15話 軍港街『マーティア』(拠点探し)
《注意》
この小説はあらゆる民族・国家・戦争・宗教・主義・思想を陥れる意図はありません。
非難するような事があると思いますが、全てストーリーに関するものなので、広い心で見てくれたら幸いです。
この小説は皆様の協力の元成り立っております。小説作りはまだニワカですが、これからも見て頂けると幸いです。
15話 軍港街『マーティア』(拠点探し)
14話①の続き
零地は護衛艦ひゅうがに向かいエレー達と合流、合流した後は作戦会議をして決まった作戦は、『軍港街マーティア』『飛行町ヘッセル』『交易都市リュンバラ』『王都リ・バロ』の順に拠点を置く作戦?となり準備を進め、そしてその次の日、護衛艦ひゅうがから出発した零地達は現地に着くとすぐさま『軍港街マーティア』へと潜入し、ギルドの宿を借りて身を潜め数日が経ち、あまり作戦が進んでおらず、その事を報告する為野外通信システムで深夜に報告していた…
(通信会話)
龍馬 「そんで?拠点は見つけたのか?」
零地 「いいや見つかってない、今は宿に身を潜めて拠点を探してる」
龍馬 「出来るだけ早く頼むぞ?」
零地 「探す身にもなれよ?今のベナウム王国は粛清祭りだし、しかもギルド登録している人でも狙われるしよ……とてもじゃないが探しずらい…」
龍馬 「奴らも本格的に動き出して来てるみたいだな…」
零地 「話が変わるが、ギルドって良いよなぁ〜」
龍馬 「……急にどうした?何があったんだ?」
零地 「本当に良いんだよ〜、このギルドの情報収集のしやすさよ〜」
龍馬 「あっ!…そうゆう………って事はなんか情報を掴めたって事か?」
零地 「そう、ギルドでいい情報を手に入れたんだ」
龍馬 「どんな情報だ?」
零地 「噂によるとベナウム王国の陸軍が大規模な移動を開始したらしい、行き先は『飛行町ヘッセル』だとよう」
龍馬 「おい!!そこって次に拠点を置く街じゃないか!?」
零地 「あぁ困ったもんだ、だから早く拠点を見つけたいのに、無理に外を出ると街の兵士…よりかは親衛隊に目を付けられるしよ…」
龍馬 「そりゃあ時間がかかるのも無理はないな…下手したらエレー達にも被害が出るかもしれないなぁ」
零地 「俺が1番恐れてるのはそれだよ…エレー達にはお世話になっているし、危険な目にはあわせられない…」
龍馬 「だな、いくらエレー達が武器を持っていても俺達からしてみれば一般人のようなもんだしな」
零地 「責任持って守んねぇとな…話を戻すが、もう1つ情報がある、ハーランド将軍と海軍の事についての話覚えてるか?」
龍馬 「覚えてるぞ、確かベナウム王国海軍のほとんどがアルディア派に付いた話だろ?それがどうした?」
零地 「それがよ、この『マーティア』にある艦艇の数が『4000隻』以上なんだ」
龍馬 「はぁ!?話と全く違うぞ!!どうゆう事だ?!こんな短時間にそんな数を作れるわけ…………もしかしてだけど…同盟国?」
零地 「当たりだ、ほとんどの艦船が掲げてた国旗が別の国の物だった、援軍を要請したみたいでな……彼らの指揮官と『話し合って』情報を教えてくれたんだ」
龍馬 「……話し合った事は聞かないでおこう…それでその同盟国はどんな国なんだ?」
零地 「『フェールゲルグ帝国』って言うベナウム王国の隣国らしいぞ?」
龍馬 「フェールゲルグ帝国…ちょっと早口みたいな名前の国だな(笑)」
零地 「お前そんな事言ってると殺されるぞ?」
龍馬 「それもそうだな(笑)……話が変わるがさっき俺らの所属が決まってな…丁度良いし今ここで言うぞ?」
零地 「やっとか…なんて名前なんだ?」
龍馬 「『異界調査合同科』って言う名前に決まった」
零地 「もってこいの名前だな(笑)」
龍馬 「だな(笑)、じゃあ俺は報告…の前に、お前に聞きたい事がある」
