055話 ステラ村・・・競い合うC級
五日後、二十七階で拓斗達と合流したフェルの選抜隊は、驚く事ばかりだった。
準備が整ってフェル達の選抜隊が、拓斗達に合流したのは、五日後だった。
熱帯エリアは二十五階迄で、徐々に二十六階は森エリア、其処を抜けて二十七階の後半では、肌寒いほどの気候へと移り変わり、所謂ツンドラ気候へと至る・・・
出現する獣魔なども次々とフロアーを経由して行くと、昆虫や爬虫類系から温度の低下と共に徐々に移り変わり、広大な原野では何故か鎧などの防具を着込んだ骨の軍団が行く手を阻む・・・
二十七階を攻略すれば事前にカメリヤから話しを聞いていた為、一度寒冷地装備を取りに戻る予定だった拓斗達の元に物資と装備を携えて、フェル達がやって来ると互いに挨拶を済ませた後、近況を語り合って諸事情を伝える・・・
そして合同でC級を制覇する話と成ったが「一応無理そうなら僕達は先行する事に成るよ、タクト君」「それは色々と事情もある事ですし、仕方無い話しですねフェルさん」「理解してくれて有りがたいが、出来る事なら一緒に攻略する事で君達の手解きをする状態に成るからね、行動を共にする為にもあれからどの程度腕を上げたのか、僕に見せて欲しい」「了解しました」
拓斗達は暫く二十七階を行ったり来たりしていたお陰で「此なら安心だが、未だ細かい所で甘い判断があるね、先ず其処を訓練しながら攻略を進めようか」「再び、ご教授下さい」「ああ、任せてよ」「アタシも土系魔法なら教える事が出来るよ」ムウが先に拓斗へ告げるとルウが「付与魔法を教える」やや残念そうに言葉少なく申し出る、ルウも土魔法は得意だったからだ・・・
再会時にはセリカ達が或る程度の事情を聞かされていたものか、スラを見付けると「薬、薬~!」などと喚きながら話し掛ける光景やルウが、それぞれの持つフレア産の木刀や棍棒、弓を見ては鑑定をしたり、取り扱って見て感想を述べたりした。
拓斗はルウから「制作者に会わせて欲しい」などと申し出られ、フレアにその旨を伝えると色よい返事が返り「良いそう何ですが相手は此の階では無く、二十階に居ますから後程と言う話しで良いですか?」「良い」ルウはそれ以降、拓斗に対して献身的に色々と手解きをする事に成った。
二人はロボスの手に乗った様な振る舞いで此処へとやって来たが、実の所はそんな事は承知の上で新しい迷宮に対しての純然な興味を抱き、初見の攻略が出来る事を楽しみにしていた。
だが薬に関しても未知の抽出方法を使うスラや各々の魔法効果が違うフレアの付与魔法の秘密を解き明かしたいルウには、想定していた物以上の期待が生まれ、拓斗達に対して興味と親切心が働く結果と成った。
それぞれ得意分野での話しで盛り上がる者達を置き去りにして「丁度寒冷地装備が必要に成る事をカメリヤさんに聞いていましたからね、此処で或る程度のレベル上げを果たした後に準備を整えて挑戦する予定でした」などと言いながらディアナの様子を窺う・・・
一番レベルが低いディアナの様子を拓斗と共にフェルが見ると「まあ、一応は問題無い様子だが、未だ実戦不足だな」「フェルさん、その点では僕達もそうですよ」「そうなんだが、君達には別世界での経験、知恵と言う、或る意味十分補填が可能なものがあるから一概に言えないな」
拓斗は嬉しそうに仲間へと視線を走らせて「褒め言葉を素直に受け取っておきますフェルさん、しかし、その別世界の経験や考え方が、邪魔な部分も有りますけれどもね・・・」「慣れろ、と言う話しだねタクト君」「そう成りますかね」「僕達も前に一度此処で多少苦労した古戦場跡では、大丈夫だったのかい?」
「一応何とか・・・その後ボス部屋を発見して転移石は手に入れましたが、二十六階へ戻って二度目の挑戦中でした」「成る程、タイミング的には良かったんだね」「ハイ、そうですねフェルさん手間が省けました」「僕達も一気に二十八階へ飛ぶ事も考えたんだけれど、一度合流する事を優先したんだよ」「助かりました。此で続けて挑めます」
