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ツイン・タクト (外部世界の不思議な物語)  作者: スラ君
第二章 ステラ村の攻防
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066話 ステラ村での出来事・・・前編

楽しみにしていたステラ村での滞在だったが、戦乱の匂いで風雲急を告げていた。

帰って来た!と表現した方が正しいものか?初めて訪れたと表現した方が良いものなのか?実に迷う所ではあるが、拓斗は仲間と共にステラ村の南門へと到着した。


迷宮出口で身分証明書の発行を頼むと、クランの世話人達から妙な顔をされたが、セラフィナは魔族で初めてステラ村に足を運ぶのであり、そして拓斗を初めとするミウとガッチャは、身分証明のカードすら持っていない・・・因みにポコもだ。


拓斗とミウは当然顔見知りなので、村へも大手を振って入れるのだが、普通ならば誰もテイムをしないスライムを三匹も従魔にしているから、登録しなければ不味い話しと成る・・・領主の息子ならば率先して規則の遵守じゅんしゅを行う事は正しい筈だ。


因みに召喚獣の鞍馬チャンと武具扱いのジュートは、登録の必要は無い・・・


そこで事情を簡単に話すと南門へ行く様に促されて、門番から色々と面倒な書類を書かされた挙げ句、何故か物々しい雰囲気の中、一同が開放されたのが、そこそこ時間が経った後だった。


その頃には長く待って貰うのが悪いと言う事で、入村手続きが先に済んだゴランと双子のカムセラとアムセラ、そしてウキウキと、もう待って居るのも、もどかしいカメリヤを促して先に村へと入って貰い、既に別行動と成っていた。


一応先にリズさんの元へディアナを向かわせ様としたのだが、彼女は何故か拒否して「兄様と一緒に帰る」と言って聞かない・・・


スラ達三匹分の従魔登録を済ませ。各々が書類を手に入れて館へと向かったのは、当然の流れで「大将、ワイも館でお世話に成ってホンマええんでっか?」「ああ、良いよ、ガッチャは一応死んだ事に成ってるし、家族の元へ帰すのもそれはそれで変な話しに成るだろ?何より宿屋へ一人だけ向かわすのも可哀相だしな」


ガッチャも並んで歩きながら、拓斗の言う事を聞いていたが「そりゃ有り難い話しでっけど、ワイは宿屋でもええんちゃうんかいなと、思うんですわ」「又どうしてだ?」「そりゃ自由に出入りして、買い物やら観光やらしたいからですわ」「そう言う事か、でも一度は父さんに挨拶すべきかな?それから判断して自由にしろよ」


「因みに雌虎に合流がし辛い双子のカムセラとアムセラも泊まるしな、あの二人は【私達は泊まる以前にアビス閣下への正式なお詫びが先何ですけれど・・・】何て言っていたが、許され無い何て事は無いだろうからな、ガッチャも遠慮するなよ」


「そない言われたらそうでんな、ほな挨拶してから、と言う事にしますわ」「是非そうしてくれ」「アタシは家に帰るわ」「そうか、それじゃロランさんや姐さんに宜しく」最後には空手の押忍!状態で「ホント、母さんの事では頭が痛いわよ」


落ちが付いて皆で笑いながら進むと「それじゃぁねタクト、夜には小父様に挨拶をしに行くわ、と言っても同じ館内だけれどもね」「ああ、楽しみに待っているが、何だか慌ただしいな?南門も物々しかった様だし、何かあったのかもな・・・」


ミウも南門の様子を思い出し、村中の様子を伺うと「それもそうだわね」


其処へゴランが戻って来て「皆、北東の旧関所辺りで戦争がおっ始まってるらしいぞ!それに母さんが南街道へ出向いている様子なんだ」「え、母さん居ないの?」「ああ、親父がクランに居るらしいんで、此から皆で話しを聞こう」


