9話 エレーの危機
《注意》
この小説はあらゆる民族・国家・戦争・宗教・主義・思想を陥れる意図はありません。
非難するような事があると思いますが、全てストーリーに関するものなので、広い心で見てくれたら幸いです。
この作品はキャラクターが多く登場するのと、社会系.軍事系の単語などの名前が出て来ますが、キャラ名は基本シンプルか覚えやすそうな名前にします。
社会.軍事の物は後書きで分からない人や、初心者向けに大まかな簡単説明をいたしますのでもうとっくに知っている人は見なくて構いません。
後よく誤射します
この小説は基本終わりがありません。思い付く限り書く感じなのでそこのとこよろしくお願いいたしますm(_ _)m
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《《誰かの為にかけ戦える者ほど偉大な者はいない》》
『とある軍人』より
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零地達は町の近くに現れた盗賊にエレーが連れ去られてしまい、クーガーJの前でどう助けるか考えていた……
ダナト 「け…けどどうする?盗賊って大体大人数で動いているんだろ?こっちはたったの5人だけだ!!」
マティナ 「だとしてもエレー様を見捨てる訳には…」
ランデス 「説得するのはどうですか?そうすれば戦わずに…」
ダナト 「無理だよ!!抵抗出来ない人達を襲う連中だぞ!?話し合いなんて出来ないに決まってる!」
零地 「大体賊共は話を聞くような奴らじゃないからな……ヴァルダ、上空から探し出せるか?」
ヴァルダ 「…」(1回頷く)
零地 「よし、じゃあヴァルダは空から探せ、俺らは地上からだ」
ダナト 「けどどうする?今から行っても夕暮れになるぞ?」
ランデス 「場合によっては夜になりますよ!」
マティナ 「そんな事考えてる場合じゃないだろ!!早く助けに!!」
零地 「皆落ちまずは着け!!焦ったら元も子も無い!!……ヴァルダこれを持っとけ」(無線機を渡す)
ヴァルダ 「…」
零地 「…こいつの使い方を教えるからよく聞いとけ……」
無線機の使い方を教え中…
ヴァルダ 「……分かった…」
ヴァルダは無線機の使い方を教えてもらうとすぐさま飛んで行き、それに続いで零地達も
零地 「俺らも急ごう!!全員クーガーに乗れ!!」
ダナト 「あぁ!!」
ランデス 「はい!!」
マティナ 「分かりました!!」
一方その盗賊団のキャンプ地では…
盗賊① 「頭!!連れてきました!」
盗賊リーダー 「遅い!!お前ら何処で何をしていたんだ!!
盗賊① 「すみません、道に迷ってしまって…」
盗賊リーダー 「そんなのいい!!早くエレーちゃんを袋から出せ!!」
盗賊① 「は…はい!!」
そして雑に袋から出され…
エレー 「うわぁ!!…うっ……こ…ここは?」
盗賊リーダー「お前ら!!もっと慎重に出来ないのか!?………やっと会えたよ〜エレーちゃ〜ん、色んな所を転々と移動してたから見つけるのに大変だったよ〜」
エレー 「あなた誰?……………も!もしかして!?…あの時の!!」
盗賊リーダー 「お!?覚えててくれたんだな〜さすがエレーちゃんだ〜」
エレー 「あの時助けたあなたが盗賊のリーダーだったなんて……」
盗賊リーダー 「あの時助けてもらった事は感謝してるよ〜」
エレー 「…だったらどうしてこんな事したの?」
盗賊リーダー 「どうしてだって?そんなの決まってるだろ〜、エレーちゃんを俺の嫁にする為に連れて来たんだからな〜!」
