27話① 旧国軍との衝突
《注意》
この小説はあらゆる民族・国家・戦争・宗教・主義・思想を陥れる意図はありません。
非難するような事があると思いますが、全てストーリーに関するものなので、広い心で見てくれたら幸いです。
この小説は皆様の協力の元成り立っております。小説作りはまだニワカですが、これからも見て頂けると幸いです。
《ご報告》
今回投稿が大幅に遅れてしまい申し訳ございません。
数週間前に仕事を始めたのでその疲れで文書を制作出来ませんでした。
今後もあると思われるのでご了承致します。
27話① 旧国軍との衝突
前回、零地達(調査隊)は旧国軍からの襲撃を受けた農村の調査.生存者の確認.その他の襲撃した危険集団の排除を任せられ、エレー達を連れて村に行き、その後中道派軍閥と言う協力的な旧国軍と接触し零地達(調査隊)はその中道派軍閥が統治する人里で1泊した。そして次の日の朝、少し霧がかってる森の奥でエレーはマティナとヴァルダを森の中に呼び出し、重要な話をしていた…
エレー 「………っと言う事なのヴァルダ」
マティナ 「私達は逃れる為にこのアルデール大陸に来たんだ…けどまさか知られていたよは思ってもいなかったんだ」
エレー 「ごめんねヴァルダ。こんな隠し事してて…」
ヴァルダ 「……知ってた…会った時から…」
マティナ 「なんと…」
エレー 「…やっぱりヴァルダには隠し事は出来ないか〜」
ヴァルダ 「……身代わりになろう…」
エレー 「えっ?」
マティナ 「えっ?」
ヴァルダ 「……自分が身代わりになろう…」
エレー 「い…良いよそんな事してもらわなくても!」
マティナ 「そうです、私らはただヴァルダにこれを教えようと思っただけで身代わりになって欲しいとは…失礼な事を言うがヴァルダは身代わりになれる程地位が高いのか?」
ヴァルダ 「……」
ヴァルダ説明中…
マティナ 「えぇ…そうだったのか…」
エレー 「けど良いの!?そんな事したらヴァルダが危険になるんじゃ!?」
ヴァルダ 「……それも含まれている…」
マティナ 「…どうしますエレー様?」
エレー 「ヴァルダがそこまで言うんなら…お願い」
ヴァルダ 「……任せた…」
そしてエレー達は人里に戻り、準備をするとクーガーに乗り込み再び農村を襲撃した危険集団を排除しに森の中へと入っていた
モバンダ陸曹 「昨日の人里は良い人達ばかりだったな!」
龍馬 「めっちゃ歓迎されてたよな(笑)」
モバンダ陸曹 「エストニアがソ連からドイツになった時みたいな感じだったよな(笑)」
龍馬 「お前分かりずらい例えしたな」
エレー 「まるで英雄の帰還みたいでしたよね」
龍馬 「…良い例え」
零地 「…もうすぐで着くんじゃないか?」
龍馬 「あれ?もうそんなに奥地に来たか?」
零地 「ちげーよ、第二波と第三波の奴らに近付いたんだよ」
龍馬 「あれ?…そうだったか?」
零地 「お前昨日すげぇはしゃいでたから頭が回らないんだろ?」
龍馬 「確かに頭が回らん」
零地 「運転変われ。寝てろ」
龍馬 「アザっす」
運転席交換…
零地 「…エレー、地図は分かるよな?頼めるか?」
エレー 「はい!まかせて下さい!」
モバンダ陸曹 「…零地、任せて良いのか?」
零地 「大丈夫だ。エレーは色々できるし期待してんだ。それにもし間違えても俺が責任もつ」
エレー 「あ…ありがとうございます」
モバンダ陸曹 「……ほぉ〜ん…」
そして零地達の車を先頭にかなり奥へと進んで行くと、突然ヴァルダが無線機を持って飛んでいき、なんだっと思うと無線機からヴァルダが…
(無線)
ヴァルダ 「…盗賊が見える……」
(無線)
零地 「盗賊!?どこだ!!位置を教えてくれ!!」
(無線)
ヴァルダ 「…左奥……野営している…くつろいでいる…」