その後、事情を聞いて拓斗は「それでは明日早朝に南街道へ出向きます」「ああ、タクト準備も怠るな」「ハイ、ロランさん此からバッチリ準備します」「タクトも行くし、アタシも母さんの応援に行くわ」「そうだな、母さんも屹度喜ぶだろうが無茶はするな」「分かっているわよ、父さん」


内なるロランは、一端いっぱしの戦士面しやがって、もう子供じゃねえんだなミウも・・・それもムウの影響か?親父としては全く妙な感覚だぜ「ゴランも母さんを手伝え、だがディアナちゃんはお留守番だな」「アタシも行く!」「駄目だ。アビスの許可がねえ以上、戦場には出せねえ」「母さんに聞いてくる」「リズも残れと言うさ、余り母さんに心配を掛けるな」


ディアナは暫く考えた後、素直に「分かったロラン小父さん」「良い子だな」


その後、カムセラとアムセラに話しをして同行を頼み、ディアナを残して、拓斗はミウとゴラン兄妹、ポコを含めてセラとガッチャの七人と、スライム三匹で総勢が十一人のメンバーで翌早朝に出発した。


途中で帰途に就いていたアビスと鉢合わせて、情報交換をしてから改めて「ムウと若手だけじゃ、ヤッパリ心許なかったんだぜ。後から増援を手配する積もりだったんだがよ、拓斗おめえが行ってくれるなら安心だ。頼んだぜ」「ハイ、父さん」


それから以降の話しは知っての通りだが、その後直ぐに戦闘を初めて結果ザンザを容易く捕縛した。そしてステラ村へと取って返してアビスから指示を仰ぎ、急いで再び引き返しては、夕方迄に武装解除をしたが、騒然とする村を心配してゴランは自主的に残った。


実に絵に描いた様なタイミングで帰宅し、主役補正が掛かった様な活躍を見せて、誠にご都合主義と言われても仕方無い程の、良い感じで話しが進んだ。ステラ村に取っては僥倖である・・・


そして話しは一転して前後するが、出発前夜の出来事だった・・・


リズが翌日の予定を聞いて、慌てて支度をしてくれた少し遅めの夕食を家族三人で済ませた後、久々に帰って来た館内のタクトの部屋へ拓斗は勝手知ったる様子で、前から気に成っていた自身のカードを探していた。


机の周りやベッドの下まで探したのだが見付からない「父さん達が気を利かせて、保管してくれているのかな?」暫く念押しで探すと部屋の片隅で動くめく物体が、驚いている拓斗の眼前までのそりのそりと徐々に近付いて来る・・・


魔物、間違い無く生きて動いている様子から拓斗は「此奴、何で気配すら感知が、出来無かったんだ?」拓斗はジュートに手解きを受けて、感知魔法を磨いて知識を蓄える事で、鑑定に迄至る訓練をしていたが、館内と言う事で油断もあった。


しかし、生物なら気配と言う物が、自ずと発せられている・・・


高位の隠蔽系スキルを使用されたのならまだしも、この状態を見れば、長く見逃す事などは、あり得ないと考えて、拓斗はよくよく観察してみたのだが、この灰色の生き物は、生物としての気配が希薄だったのだ。


もう既にスライムだと認識しているのだが、生物としての意思が感じられなくて、襲うでも無く逃げるでも無く、その場で佇んでいる様子なのだ。


危険では無いと認識したので「この場合は専門家に見て貰おうか」セラの部屋へと訪れて「悪いセラ、スラ達に用事何だよ」「そう何スか、未だ休むには早いかと、初めての部屋を堪能していた所何スよ、タクトさんなら遠慮無く、バロンの館へと是非入って欲しいもんスね」「有り難う、セラも来るか?」「自分も行くスよ」


棺桶の中に居る筈のスラ達を探しに入ると、専用の部屋は留守で、女風呂もセラに態々見て貰ったが、全く見付からない・・・


スラの実験室を覗いた後、真逆な?あのお仕置き部屋に居るとも考えられないが、他人の部屋へ黙って入るとも考えられず。ヒョッとして未だバロンの館では無く、三匹で冒険を楽しんでいるとも考えたのだが、一応念の為に覗いて見た。


