表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツイン・タクト (外部世界の不思議な物語)  作者: スラ君
第二章 ステラ村の攻防
68/144

068話 戦後体制・・・暴かれたプティマの思惑

話しは毎回やや前後するが、ジャッカ領軍はアビスが率いる増援を目の前にして、前日打ち込まれた矢文の文面が真実だと悟る・・・

出迎えたロランとフェル達は、アビスと話をしながら仮の営舎へと案内する・・・


遠くから接近するステラ村方面からの増援を見付けたジャッカ軍から降伏の使者が慌てて訪れて、どうせならと現在返事を保留している状態だった。


後のイーストアランで合流したアビス達は、ロランと差し向かい「何だ。閣下まで来ちまったのか?」「あぁ~ん!俺が来ちゃ駄目なのか?それに閣下はねえだろうロラン」「イヤ、もう卿とか付け様か?アビス」「勘弁してくれよ、頼むぜ」


自然と二人は並んで営舎へと向かうと、出迎えたフェル達も後ろを付いて行く。


ロボスが少し苦笑しながら「閣下、もう諦めて下さい、それに敗軍の将達が呼べば直ぐにでも此処へ来ますから」「そうか、ならしゃ~ねえか・・・」「降伏を受け入れる方針で宜しいですか閣下?」「殲滅しても意味ねえだろ?それに此方も痛い目を見るしな、それで構わねぜ」「それでは早速使者を出します」


「応援だけかと思ったらおめえ迄来るとはな、村の方は良いのか?心配だぜ」


ロランが苦言を呈すと「彼方はもう心配ねえ、おめえが居なくって俺がどうしようかと、悩んでいる時に拓斗がザイオンから来た敵将を捕らえて連れて来たからな、細けえ話しは後回しにしたが降伏を受け入れた。それで俺も転移陣を止めて此方に来る気に成ってな、そう言う訳だからよ、留守はリズとラブラ達が居れば、安心だもう十分だろうぜ」


「態々もう直ぐ帰って来るおめえを村に残す為、敢えて俺は出て来たが成る程な、拓斗達か・・・儂が向かわせたんだが、半日も経たずに結果を出したのか、こりゃ恐れ入ったぜ」「ヤッパリ態とか、おめえが居なかったんで一瞬途方にくれたぜ」「悪かったな、それよりも追い掛けて行ったフェル達の事も、まあ杞憂だとは知りつつも、多勢に無勢で心配だったものでな」


フェルがその話しを聞いて、アビスからの矛先を鈍らせる為に「そんな事無かったです。実際助かりましたよ、有り難うございます」「何、良いって事よ、だが拓斗達は、よく二つ名持ちを抑えたな?」「初めて会ったが、ゴーレム使いのザンザを意図も簡単に捕虜とした見てえでな、苦虫を十箇ほど噛み潰した様な姿だったぜ」「そりゃ良いぜ」話しながら仮営舎へと到着する・・・


話しを中断させては不味いと、トキを初めとする面々と残って居た者は黙礼だけに留めて挨拶するので、アビスは軽く手を振ってそれに答えた。


「それで此方はどうなんだ?」「それでは閣下、説明を致します」ロボスが改めて話すと、今度はアビスが苦虫を噛みつぶした様な顔をしたが、当人も既に半分以上諦めている様子で、仲間内と親しい若手や部下以外には、最近閣下と呼ばれても、鷹揚に頷くだけで済ます傾向だ。


だが敢えてロランやロボスは、呼び捨てや親父おやっさん呼ばわりは為ずに「大凡、敵の主力は健在ですが、食糧供給を断ち、現在動けない状態にしています。更に増援の二百ほどと補給物資は、旧関所辺りでほぼ全滅、食料や物資などが残っていても、現在輸送の手立てを封じました。そしてステラ村方面から来たラプトル騎兵に因る奇襲を罠に掛けて退け、矢文による情報を開示、今日に至って此方の増援もあり、敵は進退窮まって降伏を申し出てきた所です」


向こうの様子を伺いながらアビスは「それで今後はどうする?」「武装解除を早急に済ませて、愚者の傭兵共々最終的に開放ですね」「拘束せずに開放するのか?」「はい、その方が恐らく管理がし易いかと、総勢千名を超える大人数なら、此方も監視するのが困難ですし、何より不穏分子は居ない方がやり易いですからね、只と迄は言いませんが緩い条件で開放です」


