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異世界列強日本国  作者: ゼロミックス
ベナウム王国編
23/53

18話① 交易都市リュンバラ行きの魔導船

《注意》


この小説はあらゆる民族・国家・戦争・宗教・主義・思想を陥れる意図はありません。

非難するような事があると思いますが、全てストーリーに関するものなので、広い心で見てくれたら幸いです。


この小説は皆様の協力の元成り立っております。小説作りはまだニワカですが、これからも見て頂けると幸いです。



ご報告

皆様あけましておめでとうございます。

まだニワカな小説ですが勉強しながら投稿していきたいと思います。





零地はエレー.マティナ.ダナトと一緒に街の調査をしていた所、ハウド兵長と言うアルディア派のベナウム王国軍人と会い彼に連れられ、ヘッセル最高司令官と話し合う事に…そして今零地はその司令官にベナウム王国の現状やその同盟国を聞き出していた…


零地 「…なるほどな、ベナウム王国の同盟国は4ヶ国…その中のフェールゲルグ帝国、エルロダ王国の2国が友軍を寄越して来たって事か…」


司令官 「えぇそうです、フェールゲルグ帝国が海軍を…エルロダ王国が魔導艦隊と竜騎兵を……しかしその2国は我々ベナウム王国の戦争には介入していません」


零地 「介入はしていない……あんたらの友軍はどれぐらいの数を送って来たんだ?」


司令官 「フェールゲルグ帝国は4664隻、エルロダ王国の魔導艦隊は172隻、竜騎兵は418…かなりの大戦力です。陛下は本気でアルディアを潰そうとしている…それにアルディアと裏で繋がっている謎の国もです」


零地 「…あんたらの国王は自分達の知らない国にでも戦争を仕掛ける様な奴なのか?」


司令官 「そうですが…それはあなた方も同じです。あなた方はアルディアの事を知らずに同盟を組んだ。それはその国が抱える問題や、どんな民族なのか、どうゆう主義を掲げているのか、そうゆう事も知らず同盟を組むと言う事は自国を危険にさらすって事です」


零地 「…俺は自衛隊だが、自分の国がどうやろうが知ったこっちゃないし、関係ない……まぁだからと言って無関心と言う訳でもない。日本は今まで外国に頼って便利な物だけを求めて生きていたナマケモノ、そんな国が突然異世界に来たらどうなる?食料も資源も入らないし作りもしない…だからアルディアと同盟組んだんだ」


(小声)

マティナ 「…零地殿は今まで、自分の国の為に調査をやっていた訳じゃなかったのですか…」

ダナト 「国の事はよく分からないけど、零地さんは自分の国には関心よりも不満だけしかないって事か…あんな凄い国なのにな…」

エレー 「(零地さん…本当に……何があって…)」


司令官 「……レイジ殿、貴方は意外に国の事に詳しいようですね。しかしその分自分のお国を嫌っているようだ」


零地 「当たり前だ、昔は自分の国の為に命を捧げてたが…今は自分や友や恩人達の為にやっている……話を戻そう、あんたらの軍はいつアルディアと日本に攻めて来るんだ?」


司令官 「それは…分からない。軍の出撃は国王陛下が決める事…我々はその日まで知らされません」


零地 「突然言われるのかぁ………けど分かるのは今にも出撃する様な感じではあるだろ?」


司令官 「はい…しかしそれは我々ベナウム王国内にいるアルディア派が反乱(こうどう)を起こす絶好の機会でもある」

ハウド兵長 「もしあなた方ニホン国が我々の仲間なのであれば、我々アルディア派はニホンへの攻撃は仕掛けません」


零地 「それは本当か?」


司令官 「えぇ…ハウド兵長が言うとうり、我々アルディア派はそちら側に着きますが…その為には全アルディア派の者に信用してもらわなくてはならない」

ハウド兵長 「その為にはレイジ殿、貴方の力が必要です」


零地 「……何故だ?俺はまだあんたらを信用出来ていない。それなのにどうして信用してもらう様な事をしなければならないんだ?」


司令官 「それは…」


すると突然ドアが開き親衛隊が5人入って来て、その1人が司令官に


親衛隊① 「何をしているんですぅ?司令…いや、反逆者…お前は敵の潜入員を受け入れ、面会し我が国の情報をこいつらに渡しましたねぇ?そしてハウド兵長貴方もですよぉ?」