零地 「なんだ?」
龍馬 「クーガーはどうだ?」
零地 「クーガー?あぁ改造した感想を聞きたいんだろ?」
龍馬 「そうだ…どうだった?」
零地 「感想ねぇ〜…まず迷彩仕様を変えたのは正解だった、この現地に合っててかなり目立たなかった。それに窓にケージ装甲を付けたのも正解だったよ、この世界では剣や弓での攻撃が大半だから車体に攻撃を受けてもなんの影響もないが、窓が1番心配なのが窓だ、いくら防弾ガラスでも剣での攻撃が怖かったが、ゲージ装甲が着いて安心したよ。そしてクーガーに取り付けた小型無線送信機のおかげで警戒機を飛ばさなくても連絡が取れるしな……後ラックや収納ケースの設置も感謝するぞ!」
龍馬 「なら良かった!……後もう1つ、取り付けた『小型冷蔵庫』はどうだ?」
零地 「………あぁ…冷蔵庫ね?……便利だぞ?…便利だけど……お前舐めてるだろ?」
龍馬 「えっ?何が?(笑)」
零地 「お前…それ理解して言ってるだろ?現地調査舐めてるのかって事だよ!!」
龍馬 「いやまぁ〜そんなカッカするなって〜、親からもらったシベリア腐らないだろ〜?」
零地 「お前なぁ…それでも軍オタか?」←(もう疲れてきた)
龍馬 「軍オタです!!(笑)」
零地 「はぁ(呆れ)…それじゃあ俺はこれから拠点を探しに行ってくる、オーバー…」
龍馬 「了解、気をつけろよ?オーバー…」
無線を切り準備を整え零地はエレー達の所へ行き…
エレー 「あっ!零地さん、龍馬さんとのお話終わったんですか?」
零地 「あぁ今さっき終わってこれから拠点探しに行く所だ」
エレー 「中々見つからないみたいですね…一緒に手伝います?」
零地 「いや、俺1人で行ってくる」
エレー 「えっ!?大丈夫なんですか?外は危険ですよ!?」
マティナ 「親衛隊が街中の至る所に居るのにですか?」
ダナト 「兵士はともかく親衛隊が蔓延ってるし…大丈夫なのかよ!?」
ランデス 「ここに居た方が安全ですよ!?」
ヴァルダ 「…」
零地 「どんな危険な状況下でも活動するのが自衛隊だ、それにこんな大勢で外をうろつくと目立つ…だからエレー達はここで待ってろ」
エレー 「けど!!…」
零地 「大丈夫だ、命を無駄にする気はねぇし、まだ死ねねぇ」
そう言って零地はエレー達に見守れながら外へと出て目立たないように暗闇に紛れ探し始めた
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(都市紹介)
軍港街マーティア
ベナウム王国最大の軍港街で造船所の数もとても多く国内有数の最重要拠点でもあるが、普段は港街として機能しており、色んな国の船が街を行き交っている。
主要産業は漁業ではあるが、軍港の為漁船は少なく貿易などで成り立っており、貿易船の方が圧倒的に多い。軍港街ともあってか治安は良く、意外と住み心地が良いと言われているが、今現在粛清の真っ只中のせいで住民は恐怖の中怯えて過ごしている。そしてこの軍港街最大の特徴が性奴隷や娼婦がベナウム1と言われるほど多く、別名『売春街』や『性奴隷の街』と言われている。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
深夜の中捜索していると大声で「助けて!!」と叫ぶ女性達が男達に大きな建物へとムリくり連れて行かれているのを目にした
女性① 「いやー!!離して!!、私は高貴な貴族よ!!離しなさいって!!いやーーーぁ!!」
男性② 「うるせぇ!!お前はもう奴隷なんだ!!大人しくしろ!!」
女性② 「いや!!離して下さい!!私はギルド登録しているんですよ!!やめて下さい!!」
男性② 「貴族だろうがギルド登録してるだろうが知ったこっちゃねぇ!!早く来い!!」