ロランが不安そうに「それじゃ舐められねえか?」「五倍の人数を御せませんよ」「通常兵力なら確かに五倍か・・・」「素手でも何時爆発するか分からない相手を抑えるには骨が折れますね」「こりゃ何とも成らねえか・・・」


それを聞いてアビスは残念そうに「だが只働きかよ、働いてくれた者達にも、俺は報償を与えなくちゃ成らねえからな、それを何とか成らねえかロボスよ」「勿論、何とかしますよ閣下、ご安心を・・・傭兵を開放するにしても、武器や装備などを剥ぎ取り、嫌がらせにプティマへと貧乏な荒くれ共を一括して送り返す算段です。上手くすればプティマの泣きっ面が見られる事でしょう」「それは美味え考えだ。損してでも送り返してえぞ!ハハハ」「文句を言いたくても言えますまい」


「それにどうせジャッカに多額の補償を求めても、あの調子では払えないでしょうからね、ジャッカの兵士達には、残りたい者達だけを緩めの借金で縛って、それは傭兵も同様ですが、生活の見通しを付けてやれば借金奴隷として迷宮やフィールドダンジョン、或いは開拓村で働けば直ぐにでも返して貰えるでしょう、野盗擬きが大量に増えるのは、百害あって一利なしですよ」


「武器を奪われて裸でプティマやジャッカへ送り返されるのなら、借金をしてでも返済可能なら大人しく言う事を聞きます。要は選択させる事ですね、自分で選んだのなら従順に成る筈です。嫌ならそれこそ強制的に武具を取り上げて、換金すれば僅か許りでも資金に成りますし、彼らに持ち合わせがあるのなら、敢えて取り上げずに借金の返済分として、自ら進んで払って貰いましょう、通常の戦時奴隷の様に何もかも取り上げて、長く扱き使う様な取り扱いだと、現状では管理出来ずに破綻して、後に禍根を残すでしょう、出来うる限り彼らを優遇して、閣下の温情を知らしめる方が上策です」


ロボスの説明を聞きながらアビスは「成る程な、なら此方は足りない一時金だけの出費で済むのか・・・それに元も取れそうだぜ」アビスは胸算用を済ませると頷き「ロボス、兵士の事は全て任せるぜ」「お任せを閣下、ご期待に添いましょう」


「それにプティマを含めてジャッカ領方面が落ち着いたならば、此処を開発して例の場所が開発出来ます。それ程長くは掛からずに資金の方も潤沢に成るでしょう」「そうかアレがあったな、何れ情報を開示すれば、仮に借金をするにしても遣り易いし返す宛ても出来るな」


「然様です。それに資金面だけの話しなら迷宮、特に二十階の産出品が凄まじく、相当数の兵力を養えますよ」「それ程か・・・」


「現在はクランが取り仕切り、若手と雇った坑夫達が採掘していますが、もう露天掘り状態です」「そうか、そんな状態なら何時までも独占出来ねえな?」「はい、或る程度掘る状態に成れば、早目に開示して冒険者や独立坑夫(戦闘も出来る武闘坑夫達の事)を雇って採掘する方が効率的ですし、勝手に遣って貰えれば、此方の手間が掛からずに話しが早いですからね」


「しかし露天とはな・・・」「それは彼女の協力があってこその話しです【あの者達の助けと成るのならば、妾は今暫く力を使い鉱物を上へ押し上げようぞ】などと仰って下さいましてね、あの神々しいお姿を顕現為されて、僕の前に現れた時には感動に打ち震えましたよ、僕は失礼にも風呂場で裸でしたが、フレイアー様は厳かにそう仰って、迷宮順路から外れた一部の場所では、もうザックザック状態です」


ロボスはフレアの姿を思い浮かべて恍惚状態だったが、アビスは話しを引き戻す。


「敵将や幹部連中はどうする?」「それは閣下次第です。如何致しましょうか?」「俺次第か・・・そんな話しなら早く此処を済ませて、向こうと同時に話しをするとしょうぜ」「それが賢明かと・・・」だが結局、武装解除に手間取り、翌日には気の早いムウが、ザンザと幹部連中を引き連れて到着した。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

既にアビスを初めステラ村の幹部一同が居並ぶその前へ、ジャッカ領主カルロスとカスター、ザンザとその部隊の幹部が会して「どうやらカステロ殿が見当たらない様子なのですが?」ロボスが開口一番にジャッカの幹部不在を問い質す。


