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ツイン・タクト (外部世界の不思議な物語)  作者: スラ君
第二章 ステラ村の攻防
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069話 乙女達の語らい①

閑話的な話しですが、作中では彼女達の心情が余り描かれていませんので、時折り今後はエピソードを挟んで、深めたいと思います。本文の補足的な部分も多少有りますが、読み飛ばしても問題は有りませんから、ご自由にお楽しみ下さい。

四月も下旬に差し掛かった頃、二十階河原ベースでの二人の会話・・・


アビス達と合流して安堵したミウとセラの乙女二人は「ミウさん噂では専用装備が沢山在りそうで、ホント良かったスね?」「それはまあね、だけど装備自体は未だ手元に無いけれど・・・」「それでもタクトさんは言っていたスからね」


【恐らくミウの装備が開かない宝箱の中に入っている筈だ】


拓斗の自信に満ちた様を思い浮かべて「それは確かに断言していたわね、一体あの自信は何処から来るのかしら?」「何か思い付く事が屹度あるんスよ、ミウさん」「そうだわよね、それにタクトが生きて居たなんて・・・」「ミウさん的にはもう大問題スよね」「アンタはどうなのよ?他人事じゃ無いでしょうに気楽なものね」


意外な事を聞いたと許りにセラは「ン?自分、気楽スよミウさん」「どうしてよ、拓斗の中にタクトが存在する何て大問題の筈だわよ」「それ勘違いスよミウさん、自分は今のタクトさん以外の人格を知らないスからね、何の問題も無いんスよ」「あ!確かに・・・」「そうでしょ♪何ら自分には問題無いんスよ」


仲間が減って残念そうなミウは「それなら問題無い筈だわよね」「それでミウさん的にはどうすんスか?」「それよね問題は・・・」「ヤッパリ元のタクトさん狙いスか?それなら自分は嬉しいスよ」「何ニヤけているのよ、嫌らしいわね」


「いやだって強力なミウさんと敵対為ずに済むんスからね、自分としてはス、早く分離して貰って、今のタクトさん一筋に仕えたいし、可愛がって貰いたいんスよ」「何バカな事をアンタは言ってんのよ、タクトは誰にも渡さないわよ」「あれれ?可笑しいスね、元のタクトさん狙いじゃ無いんスか?」


やや複雑そうな気配を漂わせて「アタシも可笑しいのよ、聞いた当初はヤッパリ、少し迷ったけれども、次第に早瀬さんの記憶が流入してきて、考えはもう疾っくに大人でしょ、よく考えれば子供のタクトでは、未だ再会していないけれど、恐らくアタシには物足り無いかもね・・・」


「それは分かるス、自分も良い歳何で子供相手はチョットね、その点タクトさんは十分に大人、まあ身体は子供なんで態と刺激しても反応は未だ鈍いんスけど、もう目線は完全に大人スからね楽しいス」軽く腰に手を当ててもう一方の手は首辺りを撫でながら、甘い吐息を吐いて艶っぽくクネクネと腰を振る・・・


露骨に嫌そうな顔をしたが「趣味が悪いわねアンタ・・・でも気持は分かるわね、以前のタクトなら無反応なアタシの何気ない仕種でも、チャンと目で追ってくれているから、此方も何かゾクゾク来る事があるわね」「そうでしょ、今更子供タクトさんを待つ意味合いは無い、と言う結論何スか?ミウさんも女してるスね」


言葉を選びながら「残念ながらそう成るわね、可哀相だけれども、ケジメを早目に付けてやった方が、良いのかしらね?」「そうスよね、淡い子供心で以前のタクトさんが、ミウさんの事を好きだったとしても、振られたと感じる程では無いと思うスよ、自分の考えでは、スけれどね・・・」


「そうだわよね、先の話しだけれども本当に分離できた時の為に、アタシは覚悟を決めなくてはね、例え以前のタクトに冷たいと思われても此は仕方無いわ、大人のアタシが子供を導いて上げなくてはね・・・涙を呑んで我慢するわ」「流石はミウさんスね、自分或る意味感動したスよ、それでは今迄通り良いライバル関係でいましょうスね」


一瞬笑って許しそうに成ったミウだが「アンタ、なし崩し的に此のアタシと、対等ぶるんじゃ無いわよ、タクトはアタシのものなの、アンタはお情けで構って貰っているだけ何だからね、一緒にしないで!」「仕方無いスよね、それでは自分、もう二番手でも我慢するスよ、昼はミウさんが第一夫人で夜は自分と言う事で・・・」