其処には・・・赤いフレームの三角眼鏡を掛け、タイトな薄グレーのスーツを身に着けた如何にも出来る秘書と化した妙齢のエルーザが、口から漏れる甘い吐息と、目から突き刺さる様な蔑んだ冷たい視線で見下ろし、可成り短いスカートから覗く艶めかしい網タイツ、イヤ、全体から匂い立つ官能的なフェロモンが発散、怜悧れいりな理性とのハーモニーを絶妙に醸し出し、巧みに蠢くハイヒールの威力で、既に恍惚としているバロンを踏みしめていた。


お仕置き部屋へと入るには、セラとエルーザの部屋から鍵のある専用扉と、廊下に設けてある扉から以外では、入室不可能なのだが、廊下からは誰でも自由に入れる模様で、拓斗はバロンの姿を見て思わず「此は失礼!」と言って慌てて扉を閉めたのだ。


しかし、大人バージョン鞍馬チャンが「あ~♡ご主人様なの~♪」などと聞こえて来て抱き付き、再び危うい扉は勢い良く開かれたのである・・・


やや落ちた眼鏡を指先で軽く押し上げて「何じゃ主殿、ぬし様も参加したいのかや」「遠慮するよ、それよりもスラ達を探しているんだがな?」「呼んだ?ご主人様」其処には三人の見た事も無い美しい女性が、三つ子の如く立っていた。


因みに落ち着いた後で聞いたら早瀬さんの転移前の姿だった模様で、信じられない程の美人だったと、追記しておく・・・


驚いた拓斗は「スラ、なのか?」「そうだわよ、此処では人型に変身しても、負担が少ないのよ、何れ外でも変身が可能な様に訓練をしているんだけれど、風呂場や食堂などでは、他の人も来るからね、内緒の話や秘密の訓練には持って来いなの、それに此処なら何時も居るエルーザやバロンからの感想も聞けるしね、因みに他の獣魔形態も練習しているわよ、強面バージョンとか二頭身何かの可愛い系ね♪」


脱力しながら拓斗は「そうか分かったよ、だが邪魔して悪いんだが、お前達に少し見て欲しい物?見て欲しいやつがあるんだが、良かったらジュートも見てくれよ」「此処では妾の事を愛おしくエルーザと呼んで欲しいと、お願いした筈何じゃが」「ああ、分かったよエルーザ、是非参考意見を聞きたい」「了承したのじゃ♡」


逃げて居れば仕方無いと思いながら、何故か未だ確信を持って居る筈と、皆を案内しながら扉を開ける・・・其処には部屋を出た時点と変わらずの位置で偶にだが、少しプルプルしながら灰色のスライムが、弱々しく存在していた。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

目の前のスライムを拓斗達は全員で取り囲んだのだが、何の反応も見せない・・・


様子を見てジュートが〔何じゃ此奴は・・・〕「自分、思うんスけどね、衰弱しているんじゃ無いスかね?」〔それは有り得るけれど、衰弱してまでこの部屋にいる理由が分からないわよ?〕スラが疑問を呈する・・・


「だよな、取り敢えずスライムが力を取り戻したとしても、大した事無いだろう、何か食わせて見るか?」〔それよりも、アタシが自分の細胞を分け与えて、この子自体を活性化して見るわよ〕「出来る事ならその方が早いのか?だがスラの細胞で復活すれば、特殊個体に成らないか?此処で暴れられても困るな・・・」


〔それも考えられるわね、どうしたら良いんだべさ?〕「東北弁?スラお前は全く多彩だよ、取り敢えずだが食い物だ」〔それが良いと思うのじゃ〕〔分かったわ〕スラが胃袋からオーク肉を取り出すと、本能なのかスライムは覆い被さって体内に取り込んだ。


