11話① 日出ずる国、日本!!
《注意》
この小説はあらゆる民族・国家・戦争・宗教・主義・思想を陥れる意図はありません。
非難するような事があると思いますが、全てストーリーに関するものなので、広い心で見てくれたら幸いです。
この作品はキャラクターが多く登場するのと、社会系.軍事系の単語などの名前が出て来ますが、キャラ名は基本シンプルか覚えやすそうな名前にします。
社会.軍事の物は後書きで分からない人や、初心者向けに大まかな簡単説明をいたしますのでもうとっくに知っている人は見なくて構いません。
後よく誤射ります…
この小説は基本終わりがありません。思い付く限り書く感じなのでそこのとこよろしくお願いいたしますm(_ _)m
将軍達の回は③になります。そちらを期待してた人はもうしばらくお待ち下さい。
11話① 日出ずる国、日本!!
零地達を乗せた護衛艦ひゅうがは日本へ一時帰還するのと同時に、アルディア諸島国のハーランド将軍をお迎えに上がる為、アエウナ島の港へと入港していた……
兵士 「将軍、召使いと魔導兵の準備が整いました」
ハーランド将軍「うむ、ご苦労……にしてもやはりニホンの船は何回見ても大きいな〜」
提督 「輸送船はもっと大きかったですよ…」
副将 「あの大きいさであそこまでの速度を出せるとは…やはり化け物だな……」
陸軍最官 「大きければいいって訳じゃない。私は彼らの軍事力が気になる……ニホンの軍艦はあれの他に有るのかが気になるところだ」
ハーランド将軍 「それは…後で分かる。…では行ってくる」
提督 「お気おつけて…」
護衛艦ひゅうがへと乗艦
海自① 「全員敬礼!!」
ハーランド将軍 「…これはまたどうも」
騎士団長 「…ニホンの軍人は皆変わった服装をしているのですね」
陸軍最官 「それはそうとこの広い空間はなんだ?貨物室か何かか?」
ハーランド将軍 「恐らくな、貨物室の一種だろう。妙な物が置かれてるしな」
陸軍最官 「けど何故ここまで広い空間を作るのだ?攻撃を受けたらひとたまりもないぞ?」
騎士団長 「…もしやニホン国は魔導兵器を作れないのでしょうか?だから変わりに竜?のようなものを置いているんじゃないのでしょうか?」
陸軍最官 「…恐らくそうかもしれない……将軍、何故魔導兵器を作れない連中と同盟を結んだのですか?」
ハーランド将軍 「それはそのうち分かる………おお!!お前さんはレイジではないか!!」
零地 「ん?…おぉハーランド将軍、また会いましたね」
ハーランド将軍 「お主にまた会えるとは思わなかったぞ!!…確かお前さんベナウムに行ってたんじゃないか?」
零地 「えぇ行きましたよ、今は一時帰還中ですが」
ハーランド将軍 「…という事はこの世界を見てきたって事だな!どうだった!」
零地 「前の世界よりも綺麗で幻想的でしたよ(笑)」
ハーランド将軍 「そうかそうか!!所で後ろの者達はお前さんの連れかな?なんとわk…い……」
零地 「ん?…どういたしました?」
将軍は凄く驚いた顔をしており、その見ている先はエレーで…
ハーランド将軍 「…なぜあなた様がここに……」
エレー 「………」
(小声)
七海 「…エレーちゃんどうしたの?」
零地 「……どうした?そんなに硬い顔をして、何かあったのか?」
エレー 「………何でもありません。失礼します……将軍…」
ハーランド将軍 「………」
よく分からぬまま将軍達を乗せた護衛艦ひゅうがは日本の京都へと向けて出港。将軍は零地に話しかけていた
ハーランド将軍 「…いや〜レイジ、さっきはすまんな」
零地 「えっ?…なんの事で…」
ハーランド将軍「さっきのエレーの事だ、実はな…エレーが小さい時に何回か会っててな、大きくなってつい驚いてしまったんだ…エレーは皆の前で「大きくなったな〜」って言われたくなかったみたいでな…驚かせてすまんな(笑)」
零地 「そうですか…まぁエレーぐらいの歳になれば言われたくないのも無理はありませんし、あと女性っていうのもあると思いますし…」
ハーランド将軍 「確かにな!その通りだ!」
