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ツイン・タクト (外部世界の不思議な物語)  作者: スラ君
第二章 ステラ村の攻防
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067話 ステラ村での出来事・・・後編

驚きの新事実が降って湧いた状態の拓斗は、心中大混乱に落ち入る・・・

皆が集うタクトの部屋で、気を失っていた拓斗は目を覚まし「俺はどう成った?」〔何の話しじゃな主殿?〕拓斗はいぶかしんだが「いや・・・何でも無いよ」


内なる拓斗は・・・


テイムした後気を失った様な気がしたが、どうやら俺は無事に立っているな・・・


如何言う事だ?一瞬の出来事だった様だが夢か?イヤ、違うな・・・あんな体験は今迄した事が無かったが妙にリアルだった。OWOのスタート画面で俺自身が真逆タクト君を選ぶ何てな・・・


いや待てよ?スラやセラから聞いた話しを元にして、頭がどうかしたのかも?だが俺はあんなにハッキリとOWOのスタート画面を鮮明に思い起こす事が出来るものなのか?後で俺が見た物が一緒だったのか、誰かに確認してみよう・・・


〔何を言って居るのじゃ面妖じゃの、じゃが目の前の此奴こやつは、チャンとテイム出来たのじゃな?〕「多分出来たんだがな、此奴こいつには人格は無さそうだよ、念話が全く通じないな」〔それは又残念な事じゃが、ならば此奴はどの様な存在なのじゃ?〕「生まれたてのスライムと言った所か・・・本能だけの個体だな、スラ達とは違う存在だよ、イヤ、此が本来のスライムなのかもな」〔命令には従うのかの?〕


拓斗はスライムに向かって「おい此方に来い!」未だゆっくりとだが、命令に従い近付くと「止まれ!」停止すると「言う事には従う様子だな」〔ならば問題は無いじゃろの、低級な獣魔なら意思疎通が難しいとも言うが、この個体も訓練して強く成れば、役立つ事もあるじゃろう〕


「成る程、念話が通じないのでは無く、返す知能が此奴には無いのかもな・・・」

〔そうじゃろうな、育て方次第では、スラ達と同様に役立つ味方に成るやもじゃ」

「カードを取り出せるか?」動かない「どうやら難しい命令には反応しない様だ」


拓斗は途方にくれていると〔アタシが一旦体内に取り込んで、今の核を元に新しい身体を与えれば、即戦力だわさ〕一瞬良い話しに聞こえたが「まだ本格的に此奴の正体が判明していないからな、危険な真似は為ずに此処は無難に育てようか」


〔分かったわよ、だけどタクト君のボデーが出来上がるまでなら、教育係をしても良いって、タクト君が言っているわよ?〕「それも有り何だが、核が既に存在していて希薄でも意思擬きはあるんだろ?そんな所に入っても良い物なのかな・・・」


〔ダメ元でしょ、相手が希薄なら今のタクト君が影響を受ける事などは無いわよ、それよりも樹核石入りのスライムなら、この子はどんな育ち方をするんだわさよ、ホント興味深いわ、あぁ~楽しみだわさ♪〕「おい実験する積もりなのか?そんな話しなら俺は反対だ」


〔そうじゃ無いわよ、もし大した事が無いのなら、今作成しているボデーに後から乗り換えれば、良いだけの話しだからね、その間暇してるのも退屈だと、タクト君本人が乗り気だし、アイ子もデーターが増えると喜んでいるわ、検証が出来る初期段階のスライムと、簡単に意思疎通が出来るんだから、アタシ達と比較して違いも理解出来るわよ、こんな美味しい話しは無いわさ〕


一気に捲し立てられて、拓斗はやや面を食らいながらも「それでもタクト君の意思確認が先だ。本当に良いんだな?タクト君」〔良いよ拓斗、一から始めるのも良い経験だよ、僕に任せて〕〔と言う事だわさ〕


再び内なる拓斗は・・・


さっきの幻みたいな話しが事実なら、このスライムには魂が入って居ない事に成るんだが、お気楽そうな二人の話に此の儘任せても良いのか?だが実際に念話では、話しが出来無い・・・案外この俺を偽って、機会を伺っているのかも?確信が持てないぞ?一体どうすれば良いんだ。


