29話 旧ベナウム王国アレンバル侯領
《注意》
この小説はあらゆる民族・国家・戦争・宗教・主義・思想を陥れる意図はありません。
非難するような事があると思いますが、全てストーリーに関するものなので、広い心で見てくれたら幸いです。
この小説は皆様の協力の元成り立っております。小説作りはまだニワカですが、これからも見て頂けると幸いです。
今回かなり遅くまりまして申し訳ございません。
リアルの仕事が大変で頭が回らず、ろくに製作出来ずにいました。これからも遅くに返信するかも知れませんが、気長にお待ち下さい。
前回、南へと向かって移動していた零地達は途中虫人の蟻人族達と、それと一緒にいた先行隊と出会い同行する事になり、共に南の奥地にいる領主の城へとゆっくり進んでいたが、道中旧国軍が使っていたと思われる馬車を発見し、その馬車を虫人達に使わせスピードが上がり例の領主のすぐ側まで来ていた……
モバンダ陸曹 「お〜い…まだ領主様の所には付かないのか〜?」
龍馬 「着いてくれなきゃさすがに俺も限界だ〜」(運転が)
零地 「……おい、本当にここら辺なのか?」
大魔術師レミア 「ここら辺だよ。領主の城は森の中にあるから分かりずらいんだよ」
(無線)
隊員 「先頭車、例の領主の城は見えるか?どうぞ…」
(無線)
零地 「…これら先頭車、城や建物らしき建造物は今の所見えない。見つけたらすぐn…」
っと言っている時に大きな建物の屋根が生い茂った木の枝の間からチラリと見え、段々ハッキリ見えてきてそれを無線で伝える
(無線)
零地 「……こちら先頭車、森の中に大きな建物を発見。恐らく例の領主が住む城だと思われる」
(無線)
隊員 「…了解。こちらからも見えた。……先頭車、城の門の前まで行きそこで停車せよ。三佐の命令だ」
(無線)
零地 「了解…」
龍馬 「…門の前な、了解」(無線の話が聞こえてた)
大魔術師レミア 「ほ〜ら、言った通りあったでしょ〜?」
零地 「アリマシタナ…っとモバンダ、念の為に機銃は構えてろ?」
モバンダ陸曹 「へいへい」
そして城の門の前で停車し、零地1人で門の前に立つと門の中から武器を構えた衛兵とメイドが40人程出てきて、零地は武装してない事を見せるとその中から執事が前に出てきて零地達に質問をしてきた
執事 「…遠い所からお越しいただいて誠に恐れ入りますが、いくつか質問させてもらいます」
零地 「えーと…」
(遠くから喋ってる)
龍馬 「零地!!」
零地 「なんだ?」
龍馬 「三佐が説得は任せたぞってよ!」
零地 「はぁ…マジか………で?質問とは?」
執事 「まず1に、あなた方の敵は誰ですか?」
零地 「旧国軍…ベナウム王国軍だ」
執事 「そうですか…では次にあなた方はベナウム王国を降伏させたニホン軍のお方々ですか?」
零地 「あぁそうだよ。俺らが日本自衛隊だ」
執事 「やはりそうでしたか…では最後に、ここへ来た理由はどう言ったご理由で?」
零地 「話すと長くなるんだが…」
執事 「ではできるだけ手短に…」
そう言われ零地は今までの事をこと細かく執事に説明し、ある程度説明が終わったタイミングでクーガーに乗っていたレミアが出てきて、突然現れたレミアに衛兵やメイド達は驚き…
衛兵 「えっ!?」
衛兵 「大魔術師レミア!!」
衛兵 「嘘だろ!?」
メイド 「一緒なの…!」
メイド 「本物だ…」
メイド 「まさかこんな所にいるなんて…」
大魔術師レミア 「いや〜ごめんね?私が出てくればもっと早く終わったのにね〜」
零地 「そう思うならさっさと出て来いよ」
大魔術師レミア 「ごめんねぇ〜」
零地 「…入るぞ〜」
そして警戒を解かれた零地達は城の門内へと入り、全車両を駐車すると護衛を連れた領主が歩いてきて、そっと自衛隊のトラックをしばらく見てから零地達に自己紹介をしてきた
領主 「長い所からご苦労。私の名は『デルト・アービア・バンラグスコ』。ここらの領地を統治する領主だ…助けを求めに来たのだろ?指揮官と話がしたい」