カルロスは不機嫌そうに「不在では無く戦死じゃ」「然様ですか」「伯父上、取り繕っても始まりますまい、この俺が一刺しで不埒者を成敗した」カスターは苦虫を噛みつぶした様な顔をして告げると、ロボスはニヤリと笑い「成る程、それは有り難うございます。手間が省けました」「手間だとぉ?」「はい、戦犯は彼だけだと此方は認識しておりますから、彼の処刑だけは当初から決まっておりました」


驚いたカルロスは「な、何じゃとぉ!」「伯父上、此処からは俺が話す」「何の事じゃ?」「あの男はプティマの意向に添って動いていたんだ」「その程度は、儂も知っておるぞ」「ここ数年の失敗続きと思われていた事業の中には、成功した物もあったんだ。だが彼奴がそれを握り潰して私腹を肥やし、その資金で密かに兵力を蓄えていた。報酬はジャッカ領その物、そしてその兵力がプティマを引き入れて、現在恐らく占拠している筈だ。此方が成功すれば、何食わぬ顔をして本領を守っていたなどと平気で嘯く汚い奴らだ」


「何じゃと・・・可笑しいとは感じておったが、其処までしておったのか」


カスターはカルロスへ噛んで含める様に「ジャッカ領は本当に豊かな土地だったんだよ伯父上、それを彼奴は汚い手で狙っていた。俺の跡継ぎ話を潰したのは、目の前のコブを遠ざける為で、可笑しと思った俺は、それから調査を始め尻尾を掴んだ時には既に手遅れだった」黙して語らずのカルロスは涙する・・・


「恐らく三國屋も噛んでいる筈だ。彼処はプティマの御用商人でな、伯父上を追い詰めるのに一役買ったんだ」「儂は全ての利権を譲り渡して仕舞った・・・それも彼奴らの手の内でな・・・ヤハリ儂は愚か者じゃ、度しがたい程の愚か者、それが儂じゃった」「と言う訳でアビス殿、この俺がジャッカの代表だ。出来ればだが、消沈している伯父上を休ませたいが、宜しいか?」「ああ、良いぜ」


行き成りな話しの流れで、何か言いたそうなカルロスだったが、素直に引き下がる事に同意して退場すると「此の俺、カスターがジャッカの跡を継ぎ、再興を目指したいが協力を頼みたい」「それは虫が良すぎるのでは無いですかな、カスター殿」


ロボスの指摘にカスターは「それは当然承知しているが、道連れにした盟友ザンザ殿に対して、此の儘では申し訳立たない、再興を果たしてザンザ殿の恩に報わねば死にきれぬ、命乞いだと取られても、恥を忍んでプティマにひと泡吹かせて、他の見通しが立った後には、この命なんざは惜しくは無い」


此まで黙って話しを聞いていたアビスだが「ほぉ~う、ジャッカは一切何も責任を取らず。俺達の村を荒らしたザンザを許し、更には自分達の再興に手を貸せと言うんだな?全てをプティマの所為だからと言い訳をして、それで通る話しなのかよ?オイ!綿密に計画してステラ村を襲ったお前達が厚かましいぜ。恥を知るんだな」


恥を知るカスターは小刻みに震えながら正直に「確かに俺は成功を意図して綿密な計画を練り、全力で事に当たった積もりだったが、全然足りなかった・・・」追い打ちを掛けるために発言を仕掛けたアビスを制する様にロボスは「何故、最初から諫める方向で動かなかったのですか?」


カスターは悔しそうに「決定的な証拠を手に入れた時には、既に軍が動く話しが、アッと言う間に広まって仕舞った。今から考えると噂が拡散するのが余りにも早く腑に落ちないが、俺自身は事態の進展に追い付けずに義伯父カルロスから縁談の復活話しが来て、更にプティマの支援まであると言われれば、アルゴスに確かめねば成らず。俺はそもそもジャッカの軍が動ける状態とも考えていなかったんだ。しかし実際に動き出したと聞いた時には、伯父上を守りたい一心で、攻撃プランを練っていた」


話しを聞き終わりロボスは「理解は出来ましたが、しかし、此方もおいそれとは、無罪放免に出来かねますが、当然宜しいですよね」「それは承知している、仲間と部下、それと伯父上が助かるならば俺はどうなっても良い、だがプティマへ対する怨みだけは果たせてくれ」


アビスが苛立った様子で「それじゃケジメに成らねえな、此方は死人も出したし、村も破壊された。手ぶらじゃ帰れねえし、気持も収まらねえ!」それは此方も同様だとカスターは考えたが、敗軍の将では詮無い話しだと、グッと堪えて話しを受け止めた。しかし、落とし所がカスターには見えない・・・