拓斗が何時までも黙っていると〔当人が遣りたがっているのに煮え切らないのは、ご主人様らしく無いわさ〕何故か偉そうなスラだが「仕方無いかな?だが危ないと感じたら即中止だからな!」〔分かっているよ、僕は大丈夫さ〕スラが近付き虹色スライムに接触すると、タクトの樹核石が相手の体内へと入り、プルプルと震えた後に元から存在してた核からカードを取り出して来た。


間違い無くタクト君のカードで「結果は分かってはいたが、此で確認が取れたな」〔そうじゃな、じゃが核が二つとは・・・〕〔ツイン・ドライブ・タクトだわよ〕「何か凄く強そうスね、それに格好いいスよ」「二つの核で強い力を一定の方向に向かわせるか・・・育てば恐ろしい程の響きがあるな」


突然タクトの声が頭ですると〔まあ今はレベルが低いけれどもね〕「念話も可能に成ったのか・・・」〔ああ、今は僕の念話だけだけれども、何れは同居人も出来る筈だから、それ迄は手取り足取り教えるよ〕「成る程な、そんな効果もあるのか、こう成ったら後は宜しく頼むしか無いな」〔任せてよ拓斗〕


〔それよりも此の身体凄いよ、レベルは未だ低いけれど、エネルギーが全然足りていないな、力が戻ればどう成るんだろうね、何か食べる物は無い?〕〔ドッサリとあるわよ〕〔お願い早瀬お姉ちゃん、出してよ〕〔分かったわ〕


この後、次から次へと肉を消化して行くタクトは〔未だ未だ入るね、胃袋は底なしだよ、だから百数十日も補給無しで身体が持ったんだよ〕「普通ならそんなに持た無いのか・・・」拓斗もその様子を伺う・・・


ドンドンと体内に取り込んで行く姿を見られながら〔どの程度の蓄えがあったものかは、もう不明だけれども、既に在庫が尽きて、体内に残されていたエネルギーを消費していた見たいだから、もう何日か後ならこの子死んでたよ〕


「其奴は僥倖だったと言うべきか、何と言うべきか迷うが、お互いに良かったのかもな、未だ一例で断言は出来ないが、此の身体がOWOプレイヤーに狙われていた証拠の一つだからな(ヒョッとして確証は無いが俺かも知れない)後で父さん達に報告しなければ駄目だな」


再び内なる拓斗は・・・


しかしあの夢?実体験だったとすれば、記憶が無かった事が訝しい・・・仮に事実だったとして、あのスライムへ俺は入って居ないんだから、何故タクト君の元へと向かったんだろうか?何らかのプログラムで、自動的に目標へと向かった可能性はあるのだが、その後の行動は此処へ居続けた。


前の推測ではカードを目標として、OWOプレイヤー達は魂転移を果たしていると考えたんだが、正鵠を得ていたのかもな・・・実際、その予測が当たっていれば、カードを持たない俺には辿り着けずで、カードを持って居たミウには、早瀬さんが辿り着いたんだからな、此はありの推測だよな、ならばあのスライムに何も入って居なかった理由付けには成るのか・・・


だが何故だ?どうして俺は、あのスライムの中に入って居なかったんだ?謎だな?セラの召喚獣(大蝙蝠)選択や従魔選択とは違い、特典スキルを選択した場合は、メッセンジャーを使わずに直接魂転移をするのか?未だ未だ謎だらけだな・・・


実際俺自身がプレイヤーだった証拠は無い、確信が持てる迄は黙っておく方が良いかもな?アビスさんやリズさんには、知らなかったとは言え、俺はプレイヤーじゃ無いと、ハッキリ言い切ったから気後れもするしな・・・もしも確信が持てたならその時には改めて、この親子に心の底から詫びを言おう・・・