返事を聞いて随分頼もしいと許りに頷くと「それじゃ、目の前のアンデッド軍団を蹴散らそう」「了解ですよ、みんな二人ひと組で互いに補助が出来る間隔を保って戦うぞ」それぞれが了解と許りに返事が返ると、眼前に広がる悍ましい骨、ボロボロの鎧を着込んだ骨、汚いローブを纏った骨が、それぞれ朽ちかけた武具を携えてそれが本能と許りに生者へ向かって襲ってくる・・・
その数、数百・・・
通常個体の体格は生きて居た時と余り変わらずなのだが、中にはマナの吸収加減や或いは生物などを屠って経験値を稼いだりして上位種に至ったものは、背丈が五割増しや倍程の個体が見受けられる・・・
因みに腕や足の数が普通の人より多い、異形のものなども中にはいる。
剣士や弓兵、槍兵や魔法士などが伍を作って連携するのだが、拓斗達は材質から聖属性が含まれている模様のフレア木刀や棍棒で攻撃すると、次々昇天したかの如く魔石を残して崩れ去る・・・
本来なら何度でも蘇るのがアンデッドの特徴で、魔石を破壊して倒すのが通常なのだが、拓斗達は武具のお陰で魔石が手に入る倒し方が可能だった。
セラやジュート、スライムの三匹はエナジードレインを使い、結合力を弱めて倒す為に魔石は残らないが、或る意味力業で進んで行く・・・
カムセラとアムセラは、巧みな攻撃で魔石を弾き、次々とマジックバッグへ鼻歌交じりで魔石を封印しながら回収、ガッチャとセラをカバーする程の余裕を見せた。
フェル達もそれぞれの戦い方で多数を処理して行った。
その中でディアナは拓斗とミウに援護をして貰いながら、手当たり次第に殴る蹴るを繰り返して殲滅して行く・・・
その様子を伺いフェルは「此は驚いたね、アンデッドは決して弱くない、況してや此の数を前回は君達だけで乗り切るとは・・・」「前回挑戦した時よりも慣れたと思いますが、フェルさん達が半分以上受け持ってくれているお陰で、今は前の様に囲まれる事も無く、随分と楽ですよ」
戦い振りを観察しながら呟く様に「此ならまあ安心か・・・次の階から受け持ちを決めて競い合う事にしても良いかもな」「それも良いですね、しかし、ベテランに教えて貰いたいのは、本音のところですけれどもね」
「そうだね、ムウ姉さんに君達の補助を頼むかな、僕よりも経験は豊富だ。それに僕達は先行出来るなら期限もある事だし、早く此処を制覇したいからね、便利屋のカメリヤを戻して貰う形で行こうか?其方にはムウが居る事だし、彼女の自習にも成るからね」「そお言う話しなら僕達は左方面を攻略、フェルさん達は右側を主に攻略すると言う話しで良いのではないでしょうか?」
此は此で面白そうだと「良い話しだね、それなら早く済むし、お宝も運次第と言う事で公平かな?」「そうですね、お宝に関しては要相談と言う事で行きましょう、ベテランのフェルさん達とは違い、素人の僕達には必要な武具や道具が違いますからね」「そうだな、今の君達なら武具よりも、お得な道具の方が欲しいと思うから交換もありだね」
提案を受け入れて貰って嬉しそうな拓斗は「はいそうです、是非良い道具と防具を狙いたい所ですね」「ハハハ、正直だねタクト君は・・・」「頑張りますよ、攻略速度も負けませんから覚悟して下さい」
ニヤリと笑う拓斗に対してフェルは「お!随分と強気な発言だが君達なら出来そうなのが怖い、僕達が負ければ親父さん達にどやされそうだな」「それでは二十八階からスタートと言う事で」「了解したよタクト君、お互いに頑張ろう」などと言いながら二人は握手をした。
その後、瞬く間にボス部屋へと至った一同は、二組合同でボスの骨竜を一蹴して、セーフエリアで休息と次へ向かう準備をしている最中にフェルは「こうして暖かい物を食べると何故かホッとするねタクト君」「そうですねフェルさん、勧められて腹騙し的に食べましが美味しいです」
