12話 日本の東京
《注意》
この小説はあらゆる民族・国家・戦争・宗教・主義・思想を陥れる意図はありません。
非難するような事があると思いますが、全てストーリーに関するものなので、広い心で見てくれたら幸いです。
この作品はキャラクターが多く登場するのと、社会系.軍事系の単語などの名前が出て来ますが、キャラ名は基本シンプルか覚えやすそうな名前にします。
社会.軍事の物は後書きで分からない人や、初心者向けに大まかな簡単説明をいたしますのでもうとっくに知っている人は見なくて構いません。
後よく誤射ります…
この小説は基本終わりがありません。
思い付く限り書く感じなのでそこのとこよろしくお願いいたしますm(_ _)m
12話 日本の東京
(11話 ②の続き)
エレーは山本総理達に古代帝王国『ランファルグ大帝王国』を教え、疑問などをも話あっていた…
山本総理 「…なるほどな……それが君らこの世界の一般的に知られている話なのか…」
エレー 「はい、どの大陸でも知られている話です。」
七海 「にしてもなんかロマンを感じる話だね〜」
山本総理 「……もう1つ引っかかる所があったんだが良いかな?」
エレー 「えぇ良いですけど?」
山本総理 「その最後の方に言っていた、『太陽上りし神々の楽園、恵まれし地の民が封印解きされし』の所なんだが…それはもしや我々日本国の事ではないのか?」
エレー 「え?どうしてですか?」
零地 「俺らの国は『日出ずる国』と呼ばれる事があんるだ」
エレー 「えっ!?…そうなんですか!?」
マティナ 「『日出ずる国』……」
ダナト 「…日って事は……」
ランデス 「太陽…」
ヴァルダ 「!?…」
山本総理 「あぁ…けどそれはおとぎ話なんだろ?」
エレー 「えぇそうですが…」
ランデス 「本当にあったかどうか分からないんです…」
ダナト 「けどあれだろ?…ヴァルダはあるって…」
ヴァルダ 「…故郷……遺跡がある………」
山本総理 「…少し興味が湧いたな、零地君… つ い で に 調査してくれないかな?」
零地 「それは……個人的に調べておきますが(笑)……そこ(遺跡)に行くのかどうかわ…」
山本総理 「まぁそのうちヴァルダ君の故郷に行くことになるのだからその時に調べてくれ……あぁそうだった、君達に日本のパスポートをあげよう、それに君達は零地の旅…調査を同行すると聞いてね、正式にそれを決めとくよ。それと…」
零地 「…他におありで?……」
山本総理 「あぁそんなんだが、実はベナウム王国の艦隊が結集していてね…我々への攻撃が想定されていて戦争は避けられない、協力してくれるかい?」
零地 「…私は任務なのでやるだけですが……エレー達は?…」
エレー 「戦争?…」
零地 「あぁ…まぁ…そうだ」
5人はお互いの顔を見合い黙り込む…
零地 「……あぁ…嫌なら着いてこなくても良い、戦争が終わるまで安全なひゅうがで過ごせるが…」
エレー 「…良いよ、手伝う」
零地 「え!?……他は?…」
マティナ 「エレー様の命令なのであれば…」
ランデス 「大事な仲間ですしまりますよ!」
ダナト 「女性組がこれだからやるっきゃないだろ!(笑)」
ヴァルダ 「…」
龍馬 「これは〜(笑)」
七海 「笑うな〜(戦争を)」
零地 「…という事みたいなので」
山本総理 「そうか(笑)…頼もしい仲間を見つけたもんだ!」
零地 「えぇそうですね(笑)…ではもう報告はありませんのでこれで…」
部屋を出ようとしたら、神正防衛大臣が入ってきて山本総理に会談の事を報告し…
神正防衛大臣 「総理、ハーランド将軍が貴方に会いたいと言っているのですが…」