暫く観察していると、濃い灰色から徐々に色彩が濃く成って行ったが、未だに積極的には動き出さない「未だ足りないのか?」〔かも知れないわね?〕再び同程度のオーク肉を取り出し、目の前に差し出すと、先程と同じ様に体内へと取り込んだ。


灰色から赤へ・・・そして橙→黄→緑へ次々と徐々に光彩が虹色に変わって行くと「おいスラ」〔ご主人様、此って・・・〕〔一体何の話しじゃ?〕「みんな、此の虹色スライムは、早瀬さんがこの世界に来た時の姿なんだよ」〔間違い無いわね、アタシもあの時以来、この姿に成れていないから、もしかして誰かの意思が宿っているのかも?〕「可能性は充分にあるな・・・」


様子を観察しながら拓斗は「それでも積極的に動かないのは、目指す相手がこの部屋に居ないのか?或いは隙を伺っているのか?」〔アタシは勘違いして最初選んだアバター、この場合ミウちゃんだけれども、何となく合体すれば良いと自然に理解出来たわよ〕


目を離さずに拓斗はスラへ「あの時か・・・」〔この部屋に滞在、イヤ、どれ程の時間を此処で過ごしたのかは分からないけれど、動けなく成るまで居たのなら屹度長期よ〕「と言う事は狙いは俺か・・・」


〔皆注意して!この子に攻撃されたら他の人では対処出来無いわ!〕「確かにな、俺の身体をスラはすり抜けたからな」〔ええ、そうだわさ、だから立ち塞がっては駄目よ皆!〕〔じゃが主殿、どうするんじゃな?〕「一応防壁を強めているがな」〔案外そのお陰で此奴に認識されて居らぬのやもじゃな?〕


「その可能性はあるかもな?」〔じゃがこうして睨み合って許りじゃ事態の進展はすまいの〕「それもそうなんだが、どうしようか?」〔この子、核の中に何か取り込んでいる様子だわよ?〕「何だ?何を一体取り込んでいるんだ?」〔ホンにその様じゃな〕良く見ると薄いカードの様な物が、核の中心に存在していた。


ジュートは勇敢にもスライムに近付いて〔溶かしもせずに核の真ん中にあるとは、不思議な事じゃ・・・それに核にしては、随分と大きい様じゃぞ?〕〔確かにそうだわね、アタシ達は圧縮して敵に狙われ無い様、成るべく小さくしているけれど、普通のスライでも此処まで核は大きくは無いわよね〕


「核と一体化しているから溶けて無いのか?」〔そうとも言えるのじゃ、だが誰のカードじゃ?などと問わぬでも、自ずと理解出来るがの〕


「俺のか・・・死にかけの灰色の時は見えなかったが、赤の時には誰か見えていたのか?」〔気が付かなかったわね〕〔妾もじゃ〕〔お姉さんも〕〔私は見えていました〕「ゲボは確認が取れていたのか?」


〔ハイ、ハッキリと・・・しかし、その時には問題に成るとも私は考えて居ませんでしたから、発言を控えておりました〕「そうか、有り難うなゲボ」〔いいえどう致しまして〕


「チャンと確認するなら取り出すのが手っ取り早いが、死ぬな・・・」〔核が潰れれば死ぬしか無いの〕〔アタシが合体しようか?ご主人様〕「イヤ、人格が残って居れば、スラと言えども危ない、危険な事は止すんだ」〔ならどうするの?〕


「人格は無いかも知れないが、もし仮に人格が残って居るのならば、聞きたい事もあるしな、全くどうしたら良いんだよ?」〔取り敢えず此奴を主殿がテイムすれば良いのじゃ、危険を減らしてから後の事はゆっくりと考え様ぞ〕


「成る程逆らえない様にしてからなら安心か?ならば・・・」と契約魔法を拓斗は駆使して、抵抗が出来無い程の強力な魔法陣を構築、それを目の前に佇むスライムへと向けて発射すると、スライムは大人しく従い、パスが通ったがその瞬間、目の前が真っ暗に成り、拓斗はその儘気を失った・・・