味付き乾麺をお湯で戻した所謂即席ラーメンを食べながら、フェルが拓斗へ話し掛けると「フェルさん不思議ですよね、僕が元居た世界の食べ物と一緒ですよ、未だ数日しか経っていないですが、もう懐かしささえ覚えます」「ホンマでんな大将」
クスクスと笑いながらフェルは「文化的にはOWOプレイヤー達が随分と貢献しているよ」「と言う事は地上ではこの世界に合わない物が氾濫しているのですか?」「或る意味この世界に無かった物が、特定分野で氾濫しているが、食文化の向上はこの世界の人々も素直に歓迎しているよ」
拓斗は近代兵器もあるのか?と不安に思い「それでは武器、銃や大砲などがありますか?」「あるよ、だが余り普及はしていない」「ン?それは不思議な話しですねフェルさん」「何簡単な話だよ、威力が足りないんだ」
其処へカメリヤが「身体強化があるからね、急所を貫けない限りは致命傷に成らないんだよ拓斗君」「そうなんですか、身体強化恐るべしですね・・・」「そうね、レベルが上がれば、結界などを使わなくても、かすり傷一つ付かないわ」
フェルもその通りと言わぬ許りに「魔力を加えた魔弾丸や魔力自体を打ち出す魔銃ならそれこそ致命傷を与えるんだが使い手を選ぶからね、一般的には余り普及しないし、そんな目立つ物を所持していれば、他のプレイヤーに狙われるからね、作る技術を持っている者でも自分専用で使うか、切り札の一つとして所持する程度だよタクト君、しかしそんな強力な銃でも不意打ち以外なら何とか成るんだ」
何度も頷きながらカメリヤは「身体強化や攻撃力、所謂魔力や気力を加えた攻撃の方が、相手の強化分を凌駕すれば倒せるし、武器次第で大した修行をしなくても、それを使えば誰でも簡単に強く成るからね、まあ攻撃力が弱くても弾幕を張る程度なら役立つけれど、遠くから狙うならいざ知らず、近距離なら狙いを付けている時間で敵の接近を許すわ、それを考えると銃は余り実戦的では無いのよ、俊敏や瞬歩などのスキルもある訳だしね」
「一般人でも身体強化は迷宮に入らなくても取得している者が多い、そのお陰だが開拓などの力仕事にも役立っているからね、その後には何かの拍子に力を目覚めさせて冒険者や兵士に志願する事もあるんだよ」「その後の訓練で身体強化をレベルアップすれば、銃では一般兵でも倒せないわ」
「成る程理解が出来ましたよ、それに大砲なら持ち運びが不便ですからね、攻城兵器以上の活躍場所が無いと言う訳ですか・・・」しかし、大量に保持出来ればどうだろうか?
疑問に思ったがフェルは「大砲よりも高レベル魔法の方が威力があるからね、壁にも強化魔法が付与されていると全く効き目が無いし、結界でも弾く事が可能だから安価で尚且つ特別な物を開発しない限りは、恐らく現状では普及しないだろうね、それに管理と火薬などの確保を鑑みると、コストが掛かり過ぎるんだ」
しかしカメリヤは「けれど出回っている威力が大きい銃は警戒だね、力がある者が所持していたなら防御壁や結界なんかもアッサリと貫かれるからね」敢えて注意を喚起すると、セラやミウ、スラ迄もが納得と許りに頷く・・・
各々が休息を取る為の段取りを付けて、一番内部エリアが大きい拓斗達のテントへ入ると、雑談は続けられたのだが、突然ジュートが指向性の念話で〔主殿〕〔何だジュート?〕〔妾が目覚めてからなのじゃが、レベルやスキルなどが数値化されている様じゃな、しかしそれは妾が眠る前には無かった概念、或いは体系じゃ〕
ジュートから突然の情報開示で、驚いた拓斗は「オイ、オイ!それは一体どう言う事なんだ?」思わず声に出した事から〔未だ妾の事情を承知して居らぬ者達も居るのじゃが、此の儘話しても良いのか?〕周りを見ると拓斗の態度で不審顔の者達が此方を見ている・・・
慌てて「突然でご免、スラと念話で内緒話をしていたんだが、少し驚いて声に出て仕舞ったんだよ、アハハハ」誤魔化しながら頭を掻くと、スラは〔何の話しなの?ダシに使ったんならアタシ達も話しに混ぜてよ〕〔分かった〕