司令官 「何を言っているのです?この者達は私の…」

親衛隊① 「言い訳は聞きたくありません。もう他の反逆者達ので聞き飽きました」


親衛隊①がそう言っている間他の親衛隊達が零地達に近ずき


零地 「……何だよ?」


親衛隊② 「…フッ……潜入員がどんな奴だと思っていたがこんな黄色人と小僧達だったなんてな、笑わせるな!(笑)」


零地 「黄色人ですまないな、綺麗な『所』しか取り柄のない白人にはやっぱり勝てない」(棒読み)

ダナト 「確かに、俺ら白人はそれぐらいしか取り柄がないな!」


親衛隊② 「あ゛あ゛?調子に…」

親衛隊③ 「お前そんな奴らの挑発に乗るな。そんな事よりも見ろよ、女のエルフ…しかも2人だ」

親衛隊② 「黄色人と小僧のクセにエルフなんて連れ歩いて…いい女だ……」


マティナ 「やめろ!それ以上近付くな!!」


親衛隊④ 「オイオイ…気が強い女だったのかよ、俺そうゆう女が大好きだぜ!(笑)」


親衛隊⑤ 「隊長、このエルフ達は私らが」


親衛隊① 「えぇ…構いませんよぉ……反逆者共、お前達はこの潜入員よりも酷い…薄暗い部屋で狭く苦しく外の空気や太陽の光が入って来ない場所をお前ら一族に味合わせてやろう!!」


すると「ドスッ」と言う音が聞こえ親衛隊①の足下に血が広がり、親衛隊①は


親衛隊① 「ガ…ガハッ!!……お前…この私に……ウッ……」

………バタ……


司令官 「…」


それを見ていた親衛隊達は自分達の隊長が刺殺され、固まってしまいどうするか迷っていると零地が親衛隊達に近づき素早いCQCで叩きつけたが、すぐ起き上がってドアを塞ぐ様に並ぶと剣を向けてきて、零地達も武器を持ち戦闘隊形に並んだ


零地 「エレー達大丈夫か?」


エレー 「えぇ大丈夫です」

マティナ 「そんな事よりあいつらを早く殺しましょう…下品な奴は嫌いだ」

ダナト 「へぇ〜…」


司令官 「…レイジ殿……これで信用して貰えますかな?」


零地 「完全ではないが…」


司令官 「では…これでどうです?」


零地 「これで?」


するとハウド兵長が大声で


ハウド兵長 「全員武器を持て!!真の祖国の為、戦うのだ!!!」


ハウド兵長がそう叫ぶと廊下の方から大勢の兵士達が現れ親衛隊に武器を向け、逃げ道を塞いだ


親衛隊② 「まっ…まさか!!、ここに居る兵達は全員アルディア派なのか!?」


司令官 「ここだけではない。街全体だよ」

ハウド兵長 「…降参せよ。さもなくはあなた方親衛隊はここで串刺しとなるでしょう」


そうすると親衛隊達は少し考ええると手から剣を離し、兵士達に捕らえられ安全になると、司令官が零地に


司令官 「……これでもまだ信用してもらえませんか?」


零地 「…まぁ……一様は信用しよう」


司令官 「そうですか、なら良かった」


安心すると零地の無線からヘッセルに隊員が到着したと言う報告があり、無線を取ると零地はその到着した隊員達に

(無線会話)(日本語)


