060話 レベルて何だ?
此処で話しは二月程戻る・・・
未だC級攻略中にジュートから驚くべき事実を知らされた時点へ話しは戻る・・・
拓斗が真剣な面差しを一同へと向けて「彼女が曰く、この世界のレベルやスキルの数値化概念は、昔には無かった模様なんですよ、その話を聞いて僕は驚きました」驚きながらも「その話しは本当なの?」「ハイ、ムウさん、ジュートの話しでは、その様ですね・・・」
全員が唸る様に考え込むと、辺りに響き渡る様に念話が届く〔簡単に言うとじゃ、武術や魔法一つに限っても、昔はスキルと言う概念は在ったのじゃが、それは抽象的なものでの、今の様に何々のスキルレベルでは、何が出来て出来ないと言う杓子定規な話しでは無かったのじゃ〕
拓斗がそれを聞いて「それでは一旦スキルを取得すれば、自由度が存在した。一応何でも出来たと言う事か?」〔そうじゃな、されど熟練者と未熟者とでは、格差の方は当然の如く在った〕「それでは数値化はされていないが、出来る事と出来ない事が存在したんだな?」
〔無論じゃ、だが簡単な事柄でもスキルのレベルが上がらねば、絶対的に不可能と成ったのが今の状態じゃ、されどレベルの数値化がされていない時代ならばじゃ、稀にでも偶然格上の事が体験出来たのじゃ、それを経験して技能を磨き、常態的に出来る様に成れば妾は悟りを開く、或いは段階が上がったなどと言って居った〕
「成る程な、それでは現在のシステムでは、規制が掛かっている状態なんだな?」〔そうとも言えるかの?レベル、格と言い換えても良いのじゃが、経験値、或いは敵の何かを吸収する事で、我らは格が上がる事をレベルアップと言うならばじゃ、数値的に上限99が定められているのは疑問じゃ、本来なら更なる高みを目指せる筈じゃと妾は思うのじゃ、此は何者かの作為がが感じられるの・・・〕
「限界突破をした者が居ると言う話しだから、それは問題が無いのでは無いか?」〔此は推量なんじゃがの、恐らくその者は現在のシステムから外れて居るやもの?レベルの【限界突破】や威力の【臨界突破】また火事場のバカ力的な【極限突破】などは恒久的にとまでは言わぬが、一時的にシステムから外れる事が必要なのかもじゃ〕「それは確かに有り得る話しだが、確かめる術が無いな・・・」
〔主殿達は経験値などと言うが、経験を重ねて上がるのはスキルの方じゃ、格では無いの・・・だが多くを倒せばそれが上がるのじゃ、何を糧にして居るのかは妾も理解して居らぬが、格の向上は身体の改造じゃ、身体は言うに及ばず魔法力も跳ね上がるのがその証拠じゃな、無論個人差はあるがの・・・〕
「レベルアップ酔いも身体改造の過程、一つの現れ方と言うんだな?」〔そう成るが、個人差も大きいの、だから高レベルに成れば成る程、多くの何かを必要とし、一気には上昇せずに時間が掛かるのは、徐々に適応能力を高めて肉体や精神の崩壊を防ぐある種の防衛機能かもじゃ、何事にも程々が肝心で酔う程のレベルアップは感心せんの〕「今後は気を付けなければ成らないな」拓斗はディアナの様子を伺いながら話した。
〔妾が思うのはじゃ、その様な身体の変質を耐えて生存した個体が存在変化、進化に繋がって居る様に思うのじゃ、上位種、変異種、環境などを含めて変化を遂げたユニーク種などにの〕「それが人にも当て嵌まると言うんだな?」〔そうなるの、限界突破を果たした何かじゃ、人の枠を超えて居るのじゃろうな〕
全員が聞き耳を立てて拓斗達の会話を一言一句漏らさず傾聴している・・・
其処へセリカは「長老達の話で聞いた事があるんだけれど、近年は努力しなくても技能が手に入るとぼやいていたわよ」〔そうじゃな、昔は反復練習の後に開眼するのが当たり前の話じゃった〕「それは今でもじゃ無いのか?」
