…僕は元々遠征隊長だから多少は慣れてるし、それに外の世界に興味があったからね」


零地 「だから大丈夫なんだな」


そう話していると無線から集合合図が出され零地達は指示通りに行き、全隊員&SATが集まると階級が上の隊員が三等陸佐(連隊長)の代わりにある事を言ってきたのだ


隊員(上) 「突然だが単刀直入に言う。この城の衛兵ではあるが旧国軍がここに押し押せてきているとの情報が入った。旧世界がこの城へ到着するのは今夜、速やかに配置し準備せよ。三佐の命令である。以上!」


龍馬 「…マジか」

モバンダ陸曹 「もうあいつらストーカーじゃね?」


零地 「じゃあ俺エレー達に言ってくる」


龍馬 「おう」


そして零地はエレー達に今夜旧国軍が攻めてくると説明して、準備を始めた


零地 「機銃はこの位置で良いんだな?」


龍馬 「あってるあってる。この後に土嚢(どのう)も用意されるから」


零地 「OK〜」


モバンダ陸曹 「…にしてもよ〜、旧国軍ってマジでしつこいし、なんであんなに多いのか?」


零地 「そりゃあ一つ一つの都市を攻め落とした訳じゃないし、いきなり降伏しろだなんて言われてもね〜」


龍馬 「それはそうとしてよ、問題はヴァルダよ。まさか時期指導者だったなんてな…」


零地 「意外だよな〜」

モバンダ陸曹 「まさか時期指導者とはな〜…今のうちに仲良くしとけば良いんじゃね?」


零地 「それもそうだな。それにレミアの話によればヴァルダ以外にもいるらしいし、絶対にヴァルダが指導者になるって訳じゃなさそうだしな」


モバンダ陸曹 「……けどよ、なりそうじゃないか?あの強さなら…?」


零地 「だよな」

龍馬 「十分なりそう」


モバンダ陸曹 「…上にヴァルダの事報告するか?」


零地 「しないとさすがに俺でも怒られるから報告しないとな」


そうして話していると夜になり、暗視装置を着けて配置に付き銃を構え、旧国軍の攻撃に備え警戒をしていた


モバンダ陸曹 「あ〜…暇だ…」


龍馬 「暇だけど来ないで欲しい…」


零地 「もう帰りたいな…」


モバンダ陸曹 「せやな」

龍馬 「同感」


モバンダ陸曹 「……眠いな…」


龍馬 「寝るなよ?」

零地 「寝たら叩き起す」


モバンダ陸曹 「……お前らは?」


零地 「眠い」

龍馬 「眠い」


モバンダ陸曹 「だよな〜」


零地達は旧国軍相手ではなく眠気と戦ってると、龍馬に頼まれ土嚢(どのう)を複数個持ってきたエレー達が来て確認をとった


エレー 「皆さーん、持ってきましたよー!」


零地 「お疲れ」

龍馬 「そこに置いてくれ」


エレー 「は〜い」


言われた所に土嚢(どのう)を置く


ダナト 「は〜…疲れた〜」

ランデス 「力仕事は苦手です〜」

エレー 「階段キツかったよね〜」


マティナ 「ハァ…ハァ…ハァ………1番疲れたのは私ですよ……8個持たされたんですよ!」


零地 「うゎ…頑張ったな」


マティナ 「もう…動きたくない…」


零地 「まぁ…休め」


マティナ 「そうさせてもらいます…」


零地 「…ヴァルダとレミアは?」


エレー 「分かりません。どこ行ったんでしょうか…?」


龍馬 「あ〜ぁ、あの二人は他の所で警戒してるよ。戦いぶりが凄かったからな」


零地 「まぁ…あの二人はな」

エレー 「凄いですもんね」


龍馬 「…」


零地 「……どうした?」

エレー 「なにか見つけましたか?」

マティナ 「敵ですか?」

ランデス 「やだ〜」

ダナト 「来るな〜」


龍馬 「…モバンダを見てみろ」


零地 「えっ?」


モバンダ陸曹 「Zzz…」


零地 「うゎ寝やがってる」


龍馬 「どうする?修○の真似で起こすか?」


零地 「いや大声出したら怒られるだろ?」


エレー 「良い方法がありますよ!」


龍馬 「マジで?」

零地 「やってみてくれよ」


エレー 「まだ言ってないんですけど…ランデス、()()お願い」


ランデス 「は〜い」


ランデスはモバンダの背中に手を着け、小さい魔法陣を出現させ軽く息を吸って…


ランデス 「ハ〜ァ…ハァッ!」


すると魔法陣から小さい弱めの電撃が発生してモバンダの体中に電撃が走る


モバンダ陸曹 「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば!!?」


零地 「おはよう」(『おはよう』の時間じゃない)

