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異世界列強日本国  作者: ゼロミックス
ユーラナンス自由王国編
36/53

27話② アルデール屈指の大魔術師

《注意》


この小説はあらゆる民族・国家・戦争・宗教・主義・思想を陥れる意図はありません。

非難するような事があると思いますが、全てストーリーに関するものなので、広い心で見てくれたら幸いです。


この小説は皆様の協力の元成り立っております。小説作りはまだニワカですが、これからも見て頂けると幸いです。

27話② アルデール屈指の()魔術師



零地達は谷を爆発された事で逃げ道を失い、敵からの攻撃を受けクーガーを先頭に1列となって猛スピードで森の中へと逃げ、森の中を駆け抜けていると敵兵が待ち構えていたかの様に弓矢で攻撃してきた


(弓矢の効果音)

シュッ!!シュッ!!


零地 「モバンダ殺っちまえ!!」


モバンダ陸曹 「うおおおおおおおおおおおお!!」

(クーガーの機銃の銃撃音)

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドン!!!


龍馬 「次はどっちだ!?」


零地 「左だ!!」


そして反撃しながら進んでいると木の上で待機していた旧国軍兵士がタイミングを合わせクーガーの上に着地してきて件を抜くと


旧国軍兵士① 「死ねーーー!!」


モバンダ陸曹 「それはこっちのセリフだーーー!!」

(クーガーの機銃の銃撃音)

ズドドドドドドン!!!


機関銃の弾に当たった旧国軍兵士は破裂する様に死に、前方に機銃を向けるとまた旧国軍兵士が着地してきて、回転が間に合わないと思ったモバンダは拳銃を取り出し発砲


(銃撃音)

バンッ!!!バンッ!!!バンッ!!!


旧国軍兵士② 「ぐあああ!!」


(無線)

モバンダ陸曹 「各車両に伝達。敵兵が上に乗ってくる!拳銃を用意しとけ!!」


↓(また乗ってきた)

旧国軍兵士③ 「死ねー!!」


(銃撃音)

バンッ!!


旧国軍兵士③ 「だあああ!!」


龍馬 「おい!!奴ら待ち構えてるぞ!!詠まれてるんじゃないのか!?」


零地 「恐らくな!」


すると旧国軍兵士達が盾を構え道を塞いでおり、龍馬は零地に


龍馬 「…敵が道を塞いでいたら?」


零地 「知らん!!」


龍馬 「了解」


そして龍馬は更にクーガーのスピードを上げ、旧国軍兵士達に突っ込んだ。敵兵をぶつかり引いた衝撃でゴトン!!っと鈍い音と共にクーガーが少し浮かび上がったがそんな事は気にしずそのスピードを維持しそのまま進んだ


モバンダ陸曹 「くらいやがれーーー!!」

(クーガーの機銃の銃撃音)

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドン!!!


零地 「良し龍馬、このまま奴らを振り切るまで進め!!」


龍馬 「…零地、この道の先はどこに続いてi……」


…っとその瞬間クーガーが1m位の低くなっている段差を飛び降り、着地すると強い衝撃を受け、零地と龍馬が前を見ると1mの壁があり急ブレーキを踏んで停止し、他の車両も同じように段差を飛び降り急ブレーキで停止。零地達は罠にかかってしまったのだ。そして全隊員&SAT達は車を側面を見せる様に円状に配置し、トラックは中心に起き車両を盾にして戦闘が始まり、零地.龍馬.エレー.マティナ.ランデス達もクーガーを降りて戦闘を初め、ヴァルダは上空から弓矢で攻撃、モバンダはクーガーの機銃をブッパしてダナトはその弾薬補充、激戦となり始めた


三等陸佐(連隊長) 「全員反撃しろ!!耐え抜くんだ!!」


隊員達 「了!!」


SAT隊長 「聞いたか!?ここで耐え抜け!!奴らを殲滅するまでな!!」

SAT達 「了解!!」


そして零地.龍馬.エレー.マティナ.ランデスはクーガーを盾に背を低くして反撃しているとエレーが


エレー 「零地さん良いですか!?」


零地 「なんだ!?」

(銃撃音)

ダダダン!!!ダダダダダダン!!!


