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ツイン・タクト (外部世界の不思議な物語)  作者: スラ君
第二章 ステラ村の攻防
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076話 オーク・ディザスター其の三

今頃は戦闘中なのにタクトが何故かステラ村でその姿を現した。それは一体・・・

綺麗だった夕空も暮れて人々の活動も一段落した頃、ステラ村の北門で・・・


大門は既に閉じられて衛兵が油断なく外の様子を伺っているが、其処へ少年が北の街道から現れて「お願い開けてよ」「何だタクトか?如何したんだこんな時間に」「チョット急用なんだよ、色々あって急いでお父さんに知らせなければ成らない、大事件があるんだ」「大事件とは又大袈裟だな」などと衛兵は笑いながら話す。


その話しを聞きながら通用門を開く衛兵が「ウチは冒険者や探索者が夜中でも結構出入りするんでな、情勢不穏でもなければ比較的に門の警戒は緩いんだが、余所はもっと厳しいんだぞ?」


少し言い聞かせる様に話す人の良さそうな衛兵に「ボク分かっているよおじさん、本来ならこんな時間に通りたく無かったけれど、今回許りは仕方無いんだよ、手間掛けてご免ね・・・」態と子供ぽくタクトが話すと、ニコリと笑顔を見せた。


タクトの姿を確認した後、衛兵は「まあ、お前さんなら仕方無いが、確か記録では今朝方出て行った事に成っているな、他の子は如何したんだ?」「僕は伝令だよ、他の子はノースアランで仕事中」「成る程分かったぜ。だがお前さんがあの子達を率いているんだろう?放っぽらかして良いのか」「みんな僕よりシッカリしているからね、もう良いかい?」「ああ、良いぜ通りな」「有り難う」


暫くして館まで辿り着くとリズが「おや、お帰り」「只今母さん」「こんな時間に如何したんだい?お出掛け中だったんだろうに」「そう何だけれども急用なんだ。それよりも父さん居る?」「居るけど拓斗達は居ないのかい?」「流石は母さん、僕がタクトだと分かるみたいだね嬉しいよ、アッ!と話しが逸れた。拓斗達は今、戦争の真っ只中なんだよ母さん、その事で父さんと話しがあるんだ」


話しの展開に付いて行けないリズは「え!戦争中だって?何処の誰となのよ?一体何を訳の判らない事を言っているだいこの子は・・・」「それで父さんはどこ?」「未だクランか執務室だよ」「そうか、それなら母さんも一緒に来てよ、みんなの前で説明するから」「分かったよ」


捜し当てたアビスは未だ執務室でロランを初め銀狼のフェルとロボスの四人で話し込んでいた「アンタ、タクトが帰って来たよ」「何だっ?えらく早いじゃねえか?頼んだ仕事はもう済んだのか?」多少矢継ぎ早に疑問を投げかけてくる・・・


お誂え向きに丁度主要なメンバーが揃っている事に安堵しながらタクトは「今晩はみなさん、そして只今父さん」「あぁお帰り。それでどう何だ?」少しせっかちな様子のアビスに微笑みながらタクトは「一応は念の為に先に言って置くと、ノースアランのザンザさんにも同じ報告を済ませて帰って来たんだけれど、渦の調査中に敵の大軍が現れたんだよ」


話しを聞く一同だが大した驚きも見せずにロボスが「タクト君、転移の渦なら敵が出て来るのは当たり前だよね、態々報告に来るくらいだから手に余る獣魔でも出現したのかな?」タクトは頷きながら「うん、そうなんだよ、さっき母さんにも少し話したんだけれども、今拓斗達は戦争中なんだ」


今度はリズを除いて全員が驚きながら、代表してアビスが「戦争中だと?今ひとつ意味が分からん、何なんだ」「アッ!と端折りすぎたね、初めから話すと・・・」


一同に今朝からの経緯を詳しく説明すると「何てこったい、そんな危ない事を拓斗達はしているって事なんだね?」「そう成るね母さん」「ならば早速にでも救援に行かなければ、こりゃ駄目さね」


少し慌てだしたリズをアビスは制して「まあ待てリズ、見ればタクトは落ち着いて居る様子だぜ。何か別に伝えたいのだろう?先ずは話しを聞こう」確かにそうかと様子を更に伺ってタクトへ目線で促すと「正解だね流石は父さん、実は此れからが伝言なんだよ」