零地 「こちら零地、指定した座標まで移動せよ、上に登るロープがある」


隊員 「了解した。指定の位置に移動する」


零地 「…それともう1つ報告がある。ヘッセルに居る兵士達はほとんどが味方だと思われる。下手に殺すな」


隊員 「味方?何故です?」


零地 「ヘッセルはアルディア派の街だった。中には親衛隊も含まれている。注意せよ」


隊員 「りょ…了解…」


零地 「それに建造所には2人の現地人が居ると思うがそれは俺の仲間だ」


隊員 「分かりました…オーバー」


零地 「オーバー」


無線終了


司令官 「…あの……今のは?」


零地 「仲間に今さっきの出来事を報告しただけだ」


司令官 「そう…ですか……しかし見た事のない魔導具を使っているのですなぁ〜。今の黒い箱とい、黒い(つえ)?といニホンは不思議な国ですなぁ〜」


零地 「魔導具だらけの国ですよ。そのせいで堕落した人間だらけだが」


司令官 「魔導具だらけ…1度目にしてみたいなぁ……」

ハウド兵長 「所でレイジ殿、先程言っておられたジエイタイ?とはニホンの軍なのですか?」


零地「あぁそうだ、自衛隊は日本の軍隊の様な物で自国を守る為に出来た組織だ。そして自衛隊は他国に攻める軍隊と違って自分からは戦いを仕掛けたりしない」


司令官 「自分から戦いを仕掛けない!?そんなの自国の民を見捨てる様なものですよ!!」

ハウド兵長 「司令…それがニホンのやり方です。いつもハーランド将軍が言っていました」


零地 「まぁ今はある条件が揃えば自分達から攻める事が出来るが…」


エレー 「……あの零地さん、まだですか?」

ダナト 「難しい話ばかりで暇だ〜」

マティナ 「それぐらい我慢しろ!!」


零地 「スマンスマン、それじゃあ俺らはもう行く」


司令官 「これから何処へ?」


零地 「次の街、リュンバラに向かう。最終的にはあんたらの王都に向かう」


ハウド兵長 「司令官提案です。レイジ殿達を魔導船でリュンバラまで送るのはどうでしょう?」


司令官 「良い提案だ。どうです?次の街まで送りますよ?」


零地 「えっ?しかしなぁ…」


エレー 「良いじゃないですか零地さん、魔導船ならすぐ着きますよ!」

マティナ 「すまないですがあのクルマよりも早いです」

ダナト 「……乗りたい」


エレー 「それにベナウム王国軍の魔導船に乗っていけば怪しまれずに潜入出来ますよ?」


零地 「それは……分かった。お言葉に甘えて乗せてもらおう」


司令官 「分かりました。ではハウド兵長、準備を」

ハウド兵長 「はっ…」


零地 「あー!!ちょっと待ってくれ、森の中に俺の車…鉄の馬車があるんだ。それも持っていけるか?」


ハウド兵長 「分かりました。では埠頭(ふとう)まで来て下さい。小型の魔導船を馬車の位置まで誘導して下さい。大型の魔導船に載せ替えますので」


零地 「重いが大丈夫か?」


ハウド兵長 「安心して下さい、魔導船はどんな重い物でも運べます。ではレイジ殿、埠頭(ふとう)で…」

司令官 「レイジ殿、これを…」


司令官が2枚の折りたたまれた紙を零地に渡してきて…


司令官 「リュンバラとリ・バロには高貴なアルディア派の者がおります。リュンバラでは軍人であれば誰でも良いので渡して下さい、そしてリ・バロでは…憲兵騎士団に渡して下さい。レイジ殿達を助けてくれるかもしれません」


零地 「これを渡せば良いんだな?分かった。ではこれで…」


司令官にお別れを言うと部屋を出て建造所に行くと送られて来た隊員が待機しており、これからリュンバラに向かう事を伝えランデスやヴァルダ達を魔導船まで連れて行き、零地は小型の魔導船で(クーガー)を回収すると大型の魔導船に載せ替え出発した


零地 「ひゃ〜!やっぱ大型だと高さが違うな〜!」


エレー 「これなら夜までには着きそうですね」


ダナト 「さ…寒い……中に入ってる…」


零地 「確かに寒いな…俺も中に入るか」

エレー 「あっじゃあ私も」

マティナ 「では私も」


全員で魔導船の中に入り、皆で盛り上がってしばらくするとハウド兵長に到着したと伝えられ、零地達は準備を整え『交易都市リュンバラ』での活動を開始するのであった…













今回追加された国


エルロダ王国

アルギニア連合公国

ラスロダ公国

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