表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツイン・タクト (外部世界の不思議な物語)  作者: スラ君
第三章 転移 魔人族の国、獣人族の国
98/144

098話 乙女達の語らい⑦温泉秘話前編

閑話的な話しですが、作中では彼女達の心情が余り描かれていませんので、時折り今後はエピソードを挟んで、深めたいと思います。本文の補足的な部分も多少有りますが、読み飛ばしても問題は有りませんから、ご自由にお楽しみ下さい。

未だタクトが魔の国へ拉致される前の、とある日の深夜、謎の場所で・・・


ガラガラ・・・ガラガラ、ピシャン!赤いハイヒールを履いて、キリッとした赤淵眼鏡、ややふっくらとした体型を、見事に際立たせるが縦縞なので、痩せて見えるグレーのタイトスーツ、やや丈上のミニから見える脚線美、お尻をフリフリ壇上に上がると・・・


起立(きり~つ)!礼!着席(ちゃくせ~き)「はぁ~い♪注目(ちゅうも~く)だわさ!第十八回スライム状態でも、如何に楽しむかの学級会を始めるよ~ん♪」「今日もなのスラ?」「今日もだわさ」「ゲボはチョットもたれ気味です」


非難めいた発言でややお冠のスラが「何よ、何か文句ある?」「だって最近不毛な議論が多すぎるとお姉さん思うわ」「ゲボもです」「お黙り!何故今日はみんなにセーラー服を着用させていると思うんだわさ」「そう言えば未だ、訳を聞いていなかったわね」「まさしく・・・」


其処で学生服を着たタクトがニコニコと笑いながら「早瀬姉ちゃんは、学園ドラマ風で今日は楽しみたい、とそう言う趣向らしいんだよ」「成る程、スラらしい考えだわね、お姉さん呆れた」「ゲボは少し楽しいです」「と言う訳で、今日から学園ドラマ編に突入するだわさ」「何が始まるのか楽しみだよ」


タクトの発言でニコリと笑う、先生役のスラが「学級委員長」「はい先生」「良い挨拶だったわさ、先ず規律から正すわよ」「はい先生」タクトはノリノリで芝居に付き合う気だ。


スラもノリノリで「副学級委員長」「はい、スラ様」「様は要らないからね様は、それではアイ子君」「はい、先生」「宜しい♪」「今日のホームルームでは、最近此のアタシ、先生が蔑ろにされている?と言う点に付いて話し会いたいだわさ」


驚く全員だったがタクトは「はい先生!」「何ですかタクト君」「蔑ろとは、どう言う意味なんでしょうか?」「みんなが先生を小馬鹿にして、敬意の欠片も無い事だわさ」「だってスラはバカだもんね、お姉さんは、迚もじゃ無いけど敬意なんて払えないわ、高く付くし・・・」「ゲボも同意です」「私は尊敬しております」


この後、ミウねえとゲボは「だって無謀だし、欲望に忠実だし、阿呆だし」「強引ですし、理不尽ですし、バカですし」などなど、暫くスラへの悪口雑言が続いた。


タクトはその様子を微笑ましく聞きながら一応の弁護をする「楽しい人だからね、早瀬姉ちゃんは・・・」スラは悪口を聞かなかった事にする腹で、無視を決め込み「はい其処!早瀬姉ちゃんでは無く先生です」話しを進める事にした。


タクトは更にノリノリで「あ!ご免早瀬先生」「早瀬先生・・・あぁ何て良い響きだわさ」「感動に浸ってないで、早く先を話し無さいよ、お姉さんもう帰るわよ」「あ!ご免ご免」


一旦は頭を下げたスラだったが、思い出した様に「違う!勝手に早退なんて校則違反だわさ」「だったら早く進めなさいよ」「だから序列を正して規則正しい命令系統を確立するのだわさ」「序列?だったらお姉さんが一番シッカリとしているし、人望もあるから序列一位で決まりね」「いやゲボです。一番真面目ですから、ゲボこそが一位に成るべきです」


イラと来たスラは「何をとち狂った物言いなのさ?勿論此のアタシが一位だわさ、そのアタシが蔑ろにされて居るのが問題なのだわさ、理解出来た?」「お姉さん、サッパリ理解出来無いわよ、どこをどう考えれば、スラが一位なのよ?」「ゲボも同意です」「其処!勝手に発言しない」指し棒を二人に向けて机を二回パンパンと小気味良くリズミカルに叩く・・・


