表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界列強日本国  作者: ゼロミックス
ベナウム王国編
32/53

24話 リ・バロ陥落。ベナウム王国降伏

《注意》


この小説はあらゆる民族・国家・戦争・宗教・主義・思想を陥れる意図はありません。

非難するような事があると思いますが、全てストーリーに関するものなので、広い心で見てくれたら幸いです。


この小説は皆様の協力の元成り立っております。小説作りはまだニワカですが、これからも見て頂けると幸いです。


(ベナウム王国に向けて)

───────────────────────────


《《軍人にとって最も不安なのは、敗北の予感に見舞われる時だ。そして、その予感を最も強く察知するのは、指揮官が弱っているのを見る時だ。心理的にも、肉体的にも、指揮官は弱みを部下に見せてはならず、その印象を与えぬ努力を欠いてはならない》》



『エルヴィン・ロンメル』より


───────────────────────────





前回、エレーを助けた後零地は仕返しする為に増援の自衛隊員達と一緒に王宮内を制圧して周り親衛隊やベナウム王国兵を大勢捕え、完全に制圧しきると次に城に突入し、城中を片っ端に制圧、そしてある部屋に入ろうと突入準備をしていた……


荒煽宫(あらおだぐう)二尉 「…じゃあ私から行く、後に続け」


分隊長 「ありがたい」


零地 「やっぱり逃げたんじゃねーのか?あの国王」


荒煽宫(あらおだぐう)二尉 「それならそれでありがたいですよ……行くぞ、3…2…1……」


そして荒煽宫(あらおだぐう)二尉がドアを蹴破り一斉に突入し、全員が武器を構えるとそこには後ろに手を組み1人の男が窓の外を眺め立っていた


荒煽宫(あらおだぐう)二尉 「……おい、武器を捨てゆっくりこっちを向け」


男 「…」


零地 「…日本語だぞ。俺が言う…………(アルデール語)そこのお前!!武器を捨て、ゆっくりこっちを向け!!」


男 「………武器?…だと?」


男がそう言うと零地達の方へ振り向き、机に置いてあるワインボトルとグラスを手に取り、グラスにワインを入れ1口飲むと…


バンラグスコ大公 「…はぁ〜………私はデルト・アービア・バンラグスコ。このベナウム王国の大公(だいこう)でもあり、大臣でもある。…武器は持っていないよ……強いて言うならこの飲むと酷く酔う酒だけだが…」


零地 「……冗談は通常ないぞ。一緒に来い」


バンラグスコ大公 「……行く必要はないよ」


零地 「なんだと?」


バンラグスコ大公 「何せもう国王陛下はこの国を…民を…我らを捨て逃げたのだからな」


零地 「なに!?」


荒煽宫(あらおだぐう)二尉 「えっと…零地二尉、聞き取れなかったんだがなって言ってるんです?」

分隊長 「早く翻訳してくれ」


零地 「……国王陛下は逃げたらしい」


荒煽宫(あらおだぐう)二尉 「なに!?」

分隊長 「嘘だろ!?」


零地 「続ける…………(アルデール語)それは本当か!?」


バンラグスコ大公 「えぇ…今や私がこの国を率いている…………降伏条件はなんだ?」


そしてその日、ベナウム王国は日本.アルディアに降伏し、城には白旗とアルディアの旗.日の丸が掲げられた。その日の内に日本からは外務省が、アルディアからは司令官達が王都リ・バロにヘリでやってきてすぐ様交渉が始まった。

一方零地はすぐにエレーのいる宮殿へと急ぎ、エレーの元にいた


零地 「ちゃんと戻れたみたいだなエレー」


エレー 「子供じゃないですし大丈夫ですよ!」


ダナト 「本当に無事に帰ってきてくれて良かったよ!」

ランデス 「一時はどうなるかと…」

ヴァルダ 「・・・」(何か堪えてる)


零地 「こっちは命懸けだったがな。…というかエレーって意外と戦闘服似合うな」


エレー 「えっ?似合いますか?」


零地 「似合う似合う。貸してもらったんだろ?」


エレー 「えぇそうです。服を用意出来るまでこれを使って良いって言われたんです!」


零地 「まぁしばらくはそいつを使ってろ。…所でエレー、今の俺の気持ちを言っていいか?」


エレー 「はい何でしょう?」


零地 「今の俺の気持ちはな…マティナ大丈夫か?」


零地が気になっていたのは膝を地面に着けてエレーのお腹よりちょっと下辺りに抱きつき大泣きするマティナであった


マティナ 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!エ〜レ〜しゃま〜〜〜今度という今度はもうダメかと〜〜ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜」