〔無論、経験や練習の積み重ねで手に入るが、迷宮へ入り願う事で安易に入手出来るのは疑問じゃよ、自力獲得したスキルならばじゃが、そんな規制の方は掛かって居らぬやもの?或いは生まれながらの遺伝で取得しているものもな〕「切っ掛けは迷宮で得たものでも、規制が外れれば昔の様に発展するのかも?」
〔鑑定などのスキルで見ると全部が数値化せれておるのじゃろ?〕「そう何だが、それが無ければ俺は見る事が出来ないな」〔妾が見る所では数値が不明なスキルが主殿にはあるがな〕「それは何だジュート?」〔例えば精霊魔法関係や契約魔法、或いは魔力操作や魔法創造などじゃ、スラに到っては殆ど数値化されて居らぬ〕
気に成ってミウが口を挟む様に「アタシの場合は如何なの?」〔ミウは身体強化と未だ発露して居らぬ獣化、それと恐慌じゃな〕「俺にはそれらを鑑定出来ないな」〔妾の鑑定能力は、今で言う所の数値化された迷宮で得たスキルでは無いからの、経験を重ねて得た物じゃ、ガッチャにも在るが恐慌は見えて居らぬじゃろ?主殿〕「見えて無いよジュート」
〔未だ発露して居らぬが、潜在スキルとして存在して居るのじゃよ、スキル自体は徐々に成長して居ってな、発露した場合にはレベルが1では無く、未だ確認はして居らぬが、ヒョッとしたら行き成りレベル2とか3で顕現する場合が在るかもの、だが妾にはハッキリそれらが見えて居るから今後確認が取れるじゃろう〕
其処へフェルが「そう言う話なら僕にもその潜在スキルが存在しているのかな?」〔存在して居るが数は少ない、それに其処までスキルが在るのじゃ、錬金など今更必要無いじゃろ?〕「僕は趣味で陶芸をしているだ。聞いて凄く嬉しいよ、此から先も頑張る事が出来るな」〔陶芸も錬金の一種と言う事かの?土は必要とするが、何かを形作る事でスキルと成る手前まで来て居る模様じゃな〕
拓斗は話しが途切れたのを幸いに「魔法はどう何だ?」〔魔法も例えば、火属性を取り上げるならばじゃ、火球を形作る術式からスキルは離れられぬ、その為に大きさや火力に規制が掛かる・・・だが主殿は操作と想像力で、他人を大きく凌駕する何倍もの威力を実現して居る〕
「それは精霊達が協力してくれて居るからだろう?」〔それは間違いじゃ、主殿は自力で術の大きさや威力を変更しているからの、恐らく特殊な形状でも自由自在に出来る筈じゃ、出来ぬのならイメージの力が足りないだけじゃな〕「そうなのか?やって見る・・・」
燃えては不味いので少なめに水を出して彼是試すと、その形状が蛇に成ったり竜を形作った。
それを見てジュートは〔少し手解きをすれば此じゃ、主殿は恐ろしい才能じゃな〕〔アタシもなの?ジュート〕〔スラ達もセラもが出来ると妾は思うぞ〕「そうスかジュート、頑張るスよ」セラはハート型に水球を変えたが「出来るには出来るスけど、魔力消費が半端ないスよ」〔無論じゃ、何かを為そうとすれば、当然力を使うのは当たり前じゃ、昔の妾なら火球や水球を巨大な火龍や水龍へと型取り、見せるだけでも相手を威圧した物じゃ〕
その頃には蛇や竜が数匹足元でウロウロする様に動かしている拓斗が「こんな物かジュート」〔そうじゃな、主殿なら出来て当たり前じゃ、魔力の保有総量が桁違いじゃからの、大魔導士と成る日も近いわ〕
「余り褒めるなよジュート、照れる・・・その内冗談で、芝居っ気タップリに俺の火竜を見ろぉおおおおおおお――――――――――――――――ぉ!何て言う日が来るかもな?ハハハ」
