050話 ステラ村・・・C級攻略中
C級の攻略中、恐竜が闊歩する中で一時の静寂を迎えた拓斗達は・・・
広大なC級では、所々で安全地帯が設けてある様な錯覚に陥る場所がある・・・
探査に数日も要する事もあり、地形や障害物、獣魔の割合などを鑑みて拓斗達は、勿論安全と思われる場所で、テントを設営して何時もの結界を張る・・・
ベテランほど当然その長い経験で場所の判断を付け易いのだが、今回はカメリヤの指示に従い、彼女からその教えを請う・・・そして更にスラ達の分身数体に周囲を警戒させると言う、随分と念の入った様子で「此で安全だな、一応スラも警戒してくれよ」〔了解だわさ、任せてよ〕警報装置代わりにテント内で分身一体を残すと「頼んだよ」言いながら拓斗はテントへと向かう・・・
テントではカムセラとアムセラの姉妹が「お疲れさま」又此が見事にシンクロして「二人共、今日もお疲れさまだな」「自分はもう休むスよ」「セラもお疲れさま」バロンの館へとスライム三匹共々が入ると「彼処は何なの?」
カムセラが聞いて来るので拓斗は誤魔化しながら「セラは吸血姫だからな、従魔のスラ達も落ち着くらしんだよ」「そうなの・・・分かったわ」少し怪しんでいたが拓斗は無視をして「ミウとポコもお疲れ、そしてカメリヤさん」「ナ二?拓斗君」「今日も案内ご苦労様でした」
少し不満顔で「もーう、何度も言っているけれど、タメ口で良いからね、それではお休みよ」「分かったよ、カメリヤ、でも人前ではさんを付けるからな」「それで良いわよ」「お休み」「ガッチャもな」「お休みやで大将、そして皆さんもや」
流石にミウも混在するテントでは、拓斗にベッタリ引っ付くのでは無く「タクトもお休み」「お休みミウ、ポコもな」「ハイデス、皆様もお休みデス」「カムセラとアムセラもお休み」「お休みだけれども、少し話しを聞いて良いかな?」
うつ伏せに寝ている格好から起き出して腕を組む、その胸から僅かに覗くスペードマークを確認して「カムセラ、一体何が聞きたいんだ?」「C級へ入る迄は随分と大勢でバタバタしていたし、テントで皆が落ち着くのは、初めてだからさ、改めて聞くのだけれど、どうしてあんなにアッサリと、アタシ達の事を助けたのかな?と思ってさ・・・一度聞きたかったのよ」「アタシも聞きたい」ピクリと耳が動き、ミウもガッチャも聞き耳を立てて居る様子だ。
アムセラもハートマークを姉と同じ様な格好で見せながら追従するので、仕方無く拓斗は「勿論一度は殺されたんだ。何も思わない訳では無いのを前提に話すけれど良いか?」「勿論良いわよ、アタシ達は許されない事をした物ね、何も思わない訳は無いと思うし、簡単に許すと言われても気持ち悪いわよ」カムセラが言うとアムセラも隣で何度も頷く・・・
それを確認して「OWOプレイヤーと聞く前は、色々とあって許す積もりは無かったんだよ、だけれども知った以上は、君達もミウやセラ同様に被害者だ。その上に奴隷紋で自由と選択肢を奪われたなら、あの時に言った話しと同じに成るけれど、君達は凶器以外の何ものでも無いと考え初めてね、処罰の話しが出始めると、此は助けなければ、今後の為にも絶対駄目だと思ったんだよ」
カムセラは「フーン」と言うだけだったがアムセラは「それでもアタシ達は自身の死を覚悟すれば、アンタ達を襲わない、と言う選択肢もあったんだよ、けれど選ばなかった。それでもアンタは、此のアタシ達を許すの?」
拓斗は考えながら「そんな風に言われれば、確かに意思の介在はあったと思うけれどもね、可成り難しい話しだよな・・・実際見も知らなかった相手に対して、罪の意識を芽生えさせて、自殺擬きの選択は出来なかっただろうし、それ迄にも凶行に及んでいたのなら、当然倫理的な歯止め効果は薄いからね」「それでもアタシなら屹度恨むと思うわ」「アタシもだね」二人は顔を見合わせて驚いている様子だ。