ソロソロ遅い時分に成っていた事から「カメリヤさんとフェルさん、そしてラブラさんとシェパさん達には、少しご意見を聞きたい事柄が出来ましてね、残って頂けますか?」「分かったよタクト君」「了解だわ(さね)」
シェパは頷くだけだったが、ムウが「アタシ達は不要なの?残念だわね」ゴランも不満顔だったので「お二人も残って下さい」多少は不満顔をしていたセリカとルウだが申し訳無さそうな拓斗の顔付きと、その場の雰囲気を察して素直に「それじゃアタシ達はお先に」と自分達のテントへ戻り掛ける・・・
其処へ「待つんだ君達」セリカとルウが振り向くと「タクト君、君がどんな話しを始めるかは不明だけれど、この二人は信頼が出来るし、僕達の中では博識だ。屹度役に立つはずだから残って貰った方が良いよ」拓斗はフェルに指摘されて仕方無く黙って頷く・・・
どうも最近なし崩し的にジュート念話が皆にバレる方向で話しが進む・・・様子を窺いながら〔お前タイミング的に不味い展開で俺が声を張り上げる程のネタを態とバラしていないか?〕嘯くようにジュートは〔さー何の事じゃな〕〔お前、自身の存在を他人に知らしめて、行動の自由を確立したい、何て考えて居ないよな?〕
拓斗はイメージされたエルーザの姿を睨み付けて対すると〔妾はそんな姑息な事は為ぬよ〕〔本当だな?もし嘘なら魔力供給を断つぞ〕〔今回はついウッカリじゃ、場所柄を弁えず疑問を迂闊にも話しただけじゃ〕〔今回は、とは?〕
此は不味いのじゃ〔今回も前回も無いのじゃ、何時もウッカリじゃハハハ〕などと乾いた笑いで誤魔化して来たが追求を諦め、拓斗は後の報復を心に固く誓いながら話題が話題だけに今はお仕置きを先送りした。
そしてジュートを手元に引き寄せて、全員の耳目を集めた後「既に知って居る人も多いと思いますが、この紐の名はジュート、精霊が宿る器物、或いは武具の類いだと思って下さい、そして彼女が曰く、この世界のレベルやスキルの数値化概念は、昔には無かった模様なんですよ、その話を聞いて僕は驚きました・・・」
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八月の頭、ジャッカ領から進発したカルロスはカステロを相手に愚痴を零す・・・
カルロスは自軍の様子を伺いながら「真逆途中での補給が儘ならぬとはな・・・」「カスター様へ予定変更の通知や補給物資の再手配などで、此方は随分と遅れましたから未だ道半ばです閣下」「しかし、旧関所で待ち受けて居ると思ったが、麓の川筋で待ち受けて居たとはな・・・」
遥か下に布陣しているステラ軍の陣地を見やりながらカステロは「麓の状況は下山途中から見えておりましたからな、敵陣の様子は十分に観察が出来ました。弱点を突けば当然ながら数の多い当方が、必ず一蹴しますよ閣下」「確かに思ったよりは動員数が多い、その上街道よりはやや離れて有利な場所で展開をして居るな」
「まあ無視も出来ますまい、残して行けば後ろから挟み撃ちに成ります。しかし、抑えを残して別働隊を差し向ければ、あの動員数ですからステラ村は屹度空の筈、容易く落とせる事でしょう、どう致します閣下?」「その手もあるか・・・エース級が居たならば、無理をせ為ずに其方の案を採用するか?」
その受け答えに少なからず満足した様な素振りをカステロは見せ「それでは探りを入れてエース級が敵中に居たならば、対陣後に軍の一部を分けてステラ村へ急襲、居なければ此処を力押しして後にステラ村へ改めての侵攻で宜しいですか?」
「そうじゃな、それで良い、先ずは敵と対陣してからじゃ」
橋を架けた以外は何ら手が加えていない広い河原を臨み、既に増水期を過ぎて歩行でも楽に越えられる程の浅い川を挟んで街道を約す位置をジャッカ軍は取る・・・
一応は橋を確保して何時でも侵攻が再開出来る場所に進出したが、橋も必要が無いほど渡河地点としては申し分ない有利な場所が残されていた為に少なからず疑いもしたのだが、ステラ軍と相対する為には絶好の位置取りだった所為で、消去法だが此処を選ばずにはおれない状況だった。
