14話②日・アルディア軍事会議
《注意》
この小説はあらゆる民族・国家・戦争・宗教・主義・思想を陥れる意図はありません。
非難するような事があると思いますが、全てストーリーに関するものなので、広い心で見てくれたら幸いです。
この作品はキャラクターが多く登場するのと、社会系.軍事系の単語などの名前が出て来ますが、キャラ名は基本シンプルか覚えやすそうな名前にします。
社会.軍事の物は後書きで分からない人や、初心者向けに大まかな簡単説明をいたしますのでもうとっくに知っている人は見なくて構いません。
後よく誤射ります…
この小説は基本終わりがありません。思い付く限り書く感じなのでそこのとこよろしくお願いいたします
m(_ _)m
14話②日・アルディア軍事会議(修正版)
この日日本国・アルディア諸島国はベナウム王国への攻撃作戦を起てており、どのように降伏させるかなどの会議を行っていた…
山本総理 「…それは本当ですか?将軍殿」
ハーランド将軍 「あぁ本当だ、この私が行けばほとんどの者はこちら側に付き戦ってくれるだろう」
神正防衛大臣 「何故そう確信がつくんですか?」
騎士団長 「私の知り合いが情報屋でして、情報が集まると私達に教えてくれるのです。その情報だと今のベナウム王国内の指揮.団結性.忠誠心が最低にまで行っているらしく、民達は将軍が帰ってくる事を今かと待ち望んでいる」
神正防衛大臣 「そうですか…なら戦闘時になった時私達は将軍と同盟を組んだ国、と言えば戦闘は避けれる感じですか?」
ハーランド将軍 「えぇもちろん…だが親衛隊はそうといかん」
陸軍最官 「親衛隊は国王の為ならなんでもやる連中だ」
騎士団長 「誇り高き死…なんて言って民達を殺す…とんでもない奴らだ」
神正防衛大臣 「では軍港街『マーティア』に結集している艦隊の殆どが将軍側とゆう事になりますよね?」
ハーランド将軍 「あぁその通りだ、くれぐれも攻撃するのは親衛隊のみにしてくれ」
神正防衛大臣 「…けれど将軍殿、どうやって親衛隊と見分ければいいのですか?」
ハーランド将軍 「それは簡単だ、親衛隊は独自の旗をかがげている。だから見分けるのは簡単だ」
神正防衛大臣 「そうですか…分かりました。では次に移りましょう、次はベナウム王国の主要都市奪還作戦です」
ハーランド将軍 「『奪還』だと?」
神正防衛大臣 「はい、この戦いは名目上アルディア諸島国の戦いになっております」
ハーランド将軍 「そうなると…表向きでは我々が倒した事になる、けれどそれで良いのか?」
神正防衛大臣 「それで良いんです、ただ我々は突如攻撃されその敵国の敵…アルディア諸島国と共闘し倒した…それで我々は満足なのです。なので『奪還』なのです」
ハーランド将軍 「…あなた方の考えは分かりました……そうなると奪還には3.4年かかりますな」
山本総理 「…1つ1つ奪還するんであれば確かに時間がかかりますが…我々は短期決戦でいどもうと思っているんですよ」
ハーランド将軍 「短期決戦…となると半年で終わらせる感じで?…」
山本総理 「いえ…期限は最低2週間です」
それを聞いた瞬間将軍達は凄く驚き、特に陸軍最官は驚いた勢いで立ってしまいそのまま何故出来るのかを聞いてきた
陸軍最官 「2…2週間だと!!そんなの小国を相手ようなもんだぞ!!」
神正防衛大臣 「けど我々はできるんです」
陸軍最官 「どうやってだ!!言ってみろ!?」
陸軍最官がそう言うとモニターが下ろされ地図が表情され、それにはベナウム王国攻略図になり…
ハーランド将軍 「ん?前に見たのとは違うみたいですな」
神正防衛大臣 「すみません、最初の会談で見せるべきでしたね」
陸軍最官 「それでだ、この地図を見る限り軍港街『マーティア』・飛行町『ヘッセル』・交易都市『リュンバラ』そして王都『リ・バロ』の順で攻め落とすのか?馬鹿を言え、この都市は今まで攻め落とされた事がない街だぞ!!そんな所をたった2週間で…」
ハーランド将軍 「最官…彼らの軍事力を目の当たりにしただろ?あんな化け物みたいな魔導兵器を使う彼らなんだぞ?占りょu…奪還するのはたやすい事なんだろう」
陸軍最官 「それは!!……そう…かも知れませんが……未だどうしても信じられないんですよ、今までの戦略が通用しないなんてまるで…人間否定されている感じで…」
神正防衛大臣 「…続けても?」
陸軍最官 「…あぁ……」
神正防衛大臣 「先程最官殿が言いました通りこの順で奪還し、降伏へと持ちかけようと思っております」
ハーランド将軍 「なるほど…では我々アルディアは何をすれば良い?」
神正防衛大臣 「えぇその事に関しては決まっております。まず我々日本国とアルディア諸島国で軍港街『マーティア』に敵を引き付け、その間に我々日本国が奪還すると言う流れになっております」
