044話 新しい仲間達・・・ポコの心情、バロンの正体
大泣きをしているポコを唖然と見守る拓斗達・・・その心情とは如何に?
泣き続けるポコへ、拓斗は成るべく威圧的に成らない様に注意を払いながら「一体どうしたんだ?訳をゆっくり話してごらん」語りかけると、ポツリポツリとポコは語り始める・・・
上目遣いを拓斗へ向けながら「ポコは・・・ポコはタクト様の奴隷で幸せだったのデス」「でもそれはトキさんやラーハルトさん達との約束と違うから、違える事に成るから奴隷から開放したんだよ」
「ハイ、初めはタクト様のしたい様にして貰えれば良いデスと、ポコも思っていたデス、でも首輪が外れた時、寂しかったデス、不安でしたデス、悲しかったデス」「それは・・・」拓斗は口籠もる・・・
セラが突然「それ自分にも分かるスよ、カメリヤさんにOWOのプレイヤー反応が有るのか?無いのかを試す為、態と解除された奴隷の契約が、何か大切な物を奪われた喪失感だったスからね」「そうなのか?」「それ迄は妙な?不思議な程の安心感があったスよ、此があればタクトさんに見捨てられない、何て何の根拠も無い話し何スけれど、繋がりがある事に自分は幸福感があったス、そう何時も繋いでいた暖かい手を振り解かれた様に自分には思えたスよ」
怖ず怖ずとポコは、心情をロとする「ポコは奴隷以外の暮らし方を知らないデス、物心が付いた時には両親も奴隷でしたデス、そして可哀相だがお前も奴隷に成るんだよ、ご主人様には逆らっちゃ駄目だよ、と言われ続けて育ちましたデス」
たどたどしく必死に伝える様子で「何故とポコは聞いたデス、ポコが生きるための費えをご主人様から、今迄出して貰ったお返しだと言われたデス、そのお金を返す迄は、ポコは奴隷何だと何時も、何度も言われましたデス」
哀れな生き物を見る様に「それは、その時に成って主人に逆らうと、君が酷い目に遭うから、両親なりの思いやりだったんだろうな、しかしね、今は生き方を選べる話しに成ったんだよ、君にはその権利があるんだポコ」
更に顔を歪めて「タクト様はポコを見捨てるデスか?ポコは邪魔なのデスか?ポコは要らないデスか?ポコは、ポコは・・・ポコはタクト様のお役に立ちたいデス、頑張りますデス、お願いデス、今は何も出来なくても、何時かお役に立つデス」
ホンに不器用な事じゃ・・・自分の心情、イヤ、恋心すら伝える事もおぼつかぬ、哀れな子じゃ〔そうよね、不憫だわさ〕(環境が屹度そうさせたのね、お姉さんも悲しいわ)〔・・・〕拓斗も言いたい事が理解出来て「しかし、俺はあの人達との約束がある、だがポコの心情を考えるとな・・・一体どうしよう?」
ならば貸すが良い・・・
ジュートは首輪に数分間、何かを念じて再びポコへ返すと、息も絶え絶えと言った様子の念話が伝わり、此で上手く行く筈じゃが「オイ、ジュートしっかりしろよ」拓斗が近付くと、縋る様に魔力吸引を始めた。
無理をした様子だが、補給を終えて持ち直したジュートから説明されたのは・・・
主殿、これでもう一度奴隷契約をするのじゃ「だからそれは、約束を違える話しに成るんだよ」大丈夫じゃ、それ程心配ならば、当人の自由意志で解除出来る契約にすれば良い「それなら良いのか?微妙な対処の仕方だな・・・」当人が奴隷の方が良いと言って居るのじゃ、構わぬでは無いかの・・・
当人が自ら解約が出来る迄、精神的にも自律が可能に成る迄は、主殿との繋がりが欲しいと申して居るのじゃ、彼奴らには事情を正直に話せば良い事、対処が遅れた詫びの印しに今度の首輪、イヤ、このチョーカーは、ポコが自ら奴隷解除を成した後でも、既に楔には出来ぬ様に改めてあるのじゃ、ポコの魔力を使い防御する力をも持たせて居る・・・