龍馬 「これから悪夢が始まるぞ!……多分…」


ランデス 「これで良かったですか?」

エレー 「ちょっとやりすぎ」


零地 「大丈夫大丈夫、これで丁度良い」


モバンダ陸曹 「丁度良くね〜よ…」(掠れた声)


零地 「じゃあ寝るな」

龍馬 「じゃあ寝るな」


モバンダ陸曹 「はい…」


それから数時間後、なんの変化もなくただ時間が流れていき、気付けば朝日が登り初めており、空が明るくなってきていた


エレー 「むにゃむにゃ…zzZ」(マティナに抱きついている)

ランデス 「ゴックン…zzZ」(マティナに寄りかかっている)

ダナト 「ぅぇぇぃ…zzZ」(マティナの腹を蹴っている)


マティナ 「ぅ゛ぅ゛ぅ゛…zzZ」(苦しんでいる)


モバンダ陸曹 「寝れるって良いな…」


龍馬 「言うな」

零地 「俺らだって眠いんだ…」


モバンダ陸曹 「…お前確か1週間寝ない訓練受けてたよな?訛ったか?」


零地 「訛ったよ…」


大魔術師レミア 「やぁ!君達起きてるかい?」


零地 「あぁレミアか、なんだ?レミアは向こうを警戒してたんじゃないのか?」


大魔術師レミア 「あっちの方は大丈夫らしいからこっちに来たんだよ」


零地 「あ〜ぁなるほど」


大魔術師レミア 「それで……あれ?ランデス達こんな所で寝てるのか?よく寝れるな〜」


零地 「慣れてるんだろ?……それで話したい事あるんじゃないのか?」


大魔術師レミア 「あぁそうそう、あんたらの持ってるムセンがちゃんと繋がれば仲間を呼べるんだろ?」


零地 「あぁそうだ。仲間に繋がればの話だが」

龍馬 「人工衛星はないし、こんな森の中じゃ繋がらないよな〜」

モバンダ陸曹 「他に俺らからすればこの世界は異世界だ、他の影響で繋がらないかもしれないしな」


大魔術師レミア 「細かくまでは教えてくれなかったけど、何となく仕組みは分かったよ。多分お仲間さんに繋がらない1番の理由はあの乱気流だと思うんだよ」


龍馬 「乱気流?」

零地 「ここら辺は乱気流が発生しやすいのか?」


モバンダ陸曹 「…」


大魔術師レミア 「発生しやすいよ。変わった乱気流がね」


龍馬 「うっわ、嫌な地形」

零地 「解明不可能って事か…」


モバンダ陸曹 「…」


大魔術師レミア 「そうなんだよね〜。どうして発生するのか分かってなくて〜」


龍馬 「けど今は天気が良いぞ?」


大魔術師レミア 「ここはね?あんたらが来た方見て」


レミアがそう言い、零地と龍馬は自分達が来た方向を見ると巨大でどこまでも続く乱気流が発生しており、乱気流の雲には遠くからでもハッキリ見えると雷が走っていた


零地 「あれか…」

龍馬 「……あれ仲間を呼べても来れるか?」


大魔術師レミア 「空からは絶対に無理だよ〜?自殺行為だからね〜」


零地 「だろうな」

龍馬 「普通に考えてそうだろ?」


大魔術師レミア 「まぁ、あの乱気流の下もとんでもない事になってるんだけどね」


零地 「行きたくね〜な」

龍馬 「…絶望」


モバンダ陸曹 「……なぁちょっと良いか?」


零地 「なんだ?」

龍馬 「なんか見つけたか?」

大魔術師レミア 「幽霊でも見つけた?」


モバンダ陸曹 「いや、幽霊じゃなくて…あそこってあんなに茂ってたっけ?」


零地 「えっ?」

龍馬 「えっ?」

大魔術師レミア 「ん?」


モバンダが指摘した場所を零地達が見た時、丁度朝日が顔を見せ、朝日の眩しさに零地達は目が眩み手で守ったその時、森の中からラッパの音が鳴り響き、ラッパの音が鳴り響くと同時に旧国軍の雄叫びも一気上がった


(旧国軍の雄叫び)

「わわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわ!!!!」


零地 「やべぇついに来やがったぞ!!」

龍馬 「来んじゃねーよ!!」

モバンダ陸曹 「機関銃の餌食にしてやる!!」


大魔術師レミア 「ほら皆起きな!!敵さんが来たよ!!」


エレー 「うぅ……えっ!?うわわわわわ!!皆早く起きて!!」


マティナ 「…えっ?あっ…ぁぁぁ」

ランデス 「えっ…え〜と……来たんですか?」

ダナト 「ぁ〜…」


するとその瞬間、城の外から巨大な岩が複数個城内へと飛んで来て、その岩にぶつかった箇所は凄い音と共にその部分だけ少し崩れ損傷し、門も一部崩れてしまった

(岩に当たって崩れる音)

ドゴォオオオ!!!