三等陸佐(連隊長) 「…分かりました」
三等陸佐(連隊長)は城の中へと入って行き、零地達は待機する事に…
その待っている間、零地はエレー達に自分達が知らない事を聞く事にして時間を潰す事に
零地 「なぁ、虫人達と会う前に話してた称号の奴について何だが…」
エレー 「他に知りたい事があるんですか?」
零地 「いやその後だ。魔王の事について知りたい。どこに居るのかとかな」
モバンダ陸曹 「あっ!それ俺も気になってたんだ。どんな奴何だ?」
エレー 「そうですね…アルデール大陸での魔王は9人いるんですが、魔王がいたのは数百年前です」
零地 「フゥ…」←(なぜか安心している)
モバンダ陸曹 「数百年前か…死んだのか?」
エレー 「はい、11剣雄王衆が倒しましたから」
モバンダ陸曹 「そういえば言ってたな」
零地 「つまりもう居ないって事か?」
エレー 「いますよ」
零地 「えっ??倒したんじゃ…」
モバンダ陸曹 「…封印か何かか?」
エレー 「えぇそうですが、封印ではなく無力化です。5人の魔王は11剣雄王衆との戦いで倒れて、残りの魔王達は力を無くさせたんです」
零地 「ほぉ〜…(なら安心だな…)」
モバンダ陸曹 「…魔王達からしてみれば最悪だな」
零地 「魔王の事について分かったし、次は…ニューの事だな。どこまで分かった?」
エレー 「ニューの事ですか?それが…あまりよく分かってないんです。擬態できる事ぐらいで…」
零地 「そうか、なら良いんだ。…じゃあ次は国の事について教えてくれ。前々から聞こうと思ってたんだが聞き忘れてた(笑)」
エレー 「あ〜ぁ…言われてみれば聞かれてませんでしたね(笑)。マティナ達も一緒の方が良いですね!」
零地 「だな」
モバンダ陸曹 「…ん?」
零地とモバンダが魔王や国の事について話していると同時に、11剣雄王衆の事について龍馬がマティナ達に話を聞いていた
龍馬 「お〜い。11剣雄王衆の事について知りたいんだが良いか〜?」
マティナ 「構いませんが?」
大魔術師レミア 「どんな奴を知りたいのかね?」
龍馬 「最強最悪の奴…『ラジュー・ヤラマーンド・ビスカル』だ」
マティナ 「その人ですか」
大魔術師レミア 「他のかと思った」
龍馬 「なんで最悪なんだ?英雄なんだろ?とんでもない事でもしたのか??」
マティナ 「いえしてません」
龍馬 「ならなぜ?」
大魔術師レミア 「ブオローフだからな」
龍馬 「ブオローフ?」
マティナ 「色んな種族の血が混じった者の事を言います。例えば耳が狼人族と猫人族で、尻尾が竜人で羽が羽人と、そういう感じです」
龍馬 「えーと……つまりキメラの事か。まさか理由はそれとは言わないよな?」
マティナ 「いやそうです」
龍馬 「…えっ?それだけで??ちょっと酷すぎじゃないか?」
大魔術師レミア 「やはり異世界から来たニホン人は私達の感覚とは違うみたいだね」
マティナ 「ブオローフは嫌われている存在です。単純にいえば怪物の様なものです」
龍馬 「……どんなに英雄になってもちょっとした事で嫌われるのか…」
すると零地とモバンダ陸曹と話してたエレーがマティナ達に声をかけてきて…
エレー 「ねぇー皆、零地さん達にアルデール大陸にある国教えてなかったよね?」
マティナ 「あ〜そうでしたね」
ダナト 「何だかんだ教えてなかったよな」
ランデス 「有名な国しか分からない」
大魔術師レミア 「私は全部分かるよ」
ヴァルダ 「…」
零地 「じゃあ早速…」
龍馬 「おい待て零地」
モバンダ陸曹 「その前に聞きたい事がある」
零地 「何だ?」
龍馬 「お前…今まで聞いてなかったのか?」
零地 「あ…あぁ……忘れてたんだ」
龍馬 「おい」
モバンダ陸曹 「…『調査』って意味答えてみろ?」
零地 「……調べる事…」
モバンダ陸曹 「うん。んで他に?」
零地 「……研…究…」
モバンダ陸曹 「他には?」
零地 「……た…探索…」
モバンダ陸曹 「分かってるじゃないか」
零地 「…」