一同はやや姿勢を正して改めて話しを聞く体勢を整えるとロボスは「それでは早速改めて、話しの方を聞こうかタクト君」「はいロボスさん、実はセラちゃんの事をことほか詳しいボス個体が現れてね、ヒョッとしたらOWO関係者、或いは事情通?かと推測して拓斗達は難しそうだけれども、其奴そいつを生け捕りにしたいと考えているんだよ」


少しアビスは身を乗り出して「ほぉー、それは又大変な奴が登場したもんだな?」「そうなんだ父さん、だけどさっきも話した通りに相手が可成り組織だった軍勢を引き連れてい居るものだから話しがややこしいんだ」


「成る程タクト君、話しは理解したが、応援は当然必要だよね?」「それもはい、何だけれども拓斗は自分の思惑よりも、他の場所への被害を気にしていてね、その辺りの手配を頼みたいらしいんだけれども、みなさんはどう思うかな・・・」


ロボスはアビスの顔色を確かめた後「それは構わないけれども相手は大軍なんだろう?その個体だけでも危なそうな話しをしていたじゃ無いか、そのオーク・ディザスターだっけ?大袈裟な呼称だけれども君達は大丈夫なのかい?確かに君達にはあのスライムがいるから数の方は少し心配が無いのかも知れないが、未だそれ程多く無いのだろう?僕自身は心配だな・・・」


「そうだね数は拮抗してたよ、そして僕は戦い直前に拓斗から頼まれて【此奴らの一部でもアランやステラに向かうと不味いからタクト、みんなに知らせて貰えないか?頼むよ】後ろ髪を引かれる思いだったけれど、さっきも話した通り僕はノースアランへと先に向かい、事情を話して防備体勢を整えて貰ってから此処へとやって来たんだ。だからその後の事は念話で拓斗から話しを聞いたんだけれど、戦いは互角だったんだって、そして心配してくれている戦いの後でも、数の方はほぼ同数で睨み有っているよ、一応一旦退けて今夜は水入りみたいな展開なんだ」


話しを聞いてアビスは「タクト、今でも念話は通じるのか?アラン迄なら届いたけれども、此処では無理みたいだよ父さん」「そうか、仕方ねえな」ややガッカリとしたがアビスはフェル達から話しを聞いただけで、未だ見ぬスライム軍団に興味を移して「相手は手練れのオーク軍団が千程と言っていたな?俺は未だ見ていないのだが、早瀬殿が退けたのなら頼もしい話しだ。一度ジックリ見て見たいぜ」


「そうだよね父さん、早瀬姉ちゃん達は強いからね、その一員の僕も誇らしいよ」


ロボスも興味深そうに「オークの集落なら今迄は百程でもそんな物が出現したら大騒ぎだったからね、それが千もの数と成るとどれ程の脅威だろうか?だがスライム達は退けたと言うなら拮抗していた事に成る・・・頼もしいし凄い話しだよね」


「確かにスゲえよな、俺も昔に討伐依頼を受けて此奴リズと行ったんだが、兵士長が率いる四五十の数でも苦戦したぜ。彼処に王や将軍クラスが居たら大変だったろう」「そうだったわね、今思い出しても悍ましい奴らだったわ、巣には可哀相な被害者達も居たから彼処は地獄だったさね、余計に悲惨だった」


リズが身震いをするとタクトは「普通の獣魔オークでは無くて、どうやら鑑定では魔族みたいだったよ、魔族がオークに変化しているのか?オークが魔族化したものかは不明だけれども、識別は変化中の個体は普通にオークの表示がされていてね、人型の姿では個体表示は獣系魔族として出ていたよ」


ロボスが少し驚いて「鑑定が出来るのかいタクト君」「僕の相方がね何故かOWOプレイヤーが扱える機能を一部持っていた様子で、僕に結構な情報をくれるんだ。イヤ、共有していると言った方が正解かな?」「例のスライムだね、だから本来の準備した身体に移らずに今の状態を維持しているのかな?」


「イヤ、もう既に準備した身体を融合させているよ、今個体の強さを言うなら早瀬姉ちゃん以上かも?恐らくだけど拓斗と従魔契約を結んでいなければOWOプレイヤーの反応が出ている筈なんだ。僕はミウとガッチャのプレイヤー反応がチャンと拾えたからね、だから今はミウと共にガッチャも拓斗の奴隷に成っているよ」


「話しを戻すけれども彼奴らは迷宮のオークとは段違いに強くてね、早瀬姉ちゃん達の分体でも少し強めに調整しなければ、全く相手にも成らなかったかもね、核石入りの自律型がいなかったら危なかったよ」「そうなのか、だが少し安心したぜ」