(無線)
零地 「盗賊がいるのか?」
(無線)
ヴァルダ 「…多くの資源が見える……襲撃した後の特徴だ…」
(無線)
零地 「そこか…ありがとなヴァルダ」
(連隊長へ無線)
零地 「…こちら八号車、四号車連隊長へ報告。左前方、盗賊が野営している。恐らく村を襲撃した連中だと思われる」
(無線)
隊員 「…こちら四号車。これより連隊長に報告する。少し待て…」
零地 「…おい龍馬、起きろ。盗賊を発見したぞ」
龍馬 「ん?………おう」
零地 「モバンダ、来たぞ?」
モバンダ陸曹 「フォォォォォォォ!!来たぜぇぇぇぇぇぇぇ!!」
(無線)
三等陸佐(連隊長) 「こちら四号車、全車両停止。近くにいる盗賊を殲滅する作戦を立てる」
(無線)
零地 「了解した」
そう指示が入ると全車両が止まり、各隊員&SAT達が集まるとまず2名の隊員を偵察に出し、ヴァルダと隊員2名が盗賊の野営を偵察。そしてその情報が入った
隊員 「…偵察からの情報が入りました。その情報からすると、人質がいる模様」
三等陸佐(連隊長) 「人質の数は?」
隊員 「12人です」
三等陸佐(連隊長) 「…零地二尉、君は盗賊を相手したと聞いている。だから案を聞きたい」
零地 「案ですか………まぁ盗賊は他に仲間がいないかだけを気にすれば他は気にしなくても良いです。銃弾を弾く物は持っていません。…訓練通りで大丈夫な相手です」
三等陸佐(連隊長) 「…そうゆう事みたいだ。全員敵の増援に警戒しながら訓練にしろ」
隊員 「…」
隊員 「…」
隊員 「…」
隊員 「…」
SAT 「…」
SAT 「…」
SAT 「…」
SAT 「…」
SAT隊長 「………それは本気ですか?」
三等陸佐(連隊長) 「…冗談だ。あっちには人質がいるんだぞ?何も考えず行くわけないだろ?では真剣に作戦を立てるぞ」
そして全隊員&SAT達に作戦が伝えられ、早速全員が配置に付いた
(無線)
龍馬 「…と言う訳で盾役は引き受けたぞ!」
(無線)
零地 「あぁ任せたぞ。…それにモバンダ、あまり調子のるなよ?」
(無線)
モバンダ陸曹 「ラジャーラジャー」
ダナト 「こっちもこっちで大変になりそうだ!」
ランデス 「久しぶりに魔法が使える〜」
エレー 「…結構大胆に出るんですね」
マティナ 「ニホン隊はもっと慎重にやる人達と思っていたんですが…」
零地 「普段は慎重に、時には大胆に…だ」
マティナ 「はぁー…」
エレー 「…零地さん、ダナトはどのにいるんです?」
零地 「ダナトは龍馬達と一緒にいてもらってる。モバンダの手伝いをするんだ」
エレー 「手伝いですか」
マティナ 「あいつもし邪魔してたら魔法で燃やしてやる…」(悪魔みたいな声)
エレー&ランデス 「(マティナ怖い!)」
零地 「…程々にしとけよ?(汗)」
そして数時間後、盗賊団に捕まった人質を隊員がバレずに助けだし、人質がいなくなると各隊員&SAT達に無線が入り、作戦を開始した
零地 「作戦決行!やれ!!」
エレー 「はい!」
マティナ 「承知!」
ランデス 「えーい!」
エレー.マティナ.ランデスは一緒に魔法を唱え、一斉に魔法攻撃をすると盗賊達の野営地が大爆発して総崩れが起き、野営地の周りを包囲していた隊員&SAT達が車両を盾に攻撃しながら前進した
零地 「エレー!マティナ!ランデス!こっち(クーガーの後ろ)に来い!!」
エレー 「分かりました!」
マティナ 「早く行きましょう!」
ランデス 「はわわわ!!」
モバンダ陸曹 「ヒャッハーーー!!くらいやがれーーーー!!」
(クーガーの機銃の銃撃音)
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドン!!!