話しが途切れたので「閣下、一応兵士の取り扱いから話しますか?」「そうだな、幹部連中も含めて処分と待遇を説明してくんな」其処へザンザが「チョット待ってくれ!」「何だザンザ?」「俺の部下は雇い入れた者も多い、普通の兵士とは違い過酷な条件なら俺が受け入れても他が収まらねえ、それに此方へ向かった部下達は如何したんだよ?」


見当たらないザンザ部隊の別働隊を気に掛けるのは、向こうとしては当然の話で、出た以上は答えねば成らない、其処でロボスは「貴方の部下は全滅しましたよ」「なな何だとぉ――――お!一人残らずか?」「僅かに生き残りは、存在している模様なのですが、此方では詳細が全く不明ですね」


カスターへザンザは顔を向けると、首を振りながら「僅かに俺の仲間が生き残って居るのみだ」「そうか」と短く答えて後は黙りを決め込む様子でロボスは、それを機に事前に話しをしていた処遇を告げた。


此れ迄に無い条件を聞いて「部下達への処遇には寛大な処置を感謝する、俺は従うとするがザンザ殿、お主は如何する?」「俺の方も構わねえぜ。中には手持ち不如意の者達もいる筈だが、その程度なら立て替える事も可能だし、中には政情不穏に付き此処に残る事も考えている奴が、存在していても可笑しく無いな」カスターが不思議に思い「それは如何してだ?」


その様子を伺いロボスは「王が崩御為さいました。此から此のヘキサグラム王国は動乱の時代を迎えますよ」「何だと?確かなのか・・・」「もう少し貴方達が動くのが遅かったのなら、又別の道を選択出来たでしょうがね、四男のパトス様が跡を継ぎ、王太子と真っ二つに分かれた以上、プティマは優遇してくれる宰相へと必ずなびくでしょう」


聞き入っていたカスターは「そんな真逆、狙っていた様な上手いタイミングで事が起こるとは・・・」「狙っていたのでしょうね、そもそも毒殺との事でしたから、時期も向こうが選定したい放題だったでしょう、貴方方も恐らく嵌められた口で、アルゴスは此の情報を握っていた可能性すらあります」ロボスは推測を述べた。


アビスが聞き咎めて「それは確証がある話しなのか?ロボス」「恐らくですがね、何らかの思惑が無ければ、王国中の非難を浴びかねない、転移陣の武装集団通過を認める話しには、到底乗れないでしょう」「成る程な、ヤッパリ敵は、プティマと言う事か・・・まあ、初めから分かっちゃぁいた事だがな、良し決めた!俺は腹を括ったぜ。だが此を聞いてお前達は、今後の身の振り方を一体如何するよ?」


カスターとザンザは互いの顔を見合わせて「都合を聞いて頂けるのですか?閣下」「ああ、何も思わね訳じゃねえがな、人死にを出しているのは、何も此方許りじゃねえからな、お前達の態度次第では、考えねえ事は無いぜ?」


突然カスターは騎士の礼を取り「此の命、閣下の存分にお任せします。我が忠誠は今後閣下お一人の物、以後は何なりとお申し付け下さい。そして此の屈辱と怨みを晴らす機会を是非お与え下さるのなら、天地神明に懸けて全力を尽くす事をお約束致します」武装解除中で絞まらないが、アビスへと向けて畏まる・・・


ザンザも同様にカスターの横に並ぶと「俺は新しい傭兵団を立ち上げる、それも閣下の専属で働かせて欲しい。そして某かの手柄を立てたなら息子を家臣の端にへとお加え下さるのなら、天地神明に懸けて全力を尽くす事をお約束します」告げると同時に跪いた。


サルーンが物を言い掛けたが押し黙り「親父オヤジがそう決めたのなら俺は付いて行く」同様に膝を着くと、次々愚者傭兵団の幹部達が「右に同じく」連鎖してカスターの仲間も「俺は兄貴に惚れたんだ。許してくれるならステラに仕える!それに彼奴らプティマのやり方は気にくわねえ」などと、言い出すと口々に同調して行く・・・


その様子を見てアビスは「なら俺に付いて来い!みんな纏めて面倒見てやるぜ!」カスターの剣を返して祝福を授けると、その場の一同が一斉に拝して、一気に盛り上がったが、当然醒めた者もいて規約に沿って金銭を払い、ステラ村を後にした。