一瞬騙され掛けたが「何をとち狂った事をアンタは言っているのよ、夜もアタシのものだわよ!」自分で言って置いて今更なのだが真っ赤な顔をして俯くと、セラはチャンスと許りに「その初心うぶい感じ、実に良いスね、それじゃぁ先にミウさんで、後は自分と言う事で手を打つスよ」


動き掛けたセラの襟首を掴み「何を言っているのよ、アタシ達には未だ早いわよ」ミウはチラリと遠くの拓斗を見ると更に恥ずかしがる。しかし、捕まれたまんまのセラは、ニヤリと笑うのだが、その様子はムウには見えない・・・


惚けた様子をセラは態と醸し出して「そうなんスか?ならば遠慮無く自分がお先にと言う事で・・・」同様に拓斗を見て捕まれた襟首を解こうとしたのだが、ミウにガッチリと押さえられる・・・


一瞬ミウは納得し掛けたが「待ちなさいよ、チョットアンタ何処へ行こうとしているのよ?」「え?タクトさんの所へですけれど?」「駄目よ、それにタクトも未だ子供よ」「何言ってんスかミウさん、後二三年もすれば大丈夫スよ、自分それまでお側近くに居ようと思うんスよね」


何故か妙な説得力で誤魔化さそうに成ったが、ミウは自分を叱咤して「それはそうだけれど、アンタが側に居る理由には成らないわよね」などと威圧を込めてセラを睨むと「それじゃ淑女しゅくじょ協定を結ぶスよミウさん」「淑女協定?」


「そう淑女協定スね、タクトさんが何時かその気に成るまでは、お互いに見守ると言う協定ス」「それなら納得か・・・イヤ、チョット待て!何でアンタが対等ぶるのよ?」チィ!と小さく聞こえない様に舌打ちをするセラは「その時までは無用な諍いを無くす為の方策なんスよ、お互いタクトさんを好きな事には変わり無いし、その頃には強敵が現れているかも知れないんスからね?」


ミウはディアナの事を思い出し「あり得るわね、間違い無く強敵が現れるわよ!」「心当たりが在るんスか?」「可成り危ないのが一人ね・・・」何故か二人同時に悪寒が走るが、お互いに見合わせて笑うと、一応会話を打ち切った。


だがしかし淑女協定の方は、暗黙の了解で結ばれた様子だった。何故ならば二人は固い握手をしたのだから・・・

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

D級迷宮の最終段階でセラが全てをさらけ出した後、温泉での二人の会話・・・


セラとミウは、湯上がりの火照った身体を冷やす為、河原まで降りて風に当たって「チョットアンタ!」「何スかミウさん?」「この前タクトに全部見られて泣いていたけれど、そんなに恥ずかしかったの?何時もあんな嫌らしい真似をしておいて以外だわね」


セラは心外そうに「そりゃ勿論そうスよ、何せどうでもいい相手ならいざ知らず、タクトさんにでしたからね、本当はロマンチックなシチュエーションで、愛を囁きながら恥ずかしげに見せたのでは無く、不可抗力でおっぴろげて仕舞ったんスよ、そりゃ泣きたくも成るてもんス」ガックリとセラは項垂れる・・・


ミウは聞かされて変に乙女スイッチが入った様子で「そりゃまあ、言われればそうだわよね、でもアンタはあの変態部屋でイヤらしい事を何時もしているのでしょ?それを考えれば、今更よね・・・」「そんな事は無いスよ、此でも未だ綺麗な儘の乙女なんスからね、あれは飽くまでも縛りプレイの影響スよ」


疑いながらもミウは「それではSでも無くMでも無いのね?」「それは正直言うと微妙なんス、しかし、少し興味があったのが、可成り興味が出た?と言う段階で、本格的にその世界に飛び込んだ積もりは無いんスよ、エルーザ様ほどの達人には、到底成れない事も自分理解してるス、あれは或る意味芸術スね」


あの艶めかしいエルーザの姿を思い出し(生身なら強敵だわね)などと考えながら「あの変態魔王様は何処まで行くのかしらね?アタシは絶対彼処には行かないわ」セラはやや声を低めて「それよりも早瀬さんスよ、あのエルーザ様が師と仰ぐ程スからね、彼処では自分下っ端感がもう凄いんスよ、半端ないス」