盗賊 「うぎゃー!!」
盗賊 「う゛わ゛わ゛わ゛!!」
盗賊 「ギャぁぁぁぁ!!」
盗賊 「どあぁぁぁ!!」
盗賊の頭 「おいお前ら!!何をぼさっとしてんだ!?早く反撃しろ!!」
盗賊 「へ…へい!………ぐぁ!!」
盗賊 「あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛!!」
盗賊 「頭!!もう仲間の数が半分しか残っていねぇ!!」
盗賊の頭 「なに!?……に…逃げるぞ!!」
盗賊 「そ…それが包囲されて逃げられねぇ!!」
盗賊の頭 「な…なんだと!…」
そして零地達の方は確実にゆっくりと詰めており、盗賊団の野営地の手前まで接近すると無線から
(全隊に無線)
副連隊長 「全体停止。ここから一気に制圧する。各自備えよ」
(無線)
龍馬 「…聞いたか零地?準備しろ!」
(無線)
零地 「了解」
エレー 「零地さん、私達は?」
零地 「車に乗ってろ。ここからは危険だ」
エレー 「は…はい」
マティナ 「ではエレー様、こちらへ」
(銃撃の嵐)
ダバババンバンバンダーンダバババンバンバンダーーンダバババンバンバンダーンダバババンバンバンダーンダバババンバンバンダーンダバババンバンバンダーンダバババンバンバンダーンダバババンバンバンダーンダバババンバンバンダーンダバババンバンバンダーンダバババンバンバンダーンダバババンバンバンダーンダバババンバンバンダーン
…そしてエレー達はクーガーに乗り込むと丁度全隊員&SAT達が一斉に突入していき、数分足らずで制圧し終わった。制圧した後は生き残った盗賊達を捕まえ捕虜にし、全隊休憩をとっていた
龍馬 「…民間人(人質)はどうだ?」
零地 「最初はかなり怯えてたけど、エレー達が相手をしたらかなり落ち着いたみたいだ」
龍馬 「そりゃ良かった」
零地 「…捕虜はどうするんだ?」
龍馬 「連れてくらしい」
零地 「よしてくれよ〜…」
龍馬 「民間人も合わせて18人の面倒を見なきゃダメだからな」
モバンダ陸曹 「まっ、それも自衛隊の務めだからな!」
龍馬 「本業の1つだ…この後の予定を伝えておくが、旧国軍とゴブリン?を殲滅する為続行らしい」
零地 「了解…」
そしてエレーの方では
エレー 「…落ち着きましたか?」
民間人(女性)① 「どうにか…」
民間人(男性)① 「あんたらに救われた…感謝する…」
エレー 「いえ、礼を言うなら私じゃなくて零地…自衛隊の皆さんに言って下さい」
零地 「…それでは皆さん、トラッk…あの緑色のでかい馬車に乗って下さい。出発します」
民間人(女性)① 「はい…」
民間人(男性)① 「なぁあんた、俺の命を救ってくれてありがとな…」
零地 「…自衛隊は人の命を救うのが仕事です。…では乗って下さい」
民間人(男性)① 「あぁ…」
民間人(男性)② 「…ど…どこに行くんだ?」
零地 「あなた方の村を焼き払った旧国軍を殲滅しに行くんです」
民間人(男性)② 「旧国軍?俺らの村を襲ってきたのは盗賊だけだぞ?それに焼き払われたってなんだ??」
零地 「……どうゆう事ですか?私らがあなた方の村に行った時には瓦礫と灰になっていましたよ?」
民間人(男性)② 「は…灰に!?」
零地 「えぇ」
民間人(男性)② 「そんな…」
民間人(男性)③ 「なぁもしかしてお前達が探している旧国軍ってのは再建派軍閥の事か?」
零地 「そうです」
民間人(男性)③ 「なら知ってるぞ。この森を越えた先に隠れてる。数はどれくらいいるか分からんが…」
零地 「そうですか…ひとまず乗って下さい」
そして零地はこの曖昧な話を三等陸佐(連隊長)に報告した