モバンダ陸曹 「…」
零地 「…」
モバンダ陸曹 「…」
龍馬 「…」
零地 「…」
モバンダ陸曹 「…」
龍馬 「…」
零地 「……その…すまなかった…」
モバンダ陸曹 「素直でよろしい」
龍馬 「ちゃんと仕事せい」
零地 「はい…」
エレー 「あの〜…」
龍馬 「あっ!どうぞどうぞ言ってもらって」
モバンダ陸曹 「聞こうやないかぁ〜」
零地 「…出身地の国から教えてもらえないか?」
エレー 「出身地からですか?」
零地 「その方が早い」
龍馬 「忘れてた奴が言うな」
ダナト 「俺はもう教えてるから良いよな?」
モバンダ陸曹 「あぁ別にな。他の皆はどうだ?」
大魔術師レミア 「なら私達から言おう。私とランデスは『ファーガラスト=レバイア・アングルスト帝国』の『レト公国』って所が出身だよ」
龍馬 「いきなりスゲー所出てきた!!」
モバンダ陸曹 「くそ長国名!!」
零地 「どんな所何だ?」
大魔術師レミア 「多民族国家かな?」
ランデス 「多文化.多言語.多宗教です」
零地 「多民族国家かぁ…」
モバンダ陸曹 「ユーゴ(ユーゴスラビア)かな?」
龍馬 「火薬が見える」
零地 「他は?」
大魔術師レミア 「あ〜…酷い所だよ。治安はあまりにも悪いし、飯は食べれたもんじゃないし、仕事には就けないしさぁ〜」
ランデス 「酷かったよね〜」
龍馬 「おうおうソ連か?」
モバンダ陸曹 「清じゃね?」
零地 「オスマンだろ」
大魔術師レミア 「それに統制が取れてないから国内闘争が後を絶たなくてさぁ〜」
ランデス 「言語が沢山あってどれを覚えれば良いのか分からなかったんですよ〜」
龍馬 「オウハン(オーストリア・ハンガリー二重帝国)だったか…」←(バルカン半島)
モバンダ陸曹 「ユーゴ(ユーゴスラビア)も正解だろ?」←(バルカン半島)
零地 「凄い所で育ったんだな」(オスマンもあってる)
大魔術師レミア 「そりゃ〜大変だったよ」
ランデス 「もう帰りたくない」
大魔術師レミア 「あ〜あと、ファーガラスト=レバイア・アングルスト帝国は少し前までアルデール大陸の大国だったんだぞ?」
ランデス 「驚きですよね〜」
龍馬 「やっぱりオウハン」
モバンダ陸曹 「さすがにそれはオウハンだな」
零地 「…エレーの方は?」
エレー 「私ですか?私は…」
マティナ 「エレー様と私は『スクミア王統国』が出身です」
零地 「2人とも一緒なのか」
龍馬 「これまた変わった国名だな。ミンスクみてぇだ」(ミンスクとはロシアの都市名)
モバンダ陸曹 「王党派みてぇな感じだな」
零地 「そのスクミア王統国はどんな所だ?」
マティナ 「北中央部にある小国の分断国家です」
零地 「分断国家?」
龍馬 「分断…」
モバンダ陸曹 「察し」
マティナ 「北にはスクミア王統国、南にはスクミア立憲王立国があります。元々1つの国だったんですが、王立軍と貴族との間で闘争が起きて分裂しました。今は停戦状態で安定しています」
龍馬 「朝鮮半島か?」
モバンダ陸曹 「色々危ないからベトナムって言ってやりなさい」
零地 「…アルデールって内戦が多いのか?」
マティナ 「多いですね」
エレー 「かなり多いです」
ダナト 「ほとんどの国が内戦をした経験を持ってるよ」
ランデス 「いい加減にして欲しいです」
大魔術師レミア 「必ずって言って良い程あるよね〜」
零地 「マジか」
龍馬 「マジの火薬庫やんけ」
モバンダ陸曹 「意外とヤベ〜大陸だった」
零地 「…話が逸れたな、じゃあ次ヴァルダ…だが……」
ヴァルダ 「…」
零地 「…何も言っても教えてくれないんだよな〜」
エレー 「私達もあまりヴァルダの住む国は分からないし…」
マティナ 「私達の国と隣の様なもんですが…あいにく……」
ダナト 「自然豊かぐらいしか分からないもんな〜」
ランデス 「あるとしたら遺跡ぐらいですもんね〜」
大魔術師レミア 「じゃあ私が代わりに教えよう。話が長くなるけど、ヴァルダの部族、ダーガ族が統治する国は『ファーグロレイ第一連邦国』と言うロレイレイン大森林の東西部に位置する大自然の国家だ」