タクトは笑いを堪えながら「何時も賑やかだよね」「はいタクト君、私もそう思います」「アイ子姉ちゃんが一番冷静だよ」「あら嬉しい事を・・・お上手ですね、ウフ♡」「其処の二人も五月蠅い!黙って話しを聞きなさいよ」「はぁ~い先生」「宜しい」満足そうにスラは頷く・・・


タクトは仲介者的な発言をする「先生、みんな早瀬さんである訳だから、根本的に序列は無いのでは無いのですか?」「そうだわよ、お姉さん賛成、それに今日まで序列なんてアンタひと言も言わなかったわ」「そうですね、ゲボもそう思います」


「いやアンタはアタシとのバトルで、決着が付いているでしょ」「過去の事です」


ノリと流れで此処迄きたスラは「それは・・・」雰囲気でこんな話題を出しただけだわさ、余り考えていなかったのだわさよ・・・


何となく全員がスラの態度で察して〔お姉ちゃん墓穴を掘ってるな~〕〔日頃から何も考えていないからこうなるのよ、お姉さんは助けて上げない〕〔チョットいい気味です〕「はい、先生」「何ですか副委員長のアイ子君」「誰に決めても文句が出ると判断致します。なので此処はタクト君を序列一位に推薦します♡」ガーン!三人が三人共に考えてもいなかった盲点をアイ子に突かれた・・・


だがしかし、タクトは驚いて「僕なんか全然役不足だよ、僕はアイ子お姉ちゃんを推薦するね」「あら嬉しい事を・・・有り難うタクト君」妙に仲の良い二人を見て嫉妬する三人は「アイ子を推す位ならタクト君で良いわさ」「お姉さんも賛成よ」「ゲボもです」


アイ子の作戦勝ちだった。不毛な議論を終わらせる為、敢えてタクトを推薦したのだが、此処迄上手く行くとは思っていなかった「それでは満場一致で序列一位は、タクト君と言う事で宜しいですか?」アイ子が念押しすると「異議なぁ~し」三人から拍手が巻き起こる・・・


三人からハモる様に賛同意見が出ると、勢い込んでスラは「それでは二位を決めるだわさ!」「もう、勘弁してよ・・・」残りの四人が唱和してハモった。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ディアナと双子姉妹の旅が始まってから直ぐの頃、プティマの使節団とすれ違った後のお話し・・・


突然、スライムが現れた!ディアナと双子は咄嗟に戦闘モードへと移行する・・・


選択肢は少なくたったの二つだ!①戦う②逃げる・・・①を選択ポチッとな・・・


勿論ディアナは戦うを選択したが「スラなのかい」カムセラが問い質すと、徐々に変形して早瀬モードに変わるスラが「当たりぃ~♪」「本物だよ姉様」「分体じゃ無いのか、だったら緊急の話しだね」「ぶっぶー♪はずれぇ~だね」


警戒を解いたディアナ達三人は、街道を進みながらも何の話しかは不明だが、来た以上は何か話がある筈と、スラが話し始める事を歩きながら待っている・・・


胃袋収納から取り出した発信器を手渡して「此でご主人様を呼び出せるからね」と言いながらカムセラに預けると、ラプトルに変化してスラは脱兎の如く走り出す。


慌てたカムセラは「チョット、オイチョット待ってよ!此の使い方を話して無いてば」土煙を上げながら引き返して来ると「いやメンゴ、メンゴ♪スッカリ忘れてたわさ」「アンタねぇ~いい加減にしなさいよ」アムセラもこの態度にはややお冠で「アタシ達を揶揄って面白い?面白いのかなぁ?」


再び早瀬モードに変身しているスラは「此の臍みたいな所を押すと、ご主人様に用事があるよぉ~んと知らせる訳よ、此が転移マークの代わりでもあるから手が空いていたら直ぐにでも飛んでくる筈だわさ、だけど敵に奪われないでよね、敵が呼び出せば万が一迄は無くても危ない事に変わり無いから・・・」


話しを聞いて便利だなとは思ったが「緊急の時だけかい?」「一度だけなら緊急、二度連続で押せば用事だね」「簡単な用事でも良いのかい?」カムセラが問うと、スラはディアナ達の痛んだ髪の毛を見て「お風呂に入りたぁ~い!何て話しもありだからね、そう言って置いてくれと、ご主人様から伝言を頼まれたわさ」