冗談では無く、見ている一同はそんな日が来る事を妙に確信し、納得をした・・・
〔ゴーレム擬きも土や岩をイメージの力で操作するのじゃ、主殿なら十分出来る〕
言われて拓斗も「水で出来たなら他の物質でも出来るな、後はイメージか・・・」
〔本来のゴーレムなら自律型じゃからな、専門的な知識と技術が存在するが、その様に操作するのは別物じゃな、だがしかし、主殿なら何れは可能かもの・・・〕
フェルは、弟のロボスよりも上、イヤ、他の誰もが出来ない凄い事を意図も簡単に目の前でして見せる拓斗に対して驚きながら「話しがずれたね、一つ聞くが何故他の者達が此を出来ないんだ?ジュート」〔魔力量もあるのじゃが、スキルレベルに応じた魔法陣が火球に出来るじゃろ、見た事はあるかの?〕
実体験を思い出して「確かに存在しているね、其処を剣で上手く狙う事で、相手の魔法を僕は無力化しているよ」〔ならば話しが早い、その魔法陣が持たぬのじゃ、無理に魔力を注ぎ込めば壊れて発動前に霧散する〕「それではどうして俺が出来るんだ?」
拓斗の素朴な疑問に対して〔それは主殿がスキルで出来た魔法陣を崩壊させぬ様、妾と同じく強いイメージの力で補強して居るからじゃ、だから実現しておる・・・因みに流す量もじゃ、本来なら直ぐにパンクする弱いパイプを強化する事で大量の魔力を強制注入しておるから威力が増すのじゃ、じゃがこの頃は、魔法陣無しでも主殿は、イメージの力で発動して居る様子じゃやな〕
「とんでも無い話しに発展したが、僕も理解が深まったよ、弟に話せば彼奴大喜びするな」「フェルさん、師匠には話して貰って、是非大魔導士に成って欲しいものですね」「だがどうやってその制約から逃れられるんだい?」〔未だその方法は、要検証じゃな〕「まあ、先が存在する事が分かれば、彼奴なら何とかするだろう」「その時には是非教えて欲しいと伝えて下さい」「ああ、良いよタクト君」
その頃には拓斗が操作している小さい竜は数を増して「それにしても見事な物だねタクト君」「セラの方も上手く形に成って来ていますよフェルさん」「そうだね、だがタクト君ほどお手軽には出来て居ない」〔無理に真似様として居るからじゃ、竜に拘らず自分に合った形なら楽じゃろうにの〕
「こうなると球や壁なんて言うのが、馬鹿らしい次元だね」「確かにそうですね」〔セラの場合は主殿の実例を見て居るから、出来ると言うイメージの補完があって実現し易いが、迷宮スキルを頼りにこの様な事は難しいじゃろうな〕他にも必死に挑戦している者達へジュートは止めを刺した。
一息吐いた後・・・
小出しに情報を開示するジュートへ不信感を抱いた拓斗は「お前、本当に質の方が悪いよな、未だ何か隠しているのか?」〔此は心外な物言いじゃな、何も隠しては居らぬわ、確かに検証待ちの事柄も多いが、単に機会が無く、確証を大凡でも得たものしか話して居らぬだけじゃ〕それを人は秘匿していると言う・・・
「なら知って居る限りを話せ」〔昔話の方なら話せるが検証が済んで居らぬ物事を話すのは、妾の矜持が許さぬの〕「それで良い、判断は各々がするだろうからな」〔仕方無いの、ならば語って聞かせ様ぞ〕又一同は聞く体勢を整える・・・
場が醸す空気を確かめる様に〔あー本当に未だ検証中なのじゃが、少し説明を先にしようかの、その方が話しが早い気がする〕拓斗は頷き促すと〔例えば身体強化を例にするとじゃ、潜在だろうが顕現していようが関係無いスキルなのじゃ、だから自然発現も可能なスキルなのじゃ〕
フェルが経験を鑑みて「確かに身体強化などは、迷宮に入らなくても発現するね」〔そうじゃろ、簡単な話で身体強化は常時発動しておるからの、何かの切っ掛けや身体が慣れて来ると、スキルとして発現するのじゃ〕「発現する人としない人との差はどこ何だ?」