零地 「えぇ…(…エレーは何かを隠してるみたいだな、気になるが追求はしないでおこう…)」
そして出港して数時間が立ち、護衛艦ひゅうがは京都の舞鶴市に到着し、将軍達はひゅうがの甲板に立って眺めていた
ハーランド将軍 「ほう…ここがニホンの街か…」
陸軍最官 「ここは…ニホンの首都か?」
騎士団長 「……あれは…見た事のない平屋はともかく、あのある高い建物はなんだ?城か?…」
黒太 「いいえ、ここは日本の文化の街『京都(舞鶴市)』ですから首都ではありません。後あの建物は城ではなく住宅マンション…人が住む建物になっております」
騎士団長 「城ではないのか……けれど凄い…」
陸軍最官 「…我々に日本の文化を見せつけているのか?我らはそんな事の為に来たんじゃないぞ!」
ハーランド将軍 「最官…落ち着け、そんな事ぐらい彼らも分かっているだろう…」
黒太 「えぇ将軍殿の言うとうり、京都経由で『東京』へ向かいます」
ハーランド将軍 「トッキョウ?とは日本の首都かね?」
黒太 「はい、非公開ではありますがそこで会談を行います」
陸軍最官 「非公開だと?将軍自ら出向いているのにか!!」
ハーランド将軍 「最官、彼らには彼らの事情があるんだ、文句は言うな」
陸軍最官 「申し訳ございません将軍…」
そして一方零地達の方ではひゅうがの艦内で支度していた
ランデス 「はあ〜…凄く楽しみです!」
エレー 「旅行している感じだよね!」
ダナト 「確かに!」
マティナ 「旅行じゃないですよ…」
ヴァルダ 「…」
零地 「(旅行で軍艦に乗るとか…ミリオタかよ…)」
エレー 「あの零地さん。私達は船を降りた後何をするんです?」
零地 「俺はやる事があるが、エレー達は特にないぞ?」
エレー 「そうですか。…楽しみだな〜」
七海 「零地殿、着替えを用意しました!」
零地 「おっ?ありがとな。…それじゃ全員これに着替えてくれ」
エレー 「えっ?分かりました?」
マティナ 「着替えるのか」
ダナト 「日本の服はどうなってんのかな〜」
ランデス 「あんまり他の服着たくない…」
ヴァルダ 「…」
着替え中…
エレー達の服装紹介?(秋仕様)
まずエレーとマティナはパーカーのフードで耳を隠しジーンズを着させている。ランデスは帽子をかぶり長袖シャツを腰に巻しっぽと耳を隠すようにし、ヴァルダは普段から羽を隠しているが大きい羽の様なしっぽがある為、でかめのコートを着ている。ちなみにダナトはシンプルな長袖とジーンズを着ている。
龍馬 「…着替えさせたぞ〜」
七海 「着替えさせて来ましたー!」
零地 「おぉ…皆似合ってるな〜」
ランデス 「この服とても着心地が良いです〜」
エレー 「この服凄い!!軽いし伸び縮みするし、何より見た目が良い!!」
ダナト 「確かにな!!俺の着てる服がカッコイイ!!」
ヴァルダ 「…(不機嫌)」(嫌々着替えさせられた)
マティナ 「日本の方は普段こうゆう服を着ているのですか?」
零地 「あぁ皆着ているぞ」
マティナ 「えっ!?…日本は金持ちの国なんですか?」
零地 「あ〜……この世界からしてみるとと金持ちかもな」
マティナ 「…日本が恐ろしくなってきた……」
零地 「ハハハ!!そうだろうな!」
少し盛り上がっている間にひゅうがは京都に到着し、バスに乗り換え京都駅へと種発した…
零地 「…なぁ龍馬、なんか日本一気に寒くなったよな?確か今9月終わりらへんだぞ?」
龍馬 「それがよ、こっちの世界に来てから一気に寒くなったんだよな〜」
零地 「…やっぱりこっちの世界は温暖化してないんだな〜」
龍馬 「さすが『異世界』だよな!(笑)」
零地 「そうだな(笑)……そういえばマスコミとか報道陣とか、野次馬共とかは大丈夫か?」
龍馬 「あぁその事なら安心しろ、燃料やエネルギー関係は一部の報道機関・公共・政府・警察・消防・救急車・そして俺ら自衛隊にしか渡されてないから報道系の連中は車を動かす事が出来ないんだ。後政府はお前らが来た事を隠してるから大丈夫だ」
零地 「だから一般車はあんまり走ってないんだな。…あぁそれと電気問題はどうなった?燃料関係は分かったがそっちの方も知りたい」