他にも複数人の女性達が手錠を付けられ助けを叫んでいたが零地はそれを無視するほかなく、別の道へ行き捜索を続行した
零地 「(やなもん見ちまったな…助けたいがそうとはいかないし……頼むから持ってくれよ?…)」
零地はそう思いながら歩いていると、建物の影から現れた女性にぶつかってしまい、押し倒してしまった
猫獣人 「キャ!!」
零地 「うぉ!!すまん、暗くて前が見えなかった」
零地が手を差し出して猫獣人を起こし、すると女性は
猫獣人 「……あの………私を…買って下さい…」
そう、零地がぶつかった女性は娼婦だった…が、零地は驚いた様子を見せずに…
零地 「…すまんが俺はそうゆう趣味はないし、あまり金も持ってない」
猫獣人 「ちょっとでも良いんです!!お願いします!!私を買って下さい!!」
零地 「……なら…」
零地がそう言うと多少の金を猫獣人の手にそっと渡し…
零地 「これで美味しい物でも食べてこい」
猫獣人 「え?……け…けど……」
零地 「じゃあな」
そして零地は猫獣人を後にその場を離れ一晩中拠点になる場所を探したが見つからず、宿へと戻り報告…そして3日が経っていた
(マティナ.ランデス.ヴァルダは自室にいる為居ません)
零地 「すまん…また行ってくる」
ダナト 「さすがに3日連続って大変じゃない?」
エレー 「そうですよ!!少しは休んだ方が!!…」
零地 「安心しろ、朝に寝てるから大丈夫だ、それと1週間以上1回も一睡せず起きてた事があるからなれてる」
ダナト 「えっ!?…マジで?…」
エレー 「そうゆう事じゃなくて体に負担がかかるって事ですよ!!少しは自分の身体を考えて下さいよ!!」
零地 「拠点を早く見つければ良い話だし大丈夫、それじゃ行って…」
するとエレーが…
エレー 「私も行きます!!」
零地 「えっ!?いや外は危ないぞ?!しかもエレーは女性だし更に危険だぞ!!」
エレー 「そんなの承知の上です!!それに零地さんより私の方がこの街の事知ってますし!!」
零地 「あぁ分かった分かった、じゃあ着いてこい、何かあったらすぐ逃げるんだぞ?」
エレー 「はい、分かりました!」
そして今度はエレーと一緒に深夜の外を出て拠点を探していると突然2人の兵士に声をかけられ
兵士① 「おいそこの2人!!こんな深夜に何をしている!!」
零地 「今から帰る所ですよ」
兵士② 「そうか?なら早く帰れ、親衛隊に見つかったらお終いだぞ!?」
エレー 「見逃してくれるのですか?」
兵士② 「当たり前だろ?」
兵士① 「俺達は制裁はするが、粛清なんぞしたくはない…だから早く帰れ…」
?? 「何をしているんですか?」(生意気そうな声)
兵士①② 「!!…」
2人の兵士に声をかけたのは立派な鎧を身にまとった親衛隊だった、そして親衛隊が兵士達に
親衛隊 「聞こえなかったんですか?何をしているんです?」
兵士① 「いえ…その……夜な夜な歩いている者がいたので取り締まって…」
親衛隊① 「そうですか……見た感じではこの女は娼婦には見えませんねぇ…それにこの男…連れて行きなさい」
零地&エレー 「(えっ!?…)」
兵士① 「は?……し…しかし…この者はまだ何も…」
親衛隊 「やれやれ…これだから軍人は……良いですか?この者達は深夜に街をうろちょろして私達を邪魔したんですよ?これはもう反逆行為そのものです、この男は牢にでもぶち込んで、女は性奴隷にでもしときなさい」
零地 「(おいおいこれは本格的にやばいな…)………エレー、準備をしろ…(小声)」
エレー 「……えっ?」
兵士② 「し…しかしながらこの者達はギルドの…」
親衛隊 「ギルドだろうが他国民だろうが関係ありません、連れて行きなさい…これは『命令』ですよ?…まさか……自分達の立場を忘れた訳じゃありませんよねぇ?」
兵士①② 「ウッ…は…はい……」
兵士① 「…おい…お前達……一緒に…」