如何言えば納得するかな?と考えながら「まあ、そうだろうね、でも仮にある種の凶器だとすれば、何とか折り合いを付ける事が出来たんだよ」「それも分からないわよ」伝わらないかと落胆して「そうだな、例えば何かの拍子で手を切ったからと言って、君達はその包丁を憎むかい?」「そんな物憎まないわよ」「ならば交通事故に偶然出遭って痛いからとその車自体を君達は憎むかい?」「それは当然運転手だよね姉様」「そうだよね、アムセラ」
「勿論、そんな物が初めから無ければ良かった、と思う筈だけれども、当然その使用者に怨みは向く」「そうだわね、確かに言われる通りだよ」「例えば拳銃、火を付けられて火傷なんかなら火を恨むのかい?」「拳銃なら無くても良い物だから、拳銃自体を恨む事は出来るけれど、火はね・・・」
「そうだね姉様、火事に成るからと火を恨む事は出来ないかな?でも何となく言いたい事は、少し分かった様な気がする」「そうだね、アタシも何となくだけれども理解したと思う」「ようは使用者、又はそれを作り出した人々かな?其奴らが悪いのであって君達では無いと思って仕舞ったんだ」二人は未だ微妙の様だ・・・
気持ちを言葉に代えて伝えるのは、本当に難しいと思いながら「さっきの話しだけれど、君達の意思で凶行に及んだと言うけれど、今現在落ち着いて考えられる状態での話しだよ、実際には思考を狭められて、殺す手立て以外の事は、全く考えてもいなかったと思うんだが、どうだ?」「それは・・・そうだった」カムセラは言い返せない様子だった。
「アタシもよ、姉様と同じだったわね」「だから凶器扱いで納得してくれ、そして俺がそう考えて仕舞ったんだと思ってくれよ」「分かったわ(よ)」ほぼシンクロして返事が返る「それに加えて君達を罰するとOWOの運営に魂が渡る・・・此は彼奴らの思う壺なんじゃ無いか?と考えたのも事実だ」
二人は互いに頷き合いカムセラが「此れまで道中で聞いた話しでは、運営が特別な魂を探しているんだったわよね?」「そうだと思うんだが、飽くまでも推測、未だ確証は取れていない。しかし、それで外れた魂は如何しているんだ?推測に成るが恐らくその魂は碌な事に成っていない筈、輪廻の枠組みから君達が外れてしまうと思えば、単純に対処は出来ないだろう?だから助けた」
アムセラは感謝を込めて「其処まで考えてくれて居たんだね、有り難う、アタシは拓斗さんに感謝するよ」「そうだね、アタシも感謝だよ、それに加えて色々と考えもしなかった事を教えてくれたからね、拓斗さんに此からは従うよ」「アタシも」
二人の言葉を聞いて「其処まで感謝しなくても良いよ、自己満足だが或る意味運営に一泡吹かせた形だからな、それよりも素直に君達は捕まったと、フェルさん達に聞いたけれども、それは又どうして何だよ?」
アムセラが先に「生き残りのチャンスに懸けただけ何だけれども、本当は自分でもよく分からないのよ」「アタシもだよ・・・でも最近は雌虎に潜入して楽しかったから、組織を離れて何とかしたい、とも思っていたからさ、此のまま逃げても元の生活へ戻るのならイヤだな・・・などと思って何となく諦めたのよ、自分自身でも信じられない選択だったわね、どうしてだろう?」
姉の疑問に答える様に「アタシも不思議なのよ・・・逃げる所迄は紋の制限で仕方無かったけれど、捕まった後の事は組織も紋があるから規制していなかった。その後は運任せでも良いかな?なんてアタシは思っちゃった」「まあ、彼処で抵抗して捕まれば、その後の扱いも変わった事だろうしさ・・・」