聞いた途端に喜んだカムセラとアムセラの二人は「今夜にでも早速頼みたいから、拓斗君、いや拓斗様に宜しく言って置いてよ」話し振りにも喜びが出ている二人の様子に満足したスラは「あいよぉー♪サラバじゃ!」再びラプトルに変身すると、今度は韋駄天の如く駈け出した。


因みにこの二組の距離は、然程離れてはいないのである・・・


見送る二人とは対照的にディアナは「チェ、二人には良い話しなの、良いな良いな二人共・・・」「ディアちゃん、アンタも少しは素直に成りなさいよ」「そうだよディアちゃん、姉様の言う通りだね」「だってぇ・・・」「何を拘って居るのよ、もう送り返す気なら疾っくにやっているわ」「確かに」


内に秘めたディアナには、何か手柄を立ててからじゃ無いと、迷宮の事があるから顔向け出来ないじゃ無い・・・などと思って居たので「ディアが格好良く、颯爽と兄様のピンチに駆け付けて、助けてからじゃ無いと、今は合わせる顔が無いと思うなの、それに勝手したし・・・」「あ、それね」「そう何だ・・・」


だがしかし、カムセラは「そんな事よりは拓斗君の前で、素直に成りさえすれば、可愛がってくれるわよ、ねえアムセラ」「そうだね姉様、チョット可愛げが無いよディアちゃんは・・・」「だってぇ・・・だって一度失敗しているからディア怖いのなの、それに送り返されるかも知れないし・・・」


こうなるとディアナは頑固で、二人が何を言っても言い訳ばかりをしだすのだ。


仕方無く拓斗の好意を暫くの間は断り、二人はディアナに付き合って水浴びだけで我慢する事にした。


だがジャッカ領に入り、イヨイヨ明日には街だと言う頃、夕方に突然拓斗が現れて有無を言わさず三人を秘湯温泉フレアへと拉致した。


ミウが洗い場でディアナに対して「アンタねぇ、分かってるの?」「何の話しかな?ミウお姉様」やや惚けて返事をすると「こんなに胸がデカく成ったんだから、少しは大人に成りなさいよ、お・と・な・に・ね」「分かっているのなの・・・」


未だ8歳では仕方無いかと、周りは考えているのだがディアナには通じない・・・


其処へスラが早瀬モードで現れて「業務連絡だわさ」カムセラとアムセラ、そしてディアナに向かって「アンタ達三人はジャッカに立ち寄る事を禁ずるだわさ、足りない物資などは此方で段取りをするので、各自の持ち物を確認して申告する事」


アムセラが手を挙げると「はい、アムセラちゃん、質問をどうぞ」「ジャッカ領は敵地だからなの?」「そう言う事だわさ、ご主人様はアンタ達の事を心配しているのよ、お解り?」ディアナをチラリと見て(三人と言うよりはディアちゃんの事をだね)その後アンウンの呼吸で二人は納得した。


その日は温泉広場でバーベキューをしながら、今後の方針を話し合い、スラ分体の高性能なものをディアナ達に付ける話しと成った。


この日以降は毎日夕方には拓斗が迎えに来て、ディアナ達の野営地に送迎するのが日課と成るのだが、相変わらず素直に話す事が出来無いディアナだけが、みんなと浮いた感じに成って行く・・・


拓斗がディアナへと話す「俺達は殆ど毎日ステラ村へと帰っているんだ。ディアは父さんや母さんに会いたくは無いのか?」などと尋ねたのだが、ディアナは俯いて「いいのなの・・・」


言葉少なに拒絶されたが、大人の拓斗は「そうか、今は仕方無いが何時でもお前が帰りたくなったら言えよ」優しく告げて別れるのも日課と成った。


もう既に冬の寒さが堪える夜間に初雪が降り、此れから長い冬と成る・・・二人の雪解けも未だ先の話と成りそうだった。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