零地 「第一?って事は第二.第三もあるのか?」
龍馬 「あっ!それ俺も気になった」
モバンダ陸曹 「ロレイレインかぁ…」
ダナト 「1度行ってみたいな〜」
大魔術師レミア 「あるぞ。ロレイレイン大森林東北部の『レガーロレイ第二連邦国』と、東東部の『ルガラルドロレイ第三連邦国』だ」
零地 「全部の名前に『ロレイ』が着いてるな。アルデール語でどうゆう意味になるんだ?」
大魔術師レミア 「そこ聞いて来たかぁ〜…早速話が逸れるけどそれで良い?」
零地 「あぁ…まぁ…軽くで頼む」
大魔術師レミア 「ヴァルダの国の人達が使ってる独自言語だ」
零地 「独自言語があるのか!?」
大魔術師レミア 「あるよ〜。彼らが使う独自言語『マプァンヴァ・ベェヴルイ語』はアルデール大陸1、難しい言語って言われてるんだ。そして『ロレイレイン』はマプァンヴァ・ベェヴルイ語で、いくつかあるんだけどアルデール語に戻すと『神が安らぎ神聖の場』と『神聖なる民の森』と『聖なる安定の場』って意味になるんだ」
零地 「スゲ〜」
龍馬 「神聖かぁ」
大魔術師レミア「話を戻して、この3つの国の変わった特徴があってだな、『戦士』を極めている国でさ、男は必ず戦士として育てられる。指導者とかは戦士の中から選ばれるんだ」
零地 「戦士か…」
龍馬 「相手にしたらヤバそう」
マティナ 「武器を持たせると敵いませんよ」
エレー 「ヴァルダ達に戦いを挑む人を見た事ありませんよ」
ランデス 「魔法も強いし…」
ダナト 「戦いの事ならなんでも出来そうだよな」
ヴァルダ 「…」
モバンダ陸曹 「君主は居ないのか?」
大魔術師レミア 「居るぞ、ロレイレイン大森林の象徴、『メアルデゥ・チャスヴァーナ・アベェーダス』だ」
モバンダ陸曹 「これまた発音しずらい名前だな」
龍馬 「象徴…天皇陛下みたいだな」
エレー達 「テンノウ陛下??」(エレー マティナ ランデス ダナト)
零地 「日本の君主だよ」
大魔術師レミア 「第一.第二.第三連邦の共通の君主でもあるんだぞ」
零地 「ほぉ〜」
大魔術師レミア 「そしてこの3つ連邦は少数民族達で構成されていて、互いに助け合って生活しているんだ」
龍馬 「はぇ〜」
エレー 「中央部の国って多民族国家多いよね」
マティナ 「まぁそれは自然な事です」
大魔術師レミア 「それに各地域の森の特徴も違うんだ」
モバンダ陸曹 「なるほど〜」
ランデス 「魔流の森って言う場所もありますよね!」
ダナト 「無地図の森とかな」
大魔術師レミア 「他に身分多妻制とかな〜」
零地 「身分多妻制!?何だそれ!」
龍馬 「聞いた事ないな〜」
モバンダ陸曹 「名前通りじゃね?」
エレー 「連邦独自のものです」
ヴァルダ 「…」
大魔術師レミア 「連邦での身分の決め方は結婚人数で決まるんだ。結婚している数が多ければ多い程偉い」
龍馬 「だったら結婚しまくれば有利じゃ?」
大魔術師レミア 「そんな事出来る訳ないでしょ?試練を受けて成功しないと無理」
龍馬 「試練が必要なのか…」
マティナ 「それはそうですよ。試練の見返りがそれなんですから」
モバンダ陸曹 「自由な恋が出来なさそうだな〜」
ヴァルダ 「…」
大魔術師レミア 「いや、意外と自由らしいぞ?結婚の決定権は女性にあるらしいし」
モバンダ陸曹 「意外とだな」
エレー 「そう言う所はしっかりとしてますよね」
零地 「1番偉い人と、1番低い人との差はどれくらい何だ?」
大魔術師レミア 「1番偉い…指導者だね〜。指導者は50から80以下まで結婚して良いんだよ」
零地 「多くね!!?」
龍馬 「いや80って…」
モバンダ陸曹 「めっちゃハーレム(笑)」
エレー 「桁がおかしいですよ…」
マティナ 「ある意味恐ろしい…」
ランデス 「相当苦労したんだろうな〜」
ダナト 「ヴァルダの国はそんなに女性が多いのか?」
ヴァルダ 「…」
