11話③ 日・アルディア非公開会談
《注意》
この小説はあらゆる民族・国家・戦争・宗教・主義・思想を陥れる意図はありません。
非難するような事があると思いますが、全てストーリーに関するものなので、広い心で見てくれたら幸いです。
この作品はキャラクターが多く登場するのと、社会系.軍事系の単語などの名前が出て来ますが、キャラ名は基本シンプルか覚えやすそうな名前にします。
社会.軍事の物は後書きで分からない人や、初心者向けに大まかな簡単説明をいたしますのでもうとっくに知っている人は見なくて構いません。
後よく誤射ります…
この小説は基本終わりがありません。思い付く限り書く感じなのでそこのとこよろしくお願いいたしますm(_ _)m
11話③ 日・アルディア非公開会談
時間は戻り、『護衛艦ひゅうが』から降りバスに乗った将軍達は日本国との会談を行う為密かに会談場へと向かっていた…
(バスでの移動中)
陸軍最官 「……ニホンの建物はここまででかいとは…」
騎士団長 「…1つ2つならまだしもこんな密集して建っているなんて……ニホンの技術力はどこまで進んでいるのか…」
(将軍の部下の会話)
魔導兵 「…本当に魔法を使わず発展したなんて考えられないな……」
召使い① 「まだ『リ・バロ』も負けてませんね!」
召使い② 「外も凄いですが、このばす?…という馬車の様な乗り物が快適ですね」
ハーランド将軍 「……」
圧倒されつつも東京行き新幹線(貸し切り)へ乗り数時間足らずで到着、東京の発展力やビルを目の当たりにして将軍達は頭が働かずにいた
騎士団長 「……先程乗ってきた(新幹線)のも驚きましたが…」
陸軍最官 「……わ…私は夢でもいているのか?…」
魔導兵 「…化け物……」
召使い① 「…ニホンには技術者しか居ないのですか?…」
召使い② 「…将軍?」
ハーランド将軍 「…」
東京の凄さを実感しつつ会談を行う帝国ホテルへ向かい、到着するとすぐさま日・アルディア会談が始まった
竹春外務大臣 「今回お忙しい中お越しになって頂きまこと感謝致します。これからこの会談で努めさせてもらう、『神正 竹春』と申します。そしてこちら副総理の『江形 丈一郎』、防衛大臣の『神正 三郎』以下この3人であります」
陸軍最官 「まて!!今回将軍が直々にやってきたと言うのにこの国の元首がなぜおらんのだ!!」
ハーランド将軍 「まぁまて、ニホンにも事情というものがあるんだろ?」
江形副総理 「えぇその通りです。ただいま総理はあなた方が日本に来た事を隠す為奮闘中なのです」
神正防衛大臣 「国民や野党からあなた方を隠し、非難されないようにする為の一芝居をしているんです」
ハーランド将軍 「……あなた方の国の仕組みが分からんがしょうがあるまい…所であなた方はレイジと同じ苗字をしているが家族か?」
神正防衛大臣 「えぇ、竹春は私の息子で零地は孫です」
ハーランド将軍 「ほぅそうか、家族揃って国の為に働いているのか…それは凄いな!」
神正防衛大臣 「私の自慢の家族ですから!(笑)」
竹春外務大臣 「いえいえそんな事は…」
ハーランド将軍 「…後もう一つ」
竹春外務大臣 「なんです?」
ハーランド将軍 「この資料、せっかく我々の為にアルデール語で書いて貰っているが、意味が滅茶苦茶で何を言いたいのかが分からん」
竹春外務大臣 「それはすみません。かなり解読が進んでいたのですがまだダメでしたか…では言葉などでお答えします」
ハーランド将軍 「ならありがたい…すまんな時間を使ってしまって、では始めよう」
竹春外務大臣 「はい。…今回将軍方が起こし下さったのは日本とアルディアの今後の方針の取り決めや領海問題、ベナウム王国との戦争などの事です」