兵士達が連れて行こうとすると零地が素早い格闘技をし、兵士2人と親衛隊を地面に叩き付けすぐさまその場から逃げたが、それを目撃した他の兵士が追っかけて来て鬼ごっことなったが、裏路地に入り込みどうにか撒く事が出来た
零地 「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」
エレー 「ハァ…ハァ…ハァ……もう……追ってきてないですよね?……ハァ…」
零地 「ハァ…ハァ……みたいだな…」
エレー 「ハァハァ……それでどうするんですか?街の兵士達に目を付けられましたよ?これじゃ宿に戻れないじゃないですか…」
零地 「そうだなぁ…」
この後どうするか迷っていると後ろの倉庫のドアが開き女性が周りを確認しながら声をかけてきた
綺麗な女性 「ほらあんたら早く入りなさい、追われてるんでしょ?」
零地 「えっ?良いのか?俺らを助けるなんて危険じゃ…」
綺麗な女性 「良いから早く入りなさい!」
(遠くでの声)
兵士① 「こっちに逃げたか!?」
兵士② 「あぁ多分」
兵士③ 「じゃあ二手に分かれよう」
エレー 「……零地さん?」
零地 「…助けてもらうか」
零地とエレーが入ると2人の女性が入れ替わるようにドアの前に出て閉めた…
零地 「あの2人は?……」
綺麗な女性 「大丈夫よ、あの子なら上手く騙せるから」
零地 「そう…なのか……」
綺麗な女性 「こっちよ、ついて来て」
建物から出るとまた別の建物に入り、それを何回も繰り返してると綺麗な女性がもっと安全な場所があると言ってそのまま着いて行くと、大きな建物に付き入ると…
エレー 「……あの…零地さん?」
零地 「なん……だ?………」
それで零地が見たのは、過激な服を着た女性達で一杯になっており、こちらを見ていたのだ
零地 「……助けてもらったのは感謝するが…なんかとんでもない所に入っちまったな…」
エレー 「で…ですね…」
ラディー 「自己紹介だけど、私はラディー・テン、ここに居る全員の面倒を見てる」
零地 「俺は零地、こっちはエレー」
ラディー 「エレーに…何?レイジって言った?聞いた事ない名前だこと」
零地 「そりゃな…所でなんで俺らを助けてくれたんだ?兵士や親衛隊に追われてる奴を助けるのは危険だろ?」
ラディー 「確かに危険だけど私ら娼婦は怪しまれないし、後あんたには恩があるから」
零地 「えっ?恩を返してもらう事したか?」
ラディー 「あんた昨日うちの子に金をくれただろ?実はその子全然稼げてなくて、昨日の内にちょっとでも稼げないと本格的にやばかったのよ〜…だからその時の恩返しさ」
零地 「昨日?……ぁあ!!ぶつかっちまったあの娼婦の!」
エレー 「……え?……零地さん…買ったんですか?……」(衝撃的な顔)
零地 「…え?勘違いするなよ?昨日色々(いやなこと)あってその時に自分を買って下さいって必死に言ってきた子が居てな?、可哀想だから金だけをあげたんだよ…俺にはそうゆう趣味は無いし、自衛隊の規則でそうゆうのは禁止されているからな?」(内心焦ってる)
エレー 「なら……良かったです…」(ホットした)
ラディー 「えっ?そうなの?な〜んだ、あんた結構良い男だから相手してあげようと思ってたのにな〜……残念…」
ラディーが残念がると周りの娼婦達も残念がると
零地 「…なんで残念がるんだよ…娼婦だから仕方ないだろうがやめてくれ」
ラディー 「分かってるじゃない、それでその子なんだけど…ユラ!!」
ユラ 「あ…あの……昨日はありがとうございます。私ユラ・フリンと言います」
零地 「ユラ…って言うのか、俺の名前は…ってさっき聞いたか?」
ユラ 「はい…」
零地 「なら自己紹介は無しで良いか」
ユラ 「あの…昨日の恩返しがしたいんですけど……私で良ければ何か出来る事はありませんか?」