龍馬 「エネルギー問題ね〜。現状は1日3回電力が戻る、朝は午前6時〜8時、昼に12時〜13時、午後には7時〜9時だ。公共の鉄道関係は電力を止められずに運行出来ているが本数は減らされてんだ」
零地 「そりゃ大変だな〜、バスとかも燃料消費削減とかで数減らされてるだろうな〜……水道とかガスとかはどうなってんだ?」
龍馬 「水道とかガスはあの『全日本災害地震』のせいで損壊してて通ってねぇんだよ」
零地 「…なんかもう大変とかしか言えないな……」
龍馬 「やることが多すぎて政府や自治体は混乱状態になってる。まぁ最初にやってるのは食料・エネルギー確保を重点的にやっているらしいぞ?」
零地 「その2つならすぐに整うだろ、食料は山本政権が進めてた『重農業政策』と『水素化政策』…だったよな?それのおかげで大丈夫だろ」
龍馬 「そうだな、まさか山本政権が進めてた『重農業政策』と『水素化政策』がここで役に立つとは思わなかったな!」
零地 「(水素化政策)確か自動車だけじゃなくて飛行機.船.発電が水素化してたんだったよな?」
龍馬 「まぁ半々(石油と水素が)だが感謝しなきゃな〜」
零地 「…水素で思い出したんだが、噂じゃあ海自の新型艦は水素で動くらしいしぞ?、その水素は海水から作り出されてるらしい」
龍馬 「えっ?マジ!?実質原子力艦と変わらないじゃん!!…お前何処でそれを知ったんだ?俺の耳には入って来なかったんだが?」
零地 「ひゅうがの乗組員が話していた所を聞いた」
龍馬 「あぁそうゆうこと…後はもう無いよな?それじゃあ皆に今後の予定を言うぞ」
零地 「了解」
零地が話している間のエレー達の方では
七海 「分からない事があったらなんでも聞いてね!説明出来る範囲なら教えれるから!」
マティナ 「…七海殿は突然一緒に来たみたいなのですが大丈夫なのですか?」
七海 「あ〜…それは零地二尉(←殿付けしてたら注意されて直した)は男性だから女性の私が同行する事になったの」
マティナ 「あぁそうでしたか」
エレー 「七海さんが一緒なら安心出来ますね!」
七海 「ありがと〜」
龍馬 「全員静かに!!この後の予定を言う、まずは京都駅に向かい新幹線に乗り換え東京へ向かう、その後またバスに乗り換え国会へ行き零地が国会での話が終わるまでの間皆はバスで待機、零地が戻って来てら総理官邸へと向かう…以上!!」
ランデス 「えーと…」
ダナト 「……さっぱりわからん…」
マティナ 「…こちらの国の仕組がどうなってるのかさっぱりです…」
ヴァルダ 「…」
エレー 「なんとなく分かった……気がする…」
七海 「…つまりたくさん乗り換えて零地二尉が国の会議で話をして終わったら総理官邸に向かうって事」
龍馬 「まぁ雑に言ったらそうなるな」
零地 「なぁその事で聞きたいんだが、どうして東京に直接降りるんじゃなくて京都なんだ?」
龍馬 「さぁ?多分将軍達が来たことを国民や野党に知られたくないんじゃないか?多分零地が国会で話せば国民や野党はそっちに気が向いて気づかれずにすむんだろ…きっと」
零地 「多分そうだろうな〜…まっ!俺が喋れば国民や野党は静かになると思うし頑張るわ!(笑)」
京都市内を通過中…
エレー 「…見たことない感じの家〜」
マティナ 「レンガ…の建物もありますがその他のはレンガや石ではなさそうですね」
ランデス「…度々木造の建物がありますけど、あれが零地さん達が言っていた『日本文化』なんですか?」
零地 「まぁそうだな」
ヴァルダ 「・・・」(何かしらイラついている)
零地 「…どうしたヴァルダ?」
エレー 「あー…もしかしてだけど、ここ日本の文化の街って零地さん達が言ってたじゃないですか」
零地 「そうだな」
エレー 「なのにあんまり文化感が感じないからイライラしてるんじゃないのか〜?」
零地 「えっ?……そうなのかヴァルダ?…」
ヴァルダ 「………これで文化……言っていて恥ずかしくないのか?……」
零地&龍馬&七海 「えっ!?…」
ヴァルダ 「……日本の文化は………壊滅している…」