カムセラが拓斗へ小悪魔的に少し笑い掛けながら「それにあの場で戦っても、ほぼ負けは見えていたしね」「そうだね、ギンガさんと向かい合った時、あーもう此は駄目な状態だと、アタシは覚悟した」「察しも良かったね、アムセラ」
「あの後、乱暴もされずに紳士的だったよ姉様」「ウチの連中と来たらさ、駄目な奴らが多かったからね」「確かにね、彼処では命を懸けたく無かったよ」「それもあって必死だったな・・・」その後二人は長々と組織の悪口を続ける・・・
それを打ち切るように「改めて聞くが、二人は此から如何したいんだ?話しには納得したのかな?」「話しには納得だね、アムセラはどう?」「取り敢えずアタシも納得よ姉様」「と言う事だけれど、最初の質問の回答か・・・本当の所は、雌虎に戻りたいのだけれども、組織の絡みもあって此は当分は駄目ね」「そうだね姉様、メンバー内にもわだかまりも出来たし、それに未だ拓斗さんの許しも無いからさ、希望だけを述べてもね・・・無駄でしょ」
少し拓斗は驚いて(此の俺が許していないだと?此だけ話しているのに心外な)と思いながら「許して何だよ、疾っくの昔に許しているけれどもな?」「未だアタシ達のサブ権限を残しているんだろ?だからだよ」「ああ、アレね・・・実は嘘なんだよ、一応警戒してますよーと言うアピール?」「えー!!!」ミウとガッチャを入れて四人がシンクロ驚きをする・・・
半分眠っていたポコまでが、飛び起きると「何でも無いよ、お休みポコ」「ハイ、お休みなのデス」カメリヤは、此処まで口を挟まなかったが「流石は拓斗君だよ、アタシも驚いたわ」「だってあの時、ああでも言わなければ、何時までも周りから心配されたと思うんだよ」「それは確かに言えるわね、それで本当の所は出来たのかな?」「あの場で出来たよカメリヤ、但し難しい条件を乗り越えれば、だけれどもね」
カムセラとアムセラは頷きながら「それでは、既にあの時点で許していた、と言うのかな?」「そう成るね、今でも出来るよ、僕は持ち主の意向や本人の意思は関係無いからね」「あ!そうだったわね」「もう少し条件は厳しいんだけれど、君達に紋という扱い易い物がある以上簡単なんだ。しかし、実際怖い能力だし、僕自身が使いたく無い」
「或る意味、強制的に奴隷化する、魔法道具と同じ様に成ったと思うんだよ、契約魔法がレベルアップしているが、チャンと規制も掛けているよ、色々と契約関係で悩んだからね」何処で聞いているかも知れないから失敗したとは、此処ですら言え無いよな・・・ジュートやフレアには、或る意味感謝もしている。
改めて拓斗へと向き直りカメリヤは「恐ろしい能力だわね」「そうだねカメリヤ、俺自身も驚いているんだが、ロボスさんから普通の奴隷契約とは違うと聞いてね、契約魔法へ魔法創造を意識的に使った結果そうなった」「拓斗君の能力が凄いと、思っていたけれど、本当の所は魔法に関するセンスが良いのね」
「だから話しを戻すと、俺絡みでは君達はもう自由なんだよな」「分かったわよ、だけれども現状では、拓斗さん達とご一緒するわ、恩返しを含めて色々とあるからね」「アタシもかな・・・戻りたくても皆が許してくれそうも無いからね、実績を積み重ねてもう一度仲間にして貰う為にも、拓斗さん達に仕えるよ」
「成る程分かった。それでは今後も宜しく頼むよ」「そうね、改めましてアタシは加藤五月だよ、此処へ来た当時は18歳」カムセラが自己紹介をすると「アタシは今井由紀、16歳だったわ、共にアサシンが職業かな?」「一応そう成るね、この世界でのアタシ達の家族も、全員がクロノスのアサシンだったからね」