露骨に嫌そうな顔をミウは隠しも為ず「それは又イヤな師弟関係だわね、アンタも洗濯ばさみやあの手の物は、独自に研究しているみたいだし、ヤッパリアタシにはあんな事考えられ無いわよ」「それでもミウさん、前に浣だけで反応してたスよ、知識としては十二分にあるんスよね?」ヤバイとミウは焦りだした。


ニヤリとセラは笑うと、火照った身体が更に赤く成るミウは「ニャ、ニャにバカな事を言ってんのよ、アタ、アタシは、チャ、シャンとノーマルだわよ」「フーン、ノーマルね・・・ま、そう言う事にしておきましょうスね」「ア!」誤魔化す様にミウは「それよりもアンタ、よくもあの部屋の事をアタシに黙っていたわね」


話しを逸らされたが、黙っていた一件を今後持ち出させない様にと、セラは承知の上で律儀に返事を返す「それは不可抗力スよ、あの時はタクトさんに話して直ぐにミウさんが来たものだから、打ち明ける暇が無かっただけスよ、信じて下さいス」


セラの様子を見てミウは(チャンと誤魔化せた?)などと考えながら「それはまあ良いわよ、もう過ぎた事だしね、けれどもタクトに裸を見られたのは、アンタだけじゃ無いんだからね、リードしている何て勘違いしないでよね」


セラは突っ込み所満載の発言に為て遣ったりと「それはもしかしたら、お医者さんごっこスか?」「ア、ァ、アンタ、ナ、ナ、何て事を言うのよ、違うわ勘違いしないでよね」「それではどの様なシチュエーション何スか?」「それはアレよアレ、恥ずかしい事を言わせないでよ」


更に真っ赤に成ると、セラは(知識は大人でも経験不足の子供何スよね、ムウさんは・・・)「まあ、子供の事スからね、大した事はして無いと思うスけれど、自分はもうスッカリ大人状態を見られたんスよ、恥ずかしさは倍増スからね、何時かは見せる積もりでも、不可抗力で大事な場所までバッチリと見られたからには、もう他にはお嫁に行けないス」赤く成りながらセラは、さり気なく嫁宣言をする・・・


此奴・・・出来るわ、切り返しが早いわね「何ここで宣言しているのよ、それなら何度も何度も一緒にお風呂に入ったアタシはどう成るのよ?」「だけどミウさん、その時は子供だったんスよね、言わばノーカウント!スよ」「そんな事無いわよ、チャチャンとワタ、アタ、アタシは意識していたもん」


もん、て・・・子供見たいに、あ!子供か・・・ならば遣り様もあるスね「それはタクトさんが、チャンと意識していたかどうかで、ミウさんが、と言う訳では無いスよ、それよりもその頃からミウさん、十分女してたんスね耳年増スよ」「あぁ?何言ってんのよ、そんな訳無いでしょ」「さっき意識してた、と白状してたスよ」


勝った!ニヤリとセラが笑うと「積極的に迫っても子供のタクト君は、只の遊びと勘違いして、単に一緒にお風呂へ入っただけ、何じゃ無いスか?」言い当てられてミウは何も言えないが、最後の抵抗と許りに「タクトも恥ずかしがっていたわよ」


其処へラブラとコチャが、堪えきれずに笑い出して、カメリヤが「アンタ達二人の言い争い、テントの方まで聞こえているんだけど」ミウとセラは真っ赤に成って、そそくさと逃げて行ったが「まあ、男共は今頃温泉に浸かって聞こえていないけれどもね」三人は笑い転げながら、火照った身体を冷ますのだった。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

迷宮を逆進してミウの装備を受け取り、バニースタイルに成った後のお話・・・


白い兎が嬉しそうに飛び跳ねている・・・その様子にセラは「此ほぼ同じデザイン何スよね?不思議ス」「何でよ、それよりもアンタがアタシより目立たなく成って焼き餅なの?」「そんな事は無いスよ、自分、仲間が出来て嬉しいス」何か言いたそうなミウだが堪える・・・


其処へセラは「ピンクも可愛らしいスね、幼児体型の着包み見たいで、自分もこの様な可愛らしい物が是非欲しいスよ、他には際どい服や下着ばっかし何スからね」「イヤらしい、あの下着にスケスケの寝間着見たいな物ばっかしだから、人前ではホンと恥ずかしくって着られないわよね」「タクトさんの前だけなら、自分は平気なんスよ、恥ずかしがっている自分を是非視姦されたいもんスね」


セラの発言で驚いたミウは「バ!バカな事を・・・そんな事を何時も言っているとタクトに嫌われるわよ?気を付けなさいよねアンタ」「ミウさん、自分嬉しいス、チャンと自分の事をミウさん考えてくれていたんすね、前にも言ったんスけれど、是非お姉様と呼ばせて欲しいス」