山本総理 「そうか…なら明日だ、明日に直接会いに行くと伝えとけ」
神正防衛大臣 「了解しました、…零地………その……少し……焼けたか?…」
神正防衛大臣が零地に話しかけるとさっきまでの笑顔が消え、何か怒った雰囲気の真顔になり
零地 「いいえ…」
神正防衛大臣 「…」
零地 「…」
数秒間2人は重い沈黙になったがすぐに零地が再発をして部屋を出ようとしたら次は…
山本総理 「…あぁそのカロラス君ちょっと良いかな?」
エレー 「え?えぇ良いですけど?……零地さん?」
零地 「………」
エレーだけが残ると聞いた時零地が更に変わり、睨みつけるようになったのを知り山本総理が零地に…
山本総理 「…安心しろ、迷子にならないように龍馬君も残らせる」
零地 「…そうですか、なら安心です…では失礼します」
エレー 「……(零地さん…なんであんな態度なんだろう?…)」
零地はほっとした表情を浮かべ総理部屋を出て行き、残ったエレーは謎の重い空気に襲われており少し固まっていた
エレー 「…」
神正防衛大臣 「…挨拶をしとかないとな、私はこの国の防衛大臣をしている『神正 三郎』だ」
エレー 「私は『エレー・カロラス』…です……あの、気になったのですが零地さんと一緒な名前…苗字なんですね?」
神正防衛大臣 「やっぱり思ったか…零地は私の孫だ、血も繋がってる」
エレー 「えっ!?…零地さんって想像以上に凄い人…」
神正防衛大臣 「あぁまぁそうだな、零地の父、私の息子も政府の幹部として働いているし、普通からして見れば凄い立場の人間って事になるな」
エレー 「え!?……零地さんの父まで…それで英雄…家族揃って凄いですね!」
神正防衛大臣 「フッ…さっき将軍にも言われたよ」
エレー 「誰だって思いますよ…」
神正防衛大臣 「だよな……あぁ…すみません総理、つい夢中になってしまって…どうぞ…」
山本総理 「あぁ…なぁカロラス君、君は今後零地君と一緒に過すだろ?」
エレー 「え…えぇ…そうですけど?…」
山本総理 「彼の事を頼む…」
エレー 「……それだけですか?」
山本総理 「いや…まだあるんだ、その……な………零地は普段真面目で一生懸命な奴だが…その……たまに………精神がおかしくなる時があってな……その時は1人にさせるか、寄り添ってやってくれ…」
エレー 「…はい……あの…零地さんに何があったんですか?」
神正防衛大臣 「……………」
神正防衛大臣は少し顔を傾け視線を外し、ちょっと考え込みエレーに…
神正防衛大臣 「……そのうち分かる…」
エレー 「?…」
神正防衛大臣 「……龍馬君、カロラス君を…」
龍馬 「はい……それじゃあ行くぞ……失礼しました」
エレーはなんの事が分からず龍馬と部屋を出て行き、山本総理と神正防衛大臣が…
山本総理 「…何故言わなかった?」
神正防衛大臣 「いや、あのな……あの子を見たとき……不思議も環奈の様な雰囲気…とゆうかオーラ?…の様な感じがしてな、もしかしたらと思ってな…あえて言わなかった」
山本総理 「そうか、だから言わなかったのか……そうなってくれたら嬉しいが…今の零地は自ら孤立しようとしている、そうゆう事からは避けると思うが…」
神正防衛大臣 「…そうかもな、零地が心の内側に隠してる孤立主義は異常じゃない程だからな、…カロラス君に期待するしかないか」
山本総理 「……カロラス君だけじゃなく、我々もだ……零地君に全力を出さなくてはならない…」
神正防衛大臣 「分かってる……零地に…銃を突きつけらたとしても、私は受け入れると決めている…」
山本総理 「…私もだ……逆に…生きているのが不思議位だ……後協力してくれたのも…私達は未だに環奈に救われているのかもしれないな」