拓斗が突っ込んだ質問を発すると〔それは主殿、極限状態を経験するか、日頃から身体を鍛えた後に発露するからの、何も為ぬ者には一生スキルを得る事は叶わぬ〕「言っている事は理解が出来るね」「そうですねフェルさん」
〔分かり易く言えばじゃ、何も発現していない状態でも、身体に意識して力を込めれば、筋肉が固く成ったりするじゃろ〕「そうだな、続けてろよジュート」
〔迷宮スキルならば、何故か制限の方が付いて居る模様じゃがな、経験を踏まえたスキルならばじゃ、その後に発生する強化や俊敏などのスキルも当然ながらレベル依存では無く、遣り様次第で硬化や瞬歩などを発生しておる様に思うのじゃ、勿論魔法の方も然りで枝の発生スキルは、イメージ力で補填されておる〕
咀嚼する様に拓斗は、次の言葉を選びながら「その話しで言うなら迷宮に頼らずに自ら開発、或いは鍛錬で得た物の方が発展性が在ると言う事だな?」
〔そう成るのじゃ、そこで昔話なんじゃがな、妾達の時代では皆、各々が工夫した鍛錬方法や反復練習でスキルを得て居ったの、それに獣魔などを倒して格が上がればじゃ、精神力の方も鍛えられて保有魔力が沢山増えたの、そしてより多くの魔力を練る事も可能じゃった。セラの言う所のHPやMPゲージが増える様にの・・・然れど妾は数値化、或いはグラフ化されて見えて居るのでは無く、飽く迄も主観?イヤ、感覚的な状態で理解が出来るのじゃがな〕
〔昔は長い時間、年月を掛けて一つの事柄に打ち込むのは、当然の流れじゃった。一芸は万芸に通じるなどと言う言葉もあってじゃ、武術などは応用が利くし、魔法も然りじゃ、そうして己を鍛えて居ったものじゃ〕ジュートの述懐を聞きながら、各々は考えに耽る・・・
説明が途切れたので拓斗は「他には?」〔今の所はそんなもんじゃな、又ぞろ気が付けば話す事もあろう〕フェルが感心した様に「有り難うジュート、此からは鍛え方を工夫するよ」〔ウム、成るべく迷宮スキルには、頼らぬ方が良いかもじゃ〕
「そう言う話なら今の状態は無駄なのか?」〔そうとも言えぬの、何が切っ掛けに成るやも知れぬでな、自力獲得が無理な事でも、授けられる事により力が開眼するやもじゃ、それに格上げには迷宮が有利じゃしの、ようはスキル何て物はじゃな、自分の物に出来るかどうかじゃよ〕
この後、全員に何が迷宮取得スキルで、どれが自力発生スキルなのかをジュートは指摘して、迷宮スキルでも自らがよく使うスキルは、発生スキル化していると個人個人に教える事に成った。
拓斗は深く物事を考える質なのか「身体や魔力の上げ方は理解したが、種類などを増やすには、それは鍛えた先にあるものなのか?」〔一概には言えぬ、血統や才能なども加味されるからの、例えば空間魔法や重力魔法などは特にな〕「空間魔法は此れ迄取得した者が皆無だと言われているよ」「えぇ!そう何ですかフェルさん、実は僕取得を目指していたんですけれどもね・・・」
ジュートは得意げに〔チッチィ、昔は大勢扱える者達が居ったの、今は迷宮スキル依存だから、授からなければ駄目などと思い込まされて、使い手が減ったか皆無な状態に誘導されて居るやもじゃ〕「そうなのかジュート?」〔検証中じゃから此は口に為ぬ積もりじゃったがの、可能性は否定出来まいじゃろ〕
「確かに・・・だがどうして?と疑問が残るな」〔主殿も言って居ったじゃろう、転移陣は危ういとな、アレこそ空間魔法以外の何物でも無いの〕「そお言えばそうだな」「前にタクト君が言っていた無限に広がるマジックバッグやテント、あれはどうなの?」