「それこそバカな事よ、歳も違わないしタメよタメ!分かったの?」「だけど自分14歳なんスよね、23歳のミウさんをタメ扱い何て出来無いスよ」「バ、バッカじゃ無いの?アタシは何度も言う様に10歳だわよ」「それでも精神年齢的には、違うスよね?知識も自分より上なんスから尊敬するスよ」


何せあのエルーザ様が仮にも師と仰ぐ、早瀬さんの腐界知識が大量に流入しているスからね、ミウさん何時化けるか・・・ホンとヤバイす。


少し考え込んでからミウは「それも最近微妙なのよ、知識は確かに大人なのだけれども、身体に引っ張れているのか、元々が子供だったから妙に中途半端なのよね」(今でも子供スよミウさん)「それではタクトさんは、おじさん臭く無いスかね?それなら自分だけのタクトさんにするスよ」


拓斗との会話でミウがぶっきら棒に成るのは、恥ずかしさが前面に出て、噛む事が怖いからなのだが、最近セラと此の手の会話でも同様で、知識過多から来る妄想を刺激して暴走状態へと移行、焦ると何故か噛みまくるミウは・・・


「そそ、そんな事は無いわよ、バカね、あの包容力が又良いのよ、子供には分から無いわよね」「自分も分かるスよ包容力は・・・」「それに人柄が深いのよ、幾つもの人生を歩んできたと、言っていたわよね、だからなのか話しに説得力があって素敵なのよ、それに日毎強く成って行く姿は頼もしいわ」


「それも自分なら分かるスね、けれど妙に子供ぽい所もあって可愛いス」「それも魅力の一つだわね、変に大人じみた発言も控えている見たいだし、余りセラに感化されて、タクトに破廉恥な姿をさらせば、嫌われるかも?気を付けなきゃだわ」


「それならミニスカくノ一とヒットマンは没スね」「所が動き易いし、武器も魅力なのよね、だから勿体無くって踏ん切りが着かないのよ」「それなら安心スよミウさん、タクトさんも見ない素振りはしていたスけど、チャンと視姦ガンミされていたス」


ミウは少し驚いた後に満面の笑顔を見せて「自分で着替えて余りの恥ずかしさで、周りが見えずに随分とテンパっていたけれど、そうか、タクトは見ていてくれたのか・・・チョット嬉しいかな♪」「タクトさん、身体は子供でも中味は正常な成人男性なんスからね、自分見てたスけれどチャンと反応してたスよ」


顔を今度は真っ赤にしてミウは「又バカな事言って・・・でもそれホンとなの?」好奇心が勝った様だ。ニヤリとセラはシッカリ引き込んだ手応えを感じて「間違い無いスね、使用可能かは不明なんスけれど、反応はバッチリすね」「そうか、あのタクトがね・・・ウフフ♡」「案外近いスね」「何がよ?」「それ自分に言わせるスか?」「あ!」ニヤリとセラは笑い「何だ♪チャンとミウさんも理解してるじゃ無いスか」恥ずかしくてミウは、もう顔をも上げられ無い状態だった。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ポコを助けるために不可抗力から偶然拓斗の奴隷と成り、同行する事態に・・・

完全ほの字の強敵ライバル出現で、出発前のミウとポコ、二人の会話・・・


翌朝の朝食で泣きながら食べているポコへ「ねえ、チョットアンタ」「ハイデス、ミウ様なんでしょうデス」「様はいいからね、様は・・・イヤ、そんな事より何で泣きながら食べているのよ?」「ポコは今迄こんな惜しい食事をお腹いっぱい食べたこと無いデス、だから凄く嬉しいデス、此もタクト様のお陰でデス、ポコは一生付いて行くデス」


少し驚いたミウは「何で一生なんて言葉が直ぐ出るのよ」嬉しそうな笑顔を向けて「ポコに取っては王子様だからデス」迷いの無い瞳に気圧けおされて「何よ、チョット苦しい時に助けられて、美味しい物を食べさしてくれれば、もう王子様なの?単純だわね、アタシ何かもう何度も助けられて、もっと美味しい物を沢山一緒に食べたわよ」「ハイ、ミウ様凄いデス、ポコも見習うデス」


其処へセラが割って入り「ミウさん仕方無いスよ、ポコちゃんは既にタクトさんの所有物何スからね、それに人を愛する気持は誰にも変えられないスよ」「そんな事分かっているわよ、それでも単純過ぎてこの子の気持ちが信じられないだけだわ」