少し拓斗は驚いて「それは又・・・凄いところへ転生した物だよ」「だから家出したアタシ達が、組織に狙われたのも、それが無関係では無かったんだよ」「家族はアタシ達を組織に売ったんだよ、後から聞いて愕然としたわよ」アムセラが憤るとカムセラが「まあ、お互い家族とも思っていなかったからね、どっちもどっちだけれども、アタシ達は未だプレイヤー相手以外での殺しはしていないのよ」
アムセラも同意する様に「本格的な暗殺訓練の前に家族と離れたからね、多少それ迄の生活環境から精神に影響を受けたけれど、未だ相手が10歳だったから自分自身を保てたわ」「そうだったわね、その事もあって此の家族と共に居ては駄目だと思ったわ」
「逃げた後の事はレベル上げの方が忙しかったしね、普通に冒険者をしていたわ、だけれどもアムセラの記憶の中では、随分と幼い頃から訓練していた見たいでね、二人共初期能力が高かったのが、屹度生き残れた秘密何だよ」「そうねアムセラ、それと早くから組んだのが良かったわ」「そうだね姉様」
「組織は恐らく家族の絡みもあって、アタシ達二人の心を折る積もりで、態と酷い扱いをしたけれど、それを耐え抜けたのは、一人じゃ無かったからだと思う、アムセラのお陰だよ」隣のアムセラへとカムセラは視線を移す・・・
それを嬉しそうにアムセラは受け止めて「それはアタシもだよ姉様」「そうだね、今では本当の双子と言っても良い位にアタシ達は姉妹しているよ」ウンウンとアムセラは頷くと「成る程な、色々反対に聞いて悪かったが理解出来たと思う、お陰で安心したよ、だから明日からも頑張ってくれ」「了解!」と二人はシンクロ返事を返して、お互いに可笑しく成った物か笑い合う・・・
翌日、セラとスラへも二人は挨拶をして、拓斗が昨日の話をすると「自分に技術を教えて欲しいスよね」セラが懇願するとミウも「暗殺術を会得したら、対処の方もし易いわね、アタシもお願いよ」カメリヤが「アタシもお願いしようかしらね?」「確かにミウの言う通りだな、対処法なら俺も知りたいよ」話しの流れで二人は、全員に伝授する事に成った。
実際目の前で見本的に気配を消して「気配を感知しながら戦うのは、勿論基本だけれど、それに頼りぱなしでは駄目だよ、強い相手ほど上手に隠すし、殺気も消して来るからね」「分かったわ(スよ)」「それと感知魔法、例えば風や音などを巧く使えば、居場所などの特定はし易いけれど、誤魔化す方法があるからね、それも絶対的では無いのよ」
「本来は相手に気取られず、確実に殺すのが最上なのよ、例えば毒殺とか色々ね」「そうだわねアムセラ、けれど今はその話は後よ、恐らくこの人達が覚えたいのは不意打ち対策、だから一つずつ教えて行くのよ」「ハイ姉様」
実際、拓斗は気配を探りながら「探知と気配頼りでは、全てを警戒出来ないと言う事なんだな」「その通りよ、戦闘では大切な事だけれど、勘の方も重要だからね、反対にそれを利用されて、経験者ほど騙される事があるのよ」「その辺りは経験の蓄積だけでは駄目なんだな・・・」
「そうでっせ大将、襲われた時ワイはその殺気ちゅうもんを全く感じまへんでしたなぁ、アムセラの動きに気が付いて声を掛けたんやけれど、横に居ったカムセラが動き出して、あ!ちゅう間に偶然、咄嗟に出た腕一本がチョンパでしたわ」「俺はミウと並んでいたから一応動き出した時に気が付いたのだが、咄嗟には全く判断が出来ずで、取り敢えずアムセラへ体当たりをするのが、やっとだった」「アタシはガッチャの声で気が付いた位だわよ」
後悔するように「アタシもそうだったわよ、真逆自分自身も狙われて居るとは気が付かず、前を行く拓斗君がアムセラからミウちゃんを庇うのを見て驚き、アタシの前へ割り込んだガッチャ君の左腕を右手でアッサリ切り落とすと同時に返す腕で刃物が突き刺さっていたわよ、もうカムセラが振り向いた!と思ったらお腹に痛みが走ったもの・・・左手の剣で屹度止めを刺されていたわね、スラさんに感謝だわ」カメリヤが言うと、セラとポコもウンウンと頷く・・・