三等陸佐(連隊長) 「…つまり言うと、あの助けを求めてきた人は嘘をついたと言うことか?」
零地 「えぇ、それに罠の可能性がある。これ以上の行動は危険だ」
三等陸佐(連隊長) 「………いや、このまま続行する。その罠を逆手に取るんだ」
零地 「…構わないですが、民間人やエレー達に危険なめにはあわせないで下さいよ?」
三等陸佐(連隊長) 「する訳ないじゃないか、そんなの自衛隊ではない。それに君の連れは私達からすると民間人みたいなもんじゃないか」
零地 「…武器を持って戦いますがね(笑)」
そして零地はクーガーに乗り出発。先程の報告が全隊に伝えられ警戒しながら進んでいると森の出口が見え、森を出るとなんとそこは断崖絶壁の崖で、停車し車から降りて見下ろした
零地 「うひゃ〜スゲーな!」
モバイル陸曹 「異世界かよ」
龍馬 「異世界だからな?」
三等陸佐(連隊長) 「…こいつは困ったな。軍閥はこの先にいるのになぁ…」
龍馬 「どこか降りられそうな所は…」
ヴァルダ 「…」(何かを見ている)
零地 「…ヴァルダ何か見つけたか?」
零地がヴァルダの所に行き、見ている方を見るとそこには下まで降りられそうで、緩やかな坂がある谷で零地は…
零地 「…ビンゴ。おいこっち来てみろ!」
龍馬 「なんだ?…おお?」
モバイル陸曹 「おほ〜やっぱ異世界やな」
三等陸佐(連隊長) 「…あそこから通ろう」
そしてその谷まで移動。時速35〜45キロ程度の速度で谷を移動して、中間辺りに差し掛かった
(クーガー内)
エレー 「…零地さん本当にここを通って大丈夫なんですか?」
マティナ 「凄く危険ですよ?」
ランデス 「怖いです…」
ダナト 「罠を仕掛けるんだったら絶好な所だよな?」
零地 「安全な訳ないだろ?ダナトの言う様にここは危険だ。だから警戒してるんだ」
龍馬 「何かあったら突っ張りるからな?」
モバイル陸曹 「ここではかかって来て欲しくないな〜」
(無線)
零地 「…ヴァルダどうだ?」
(無線)(空を飛んで警戒している)
ヴァルダ 「……安全…」
龍馬 「なら良かった」
零地 「警戒しろよ!」
そして中間辺りを過ぎると今まで問題無しと言ってきたヴァルダが無線で
(無線)
ヴァルダ 「左上爆弾!」
(無線)
零地 「えっ!?」
気付いたのもつかの間、ヴァルダが発見した爆弾は爆発し、その連鎖反応で他にも設置されていた爆弾が連続的に爆発した
(爆発音)
バコバコバコバコバコバコバコバコバコバコバコバコバコバコバコバコ!!!!ーーー〜〜…
龍馬 「突っ走るぞ!!」
零地 「全員掴まれ!!」
そしてクーガーは一気にスピードを上げ先頭切って走り、それに続いて他の車両もクーガーの後ろを追うかのように列になって猛スピードで逃げると、爆破で目の前に沢山の岩などが落ちてきてどうにか避けるが煙が巻い視界が塞がれた
龍馬 「クッソ前が見えねぇぞ!!」
零地 「良いから行け!!」
煙で前がハッキリと見えず、避けながら猛スピードで進むと目の前に落ちて来た岩に驚き急ブレーキを踏み込み、ぶつからずには済んだ
零地 「バックしろバック!!」
龍馬 「言われなくても分かってる!!」
ランデス 「エ…エレーさん…」
エレー 「大丈夫…」
ダナト 「俺ら…死なないよな?」
マティナ 「男が弱音を履くな!!」
ニュー(スライム) 「 (ㆆ_ㆆ)ジーー 」
そして岩を避けスピードを上げると進行方向の左側がまた爆発し、大量に巨大な岩が落ちてくるのを見て零地達は
モバンダ陸曹 「来るぞー!!」
零地 「スピードを上げろ!!」
龍馬 「上げない奴がどこにいる!?」
ランデス 「うわわわ!!ヤダーーー!!」
エレー 「掴まって!!」
ダナト 「なんでこんな事にーーー!!」