ハーランド将軍 「つまり…金床戦術……それかおとり役…と?」
神正防衛大臣 「まぁ…そうなります、けどあなた方だけではなく我々もやりますので安心して下さい」
ハーランド将軍 「なら良かった…」
そしてその他の事も話していると、自然の流れで勝利後の事についても話しており、日本が保有する属国の話に移り変わっていた
ハーランド将軍 「…そう言えばあなた方が統治する地域の国名は決まっているのですかな?」
山本総理 「えぇもちろん決まっております」
ハーランド将軍 「ほぉ〜それはそれは…ぜひ教えて頂きたい」
山本総理 「えぇ構いませんよ。神正防衛大臣、教えてあげなさい」
神正防衛大臣 「はい、まず国名ですが『ユーラナンス自由王国』と言う国名で決定しております。名前の意味ですが、『ユーサルドの森』と『チァ・ラナンス高地』を掛け合わせた名前になっております」
ハーランド将軍 「『ユーラナンス自由王国』…とゆう事は君主が必要となりますね」
山本総理 「えぇその事も関しても話し合いたかったんです。調べによると現ベナウム王国の国王には子供が居るみたいですね、その子供の誰かを君主にしたいと思っておりまして…問題ありますかね?」
ハーランド将軍 「ん〜…酷い扱いをしなければ構いませんが…王太子だけは譲れません、我々に必要なのです」
山本総理 「安心してください、その辺はあなた方に合わせますよ」
ハーランド将軍 「ならありがたい、それで私からの要望なのですが、『ユーラナンス自由王国』の君主として『ルーラ・アルスハクトラス・シーデス殿下』と『ファグラ・アルスハクトラス・シーデス第二王太子』が候補としてよろしいんじゃないかと?」
山本総理 「その2人ですか…国民からの評価…信頼されているのはどちらですか?」
ハーランド将軍 「それは難しい、何せ『アラグート国王陛下』の息子達は皆父親とは違い国民達から多大なる信用を得ているのですから」
山本総理 「そうですか…考え物ですね…」
騎士団長 「…あの私からもよろしいですか?」
山本総理 「構いませんよ」
騎士団長 「失礼だと思いますが統治後はその国に何をさせるのですか?」
山本総理 「あぁその事ですか、別に徴兵をしたり自分達の代わりに戦わせるような事はしません。農業や漁業、畜産業を中心にさせますよ」
騎士団長 「つまり…日本国の基礎を守る立場になる…って事ですね?」
山本総理 「えぇその通りです、なので安心して下さい」
神正防衛大臣 「名目上の属国なので独立国家のようなものですよ。…まぁ大陸の事の殆どはユーラナンスに任せようと思っていますがね」
騎士団長 「日本を存続し守る為の属国…ですか…」
ハーランド将軍 「大陸の事は全て任せるのですか?」
神正防衛大臣 「えぇそうです。何せ我々日本は海洋国家…シーパワーなもんですから」
ハーランド将軍 「し…しーぱわー??…とは?」
神正防衛大臣 「後で説明しましょう」
陸軍最官 「…しかし何も無い地域ですぞ?なんの魅力もない場所を…」
神正防衛大臣 「…ロマンはありますがね(笑)」
陸軍最官 「ろ…ろまん??……」
神正防衛大臣 「いえ…気にしないで下さい(笑)」
そうゆうような話などもし、ある程度話終わったので将軍達は帝国ホテルへと戻り、山本総理達は総理官邸へと戻ったら数人の閣僚達が山本総理を待ってそしたら…
法務大臣 「総理……少し…お話を」
山本総理 「なんの話だ?」
法務大臣 「アルディア諸島国の事です」
山本総理 「アルディアがどうした?何か不満か?」
法務大臣 「……はい、何故紛戦争中の彼らと同盟を結んだのですか?しかもたった2日で?」
経済産業大臣 「いくら日本が危機的状況で食料不足を解消してくれる国だとしても、戦争中の国と同盟を結ぶなんて信じられません」
農林水産大臣 「今の日本の状況で戦争してしまえば国内はどうなるかご想像出来ているんですか!!総理!!」
山本総理 「…確かに君達の言うことは正しい…けど彼らを助ける事の方がメリット面では大きい」
法務大臣 「何故そう言えるのですか!!」
山本総理 「…君達はあの現地で調査をしている者達を知っているか?」
法務大臣 「……『神正 零地』ですよね?そんな事知っていますよ!」
山本総理 「…零地君だけではない、その他の者だ」
法務大臣 「その他の…」
経済産業大臣 「総理、お言葉ですがそれは関係ある事ですか?」
山本総理 「…君達は零地君以外に裏で活躍している『佐々木 龍馬』と『伊藤 黒太』君達を知らないのかね?」
法務大臣 「確か…『神正 零地』の親友……その事もあります!何故『神正 零地』にあそこまでの事をするのですか!!総理の考えは全く理解出来ません!!」
山本総理 「…知りたいなら喋らせてくれ……」
そう言われ閣僚達は黙り、総理の話を聞くことに…