述懐する皆が、カムセラとアムセラの動きを思い出しながら話すと、二人は罰の悪そうな表情を見せたが、お詫びの印と許りに俺達の訓練を熱心に始めてくれた。
ジュラの森で互いに隠れながら訓練をしていると「シャギャー!!!」ラプトルや森を生息地にしている獣魔などから邪魔をされる「訓練をしながら狩りをする何て発想が良く出来たな?」「アタシ達はこんな訓練を8歳からしていたわ、ねえアムセラ」今はミウとセラ、カメリヤが暗殺者役なのだ。
警戒しながら「そうだね姉様、二人で殺し合いの訓練をこんな場所でさせられた。そんな一家から逃げたくなった物だよ」「成る程な、だから今の二人に成った後は逃げたのだったな」「それも一応理由の一つかな?一番大きいのは、プレイヤーに成ってから互いに検証した事を擦り合わせて、色々と予測が立った事だよ」
時間に成り、全員が合流すると「そうだったわね姉様、その後は直ぐに確証が取れたからね、だから家の者は色んな意味で邪魔だったよ」「理解したよ、ならば文句を言わず俺達は訓練と狩りを続けよう」「了解だわよ(ス)」「しゃー無いわな、ワイも頑張りますわ」「確かに此は油断出来ないもの、良い訓練に成るわね」
「ポコを護衛対象とする事で守りと攻めを分ける、そして攻守も時折り入れ替えるとは、良く考えているよ、次のお姫様は誰だ?」ポコの訓練は守り一辺倒なのだ。攻めの方は性格的にも難しい様で、攻撃側を弓で狙う事で仮狙撃の訓練が出来る、そして近付く獣魔を狩るので護身訓練以外は要らないらしい・・・
「確かに代り番こなら飽きないし、遣る気が出るわね、だけど次は確かアタシが、姫様役よ」「違うスよ、自分何スからね、順番スよ、ミウさん」「そんなの分かっているわよ、でも拓斗に守って貰うのは、アタシじゃ無かったかな?」「違う!」何人かが言うと「そうだったかしら?」などと惚ける・・・
次迄の拓斗は、守りだがその後は暫く攻撃に回るのだ。遊んで居る様な会話だが、可成り真剣に攻守の訓練を熟すと倒した獲物の数も増えて行く・・・そして狩りの獲物は、スラ達が順次回収しているのだ。〔ヒャッハー!!!〕
探査三日目で二十四階へと到達すると、訓練の方も様に成って来て「お宝も随分と出たな」「そうだわね、バッグと水筒が一つずつと、ガッチャの防具が良く成ったわよ」「あの革鎧一式だな」「靴まで入って居たわ」「そうだったな、ガッチャ、マントも出て格好良く成ったよ」
やや芝居掛かって「あるときは五つ、あるときは一つちゅうやっちゃね」「何だよそれは?」「知りまへんか?昔に逸ったアニメの戦隊ものでんがな大将」〔それ、あったわよね、ホントに懐かしいわさ、忍法竜巻ファイター!〕「それアタシらも知ってるよ、ねえ姉様」「そうだねアムセラ、アタシは古典で見たわ」
「あ!俺も思い出したよ、ガッチャ、お前本名か?」「そうでんがな、ホンマ失礼な話しやな、受け何て狙っていまへんで大将、親父はドッチャ、兄はダッチャ言いまんねんで、だからワイはその流れでガッチャや」〔何それ、絵に描いた様な受け狙いだわさ〕「そんなん言うたって本当の事やからな、今更変えられへんやんか」〔こりゃシュバシュバだわさ〕
そして全長20メートルの巨大なカメに一行は遭遇する・・・
スラが〔真逆嘘でしょ?〕「ホンマやな・・・絶対嘘や!信じられへん」「アンタ達は、何を言っているのよ、ただカメに遭遇しただけでしょ、なんで嘘なのよ?」「さっき話してたアニメの第一話に登場するのが、敵役のカメやねんわ」「お前らよく覚えているよな・・・」「全くね」ミウが呆れ顔をする・・・