エレー 「少し私達に時間を貰えませんか!?」


零地 「…何をするつもりだ!?」

(銃撃音)

ダン!!!


エレー 「私とマティナとランデスの範囲魔法で旧国軍を一気に殲滅します!!」


零地 「出来るのか!?」

(銃撃音)

ダダン!!!


エレー 「出来ます!!…時間は掛かりますが!!」


零地 「ならちょっと待て!!」


そう言うと零地は無線で三等陸佐(連隊長)に伝えようとしたが、三等陸佐(連隊長)は各隊員達に指示をする為無線を使っており繋がらず、零地は三等陸佐(連隊長)下まで走って行った


(無線)

三等陸佐(連隊長) 「お前は民間人をトラックの下に避難させろ!!……危険なのは全員だ!!お前だけじゃない!!…」


零地 「三佐!!良いですか!?」


三等陸佐(連隊長) 「なんだ零地二尉!?」


エレー達の事を伝える…


三等陸佐(連隊長) 「魔法!?…信用出来るのか!?」


零地 「出来ます!!魔法の強さは確かです!!」


三等陸佐(連隊長) 「ならやれ!!早くしろ!!」


零地 「了解!!」


エレー達の所に戻り


零地 「エレー!!今すぐ始まろ!!」


エレー 「分かりました!!…マティナ、ランデス、やるよ!!」


ランデス 「はい!!」

マティナ 「やってやりましょう!!」


龍馬 「おい待て!!今から何を始める気だ!?」

(銃撃音)

ダダダダン!!!


零地 「な〜に…魔法が見られるだげだ」

(銃撃音)

ダダダダダダダダダン!!!


龍馬 「…一思いにやってくれ!」


するとエレー達はクーガーから離れ真ん中辺りまで移動すると、3人は円を描く様に立ち呪文を唱え始めた。すると3人の立っている地面に1つの3m程の大きさの魔法陣が出現し、眩しく輝きだした


龍馬 「うおおおおお!!スゲーな!!デケー!!」

(銃撃音)

ダダダン!!!


零地 「俺もあんな大型タイプの魔法は初めてだ!!」

(銃撃音)

ダダダダダダン!!!


モバンダ陸曹 「死ねーーーーー!!」

(クーガーの機銃の銃撃音)

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドカチン!


モバンダ陸曹 「んぁ??弾切れだ!!ダナト!弾を来れ!!」


(クーガーの中)

ダナト 「ほら早く!」


モバンダ陸曹 「サンキュ〜!」


龍馬 「奴らは一体何処から来てるんだ!?」

(銃撃音)

ダダダダダダダダダダダダン!!!


零地 「俺に聞くんじゃねぇ!!」

(銃撃音)

ダダダン!!!


すると呪文を唱えてるエレー達に1つの矢が飛んできて、エレー達には当たらず地面に落ちたがそれを見た零地は遅くではあるがエレー達は無防備な状態である事に気付き、龍馬に…


零地 「龍馬!!エレー達は無防備だ!!俺らでエレー達を守るぞ!!」

(銃撃音)

ダダダン!!!


龍馬 「えっ!?…確かにそうだな。じゃあ少し待て!!」


龍馬は匍匐(ほふく)をしながら敵の死体に行き、敵の盾を回収すると匍匐(ほふく)で戻ってきて


龍馬 「はぁー怖かった!!…これで弓矢ぐらいは守れるだろ!!」


零地 「考えたな…じゃあ行くぞ!!」


そして零地と龍馬はエレー達の所まで走って行き、零地は攻撃、龍馬は防御を担当した


龍馬 「俺は飛んでくる矢だけに集中する!零地は反撃しろ!!」


零地 「言われなくても!!」

(銃撃音)

ダダダダダダン!!!


龍馬 「零地!!お前から見て右に弓兵2人!!」

(弓矢を弾く音)

ガキン!!!ガキン!!!


零地 「了解!!」

(銃撃音)

ダダン!!!ダダン!!!