そしてこのチョーカーの魔石部分に触れる事が出来るのは、主殿と妾、そしてポコのみじゃ、反対に強力な装備品にしてあるからの、安心せよ「そお言う事ならば」魔石部分に触れながら「ポコ、君と再び奴隷契約を結ぶが、君の自由意志で解除が出来る契約で納得だね?」
小躍りせんばかりに喜んで「ハイデス、それで良いデス、ポコは一生解除をしないデス」「イヤ、何れ解除をして欲しいんだよ、間違わないで」「ハイデス、ポコの気が済むまで一生タクト様の奴隷デス」「イヤ、一生なんて言わないで、チャンと自律するんだよ」「ハイデス、自律?しても、ポコはタクト様の奴隷デス」
お手上げ状態の拓斗へ「此から知識を与えれば、自然と考えが改まるんじゃ無いのかな?」「そうかもなミウ、ポコ、此から先ず色々と勉強をしよう」「ハイデス、ポコ勉強?するデス」「ポコちゃん、最初は言葉の勉強からスね」
一同が納得する話しに成って安堵すると「ワイが正しい喋り方ちゅうもんを教えたるわ」「それは絶対駄目よ」「無いスね」愚か者〔まあ、当人が望めば良いんじゃ無い?〕(お姉さん心配だわ)〔・・・〕ザクザク、グサグサとHPが音を立てて削れるガッチャが苦悶した。
「ウチは個性的な話し方をしている者が多いからな・・・俺も男言葉だし、ミウはツンだ。ガッチャは問題外とすればセラか?イヤ、セラも個性的だな」(それではお姉さんが教えるわ)「ミウねえも微妙だろ?」(失礼しちゃうわね、ご主人様)
「そう言えば、ゲボは未だ真面かな」〔私で良ければ指南致しますが、お姉様方を差し置く訳には・・・〕〔あら、良いわよそれ位〕(仕方無いわね)「それでは、ゲボに頼むよ」〔お任せ下さいご主人様〕「ポコはゲボ様に習うデスか?」「そうだな、先ず様付けを改善しような」「ハイデス、タクト様」繰り返しに成るので、拓斗も敢えて指摘しなかった。
話しがひと段落したので拓斗は「ジュート、さっきチョーカーの材質を龍と言って居たな?どう言う来歴があるんだ」語ると長いのじゃがな、端折るならばその昔、魔国の大河に住む黒龍を妾とバロンを初めとする部下達数人で、そやつを蛸殴りにしての、倒した後に鱗とその革を剥いで素材としたのじゃ、まあ随分と恨んで居った模様でな、今に成っても此の妾に祟り居る・・・
後でバレれば、今回の様に痛くも無い腹を探られるので、先に言うとじゃな「未だ何かあるのかよ?」まあ、そう急かすな主殿、そやつは胴長の東洋龍、雷龍での、セラの千条鞭は彼奴の身体を使うて居るのじゃ『エエエーーー!!!』一頻り驚いた後「ジュート、此は怨みの塊スか?」そんな物、獣魔の素材を使うて居る以上、大なり小なり同じ様な物じゃ・・・
言われて納得した拓斗は「それでは名前があるよな?」そうじゃな『雷龍の鞭』と言う。又は雷龍の千条鞭じゃな・・・今より更に武器の方が、セラの魔力で染まりさえすればじゃ、魔力量に応じて伸び縮み自在、太さも自在、そして具現化出来るまでセラが成長した暁にはじゃ、先端に禍々しい鱗が発生する筈じゃ、強力じゃぞ喜ぶが良い、フハハハ!嫌な予感がして「ジュート、他に何があるんだ?」妾謹製じゃ無いのじゃがな、身近にあるにはある・・・
バロンが一歩前に出て「マイレディ、詳細は此の私めが」ウム、その方が良いじゃろな、元吸血鬼のお主が説明せよ『エエエーーー!!!』再び絶叫混じりの驚きが辺りを支配すると徐に「お嬢様のマントとパピヨンのマスクは、元は私めの私物で御座いました」と言う事じゃ、最近に成って此奴から聞いたのじゃが、色々問題に成って居ったからの、言い出し辛かったのじゃ・・・
セラはマントを取り出して「此、バロンの物だったんスか?」「然様でございますお嬢様、正式にはインビジブルマント、或いは透明裸窃のマントなどと申します」「透明?セラは消えて居ないぞ?」「今は中味だけで御座いますが、何れお嬢様の魔力に馴染めば、全てが消えて見えなく成ります。それこの様に・・・」バロンが実戦して見せると確かに姿が消えた。