零地 「今のは何だ!?」


龍馬 「投石器(とうせきき)って奴だよ!」


モバンダ 「俺らの所に飛んで来なくて良かったな!」


(無線)

一尉 「三佐から全隊員へ!直ちに反撃開始!!敵が逃げ出した時点で攻撃を停止せよ!」


龍馬 「…らしいぞ!」


零地 「ならやるっきゃねーだろ!」


モバンダ陸曹 「喰らえやゴルァアアアアアアアアアアアアアア!!」

(ブローニングM2重機関銃の銃撃音)(機関銃)

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!


零地 「もう疲れた!」

(銃撃音)

ダダン!!!ダン!!!ダダダダダン!!!ダダダダン!!!ダダダダン!!!ダダダダダン!!!


龍馬 「俺もだ!!」

(銃撃音)

ダダダダダン!!!ダダダダダダダン!!!ダダダダダダン!!!ダダダダダン!!!


大魔術師レミア 「(あたし)に任せな!」


そう言うとレミアは自分の杖を1回横に降り8つの小さな魔法陣が出現して、その魔法陣の中心に激しく光る何かも出現するとレミアが一言…


大魔術師レミア 「魔法の恐怖を忘れるな。…ハッ!!」


そしてレミアが杖を前に降った瞬間その8つの魔法陣からレーザービームかのような物が発射され、地面に当たると手榴弾の4倍近くの爆発が起き、それが8回連鎖的に爆発した


(爆発音)

バゴバゴバゴバゴバゴバゴバゴバーゴ〜!!!


零地 「やるね!」


大魔術師レミア 「どうもいたそまそ!」(どうも致しまして)


エレー 「凄い…たった一振でこんな技を…」

マティナ 「さすがは大魔術師…」

ランデス 「やっぱりお姉ちゃんは凄いよ〜」


零地 「破壊力ばつぐんだな!」

(銃撃音)

ダダン!!!ダダダダダダダン!!!ダダダダダダダン!!!


レミアが強力な魔法攻撃を見せると、旧国軍は森の中から何十体の竜を飛ばしてきて、竜騎兵の攻撃を始めてきた。レミアは竜騎兵を見て…


大魔術師レミア 「あの竜達は(あたし)に任せな!」


零地 「頼む!!」


モバンダ陸曹 「これが泥沼戦かー!!」

(ブローニングM2重機関銃の銃撃音)(機関銃)

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドン!!!


零地 「少し違うぞ!!」

(銃撃音)

ダダダダダン!!!ダダダダダン!!!ダダダン!!!


龍馬 「これで迫撃砲があったらもっと良いのにな!!」

(銃撃音)

ダダダン!!!ダン!!!ダン!!!ダダダダダダダン!!!ダダダン!!!


モバンダ陸曹 「おい!向こうで敵が梯子(はしご)を掛けてるぞ!!誰かやってくれ!!」


零地 「ダナトやってこい!!援護する!!」


ダナト 「おう!」


梯子(はしご)が掛けられた場所まで移動し、登って来ている旧国軍を切りつける


旧国軍 「ぐぉあ!!」


ダナト 「こんにゃろう!!こんにゃろう!!」


(零地の援護射撃)(銃撃音)

ダダン!!!ダダダン!!!


龍馬 「やべ!!こっちも登ってきた!」

(銃撃音)

ダダダダダダダダダダダダダダン!!!


零地 「あっちもだ!!」

(銃撃音)

ダダダダダダダダダダン!!!


モバンダ陸曹 「これ耐えれるか!?」


零地 「分からん!!」

(銃撃音)

ダン!!!ダン!!!ダン!!!


龍馬 「また梯子(はしご)掛けやがった!!破壊してくる!!」


零地 「分かった!!」

(銃撃音)

ダダン!!!ダダダダン!!!


旧国軍指揮官 「突撃ーーー!!」


旧国軍兵士 「わァーーーーー!!」

旧国軍兵士 「わァーーーーー!!」

旧国軍兵士 「わァーーーーー!!」

旧国軍兵士 「わァーーーーー!!」

旧国軍兵士 「わァーーーーー!!」

旧国軍兵士 「わァーーーーー!!」


モバンダ陸曹 「やべぇまた来る!!」

零地 「機銃って何か分かるか!?」


モバンダ陸曹 「分かるわそんなもん!!喰らえぇぇぇぇ!!」

(ブローニングM2重機関銃の銃撃音)(銃撃音)

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドン!!!