然様さようですね閣下、大したものだよ」


アビスはロボスをジロリと睨んだが何処吹く風で「閣下、以前お話した様に彼らは此れからのステラ村には欠かせない人材であり兵力です」「それは理解しているが子供達に頼るのも何だかな・・・全く気乗りしねえな」


「それは贅沢と言うものでご辛抱下さい。此れから強大なプティマと構えるのなら閣下にも節を曲げて貰って更に割り切って貰わねば成りません。人的財産を育てるのは迚も時間が掛かりますからね、その間この子達の好意に我々は甘えましょう、背に腹は代えられません。そう暫くの間だけはですが・・・」


「俺も分かっちゃぁいるぜ。だが暫くの間だけだ。早く俺達も子供を宛てにしないでやれる様にしねえとな」「まさしく仰る通りですが当面は保険とでも考えておきましょう、未だプティマから本格的に進軍してくる気配は御座いませんからね」


やや気の晴れた顔をロボスに見せて「そうだな了解だ。それで取り零したオークの対策以外にする事はねえのか?」「ノースアランが未だ発展途上で、ザンザさんが援軍を欲しがっていたよ」タクトが伝言を伝える・・・


「そうか、ロボス手配を頼む、此方の防御も厚くするのも忘れるな」「お任せを」「それとだが後詰めはどうしたもんだ?」「今からなら夜目が利く人材で、尚且つ手練れが欲しい所ですね」「ならば僕達銀狼が出向く方が良さそうだね」


フェルが今回初めて口を挟むと「カムセラとアムセラの二人にも頼むか?」アビスがそれ迄拓斗達と行動を共にしていた事を思い出して話すと「余り女性が行くのも如何言う物かね?」リズが疑問を挟むとアビスは不用意に「銀狼の中にも一応女は居るだろ?」「一応?そりゃアンタ、失礼な言い方だね」


「いやまあ、取り敢えず頼むぜ!」やや誤魔化し気味でアビスが言うと「まあ良いけどさ、アタシは治癒と回復が専門みたいなものだからね、先行くよ」「それじゃリズ姉さんにも現場に出て貰って、親父さん僕達も行くと言う事で良いですか?」


空気を読んでフェルが話しを纏めると「僕はスライム疑似兵軍団の実力を確かめたいですね、実際に見るのは初めてですから楽しみです。と言う訳でノースアランへの応援は、クランの連中に任せましょう」此れからの情勢次第では、戦力としての投入も有り得るから、あの子達の実力はチャンと把握しないとね・・・


アビスもスライム疑似兵軍団の戦闘を一度は見ておきたいのだが我慢して「おう、それで良いぜ。此処は残りと俺で何とかする」「それじゃ暇な儂が若いのを連れてノースアランへと向かうとするかな」ロランが引き受けると、全員が良く理解している模様で、各々がしなければ成らない行動を起こした。


思い付いてアビスは「おいロラン」「何だ?」「夜が明けたら護衛を付けて用心の為に向こうで住んでいる女達を此方ステラへ避難させろよ」「了解だ。分かっているぜ」「どうせ今頃は彼方も防御柵を補強してるだろうが万が一の為だ。それとセリカに事情を話して知らせ無ければな・・・」


「セリカ?ああそうだったな、だが今はアラン達と街道の砦作りで東だぜ。しかし北の連中も放っとけ無いな、そうだ序でに東と西の連中にも用心して一応は伝令を走らせるとして、北は向こうに着いたら誰かに頼むとするか・・・」


「そうだな頼んだぜロラン、俺は此処のみんなに通達だな、女狂オークいが出て当分北はヤバいってな」「了解だ。未だ宵の口で助かったぜ」ロランはその後クランの野郎だけを選別していった。


その後、タクトの話しでは睨み有った儘だと言う事だったが、万が一に備えて警備と篝火を増やし、雌虎へも事情を話すと「オークの大軍だってぇえええ!」トキを初め驚いた全員がステラ村の護衛団を結成、女性許りの彼女達には身に迫った危険を感じて、それはもう真剣そのもので、率先して協力して貰える話しと成った。


そして動ける者から順次出発したが、タクトだけは休む必要も無いので「それじゃ僕は戻るからね」「お待ちよタクト、アタシを積んでいきな」「了解だよ母さん、それでは僕狼に変化するから跨がって」「了解さね」それから二人は月夜の街道をひた走るのだった。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