龍馬 「また右に1名!!」


零地 「死ね!!」

(銃撃音)

ダダン!!!


零地 「龍馬左!!」


龍馬 「うぉお!!」

(弓矢を弾く音)

ガキン!!!


零地 「Fuck you!!」

(銃撃音)

ダダダダン!!!


するとエレー達の呪文が最終段階に入ると空が曇り初め魔法陣の色が変わり、強い風が吹き始めた


隊員 「こ…これは!?」

(銃撃音) ダダダン!!!

隊員 「あれが魔法か!」

(銃撃音) ダダダダダダン!!!

SAT 「魔法ってスゲーな!!」

(銃撃音 サブマシンガン) ドゥルルルルルルルルル!!!

SAT 「そりゃ魔法が恐れられる訳だ!」

(銃撃音 サブマシンガン) ドゥルルルルルルルルルルルルルル!!!

SAT隊員 「あれが…魔法なのか?」

三等陸佐(連隊長) 「全員敵に集中しろ!!油断するな!!」


3人 「自然よ、空よ、雷よ。我の声に答え共鳴せよ…」


龍馬 「オホホ!!マジでソレっぽくなってきたんじゃねーか〜!」

零地 「……龍馬離れるぞ!!危険かも知れない!」


龍馬 「お…おう」


エレー 「零地さんいきます!!」


零地 「おう!」


3人 「はあー!!」


3人の呪文が唱え終わった瞬間、自衛隊&SAT達の陣の周りに何本もの雷が落ちて来て、その雷は森の奥にまで広がった


(雷に関電している)

旧国軍兵士 「@#%&*¥$\@#%&@#%&*¥$\@#%&」

旧国軍兵士 「&@&#&@%#&@%@&#%@&##@$¥#&@¥$#%@%」

旧国軍兵士 「&%#@#&@%@&&#@¥$&#%&¥$@%@&#」


そしてその遠くで…


(雷の音)

バゴゴーーーバゴーーバゴゴゴゴーーーー!!!


?? 「ん?何だ何だ??こんな森の中で誰かが上型低級(じょうがたていきゅう)魔法を使っている奴がいるぞ?…旧国軍の奴らと戦ってるのか?……まぁ行ってみるか〜」


敵兵達は雷の電気に当たった事で立ちながら痺れ死んでいき、それが数分間続き終わると空が晴れ、先程までの激しい戦闘は静まり返っており、全隊員&SAT達は魔法の力に唖然し固まっていた


隊員 「す…すげ〜…あの数を一瞬で……」

隊員 「航空支援よりも確実だな…」

隊員 「…魔法を甘く見てたよ……」

SAT 「……敵じゃなくて良かった…」

SAT 「…敵なら相手したくないな……」

SAT 「相手したら死んじまう…」


SAT隊長 「…」

三等陸佐(連隊長) 「…」


モバンダ陸曹 「…言葉も出ねぇな」


ダナト 「そう?時々見るけど?」

モバンダ龍馬 「……えっ??」


龍馬 「……これが魔法の力なのか…」

零地 「あぁ……エレー!マティナ!ランデス!大丈夫か!?」


零地は膝を付いて疲れきっているエレー達の下に駆け寄り、相手をしていると無線からヴァルダが


(無線)

ヴァルダ 「……敵は全滅していない。まだ来るぞ…」


(無線)

零地 「なに!?嘘だろ!!」


三等陸佐(連隊長) 「どうした零地二尉」


零地 「敵は全滅していない!!配置につけー!!」


三等陸佐(連隊長) 「なに!?」

SAT隊長 「ええ!?」


エレー 「嘘!?」

マティナ 「はぁ!?」

ランデス 「なんで!?」

龍馬 「うっそだろおい!!」


モバンダ陸曹 「ダナト!!弾薬もっとよこせ!!」

ダナト 「お…おう!!」


そしてその時、森の中から大量の矢が曲射(きょくしゃ)で飛んでくるのが見え、零地はエレー達を民間人がいるトラックの下に避難させると大量の矢が降ってきて、降り終わると敵兵が一斉に突撃してきた