零地&龍馬&七海 「(そこまで言うか〜)」
エレー 「アハハハ…(汗)」
そして駅へ付きホームへと向かう…
零地 「おい…人混みが凄いぞ、いつもこんなんなのか?」
龍馬 「みたいだな……」
七海 「皆離れないでよ?」
エレー 「ひ…人が…」
マティナ 「エレー様…ご注意を…」
ランデス 「うはー!…もう戻りたい!」(バスに)
ダナト 「なんでこんなに居るんだよ!!」
ヴァルダ 「…」
人混みをかけ分けやっとの思いで新幹線に乗ることができ、東京へ向け新幹線が発進した
(新幹線の中)
ランデス 「う…うぅ…」
零地 「どうしたランデス?」
ランデス 「外が一瞬で通り過ぎるから気持ち悪くなって…」
零地 「…酔ったんだな」
七海 「じゃあ中側に座って、こっちの方が良いと思うよ!」
ランデス 「はい…ありがとうございます…」
エレー 「…にしてもこれ、早すぎじゃないですか?」
マティナ 「こんな速いのに全く振動が無いとは…」
ランデス 「…零地さんが乗っていたクルマも速かったですし……日本の人達はなんでそんなに速さにこだわるんですか?」
零地 「あ〜ぁ……なんでだろうな〜…」
龍馬 「…早い方が便利だからだろ?」
七海 「思い浮かぶ事が沢山あり…すぎですね」
ランデス 「日本の人はゆっくり出来ないんですか?」
零地 「えっ?…多分出来ない」
龍馬 「ランデスにディスられたぞ?」
七海 「う〜ん…正論」
ヴァルダ 「……新幹線便利な物の1つか?………」
零地 「そうだが…」
ヴァルダ 「……便利な物は嫌いだ…心を壊す…………」
龍馬 「それ以上日本をディスらないでくれ」
零地 「俺は便利でも不便でもどっちでも良いんだがな」
七海 「訓練以外の不便は嫌…」
ダナト 「…俺思ってたんだがあんな船や街を作れるんだぞ?何あってもおかしくないだろ?」
エレー&マティナ&ランデス 「確かに」
そして数時間足らずで東京に到着し、またバスへと乗り換えて街中を移動しているとエレー達は窓の外を眺め唖然していた
エレー 「……ここが…日本の首都…」
ランデス 「……さっきの所も凄かったですが…ここはもっと凄いです。本当に魔法無しで発展した国があったなんて…………」
マティナ 「さっきの所も人が多かったですがこっちの方が人が多い………もう頭が痛くなってきましたよ…」
ダナト 「……日本ってどんだけ発展してんだよ…」
龍馬 「凄いだろ?(笑)日本で一番発展してる街だ!この世界じゃこんな街見ないだろ?(笑)」
エレー 「えぇもちろんです…」
マティナ 「凄さを実感しました」
ランデス 「……言葉も出ない…」
ダナト 「…もう凄いとしか言えない……」
龍馬 「そうだろそうだろ!!(笑)」
零地 「龍馬、茶化してんじゃねーぞ!」
龍馬 「すまんすまん!」
ヴァルダ 「…空が見えない……自然が無い………苦手だ…」
七海 「あぁ〜…」
龍馬 「これでも増えた(自然が)方なんだけどな〜」
零地 「…まぁ確かにな、この世界は自然豊だし日本みたいな所は苦手だろ」
エレー 「確かヴァルダの出身は……どこだっけ?」
ランデス 「ヴァルダさんは『ファーグロレイ』出身ですよ」
マティナ 「確かにあそこは自然豊か…というよりも自然しかない国って感じだからな」
ダナト 「ヴァルダからするとここは自然の恵が無くて心痛いんだろうな〜」
龍馬 「…本っ当にお前らダメくそ言うな〜」
零地 「なぁその『ファーグロレイ』ってどんな所なんだ?」
マティナ 「ロレイレインって言う大森林にある自然豊かな国で、主な特徴は大陸樹がある所なんです」
七海 「へ〜え、行ってみたいな〜」
龍馬 「大陸樹ってなんだ?」
マティナ 「各大陸に必ずある巨大な大樹で、その大陸の象徴的存在です」
(小声)
龍馬 「…世界樹じゃないのか〜……」
零地 「…調査する必要があるな……」
そう話している間に国会議事堂へと着き、零地はバスを降りて国会に入っていき、エレー達はバスのテレビで見守る事にした
龍馬 「お前らちゃんと見てろよ?零地が出てくるからよ!」←(何故かウキウキの奴)