神正防衛大臣 「…本当に…そうだな……」
エレーは先に行っていた皆の所に行き、自衛隊の車に乗って東京を見て回る事になった
エレー 「(…なんで残されたんだろう?……)」
ランデス 「…どうかしたんですか?エレーさん?」
零地 「…何かされたのか?」
エレー 「えっ?!あ!!大丈夫ですよ!ただ話しただけですから!」
龍馬 「あぁ…大丈夫だったぞ!」
零地 「……なら良いんだが…」
七海 「さっ!!気分変えて行きましょー!!」
零地 「そうだな、…そんじゃあ東京見て回りますか〜」
龍馬 「…そんなことバレたら上官や国民にひでぇ事されるの分かってるか?俺はその責任負いたくないんだが…」
零地 「あぁ最初からそのつもりで言ってるんだから頼む」
龍馬 「ハイハイ……とゆうかお前どうやって車(高機動車)を手配したんだ?」
零地 「ん?聞きたいか?(笑)」
龍馬 「いや…やめとこう……それじゃあまずどこに行くんだ?」
零地 「そうだな・・・んじゃ東京の名所『東京セカイツリー』にでも見に行くか〜、運転頼むぞ!」
龍馬 「ハイハイ…」
エレー 「?…東京?……」
ランデス 「セカイ?……」
ダナト 「ツリー?……」
マティナ 「『セカイ』ってついてる程だから凄いんだろ?」
七海 「ん〜…まぁすごく高い建物だよ!」
龍馬 「ついてからのお楽しみって奴だ!行くぞ!!」
東京セカイツリーに到着…
エレー 「………高いね〜…」
マティナ 「……前から見えてたけど実際に来ると……もう日本だと本当なんでもありだな…」
ダナト 「……首痛て〜…」
ヴァルダ 「…」
ランデス 「これ…どんな大魔導師が住んでるんですか?…」
零地 「ランデス忘れてないか?この国には魔法が無いんだぞ?」
ランデス 「…そうだった……」
マティナ 「…これ…中に入れるんですか?……」
零地 「普段は入れるが…」
龍馬 「今は制限かけられているから無理だな」
七海「…なんで入れないのに来たんですか?」
零地 「あ!そうだった!(笑)」
龍馬 「お前…エネルギー制限されてるの忘れてただろ?」
零地 「ついな!(笑)」
龍馬 「は〜…」
七海 「ヤレヤレ…」
マティナ 「入れるのか……」
ダナト 「マジで入れるのかよ…」
エレー 「入れても入りたくない…」
ランデス 「魔法無しでこんなものが作れるなんて…」
ヴァルダ 「…これ…大陸樹と同じ……」
龍馬 「は!?」
零地 「え!?」
七海 「ウソ!!」
エレー 「?………あ!形が似てるって事じゃなくて高さが似てるって事を言っているんじゃないんですか?ねぇヴァルダ?」
ヴァルダ 「…」(頷いている)
エレー 「みたいにですね!」
零地&龍馬 「(いや喋れよ…)」
七海 「(ハハ…エレーに喋らせる図…)」
零地 「……もうそろそろ暗くなってきたしライトアッp…」
龍馬 「エネルギー制限」
零地 「ですよね〜」
ランデス 「あの〜零地さん…」
零地 「どうした?」
ランデス 「お腹空きました…」
零地 「確かにな〜もう5時40分ぐらいだし皆腹が減ったよな〜…やっぱり日本の名物『寿司』にするか?」
七海 「お寿司ですか?」
エレー 「えっ?日本の食べ物ですか?」
ランデス 「?…オスシ?…」
龍馬 「おっ?いいじゃん!…それでどうすんだ?」
零地 「何がだ?」
龍馬 「手頃な『カッパの本業』か『美味いよ寿司』(2つ寿司屋の名前)にするか?それとも握り寿司系にするのか?」
零地 「そう来たか…それじゃあ『美味いよ寿司』にでもするか〜…どうせどこ行っても高いんだろ?なら元々から高くても変わんないからな!……お前も半分払うんだぞ?」