だが仮にそうだとしても、それでは如何して?と言う疑問が残るな・・・


確かあの時【今回は色々と不測事態の連続だったんだよ】とガイアは言っていたのだが、俺は彼処へ行かずに直接此処へと来る段取りだったのか?だがそれだと何故魂の回廊へと迷い込んだんだ?又謎が増えたぞ!次から次へともう勘弁して欲しい所だが、現実逃避している場合でも無いな・・・


それにあのスライム・・・本来なら早瀬さんの様に俺も同様の流れで、タクト君を探していたのなら餓死直前まで此処に滞在出来たのか?イヤ、無理だろうな、その場合はスライムの身体で俺は行動を、生きるための活動を始めていたのは確実だ。


記憶があれば諦めきれずに主催者へ文句を言いながら、絶対ゲームを始めていた筈なのは、疑いようのない話しだ。俺には預かり知らぬ事で、例えそれがタクト君の身体を探し出す旅でもな・・・


ならば運が良かったのか?もしあの回廊へ迷い込まなかったら・・・イヤ、過ぎた事を考えても駄目だが、ヤハリ考えて仕舞うな、タクト君は偶々カードを置き忘れていたが、持って移動していたならば、当然ながらガッチャやセラフィナと同様の結果に成ったのか・・・ドンドン深見に嵌まって行くな、混乱している。


後先の話しだが、あの時点で俺が明確にプレイヤーと認識していれば、早瀬さんを斬り殺すか、魔法で焼き殺していたのかも?その場合はミウが変な状態に成る事も無く、プレイヤーから狙われる事は、勿論回避出来た筈だ。


逆の場合は、後からスラをテイムする事も無く、此のスライムを従魔として動いていたのかもな?と言う事は今の関係性は無かったと考えるのか?ア~ァもう考えるのは止そう、イフ話しは果てしない、全てはガイアに話しを再び聞いてからだ。


一度ならずも話したんだ。こうなったら早く現れて欲しいものだな全く・・・


同時進行で内なるエルーザは・・・


主殿は敢えて口に出さぬ様なんじゃが、カードを追って彼奴あやつが少年タクトを狙った事は、此の妾でも今迄の話しの流れから充分推察出来るのじゃが、そのプレイヤー自体は、一体何処に行ったのじゃ?念話では初期段階のスライムに成って居るとの話しじゃが、本来なら残って居らねば話しの辻褄が合わぬ、そんな事に気が付かぬ主殿ではあるまい、ならば何故その事を言及しないのか・・・


既に力尽き、本来宿っている筈のプレイヤーは、完全消滅したのか?テイムをする前迄は、主殿も可成り警戒して居った模様なんじゃやが、その後は一転して無警戒じゃ、その証拠に少年タクトの樹核石を割合簡単に許して従魔へと移した。


従魔と為して安心出来たとも考えられるのじゃが、成功した後の発言も妾には腑に落ちぬの、主殿の事じゃから何かを企む事は無いのじゃろうが、何かを隠して居る事は十分に疑えるか・・・


まあ、お人好しの主殿じゃ、話せる時期が来れば自ずと話してくれるじゃろ、妾はそれを待って居れば良いのじゃが、スラ、イヤ、早瀬殿が何処まで勘付いて居るのやもじゃな?今は新しい実験対象が手に入った事で、浮かれ喜んで居る様じゃが、この件は此の儘では済むまいのかもの・・・


真逆、この様な出来事が待って居ようとはの・・・


少し前〔主殿〕「何だジュート」〔転移が可能ならばじゃ、地上の様子を確かめて迷宮に舞い戻る事も可能じゃの?〕「ああ、そうだな・・・一体何が言いたいんだジュート?」〔いや何、そろそろ地上では戦じゃろう?〕「そんな話しだな」


〔転移を多用して、運営に居所を知られたく無い気持は分かるのじゃが、今ならば融通が利く筈じゃ、此の儘上の様子を無視して事が終わった後に地上へと出れば、知らぬ間に支配者が変わって居った。と言う話しに成りゃせんかの?〕「大丈夫だろう、ステラ村の主要メンバー達は、落ち着いていたよ」


この辺りの考え方は、老成して居るの・・・前に早瀬殿から聞いた転生の話しを信じるのならばじゃ、主殿の人生経験は豊富じゃと言う事じゃ、妾も見誤る事の無い様にしたいものじゃ・・・