ーーー◇◇◇ 板垣イタガキ 拓斗タクト ◇◇◇ーーー


拓斗は今迄の人格と同化の方はアッサリと終わって「何年後なんだ?」呟く・・・


暫くは、現在の世界に馴染む事を優先して、当然ながら新妻との甘い生活を浮かれながら楽しんだ。拓斗が新しく手に入れた記憶では、猛アタックの末に結婚を果たした新妻との間に子供も、もう直ぐ生まれる予定で楽しみにしていた。


そんな或る日、新妻が出産の為に入院する事に成った。


本来なら自宅でも充分な医療設備が整っているのだが、新妻はやや病弱で専門家が間近に控えている病院の方が、安心だと言う思いから、出産予定日を前後して入院する話しに「大袈裟、大丈夫だからね」と嫌がる新妻を拓斗は説得したのだ。


その日も一人仕事を自宅で済ませて、一息吐いた頃に通信が入る・・・


アウター・ワールド・オンライン通称OWOのベーターテストプレイヤーに貴方は当選なさいました。所定の手続きをなさいますと楽しめます。


画期的な商品で、今迄のソフトでは、体感の出来無かった新しい世界への扉を開く事でしょう、本サービス開始時では、今回のテストで使用したアバターの使用は、残念ながら出来かねますが、本サービス開始前に体験が出来れば、他のプレイヤーとの経験差から大変有利です。


全く興味の無かった拓斗は無視を決め込んだが、よく考えれば今は新妻も留守で、仕事が終われば通信機器を使用して、入院中の妻と話しをし、様子を伺った後は、暇をしている・・・其処で暇潰しに禁断のソフトを開いて仕舞ったのだ。


インストールを始めると一瞬で終了して起動、視界一杯にデコレートされた画面が広がり『アウター・ワールド・オンライン』へようこそ!


軽快な音楽が流される最中で「先ず貴方のアバターを決めましょう」アナウンスが入ると、多種多彩なアバターが、次々と表示されて行く、その合間に音声で丁寧な説明が入るが妙に上の空だ「アウター・ワールド・オンラインでは、人族・魔族・獣人族・妖精族・獣魔の他、オリジナル・キャラクターを自制作して楽しめます」


成る程と余り大した思い入れも無く拓斗は「オリジナルは面倒だからな、飽く迄も気に入ったのが無ければ、このゲームも別に良いかもだよな?」などと呟きながらアバターを選んで行く・・・


画面をめくりながらアナウンスを聞き流す「この世界では、獣魔や対戦相手をたおす事で、経験値やお金を稼ぎ、楽しく暮らして行けます。又、技能を磨き生産職でも頂点を目指す事が可能です」「ン?武力だけでは無く、技能を磨いて生産職でも、頂点を狙えるのか・・・」


選別中だがその後更にアナウンスの方は続く「魔族を選んで魅了を駆使、数多有る王国を堕落させて天下を目指すも良し、滅亡させることも出来ます」「フハハハ!俺の力を見ろぉ―――お!!!何て中二病患者の様に暴れるのもありか?ヤッパリ恥ずかしいな、止めとこ普通に人族を選ぼう」


妙に気に成る人族のファイルを発見して拓斗は「余り身体能力が優れている訳では無いが、魔力量は普通よりもやや多めか・・・取り敢えずテストだし俺は長く遊ぶ積もりも無いからもう此で良いか」脳内クリックで指定するとアナウンスが「此のベーターテストでは参加者全員が10歳から始めますので大人の容姿は推定に成ります。しかし、大きく外れる事は無いと思われます」


【オプション:このアバターには、魔力を抑えて制御する指輪を装備しています】


「オプション装備付きか・・・と言う事は魔力量はやや多めとは違い、多いのか?分からんが、もう良いだろうな」「ゲームの開始地点は、アバターを選んだ時点で固定されます。貴方の選んだ場所は、ステラ村です」「スタート地点が各々で違うのか、ありがちな設定だな」