どんな零地達が撃っても旧国軍の猛攻は治まらず、すると旧国軍兵士達が一斉に梯子(はしご)をかけ、登って来てそれに対処しようも対応出来る隊員がおらず、旧国軍兵士数名の侵入を許してしまった


龍馬 「うげやっべ!!」

零地 「やっちまった!!」


エレー 「任せて下さい!」

ダナト 「オルァー!!」

マティナ 「ハアッ!!」


登って来た旧国軍兵士にエレー達が剣を切りつけ登って来た旧国軍兵士を倒し、空で戦ってたヴァルダが梯子(はしご)を登ってくる旧国軍兵士達の首元に矢を放ち、敵を落とすとエレーが魔法で梯子(はしご)を燃やして零地の所へと戻った


エレー 「やってきましたよ!」


零地 「ありがとな!」


龍馬 「おい!また梯子(はしご)をかけられたぞ!!しつけーなおい!!」


モバンダ陸曹 「龍馬ここ変われ!!」


龍馬 「はぁ!?」


(銃撃音)

ズドドドドドドドドン!!!ズドン!!!ズドドドン!!!ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドン!!!

モバンダ陸曹 「零地、(ガソリン)はあるか?」


零地 「油!?そんなもんあるか!!」


モバンダ陸曹 「だよな〜(笑)…油を持っている奴はいるかー!!」


隊員 「油なんか持ってるか!!」

隊員 「そんなの関係あるか!?」

SAT 「何ふざけた事を!!」

SAT 「そんな事言ってる暇があるなら撃って下さいよ!!」

衛兵 「油!?あるが持って来れるか!!」


ダナト 「…油?なら持って来るか?」


(銃撃音)

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドン!!!

モバンダ陸曹 「頼む!!日に移る奴だ!!」

(銃撃音)

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドン!!!


ダナト 「火に移る油な?じゃあとって来る!!」


そしてダナトは油を取りに行き、それまでの間零地達はひたすら撃ち続け、少し経つとダナトが黒い油が入った木のバケツを持って来てモバンダの側に起き確認をとった


ダナト 「この量で大丈夫?」


モバンダ陸曹 「あざーっス!これでやれるぞ!」


零地 「何をする気だ!?」


モバンダ陸曹 「まぁ見てろ!」


そう言うとモバンダは火がついてない松明を持ち火をつけ片手で持って、もう片手に木で出来たコップを持ち油を掬うとなんと、その油を口の中に入れたのだ


零地 「おい!?」

龍馬 「お前バカか!?」

エレー 「何やってるんですか!?」

ダナト 「うわ、この人…」

ランデス 「えぇ…」

マティナ 「頭狂ったんですか!?」


すると油を口に入れたモバンダは敵がかけた梯子(はしご)の真上に行き、登ってくる敵に松明を向け思いっきり口に含んでる油を吹き掛けた。するとその吹き掛けた油に火が燃え移り、それに当たった敵は梯子(はしご)諸共燃え、燃えた敵は地面に落ちてその梯子(はしご)は使えなくなるとモバンダは大声で…


モバンダ陸曹 「フォオオオオオオオオ!!見たかぁぁぁ!!これが俺らの世界のマジック(トリック)だぁぁぁ!!」


零地 「す…すげぇ…」

エレー 「すごい…」

ダナト 「何あの技…」

ランデス 「そう使うの〜?」

マティナ 「もうこの人やりたい放題だな」

大魔術師レミア 「あんた面白いね〜!」


龍馬 「おいあっちも来たぞ!!」


モバンダ陸曹 「任せろ!!」


そしてまた同じように油敵に吹きかける


(燃える敵)

旧国軍兵士 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」

旧国軍兵士 「あぎゃああああああ!!」

旧国軍兵士 「ぐぉおおおおおおおお!!」


モバンダ陸曹 「ほぉーっほぅ!!」


零地 「あいつ…サイコか?」

龍馬 「だな」


するとその時だった、零地達の反対側から投石器(とうせきき)で発射された岩が零地達の背後に飛んで来たのだ。零地達はその事に気付かず撃ち続けており、唯一気付いたのはエレーで、危ないと思ったエレーは大声で皆に…


エレー 「皆伏せて!!」


零地 「えっ?…マズイ!!」

龍馬 「えっ…!!」

モバンダ陸曹 「ウッソだろおい!!」

ダナト 「なんでこっちまで飛んでくるんだ!!」

ランデス 「お姉ちゃん!!」

大魔術師レミア 「間に合わない…!」

マティナ 「…!!、エレー様こっちに!!」


飛んできた岩が零地達のいる門に激突し、門が瓦礫と化し衝撃と共に皆は吹き飛んで、零地は壁に頭を強く打ち付け気絶してしまった


零地 「グハッ!!…」


龍馬 「零地!!」


そして皆に危険を伝えたエレーは、岩が門にぶつかった衝撃で落ちかけ、エレーを助けようとマティナが手を掴みキャッチしたが、マティナは踏ん張っていなかった為エレーと一緒に落ち、そのマティナを更に落ちないように掴んだダナトとランデスも5m程下の壁(門)の外に落ちてしまった