三等陸佐(連隊長) 「交戦開始!!交戦開始!!」

SAT隊長 「負傷した者はいるか!?」


隊員 「2人負傷!!1人が重軽傷」


SAT隊員 「バスに乗せ手当しろ!!」


隊員 「了!!」


(無線)

零地 「ヴァルダ!!無事か!?」


(無線)

ヴァルダ 「……無事だ…今敵の羽人兵と戦っている…」


(無線)

零地 「(上を見る)…………無茶するなよ!?」


エレー 「零地さん!!私達は何をすれば!?」


零地 「エレー達は民間人と一緒に居ろ!!そこで休んどけ!!」


エレー 「け…けど!!」


零地 「俺らは自衛隊だ!!この世界じゃしない訓練を受けてる!!だから安心しろ!」


龍馬 「零地早く来い!!こちとら苦しいんじゃ!!」


零地 「すまない!!」


エレー 「…」


そしてその後、数時間に渡り激しい戦闘が繰り広げられ、自衛隊&SAT達はいくら敵兵を殺しても減る様子はなく、ただ敵兵の死体が積まれていき、弾薬が減り続けていた。日が落ち初め、辺りが暗くなって来ても敵兵は未だ攻撃を仕掛けてきており、負傷者も増え長期戦となっていた


モバンダ陸曹 「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!まだ来るのかーーー!?」

(クーガーの機銃の銃撃音)

ズドドドドドドン!!!ズドドン!!!ズドドドドドドドドドドドン!!!ズドドドドドドドドドン!!!ズドドドドドドドドドドドドドン!!!


零地 「クソっ!!夜になる!!魔獣が現れるぞ!!」

(銃撃音)

ダダダダダダン!!!


龍馬 「魔獣はどれぐらいヤバイんだ!?」

(銃撃音)

ダダダダダダダダダダン!!!


零地 「知るか!?まだ会ったこともねぇ!!」

(銃撃音)

ダダダダダダダン!!!


(銃撃音)

ダダダダダダカチン!

龍馬 「だぁ!?弾切れだ!!持ってるか!?」


零地 「スマンが今使ってるので最後だ!!」

隊員 「私もだ!!」

隊員 「トラックに取りに行け!!」


龍馬 「はぁ!?…クソっ!!」

(拳銃音)

バンッ!!!バンッ!!!バンッ!!!バンッ!!!


零地 「……少し待て!!」


そう言うと零地はクーガーの中でモバンダを手伝っていたダナトに


零地 「ダナト!!外に出て全員に弾薬を配れ!!」


ダナト 「えぇ!?」


零地 「やってくれ!!そうしないと戦えない!!」


ダナト 「……分かった!」


そしてダナトはクーガーから降りトラックの所まで走り、トラックの荷台に乗ると弾薬箱を引きずり、降りようとするとエレー達が出て来て


エレー 「ダナト!何してるの!?」


ダナト 「弾を配る様に言われたんだ!!」


エレー 「なら私達も手伝う!!…マティナ、ダナトを手伝って!!」


マティナ 「分かりました!!」


ランデス 「私は!?」


エレー 「ランデスは食べ物を持って!きっと皆お腹空いてると思うから!」


ランデス 「はい!」


マティナ 「ダナト前を持て!」


ダナト「おう!」


そして弾薬箱を下ろし2人係で運ぼうとするとエレーがニュー(スライム)を手に取り…


エレー 「ニュー、盾とかに変われない?何でも良いから!」


ニュー(スライム) 「(*´˘`)(✽-ᴗ-)」


するとニュー(スライム)が縦1m.よこ60cm程の盾へと擬態した


ランデス 「スゴーイ!」

ダナト 「ニューって便利だな!」

マティナ 「エレー様…お任せいたします」


エレー 「任せて!」


そしてダナト.マティナ.ランデスは姿勢を低くし、エレーは盾を構え3人を守り移動し始め、各隊員に弾薬と食べ物を配り歩いた


(銃撃音)

ダン!!!ダン!!!ダン!!!ダン!!!

ダン!!!ダン!!!