陸軍最官 「領海問題?それがなんだと言うのだ!!」
ハーランド将軍 「まぁ最官ちゃんと聞こうではないか、領海問題…とはもしや我々の島が日本領海内にあるって事か?」
竹春外務大臣 「察しが良い様で…今のアルディア国は我々日本国の領海内にあり、その取り決めをして起きたいのです。もちろん無理に強要したりなどはしません」
ハーランド将軍 「そうか、私の考えは領海(日本の領海)から出れればそれで良いのだが…日本の考えはどうなんだ?」
竹春外務大臣 「我々としてはまず8諸島周辺海域の5キロ圏内をアルディア領海として受け渡したいと思っています」
ハーランド将軍 「5キロ内か…分かった、それで呑もう」
竹春外務大臣 「ありがとうございます。では今後の方針なのですが…」
ハーランド将軍 「それは我々から言おうではないか、団長…」
騎士団長 「ハッ!…我々は現在ベナウム王国と戦争中であり、ニホン国への貿易強化・技術提供・参戦などを考えております」
竹春外務大臣 「…そうですね、貿易強化は可能かもしれませんが技術提供は我が国の憲法『異世界干渉制限法』に引っかかる為出来ません」
陸軍最官 「何?その異世界……何とかで技術提供が出来んだと?なぜだ!?」
ハーランド将軍 「落ち着け最官、後は私から言おう……技術提供が出来ないのであれば参戦も出来ないのか?」
神正防衛大臣 「その事もあり今回来て頂いたのですから、…まずこれを見て下さい」
神正防衛大臣がそう言ってスクリーンに写真が映し出され、その写真には港に結集する大量の軍艦がゾロりと写っていた…
ハーランド将軍 「これは…」
神正防衛大臣 「はい、見ての通りベナウム王国の艦隊が集結しています。予想ですが国内の艦船を港に集め全艦隊を使い我々への攻撃が予想されます」
騎士団長 「奴ら…まさかこの短時間の間にこれ程までの船を集めてたなんて……しかしあれで全部ではなさそうですね。もっとあるはずだ……」
陸軍最官 「……まて!!魔導船が見えないぞ!!あれは何処だ!?」
神正防衛大臣 「魔導船?…とはなんですか?」
陸軍最官 「魔導船さえ知らないのか!!この国…」
ハーランド将軍 「最官!!みっともないぞ!?君より彼らの方が地位が上なのだぞ!!…すまんな……こっちでは魔導船がいつ飛んで来るかピリピリしてるんだ……団長、魔導船の事について彼らに教えてやれ」
騎士団長 「ハッ!…魔導船とは……絵でお伝えした方が早いですね、ちょっとこの紙に描かせてもらいます…」
団長がそう言い資料の裏に魔導船を描き神正防衛大臣達に見せ…
神正防衛大臣 「これは…飛行船?……ですか?」
ハーランド将軍 「…あなた方は飛行船と言うのですか…」
神正防衛大臣 「えぇしかし偵察機は飛行船…魔導船のような物を見たとの報告はありませんね…」
ハーランド将軍 「そうか…なら良いのだが…」
江形副総理 「…我々の知る飛行船とはかなり変わってますね…プロペラではなく羽?…の様な物で飛ぶなんてな……」
竹春外務大臣 「やはり異世界…ですね…」
神正防衛大臣 「…話が脱線しましたね。この写真にあるようにベナウム王国は艦隊を集結させつつあり、いつ侵攻してくるかも時間の問題です」
ハーランド将軍 「時間の問題か……ではあなた方ニホンはどうゆう方法で対処なさるのですかな?」
神正防衛大臣 「はい。なので我々は彼らの侵攻の想定をし、このようなルートで攻めてくる確率が極めて高いとの結果が出まして既に防衛を終わらせております」
スクリーンに映していた港の写真が切り替わり侵攻ルートを映し出された
ハーランド将軍 「…確かにこの方法で奴らが攻めてくる確率もあるな……」