少し状態を思い出しながら「テントの方は止まりましたが、バッグは今でも拡張中ですよフェルさん、そんな感じがしています」「それが事実なら本当の所は、もうバッグ自体は要らないのかもな?」「そう何ですかね・・・?」〔切っ掛けが掴め無いだけで、出来る素養は育って居るやもの・・・〕
ジュートは言葉を選びながら言い直す〔主殿は転移者じゃ、仮に空間魔法や時空間魔法が扱えても何ら不思議は無いんじゃが、そのご当人が未熟で魔法創造を上手く扱えず、迷宮で授からねば絶対出来ないと、勝手に思い込んで居ったならばじゃ、当然無理な話じゃからの〕
「そう言う事か・・・ヒョッとしたらOWOプレイヤーも転移は全員出来ると言う話しに成るな、だが、しかし、そうか!それが可能なら運営も管理が厳しく成る、そこで奴らは規制を掛けて、現存している転移陣を使用させる為に皆を上手く誘導している可能性が出たよ、此は前に考えた推理が前進したな」
カムセラが話しを聞いて「それアタシ達も可能なの?」「条件を満たせば可能なんだろうな、恐らく他の事も出来る筈だと思う」それから二人は、拓斗達がしていた魔法訓練を再開して、後に思い通りの形に成形する事が可能に成る・・・
拓斗は内心で・・・迷宮で誰もが安易にスキルが手に入るのは、運営の手なのか?自分達には都合の悪い、強大な魔法や巧みな武術、便利な移動方法を態と授けず、それらから目を逸らさせているんだろうな、手に入らなければ資質がある者でも、自分は才能が無いんだと勘違いさせたんだ。
話しも一段落が着いて「さてソロソロ時間も遅い、今日の所はお開きだな」「そうだねタクト君、又今度だ」
その後、就寝の挨拶を終えて眠りに就く拓斗達だったが、彼はフェル達と合流する前の事を思い出していた「あの時のムウさん、怖かったよな・・・」などと呟き、一連の話しには拓斗も考えさせられて疲れた為、アッサリと意識を手放した・・・
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解散後・・・
バロンの館へと戻ったエルーザは、ゆっくりと疲れを癒やす為にセラと風呂場へに急いだ「今日の主殿も鋭い発言をして居ったの?少しのヒントだけで展開が早い」「そうスよね、エルーザ様」
「しかし解せぬ?」「何がスよ?」「風呂に入れば疲れも取れる、何故皆に此処の事を披露せぬのじゃ?」「そう言えばそうスよね、何故なんスかね?」
其処へスラ達が現れて「屹度色々と秘密を知って居る人が増えれば、洩れる可能性が増えるし、誤魔化しも利かないからだわよ」「然様かの?妾は此処が知られても問題無いと思うのじゃがな」「駄目なんじゃない?此処は異質だもの・・・」
ゆっくり湯船に浸かりながら「マア、妾達が此処で議論をして居っても仕方が無いかの?何れ主殿の考えが聞ける事じゃろう程にの」「結構深く、ご主人様は考えているからね、アタシ何かに想像も出来ないわ」「そうスよね、タクトさん凄いス」「その上男共は、今回別のテントなら仕方無い話しかの」
拓斗の広いテントを思い出しながらスラは「他のテントは狭いから、むさい男共の体臭に塗れてどう成っている事やら」「自分達は風呂に入れるだけ幸せなんスよ」「ミウもその母ごぜも来れば良いのじゃ、知って居る癖にの」「知らない人も居るからね、カムセラとアムセラも入りたそうにしてた」
「他にも同様の者達が羨ましそうにしていたからの、主殿も早く解禁すれば良いのじゃ」「確かにね、此処なら少しだけ拡張するだけで、全員が快適に過ごせるのにね・・・」「全くじゃ、さて妾は上がって酒でも飲みながら過ごすとしようかの」「そう、エルーザお休みなさい」「早瀬殿も休むと良いのじゃ」