カステロは内心で・・・可成り此処まで進軍に手間を掛けさせられた。既に食料も乏しく長陣は無理だが、相手の手を見極めずに侵攻するなど論外だ。厳しい戦いに成るのは必定か・・・まあ、勝てば上々、負けても何とか成る手筈、最大限貢献はするが閣下のお手並み拝見と言うことろだな。
カルロスは内心で・・・カステロの奴、旨い事行ったと思って居る様じゃ、しかし其方の思惑は透けておるわ、宛てには出来ぬ不心得者じゃ、だがそれでも話しに乗らなければ儂は身の破滅じゃ、家族も疾うの昔に待避させて乾坤一擲の此の博打、見事勝ってものにして見せるしか無いの・・・
既にジャッカの街は暴徒の巣窟、既に戻る道は無い・・・此の情報は閣下を初め軍全体に伏せてはいるが、何時まで騙し仰せるかは不明だ。もしバレれば当然士気の低下はまぬがれない・・・
此の遠征は俺にとっても既に博打と成ったのだが、未だ失敗しても俺にはプティマの家宰、遠縁のアルゴス様を頼れば何とか成る筈、此処まで段取りを付けた段階で喜んでくれるだろう事は間違い無いからな・・・今頃は暴徒鎮圧の名目でプティマから軍が出動している頃合いだ。
しかし戦況は既に俺の手を離れたな・・・この先、一体どう成る事やら分からなく成って来たが、何方の方向に転んでも生き残れる様に、俺は上手く立ち舞わらねば成らぬ、だから期待してますよ閣下。
何とも言えぬカステロからの視線を感じたカルロスだが、家族を安全な地に移した段階で半ばヤケに成っていた・・・
確かに儂は無能者だった上に出世欲を出して無駄金を使った・・・だがその発端は此奴の献策による物だ。開発の失敗も何もかも、儂の妹婿に迎えた家宰アルゴスの息が掛かった此奴が、言葉巧みに散財させた。
東には強大なワイツ家、此の十年台頭してきたディオン家のアビスが、次々と成果を見せ付けて儂が焦ったのを良い事に出来もせぬ計画を然も出来る様に装い、儂を破滅の道に誘いおった。
今更言っても詮無いが、無能は無能なりに大人しく治政を熟して居れば、此処まで酷い結果には成らなかった筈じゃ、滅びるにしても此奴だけは、必ず儂の道連れにしてやろうぞ・・・
拙作ですが楽しんで頂ければ幸いです。次回の更新予定は7月22日です。
細かな部分の言い回しやその他で気が付いた間違い等を随時訂正しています。
拓斗 男 人族 魂転移者 本名 板垣拓斗
【通常:精霊魔法LV4・精霊視LV2・妖精視LV2・魔力操作LV4・魔法創造LV4・エナジードレインLV2・魔力自動回復LV3・物理障壁LV3・障壁コントロールLV3・念話LV4・火系操作LV4(UP)・土系操作LV3・鑑定LV2・身体強化LV2・生活魔法LV2(UP)・地形操作LV2・風系操作LV2】
【エクストラスキル:契約魔法LV4(UP)従魔〔スライムのスラ他〕従精霊〔ジュート〕奴隷〔セラフィナ〕仮奴隷〔ポコ〕対等契約〔フレイアー〕】
【精霊契約:火の精霊サラマンダー・土の精霊ゲブ・水の精霊アプスー・大気の精霊シュー】
装備品:形見の胸当とマント・風林火山のブーツ・ワンド・ナイフ・フレアの守り(頭部装備)・魔力制御の指輪・絆の腕輪(パーティー編制用の道具、装飾品)・フレアの木刀
ミウ 女 兎人 OWOプレイヤー扱い
【通常:身体強化LV4・体術LV4・剣術LV4・探索LV3・気配察知LV3・解錠LV1・俊敏LV4・回復LV2〔ヒーリング〕・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV2・隠密行動LV1・気配遮断LV1・忍び足LV1・生活魔法LV1・瞬歩LV1】
装備品:白の燕尾服バニー仕様、ピンクの兎着ぐるみ、くノ一スタイル服、ヒットマンニット(生地自体は光を吸収するが、明るい状態で魔力を使えば、真反対の光学迷彩機能付き)革製の防御装備一式 魔綱製のロング・ソード、くノ一スタイル時の忍者刀(名は黒鐘)・フレアの棍棒