龍馬 「やっぱりかー……んじゃやってる所まで行くから乗れ」
七海 「やったー!」
『美味いよ寿司』に移動
零地達が注文しテーブルの上にマグロやサーモンなどをたくさん置き食べ始めた
零地 「さ〜食うか〜」
龍馬 「いただきます」
七海 「さぁ皆も食べよう!」
エレー 「……」
マティナ 「……」
ダナト 「……」
ランデス 「…あの…零地さん?…これ…生ですよね?…食べれるんですか?」
零地 「食べれなかったら出されないだろ〜」
龍馬 「やっぱりその反応だよな!(笑)」
七海 「食べれるから大丈夫だよ〜」
ヴァルダ 「…」←(食べている)
零地 「ほらヴァルダは食ってるだろ?とりあえず食べてみろ」
マティナ 「ヴァルダは元からそういう奴だろ…では私から……」
マティナはマグロを口に運び静かに食べ皆がその様子を見ていた…
エレー 「…どう?……」
マティナ 「…う……ウマーい!!」
零地 「だろ(笑)」
龍馬 「美味いに決まってるだろ〜」
七海 「でしょ〜」
マティナ 「エレー様これ大丈夫です!!イケます!!」
エレー 「えぇ…(マティナの口調変わった?…)分かった…それじゃあ………あっ!確かにこれ美味い!!皆も食べてみて!!」
ランデス 「…エレーさん達がそう言うなら……確か日本の人の方々は…いただきます……うっ!まず…くない!!美味しい!!」
ダナト 「最後は俺か〜…んじゃ食うか……!…これは…美味い!!」
零地 「食えば分かる美味しさだろ?」
エレー 「えぇ確かにそうだけど……蛇の肉だとか生の魚だとか食べてる日本人ってそんなにそうゆうのが好きなの?」
七海 「……生の魚は普通だけど蛇の肉って…」
龍馬 「零地お前何食べさせたんだ?」
零地 「えっ?森で取った蛇を調理しただけだぞ?」
龍馬 「…何食わせてんだ……そのせいで変な印象付けられただろ?…」
七海 「零地殿…そうゆうのやめておいた方が…」
零地 「自衛隊のサバイバル訓練で食べただろ?」
龍馬 「いや…エレー達に食べされる必要無いだろ!!」
七海 「エレーちゃん達は自衛隊じゃありませんよね?」
ランデス 「あのー…蛇の肉の話をしてると周りから凄い目で見られてるんですけど〜?」
龍馬 「…今はこの話はやめとこう……」
零地 「だな…(さすがにふざけすぎた…)」
お寿司を食べ終わり用意された旅館へと向かい到着した
フロント
零地 「あっはい、陸上自衛隊の…(受付中…)」
エレー 「…これが日本のホテル……」
龍馬 「ホテルじゃなくて旅館な」
七海 「日本の一般的な所なんだよ〜」
マティナ 「…以外に木材を使っているんですね、てっきり中もあの灰色の素材で出来ているかと…」
龍馬 「いやそんな訳ないだろ!!」
マティナ 「ですよね…」
エレー 「ねぇ靴を脱いだけどこれって日本の文化だよね?」
七海 「まぁそうだね〜、日本は家や建物の中では靴を脱ぐ習慣があるから〜」
エレー 「へ〜え」
マティナ 「……けどなんか落ち着きませんね…」
ダナト 「確かにな…」
ランデス 「けど靴を脱ぐって独特ですね!」
七海 「靴を脱ぐ習慣があるのは日本ぐらいだからね〜」
エレー達が話していると受付確認を終え戻ってきた
零地 「確認終わったから部屋まで移動しますか〜」
龍馬 「OK〜」
七海 「…そういえば普通に他のお客さんさんが居るみたいですね?」
零地 「あぁ…仕方ねーよ、本来エレー達を連れてくるなんて想定して無かったからな」
七海 「あー…それは仕方ないですね〜」
零地 「じゃ、俺らは部屋に行ってるぞ〜」
七海 「私達も部屋に行こ!」