ポコへ目線を送りながらセラは「ミウさん、此の時分の子供はそんなもん何スよ、例え昨日今日の出会いでもス、綺麗な服を貰って美味しい物を食べさせてくれて、況してや命の恩人なら環境もあるスけど、奴隷だったポコちゃんなら家族以外で、優しくされた事も少ない筈スからね、もう此は恋に落ちるのは当然スよ」「そんなものかしら?」「自分、元の世界では、アメチャン一つで恋に落ちたス」「安い女ね」


因みにセラが秘中の初恋相手は、関西から偶に来るヒョウ柄が又良く似合う、知り合いの小母おばちゃんだった。余談だが血縁関係は一切無い事を追記しておく・・・


何を当然な事で此の小娘は迷ってんだよ?などどセラは思いながら「まあ、そうスよね、でも幼い子供ならありがちな話し何スよ、ねえポコちゃん?」「ハイデス、ポコの大切なご主人様デス♪」「それでもポコちゃん、今の気持は大切だけれど、何時か心変わりをする事もあるスよ、特に女と言う生き物は・・・」


因みに此の初恋は、直ぐさま間違いに気が付いたセラだったが「飴チャン食べり、袋からドバッ!と四コぐらい、思いっ切り遠慮せんと取ってな♡」此の台詞が妙にド嵌まりして、セラの中では大好きな小母ちゃんとして位置付けられているのは、小母ちゃん本人にも言えない内緒の話しだった。


因みにドバッとなどと言いながらも、数を指定してくる辺りの厚かましさは、此又ヒョウ柄が似合う小母ちゃん特有でもある・・・


余談だが小母ちゃんの凶器は、黄金色に輝く量産品だったのは言う迄も無い・・・


閑話休題


セラはポコに対してお姉ちゃん気分で接している所があり、何となく教訓を例えただけなのだが、此は何時もやり込まれて悔しい思いをしてきたミウに取っては千載一遇のチャンス到来だ。


ニヤリと笑うと「あらそぉうなの?セラが真逆そんな気持ならアタシに遠慮為ず、早く心変わりをして、アタシのタクトを諦めてね♪」ミウは勝者の笑みを浮かべてセラを見下ろす様に睥睨した・・・


此処で逆襲をして来ましたか・・・受けて立ちましょうス「それは一般論を言っただけで、ポコちゃんに当て嵌まるとも限らないスし、勿論自分もタクトさん一筋は変わらないスよ、ムウさん」ニヤリと笑い返す。


ミウからは青色で虎のオーラが!セラからは赤色で竜のオーラが立ち上る・・・


其処へ空気が淀んで来た様に思えたポコは突然「お願い!ポコのために争わないで欲しいデス、二人とも喧嘩は似合わない程美しい人達デス、ポコは二人の一歩後を付いて行くデスから止めて欲しいデス」大いなる勘違いなのだが・・・


俯き加減で涙を零しながら訴えてくるポコに対して無下な事が出来る程、人の悪い二人でも無く「セラ、悪かったわよ」「自分もスね、ポコちゃんに教えられたス」「此からお互いに仲良くしましょうね」二人が抱き合い、ポコへニコリと笑うと、ポコは何故か鷹揚に頷き、サムズアップした。


余談だがこの日を境にポコは、何故か二人の妹分的なポジションに収まった・・・


その後も食事の度に涙を流すポコは、チョットした風物詩と成り、お姉様方を始め全員がポコへ食事を分け与えるのが、当たり前の様に成ったある日、ポコは人生最大の喜びに打ち震える事に成る・・・


その正体は創造主と化したスラのたこ焼きだった。味よし型よし量よしの三拍子、彼女は滝の涙を流して感動しながらスラに抱き付いたのだった。


因みにポコは、この日からスラの事を一番上の姉として慕う様に成る。所詮胃袋を抑えた者には、逆らえない真実を知り、それ以降のポコは、たこ焼きと比べて美味しいのか?不味いのかが基準と成り、彼女は涙を流さなく成った・・・


脱線しまくったポコの食事中に於ける涙論争は、強大スラな力を持って終焉したのだ。

拙作ですが楽しんで頂ければ幸いです。次回の更新予定は9月9日です。


乙女達の語らいシリーズは、既に何作かの構想が終了しております。


本文の合間に少しずつ紹介したいと思いますが、不定期ですのでシリーズの次回作予告は致しません。

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