残されたのは半数程なのだが、元愚者のメンバーは300程が残留して、北へ徒歩二日の宿場村に拠点を構える事に成る・・・


そこは騎馬なら半日足らずの立地で、ステラ村へと連絡が付く、北にはフィールドダンジョンが存在していて、訓練と実益を兼ねた場所だった。


そこで捕らえた生き餌をラプトルへ与える事も、重要な仕事として請け負い、半数程は迷宮へと潜り定期的にステラ村常備軍との合同演習なども熟して行く事に成るのだが、元々ラプトル達の狩り場だったのだ。


現状戦などで手が足りていない昨今のアビス達では維持が厳しく、しかし、ステラ村に遮られて野放し状態に成る所だったのをザンザ達が請け負う事で持って来いの仕事と成った・・・


カスター達は南街道の隧道出口、現在は拓斗達が愚者を捕虜としている場所だが、肥沃な土地と南西には火山地帯で少量の鉱物と未だ産出される鉄が存在しており、ジャッカ領復興の資金として与えられる事に成ったが、隧道の出口付近に砦建設と街道の警護、更に兵役を義務付けられた上にカルロスの家族を人質にステラ村へと差し出させた。


此の処置には少し裏があり、カルロスの家族から娘が家臣カスターへ嫁ぐ事が既に決まっており、周りにこう言う形でケジメを付けたと言う芝居なのだが、ジャッカに受け入れさせた。カルロスは後に南砦で本格的に暮らすように成り、ステラ村の南方面防衛の一翼を担う事に成る・・・


余談だがカスターとカルロスの娘との間に設けた子供が、ジャッカ家の跡を継いで行く事に成る・・・


ロボスがザンザへ「後に北方面の開発と街道周辺をお任せしますが、徒歩で10日以上の距離は進出しないで頂きたい」「それは又何故?」


「北街道は本来ラプトルの生き餌確保の為に開発した街道でしたが、現在北の山脈麓に友好部族の開発村が密かに存在しています。彼の地とは盟約で結ばれており、周辺の土地は管理自体を委ねていますからね、拠点近辺と東なら幾らでも拡げて、資金の足しにして構いませんが、ラプトルの餌を確保する為の西と北は駄目です」


「了解したぜ。どうせ農業は俺達に向ねえからな、フィールドダンジョンだけでも良い稼ぎに成るだろうし、息子に何れは土地を任せるなら、良い経験をさせる事も出来るだろうぜ」「それは頼もしいですね、それではお任せします」


だがその年の秋、このフィールドダンジョンで問題が発生する事に成る・・・

拙作ですが楽しんで頂ければ幸いです。次回の更新予定は9月5日です。


細かな部分の言い回しやその他で気が付いた間違い等を随時訂正しています。


少しネタバレですが閑話を挟んで次の話題は、フィールドダンジョンです。


拓斗 男 人族 魂転移者 本名 板垣拓斗


【通常:精霊魔法LV4・精霊視LV2・妖精視LV2・魔力操作LV4・魔法創造LV4・エナジードレインLV2・魔力自動回復LV3・物理障壁LV3・障壁コントロールLV3・念話LV4・火系操作LV4(UP)・土系操作LV3・鑑定LV2・身体強化LV2・生活魔法LV2(UP)・地形操作LV2・風系操作LV2・空間魔法LV:--(NEW)時空間魔法LV:--(NEW)】

【エクストラスキル:契約魔法LV4(UP)従魔〔スライムのスラ他プラス名無し〕従精霊〔ジュート〕奴隷〔セラフィナ〕仮奴隷〔ポコ〕対等契約〔フレイアー〕】

【精霊契約:火の精霊サラマンダー・土の精霊ゲブ・水の精霊アプスー・大気の精霊シュー】


装備品:形見の胸当とマント・風林火山のブーツ・ワンド・ナイフ・フレアの守り(頭部装備)・魔力制御の指輪・絆の腕輪(パーティー編制用の道具、装飾品)・フレアの木刀


ミウ 女 兎人 OWOプレイヤー扱い


【通常:身体強化LV4・体術LV4・剣術LV4・探索LV3・気配察知LV3・解錠LV1・俊敏LV4・回復LV2〔ヒーリング〕・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV2・隠密行動LV1・気配遮断LV1・忍び足LV1・生活魔法LV1・瞬歩LV1】