エレー 「キャー!!」

マティナ 「アアアアアア!!」

ダナト 「ギャーー!!」

ランデス 「うわわわわわ!!」


大魔術師レミア 「ランデス!!」

モバンダ陸曹 「落ちたぞおい!!」


妹達を助けようとレミアも壁(門)の外に降りようとするとレミアに向い矢や魔法弾が飛んで来て、危ないと龍馬が背中(服)を掴み引っ込めさせ…


龍馬 「やめろ死ぬぞ!!」


大魔術師レミア 「妹達が危ないだろ!!」


龍馬 「くっ…モバンダに他の奴ら!!落ちたエレー達を援護しろ!!」


モバンダ陸曹 「了解!!」


隊員 「頭を出したら危険です!!」


龍馬 「外より安全だろ!!…零地起きろ!!エレー達が落ちたぞ!!起きろー!!」


頭を強く打ち気絶してしまった零地を起こそうと龍馬は大声で呼びかけるが零地は起きずにいた。しかし気絶した零地は夢の中でまた環奈とあっていたが、何かが違っていた…


環奈 「…けどこれからは零地くんが私に凄いって言われないといけないね〜」


零地 「…頑張る……」


環奈 「それに零地くんは皆から愛されてるんだから、愛されてる分皆を守るんだよ〜?」


零地 「…()()目指して頑張る……」


環奈 「あっ!()()目指すって言ったね?言ったからにはちゃんと()()にならなきゃダメだよ?」


零地 「…」


環奈 「……今、余計な事言っちゃったって思ってるでしょ?」


零地 「…」


環奈 「じゃあ…英雄なら今の皆を守んないとね?」


零地 「……えっ??」


環奈 「も〜分かんないの?ちゃんと愛する人と皆と守ってね?(ニコ)」


零地 「……えっ?」


環奈 「絶対だよ?」


零地 「……環奈…」


環奈 「ちゃんと皆を…だよ?(ニコ)」


零地 「…け…けど環奈、お…俺は……弱い男だったんだ。強くなったつもりなだけで…本当は……」


環奈 「………だから約束は守れない?」


零地 「……守れなかった…俺には…」


環奈 「守れなかった約束はもう無視して良いんだよ?今守る約束があるでしょ?」


零地 「け…けど……俺はやっぱり………」


環奈 「……やっぱり?」


零地 「やっぱり……守れないんだ………環奈が居ないと…」


環奈 「フフ…大丈夫、また会えるから」


零地 「また…?」


環奈 「だから…守れるよね?」


零地 「…あ…あぁ……守る……守るよ…環奈……」


環奈 「フフ(ニコ)……偉い偉い…」(頭を撫でている)


零地 「…」































零地 「……………はっ!…はぁはぁ…」


龍馬 「おい零地!!大丈夫か!?」


零地 「ぁっ……俺は大丈夫だ!すまない…!」


龍馬 「ならエレー達を何とかしてくれ!!壁(門)の外に落ちちまったんだ!!」

(銃撃音)

ダン!!!ダン!!!…ダダダン!!


零地 「なに!!?」


チラッと下を確認する


零地 「援護してくれ!」


龍馬 「はぁ!?お前何を言って…」


すると零地は壁(門)の外へ飛び越えていき、エレー達の所で着地してすぐに近くにいる敵兵にすぐ様発砲、銃を構えながらエレー達の下へと移動した


零地 「皆大丈夫か!?」


エレー 「何とか…」

マティナ 「擦り傷程度です」

ダナト 「背中痛い…」

ランデス 「私は無傷です」


零地 「なら良かった」


エレー達の無事を確認したが、それよりも問題なのは零地達の周りにいる旧国軍である


(小声)

零地 「環奈…全員を守る……これはいつまでも続く約束だ…」


すると零地は|89式5.56mm小銃アサルトライフルを握りしめ、近ずいてくる敵兵を撃ち殺す


(銃撃音)

ダダン!!!ダン!!!ダン!!!ダン!!!ダダダン!!!ダ!!!……

零地 「ん?嘘だろ…」


突然、零地が持ってた|89式5.56mm小銃アサルトライフルが壊れ撃てなくなってしまった。しかしその時の為の拳銃を2丁取り出して一瞬で周りを確認し、素早い動きで1発も外さずに撃ち始めた


零地 「この野郎!!」

(拳銃音)

バンッ!!!…ババンッ!!!バンッ!!!バンッ!!!……バンッバンッバンッ!!!