エレー 「は〜い」
ランデス 「は〜い」
マティナ 「分かりました」
そして全員部屋に行き荷物を置いたあと食事をとり、旅館のお風呂に入りに行った
女子風呂
エレー&ランデス 「おぉぉぉぉぉぉ!!」
マティナ 「お〜」
エレー達は外風呂の広さに驚き、まるで小学生かのようにはしゃいだ後もちろん七海に叱られ、ゆっくりと露天風呂を満喫した後部屋に戻り1日を終えた…
その日ベナウム王国はアルディア諸島国を裏から支えてると思われる『北東平海』に突如現れた謎の国に対しての会議が開かれていた…
(『提督』などアルディアと同じのが出て来ますがベナウム側の人です)
提督 「国王陛下、軍港街『マーティア』に集結した艦の数が4000隻を超え進行準備が整いつつあります、あと少しばかり集まればいつでも攻撃が可能となります」
ベナウム王国国王陛下 アラグート・アルスハクトラス・シーデス国王陛下
アラグート国王 「そうか、なら集まりしだい直ちに侵攻開始だ!!」
陸軍将校 「…お言葉ですがバルン陛下、海軍の方々は準備出来ていても我々陸軍の準備が整って降りません、もし海軍が留守にしている間に奴らが攻め込んで来たらとんでもない事になります……そこを考えご命令を………」
アラグート国王 「…貴様ら陸軍は何故奴ら(アルディア)を恐れてる?お前らは軍人なんだろ?軍人であるなら恐れないだろ?」
陸軍将校 「……そうで…有りますが………何かあった時の事を…」
アラグート国王 「………この腰抜け共が!!お前らは軍人のクセにまるで死を待つ羊のようにビクビクしてるだけじゃないか!!お前ら軍人はこの『私』の為に戦い死ねるのだ!!それぐらい本望だろ!!」
そう言われその場にいる軍人や議員達は一斉に静まり返えり、目線を少し下に将校が口重たく謝罪をする…
陸軍将校 「………………はい……ごもっとも…であります……」
アラグート国王 「…全く…貴様らのせいで気分が落ちたではないか……提督…後は貴様の勝手にせい……」
提督 「………はっ……」
その場の空気が重くなっている時に、親衛隊長がニヤリとしながら入ってきて…
親衛隊長 「陛下、そんなにカッカしないで下さい。廊下まで響いています、丸聞こえですよ?」
アラグート国王 「フン!!この私を怒らせるのが悪いのだ!!…そもそもお前は何しにここへ来た?」
親衛隊長 「はい、緊急の報告です。この神聖な国にアルディア派の諜報員が入り込んだとの報告がありました」
親衛隊長がその事を言うとその場に居る議員や軍人達が一斉にザワ付き始めアラグート国王も少し驚いた様子で親衛隊長に詳しく説明させた
親衛隊長 「えぇ最初私も少し驚きましたよ。海の方は安全だと思っていましたが…まさかアルディア派の連中がその謎の陸地の者だったなんて……とてもじゃないが信じられません」
そして更にその場がザワ付き親衛隊長が続けて言う
親衛隊長 「その謎の陸地の者は農民曰く巨大な鉄の馬車を持ち全身緑色の服を着てギルドの者を連れており、その者達に助けられたと…見た事のない方法で、そして国旗らしき物は赤い丸に周りは白といった何ともみすぼらしい国旗だったと」
アラグート国王 「…その者に会いたい、来れてこい」
親衛隊長 「あ〜陛下、その事なのですが…もうとっくに『処刑』しています。…村ごと…」
それを聞き1人の議員が親衛隊長に大声で怒鳴り初め
大公 「貴様!!今『村ごと』と言ったか!?何故そのような事をした!!」
親衛隊長 「フ……大公殿は分からないのですか?敵に助けられそれを感謝しているんですよ?敵に感謝する『道具達』はアルディア派と見なし殺さなければなりません。殺せばアルディア派が減るんですよ?素晴らしいとは思いませんか?」