ドゥルルル!!ドゥルルル!!ドゥルルル!!


ダナト 「弾を持って来ました!」

ランデス 「それと食べ物も!」


隊員 「ありがとう!」

隊員 「助かる!」

SAT 「こっちにも来れ!」


移動中…


(銃撃音)

ダダダン!!!ダン!!!ダダン!!

ダダダダダダダダダン!!!

ダン!!!…ダン!!!……ダン!!!

ドゥルルルル!!ドゥル!!ドゥルルルルル!!

ドゥルルル!!…ドゥルルル!!

ドゥルルル!!ドゥルルル!!ドゥルルル!!


ダナト 「持って来ました!」


隊員 「気が利くな!」

隊員 「感謝する!」

隊員 「早く来れ!」

SAT 「ありがとう。これで戦かえる!」

SAT 「助かったよ!」

SAT隊長 「誰に言われてやってる!?」


ダナト 「零地さんだ!」


SAT隊員 「……そうか!じゃあ続けてk」


(弓が飛んでくる音)

シューーン!


エレー 「危ない!!」


(盾で弾く音)

ガキン!!!


SAT隊長 「あ…すまない。ありがとう」


エレー 「気おつけて下さいね」

ダナト 「次行くぞ!」


そして移動中マティナが躓き転んでしまい、ダナトが駆け寄り


ダナト 「マティナ大丈夫か!?」


マティナ 「あぁ転んだだけだ!」


するとその時左側から1本の矢が飛んで来て、エレーがそれに気付いて盾をそっちに構えようとしたが間に合わず、マティナに当たろうとした時、ダナトが瞬間的に左手でその矢を掴み止め、マティナ.エレー.ランデスは驚いた


マティナ 「……えっ?今のどうやって取った??」

ランデス 「すごい…」

エレー 「今の…偶然で取ったんじゃないよね?」


ダナト 「そうだよ、感覚で取った…そんな事よりも無事?」


マティナ 「あ…あぁ…」


ダナト 「じゃあ続けよう!」


エレー 「そ…そうだね」


移動中…


(無線)

隊員 「本部!!応答して下さい!!こちら民間救助編成隊!!現在敵との交戦中!!長期戦が予想されます!!応答を願います!!本部!!………反応ありません!!」


三等陸佐(連隊長) 「なら応答があるまでやり続けろ!!」


隊員 「分かりました!!」


(無線)

三等陸佐(連隊長) 「4.5号車は空を重点的に攻撃しろ!!あの羽人の少年1人じゃ限界だろ!!」


ダナト 「弾と食べ物持って来ました!」


三等陸佐(連隊長) 「ありがたい!礼を言う!」


エレー 「指揮官さん!もうすぐ夜になります!魔獣が現れて危険です!」


三等陸佐(連隊長) 「そんなの分かってるが逃げ道がない!!魔法でどうにか出来ないか!?」


エレー 「えっ!?……土魔法は誰も使えません!」


三等陸佐(連隊長) 「つまり…出来ないって事か!?」


エレー 「…は…はい」


三等陸佐(連隊長) 「そうか…じゃあ弾薬と食料の補充を続けてくれ!」


ダナト 「はい!」

エレー 「あのもう1つ」


三等陸佐(連隊長) 「なんだ!?」


エレー 「空の事はヴァルダに任せておいて下さい!今まで空からの攻撃がないのは全部ヴァルダのおかげですから!」


三等陸佐(連隊長) 「…その言葉信用しよう!行け!!」


移動中…


(銃撃音)

ダダン!!!ダダダダン!!!

バンッ!!!バンッ!!!バンッ!!!


ダナト 「持ってきたぞ!」


零地 「ありがとうな!」

龍馬 「やっとか!」


エレー 「大丈夫でした?」


零地 「見てのとうりだ!」

(銃撃音)

ダン!!!ダン!!!


ダナト 「じゃあ補充を続けるよ!」


零地 「頼む!!」

(銃撃音)

ダダダダダダン!!!


そして気付けば夜になっており、さすがに敵の攻撃も弱まり始めた頃、恐らく零地達が1番聞きたくない声が響き渡った


(竜の唸り声)

グォ゛オオオオオオオオ!!!


