21話① アレレスト諸島沖海戦
《注意》
この小説はあらゆる民族・国家・戦争・宗教・主義・思想を陥れる意図はありません。
非難するような事があると思いますが、全てストーリーに関するものなので、広い心で見てくれたら幸いです。
この小説は皆様の協力の元成り立っております。小説作りはまだニワカですが、これからも見て頂けると幸いです。
ちなみに今回は再確認していません。なのでミスなどがあると思います。(考えるの疲れた…)
21話① アレレスト諸島沖海戦
日本とベナウムが開戦して2日目、零地…ではなく異界調査合同科の第1調査隊群(黒太が指揮する艦隊。名前は新しく付けられた)は戦闘を避け、零地に物資輸送を出来る様にアレレスト諸島の小さい島に隠れながら停泊していた…
(ひゅうが艦橋)
ひゅうが副艦長 「…黒太一佐、もうこのアレレスト諸島に隠れて1週間経ちますが、もうそろそろ別の場所へ移動した方が良いのではないのかと?」
黒太 「そうしたいが…ここ以外で隠れれる場所がな……」
ひゅうが副艦長 「アレレスト諸島には敵艦隊が1隻もいないですからね」
黒太 「だから丁度良いんだよな〜。アレレスト諸島には親衛隊も居ないし…」
ひゅうが副艦長 「そうですが…長いし過ぎては危険です。もうとっくに現地住民達に知られてしまっているのですから」
黒太 「やっちまったよな本当に…」(民間人にバレた事が)
ひゅうが副艦長 「…そう言えば、龍馬一尉が現地住民の鳥人…ではなく羽人と接触して話をしてましたが、何か有益な情報を得ているかも知れませんよ?」
黒太 「えっ?あいついつの間に!…というか何故私に伝えなかった?」
ひゅうが副艦長 「えっ?…もう知っていたのかと…とゆうよりいつも一緒に居るじゃないですか?」
黒太 「 ・ ・ ・ 副官変わりに指示を出せ、…龍馬に会ってくる……」
ひゅうが副艦長 「了解しました」
龍馬の元へ…
(ひゅうが食堂)
黒太 「っで?龍馬、何の情報を知ってる?」
龍馬 「何のって…何を言えば良いんだ?」
黒太 「もうそろそろ別の場所に移動して隠れなきゃいけない。それで龍馬お前は現地住民から何か情報をもらったんじゃないのか?」
龍馬 「あ〜ぁ…羽人と会った事か〜、申し訳ないが良い情報らないぞ?あの羽人と話したのは自慢話だぞ?」
黒太 「マジか…」
龍馬 「マジだ」
黒太 「それじゃあ運任せで航行させるか」
龍馬 「頑張れ」
特に得られる情報が無いと黒太が艦橋に戻ろうとすると龍馬が
龍馬 「待て黒太!その羽人が言っていたんだが、アレレスト諸島では今ベナウム王国に対しての反対意識が強まっているみたいで、ベナウム王国艦隊が大敗北したのを聞いてついに反対運動が起きているみたいらしいぞ?」
黒太 「………あるじゃん…」
龍馬 「スマン…」
黒太 「まぁいい話を聞いた。次の作戦を成功させれば独立戦争でも起きるかもな。じゃ、俺は艦橋にもどる」
龍馬 「おぅ」
ひゅうが艦橋へと戻り…
黒太 「隠れれそうな場所の情報は特になかった。運任せで行くぞ」
ひゅうが副艦長 「了解…全艦出港!!ヨーソロー…」
そして第1調査隊群が全身してアレレスト諸島を抜けようとすると前方にフェールゲルグ帝国艦隊が現れ、艦橋にいる黒太達は驚いた。何せ日本との海戦でボロボロになり、ベナウム王国艦隊.エルロダ王国魔導船艦隊は壊滅しフェールゲルグ帝国艦隊も致命的なダメージを受けたのにもかかわらず、すぐに大艦隊を日本海に向け動かしているのだからだ
ひゅうが副艦長 「何故奴らが!?」