〔その様子じゃったがな、戦は水物じゃ、流れが変われば何が起こるか分からぬ物じゃ〕「それも言えてるな?一度機会を作るか・・・」〔ならば早い内が良いの〕「丁度あれからひと月、もうC級ではスキルも打ち止めだからな、みんなにそれと無く打診して見るか?」〔それが良いじゃろうの〕


等と会話して数日・・・地上では時期を計った様な展開じゃ、その上このスライム事件ならば、主殿を取り巻く話しも段々と加速しそうな様子じゃな・・・


イヤ、時期と言うならばじゃ、今回はタイミングがギリギリ、実に際どかった状態じゃったからの・・・


ステラ村の連中も予期せぬ展開じゃった模様で、上層部は可成り慌てて居る・・・


その証拠は時間稼ぎの為に動いたアビス殿の不在が証明して居るのじゃ、一日でも遅れればじゃが、案外今回は不味い事態に成って居ったやもの?反対に此が四五日早ければじゃ、準備を済ませて再び迷宮へと引き返して居った可能性も十分に考えられる・・・


ヤハリ我が主殿は、何かを持って居る様じゃな♪楽しみな事じゃて・・・


閑話休題


その後、明日は未明から動く事が決まっていたので「食欲が落ち着いたのならば、今日はもう解散だ。明日は早いしな」「そうスよね、納得スよ」〔まあ、後の事は経過を見てからじゃな〕〔そう成るわね〕〔お姉さんは、タクト君と狩りかな?〕


全員がミウねえのヤル気発言に驚いたがゲボは〔それでは私が護衛します〕〔え!良いの〕〔その段々と光輝く状態なら夜でも目立つわよ、狩りなんてとんでも無いわさ〕反対にスラが水を差す・・・


最初よりも遥かに光輝く虹色を見つめて「そうだな、最低でも普通のスライム同様に目立たない様に成らなければ許可出来無いな」〔此から訓練だわさ〕〔そうか、残念だが仕方ないね〕〔と言う事で取り敢えず、ご主人様の部屋が使われていないから、其処を使いなさいよ〕


「バロンに頼めば直ぐに用意が出来るスよ、任せて下さいス」〔そうじゃな、問題あるまい、主殿それではいとまする〕〔それじゃね〕〔お姉さん残念だわ、久々にヤル気が出ていたのに・・・〕〔だから何でおねえはそんなにヤル気満々なのだわさ?〕〔タクト君は可愛いし、お姉さんは折角出来た弟を応援したいからだわ〕


スラはその発言を聞いて〔あ、それならアタシも気持分かるわ、タクト君は何時も健気だものね、でも駄目よチャンと訓練計画を練ってからだわさ〕


其処へゲボは反発する様に〔私は最近頑張っていますよ、お姉様の様に気紛れでは発言していません、無論弟の世話をするのは吝かでは御座いませんが、私は何れ活躍をして、その内にゲボの冒険談を本で出版します〕〔興味深い話しじゃの、妾も考えて見るかの?〕


素っ頓狂な声をスラは出し〔ア、アンタ、真逆そんな事を考えていたの?〕〔勿論そうですよ、何のための冒険、何のための戦いか、それを記録したら出版の流れは当然です〕〔あぁそう、なら頑張って、それじゃ改めてお休みぃ~〕


やや脱力しながら拓斗も「ああ、みんなお休み」それぞれが挨拶を終えると、無駄だとは知りつつも、再び拓斗は考え込むのだった。翌日、タクトをバロンの部屋へ預けて、拓斗達は南街道へと出発する・・・

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

話しはやや遡る・・・


帰り着いたカメリヤは、直ぐにフェルを見つけ出し、帰って来た事情を詳しく話す「それじゃ、久々にデートでもしたいんだが、未だ仕事も残っている状態だから、悪いけど済ませて夜からだね」「それで良いわよ、でもアタシ、それ迄はどうしていようかな・・・?」既に甘々の空気を醸し出す二人にラブラ達姉弟は、居ないも同然で既に路傍の小石、或いは壁に成っていた。