零地 「じゃあ…逆は?」
大魔術師レミア 「1人だけ」
零地 「あ〜…なんか安心した」
龍馬 「分かる」
モバンダ陸曹 「だな(笑)」
エレー 「安心ですね」
マティナ 「指導者が凄すぎるだけです」
ランデス 「もう怖〜い」
ダナト 「数字の重さを感じるよな(笑)」
ヴァルダ 「…」
大魔術師レミア 「まぁ、必ず15歳成人から結婚しないとダメなんだけどね(笑)」
零地 「そ…そうなのか」
龍馬 「そこは強制なんだな」
エレー 「伝統を守る人達ですし…そこは触れないでおきましょう」
マティナ 「(そこで産まれなくて良かった…)」
ランデス 「…ん?」
ダナト 「あれ?」
モバンダ陸曹 「ちょっと待て、ヴァルダは今何歳…」
零地 「えっ?ヴァルダは確か17…」
一同 「…………はぁ??」
一同ヴァルダを一斉に見て
(小声)
龍馬 「嘘だろおい…」
零地 「いやマジかよ」
モバンダ陸曹 「負けたんだけど…」
エレー 「えぇ〜大人だった」
マティナ 「もう相手がとっくに…」
ランデス 「そうだったんだ…」
ダナト 「1番居なさそうだったのにな〜…」
ヴァルダ 「…」
大魔術師レミア 「居るに決まってるでしょ?それに彼は『ガブァルバンゲィル』だから時期指導者候補者の1人だぞ?」
一同 「はぁ!!?」
零地 「つまり…」
エレー 「それは…」
大魔術師レミア 「凄く偉い人」
零地 「…っと言う事は……」
龍馬 「いっぱい居る…」
モバンダ陸曹 「すぐ近くにハーレム野郎が…」
エレー 「だから強いんだ…」
マティナ 「納得ですね…」
ダナト 「あれだけ強ければ…まぁ……うん…」
ランデス 「す…凄い人だった…」
ヴァルダ 「…」
エレー 「な…何人居るの?」
ヴァルダ 「……47人…」
零地 「うわぁヤベぇ…」(数が)
エレー 「恐ろしい」
マティナ 「もうそんなに…」
ランデス 「凄く多い」
龍馬 「なんだろう、心が重い…」
ダナト 「同じく」
モバンダ陸曹 「ヴァルダ良いな〜」
ヴァルダ 「……女に興味はない…」
零地 「まぁ…だよな」
大魔術師レミア 「後はそうだな〜…アルデール大陸の真の強国とか?」
零地 「ほうほう〜…ん?真の強国??」
龍馬 「し…真の強国って……えっ??」
モバンダ陸曹 「まぁ国の男全員が戦士ならな〜」
大魔術師レミア 「後は…ない!」
零地 「そうか。と言うかもう聞きたくない。他の国の事を教えてくれ」
龍馬 「これ以上聞くと俺の心が折れる」
モバンダ陸曹 「ヴァルダの国の話長かったからもう別の方が良いな」
大魔術師レミア 「全部教えてやるぞ!あんな所からこんな所まで!」
零地&龍馬&モバンダ 「おいやめろ」
その後、零地達はレミアからアルデール大陸全ての国々を事細かく教えてもらい、データを収集した。これで調査も捗ると零地は少し喜びつつ、ずっと寝てない零地はさすがに眠いと一眠りする事にし、クーガーの中で昼寝をとり眠りへとついた。
そしてまた零地は夢の中で彼女と会い、彼女との忘れていた約束を思い出すのだった……
ガブァルバンゲィルとは、ファーグロレイ第一連邦国.レガーロレイ第二連邦国.ルガラルドロレイ第三連邦国の時期指導者候補(指導者は同一人物ではない)の者であり、複数人の候補者にアルデール大陸中を旅と言う名の試練を行う者の事を言う。ガブァルバンゲィルは時期指導者の立場の為、地位はかなり高い。(例で言うと、高貴族と将軍を合わせた様なもの)
(結婚可能人数 35〜50)
途中で出てきたロシアの都市『ミンスク』
「皆スク水」の略じゃないからね?
…それと今回、自分を語らないヴァルダの事が分かりましたねw。まさかのハーレム野郎だったんですw
けれどこれだけではありません。ヴァルダのまさかな事が後々丸わかりになりますw それまで楽しみにしていて下さいw
(ヴァルダ本人は女に興味はないって事で物語バランスを保ってるのですが、ダメでしたかね?)
(あ〜仕事が忙しいんじゃ〜^^* )