画面が進み、続くアナウンスは「又、縛りプレイも可能です。機能をオンになさいますか?」「テストで縛り無しだな、当然オフだ」


アナウンスの方は更に続く「アウター・ワールド・オンラインでは、キャラクター固有のスキルに加え、更に強力なスキルが、今回特典として与えられます」「何?最初から特典付きなのか?今回と言うなら本番は無しなのだろうな・・・だがそのパターンなら本チャンが始まって、テスターだけが特典を使えるなら、実際スタートした時点で大きなアドバンテージに成るよな、イヤ、このアバターは使えないと言っていたから、今回とは以前にも募集を掛けているのか?まあ、いいや」


余計な事を考えていたので、聞き逃しかけたが「特典スキルには、ランダムで与えられる物と獣魔召喚スキルが有りますが、何が召喚されるのかは、お楽しみです。マスコット的な可愛い物や強力な獣魔などです。しかし従魔なら選択に成ります。以上の三項目ですが但し一つに限ります。いずれを選択なさいますか?」


チェックに何れも【Yes/No】か・・・


「ランダムでスキル取得と召喚も当たり外れがあるのなら、選択出来る従魔だな、従魔にイエス、と」「どれを選択なさいますか?」「従魔の一覧から選択か・・・まあどうせテストだし、俺の好きなスライム一択だな」と拓斗は即決した。


そして拓斗も運命のアナウンスを良く聞かずに「最後にを伴う此のゲームに参加なさいますか?」【Yes/No】「イエス」拓斗はイエスを選んで仕舞った。


真逆!何て事だ・・・信じられない・・・そう、拓斗は数あるファイルの中から、少年タクトを選択して仕舞ったのだ・・・

拙作ですが楽しんで頂ければ幸いです。次回の更新予定は8月29日です。


拓斗 男 人族 魂転移者 本名 板垣拓斗


【通常:精霊魔法LV4・精霊視LV2・妖精視LV2・魔力操作LV4・魔法創造LV4・エナジードレインLV2・魔力自動回復LV3・物理障壁LV3・障壁コントロールLV3・念話LV4・火系操作LV4(UP)・土系操作LV3・鑑定LV2・身体強化LV2・生活魔法LV2(UP)・地形操作LV2・風系操作LV2・空間魔法LV:--(NEW)時空間魔法LV:--(NEW)】

【エクストラスキル:契約魔法LV4(UP)従魔〔スライムのスラ他プラス名無し〕従精霊〔ジュート〕奴隷〔セラフィナ〕仮奴隷〔ポコ〕対等契約〔フレイアー〕】

【精霊契約:火の精霊サラマンダー・土の精霊ゲブ・水の精霊アプスー・大気の精霊シュー】


装備品:形見の胸当とマント・風林火山のブーツ・ワンド・ナイフ・フレアの守り(頭部装備)・魔力制御の指輪・絆の腕輪(パーティー編制用の道具、装飾品)・フレアの木刀


ミウ 女 兎人 OWOプレイヤー扱い


【通常:身体強化LV4・体術LV4・剣術LV4・探索LV3・気配察知LV3・解錠LV1・俊敏LV4・回復LV2〔ヒーリング〕・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV2・隠密行動LV1・気配遮断LV1・忍び足LV1・生活魔法LV1・瞬歩LV1】


装備品:白の燕尾服バニー仕様、ピンクの兎着ぐるみ、くノ一スタイル服、ヒットマンニット(生地自体は光を吸収するが、明るい状態で魔力を使えば、真反対の光学迷彩機能付き)革製の防御装備一式 魔綱製のロング・ソード、くノ一スタイル時の忍者刀(名は黒鐘くろがね)・フレアの棍棒

装飾品:魔力制御のイヤリング・イメージ・チェンジ・リング(五着分の変身を可能にする)