少しフェルは考えた後「僕の部屋でも良いんだが、食事もゆっくりと摂りたいし、チョット贅沢して高級宿にでも泊まるかな?」「それも良いわね、それでは宿屋を押さえて後はブラブラと見て回るわよ」「そうだな、高級宿は彼処だけだからね、僕も迷う事は無いよ」「そう、なら仕事頑張ってね」「分かっているよ」


その夜二人は久々の逢瀬を楽しみ、一夜のそれは尽きる事の無い甘い夢を見ていたカメリヤは、廊下からの賑やかな足音で目が覚める「何?何の騒ぎなの?」其処へラブラとシェパ姉弟が現れて「どうやら敵襲だよ」


睡眠不足のカメリヤは、その時初めて隣にいる筈のフェルが居ない事に気が付いた「ならアタシも支度してフェルの元へ向かうわ」「彼奴ならもう騒ぎの中心さね」


ラブラがお手上げのポーズを取りながら告げると「モーゥ何で?起こしてくれれば良いのにホンと冷たいわね」「お前さんに危ない場所へと来て貰いたく無かったのさね」「けれどアタシも銀狼よ」「それも分かっちゃいるさね、けれど混戦の中でプレイヤーがいたら危ないと判断したんだろうね、実際奇襲で混戦さね、アンタも察して理解しておやりよ」


唇を噛んでカメリヤは俯くと「アタシらは遅ればせながら向かうけれど、アンタは此処に残るんだよ、態々フェルに頼まれて、アタシ達が此処まで来たんだからね、分かった?」「でもアタシ、みんなの役に立ちたいわ」


其処にシェパが「駄目だ!俺達を困らせるなよ、遅れればフェル達が危なく成る」「分かったもう行って、後の事は自分で考えるわ」「序でに言うとタクト君達は、もう疾っくに南街道へ向かったさね」


話しを聞いて驚くカメリヤは「えぇ!昨日はアタシに何も言って無かったけど?」「あの子達もアンタの事を気遣ったのさね」「あの子達ったらもう・・・」昨日は早々と別行動をしていた事を思い出した。


「偶然あの子達が出発する前に【妹の事を頼みます】とタクト君に頼まれてね、今残って居るのは、ディアナ嬢ちゃんだけだから、あの子の面倒を頼むわよ」「仕方無いわね、任せない」その頃、既にディアナはリズと一緒に戦闘の最中だった。


仕事が出来た事に安堵したカメリヤだったが、この三人で残留した事が偶然幸いと転じて、ステラ村内部に潜入した敵の工作員を炙り出す事に成る・・・


何故か大活躍したディアナ嬢ちゃん、後年『白い悪魔』と二つ名が付いたのだが、後に引き摺られた形のゴランも同様で三節棍を巧みに使い、鋼の身体で攻撃を無効化する姿は『鋼の破壊者サル』と二つ名が付いた。


そして雌虎の残留組とクラン白豹の爪が活躍する事に成るのだが、此処では村中で戦う残留組全員の活躍を敢えて詳しくは紹介しないでおこう・・・

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

話しは再び少し戻して前日のステラ村では・・・


南門辺りに兵が移動して、転移陣への警戒が強まった頃、カメリヤと別れたフェルとラブラ達姉弟は「此から雌虎の宿屋へと向かう」「カメリヤと会った後におトキかい、一筋とは承知しているけれど、あの子が知ったら焼き餅を焼くね」


「まあ、仕事だからな、頼み事も親父さんからされるよりも、此の僕からの方が、万が一断りたく成ったら言い易だろ?だからだよ」「成る程ね、それで頼み事とは何さね」「会ってから話すよ、二度手間だからね」


話している間に到着すれば、此方も慌ただしくトキが「おやフェル達かい、見ての通り今は忙しいんさね」「悪いがその忙しい時にトキにお願いだ」「なんだい、糞親父が使う駄洒落ダジャレ見たいな言い方は・・・」