神正防衛大臣 「彼らは膨大な数を活かして複数で攻めてくると思われており、先程も言ったとうりあなた方アルディア国は我が日本領海内に存在します、我々日本国も戦争から避けられない状態であります」
ハーランド将軍 「つまり…参戦して貰えるという事ですか?…」
神正防衛大臣 「えぇ、あなた方アルディア国の方からの参戦要求があれば我々はいつでも準備が出来ております」
ハーランド将軍 「ならば参戦をお願いしたい…」
神正防衛大臣 「…しかし、我々からの宣戦布告は憲法で定められており宣戦布告が出来ません。彼ら(ベナウム王国軍)が我々への軍事的・組織的な領海・領空・領土侵攻.侵略などを起こされない限りは宣戦布告とみなせません」
陸軍最官 「なに!?同盟国が瀕死ているのにそんなの守ってる場合じゃあないだろ!!」
ハーランド将軍 「さっきから辞めないか!!お前は少し黙っておれ!!後は私がやる!!………すまない…ニホンがそうだとしたら我々だけが降伏するという事があるんじゃないか?」
神正防衛大臣 「それなら心配ありません。先程の侵攻.侵略などは我々だけじゃなく同盟国も見なされますのでご安心を…」
ハーランド将軍 「とゆう事は我々は奴らからの攻撃を防衛さえすればいいとゆう事ですな?」
神正防衛大臣 「厳密に言うとそうゆう事になりますが、我々は最後まで彼らとの和平交渉を行います。そこの所をご理解して頂くと応永です」
ハーランド将軍 「…戦争から避けられないとゆうのに最後まで和平を結ぼうとするなんてな。ニホンはそれほどの『力』を持ってるから余裕なのか……それともただ単に争いをしたことが無いだけか。まぁその国のやり方とゆうのもあるか……分かった、後はニホンに任せよう」
神正防衛大臣 「分かって頂き感謝します」
ハーランド将軍 「あぁ後もう1つ…私が来た理由の1つにニホンの軍事力を知るのも入ってるのだが……見させてもらえないか?」
神正防衛大臣 「えぇ我々もアルディア国皆様にも見せたくて呼んだんですから」
江形副総理 「…では丁度良いので今日の会談をここで終了しましょう。神正防衛大臣、後は頼んだぞ」
神正防衛大臣 「分かりました。…それでは実際に見せますので移動しましょう」
そして今日の会談終了させ、将軍達(魔導兵も連れて)はバスに乗り陸上自衛隊の『富士総合火力演習場』に行くとすぐに始まった
神正防衛大臣 「ではこの陸上自衛官が説明をします。教えられる範囲なら詳しく教えれます」
陸自官 「はい。…では最初に見て頂くのは歩兵装備の『89式5.56mm小銃』です」
陸軍最官 「なんだ?あんな小汚い鉄は?あれが歩兵装備なのか?」
魔導兵 「あれはなんでもしょう…杖?……でしょうか?」
騎士団長 「…あれで歩兵装備……ですか…」
ハーランド将軍 「……まぁ見ていよう…」
そして合図と共に的に発砲した
(銃撃音)
ダンッ!!!ダンッ!!!ダ!!!ーン…
ダダダダダダダダダダダダダダダ!!!ーン…
ハーランド将軍 「ッ!!!」
陸軍最官「なんだこの音は!!!」
騎士団長 「こんな音聞いた事ないぞ!!!」
魔導兵 「あれは…魔導道具では真似出来ませんよ…」
陸自官 「次は『M24スナイパーライフル』射撃をお見せいたします。あそこからのあの的へ当てます」
陸軍最官 「あんな遠い場所から当てるつもりか!?」
その瞬間、でかく重い音が響き渡り的に一瞬で当たった
陸軍最官 「今…何が起きた…あんな遠い所から一瞬で的に当たったぞ…」
騎士団長 「…どうやって狙ったんだ…」
魔導兵 「…とてもじゃないですが魔法じゃ真似出来ない速度ですよ…」
陸自官 「では次に『74式戦車』をお見せいたします」