本シリーズは短編が主ですが、今回は少し長めの話しです。温泉秘話前編


子供達が旅に出た頃から最近は、何時も拓斗達の帰りを待っているリズとムウが、お風呂セットを抱えているのだが・・・


食事を済ませて話しながら待っていると、拓斗が現れてフレア温泉へと転移をした「あら、今日はディアちゃんも一緒なのね」「はいムウさん、元いマム、今日から風呂には毎日連れて来る積もりですよ」リズは「拓斗、あの子家には帰らないのかい?」「どうやら雷が怖いらしく、それでね・・・」


事情を察した二人は「まぁ良いさね」「そうね、反抗期だから仕方無いかな」


先に入るのを遠慮して、待っていたミウとセラ、ポコとお付きの双子、やや罰が悪そうなディアナは、後から来た拓斗達に自分が話題と成っている事が不満らしく、ものを言わないのだが「何だろうね?この子は全く・・・」やや呆れ気味のリズが引っ張る様に風呂場へと入ると、ムウを初め全員が脱衣場へ向かった。


元々迷宮は夜間でもそれなりに明るいのだが、最近は夜間でも入れる様にフレアが頼み、リリプシャン達が集めてきた明る草を虹色で発光させて、纏めた物を所々に配置しているので、妙に幻想的な露天風呂に成っているのが何とも言えず、此が又良いのだ・・・


待たせて居たガッチャと何故かムウ達と待って居たゴランとで入ると「此処は何時来ても良いよな」「全く同感ですよゴラン兄さん」「そやね、同感ですわ」各々が温泉を楽しんでいた。


拓斗達が行き来している事は、一応機密事項なのでクランの大風呂には入れない、其処で最近は、毎日フレア温泉に来る様に成ったのだが、身内が一番喜んで一緒に来るパターンが増えている・・・賑やかに成る事はフレアも内心で嬉しいのだが、拓斗達以外の人が多い時には、隠れて居る頻度が高いのだ。


特にロボスに対しては、大人バージョンで対面した手前、子供の姿を隠すのだ。


その様な訳で、何時もは拓斗達と一緒に入っていたフレアも、今日は女風呂の方で楽しんでいる模様だ「ジャジャーン♪」幼児体型のフレアが此れでもかと踏ん反り返り、両手を腰に当てた姿で鳴り物入り?元い、口で喧しく効果音を演出、派手に登場してミウ達の前に現れる・・・


セラが楽しそうな雰囲気を察して「フレアちゃん、今日はご機嫌スね」「此れから毎日、暫くは来るって拓斗から聞いたからさ、此処の温泉も様変わりしないと飽きられるでしょ?」「え!そんな事無いスよ、身体洗って疲れを癒やせれば十分ス」「十分ね」「十分さね」「十分だわよ」


ガクリと膝を着き、フレアとしては意外な言葉にたじろいだが、不撓不屈ふとうふくつの精神で持ち直し、立ち上がって周りの話しをアッサリ無視すると「実はぁ!ねぇ・・・」


実はぁ!迄は勢いが良かったのだが、周りの雰囲気は此また反応が薄く、イヨイヨ拗ねそうな雰囲気に成った頃「一体、何を変えたのだわさ?」早瀬モードのスラが察して、話しの呼び水をフレアに向けたのだ。


此が後に彼女達全員が驚く事に成る、秘境温泉ツアーの始まりだったのだ・・・


自分が思って居たよりも反応が薄い状態にやや凹んだフレアは、とある場所を静に指差して「彼処を昨日改装したの・・・」可成り元気が無かったのだが、忖度したスラは子供をあやす様に振り向いている隙に手振りでみんなを煽った。


人の良い他の者達も同調して「おぉ――――――凄い!」などと歓声が上る・・・


以前から掛け流したお湯と、洗い場から排出した物は、横の小川を経由して川へと流れ出すのだが、反対側にある滝の様に落ちるお湯の注ぎ口、その向こうで密かに入口を作ったフレアは「ささ、此処から入ってよ」言われる迄は、お湯の滝で全く入口が分からなかった。


そんな状態では歓声が出る事など普通はあり得ないのだが、スラの演出に随分気を良くしたフレアは「どうよ、どうよ、凄いしょ♪」子供はこの程度の事でも機嫌が直る・・・未だ見ぬ入口にお調子者のセラが、滝の中に首を突っ込んで確認すると振り返って「空洞があるスよ、入ってみるス」お気楽な一番槍の勇者だった。