エレー 「何これ!!」
ダナト 「箱の中に人がいる!?」
ランデス 「これ魔法道具じゃない!?」
マティナ 「龍馬殿…説明を頼む……」
ヴァルダ 「…」(じっと見てる)
龍馬 「やっぱりその反応するよな(笑)、これはなテレビって言って色んな情報だとかをこれに写して見てる人達に伝えるってゆうような道具だ」
ランデス 「へ〜…遠会具みたいな物なんですね〜」
龍馬 「こっちの世界にも通信系の道具があったのか〜……それよりこれを見よう、零地が出てきて何を言うか楽しみだ!」
七海 「ほら静かにして!…」
国会生中継中…
(野党)
国家連集員 「山本総理!!、この前日本上空に謎の巨大な怪物らしき生き物が飛んでいたとの情報が入りました!!一体何なんですかあれは!!」
山本総理 「その事は後ほど説明します…」
(野党)
国民自由の党員 「総理!!、この1週間国民の生活にいつまで制限を掛けるおつもりですか!?いつまで国民の生活を不便にさせるおつもりか、答えて下さい!!」
山本総理 「その事に関しては努力しています。ただ打開策が見つかって無いだけです!!」
(野党)
国民自由の党員 「そう言ってただサボってるだけではないのですか!?」
山本総理 「ならあなたは良い打開策をお持ちなのですか!?」
(野党)
国民自由の党員 「!?……私ならまず食料を…」
山本総理 「それはもうやりました!」
(野党)
国民自由の党員 「なら!……あ…いえ…」
山本総理が野党と決闘していると日本改革党員が山本総理の横までやって来て耳元で…
(小声)
日本改革党員 「総理…準備が出来ました……どうしますか?」
山本総理 「そうか…では予定どうりに…」
日本改革党員 「はい…」
山本総理 「えー…皆様にお伝えします。実は我々政府は1週間前にこの世界の知るためある人物に調査依頼を頼み、そして今ここで調査報告をしてもらう為にあの扉の奥で待機してもらっています……入りなさい…」
山本総理が声を掛け、日本改革党員が扉が開けるとそこから自衛隊の制服を着た零地が歩いてきたと同時にその場の全員が驚き、一斉にカメラが向けられた
国家連集員達 「えっ!?…」
国民自由の党員達 「なぜ!?…」
日本人民党員達 「(唖然)…」
驚いているのはその場の国会だけではない、テレビを見てる国民達も驚いていた。なぜなら4年前に突然自衛隊を辞め姿を消した日本の英雄だったからだ
(ニュース番組)
アナウンサー 「こ…これはどういう事でしょう!!よ…4年前に突然姿を消した日本の英雄『神正 零地』が国会に姿を表しました!!」
エレー 「えっ?……日本の…英雄?零地さんが?」
龍馬 「そうか、お前らは分からなかったな。零地は日本の英雄なんだよ」
七海 「たった1人で約3000人の敵を相手した人物なんだよ!」
マティナ 「さ…3000人も!?…」
ダナト 「そ…そんな数を…」
ランデス 「零地さんが!…」
ヴァルダ 「…」(テレビをじっと見てる)
エレー 「……零地さん…」
国会へと戻り…
零地 「えー…私が喋る前にあなた方質問を1回だけお答えします、調査報告はそのあとです」
日本改革党員 「!?…零地二尉!!話と違いますよ!!…ちゃんと言ったとうりに…」
山本総理 「…かまわん……言わせろ…」
日本人民党員 「……では…私から………零地…神正殿は現地へと行ってきたのですよね?」
零地 「えぇそれが何か?」
日本人民党員 「それなら聞きますが、今後日本は平和路線一択、外交などを強化し日本の平和を守るのが一番だと思いませんか?」
零地 「それは無理な話です……いや…絶対に出来ない。達成出来ない話です」
日本人民党員 「!?…それは…どういう意味ですか?神正殿は現在の現憲法九条に賛成し日本を戦争への道を歩もうと言うのですか?」
零地 「私がいつ日本を戦争へ向かわせる発言をしたんですか?理解出来ません。この世界で外交解決なんて出来ませんし、前もそうでしたけど軍隊を持たない国は滅ぼされます…それも容赦なしに。次どうぞ…」
日本人民党員 「!?…話はまだ!!」