エレー 「えっ?!………それ…どうゆう…」
盗賊リーダー 「だ・か・ら、エレーちゃんは俺様の『嫁』になるんだよ!!」
エレー 「えっ?!………嘘…いや…あんたみたいな奴の物になるなんていや!!近寄らないで!!気持ち悪い!!この縄を解いてー!!」
盗賊リーダー 「嫌でも俺様の事を好きになるさ〜〜それまで時間有るした〜〜〜〜〜〜〜っぷり楽しもうな〜〜?俺様にメロメロになったらいつでもその縄を解いてやるよ〜〜」
そう言っても盗賊リーダーはエレーを持ち上げテントへと歩き始めた
エレー 「い!いや!!やめて!!離して!!いやーーー!!」
盗賊リーダー 「そんな暴れんなって〜、すぐに俺様のことが好きで好きでたまらなくなるさ〜」
エレー 「(いや!!こんな奴に!!…誰か…助けて……助けて…皆……みん…な…………みん……な……………れい…じ…さん………助けてよ………零地…さん…)」
そう思い込んでいた瞬間、森の奥から誰も(エレー以外)聞いた事のない唸り声のような物が聞こえてきて、その場に居る盗賊達は驚き警戒しだした
盗賊① 「なんだ?…この音?」
盗賊② 「森の奥から聞こえてくるぞ!!」
盗賊③ 「音が近ずいてる…こっちに向かって来るぞ!!」
エレー 「この音……零地さん!!」
盗賊リーダー 「んぁ?レイジ…」
盗賊達がアタフタしてると森の中から光が差し込んできて、盗賊達が気付いた瞬間クーガーJが飛び出してきて急ブレーキをし、その場で大きく回転し左側面を見せるように止まった
盗賊リーダー 「…なんだありゃ?見た事ない馬車だな…」
そしてクーガーJから零地が降りてきて盗賊リーダーへと歩き始め…
盗賊① 「……おいおいてめぇ…何しにここへ来た?」
盗賊② 「俺達がどんな奴らなのか知ってんのか?」
零地 「…エレーを返してもらう……」
盗賊① 「はぁ〜あ?まだそんな事行ってんのかよ!!おめぇバカか?」
盗賊② 「そんな事言ってるとひで〜めにあうぞ?」
エレー 「零地さん!!…助けて下さい!!……私こんな奴の物なんかになりたくないです!!」
零地 「……エレーはああ言ってるぞ?…返せ…」
盗賊リーダー 「オメェ自分の置かれてる立場分かってないようだな〜……テメェら!!そいつを殺っちまえ!!」
盗賊① 「おらーー!!」
盗賊② 「死ねーーー!!」
盗賊①②が零地に襲いかかろうとした瞬間、2回の銃声が鳴り響いた
(銃撃音)
ドドォ!!ーーン……
盗賊① 「ぐぁーーーーーーーーー!!腹が!!腹がーー!!…」
盗賊② 「ぬぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!ガァハ!!あァァァァァァァ!!」
盗賊リーダー 「い…今のは!!…」
零地は両手に2丁の拳銃を持ち、盗賊のリーダーに向かってゆっくりと歩き始め喋り始めた
零地 「おい!!盗賊の頭野郎!!お前にもう一度言う、エレーを返せ!!さもないと……」
そう言い零地は足下で撃たれ苦しんでいる盗賊①②の頭に銃を向け同時に撃ち殺した
(銃撃音)
ドドォ!!ーーン……
盗賊リーダー 「!?………オメェら何もたついてるんだ!!奴はたった1人だぞ!!数で襲い……」
零地 「1人で…来るわけないだろ?」
盗賊リーダー 「なに!?」
すると隠れていたマティナとダナトが盗賊目掛けて…
マティナ&ダナト 「ハァァァァァァァァァア!!」
盗賊③ 「ぐぁあ!!」
盗賊弓兵④ 「クソ!!こいつをくら…」
(矢が飛んでくる音)
シューーン!!