ウンウンと双子もシンクロしながら頷くと「堅そうスけれど、動きは鈍そうスね、如何すんスか?タクトさん」「取り敢えず戦ってみて、駄目なら直ぐ撤退かな?」「タクト、そんな消極的な事で良いの?」「撤退しても準備を整えて再戦するさ、その為にも情報集めだよミウ」
「成る程分かったわ(ス)」「大きいでんなー」ポコも頷くとカメリヤが「アタシ達は、此を一度倒したわよ、でも攻略方法は敢えて教えないからね、自分達でよく考えて見なさいよ」「分かったよカメリヤ、工夫するのも大事だからな、でも一旦倒したんだろ?こんな巨大な物が、今みたいに早く復活するものなのか?それとも全く別の個体なのか・・・」最後には呟く様に拓斗が話す・・・
それを聞いて「ロスちゃんが言っていたのだけれどもね、獣魔は繁殖以外で増える方法が迷宮ではあるらしいの、不思議な事に何処か異空間から余ったマナを使い、突然発生する渦の様な所を通って転移して来るらしいの、だから数が揃ってマナを使い切ればその現象が止まる、とも言っていたわよ、後は繁殖で増えるしか無いのだけれどね、大きくは増えないのよ、けれどキングやクィーンが自然発生すると、繁殖力が数倍、数十倍に増加してスタンピードの原因に成ったりするらしいわ」
接近しながら「成る程分かり易い解説だよカメリヤ」「ロスちゃんの受け売りだわよ」「タクト、狙うなら伸びた手足や首辺りが柔らかそうだわね」「そうだな、甲羅は堅そうだし、腹は狙えない位置だから手分けして攻撃しよう」「了解でんな、ワイは首を狙いますわ、魔力を通して・・・」
言い終わらないガッチャに向けて首が伸びて『ビューン!バッコーン!』大慌てで避けるガッチャの真横へ首が通り過ぎると「ドヒャー!危ないとこや、行き成り何すんねんな!」「ガッチャ油断するな!」「心配掛けてすんまへんな」それぞれが散開すると「危険だと思えば、各々の判断で距離を取る事、それではやるぞ!」
巨大ガメを相手に戦いが始まる・・・
拙作ですが楽しんで頂ければ幸いです。次回の更新予定は7月4日です。
拓斗 男 人族 魂転移者 本名 板垣拓斗
【通常:精霊魔法LV4・精霊視LV2・妖精視LV2・魔力操作LV4・魔法創造LV4・エナジードレインLV2・魔力自動回復LV3・物理障壁LV3・障壁コントロールLV3・念話LV4・火系操作LV4(UP)・土系操作LV3・鑑定LV2・身体強化LV2・生活魔法LV2(UP)・地形操作LV2・風系操作LV2】
【エクストラスキル:契約魔法LV4(UP)従魔〔スライムのスラ他〕従精霊〔ジュート〕奴隷〔セラフィナ〕仮奴隷〔ポコ〕対等契約〔フレイアー〕】
【精霊契約:火の精霊サラマンダー・土の精霊ゲブ・水の精霊アプスー・大気の精霊シュー】
装備品:形見の胸当とマント・風林火山のブーツ・ワンド・ナイフ・フレアの守り(頭部装備)・魔力制御の指輪・絆の腕輪(パーティー編制用の道具、装飾品)・フレアの木刀
ミウ 女 兎人 OWOプレイヤー扱い
【通常:身体強化LV4・体術LV4・剣術LV4・探索LV3・気配察知LV3・解錠LV1・俊敏LV4・回復LV2〔ヒーリング〕・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV2・隠密行動LV1・気配遮断LV1・忍び足LV1・生活魔法LV1・瞬歩LV1】
装備品:白の燕尾服バニー仕様、ピンクの兎着ぐるみ、くノ一スタイル服、ヒットマンニット(生地自体は光を吸収するが、明るい状態で魔力を使えば、真反対の光学迷彩機能付き)革製の防御装備一式 魔綱製のロング・ソード、くノ一スタイル時の忍者刀(名は黒鐘)・フレアの棍棒
装飾品:魔力制御のイヤリング・イメージ・チェンジ・リング(五着分の変身を可能にする)
スラ 不明 拓斗の従魔スライム 元OWOプレイヤー 本名 早瀬美優