エレー 「マティナもう大丈夫だから(焦)」


ダナト 「マティナが泣くなんて意外だよな…」

ランデス 「1…2番目辺りで泣かなそうなんですけどね(焦)」

ヴァルダ 「・・・」(必死に何かを堪えてる)


マティナ 「れいじどぉにょ〜ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉあ゛り゛か゛と゛ぉうごじゃいまずー〜ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」


零地 「れ…礼は良いからまず落ち着け?っな??(焦)」


マティナ 「はい〜ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」


零地 「ハハハ…凄いギャップだな……ん?ヴァルダどうした?」


先程からひたすら何かに耐えているヴァルダを零地が心配すると突然ヴァルダが


ヴァルダ 「グッフ…………ぐふふふふふふふ……………グッフ…」


零地 「………もしかしてヴァルダ、笑ってるのか?」

ダナト 「マティナの泣きじゃくる姿にヴァルダだ笑ってる!?」

ランデス 「また意外な事が!」


ヴァルダ 「ぐふふ………す…少し……離れる……」


零地 「お…おぅ……」


そう言うとヴァルダは羽を広げ飛んでいき、マティナを見るとまだ泣いていた


マティナ 「グオ〜ォ〜エレーじゃままままままま〜もう離れにゃいでぐだじゃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」


エレー 「マティナ…もう本当に落ち着いて。これじゃあまるで親子だよ…」


マティナ 「はい゛ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!ごめんなじゃい〜ぃぃぃぃぃぃぃ!!!」


零地 「……本当に、どんな激しい戦闘をしてもエレー達と一緒なら笑いに変えられるな(笑)」


泣きじゃくるマティナを数十分かけどうにか泣き止ませる事ができ、やっと一息着く事が出来るとヴァルダを呼び戻し母親(零地の)からもらったシベリアを皆で食べる事にした。

そしてその数時間後、ベナウム王国代表らは無条件降伏(むじょうけんこうふく)の内容に同意し、無条件降伏文書(むじょうけんこうふくぶんしょ)調印(ちょういん)してベナウム王国は正式に降伏、日・アルディアVSベナウム王国の戦争は日本の計画通りに2週間の間で幕を閉じた…

そして日本・アルディアがベナウム王国に出した要求はこれだ




 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〔降伏内容〕 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


▶日本の要求

ベナウム王国西部領土をアルディア諸島国へ返還(へんかん)

ベナウム王国東部領土『ユーサルドの森』『チァ・ラナンス高地』にユーラナンス自由王国を建国。

ユーラナンス自由王国の君主には『ルーラ・アルスハクトラス・シーデス』を使命し、任命する。

ベナウム王国植民地全てをユーラナンス自由王国へ併合(へいごう)

アレレスト諸島を日本国の自治領として割譲(かつじょう)


▶アルディアの要求

ベナウム王国東部領土をユーラナンス自由王国へ割譲(かつじょう)

ベナウム王国(西部領土)との合併(へいごう)

ベナウム王国の主権を全て割譲(かつじょう)

ベナウム王国全軍を合併(へいごう)



___________________________




…以外この条件で決まり、東部は日本の属国『ユーラナンス自由王国』が建国され、西部にはアルディアとベナウムが合併され出来た『アルディアム・ベルナーム王国』が誕生。そして日本手動の下、日本().ユーラナンス自(尹 (ゆん))由王国.アルディアム・ベ(軒 (げん))ルナーム王国.アレレスト諸島(荒 (あ))自治領連合の4カ国により絶対的な奴隷制の廃止が決められる事となった……








割譲(かつじょう)とは、敗戦国から1部の領土などをもらう事。

併合(へいごう)とは、他国の領土と統合.合体をすること。

合併(がっぺい)とは、BがAに吸収される事。



日本の要求とアルディアの要求で使った単語、割譲(かつじょう).併合(へいごう).合併(がっぺい)の使い方を間違えてるかも知れません。個人的に調べましたがちゃんと使えてるかどうか分かりませんのでもし知っているのであれば教えて下さい。

いつも皆様に頼って申し訳ございません。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