パピヨンマスクをセラから預かり「私めは、イヤ、某は吸血鬼で有ると共にマイレディの影、諜報活動や暗殺、証拠品やマイレディが望む品々などの窃盗を熟しておりました。此のマスクは数々の機能が仕込まれて居ります」マスクをすると一部顔だけ見えていた残りも全て消え失せた。
見えないバロンが姿を現し、装備を外してセラへと返しながら「例えばどんな機能なんだバロン」「赤外線、熱感知などで他には、相手に見せる幻視などの隠蔽系の効果が御座いますご主人様、只現在のお嬢様では、その機能を全く使い熟せて居りません」「そんなにも多機能だったんスか?凄いス」マントとマスクを手渡されて仕切りに様子を見る・・・
拓斗も様子を見ながら「フェイク系の機能があるなら、何れはどんな格好をしていても誤魔化せるな、良かったじゃ無いかセラ」「そうスよね、自分安心したスよ、早く使い熟したいもんスね」ややウキウキ状態のセラは期待を込めて話す。
満足そうに頷くバロンは「お嬢様、此の私めが伝授を致しますが、此のマスクの機能は正面に居られる方限定で御座いますれば、自力で隠蔽系の効果を持つスキルの取得が望まれます」「そう何スか、先は長いスね」「一度効果をお試しに成れば、其内に仕組みを理解成されて、取得は早いかと存じますよ」「成る程スよバロン、お願いするス」「畏まりました」
「高性能なのは理解したが、暗視系の機能は付いていないのかバロン?」
「ハイ、申し訳御座いませんがありません、しかしながら吸血鬼ならば地上に出るか、或いは本当の暗闇などで訓練をすれば、自ずとスキルを得る筈で御座います。我らにとって幻惑、魅了などのスキルも同様で、種族固有で御座いますれば、何れ取得も出来ましょう」
「成る程スよバロン、迷宮の夜では変に地上よりも明るいスからね、バンパイヤの先輩として頼りにするスよ」「畏まりましたお任せ下さい」一礼を残して後ろへと下がる・・・
まあ、そお言う訳じゃ「他のブーツやレオタード、或いは燕尾ベストなど他には、全く関与していないんだな?」念を押さずとも関与はして居らぬ、しかしじゃな、あの品々には妾も随分違和感を持って居る、だが此れ迄の流れならばじゃ、運営の仕業と考えれば納得がいくやもじゃ「そうか、分かったよジュート」誤解も解けて妾も満足じゃ。
此の後はポコやガッチャの部屋を案内されて就寝と成ったが、ポコとミウ、そして拓斗はテントへと戻り休む事にした。因みに一段高い座敷から、白い玉砂利を敷き詰めたお白州の間を見学した事も付け加えておく・・・
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ステラ村より見て北東方向に村を二つ挟んで『ジャッカ』と言う街がある・・・
元はワイツタイガー家の領する街であったが、現在は縁もゆかりも無い貂人の男爵領と成っていた・・・
部下が執務室へと入り「閣下、ステラ村で迷宮発見との知らせで御座います」飲みかけていた飲料水を盛大に吹き出して「何じゃと?カステロ、もう一度言って見るのだ」「ステラ村で数日前、迷宮発見との知らせで御座います」
矮小な身体を細かく震わせている此の男の名は『カルロス・フォン・ジャッカ』と言い、祖父の代に金で地位と家名、それと共に領地を贖った元商人だった。
三代目の彼は、辺境伯ウルサルとの太いパイプで繋がり、数年前までは順風満帆の領地経営をしていたが、近年開拓中のステラ村へと領民が移り、徐々に税収の方が逼迫する状態なのだ。
収入に合わせて行政を行えば、未だ挽回も出来たのだが、三代目の彼は出世の為に中央へも大金を浪費している状態で、税の比率も上がり取り立ても厳しく、難民状態でステラ村へと越境する領民も多い、彼にとっては悩みが尽きない・・・