零地 「1回だけって言ったでしょ!!!(キレてる)……次どうぞ」
国民自由の党員 「……それでは神正殿にお聞きします。あなたの考えでは憲法九条改正はどのように移りましたか?」
零地 「私から見て憲法九条改正は正しい判断だと思いますよ、この世界は戦乱で満ちていますし力で物をいう弱肉強食の世界です。日本が生存するには軍事力を強化するという事しか選択肢はありません。次どうぞ…」
国家連集員 「神正殿にお聞きしたいのですが、あなた様は今後日本はどのように進めてけばよろしいと思いですか?」
零地 「先程言ったように主に軍拡などですね、軍拡以外だと発展・技術進化・人口増加・食料自給・国民の団結力が必要だと思います。後この世界に飲み込まれないようにするしかありません。以上…」
山本総理 「…では零地君……報告を頼む…」
零地 「はい…私は現地をこの目で見てきましたが確かにこの世界は我々が居た世界ではありません。この世界はまるでファンタジーゲームのような感じの世界で人間以外の種が居たり、ドラゴンや巨大生物なども居ます。私は1週間しか調査に行っていませのでまだ詳しくはありません。(ここから棒読み)今後も調査などをして日本生存の為全力で務めていきたいと思います。私の話はここまでで……」
零地が国会で調査報告を終えた後、零地を乗せ総理官邸へと向かった
(総理室)
産業大臣 「…総理、新島の調査なのですが別の島にも石油が見つかり、しかもその島の周りにも海底資源が豊富に眠っていました。その島の位置は北海道の左上にある北西です」
山本総理 「そうか…で?その資源をどう採掘するんだ?」
産業大臣 「それは……今あちこちの会社に頼み込んでいるのですがなかなか…」
山本総理 「そうか…じゃあそっちの事はこちらでやる、行け…」
産業大臣 「…失礼しました」
産業大臣が部屋を出て行き…
山本総理 「……零地君…なぜ説明したどうりやらない?やってくれなきゃ困る…」
(凄く暗い表情になり、ゆっくり喋っている)
零地 「……何言ってるんですか?俺はあの時の事を忘れてませんよ?……あれと比べれば全然じゃないですか…」(死んだ目をしている)
山本総理 「……………それで……直接この世界を見てきた零地君の意見を聞きたい、今後の日本はどうすれば良いのか?」
(元に戻った)
零地 「はい、今後の方針はいくつかありますが、前の世界と同じく日本は他国の資源に頼らないといけません。なので独自の陣営を立ち上げた方が良いかと…」
山本総理 「独自の陣営ね〜…確かにな、いちいち1ヶ国づつ相手をするのも面倒だしな〜、確かにいい案だ…他にはあるか?」
零地 「他にはですね、『要塞都市ベルゼル』ですがあそこの士気は低くハーランド将軍寄りの住民や軍人が多かったのと、『ベルゼル』の地下には巨大空間が広がっておりそこに地下都市が築き上げられています。もし制圧する際には時間がかかると思われます」
山本総理 「…制圧するような事は起きないで欲しいが……他には?」
零地 「次はですね、現憲法九条になっている今、全ての都道府県に自衛隊の高校や防大などを建てた方がいいでしょう。そうしなければ日本を完全に守る事は出来ません」
山本総理 「…やはり君もそう思うか……」
零地 「はい、自衛隊の学校を一般的にしなければ今後もやっていけないでしょう。…話が変わりますが先程産業大臣が新しい島で資源を見つけたと言ってましたね?」
山本総理 「あぁそうなんだが…その島の開発.開拓をやってくれる会社が見つからないんだよ…やはり自衛隊でやるしか……」
零地 「その事はらご安心を、総理でもよ〜〜くご存知の会社がありますよ!」
山本総理 「………ありすぎて分からん……」
零地 「……『東北北海道産業社』です」
山本総理 「…そうか……確かあの会社は……頼んでみよう」
零地 「ありがとうございます!!……それと…その事なのですが…」
山本総理 「…なんだ?……」
零地 「その島を使って日本特別区域にしたらどうでしょか?」