盗賊弓兵④ 「…グハ!!」
ヴァルダ 「…」(弓を構えてる)
盗賊リーダー 「クソ…おいそこの二人!!馬車をだぜ、逃げるぞ!!」
盗賊⑤⑥ 「へ…へい!」
盗賊リーダーが馬車で逃げようとすると、森の奥の方で赤く眩しく光る魔法陣が現れ、火の玉出てきて勢いよく飛んできて馬車と盗賊達に当たり馬車は燃えそして…
盗賊⑤ 「ウヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮ!!」
盗賊⑥ 「アアアアア!!かっ!!母ちゃーーーーん!!」
盗賊リーダー 「何!!コッチからも来てたのか!!!!」
盗賊リーダーは逃げ足を失い戸惑ってると後ろから銃弾が飛んできて頭の背中に当たり頭はその場で倒れ込んだ
盗賊リーダー 「グァァァァァァァァァァァァァ!!(バタン)…」
エレー 「キャ!!(バタ!!)」
盗賊リーダーが倒れると担がれてたエレーも一緒に地面に倒れ、すぐに零地がエレーの元に行き確認をした
零地 「エレー!!無事か?今縄を切ってやる!」
エレー 「…ありがとうございます。助けてくれて……」
零地 「礼は後だ…」
マティナ 「エレー様!!ご無事ですか!?」
ランデス 「エレーさん大丈夫ですかー!?」
ダナト 「怪我してないか!?」
エレー 「うん大丈夫…それよりあいつを早く!!…」
ダナト 「心配すんなよエレー、零地さんを見てろ…」
エレー 「見てろって……えっ?零地さん?」
エレーが見た時には零地はまるで何かに取り憑かれたかのようにゆっくりと盗賊の下っ端にむかい歩いており、零地が盗賊リーダーに
零地 「…おい頭……お前、ちゃんと見てろよ?…」
盗賊リーダー 「グゥゥ……?」
零地はそう言うと瀕死状態の下っ端盗賊達に銃を向け…
盗賊⑦ 「!?…よ…よせ…助けてk!! 」
ドォ!!ーーン
盗賊⑦ 「グァハ!!……」
盗賊⑧ 「は!!…やめろ!!こっちに!!」
ドォ!!ーーン…
盗賊⑧「ガハ…」
盗賊⑨ 「い…命だけは!!…」
ドォ!!ーーン…
盗賊⑨ 「ダァァ…」
零地 「フッ…どいつもこいつも…だらしねぇな〜」
盗賊⑩ 「!!…も…もう良いだろ!!…だからもう!!」
零地 「…どうやらお前らはなんにも分かって無いようだから教えてやる!!いいか?人を殺し分な、自分に帰ってくるんだよ!……それは善悪関係ない、それを覚悟し人を殺す……そんな覚悟さえ出来てなく人を殺したいように殺し、自分がその立場になると命乞いをする!!そんな奴らは武器を持って人を殺す資格は無い!!」
盗賊⑩ 「!……や…やめろ!!」
ドォ!!ーーン
盗賊⑩ 「グォァ…」
そして頭の方へ歩き出し
零地 「あとお前らのような奴らを野ばらしにするような事は出来ん…」
盗賊リーダー 「よ…よしてくれ!!……か…金でも何でもやる!!…だから命だけは!!」
零地 「あぁそうか…じゃあ1つ…」
盗賊リーダー 「な!…なんだ!?…」
零地 「…お前の最後の言葉を聞きたい……」
盗賊リーダー 「な!?…なんだと!!…」
零地 「そうか」
ドォ!!ーーン………
エレー達 「…(唖然)」
ダナト 「………こうなるとは思ってもなかった(焦)」
零地 「……エレー大丈夫か?手伝う…ほら…」
そうすると零地はエレーを横抱き(お姫様抱っこ)をし…
エレー 「きゃ!!………あの…1人で歩けるけますけど…」
零地 「無理すんな…」
エレーを車(クーガーJ)に乗せ町の宿へと向かい、その移動している間…
(移動中の会話)
エレー 「皆…助けてくれてありがとう…」
マティナ 「良いんです…私はエレー様の為にならなんでもやりますから…」
ランデス 「エレーさんが無事でほんとーーに良かったです!」
ダナト 「俺らのおかげでじゃなくて零地さんのおかげだからな!」
零地 「……俺が見てなかったからこうなっちまったんだ…責任持ってやらなきゃな」