初代と二代目までは、健全な経営で人気も高かったジャッカ領だったのだが、或る意味定番の話しで領地の開拓に失敗、ウルサル卿に相談した所、当時彼が一番腹を立てていた時期でもあり、腹癒せに「ステラ村の開発に絡めば互いに旨味はある」と唆されて、古の地図を取り出して領有権を主張した。
しかし、その様な話しは当然ながら一部も通る筈が無く、けんもほろろに追い返されてからは、理不尽な逆恨みを更に募らせている・・・其処へ迷宮発見の知らせを聞き穏やかならずの心境だ。
カステロは忠臣面して「閣下、更にステラ村が発展すれば、我が領の民は居なく成る恐れもあるかと」「理解して居る、税も向こうの方が安いからな」「此の儘では自力で移動が出来ない貧乏人しか残りませんな」「気楽に言い居るわ、何か対策は無いのか?」
やや思案顔を向けて「然様で御座いますな・・・此の儘ではジリ貧、然れば此処は難癖を付けて占領と言う手は如何?」「流石にそれは不味いじゃろ」「今西の地域は乱れて居ります。どさくさに紛れて既成事実を作れば、ウルサル卿も献金次第で何とでも成りましょう」
不安顔をしながら「上手く占領が出来ればじゃろ?危険すぎるの・・・中央からも横やりが入りかねぬしな」「然れど今ならば、未だ完全なディオン領では御座いませぬ、それに戦力も希薄なれば、容易き話しかと・・・」「しかし、負ければ身の破滅じゃ!それに今は王家の土地なんだぞ」青ざめた様子を見せる。
それを聞いて「王家の役人なら裏金次第で、如何様にも出来ます。それよりも我が領民を奪われ続けて、此の二進も三進も行かない状況に甘んじる、と閣下は仰るのですか?」「それも不味い話しだ。此の儘では借金の利息も払えぬわ」
流石に苦悶の表情を見せるカルロスに止めと許りに「言う事を全く聞かないアビス卿に対してウルサル卿は、可成り苛立ちを覚えて居るとの噂、事後承諾でも占領の方が叶いますれば、後の遣り様は幾らでも御座います。王家の方も数年ほど上納金を増やせば、我が領とは成らずとも管理なら任されるかと思います」
希望に縋る様に目を輝かせて「上手く行くか?」「行きますとも」「兵はどの程度集まるんだ?」「当方はかき集めれば500程です。向こうは良くて150程度で御座いましょう」最後は囁くように告げる・・・
気色を上らせて「約三倍か・・・今から準備をしてどの程度で実現出来るのだ?」「大凡二月ほどで御座いますな、今から動けば丁度夏の盛り、七月の終わり頃には侵攻が可能、秋の収穫前には事が終わり、その頃には何もかも、全てが閣下の物に成っておる事でしょう」
「しかし、彼処には音に聞こえた猛者達が居るのだぞ?」「それも甥御様なら対抗出来ますし、強い傭兵も雇いましょう、何ほどの事も御座いませぬな」「そうか、そうだな、甥のカスターは世間でもA級と言われて居るからの、成る程安心じゃ」「然様で御座います。自信をお持ち下さいませ」
明るい未来しかもう考えられないカルロスは「成る程然様か、ならば侵攻しよう」「畏まりました」退出した此の男は、ウルサルの家宰アルゴスの意を受けて、己の主君をこうして唆した。
ウルサルの家宰アルゴスの狙い所は、ディオン領とジャッカ領との戦争に成れば、上手く行っても影響下に置ける、失敗しても停戦の仲立ちをするのは、地域的にもプティマがする事に成る、当然ながらステラ村のアビスへと貸しを作り、影響下に置く結果に成る・・・
カルロスが仮に負ければ旨味は無いが、ジャッカ領を我が物に出来るなら、ステラ村への足掛かりが出来ると考えて、遠縁のカステロを後に引き立てる約束、イヤ、上手く勘違いをさせて動かした。しかし、証拠を残すような迂闊な真似は当然していない、全てカステロの思い込み、彼はアルゴスの話しをウルサルの意向なのだと忖度しただけなのだ。