そう言い奥から凄まじい音が聞こえてきてその姿を表し、それを目にした将軍達はまるで悪夢を見るような顔をしていた
陸軍最官 「あ……あれは………なんだ?…鉄の象のように見える…」
陸自官 「あの戦車に立っている旗が緑から赤に変わったら攻撃合図です」
(スピーカー大)
陸自① 「目標発見!!」
そして『74式戦車』の緑の旗が赤に変わり将軍達は目をそらさず見ていた
陸軍最官 「…どう攻撃するんだ……」
騎士団長 「…まさかとは思うが……」
ハーランド将軍 「…」
(スピーカー)
陸自① 「テェ!!」
打ての合図と同時に戦車から轟音が鳴り響き、将軍達は驚いた素振りを見せるよりかは少し口を開けて固まっていた
陸軍最官 「ぁ…」
騎士団長 「…」
ハーランド将軍 「…」
陸自官 「どうでしょう?これが『74式戦車』の実力…とまでは行きませんが今見せたのよりも更にある(強さが)とお考えてください」
陸軍最官 「…これで本当の実力ではないと言うのか……」
騎士団長 「……あれ程の破壊力があるとは……」
魔導兵 「…これで魔法ではない……なんて……」
陸軍最官 「……ほ…本当にこれは魔導兵器ではないのか!?」
陸自官 「はい、皆様も知っての通り我が日本国は一切魔法が存在しません。なので74式戦車も魔法は使っていませんよ」
陸軍最官 「…」
騎士団長 「……まっ!…まて!!…ニホンの軍人は剣などは使われないのか!?」
陸自官① 「はい、我々は剣などのような刃物はナイフ以外は使いませんし、あと私達は『軍』ではなく『自衛隊』なのでそこの所はご用心を…」
騎士団長 「あぁ…」
陸軍最官 「…ハーランド将軍?……」
ハーランド将軍 「…(私はとんでもない化け物を見てしまった、あれは殺人…動く殺人要塞だ。いや…それ以上だ……彼らは…『ヴァ・ガーデゥ・ラルグ』使いの国だ……そんなのを使う彼らに…勝てる者や国はあるのか?いや…勝てるはずがない………何故…神はこのような者達をこの世界にお連れしたのか……神よ…………教えたまえ……)」
そして自衛隊の演習が終わり将軍は神正防衛大臣に総理に合わせて欲しいと必死にお願していた
神正防衛大臣「う〜ん…明日なら会えるかもしれませんが…待ってもらえますか?」
ハーランド将軍 「あぁ構わん…どうしても話たいのだ…」
こうしてアルディアの視察は終わりハーランド将軍は何かを決断した雰囲気を出していた…
一方その頃、在日米軍沖縄基地でも重大な決断をせばまれていた…
(在日米軍会議)
シュラード中将 「……日本政府はなんと?」
海兵隊少佐 「はい、日本国は現在石油・資源・食料・エネルギーなどの問題を抱えており在日米軍には最低限の物などしか提供出来ないとの事」
シュラード中将 「最低限か……行け…」
海兵隊少佐 「…失礼しました!!…」
マイケル陸軍少将 「…異世界調査をしてる割にはですね……」
ハリス海軍少将 「贅沢ゆうな、調査隊はたった1人なんだぞ?そう思えば公平的だろ?」
パーカー空軍少将 「 そんな事よりも今は今後の事を考えなければ、部下達の士気に関わる」
マイケル陸軍少将 「なら私からなのですが、この世界にアメリカを建国したらどうでしょうか?その方が帰る場所が出来て部下達も安心する……まぁ家族とまではいかないが…」
シュラード中将 「ダメだ、この世界では我々のような文明差があってはいけない。日本の『異世界干渉制限法』は正しい」
ハリス海軍少将 「なら我々はこのままで独自(軍隊として)にやっていくのはどうですか?」
シュラード中将 「それもダメだ、独自でやってくなんて到底出来やしない」
パーカー空軍少将 「…お言葉ですが中将ならどうするのですか?」
シュラード中将 「…私なら……」