アラグート国王 「そなたの言うとうりだ!!アルディア派になるとゆう事はこの私を裏切るとゆう事なのだ!!」
大公 「クッ……」
大公は、もうこれ以上言うと自分が殺されると思い黙り込んだ。そしてそれをすかさず親衛隊長が追い込みをかけ…
親衛隊長 「あぁそしてもう1つ…この私達『親衛隊』が陸軍に変わりベナウム王国をお守りしましょう!」
アラグート国王 「そうか!!ならお前たちに任せよう!!……見ろ将校!!親衛隊は陸軍と違い奴らを恐れていないぞ!!そんなのでよく軍人など出来ているな!?」
陸軍将校 「………」
親衛隊長 「まぁまぁ陛下、陸軍がアルディアを恐れるのも無理はないですよ、何せ相手は『アルデール大陸1の将軍』、ハーランド将軍なのですから……それに陛下にだって多少は責任がありますよ?」
アラグート国王 「何?この私に責任だと?」
親衛隊長 「はい、陛下は国民.軍人.議員に対しての制裁を甘く考えていた結果ハーランド将軍の様な者を出してしまいました。なので『制裁』ではなく『粛清』をした方がよろしいでしょう。陛下のご考えに賛成しない者達は不要です」
アラグート国王 「そんなのあたりまえだ!!」
親衛隊長 「いえいえ、この私達親衛隊は陛下の為にならなんだってやりますよ!」
アラグート国王 「やはりお前はいつでも素晴らしい!!そうだな…親衛隊長、お前の指揮下に全陸軍を追加しよう!!それで我国を守ってくれ!!」
陸軍将校 「!?」
親衛隊長 「感謝致します国王陛下…」
国王が親衛隊の下に全陸軍を入れると聞いて驚いたのは陸軍将校だけではなく、海軍や議員達も驚きそれと同時に恐怖と国王の無神経差.無形格差に怒りが込み上げ、それを必死に隠していると国王が突然と言い出す
アラグート国王 「よーし!!今から『粛清』を開始する!!」
議員.軍人一同がそれにも驚き、全員が我慢の限界に達しようとした時だった、突然アラグート国王の息子達が行き良いよく入り込んできたのだ
一番目 長男 ダーガル・アルスハクトラス・シーデス王太子
ダーガル王太子 「父上!!」
アラグート国王 「…どうしたダーガル達よ……今私達が何をしているか分かっておるのか?」
ダーガル王太子 「えぇそれはもちろん」
二番目 次女 ルーラ・アルスハクトラス・シーデス殿下
ルーラ殿下 「私達がここへ来たのはベナウム王国がアルディア諸島国との戦争中の事で来たのです!!」
3番目 三男 ファグラ・アルスハクトラス・シーデス第二王太子
ファグラ第二王太子 「それと北東平海に突如出現した謎の陸地の事もです!!どうして相手も分からないのに攻撃を仕掛けようとするのですか!!」
親衛隊長 「それはそれは…何処でそれを知っているのですかな?」
ファグラ第二王太子 「もうとっくに情報が漏れてますよ?」
親衛隊長 「それはそれは…」
アラグート国王 「……お前達の言いたい事はよ〜く分かる、しかしな…この私に逆らい反抗した奴らは殺さなければならない、そしてその逆らった者達に手を差し伸べる者が入ればその者達も殺さなければならない……この国で誰が一番の存在かを知らしめてやらないと行けない」
ルーラ殿下 「だとしても父上、謎の陸地への攻撃はよして下さい!!もしその陸地が他の大国の領土だったらどうするのですか!?」
アラグート国王 「そうなったらそのまま戦争だ、勝てばいい話だ」
ファグラ第二王太子 「……父上…その陸地の事なのですか…」
アラグート国王 「…なんだ?」
ファグラ第二王太子 「…実は私…その陸地の街を見ました…」