その頃、アルゴスの執務室では「お呼びで」声だけがする中「ウム、貴公の組織でステラ村に影響出来る手駒は居るか?」「今は居りませんが、手を打ちます」
「ならば此の春のプレイヤーを探し出して潰せ。彼奴らは二三ヶ月経つと、戦力に成りかねないからな、少しは援護しておいて損は無い筈だ」「畏まりました。全てお任せを・・・」
影が帰り着くと「雌虎がステラ村へ一時的に移る話しがあったな?」「然様です」「ならば双子が使えるか・・・連絡を取れ」「それでは早速伝えます」「今年プレイヤーに成った許りなら十分だろうが、探せるかな?」
「あの双子とて命令が遂行出来ねば、我が身の命に関わりますれば、何とかする事でしょう、どうせレベル上げに勤しんでいる筈、迷宮へと潜るなら何れは・・・」「まあ期待しよう」影同士が互いに頷く・・・
「あの双子・・・最近は働きが悪い、使い潰しても良いのだが一応此方からも人を監視の為に出すか?」「それでは狂犬、彼奴を向かわせます」「任せる」
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秘湯温泉キャンプ地に生活物資を携えて、再び訪れた若手数人とリズは「タクト、元気だったかい?」「見ての通り元気ですよ母さん」「そりゃ良かったよ、ミウも元気そうだ」「ハイ、小母さん有り難う」
セラとポコにも同様に挨拶をしたが、ガッチャを見て「この子は誰だい?」「彼はガッチャ、大きな声で言えないが、彼もプレイヤーなんだよ」「この場合はご愁傷様?イヤ、なんて言えば良いのか分からないが、この子がそうかい話しには、一応聞いていたさね、宜しくリズだよ」
ニコニコと「拓斗はんの小母ちゃん、ワイの方こそ宜しくや、話し聞くまでは拓斗はんのお姉さんかと思たわ」「イヤだよこの子たらお世辞が上手いさね」「ワイはホンマの事しか言わへんさかいな、若こう見えるし、それ位驚いたちゅう話しや」
明け透けに話しをするが、全く嫌みに感じられないガッチャを見て、リズは思わず笑いながら「それでは素直に喜んでおくさね」「別嬪さんは得でんな」「生意気な事を言ってるさね」などと言いながらも、少し嬉しそうな気配だ。
銀狼のメンバーにも挨拶をして、諸々の諸物資を支給すると「フェル、ウチの人がアンタとロボスちゃんに相談したい事があるらしくてね、一度戻っちゃくれないかと言って居るのさね」「そうですか、分かりました」「アタシ達は、戻らなくても良いのかい?リズ姐さん」「ラブラちゃんはシェパ君と一緒にアタシとタクト達の面倒を見てよ」「了解だよ(です)」
ギンガは様子を伺いながら「それで俺達は」「そうだね、ギンガとコチャは、連絡役を頼むと言っていたよ」「分かりました。それでは一度戻ります」「そうだね、コチャも頼んだよ」「分かりました姐さん」「それで一体何が有ったんです?リズ姉さん」フェルの問い掛けで「そうさね・・・」
リズは地上のキナ臭さを掻い摘まんで話すとカメリヤが「どうやら欲深い連中が、動き出した様ですね」「そうだよ、何をとち狂った物か本気なら夏頃に戦争さね」「アタシは何も言われていませんが、どうしましょう?」「アンタも居残りだよ、どさくさに紛れてプレイヤーに狙われたら危ないからね」
ホッとした様子のフェルは「成る程、その方が僕も安心だよカメリヤ」「アタシらはタクト達を指導しながら、此処で結果を待つと言う話しさね」「しかし、戦力は多い方が良いんじゃ無いの?」コチャが心配そうにリズへ問い掛ける・・・
豪快に笑いながらリズは「ウチの旦那はもう勝つ気満々さね、今頃ジャッカ領から逃げて来た連中の危機感を呷っているよ」「成る程、民兵ですか・・・」「ウチの人は更々民兵を使う気は無いさね、只後方支援と攪乱の防止と言った所だね」