装飾品:魔力制御のイヤリング・イメージ・チェンジ・リング(五着分の変身を可能にする)
スラ 不明 拓斗の従魔スライム 元OWOプレイヤー 本名 早瀬美優
【種族固有:胃袋LV4・強酸消化LV3・物理耐性LV4(UP)・聞き耳LV2・分裂LV4・魔力吸収LV3・生物吸収LV3・エナジードレインLV3・変化LV3】
【通常:毒耐性LV3(UP)・腐敗耐性LV3(UP)・強酸耐性LV3(UP)・並列思考LV4・念話LV3・気配遮断LV1・隠密行動LV1・気配察知LV2・魔法耐性LV2・解体LV3・分析LV3・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV3・衝撃耐性LV1(NEW)】
【強奪した能力:強制支配LV1同族限定】
【ガイダンスAI協力体制、命名アイ子】
セラフィナ 女 吸血姫 拓斗の奴隷 OWOプレイヤー 本名 山口桃子
【種族固有:吸血LV4・エナジードレインLV3・召喚LV2(蝙蝠の鞍馬)・血液操作LV2】
【通常:身体強化LV3・ドレイン耐性LV2・痛覚耐性LV3・変化LV1・気配遮断LV1・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV1・生活魔法LV1】
【吸血後:身体強化LV4・エナジードレインLV3・各種耐性の強化】
【エクストラスキル:痛覚の快楽変換LV3・恥辱のパワー変換LV4】
【強奪した能力:頑強LV1】
【現在縛りプレイ中:放置プレイ、羞恥プレイ、女王様プレイ】
標準装備品:伝説の網状恥辱レオタード・奴隷仕様改(能力未公開)女王様のブーツ(能力未公開)黒の燕尾ベスト(能力未公開)パピヨンマスク(赤外線、熱感知、相手に見せる幻視)魅惑の網タイツ他、セラ専属恥辱品装備多数・雷龍の千条鞭(雷撃・ドレイン)・ジュート(貸与中)緊縛のチョーカー格上げ・フレアのナックルカバー
特殊装備品:インビジブルマント(透明裸窃のマント)・奴隷仕様改(UVカット、セラ専用装備品の強制収納、透明化)日中限定
備品:棺桶〔アルフォンス・シルベスター・ヒッキンゲン男爵、通称バロン〕
ポコ 女 狸人 拓斗の奴隷
【種族固有:舞踊LV1・鼓舞LV1・変化LV1・土系操作LV1】
【通常:身体強化LV2・体術LV2・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV2(UP)・生活魔法LV1・弓術LV2(UP)・小太刀LV2(UP)・風系操作LV2(UP)】
装備品:絆のチョーカー(物理障壁あり)・弓張月・フレアの小刀
ガッチャ 男 鼠人 OWOプレイヤー 本名 佐藤浩一
【種族固有:俊敏LV3(UP)・気配遮断LV2・強嗅覚LV2(UP)】
【通常:腐敗耐性LV1・隠密行動LV1・身体強化LV2(UP)・体術LV2(UP)・魔力操作LV1・魔法創造LV1・火系操作LV1・生活魔法LV1・交渉LV1・剣術LV3(UP)】
【強奪した:現在無し】
【現在縛りプレイ中:笑福の呪いプレイ(一日一度他人を笑わせる事、但し滑るとHPにダメージ)デンジャラスショッピング(買い物で負ける事は許されない)】
装備品:フレアの木刀大小・革鎧一式
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銀の狼、通称は銀狼・・・メンバー紹介
白銀のフェル:30歳リーダー、長剣使い 魔法剣術使い アビスの弟子
堅狼のロボス:27歳フェルの弟 杖使い 後衛回復役
ラブラ:28歳 シェパの姉 長斧使い 前衛、護衛兼突撃役
シェパ:26歳 ラブラの弟 槍使い 前衛、護衛兼突撃役
ギンガ:29歳 蛮刀使い 探査、切り込み役
コチャ:24歳 ギンガの妹 弓使い 探査役
カメリヤ:21歳 双剣使い フェルの恋人 便利屋 OWOプレイヤー
本名スージー・アナスタシア・ロチェンコフ