嫌そうな顔をするトキに「おトキ、昨日手に入った新情報なんだが、ザイオンから愚者の奴らが攻めて来る」「もう、知っているさね、何で今頃伝えに来るのさ?」


「既に昨日、早ければ一昨日にジャッカ軍と交戦状態に成っていると思われるんだがね、其処へこの知らせで手が足りない、本当は南街道へと向かって貰いたいが、余所からの援軍が来る様なら弟曰く、此処の転移陣を使って小規模、或いは中規模以上の破壊工作をして来ると睨んでいたんだよ」


「それでこのアタシ達に何をさせ様と企んでいるんだい?」「大規模とも迄は言わないが、どうもプティマがキナ臭いんだ。其処で転移陣の警備を請け負っちゃくれないか?無論断っても良いよ」「アビスの旦那に頼まれたら勿論断れないからね、だからアンタが来たのかい?」「そう言う事」


「実はロランさんから昨日話しが来てね、愚者の話は知っていたのさね、だが何をしろとも聞いていないからさ、独自に動ける様今日は編制を急いでたんだ」「もう既に力を貸してくれる積もりだったのか?」「ああ、まあ今回はアタシの下手打ちで断れない事情もあるからね、言われてから動いたのでは遅いだろうさね、だから南に行くのか?はたまた北東か?何でもする積もりだったのさね」


「有り難うおトキ、恩に着るよ、其処で何だが明日から当直に混じって人数の方を増やせないか?南門の方を強化したので、増やしてはいるがやや転移陣が心許ないんだ」「分かったよフェル、編制中の子達を何組かに分けて、転移陣の哨戒に当たらせるよ」「ああ、頼む」


余談だが襲撃直後にトキ、スズ、フウが偶々転移陣にいたのは、この日から雌虎が歩哨に参加する話しに成った為、様子見をしていた事に起因する・・・


この動きで後の展開が有利に成った事は、申し述べる事もあるまい、その翌日には一連の流れに突入して雌虎の面々には大きな借りが出来る事に成る・・・

拙作ですが楽しんで頂ければ幸いです。次回の更新予定は9月2日です。


拓斗 男 人族 魂転移者 本名 板垣拓斗


【通常:精霊魔法LV4・精霊視LV2・妖精視LV2・魔力操作LV4・魔法創造LV4・エナジードレインLV2・魔力自動回復LV3・物理障壁LV3・障壁コントロールLV3・念話LV4・火系操作LV4(UP)・土系操作LV3・鑑定LV2・身体強化LV2・生活魔法LV2(UP)・地形操作LV2・風系操作LV2・空間魔法LV:--(NEW)時空間魔法LV:--(NEW)】

【エクストラスキル:契約魔法LV4(UP)従魔〔スライムのスラ他プラス名無し〕従精霊〔ジュート〕奴隷〔セラフィナ〕仮奴隷〔ポコ〕対等契約〔フレイアー〕】

【精霊契約:火の精霊サラマンダー・土の精霊ゲブ・水の精霊アプスー・大気の精霊シュー】


装備品:形見の胸当とマント・風林火山のブーツ・ワンド・ナイフ・フレアの守り(頭部装備)・魔力制御の指輪・絆の腕輪(パーティー編制用の道具、装飾品)・フレアの木刀


ミウ 女 兎人 OWOプレイヤー扱い


【通常:身体強化LV4・体術LV4・剣術LV4・探索LV3・気配察知LV3・解錠LV1・俊敏LV4・回復LV2〔ヒーリング〕・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV2・隠密行動LV1・気配遮断LV1・忍び足LV1・生活魔法LV1・瞬歩LV1】


装備品:白の燕尾服バニー仕様、ピンクの兎着ぐるみ、くノ一スタイル服、ヒットマンニット(生地自体は光を吸収するが、明るい状態で魔力を使えば、真反対の光学迷彩機能付き)革製の防御装備一式 魔綱製のロング・ソード、くノ一スタイル時の忍者刀(名は黒鐘くろがね)・フレアの棍棒

装飾品:魔力制御のイヤリング・イメージ・チェンジ・リング(五着分の変身を可能にする)