少し残念そうにスラは「アタシは未だ未だする事があるからね、疑似軍団の完成も間近だし、少年タクト君の方もソロソロ目覚めそうな感じなの」「ほう、それは又朗報じゃの」「良い話しスね」
「そうね、もしそうなれば、ディアちゃんも落ち着くかもね?」「是非そう成って欲しいものじゃな、主殿が痛ましい程気を遣って居るからの」「そうスよね、自分見ていられないスよ」「三人で話しをすれば道が開けるかもね、それじゃアタシはそのタクト君用の身体を模索してくるわね」
「そうじゃ、その仕事もあったのじゃ、ご苦労な事じゃよ」「有り難う、アタシももう上がるわ」「自分も上がるスよ、皆さんお休みス」セラは皆大変スね、などと口には出さぬが苦労を思いやった。
そんな話しをしていれば、セリカとルウが大勢の女性陣を引き連れて「お邪魔様、タクト君から聞いたのよ、此処良いわね」「アタシ達がお風呂へ入りたそうにしていたのを拓斗君、屹度見ていたのね助かるわ」ムウが言うと「アタシはお風呂だけ何だからね母さん」「はいはい、分かっているわよ」
壁の向こうでは、笑い声と共に男達が熱く語り合っている・・・「妾達の心配は、一体何だったのじゃ?」「誰この人?」ルウが質問すると「ジュートだわよ、本名はエルーザ」「え?えぇえええええ――――ぇ!!!」と木霊した。
拙作ですが楽しんで頂ければ幸いです。次回の更新予定は8月8日です。
細かな部分の言い回しやその他で気が付いた間違い等を随時訂正しています。
拓斗 男 人族 魂転移者 本名 板垣拓斗
【通常:精霊魔法LV4・精霊視LV2・妖精視LV2・魔力操作LV4・魔法創造LV4・エナジードレインLV2・魔力自動回復LV3・物理障壁LV3・障壁コントロールLV3・念話LV4・火系操作LV4(UP)・土系操作LV3・鑑定LV2・身体強化LV2・生活魔法LV2(UP)・地形操作LV2・風系操作LV2】
【エクストラスキル:契約魔法LV4(UP)従魔〔スライムのスラ他〕従精霊〔ジュート〕奴隷〔セラフィナ〕仮奴隷〔ポコ〕対等契約〔フレイアー〕】
【精霊契約:火の精霊サラマンダー・土の精霊ゲブ・水の精霊アプスー・大気の精霊シュー】
装備品:形見の胸当とマント・風林火山のブーツ・ワンド・ナイフ・フレアの守り(頭部装備)・魔力制御の指輪・絆の腕輪(パーティー編制用の道具、装飾品)・フレアの木刀
ミウ 女 兎人 OWOプレイヤー扱い
【通常:身体強化LV4・体術LV4・剣術LV4・探索LV3・気配察知LV3・解錠LV1・俊敏LV4・回復LV2〔ヒーリング〕・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV2・隠密行動LV1・気配遮断LV1・忍び足LV1・生活魔法LV1・瞬歩LV1】
装備品:白の燕尾服バニー仕様、ピンクの兎着ぐるみ、くノ一スタイル服、ヒットマンニット(生地自体は光を吸収するが、明るい状態で魔力を使えば、真反対の光学迷彩機能付き)革製の防御装備一式 魔綱製のロング・ソード、くノ一スタイル時の忍者刀(名は黒鐘)・フレアの棍棒
装飾品:魔力制御のイヤリング・イメージ・チェンジ・リング(五着分の変身を可能にする)
スラ 不明 拓斗の従魔スライム 元OWOプレイヤー 本名 早瀬美優
【種族固有:胃袋LV4・強酸消化LV3・物理耐性LV4(UP)・聞き耳LV2・分裂LV4・魔力吸収LV3・生物吸収LV3・エナジードレインLV3・変化LV3】