【種族固有:胃袋LV4・強酸消化LV3・物理耐性LV4(UP)・聞き耳LV2・分裂LV4・魔力吸収LV3・生物吸収LV3・エナジードレインLV3・変化LV3】
【通常:毒耐性LV2・腐敗耐性LV2・強酸耐性LV2・並列思考LV4・念話LV3・気配遮断LV1・隠密行動LV1・気配察知LV2・魔法耐性LV2・解体LV3・分析LV3・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV3・衝撃耐性LV1(NEW)】
【強奪した能力:強制支配LV1同族限定】
【ガイダンスAI協力体制、命名アイ子】
セラフィナ 女 吸血姫 拓斗の奴隷 OWOプレイヤー 本名 山口桃子
【種族固有:吸血LV4・エナジードレインLV3・召喚LV2(蝙蝠の鞍馬)・血液操作LV2】
【通常:身体強化LV3・ドレイン耐性LV2・痛覚耐性LV3・変化LV1・気配遮断LV1・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV1・生活魔法LV1】
【吸血後:身体強化LV4・エナジードレインLV3・各種耐性の強化】
【エクストラスキル:痛覚の快楽変換LV3・恥辱のパワー変換LV4】
【強奪した能力:頑強LV1】
【現在縛りプレイ中:放置プレイ、羞恥プレイ、女王様プレイ】
標準装備品:伝説の網状恥辱レオタード・奴隷仕様改(能力未公開)女王様のブーツ(能力未公開)黒の燕尾ベスト(能力未公開)パピヨンマスク(赤外線、熱感知、相手に見せる幻視)魅惑の網タイツ他、セラ専属恥辱品装備多数・雷龍の千条鞭(雷撃・ドレイン)・ジュート(貸与中)緊縛のチョーカー格上げ・フレアのナックルカバー
特殊装備品:インビジブルマント(透明裸窃のマント)・奴隷仕様改(UVカット、セラ専用装備品の強制収納、透明化)日中限定
備品:棺桶〔アルフォンス・シルベスター・ヒッキンゲン男爵、通称バロン〕
ポコ 女 狸人 拓斗の奴隷
【種族固有:舞踊LV1・鼓舞LV1・変化LV1・土系操作LV1】
【通常:身体強化LV2・体術LV2・魔力操作LV1・魔法創造LV1・水系操作LV2(UP)・生活魔法LV1・弓術LV2(UP)・小太刀LV2(UP)・風系操作LV2(UP)】
装備品:絆のチョーカー(物理障壁あり)・弓張月・フレアの小刀
ガッチャ 男 鼠人 OWOプレイヤー 本名 佐藤浩一
【種族固有:俊敏LV3(UP)・気配遮断LV2・強嗅覚LV2(UP)】
【通常:腐敗耐性LV1・隠密行動LV1・身体強化LV2(UP)・体術LV2(UP)・魔力操作LV1・魔法創造LV1・火系操作LV1・生活魔法LV1・交渉LV1・剣術LV3(UP)】
【強奪した:現在無し】
【現在縛りプレイ中:笑福の呪いプレイ(一日一度他人を笑わせる事、但し滑るとHPにダメージ)デンジャラスショッピング(買い物で負ける事は許されない)】
装備品:フレアの木刀大小・革鎧一式
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銀の狼、通称は銀狼・・・メンバー紹介
白銀のフェル:30歳リーダー、長剣使い 魔法剣術使い アビスの弟子
堅狼のロボス:27歳フェルの弟 杖使い 後衛回復役
ラブラ:28歳 シェパの姉 長斧使い 前衛、護衛兼突撃役
シェパ:26歳 ラブラの弟 槍使い 前衛、護衛兼突撃役
ギンガ:29歳 蛮刀使い 探査、切り込み役
コチャ:24歳 ギンガの妹 弓使い 探査役
カメリヤ:21歳 双剣使い フェルの恋人 便利屋 OWOプレイヤー
本名スージー・アナスタシア・ロチェンコフ