山本総理 「その島を特別区域に…か……良いかもしれんな!その方が民間・文化的交流が出来るし、まだ受け入れ出来ていない魔導師達を受け入れれるしな!」
零地 「その方が国民への国外禁止の負担を和らげる事も出来ますし、言語解読も捗りますよ!」
山本総理 「確かにな、その方が後々助かる……零地君は自衛隊員なのに開拓者のようにも見えてきたな〜、君はどっちなんだ?」
零地 「どちらでもあります(笑)」
山本総理 「そうか(笑)…」
零地 「あと関係ない事なのですが」
山本総理 「なんだね?」
零地 「『ギルド』と言うのを調査したのですが、その報告をしたいので…」
山本総理 「あぁ構わん、言ってみたまえ」
零地 「はい、まずこの世界の各大陸には『ギルド』と言う組合?的なのが存在し、ギルド登録した人などが『依頼』を受け戦いその依頼を達成し報酬を得るというのになっております。そしてその『ギルド』はどこの国にも属しておらず、中立の立場にであり『ギルド』には独自の通貨が存在してあってそれが大陸共通貨になっているそうです。それで私は情報を効率良く得るためにギルドに入りました」
山本総理 「はぁ…入るのは別良いのだが、その『ギルド』は中立なんだろ?ならそのギルドを使って戦争を止められる事は出来るんじゃないか?」
零地 「それはやめておいたほうが良いです、『ギルド』の連中はそれで莫大な金を得て後は『戦争やめろ』と言う紙を送る事ぐらいしかしないようです」
山本総理 「………頼ることはやめておくか〜……あと独自の通貨を使ってるんだろ?どんな通貨だ?」
零地 「はい、これがギルド金で日本語に直すと『ゴイド』と言います」
山本総理 「ゴイド…確かベナウム王国の通貨は『テッペル』だったな、両方使えるのか…」
零地 「…今後侵入捜査などに必要になると思われます。現地に派遣し資金を得た方がよろしいかと…」
山本総理 「そうだな…考えておこう………それじゃあ君の連れを紹介してくれるかな?」
零地 「分かりました、七海!!入れてくれ!」
七海 「失礼します!…はい皆入って……」
エレー 「失礼します」←(礼儀が良い人)
マティナ 「失礼致します」←(礼儀が良い人)
ランデス 「こんにちは!」←(とりあえずいつも通りにあいさつする人)
ダナト 「は!…初めまして!!」←(1番緊張してる人)
ヴァルダ 「…」←(普通に頭を下げている)
自己紹介中…
山本総理 「そうか…皆零地君に助けられたのか……良くやったぞ零地!!」
零地 「やる事をやっただけです」
龍馬 「相変わらず自分に厳しいな〜」
七海 「(受け止めなさいよ〜…)」
山本総理 「なぁ?カロラス(エレー)…君?とエレグ(マティナ)君とミリンカ(ランデス)君の耳は本物かね?…あとヴァルダ君のその……羽のようなしっぽも?」
エレー 「はい、本物ですよ!」
マティナ 「エルフですから」
ランデス 「私は獣人の中の狼人族ですけどね」
ヴァルダ 「…」
山本総理 「その…聞きたい事があるのだが、エル……なんだ?あと狼人族?…とは何かね?」
零地 「(そこからか…)……えーとですね…エルフは外見だけなら耳を除いて人間とほとんど一緒ですが特徴は長い耳や特殊な魔法を使える所です。マティナは混血エルフで単純に人間か他種族とエルフのハーフですね。特徴は人間とエルフのいい所を掛け備えている所です。ランデスは獣人の中の狼人族と言う細かくした名前です。特徴は狼のような耳としっぽがあるって、それを使って戦ったりなどします。ヴァルダは羽人で今は羽を隠していますが、ちゃんと飛ぶ事が出来ます……こんな感じですかね?」
山本総理 「…大体分かった……所で皆若いが何歳なんだね?」
エレー 「17歳です」
マティナ 「18です」
ランデス 「15歳です!」
ダナト 「15歳だ!」
ヴァルダ 「……17…」
山本総理 「えっ!?」
龍馬 「はっ!?」
零地 「…私も最初はその反応でしたよ……」
七海 「私もです…(汗)」
山本総理 「……皆成人いってないのか…」
ランデス 「えっ?いってますよ?」
ダナト 「15になったばかりなんですけどねー…」
マティナ 「もうとっくに大人です」