アラグート国王 「何?見たのか?どうだったか答えてみろ」
ファグラ第二王太子 「話が長くなりますがよろしいのですか?」
アラグート国王 「構わん、聞こう」
ファグラ第二王太子 「……私が遠征に行っていた時、ハーランド将軍率いるアルディア軍の反乱を耳にし急遽遠征を取りやめ帰る為に北東平海の近くを通っていました。その時の北東平海は珍しく晴れており青々としていました。その時です、突然黒く巨大な雲が現れ地平線の向こうまで広がり波や風が強くなり初め分厚い雲の壁が出てきました、危険だと思いそこから離れ遠目から見ていました。そしてその雲の壁からは雷が常に落ちておりそれがしばらくの間続きました………そこからです、その雲の壁が段々と薄くなり完全に晴れたらそこにあの………陸地がありました………」
アラグート国王 「……で?そこの先住民共はどうだった?」
ファグラ第二王太子 「……とんでもなかったです…………彼らの街全体が空高く聳え立つ建物だらけでした……それは地平線辺りにありましたがハッキリと見えました……声を…失いました……」
ルーラ殿下 「…父上!!これをお聞きしても攻撃なさるのですか!!」
アラグート国王 「…何かの見間違いか夢でも見ていたんだろ」
ファグラ第二王太子 「いえ、あれは夢でもありません!」
ダーガル王太子 「父上!!いい加減現実を見て下さい!!父上のやっている事は自滅行為ですよ!!」
アラグート国王 「うるさい黙れーーーー!!この父親である私に向かってなんだその口はーー!!親衛隊!息子達をつまみ出せー!!」
親衛隊①② 「はっ!!」
そして王太子達は議会場から追い出されダーガル王太子の部屋で話合っていた…
ダーガル王太子 「……父上がこのままこの国を治めていたら滅びる…」
ルーラ殿下 「…これからどうしましょう……」
ダーガル王太子 「…どうしたら……」
ファグラ第二王太子 「…一つだけ方法があります……僕らもアルディア派に付けばいいんです」
ダーガル王太子 「!!…父上を裏切るのか!!」
ルーラ殿下 「そんな事!!」
ファグラ第二王太子 「もう父上にはついていけないでしょ!?このままじゃ僕達が死んでしまいますよ!!、国民の為に死ぬなら本望ですが…このまま父上と居たら無駄死にするだけですよ!!」
ダーガル王太子 「……」
ルーラ殿下 「……けどハーランド将軍は私達を殺す事はしないはずです……あの人なら……」
トントン… (ドアを叩く音)
3人が話しているとファグラ第二王太子の部下が入って来て…
兵士 「失礼します!!………ファグラ様…例の陸地の国名だけですが分かりました…」
ファグラ第二王太子 「どんな名前でした?」
兵士 「…ニホン……という名前でした」
ファグラ第二王太子 「ニホン……父上や国の方々にその事は伝わっていますか?」
兵士 「いえ、あちらの方は未だに分かっていません」
ファグラ第二王太子 「そうですか…ではさらに情報を集めて来て下さい」
兵士 「はっ!!失礼いたしました!!」
ファグラ第二王太子の兵士が部屋を出ていき、ダーガル王太子達は話を戻し…
ファグラ第二王太子 「ニホン……ですか…」
ダーガル王太子 「聞いた事ない国名ですね…」
ファグラ第二王太子 「はい……それでどうします?これからの事は…」
ダーガル王太子 「…まずは様子見だ」
ルーラ殿下 「ですね」
ファグラ第二王太子 「兄さんがそうゆうのなら…」
ダーガル王太子 「では解散だ、何かあったらここえ来い…」
ルーラ殿下 「はい…」
ファグラ第二王太子 「分かりました…では…」
ダーガル王太子達は解散しアラグート国王に隠れて密かに日本を調べてる事になった…