【通常:毒耐性LV3(UP)・腐敗耐性LV3(UP)・強酸耐性LV3(UP)・並列思考LV4・念話LV3・気配遮断LV1・隠密行動LV1・気配察知LV2・魔法耐性LV2・解体LV3・分析LV3・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV3・衝撃耐性LV1(NEW)】
【強奪した能力:強制支配LV1同族限定】
【ガイダンスAI協力体制、命名アイ子】
セラフィナ 女 吸血姫 拓斗の奴隷 OWOプレイヤー 本名 山口桃子
【種族固有:吸血LV4・エナジードレインLV3・召喚LV2(蝙蝠の鞍馬)・血液操作LV2】
【通常:身体強化LV3・ドレイン耐性LV2・痛覚耐性LV3・変化LV1・気配遮断LV1・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV1・生活魔法LV1】
【吸血後:身体強化LV4・エナジードレインLV3・各種耐性の強化】
【エクストラスキル:痛覚の快楽変換LV3・恥辱のパワー変換LV4】
【強奪した能力:頑強LV1】
【現在縛りプレイ中:放置プレイ、羞恥プレイ、女王様プレイ】
標準装備品:伝説の網状恥辱レオタード・奴隷仕様改(能力未公開)女王様のブーツ(能力未公開)黒の燕尾ベスト(能力未公開)パピヨンマスク(赤外線、熱感知、相手に見せる幻視)魅惑の網タイツ他、セラ専属恥辱品装備多数・雷龍の千条鞭(雷撃・ドレイン)・ジュート(貸与中)緊縛のチョーカー格上げ・フレアのナックルカバー
特殊装備品:インビジブルマント(透明裸窃のマント)・奴隷仕様改(UVカット、セラ専用装備品の強制収納、透明化)日中限定
備品:棺桶〔アルフォンス・シルベスター・ヒッキンゲン男爵、通称バロン〕
ポコ 女 狸人 拓斗の奴隷
【種族固有:舞踊LV1・鼓舞LV1・変化LV1・土系操作LV1】
【通常:身体強化LV2・体術LV2・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV2(UP)・生活魔法LV1・弓術LV2(UP)・小太刀LV2(UP)・風系操作LV2(UP)】
装備品:絆のチョーカー(物理障壁あり)・弓張月・フレアの小刀
ガッチャ 男 鼠人 OWOプレイヤー 本名 佐藤浩一
【種族固有:俊敏LV3(UP)・気配遮断LV2・強嗅覚LV2(UP)】
【通常:腐敗耐性LV1・隠密行動LV1・身体強化LV2(UP)・体術LV2(UP)・魔力操作LV1・魔法創造LV1・火系操作LV1・生活魔法LV1・交渉LV1・剣術LV3(UP)】
【強奪した:現在無し】
【現在縛りプレイ中:笑福の呪いプレイ(一日一度他人を笑わせる事、但し滑るとHPにダメージ)デンジャラスショッピング(買い物で負ける事は許されない)】
装備品:フレアの木刀大小・革鎧一式
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銀の狼、通称は銀狼・・・メンバー紹介
白銀のフェル:30歳リーダー、長剣使い 魔法剣術使い アビスの弟子
堅狼のロボス:27歳フェルの弟 杖使い 後衛回復役
ラブラ:28歳 シェパの姉 長斧使い 前衛、護衛兼突撃役
シェパ:26歳 ラブラの弟 槍使い 前衛、護衛兼突撃役
ギンガ:29歳 蛮刀使い 探査、切り込み役
コチャ:24歳 ギンガの妹 弓使い 探査役
カメリヤ:21歳 双剣使い フェルの恋人 便利屋 OWOプレイヤー
本名スージー・アナスタシア・ロチェンコフ