モバンダ陸曹 「ドラゴンだーーーー!!」


モバンダのその言葉とドラゴンの唸り声が聞こえた零地や龍馬、隊員&SAT達は固まった。こんな状況下で(ドラゴン)と言う生物上危険なのを相手しなくてはならないからだ


モバンダ陸曹 「|ブローニングM2重機関銃こいつをくらいやがれーーー!!」

(クーガーの機銃の銃撃音)

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドン!


機銃手① 「し…死ねーーーーー!!」

(機関銃の銃撃音)

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドン!!!


機銃手② 「うわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわ!!」

(機関銃の銃撃音)

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドン!!!


各車両の機銃手達(モバンダ除く)は本物の竜を目に恐れ、竜に対し一斉射撃が行われ、その竜は一斉攻撃を受けたからか地面に落ち死んでしまった


三等陸佐(連隊長) 「………て…敵に集中しろ!!まだ来るぞ!!」


龍馬 「いつまでこんな状況が続くんだ…」

零地 「良いから撃て!!」


(竜の唸り声)

グォ゛オオオオオオオオオオオオオオオオ!!!


零地 「また来たぞ!!」

三等陸佐(連隊長) 「|110mm個人携帯対戦車弾《LAM》を使え!!」


隊員 「…」(狙っている)

(110mm個人携帯対戦車弾の発射音)

……ドゥシューン…ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


発射した110mm個人携帯対戦車弾の弾が竜に当たろうとした時、その竜が回避し弾がそのまま飛んでいき外れてしまった


三等陸佐(連隊長) 「もう1発撃て!!」


隊員 「はい!!」


するとヴァルダが一瞬足の下に小さい魔法陣を作り、それを蹴り飛ばし高速で飛ぶとなんと110mm個人携帯対戦車弾の弾を掴み、方向を変え竜の方へと誘導しある程度の距離に入ると手を離し、110mm個人携帯対戦車弾の弾は見事竜へ命中し撃破した


(110mm個人携帯対戦車弾の弾の爆発音)

バゴーーーーーーーン!!!


モバンダ陸曹 「フォーー!!ヴァルダやるなー!!」


零地 「ヴァルダ!!ありがとな!」


ヴァルダ 「…」


その時、森の中からおびただしい雄叫びが聞こえ、元の配置に戻った時には自衛隊&SAT達の陣を囲う様に立っており、今まさに突撃してきそうな様子であった


SAT隊長 「…道理で敵が減らない訳だ」

三等陸佐(連隊長) 「……行けるか?」


龍馬 「……こんな数どうすんだよ…」

ダナト 「なんでこんなに居るんだよ?…」

マティナ 「一体何処から…」

ヴァルダ 「…」(空から見ている)

ランデス 「もうダメ何ですか?…」

エレー 「……零地さん…」

零地 「…どうにかするしかねぇ」


(雄叫び)

旧国軍兵士達 「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


三等陸佐(連隊長) 「まずい!!」

零地 「来るぞ!!」


するとその瞬間、全方向に何個もの空から炎の玉が飛んできて敵兵達に当たり、敵兵達は炎に包まれのたうち回り、まだ当たってない兵士達も次々と炎の玉に燃やされ死んでいき、数分足らずで辺りは静まり返った