スラ 不明 拓斗の従魔スライム 元OWOプレイヤー 本名 早瀬美優


【種族固有:胃袋LV4・強酸消化LV3・物理耐性LV4(UP)・聞き耳LV2・分裂LV4・魔力吸収LV3・生物吸収LV3・エナジードレインLV3・変化LV3】

【通常:毒耐性LV3(UP)・腐敗耐性LV3(UP)・強酸耐性LV3(UP)・並列思考LV4・念話LV3・気配遮断LV1・隠密行動LV1・気配察知LV2・魔法耐性LV2・解体LV3・分析LV3・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV3・衝撃耐性LV1(NEW)】

【強奪した能力:強制支配LV1同族限定】

【ガイダンスAI協力体制、命名アイ子】


セラフィナ 女 吸血姫 拓斗の奴隷 OWOプレイヤー 本名 山口桃子


【種族固有:吸血LV4・エナジードレインLV3・召喚LV2(蝙蝠の鞍馬)・血液操作LV2】

【通常:身体強化LV3・ドレイン耐性LV2・痛覚耐性LV3・変化LV1・気配遮断LV1・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV1・生活魔法LV1・転移LV1(NEW)】

【吸血後:身体強化LV4・エナジードレインLV3・各種耐性の強化】

【エクストラスキル:痛覚の快楽変換LV3・恥辱のパワー変換LV4】

【強奪した能力:頑強LV1】


【現在縛りプレイ中:放置プレイ、羞恥プレイ、女王様プレイ】


標準装備品:伝説の網状恥辱レオタード・奴隷仕様改(能力未公開)女王様のブーツ(能力未公開)黒の燕尾ベスト(能力未公開)パピヨンマスク(赤外線、熱感知、相手に見せる幻視)魅惑の網タイツ他、セラ専属恥辱品装備多数・雷龍の千条鞭(雷撃・ドレイン)・ジュート(貸与中)緊縛のチョーカー格上げ・フレアのナックルカバー


特殊装備品:インビジブルマント(透明裸窃とうめいらせつのマント)・奴隷仕様改(UVカット、セラ専用装備品の強制収納、透明化)日中限定


備品:棺桶〔アルフォンス・シルベスター・ヒッキンゲン男爵、通称バロン〕


ポコ 女 狸人 拓斗の奴隷


【種族固有:舞踊LV1・鼓舞LV1・変化LV1・土系操作LV1】

【通常:身体強化LV2・体術LV2・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV2(UP)・生活魔法LV1・弓術LV2(UP)・小太刀LV2(UP)・風系操作LV2(UP)】


装備品:絆のチョーカー(物理障壁あり)・弓張月ゆみはりづき・フレアの小刀


ガッチャ 男 鼠人 OWOプレイヤー 本名 佐藤浩一


【種族固有:俊敏LV3(UP)・気配遮断LV2・強嗅覚LV2(UP)】

【通常:腐敗耐性LV1・隠密行動LV1・身体強化LV2(UP)・体術LV2(UP)・魔力操作LV1・魔法創造LV1・火系操作LV1・生活魔法LV1・交渉LV1・剣術LV3(UP)】

【強奪した:現在無し】

【現在縛りプレイ中:笑福の呪いプレイ(一日一度他人を笑わせる事、但し滑るとHPにダメージ)デンジャラスショッピング(買い物で負ける事は許されない)】

装備品:フレアの木刀大小・革鎧一式

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銀の狼、通称は銀狼ぎんろう・・・メンバー紹介


白銀のフェル:30歳リーダー、長剣使い 魔法剣術使い アビスの弟子

堅狼のロボス:27歳フェルの弟 杖使い 後衛回復役

ラブラ:28歳 シェパの姉 長斧使い 前衛、護衛兼突撃役

シェパ:26歳 ラブラの弟 槍使い 前衛、護衛兼突撃役

ギンガ:29歳 蛮刀使い 探査、切り込み役 

コチャ:24歳 ギンガの妹 弓使い 探査役

カメリヤ:21歳 双剣使い フェルの恋人 便利屋 OWOプレイヤー

本名スージー・アナスタシア・ロチェンコフ

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