人の悪い笑いを浮かべてロボスは「相手は勝つ気何でしょうね」「勝ち目はあると踏んだんだろうね、ウチの旦那が曰く【正気の沙汰じゃねえ】と言っていたさね」笑いながらフェルも「此処へ辿り着く事も容易じゃ無い話しだよ、普通に旅をするならまだしも、大勢なら難所が幾つか在るからね」
心配顔をしている子供達に語りかけると「タクト達も心配は要らないさね、だからアタシも此処に残るんだからね」拓斗達はお互いに顔を見合わせて「安心しました(わ)(ス)」リズも一々頷いた。
心配そうにガッチャが「うっとこの所為やろか?」「ああ、あの話しだね、聞いているから安心おし、内部事情も探れない程度なら問題は無いさね」「そうでんな、知らせとったんは、迷宮出現の知らせだけやからな」
優しくリズは微笑みながら「そうさね、その程度の情報なら、遅いか早いかだけの問題だからね、アンタの所は破壊工作でもしない限りは、ウチの人も見逃すと言う話しだよ」「有り難うさんですわ、今後も宜しゅうに」
此の後、リズにも少年タクトの事情を「未だ推論混じりだが」と話す「そう成ったら成ったで仕方無い話し何だろ?」「ハイ、そうですが僕は未だ諦めていません」「そうかい、先に話してくれて良かったよ、ウチの人にも伝えておくさね」「有り難う母さん」
「ポコ君の事情もトキ達に伝えるよ」「それも宜しくお願いしますよフェルさん」ロボスが「それにしても、昨日の今日で良く分かったね?」仕舞ったと思ったが、後の祭りで「千年樹・・・そう彼女が教えてくれました」〔それ位良いわよ拓斗〕〔済まん〕
「そうなのかい、ヤハリ長く生きているだけあって博識なんだろうな、僕も彼女から教えを受けたいよ」〔アタシ博識!偉い?偉いしょ拓斗〕〔分かった偉い偉い〕
その頃、話に出たトキ達がステラ村へと到着していた・・・・
拙作ですが楽しんで頂ければ幸いです。次回の更新予定は6月13日です。
細かな部分の言い回しやその他で気が付いた間違い等を随時訂正しています。
主要メンバーが出揃ったところで次回からは新章へと突入致します・・・
拓斗 男 人族 魂転移者 本名 板垣拓斗
【通常:精霊魔法LV3(UP)・精霊視LV2・妖精視LV2・魔力操作LV3(UP)・魔法創造LV3(UP)・エナジードレインLV2・魔力自動回復LV2・物理障壁LV2・障壁コントロールLV2(UP)・念話LV3(UP)・火系操作LV2(UP)・土系操作LV2(UP)・鑑定LV1(NEW)・身体強化LV1(NEW)・生活魔法LV1(NEW)・地形操作LV1(NEW)・風系操作LV1(NEW)】
【エクストラスキル:契約魔法LV2従魔〔スライムのスラ他〕従精霊〔ジュート〕奴隷〔セラフィナ〕〔ポコ〕(NEW)対等契約〔フレイアー〕】
【精霊契約:火の精霊サラマンダー・土の精霊ゲブ・水の精霊アプスー・大気の精霊シュー】
装備品:形見の胸当とマント・風林火山のブーツ・ワンド・ナイフ・フレアの守り(頭部装備)・魔力制御の指輪・絆の腕輪(パーティー編制用の道具、装飾品)
ミウ 女 兎人 OWOプレイヤー扱い
【通常:身体強化LV3(UP)・体術LV4(UP)・剣術LV3(UP)・探索LV2(UP)・気配察知LV3(UP)解錠LV1・俊敏LV3(UP)・回復LV2(UP)〔ヒーリング〕・魔力操作LV1(NEW)・魔法創造LV1(NEW)・水系操作LV1(NEW)・隠密行動LV1(NEW)・気配遮断LV1(NEW)・忍び足LV1(NEW)・生活魔法LV1(NEW)】
装備品:白の燕尾服バニー仕様、ピンクの兎着ぐるみ、くノ一スタイル服、ヒットマンニット(光吸収と光学迷彩付き)革製の防御装備一式 魔綱製のロング・ソード、くノ一スタイル時の忍者刀(名は黒鐘)
装飾品:