深夜に合流したフェル達だが、その前に到着したタクトとリズは既にくつろいでいた。


交代で休憩や睡眠を取り、夜が明けた時分には全員が妙な余裕も出て「相変わらず食事は良いわね」リズが呟く様に話すと「そうさね、この子達と居ると遠征しているとは迚も思えないね」ラブラも同様と許りに朝食を貪ると「アタシらは此処迄は食事に拘っていないからさ」コチャも食べながら話すとカメリヤも「幸せだわね」


迚もオーク軍団を目の前にした女性達の会話とも思えない、何とも言えない雰囲気の中で「鞍馬の情報によると、一晩中転移陣を動かして兵站補充と負傷者の後送、そして入れ替わりに活きの良いのが来て、数の方も増えている模様だよ」百ほどの塊が十二隊に増えて、都合千二百を数えるとやや拓斗はウンザリしていた。


ロボスが敵陣を見渡して「タクト君、少し良いかな?」「はい、何でしょうロボスさん?」「いや口を挟む訳じゃ無いんだけれど、相手の兵力が増加して魚鱗の様な陣形なら中央突破狙いの此方は些か不味いかな」「それは僕も理解していますよ、けれど助言は有り難く・・・又何か気が付いたらもう遠慮無く口を挟んで下さい」


素直な受け答えで少し愉快に成ったロボスは「アハハ了解したよ」「それでロボスさんならどの様に受けますか?」「そうだね、魚鱗の様だけれども四段目は左右に騎馬隊が分れているね」「ええ、前回も騎馬隊は後方に温存していて、局面次第で投入する予定だったと思いますから今回も同様でしょう」


「前から一段目が赤鎧の部隊が三隊、間を覗く様に次が二隊、同じく三段目が三隊で本陣は人型が二百か・・・そして左右に騎馬隊が百ずつと言う構えなんだね?」「その様に鞍馬から報告を受けてますよ」「騎馬隊が少し飛び出て魚鱗と言うより足だけが生えたオタマジャクシみたいだね」


少し拓斗は想像してしまい、微笑みながら「そんな風に言われれば、そうですね」「ならば此方は蛇で行こうよ、それも双頭の蛇」「双頭の蛇ですか・・・横一列は不味いんじゃ無いですかね?ロボスさん」


「そりゃ工夫為ずに只並んで居たら中央を食い破られてお終いだよ、だから中央を厚くして左右に足の速い部隊を配置すれば、左右の頭で噛み付く戦法だよ、ようは途中から鶴翼陣に変更する段取りだね、押し包んで敵を半包囲、力で押して逃がさない事が肝要な作戦だよ、頭を動かす時が腕の見せ所だね」


「それでは兵力が劣勢な此方はヤハリ不味いんじゃ・・・」「此は比較的に逃亡を防ぐやり方なんだよ、タクト君が気にしている他への配慮だね」「そう上手く行きますかね?」「総大将は君だからね、僕は一応参考意見を言った迄だよ、決断するのは誰か!勿論分かるよね」


「仮にですけれども僕らが優勢で、相手が真後ろへと逃げたら、左右の兵で相手を殲滅出来ますかね?」「相手が上手うわて上手じょうずに撤退されたら駄目だけれども、背中を見せて貰えるなら何とか成るよ、左右の頭には足の速い個体にするのだからね」


と言うより一見しただけでも、それぞれの部隊が全く移動の速度が違うのが、諸にバレているのか・・・此は工夫のしがいがあるな、しかし拓斗の方は頓着しないで「成る程理解出来ました。蛙に蛇なら此方が有利になりますね」


「だったら追撃の時には足の速いロックウルフに猿を乗せて、二個一にすれば足も速いし戦闘力も上がる・・・中央にはゴリラや君のゴーレム、そして分体は左右に分けるのはどうだろうか?中央が押し負けたら其処で終わりだからね、追撃は足の速いラブラ姉弟と、ギンガ兄妹に左右の指揮を任せれば何とか成るよ、残りは僕達全員で支える段取りで行こう、向こうも騎馬隊が二百も構えているんだ。何時動き出されても良い様に此方も頭は直ぐには動かさずに様子を見よう」


何時の間にか全員が二人の話を聞いていて、納得している様子なのだが拓斗は未だ不安で「横一列陣形と言っても変化自在で面白そう何ですけど、作戦通りに動いてくれますかね?」「向こうがかい?それとも味方の事を心配しているのかな?」