ラディー 「ユラだけじゃなくて私らも手伝うよ?」
零地 「助けてくれただけで嬉しいんだが…」
エレー 「零地さん、せっかくですしあの事頼んでみたらどうです?」
零地 「…そう…だな……情報が知りたい」
ユラ 「情報?」
ラディー 「どんな情報が知りたいんだい?」
零地 「情報と言うよりかは建物だな、海が見通せれて人通りが少なく、廃墟になってる建物を探しているんだ」
ラディー 「う〜ん…そんな場所あった?」
娼婦① 「いやそんなの聞いた事ないよ〜」
娼婦② 「知らな〜い」
娼婦③ 「何処だろ〜う…」
娼婦④ 「そんな場所聞いた事ないよ〜」
零地 「……地元の人でも知らないのか…」
ユラ 「……ありますよ?」
その場に居る全員 「えっ!?」
零地 「本当か!?」
ユラ 「はい…海の見通しが良くて人通りが少ない場所にある廃墟ですよ?」
エレー 「ピッタリじゃないですか!」
零地 「聞いてみるもんだな…」
ラディー 「じゃあユラ、そこまで連れて行ってあげたら?」
ユラ 「はい…じゃあ着いて…」
零地 「いや…やめておこう……今外を出るのは危険過ぎる、明日の朝連れて行ってくれるか?」
ユラ 「そう…ですね……」
エレー 「確かに今外に出るのは危険ですね」
ラディー 「それじゃあ朝になるまで全員で相手してあげる〜?」
娼婦全員 「良いねぇ〜」
零地 「だ!か!ら!、俺はそうゆう趣味は無いって言ってるだろ!?」
エレー 「そうですよ!!零地さんが嫌がってるじゃないですか!?」
ラディー 「けど〜…ここに朝までいるって事は私達と一晩一緒に居るって事だよ?って事は私達の相手をしなきゃだよね〜」
零地 「……この部屋借りるぞ」
ラディー 「ってチョー!!無視すんなー!!」
エレー 「あのラディーさん?私は何処に…」
ラディー 「えっ?じゃあ貴方はこっちに…」
零地 「エレーも一緒な部屋で寝るんだぞ?」
零地そう言った瞬間全員が一瞬静かになりそして一斉に大騒ぎになり
娼婦① 「えーーー!!ここで!?ここでしちゃうの!?」
娼婦② 「まさかの展開!!」
娼婦③ 「私こうゆうの好きよ!?」
娼婦④ 「そうゆう趣味が無い理由ってもしかしてこれの為〜」
ラディー 「あら〜?それなら喜んで部屋を貸してあげるわよ〜」
ユラ 「…そうでしたか……」
エレー 「れっ!!れれれれれ零地さん!!ままままさかわわわ私の事そそそうゆう様に見てたんでですか!?!?」
零地 「もう………疲れたよ…………」(謎の微笑み)
エレー 「じゃあなんですか!?」
零地 「はぁ…エレーは俺の監視役だ、そうすれば俺が何かしでかさないだろ?そうゆう意味だ…」
エレー 「あ…あぁ……そうゆう事…だったんですね…」
ラディー 「なぁ〜んだ、つまらないわねぇ〜」
もう色々疲れた零地は使われていない部屋に入り、エレーも一緒に部屋に入るとベットが1つ…
エレー 「……えっ?…ベットが…」
零地 「使って良いぞ、俺はベット無しでも寝れる」
エレー 「えっ?良いんですか?じゃありがたく…」
エレーはベットに入り、零地は座って壁に寄りかかり寝ようとすると
エレー 「……あの…零地さん…」
零地 「ん?…なんだ?」
エレー 「零地さんって日本の英雄だったんですよね?なのになんで軍……じゃなくて…ジ……自衛隊…を辞めたんですか?」
零地 「……俺は英雄になったつもりはない、日本の奴らが勝手に俺の事を英雄扱いするだけだ……それと自衛隊を辞めたのは戦う事が疲れたからだ」
エレー 「けど…敵3000人を相手したって事は本当ですよね?」
零地 「…あぁ……それは本当だ、銃弾が飛び交う中1人で戦った…『言われた』通りな、けどな…俺は裏切られた、あのクソったれた上官や国の奴らからな」