黒太 「敵さんもやるな。すぐさまCICに行くぞ!!」
一方フェールゲルグ帝国の方では…
帝国艦隊司令官 「(双眼鏡を覗いている)………………………やっと我らに運が向いた。奴らの船を乗っ取れ!ニホン軍の技術を得るんだ!!全艦全速前進!!!」
艦長 「司令!!もう本国に帰りましょう!!我々が命を懸けて守るほどの価値のある国じゃないんですぞ!」
帝国艦隊司令官 「バカ言え!!敗北したまま帰れるか!!それに奴らがベナウムを占領してしまえば我々に対しての橋頭堡が出来てしまう!!それだけはダメだ!!」
艦長 「も…申し訳ございません」
ひゅうがCIC…
黒太 「敵艦隊はどうなっている?」
レーダー担当 「敵艦隊、約2千隻がこちらに向かい前進してきています」
黒太 「マジか」
ひゅうが副艦長 「黒太一佐、奴らと殺り合うのは危険です。ここはひとまず逃げましょう」
黒太 「………いや、奴らをここで打つ。戦闘準備!!」
ひゅうが副艦長 「えっ!!本気ですか!?いくら奴らとの技術の差があっても無茶ですよ!?」
黒太 「それが狙いだ。艦隊2千隻がたった3隻に負ければ敵兵の指揮は一気に下がる。それに味方を増やすのも狙いだ!」
ひゅうが副艦長 「狙いですか?」
黒太 「アレレスト諸島では今ベナウム王国に対しての反対派が増えているらしい。ここで俺らが奴らとの戦いで勝てばアレレスト諸島は日本に付くだろう。ここで停泊出来れば零地の為の物資輸送が出来る」
ひゅうが副艦長 「………分かりました。黒太一佐の指示に従いましょう」
黒太 「指示に従う立場だろ?……『くらま』と『あたご』に通達、これより我々は敵艦隊との戦闘を開始する」
『くらま』.『あたご』にそれが伝えられるとすぐさま黒太は続けて指揮をした
黒太 「『くらま』を左前方に配置、二門の砲塔で左と中央に攻撃!『あたご』を右前方に!アパッチを発進させろ!!」
そして『くらま』が左前方に行き、『あたご』が右前方へと行き、アパッチが発進するとがいっせいに攻撃を仕掛けてきたがやはりかなり手前で爆破した
黒太 「攻撃してきたな…『くらま』.『あたご』各自発砲見える限り撃ち続けろ!!ミサイル等魚雷の使用は控えろ」
(砲撃音)
(くらま)
ドドン!!!、ドドン!!!、ドドン!!!、ドドン!!!、ドドン!!!
(あたご)
ドン!!!、ドン!!!、ドン!!!、ドン!!!、ドン!!!
(着弾音)
バコーン!!!バコーン!!!バコーン!!!バコーン!!!
帝国艦隊司令官 「ドああぁぁぁ…っク!!、やはりその攻撃か!!だがしかし奴らはたたったの3隻、こっちは2千隻!数で任せて押し切れ!!」
帝国艦隊副司令官 「魔導兵!!風魔法で艦隊の速度をあげて近寄るんだ!!そうすればこの一方的な砲火から逆転出来る!!」
魔導兵 「ハッ!!」
魔導兵 「ハッ!!」
魔導兵 「ハッ!!」
魔導兵 「ハッ!!」
魔導兵 「ハッ!!」
ひゅうがCICに戻り…
黒太 「出来るだけ敵艦を叩け、戦力を減らすんだ」
レーダー担当 「黒太一佐、敵艦隊の速度が上がりました。急速にこちらに向かい接近しています」
黒太 「乗り込むつもりか?ならこっちだって手はある。全艦でバルカン砲を撃ち込め」
対空戦担当 「えっ!?バルカン砲を敵艦に撃ち込むのですか?!」
ひゅうが副艦長 「本気ですか!?」
黒太 「敵艦は木製だ、貫通するだろう」
対空戦担当 「しかし撃沈出来ませんよ?!」
ひゅうが副艦長 「撃沈出来ないのにいいのですか?」