エレー 「……日本じゃどこから成人なんですか?」
龍馬 「…20歳からだ」
エレー 「えっ!?」
マティナ 「えっ!?」
ランデス 「えっ!?」
ダナト 「はいっ!?」
ヴァルダ 「…」
零地 「……総理、この世界では一般的に15歳から成人なんです。我々からするとまだ子供ですが…」
山本総理 「…15からか〜……世界が違うし仕方ないな…ん?ちょっと待て、確か私が聞いた限りじゃ人間外種のほとんどは長命だと聞いたんだが成長的におかしくないか?」
零地 「あ〜ぁその事ですね、確かにエルフや獣人のような他種族は長命ですが、どの種族も子供の成長速度だけは人と一緒らしいんですよ」
山本総理 「そ…そうなのか……ならその辺の事は考えなくていいんだな?」
零地 「ですね、今後特殊地域での移住なので学校とかの年齢問題はありませんね」
龍馬 「……ん?…って事は15から結婚出来るって事か?…あと酒も?」
エレー 「はい…そうですけど……」
七海 「…嘘でしょ?」←(そこ聞いて無かった)
山本総理 「……そこら辺も考えとかないとな〜」
龍馬 「…マジか……」
山本総理 「ミリンカ(ランデス)君、君達が使ってる『魔法』を教えてくれるとありがたいんだが…良いかな?」
ランデス 「あっはい!!…えーと……まず魔法を使う事が出来るのは私のような魔導師・魔術師・魔女とかが使えるんす。後エレーちゃんとかのようなエルフとかの一部の種族とかも使えます」
山本総理 「ほ〜…じゃあミリンカ君はどれくらいの魔法が使えるのかな?」
龍馬 「あーあ…確かに聞きたい」
七海 「どれくらい使えるの?」
ランデス 「わ!…私は魔導師ですがまだなったばかりで使える魔法が少ないんです!!」
山本総理 「そ…それはすまない……」
龍馬 「すまん…」
七海 「なんか…ごめんね!…」
ランデス 「あっ!…す…すみません!!……つ…つい私…」
山本総理 「いや謝るのはこちらだよ……あと聞いてて気になったのがあるんだが、その『魔導師』と『魔術師』の違いって何なんだ?」
ランデス 「はい!!…あの『魔導師』と『魔術師』の違いはやる事です」
山本総理 「やる事とな?」
ランデス 「はい、あのまず『魔術師』は元からある魔法を組み合わせてそれを色んな事に使います。『魔導師』は自分で作った独立の魔法を使います。細かくするともっと居るんですが全部言うのは大変なのでこれだけにしときます。後『魔女』も説明しときますけど、『魔女』って女って着いてますけど実際は違くて、魔法が使えるのに教会などで登録せず勝手に使っている人達の事を言います。なので普通に男性の方もいますよ!」
山本総理 「なるほど…つまり『魔術師』は魔法のバリエーションを増やす人で、『魔導師』はオリジナルの魔法を作る発明家的なので、『魔女』は違法行為をしている人達の事を言うのか…」
龍馬 「…ランデス、この世界には魔法以外に魔術ってもんはあるのか?俺のイメージでは『魔導師』は教会と対立してて、魔術や魔法を使えるのが『魔術師』とかじゃないんだな?」
ランデス 「魔術はありますがあまり使っている人は少ないです。それと魔導師は昔教会と対立してたみたいですが今では時代が変わって全く違いますよ」
龍馬 「ほ〜ん…」
山本総理 「そういえばカロラス君は零地君の話いわくこの世界の事を良く知っているようだが、我々に事細かく教えてくれるかな?」
エレー 「…あの……どこからどこまでですか?…」
山本総理 「あぁそうか…なんか皆が知っている常識的なので構わん」
龍馬 「…ならランデスから聞いた古代帝王国でいいんじゃないか?」
零地 「確かにな、俺もちゃんとは聞いてなかったし」
エレー 「そうですね!私達の世界の一般的な常識は知っていた方がいいと思いますし!」
山本総理 「じゃあそれを話してくれ」
エレー 「はい!古代帝王国と言うのは…」
11話②に続く…
〘報告〙
今回『魔導師』と『魔術師』の違いを出しましたが、自分は魔法に関して疎いので納得出来ない所があると思いますが優しい目でお願いしますm(_ _)m