「両方ですが、主に此方の練度が心配ですね、こんな大所帯で訓練した事が無いですから・・・」「僕は心配していないよ、基本の分体達は早瀬さんのコントロール下なんだろ?」「そうですけど核石入りの自律型は独自に動きますからね、訓練も不足気味です」


「だから左右の頭は銀狼のベテラン達に任せてよ、そして左右の分体は早瀬さんに任せるから大丈夫、中央は押し合いだからね、何も考えなくても良いんだよ、後は予備兵力を上手く僕達が投入して、線を途切れなくすれば良い話しさ」「その様に言われたら大丈夫の様な気がしてきました」「なら決まりだね」


「はい、蛇で行きましょう・・・それと内緒話ですが、隠し球もありますからね、何とか成るでしょう」「隠し球があるの?」「はい、実は・・・」ロボスに耳打ちすると「成る程ね、時期を見て投入したい手駒だ」「隠し球って何よ?」


行き成りミウから質問が来ると拓斗は「ミウ、隠し球は隠し球だよ、後のお楽しみだけれど、使うとスラの細胞や魔力がスッカラカンに成るから余り無理はさせたく無いんだよな・・・それに味方に伏せる意味合いは無いんだけれどスラがみんなを驚かせたいと言って譲らないんだよ」「あらそうなのね、気に成るけどそんな話しなら楽しみに取っておくわ」


話している間に全員が食事も済んで、見れば陣形も徐々に変化を見せ始めた。


スラが指示を出してアイ子が補正をすると、数分でさっきロボスが話していた様な陣形へと姿を変えて〔ご主人様、これで良いのかな?〕「良さそうだぞスラ、左右の分体はゲボが左で、右はミウねえだな?」〔そうね、そしてアタシが予備と言う事に成るわさ〕〔お姉さんに任せなさい〕〔頑張ります〕


中央前面に補充も効き潰れても良いロックゴーレム数十体を配置してゴリラの百がその後ろで控えていた。


左右の方は分体が百五十ずつ配置されて、予備の五十ほどが中央に残留、更にその隣ではロックウルフが百ずつと、猿が百五十ずつで予備も先に分けていた。


取って置きの飛行部隊は一旦スラが格納して拓斗達とリズ、そして銀狼のメンバーではフェルと、何時の間にか作戦参謀に成ったロボスが傍らに控えて、カメリヤも戦闘準備を終えていた。


拓斗は「さあ、今日は決着を付けるぞぉー!」「おおぅ!」勢い良く返事が返り、イヨイヨ決戦の時が来たが、思惑通りに上手く行くか?相手は百戦錬磨の強者だ!

拙作ですが楽しんで頂ければ幸いです。次回の更新予定は10月7日です。


細かな部分の言い回しやその他で気が付いた間違い等を随時訂正しています。


拓斗 男 人族 魂転移者 本名 板垣拓斗


【通常:精霊魔法LV4・精霊視LV2・妖精視LV2・魔力操作LV4・魔法創造LV4・エナジードレインLV2・魔力自動回復LV3・物理障壁LV3・障壁コントロールLV3・念話LV4・火系操作LV4(UP)・土系操作LV3・鑑定LV2・身体強化LV2・生活魔法LV2(UP)・地形操作LV2・風系操作LV2・空間魔法LV:--(NEW)時空間魔法LV:--(NEW)】

【エクストラスキル:契約魔法LV4(UP)従魔〔スライムのスラ他プラス名無し(タクト)〕従精霊〔ジュート〕奴隷〔セラフィナ〕仮奴隷〔ポコ・ミウ・ガッチャ〕対等契約〔フレイアー〕】

【精霊契約:火の精霊サラマンダー・土の精霊ゲブ・水の精霊アプスー・大気の精霊シュー】


装備品:形見の胸当とマント・風林火山のブーツ・ワンド・ナイフ・フレアの守り(頭部装備)・魔力制御の指輪・絆の腕輪(パーティー編制用の道具、装飾品)・フレアの木刀


ミウ 女 兎人 OWOプレイヤー扱い


【通常:身体強化LV4・体術LV4・剣術LV4・探索LV3・気配察知LV3・解錠LV1・俊敏LV4・回復LV2〔ヒーリング〕・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV2・隠密行動LV1・気配遮断LV1・忍び足LV1・生活魔法LV1・瞬歩LV1】