敵が多いが零地からしてみたらそんなの関係ない、素早い早撃ちをして華麗に倒してはリロードし早撃ち…それを繰り返し撃ち続けた


(拳銃音)

バンッ!!!バンッ!!!…バババンッ!!!…バンッ!!!バンッ!!!バンッ!!!バンッ!!!


その素早い早撃ちにエレー達や上で援護している他の隊員達は驚きを隠せておらず、龍馬やモバンダは興奮していた


エレー 「零地さん…凄い……」

マティナ 「さすがですね」

ダナト 「かっけぇなぁ〜」

ランデス 「零地さんは本当に人間…?」


隊員 「す…凄い…」

隊員 「なんだあの動き…」

隊員 「まるで映画を見てるみたいだ…」


SAT 「あれが英雄の動きか…」

SAT 「さすがわ英雄って所だな」

SAT 「けど何故いきなり…」


龍馬 「…あいつ本気出したみたいだな」

(銃撃音)

ダダダダダダン!!!


モバンダ陸曹 「あぁあの動きはな!」

(クーガーの機銃の銃撃音)

ズドドドドドドン!!!ズドドドドドドドドドドドン!!!ズドドドドドドドドドドドドドン!!!


その時、零地達の前方から三体の中型竜が空から現れたが関係なしに撃ち続けた。しかしその三体の竜には銃弾が効かず、跳ね返ってしまった。それを見て零地達は…


零地 「なんだあの竜…!」

(拳銃音)

バン!!!バン!!!バン!!!


エレー 「あれは…装甲竜の中の1匹!『ジャーガル竜』です!!魔法攻撃も跳ね返って通用しません!!」


零地 「マジかよおい!!」


するとその三体の装甲竜が止まり何をするのかと撃ちながら見ていると、口から銀色のヨダレ?を出し初め、口を開くとなんと、口の中に巨大な鉄の針?が入っており、それを凄い勢いで発射してきたのだ


零地 「っ!!(マズイ!!)」


零地に向かって1発の針?が飛んできて、さすがに守りきれないと思ったその時、零地の目の前にエレーやマティナ達も守れる程の魔法陣が出現し、その針?を受け止め無力化された。それと同時に零地達のすぐ近くにいた敵兵達が空から飛んできた矢に撃たれ死んだ。

零地達は上を見るとレミアが「援護は任せな!」な目をしてこっちを見ていて、零地はそれを見てある事をやろうと考えた


零地 「………全員ここで待ってろ。俺はあの竜をぶっ倒してくる」


マティナ 「装甲竜を1人で!!?」

ダナト 「無茶です!!自殺行為ですよ!?」

ランデス 「食い殺されるよ!!」

エレー 「なんでそんな事を!!」


零地 「たった1人で三体の竜を倒せば敵はビビって逃げる。それが狙いだ」


エレー 「えっ!?けど!!」


零地 「俺だってやりたくねーよ。けど嫌でもやるのが自衛隊、侍の日本人魂なんだよ」


エレー 「ニッポン人魂…」

マティナ 「サムライ…」


零地が装甲竜を倒そうとするちょっと前、城内で集団鬱になった虫人達(蟻人族(ありじんぞく))を虫人護衛兵シエラが仲間を宥め、一緒に戦おうと呼びかけていた


虫人護衛兵シエラ 「皆!!彼らニホンと一緒に戦おう!!助けてもらった借りを返さないと!」


蟻人族(ありじんぞく) 「………女王様が居ないと…」

蟻人族(ありじんぞく) 「もう別にいいよ…奴隷になっても死んでも…」

蟻人族(ありじんぞく) 「私達に生きる理由なんて…」

蟻人族(ありじんぞく) 「こうしてた方が彼らの邪魔にならないよ…」

蟻人族(ありじんぞく) 「なんの為に戦うの…?」

蟻人族(ありじんぞく) 「もう私達なんて居ない方が…」


虫人護衛兵シエラ 「ぐ……なら…」


そうすると虫人護衛兵シエラが1人の赤ちゃんを抱き上げ、賭けに出た


虫人護衛兵シエラ 「この子は時期女王だ!!僕達の希望だ!!まだ滅んでいない!!」


虫人護衛兵シエラは時期女王でも何でもない赤ちゃんを時期女王と嘘をつき、皆に見せた。すると虫人達(蟻人族(ありじんぞく))はみるみるオーラと気力を変えていき、全員が立ち上がると雄叫びを上げたのだ