マティナ 「少し黙れ!!」
ニュー(スライム) 「 じー( ⚭-⚭) 」
猛スピードで進むも複数の岩が地面に落ちて…
零地 「まずいぞ!!」
龍馬 「クソっ!!間に合わない!!」
モバンダ陸曹 「おいどうするんだよ!?」
ランデス 「ああああああああぁぁぁ!!」
ダナト 「ぎゃああああ!!」
マティナ 「嘘だ…」
エレー 「(……やるしか…)」
ニュー(スライム) 「 ( ´ᐞ` ).。o……(・∀・)! 」(閃いた)
エレー 「…ってどこ行くのニュー!!」
突然エレーの肩に乗っていたニュー(スライム)が凄いスピードでモバンダの機銃席からクーガーのボンネットに行くと5mくらいまで伸びると、その先端からキノコの傘の様な形へとなりクーガー全体を覆う程の大きさとなり、上から落ちて来た岩が激突し弾きかいされて、これを見た零地.龍馬はすぐに察しエンジンをフル稼働して
零地 「行けぇぇぇぇ!!」
龍馬 「エンジンよ!!大仕事だーーー!!」
モバンダ陸曹 「フォオオオオオ!!」
エレー 「きゃあああ!!」
ランデス 「うわわわ!!」
ダナト 「ぎゃあああ!!」
マティナ 「ドゥオああああ!!」
(クーガーのエンジン音)
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!
そして猛スピードを出したクーガーは灰色の砂煙と崩れ落ちる谷の中から飛び出すかの様に抜け出し、抜け出すと急ブレーキを踏んで停止し辺りを見回すと他の車両全部がもうとっくにおり、他の隊員達が周りを警戒しながら近寄ってきた
隊員⑴ 「大丈夫か!?」
零地 「あぁ…大丈夫だ……」(疲れてる)
隊員⑵ 「これは…一体…」(ニューの事を言っている)
零地 「擬態化出来るスライムだ…」(疲れてる)
そしてニューは元のサイズに戻り、クーガーの中に入るとエレーの手元まで戻り…
(クーガーの中)
エレー 「ありがとう〜ニュー」
ニュー 「 ( ´⚰` ) 」
龍馬 「(唖然)・・・スライムってすげ〜な〜」
モバンダ陸曹 「同意…」
エレー 「ニューだけかもしれないですけど」
マティナ 「助けられましたね」
ランデス 「擬態化出来るスライムって聞いた事ないですよね?」
ダナト 「分からん」
(無線)
三等陸佐(連隊長) 「おい大丈夫だったか!?」
(無線)
零地 「無事です…大変な事になりましたね」
(無線)
三等陸佐(連隊長) 「現状を確認する。龍馬一尉に来る様に言え」
(無線)
零地 「了…」
零地 「……龍馬、三佐が及びd…」
(外)
隊員⑶ 「………敵だ!!」
(銃撃音) ダダダン!!!ダダダダダン!!!
突然1人の隊員が森の中に向かって銃撃したとたん周りから弓矢が一斉に飛んで来て、車内にいた零地達は無事だった物の外にいた隊員の1人が脇腹に敵の矢が当たり、その場で倒れこんで…
隊員❶ 「ぐあああああ!!…だ…誰か!!……衛生!!」
助けを呼ぶ隊員をクーガーの中から見たエレーはとっさに動き、後部ドアから降りて負傷した隊員の下まで行くとその隊員を引きずる様にクーガーの方までズリズリと向かって来て、すぐに零地がエレーの所まで行き…
零地 「エレー手伝う。左側を頼む」
エレー 「はい!」
隊員❶ 「す…すみません…」
零地とエレーは負傷した隊員の肩を取り、クーガー乗せ反撃しようとすると無線から
(全隊へ無線)
三等陸佐(連隊長) 「全隊交戦は止め。この場から逃げる。龍馬一尉、クーガーを先頭に突っ走れ!」
(無線)
龍馬 「了!!」
(無線)
零地 「ヴァルダ、上空を頼む!」
(無線)
ヴァルダ 「……任せた…」
『27話② アルデール屈指の大魔術師』へと続く……