SAT隊長 「……誰がやった!?」

SAT 「あれはどう見ても魔法です」

隊員 「私達ではありません」


三等陸佐(連隊長) 「…零地二尉の連れか?」


零地 「エレー達と一緒にいたがやってない」

エレー 「やってませんし出来ません!」

マティナ 「今のをやれるならとっくにやってます!」

ランデス 「………今の魔法…」


そしてヴァルダが零地の下に降りてきて、空に指を指し…


ヴァルダ 「……あの人がやった…」


零地 「あの人…」


ヴァルダの指を指す方向を向くと、月を背に変わった2m弱の杖に立って飛んでいる魔導師?魔術師?がおり、零地達の方を見て


?? 「兵士さん方、無事だったかい?」


魔導師?魔術師?がそう言うとゆっくりと降りてき、地面に降り立つと槍を持ち…


?? 「無事でなにより。…ここらの旧国軍は前よりも一弾に酷くなったね〜」


三等陸佐(連隊長) 「…」

エレー 「あの服…」

マティナ 「それにあの称号…」

零地 「…お前は?……」


ランデス 「お姉ちゃん!?」


?? 「ん??その声は…ランデスーーー!!」


零地 「えっ??お姉…」


するとその魔導師?魔術師?が猛烈な勢いでランデスに飛び込み抱き締め…


?? 「こんな所にいたのか〜ランデス〜…ごめんねぇ〜(あたし)がちゃんと確認してなかったから〜…無事なようで良かったよ〜」


モバンダ陸曹 「こりゃたまげたな」←(降りてきた)

龍馬 「…ランデスの姉?」

零地 「聞いてみるか……ランデス、その人は?」


ランデス 「あっはい!この人は私のお姉ちゃんで…」

()魔術師.()槍使いの『レミア・ミリンカ』

大魔術師レミア 「アルデール魔導研舞(まどうけんぶ)の称号を唯一持ち、細かく言うとめんどいから()魔術師と()杖使いの称号も持っている『レミア・ミリンカ』様だ!」


零地 「()魔術師…」

龍馬 「()杖使い……自分で言うのか…」

モバンダ陸曹 「お〜い、気にしてら負けだぞ〜」


(小声)

三等陸佐(連隊長) 「…変な奴が現れたな」

SAT隊長 「えぇ…」


エレー 「やっぱりランデスって大魔術師レミアの妹だったんだ〜」

マティナ 「薄々分かってはいたが本当だったな」

ダナト 「なんか皆すげ〜な〜」

ヴァルダ 「…」


大魔術師レミア 「所でランデス、この人達はなんだ?お仲間さんか?」


ランデス 「そうだよお姉ちゃん。エレーさんにマティナさん。ヴァルダさんにダナトさん。それに零地さん、龍馬さん、モバンダさんにニホンのジエイタイの人達だよ!…それと黒武隊(こくぶたい)の人達も!」