エレー 「…ありがとう……」
宿に着きエレーを部屋に連れて行きエレーをベットへと寝かせ
零地 「それじゃあゆっくり休め…ほら皆も行くぞ…」
エレー 「あっ…皆残って…話したい事があるから……零地さんは部屋に戻ってていいよ…」
零地 「そうか…じゃあ俺は部屋に戻ってる、お休み…」
エレー 「えぇおやすみなさい…」
ダナト 「……それで話って?…」
エレー 「実は…」
翌日、零地は出発する準備を整えていて、今出発しようとしていた
零地 「これで…良し…あとは皆にあいさつをしないとな…ん?おぉ皆!!どうした?深刻な顔して…そんな顔で出向かされるのはいやなんだが…」
エレー 「零地さん!!話があるんです!!」
零地 「ん?なんだ?」
ダナト 「俺ら零地さんと会ってからちゃんとした戦いが出来るようになりました!!」
零地 「お…おう……そうなら嬉しいが…」
ランデス 「それで私達決めたんです!!」
零地 「なにをだ?」
マティナ 「零地殿について行ってもよろしいですか!?」
零地 「えっ!?…俺に?!」
ランデス 「零地さんと一緒なら何も怖くなんかないんです!!」
ダナト 「本当に弱い俺達を強くしてくれた零地さんについて行きたいんだ!!」
エレー 「零地さんと居るととっても楽しいんです!!」
4人 「お願いします!!」
ヴァルダ 「……」
零地 「…………良し…分かった!!着いてこい!!お前らの面倒まとめて見てやるよ!!」
エレー 「本当!!」
マティナ 「本当ですか!!」
ダナト 「本当に!!」
ランデス 「いいんですか!!」
ヴァルダ 「…」
零地 「あぁそうだ!!頼まれたんだしな!!……あと俺に着いてきたいって言ったよな?」
エレー 「えぇ言ったけど?…」
零地 「ということは、俺がリーダーって事で良いんだよな?エレーはそれで良いのか?」
エレー 「えぇそう、あなたの方がリーダーに向いてるし!!」
ダナト 「誰も文句は言わない!」
マティナ 「エレー様がそういうのであるなら私は構わない」
ランデス 「これからよろしくお願いします!」
ヴァルダ 「…」(少し微笑んでる)
零地 「良し、じゃあ皆荷物はあるな?乗れ!!急がないといけないんだ!」
エレー 「よ〜し!!しゅぱーつ!!」
零地は一時的に共にしてたエレー達とちゃんとした仲間になり、これから大冒険をしていくのであった。
一方その頃日本総理官邸では…
諜報機関員 「総理…ベナウム王国の軍港街『マーティア』での上空写真ですが…」
山本総理 「なんだこれは…船が集結してるぞ!」
神正防衛大臣 「総理…これは時間の問題です。有余はありません…」
山本総理 「…もし戦ったとして勝てるか?」
神正防衛大臣 「えぇ勝てます、100%の確率で」
山本総理 「そうか…ではそっちの事は任せるよ。それで……確か明日は零地君が帰って来る日だったかね?」
秘書 「えぇ、零地殿達を護衛艦ひゅうがで一時帰還と同時にアルディア諸島国のハーランド将軍を乗せて会談を行います」
山本総理 「確かハーランド将軍が会談してる合間に零地君達が国会に立って国民に直接伝えるんだったな……仕事が重なったな〜…国会での話が終わった後で零地君と直接話がしたい、準備しとくように」
秘書 「はい山本総理」
山本総理 「……ついに…戦争か…」
神正防衛大臣 「……なって欲しくはありませんでしたね…」
山本総理 「……先人達よ………申し訳ない……」
ご報告
今更ですが、《注意書き》を追加したのとキャラ紹介文・一 二話の中身を影響無い位に変更致しました。あと変更致します…
後皆さん、9話まで来て思っている人も居ると思いますが、『戦争はまだなのか!!』って言う人が居るかも知れません、安心してください!!ちゃんとやりますよ!!(安〇風)……なので後…5話ぐらい待って下さいよろしくお願いします!!