装備品:白の燕尾服バニー仕様、ピンクの兎着ぐるみ、くノ一スタイル服、ヒットマンニット(生地自体は光を吸収するが、明るい状態で魔力を使えば、真反対の光学迷彩機能付き)革製の防御装備一式 魔綱製のロング・ソード、くノ一スタイル時の忍者刀(名は黒鐘くろがね)・フレアの棍棒

装飾品:魔力制御のイヤリング・イメージ・チェンジ・リング(五着分の変身を可能にする)


スラ 不明 拓斗の従魔スライム 元OWOプレイヤー 本名 早瀬美優


【種族固有:胃袋LV4・強酸消化LV3・物理耐性LV4(UP)・聞き耳LV2・分裂LV4・魔力吸収LV3・生物吸収LV3・エナジードレインLV3・変化LV3】

【通常:毒耐性LV3(UP)・腐敗耐性LV3(UP)・強酸耐性LV3(UP)・並列思考LV4・念話LV3・気配遮断LV1・隠密行動LV1・気配察知LV2・魔法耐性LV2・解体LV3・分析LV3・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV3・衝撃耐性LV1(NEW)】

【強奪した能力:強制支配LV1同族限定】

【ガイダンスAI協力体制、命名アイ子】


セラフィナ 女 吸血姫 拓斗の奴隷 OWOプレイヤー 本名 山口桃子


【種族固有:吸血LV4・エナジードレインLV3・召喚LV2(蝙蝠の鞍馬)・血液操作LV2】

【通常:身体強化LV3・ドレイン耐性LV2・痛覚耐性LV3・変化LV1・気配遮断LV1・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV1・生活魔法LV1・転移LV1(NEW)】

【吸血後:身体強化LV4・エナジードレインLV3・各種耐性の強化】

【エクストラスキル:痛覚の快楽変換LV3・恥辱のパワー変換LV4】

【強奪した能力:頑強LV1】


【現在縛りプレイ中:放置プレイ、羞恥プレイ、女王様プレイ】


標準装備品:伝説の網状恥辱レオタード・奴隷仕様改(能力未公開)女王様のブーツ(能力未公開)黒の燕尾ベスト(能力未公開)パピヨンマスク(赤外線、熱感知、相手に見せる幻視)魅惑の網タイツ他、セラ専属恥辱品装備多数・雷龍の千条鞭(雷撃・ドレイン)・ジュート(貸与中)緊縛のチョーカー格上げ・フレアのナックルカバー


特殊装備品:インビジブルマント(透明裸窃とうめいらせつのマント)・奴隷仕様改(UVカット、セラ専用装備品の強制収納、透明化)日中限定


備品:棺桶〔アルフォンス・シルベスター・ヒッキンゲン男爵、通称バロン〕


ポコ 女 狸人 拓斗の奴隷


【種族固有:舞踊LV1・鼓舞LV1・変化LV1・土系操作LV2(UP)】

【通常:身体強化LV2・体術LV2・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV2(UP)・生活魔法LV1・弓術LV2(UP)・小太刀LV2(UP)・風系操作LV2(UP)】


装備品:絆のチョーカー(物理障壁あり)・弓張月ゆみはりづき・フレアの小刀


ガッチャ 男 鼠人 OWOプレイヤー 本名 佐藤浩一


【種族固有:俊敏LV3(UP)・気配遮断LV2・強嗅覚LV2(UP)】

【通常:腐敗耐性LV1・隠密行動LV1・身体強化LV2(UP)・体術LV2(UP)・魔力操作LV1・魔法創造LV1・火系操作LV1・生活魔法LV1・交渉LV1・剣術LV3(UP)】

【強奪した:現在無し】

【現在縛りプレイ中:笑福の呪いプレイ(一日一度他人を笑わせる事、但し滑るとHPにダメージ)デンジャラスショッピング(買い物で負ける事は許されない)】

装備品:フレアの木刀大小・革鎧一式

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銀の狼、通称は銀狼ぎんろう・・・メンバー紹介


白銀のフェル:30歳リーダー、長剣使い 魔法剣術使い アビスの弟子

堅狼のロボス:27歳フェルの弟 杖使い 後衛回復役

ラブラ:28歳 シェパの姉 長斧使い 前衛、護衛兼突撃役

シェパ:26歳 ラブラの弟 槍使い 前衛、護衛兼突撃役

ギンガ:29歳 蛮刀使い 探査、切り込み役 

コチャ:24歳 ギンガの妹 弓使い 探査役

カメリヤ:21歳 双剣使い フェルの恋人 便利屋 OWOプレイヤー

本名スージー・アナスタシア・ロチェンコフ

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