黒太 「それだ、撃沈させないんだ」
ひゅうが副艦長 「…何故ですか?」
黒太 「航行出来なくなった船が他の船を邪魔をする。戦いずらくなるだろう」
ひゅうが副艦長 「なるほど……」
黒太 「全艦バルカン砲撃ち方初め」
黒太がそう指示をするとひゅうが.くらま.あたごについているバルカン砲が火を放ち、たちまちベナウム王国艦隊(フェールゲルグ帝国)の船に乗っている兵士達はバルカン砲に撃ち抜かれ、おぞましい事になった。バルカン砲から撃ち放たれる弾は兵士達に当たり、上半身と下半身が別れたり、体が破裂したかのように弾け飛び、体の1部が消えていたりという感じで、その事が帝国艦隊司令官に伝えられた
帝国艦隊司令官 「何!?あの黄色い(バルカン砲の閃光の事)攻撃は兵士を負傷させる攻撃なのか?!なんとおぞましい…」
ヒュー…ドカー〜〜ン……
帝国艦隊司令官 「ぐぉあ!!……早く進めーー!!」
船長 「で…出来ません!!」
帝国艦隊司令官 「何!?どうゆう事……そ…そうか、あの黄色い攻撃で動けなくなった船出てるのか!」
(ひゅうがCIC)
レーダー担当 「黒太一佐が予想した通り敵艦隊の動きが鈍くなりました」
対空戦担当 「まさか本当に…」
(すみません。ヘリからの連絡を受ける担当が分かりませんでした)⤵︎ ︎
隊員① 「黒太一佐、アパッチからの連絡なのですが、敵旗艦を発見したとの事」
黒太 「見つけたか…あたごに通達、敵旗艦向けミサイルを1発ぶちかませっと伝えろ!」
隊員① 「了解…」
そしてあたごから対艦ミサイルが発射され、ミサイルから出る煙を見た帝国艦隊司令官が…
帝国艦隊司令官 「あ…あれは……に!逃げろ!!死ぬぞ!!」
艦長 「何を言っているんですか!?さっき司令は「逃げるな」と!」
帝国艦隊司令官 「なら取り消す!!早く逃げろーーー!!!」
そしてフェールゲルグ帝国艦隊の旗艦が向きを変え逃げようとしたが、それも虚しくミサイルが上空から突っ込んで来て旗艦は吹っ飛んだ……それを見ていた他のフェールゲルグ帝国艦隊の海兵達は元から恐れていたのに更に恐ろしくなり一斉に背中を見せ逃げ帰って行った…
黒太 「…………終わったな。敵艦隊を追うな、アパッチを戻させろ」
ひゅうが副艦長 「了解」
すると突然龍馬が入ってきて黒太に
龍馬 「黒太!!甲板に出てみろ!凄いぞ!」
黒太 「何がだ?」
龍馬 「良いから来いよ!」
そして黒太が甲板に出てみるとアレレスト諸島から歓迎する声が響き渡っており、これを聞いて黒太は…
黒太 「…アレレスト諸島の港に着港しよう。大歓迎されるぞ」
龍馬 「おっ?いいね〜早速行こうぜ!」
そしてアレレスト諸島の1番でかい都市、『港町レウト』に着港すると住民達が港に集まって来て、下船すると住民達に囲まれ大歓迎され、その中にはベナウム王国の兵士も含まれていた
住民① 「ニホンバンザーイ!!勝利にバンザーイ!!」
住民② 「バンザーイ!!バンザーイ!!」
住民③ 「バンザーイ!!バンザーイ!!」
住民④ 「バンザーイ!!バンザーイ!!」
黒太 「これは(笑)」
龍馬 「凄いな(笑)」
アレレスト諸島の住民達はひゅうが.くらま.あたごから降りてきた自衛隊達を囲み拍手をしたり、ハグをしたり胴上げされたりとまるで英雄の様な扱いを受け祭りの様になり、それは次の日まで続いた…
アレレスト諸島沖海戦は日本の勝利で幕が閉じて、アレレスト諸島は一時的な日本国占領下となり、次の作戦の中間地点となった…
今回から鳥人を羽人と表記します。
超人と鳥人が被ってる…