フレアが慌てて「待ってよ、アタシがチャンと案内するわ」次々と入って行く裸の少女と成人女性達、此処のお風呂で毎日お世話に成るのなら、フレアの機嫌くらい多少はとって置かないと、などと甘く舐めて各々が考えながら付き合う気に成った者から順次入って行く・・・


のんびりと浸かっているリズとムウを見てミウが「母さん達来ないの?」「あぁ、そうだね、アンタら若い人達で楽しんで来なよ、アタシはもう湯中ゆあたりしそうだよ、もう暫くしたら湯冷めしない様にして、外で待って居るさね」


リズがその様に告げるとムウも「アタシも遠慮するかね、後で話しを聞かせてよ、今度は長く浸かる前に行かせて貰うからさ」リズが行くなら行く気満々だったムウなのだが、長年培った女の友情を取った模様で、この判断が後に功を奏する・・・


「分かったわ母さん達、アタシは行くけど余り期待してないのよ、フレアには悪いけどね」少し娘の態度に微笑んだムウは「まぁそう言わずに楽しんで来なさいよ」チョット大人げない言い方だったかな?やや反省しながらミウは「それじゃ行って来るわ」


二人を残してミウが滝を潜ると「お母さん達はぁ?」ディアナが問うので「逆上のぼせそうだから先に上がるって言ってたわよ」「そうなの・・・」フレアも残念そうに「屹度驚くのに残念ね」「次の機会に入るって言ってたわ」フレアは今度は喜んで「そう、そぉよね、それ迄にはもっと楽しんで貰える様にしなくっちゃぁ、さぁ~頑張るわよぉ~!」などと言って燃えていた。


入った滝の裏はやや広い空洞で、中にはセラとポコ、ディアナと一緒にカムセラとアムセラ、スラ達三人が人型モードで待機していた「この先はもう真っ暗ス、奥の方は何にも見えないスよフレアちゃん?」「昨日今日では未だヒカリ苔は繁殖していないのよ、もう幾日か過ぎれば問題も無くなるけど、今日の所はアタシの魔法で我慢してよ」フレアは人数分のライト魔法を出して辺りを照らし出す。


磨き尽くされた足元では、絶えず滝のお湯がふんだんに流れ込み、細く成る出口に向かえば向かう程、お湯のかさも増して足首辺り迄を濡らす「チョット低いスよねフレアちゃん」「あ!アタシの背丈に合わせて仕舞った・・・これ失敗だわ」やや悄気てる姿にセラは気も良く「大丈夫スよ、こうして潜れば・・・アレ?」


足から入って頭を下げるセラは、その儘お湯の成分でぬめった床を滑り出した。


「アレェェェェェェェェェェエ!(エがイレブン突破!)これ何なんスかぁ~?」最後の方は声も遠く霞んで聞こえ辛いが、セラはもう諦めてその身を任せた。


一瞬たじろだカムセラとアムセラは「どうする?」「どうしょうか姉様?」二人が相談を始めると、悪乗りしたスラは早瀬モードで「此処まで来たら女は度胸よぉ~覚悟決めちゃえ~♪」二人一緒に押し込んだ。


ポコとミウは瞬時にスラから離れたが、後ろに居たミウねえとゲボが、念話でスラから命令された模様で、その場のノリも手伝い、二人を一人ずつ抱えて四人一緒で滑り出す。


残ったスラとディアナも「滑り台?」「ウォータースライダーだわさ」スラが浮き輪の如く変身すると、ディアナを乗せてクルクル回りながら滑り出した。


フッフッフ・・・不敵に笑うフレアは「このチューブ状の形態は、通常の仕様なのよ、さっきは誤魔化したけど、さあ此れからが本番、アタシも楽しむわよぉ~!」などと言いながら後を追って行くフレアは、既に小悪魔モードだった。


滑り出した一同の運命や如何に?続は年明けを待っての投稿じゃ―――ぁ!アレ?

拙作ですが楽しんで頂ければ幸いです。次回の更新予定は12月23日です。


何故か調子に乗って仕舞って後半のエピソードは打ち切れずに分かれました。

続編は年明けに成る予定なので、読者諸氏にはお詫び申し上げます。 作者拝


細かな部分の言い回しやその他で気が付いた間違い等を随時訂正しています。


乙女達の語らいシリーズは、本文の合間に少しずつ紹介したいと思いますが、不定期ですのでシリーズ次回作の投稿予告は致しません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