スラ 不明 拓斗の従魔スライム 元OWOプレイヤー 本名 早瀬美優


【種族固有:胃袋LV4・強酸消化LV3・物理耐性LV4(UP)・聞き耳LV2・分裂LV4・魔力吸収LV3・生物吸収LV3・エナジードレインLV3・変化LV3】

【通常:毒耐性LV3(UP)・腐敗耐性LV3(UP)・強酸耐性LV3(UP)・並列思考LV4・念話LV3・気配遮断LV1・隠密行動LV1・気配察知LV2・魔法耐性LV2・解体LV3・分析LV3・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV3・衝撃耐性LV1(NEW)】

【強奪した能力:強制支配LV1同族限定】

【ガイダンスAI協力体制、命名アイ子】


セラフィナ 女 吸血姫 拓斗の奴隷 OWOプレイヤー 本名 山口桃子


【種族固有:吸血LV4・エナジードレインLV3・召喚LV2(蝙蝠の鞍馬)・血液操作LV2】

【通常:身体強化LV3・ドレイン耐性LV2・痛覚耐性LV3・変化LV1・気配遮断LV1・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV1・生活魔法LV1・転移LV1(NEW)】

【吸血後:身体強化LV4・エナジードレインLV3・各種耐性の強化】

【エクストラスキル:痛覚の快楽変換LV3・恥辱のパワー変換LV4】

【強奪した能力:頑強LV1】


【現在縛りプレイ中:放置プレイ、羞恥プレイ、女王様プレイ】


標準装備品:伝説の網状恥辱レオタード・奴隷仕様改(能力未公開)女王様のブーツ(能力未公開)黒の燕尾ベスト(能力未公開)パピヨンマスク(赤外線、熱感知、相手に見せる幻視)魅惑の網タイツ他、セラ専属恥辱品装備多数・雷龍の千条鞭(雷撃・ドレイン)・ジュート(貸与中)緊縛のチョーカー格上げ・フレアのナックルカバー


特殊装備品:インビジブルマント(透明裸窃とうめいらせつのマント)・奴隷仕様改(UVカット、セラ専用装備品の強制収納、透明化)日中限定


備品:棺桶〔アルフォンス・シルベスター・ヒッキンゲン男爵、通称バロン〕


ポコ 女 狸人 拓斗の奴隷


【種族固有:舞踊LV1・鼓舞LV1・変化LV1・土系操作LV1】

【通常:身体強化LV2・体術LV2・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV2(UP)・生活魔法LV1・弓術LV2(UP)・小太刀LV2(UP)・風系操作LV2(UP)】


装備品:絆のチョーカー(物理障壁あり)・弓張月ゆみはりづき・フレアの小刀


ガッチャ 男 鼠人 OWOプレイヤー 本名 佐藤浩一


【種族固有:俊敏LV3(UP)・気配遮断LV2・強嗅覚LV2(UP)】

【通常:腐敗耐性LV1・隠密行動LV1・身体強化LV2(UP)・体術LV2(UP)・魔力操作LV1・魔法創造LV1・火系操作LV1・生活魔法LV1・交渉LV1・剣術LV3(UP)】

【強奪した:現在無し】

【現在縛りプレイ中:笑福の呪いプレイ(一日一度他人を笑わせる事、但し滑るとHPにダメージ)デンジャラスショッピング(買い物で負ける事は許されない)】

装備品:フレアの木刀大小・革鎧一式

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銀の狼、通称は銀狼ぎんろう・・・メンバー紹介


白銀のフェル:30歳リーダー、長剣使い 魔法剣術使い アビスの弟子

堅狼のロボス:27歳フェルの弟 杖使い 後衛回復役

ラブラ:28歳 シェパの姉 長斧使い 前衛、護衛兼突撃役

シェパ:26歳 ラブラの弟 槍使い 前衛、護衛兼突撃役

ギンガ:29歳 蛮刀使い 探査、切り込み役 

コチャ:24歳 ギンガの妹 弓使い 探査役

カメリヤ:21歳 双剣使い フェルの恋人 便利屋 OWOプレイヤー

本名スージー・アナスタシア・ロチェンコフ

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