蟻人族(ありじんぞく)達 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」


蟻人族(ありじんぞく) 「やってやるぞーーーーー!!」

蟻人族(ありじんぞく) 「女王を守れーーーーーーーー!!」

蟻人族(ありじんぞく) 「奴らを殺せーーーーーー!!」

蟻人族(ありじんぞく) 「武器を持てーーーーーーーーーーー!!」

蟻人族(ありじんぞく) 「恐れるなーーーーーーーー!!」

蟻人族(ありじんぞく) 「女王様を殺された怨みを晴らせーーーーーーーーーーーーーーー!!」


蟻人族(ありじんぞく)達 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!行けぇぇええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」


虫人達(蟻人族(ありじんぞく))は一斉に武器を持って戦いに混じっていき、気付けば目の前から仲間達か居なくなっており、シエラはポカーンっとなっていた


虫人護衛兵シエラ 「・・・こうなるんだったら最初っからこうやっとくべきだったな…」


そして零地達の方へと戻り…


零地 「それじゃあ行って…」


蟻人族(ありじんぞく)達 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!行けぇぇええええええええええええええええええええええええええええ!!!!突撃ーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」


零地 「なんだ!?」


突然壁(門)を越えて大量に突撃しだして来た虫人達(蟻人族(ありじんぞく))に驚いたが、その虫人達(蟻人族(ありじんぞく))は旧国軍に突っ込んで行く所を見た零地は「今だ!」と思い一緒に突撃し、一直線に装甲竜へと向かっていた


装甲竜の唸り声

「グゥオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」


零地 「……ハリウッド映画の4Kよりもスゲぇ〜迫力」


そう言った後零地は手榴弾を取り出し、走りながらピンを抜き、装甲竜が口を開け自分を食べようとした所に手榴弾を投げ自分はスライディングし回避、装甲竜の腹の下を転がりすぐに立ってダッシュで次の装甲竜に向かう。すると手榴弾を食べた装甲竜の頭が爆発し顔面が木っ端みじんに…

それと同じように次の装甲竜にもタイミングよく手榴弾を口に入れさせ、同じように逃げ爆発、一旦立ち止まって確認した


零地 「…ちゃんと殺せてるな。…ハリウッドの真似は危険過ぎるな…かっこいいけど……」


そして前に振り向かえった瞬間、空からドンっ!!ってな感じに最後の一体が現れ、零地に向い唸った


装甲竜の唸り声

「グゥオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」


零地 「………最後の奴は自分から来てくれたか…及びじゃない!!」


零地は手榴弾を取り出そうとしたが手榴弾は切れていた


零地 「あっ………ヤベっ!!」


零地は拳銃を取り出し構えた瞬間、敵の矢が零地の右腕(上腕(じょうねん))に当たり拳銃を落としてしまった


零地 「グアァ……マズイ…!」


そして左足(太もも)にもう1発当たる


零地 「ゔゔ…!」


ついに零地はその場で倒れ込んでしまい、仰向けになると、装甲竜が大口を開けて自分を食べようとするのを見て…


(小声)

零地 「……………まだ死ねねぇ…」


その瞬間、空中からバルカン砲の音が聞こえ、自分を食べようとしている装甲竜に当たり、装甲竜はその攻撃で苦しんですぐに死んでしまった。空を見るとなんとF-2A/Bに似た機体が10機飛んでおり、9機に「海上自衛隊」、1機に「航空自衛隊」と書かれてた。なんでここにっと思っていると無線から龍馬が生命確認をしてきた


(無線)

龍馬 「零地!!無事か!?」


(無線)

零地 「あぁ…矢を受けち待ったが…」


(無線)

龍馬 「お前ならまだ旅は続けられる!それより増援だ!!助かっぞ!!」


(無線)

零地 「どうやって呼んだんだ?繋がらなかったんじゃないのか?」


(無線)

龍馬 「それがよ、ヴァルダが無線で呼んだらしいんだ」


(無線)

零地 「ヴァルダが…?」


(無線)

龍馬 「あぁ、空高く飛んで通常たらしい!」


(無線)

零地 「………最初っからそうやっとけば良かったんじゃないか?」


(無線)

龍馬 「盲点だったんだよ!…今そっちにモバンダ達を送った。助けてもらえ!」


(無線)

零地 「ありがとよ……オーバー…」


そしてその後、到着した海上自衛隊と航空自衛隊の機体により旧国軍は大体殲滅され、零地はエレー達を連れてきたモバンダに救出されことを得た。旧国軍の攻撃が完全に無くなると、海上自衛隊.航空自衛隊の機体は帰っていき、その数時間後に陸上自衛隊の航空ヘリが迎えに来て貿易都市アンバラへと飛んで帰ってった……

零地達が旧国軍と戦っている数日間の間、アルディアム・ベルナーム王国首都『リ・バロ』では、ルーラ・アルスハクトラス・シーデス殿下がユーラナンス自由王国都市『要塞都市ベルゼル』へと向けて出発しようとしており、兄.弟が見送りに来ていて色々話していた