大魔術師レミア 「ほぉ〜あんたらがベナウム王国(この国)を一瞬で降伏させた連中らだね〜?」


零地 「あぁその通りだ」


三等陸佐(連隊長) 「…ちょっと感動の再開のとこすまないが、レミアさんは我々を助けたんですよね?」


大魔術師レミア 「その通り!」


三等陸佐(連隊長) 「なら味方と考えてよろしいですよね?」


大魔術師レミア 「味方だぞ!」


三等陸佐(連隊長) 「なら頼みたい事があるのだがよろしいかな?」


大魔術師レミア 「構わんぞ!」


三等陸佐(連隊長) 「我々が来た方に谷がある。その谷が爆発されて通れなくなってしまった。もの魔法でどうにか出来ないかな?」


大魔術師レミア 「ん〜…すまないがそれは出来ないな〜」


三等陸佐(連隊長) 「どうしてだ?」


大魔術師レミア 「あの一体は魔力の乱れが激しい場所でね〜。ここはギリギリ大丈夫な位置なんだよね〜」


三等陸佐(連隊長) 「そう…だったか……」

零地 「なら他に通れる道はないか?」


大魔術師レミア 「あるっちゃあるけど…馬で1週間以上掛かっちゃうんだよな〜。渓谷を迂回しないといけないから」


龍馬 「渓谷があるのか…」

三等陸佐(連隊長) 「1週間?車でどのくらいだ?」


零地 「………2.3日は掛かるかと」

SAT隊長 「そして更にアンバラまで行くとなると4.5日…と……」


三等陸佐(連隊長) 「…燃料も食料無くなるな」

SAT隊長 「…弾薬もですよ」


大魔術師レミア 「………途中にいい所があるけど?」


SAT隊長 「途中?」

三等陸佐(連隊長) 「それはどこだ?」


大魔術師レミア 「ここから更に南に行くと、とある領主が治める場所に着く。そこの領主はここらの旧国軍と対立関係にあるから助けてくれると思うぞ?」


SAT隊長 「…どうします?」

三等陸佐(連隊長) 「…零地二尉はどう思う?」


零地 「俺ですか!?……他に案はありませんし、信じて行ってみましょう」


三等陸佐(連隊長) 「…だな」


龍馬 「それはそうとまずここから移動しましょう。留まるのは危険です」


三等陸佐(連隊長) 「そうしたいがこの1m位の段差?をどうにかしなくてはだな」

SAT隊長 「スコップ(シャベル)で掘るしかない」


零地 「(うわぁ〜…)」

龍馬「(うわぁ〜…)」

モバンダ陸曹「(うわぁ〜…)」

全隊員 「(うわぁ〜…)」

全SAT 「(うわぁ〜…)」


大魔術師レミア 「…ん?ここ通りたいの?」


三等陸佐(連隊長) 「それ以外ないだろ?」


大魔術師レミア 「ならこのレミア様に任せんしゃい!こんなのジュバーのボーンよ!」


三等陸佐(連隊長) 「(ジュバーのボーンってなんだ?…)」

SAT隊長 「(ジュバーのボーンってなんだ?…)」

零地 「(ジュバーのボーンってなんだ?…)」

龍馬 「(ジュバーのボーンってなんだ?…)」

モバンダ陸曹 「(ジュバーのボーンってなんだ?…)」

全隊員 「(ジュバーのボーンってなんだ?…)」

全SAT 「(ジュバーのボーンってなんだ?…)」


ランデス 「お姉ちゃんはほとんどの魔法を使えて、どれも強力なんですよ!」

エレー 「魔導研舞(まどうけんぶ)を持ってるもんね(アハハ…)」

マティナ 「唱えなくても使えるものな…(アハハ…)」


大魔術師レミア 「その通〜り!…では早速見せてあげよう!」


そう言うと槍を1mの段差に向け…


大魔術師レミア 「ハァッ!!」


すると一角の1mの段差が爆発するように弾け飛び、それと同時に緩やかな坂が作り出され、車両1台分が余裕に通れる程の広さへとなるとすぐさま全隊員&SAT達は車両を動かしその場から離れる事が出来ると、すぐに南の方へと進んで行くことに

(クーガー内)


零地 「…まさか助けてくれた人がランデスの姉だったなんて思わなかったな」

龍馬 「だな」

モバンダ陸曹 「アザっす!」


大魔術師レミア 「いや〜なんかね、遠くで雷魔法を使ってる輩がいるなって思って来たらなんか囲われてたし助けようかな〜って思っただけさ!」


エレー 「…それ私達です」(雷魔法を使ったの)


大魔術師レミア 「そうだったの?あれ目立つから次からはやめといた方が良いよ〜。特に敵に囲われてる場合は」


エレー 「は…はい…」

マティナ 「そうします…」

ランデス 「う…うん…」


零地 「軽い感じだったのか…まぁ礼を言う」


大魔術師レミア 「どう致しまして〜」


龍馬 「…そう言えばさ、この辺りは魔獣が出るんだろ?なのにあの時の竜以外は見てねぇが?」


大魔術師レミア 「それは(あたし)のおかげだよ。(あたし)のこの杖は魔獣避けになる素材で作られてるんだよ」


零地 「へぇ〜」

龍馬 「すげ〜な〜」

モバンダ陸曹 「ドラ○エ!」


零地&龍馬 「おいやめろ」


零地 「…つまり野営しても安心って事か?」


大魔術師レミア 「そう安心!」


零地 「なるほどな…」

龍馬 「じゃあ野営出来るな。連絡しよう」


そして龍馬が野営しても安心だと言うことを無線で三等陸佐(連隊長)に伝えると、すぐに野営する事に決まり全車両を止めテントを貼りその日はここで終えた。何時間もの移動.激しい戦闘により全隊員&SAT達は疲れが溜まっているが、全員レミアの言葉を信じ更に南へと進むのであった……







上型低級(じょうがたていきゅう)魔法とは、弱い魔法の中でも強い方の事を言う。(独自設定)

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