装備品:白の燕尾服バニー仕様、ピンクの兎着ぐるみ、くノ一スタイル服、ヒットマンニット(生地自体は光を吸収するが、明るい状態で魔力を使えば、真反対の光学迷彩機能付き)革製の防御装備一式 魔綱製のロング・ソード、くノ一スタイル時の忍者刀(名は黒鐘くろがね)・フレアの棍棒

装飾品:魔力制御のイヤリング・イメージ・チェンジ・リング(五着分の変身を可能にする)


スラ 不明 拓斗の従魔スライム 元OWOプレイヤー 本名 早瀬美優


【種族固有:胃袋LV4・強酸消化LV3・物理耐性LV4(UP)・聞き耳LV2・分裂LV4・魔力吸収LV3・生物吸収LV3・エナジードレインLV3・変化LV3】

【通常:毒耐性LV3(UP)・腐敗耐性LV3(UP)・強酸耐性LV3(UP)・並列思考LV4・念話LV3・気配遮断LV1・隠密行動LV1・気配察知LV2・魔法耐性LV2・解体LV3・分析LV3・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV3・衝撃耐性LV1(NEW)】

【強奪した能力:強制支配LV1同族限定】

【ガイダンスAI協力体制、命名アイ子】


セラフィナ 女 吸血姫 拓斗の奴隷 OWOプレイヤー 本名 山口桃子


【種族固有:吸血LV4・エナジードレインLV3・召喚LV2(蝙蝠の鞍馬)・血液操作LV2】

【通常:身体強化LV3・ドレイン耐性LV2・痛覚耐性LV3・変化LV1・気配遮断LV1・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV1・生活魔法LV1・転移LV1(NEW)】

【吸血後:身体強化LV4・エナジードレインLV3・各種耐性の強化】

【エクストラスキル:痛覚の快楽変換LV3・恥辱のパワー変換LV4】

【強奪した能力:頑強LV1】


【現在縛りプレイ中:放置プレイ、羞恥プレイ、女王様プレイ】


標準装備品:伝説の網状恥辱レオタード・奴隷仕様改(能力未公開)女王様のブーツ(能力未公開)黒の燕尾ベスト(能力未公開)パピヨンマスク(赤外線、熱感知、相手に見せる幻視)魅惑の網タイツ他、セラ専属恥辱品装備多数・雷龍の千条鞭(雷撃・ドレイン)・ジュート(貸与中)緊縛のチョーカー格上げ・フレアのナックルカバー


特殊装備品:インビジブルマント(透明裸窃とうめいらせつのマント)・奴隷仕様改(UVカット、セラ専用装備品の強制収納、透明化)日中限定


備品:棺桶〔アルフォンス・シルベスター・ヒッキンゲン男爵、通称バロン〕


ポコ 女 狸人 拓斗の奴隷


【種族固有:舞踊LV1・鼓舞LV1・変化LV1・土系操作LV1】

【通常:身体強化LV2・体術LV2・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV2(UP)・生活魔法LV1・弓術LV2(UP)・小太刀LV2(UP)・風系操作LV2(UP)】


装備品:絆のチョーカー(物理障壁あり)・弓張月ゆみはりづき・フレアの小刀


ガッチャ 男 鼠人 OWOプレイヤー 本名 佐藤浩一


【種族固有:俊敏LV3(UP)・気配遮断LV2・強嗅覚LV2(UP)】

【通常:腐敗耐性LV1・隠密行動LV1・身体強化LV2(UP)・体術LV2(UP)・魔力操作LV1・魔法創造LV1・火系操作LV1・生活魔法LV1・交渉LV1・剣術LV3(UP)】

【強奪した:現在無し】

【現在縛りプレイ中:笑福の呪いプレイ(一日一度他人を笑わせる事、但し滑るとHPにダメージ)デンジャラスショッピング(買い物で負ける事は許されない)】

装備品:フレアの木刀大小・革鎧一式

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

銀の狼、通称は銀狼ぎんろう・・・メンバー紹介


白銀のフェル:30歳リーダー、長剣使い 魔法剣術使い アビスの弟子

堅狼のロボス:27歳フェルの弟 杖使い 後衛回復役

ラブラ:28歳 シェパの姉 長斧使い 前衛、護衛兼突撃役

シェパ:26歳 ラブラの弟 槍使い 前衛、護衛兼突撃役

ギンガ:29歳 蛮刀使い 探査、切り込み役 

コチャ:24歳 ギンガの妹 弓使い 探査役

カメリヤ:21歳 双剣使い フェルの恋人 便利屋 OWOプレイヤー

本名スージー・アナスタシア・ロチェンコフ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