ダーガル国王陛下 「まさかルーラが一国の王になるなんて思ってもいなかったよ」

ファグラ第二王太子 「東地域をよろしく頼んだぞ」


ルーラ王女 「はい。一国の王になったからには全力で励もうと思います」


ダーガル国王陛下 「それと…彼らニホンの事について何か分かったらまた会った時に教えて欲しい」


ルーラ王女 「もちろん、そのつもりですよ」


ハウド兵長 「……ルーラ様、お時間です。彼らの馬車(車)(リムジン)にお乗り下さい」


ルーラ王女 「えぇ、分かりました」


陸自隊員 「…失礼ながら、お忘れ物はございませんか?」


ルーラ王女 「ありま…」


?? 「ルーラ!!どこに行くんだ!!僕は絶対に認めないぞ!!」


突然会話を挟んで来たのは高貴族の『ドリバル・アロ・ナート』であり、旧ベナウム王国の議長の息子である


ドリバル 「なぜ僕の指示に従わないんだ!!それにこの僕を連れていかないなんて…何様のつもりだ!!」


ルーラ王女 「ドリバル…どうやって入って来て…」


ドリバル 「そんな事はどうでも良い!!戻るぞ!!まだ僕達の結婚式はまだなんだぞ!!」


(小声)

陸自隊員 「えっと…彼は?」


(小声)

ハウド兵長 「ルーラ様の婚約者です」


(小声)

陸自隊員 「ルーラ様のご婚約者様でありましたか」


ハウド兵長 「……ルーラ様、お時間がありません。お早く…」


ドリバル 「うるさい黙ってろ下等民が!!今僕が何をしているのか分からないのか!?」


ハウド兵長 「…大変申しにくいのですが、ルーラ様の代わりに言わさせてもらいます。ルーラ様はドリバル殿とのご結婚は意識しておりません。直ちにご退去願います」


ドリバル 「この僕に命令か!?それにルーラがこの僕との結婚を拒否しているだと!!?殺されたいのかお前は!!」


陸自隊員 「(見た目はスリムでイケメンだけど中身がブスな人だな…)」


ドリバル 「おいそこの弱小島国軍人!!荷物を降ろせ!!今すぐ!!」


陸自隊員 「…」


ドリバル 「おい何無視してるんだ!!降ろせって言ってるだろ!!弱小島国軍人!!」


陸自隊員 「…」


ドリバル 「聞いてるのかおい!!」


ドリバルが陸自隊員の胸元を掴む


陸自隊員 「あっ…私の事でしたか。ついWeak Kojima military personnelと言われた物でしたから私ではないのかと…」


ドリバル 「…えっ??」


陸自隊員がこの世界では絶対に分からない英語で言い、頭が「?」になっているドリバルにルーラ様が大声で…


ルーラ王女 「ドリバル・アロ・ナート、私はあなたとは決して結婚はしません!あなたとの婚約は破棄させてもらいます!」


ドリバル 「な…なにを勝手な事を!!」


ダーガル国王陛下 「ドリバル、君はルーラに対して失礼だ。それに我が同盟国のニホン国の軍人に失礼な事を……本当に失礼極まりない」


ドリバル 「ダ…ダーガル殿これは……私はアラグート陛下との間で決めた婚約なので…」


ダーガル国王陛下 「アラグート陛下はもうこの国には居ない。今は私がこの国の国王だ。それにルーラは一国の王だ、ドリバルは一国の王に今のような態度を取った。兄として、国王としてルーラとドリバルの婚約は今ここで破棄する。国王命令だ」


ドリバル 「なっ!…」


ダーガル陛下 「それと貴族の称号を取り上げる」


ドリバル 「そんな!理不尽な!」


ダーガル陛下 「連れてけ!」


ドリバル 「なっ!…離せ!!納得出来ん!!僕は貴族だ!!高貴族だ!!ルーラの婚約者だ!!離せ!!」


陸自隊員 「…ルーラ様、もう一度お聞きしますが、他に持っていく物はありますか?」


ルーラ王女 「いえ、ありません。行きましょう。では兄上、これで…」


陸自隊員 「…ではハウド兵長もご一緒に」


ハウド兵長 「失礼致します」


そしてルーラ王女がリムジンに乗り出発すると城の外では国民が集まり、それはまるでパレードの様だった。ある者は祝福し、ある者は泣く者もおり、ルーラ王女がどれだけ国民から信頼され支持されてたかハッキリと分かるものだった。ルーラ王女を乗せたリムジンは自衛隊に護衛されながら要塞都市ベルゼルへと向かった……







次回話は今回の別の視点です。多分短いです。

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