山本総理 「まず同盟を組んだ大まかな理由は2つ…と言いたいが先に零地君達の事について話そう、君達が知るように零地君は伝説の自衛官(自衛隊員)とまで言われる程の英雄…それは誰でも知っている、けど凄いのは零地君だけではない。零地君の親友達の龍馬君と黒太君も凄い強者だ、零地君の調査をしやすくする為には才能良く…信頼出来る人物ではないといけない…それに…」
経済産業大臣 「………我々日本改革党最大の罪…それも理由の1つだからですか?」
山本総理 「それもある…」
農林水産大臣 「ならまた再び復帰させ調査をさせるなど…」
山本総理 「その理由も兼ねて今から話そうとしているんだろ?」
農林水産大臣 「…はい」
山本総理 「…まず黒太君の事について話そう、彼はなんて言われているか知っているか?」
閣僚達は互いに顔を見合わせる
山本総理 「…海自のコンピュータと言われている」
法務大臣 「海自の…コンピュータ?…」
山本総理 「あぁ…なんでも彼は海や船の事に関しては凄く、素早く正確な分析能力を持っていて直感も鋭い、他の指揮官じゃ彼に勝てる者は居ない…海の上で敵う者も居ない、そんな彼に何が起きるかも分からない現地に充てるのは適切だと思ってね」
法務大臣 「そ…それはそうだと思いますが…けどそれになんの関係が?」
山本総理 「黒太君に言われたのは、「この世界でなら我々の艦1隻で敵を葬り去る事が出来る、恐れなくても良い」、そして戦闘時になっても日本になんの影響もないと言われたんだ、それが彼らと同盟を組んだ理由の1つ」
法務大臣 「じゃあ…もう1つの理由は?」
山本総理 「龍馬君だ、龍馬君は指揮官としての才能が凄くある、そして自衛隊1の情報屋とも言われている。しかも彼の集めた情報には嘘が無いんだ」
法務大臣 「自衛隊1の情報屋…なら零地ではなくその龍馬に異世界調査を行わせれば良かったんじゃないんですか!?」
山本総理 「…確かに龍馬君は情報収集に関してはずば抜けて凄いが…戦闘に関してはイマイチなんだ、だから零地君に異世界調査を行わさせたんだ。それで龍馬君がアルディアと接触した時いつの間にか凄い情報を掴んでいたんだ」
法務大臣 「…凄い情報?」
山本総理 「あのハーランド将軍はアルデール大陸1の将軍と言われているみたいなんだ」
それを聞くと閣僚達は顔を見合わせ驚き、山本総理は続けて言う…
山本総理 「しかもあの将軍はアルデール大陸では大スターかのようにどこ行っても歓迎され、ほとんどの国の指導者達とあった事がある程らしい」
法務大臣 「そ…そんな凄い方だったんですか!?」
山本総理 「あぁ…考えてもみろ、もしそんな大スターかのような人が困っていてそれを助けた国がある…それは日本と言う国だった、君が現地の住民ならそれを聞いてどう思う?」
法務大臣 「…凄く…良い印象が湧きますね」
山本総理 「しかもその日本国は自分達も苦しいのにも関わらず将軍を助け、助けた国に自ら傘下に入った…そうなれば今後日本への影響が良くなる、だからすぐさま同盟を組んだんだ…理解してくれたかね?」
法務大臣 「…はい」
経済産業大臣 「えぇ…」
農林水産大臣 「反論出来ません…」
山本総理 「分かってくれたか?」
そう言うと法務大臣が零地の事について更に聞いてきた
法務大臣 「…同盟を組んだ理由は分かりました…けど零地の事に関してはまだ納得出来ません。どうして彼を好き放題にさせるんですか?やはりあの罪だからですか?!」
山本総理 「…あぁそうだ、我々は二度と許されない事をしたんだ。それなのにまた彼に頼った…そうなれば零地君のやりたいようにさせなければならない」
法務大臣 「しかし総理!!だからと言って彼に現地自由行動の許可を与え、最新の装備も与えた!!…もっと良いやり方があったんじゃないんですか!?」
山本総理 「…君は実戦経験が乏しい他の隊員達を現地に派遣させると言うのかね?何が起きるかも分からない地に…」
法務大臣 「…自衛隊に入ったからにはそうゆう覚悟も持っているはずです!!しかもかなりの時代差がある地ですよ!!そんなn…」
山本総理 「ドラゴンや巨大生物相手でも君は同じ事を言えるのかね?」
法務大臣 「そ…それは…」
山本総理 「…けれど零地君なら出来る…そうだろ?」
法務大臣 「…」
山本総理 「…これでも分かってくれないのかね?」
法務大臣 「……いえ…納得出来ました…」
山本総理 「分かってくれて感謝するぞ…では各自仕事に戻ってくれ、やる事が多いんだからな!!」
こうして長いように感じ短かった2週間は終わったが、本当に大変なのはここからであった…
『属国』とは、他の国のゆう事を聞く国の事。傀儡国家とも呼ばれる
『金床戦術』とは、軍を二つの部隊に分け、一方が敵をひきつけているうちにもう一方が背後や側面に回りこみ敵本隊を包囲、挟撃する戦術(wiki参照)。