エレー 「……え?…」
零地 「奴らは俺の全てを奪った…俺の人生や宝物をな、だから戦う事に疲れたんだ…その後も酷かった……現実を見ちまったんだ、俺はあんな腐った国や国民なんかの為に命を懸けて戦ってたんだ…」
エレー 「…日本……人ですか?」
零地 「あぁそうだ、本当の自分達を見失い、言いたい事だけ言って何もやらない…なんの実力も持たない腐った日本人達の為なんかにな」
エレー 「…そうですか?本当にそうだとしたらあそこまで発展なんか出来ませんよ?」
零地 「日本は見た目だけは良いかもしれない……けどな、日本人はろくな日本語を知らず、自分達らしい姿を自分達で破壊して、便利を追い求め過ぎて色んな事に無関心になり、現実を見ようともせず自分の事ばかり…最終的には生きようともせず、相手が不幸になるのを楽しんでる民族なんだよ…」
エレー 「…勝手な事言いますが、正せば良いじゃないですか?」
零地 「確かにそうだな…けど日本じゃ無理だ、日本じゃ正そうとする者は社会全体から叩かれ潰される……話が変わっちまったな、まぁとにかく俺はそんな国なんかの為に戦いたくはない、戦うぐらいなら敵側に着くさ」
エレー 「…けど零地さんって今日本の為に戦ってますよね?それってまだ日本に期待…とゆうか信用?してる事になりますよね?」
零地 「……フッ…確かにエレーの言う通りだな、多分俺も口だけの人間なのかもしれないな……ほら…早く寝ろ、明日から忙しくなるんだからな」
エレー 「そうなんですか?じゃあ明日何するか教えて下さいね、…それじゃあおやすみなさい…」
零地 「あぁ…おやすみ……」
« おまけ »
(通信会話)
龍馬 「いやまぁ〜そんなカッカするなって〜、親からもらったシベリア腐らないだろ〜?」
零地 「お前なぁ…それでも軍オタか?」
龍馬 「軍オタです!!(笑)」
零地 「はぁ…それじゃあ俺はこれから拠点を探しに行ってくる、オーバー…」
龍馬 「了解、気をつけろよ?オーバー…」
通信終わり…
黒太 「…で?なんか色々やばいのが聞こえたんだが報告してくれ」
龍馬 「なんかな、『フェールゲルグ帝国』って国がベナウム王国に援軍を派遣したみたいでな?艦艇4000隻を超えてるみたいだ」
黒太 「4000!!!シャレにならない数だな……あーけど…相手は木造だろ?なら大丈夫か…」
龍馬 「お前敵を舐めてるな?」
黒太 「いやなんかなぁ…アジア解放軍と戦った時の事をどうしても比べちまうんだよな〜…とゆうかお前無線で遊ぶな!」
龍馬 「えっ?感想聞いただけだぞ?」
黒太 「感想も何も楽しんでる様にしか見えなかったぞ?」
龍馬 「アッルェ〜?ソウキコエテタ〜?」
黒太 「お前次やったら海に叩き落とすからな?」
龍馬 「スマソ」
野外通信システム(広多無)とは、自衛隊の使っている小型の通信機器
ゲージ装甲とは、ロケランやバズーカの様な物が飛んできた時に車体に当たる前で食い止める追加装甲。
(日本語では正式な呼び方が決まっていない為呼び方は人それぞれ)
報告ですが、黒太の階級設定を三佐→二佐に変更させて頂きました。
もう1つ報告なのですが、異世界干渉制限法の内容を若干変更・修正させて頂きました。その内容がこちらを⤵︎ ︎
『異界への移住・旅行は禁ずるが、一部地域の民間的交流はこれを認める
異界からの移住・旅行も同様であるが、特殊な条件を守るのであれば移住は認める
外部いかいへの技術・政治・主義・思想・宗教・イデオロギーの流出はこれを認めない』
フェールゲルグ帝国を国紹介文に追加しました
これは勘違いされると怖いので言いますが途中エレーが言ってた⤵︎ ︎
エレー 「……え?……零地さん…買ったんですか?……」(衝撃的な顔)←ここの部分ですがヤンデレじゃないですからね?違いますからね?本当ですよ!?




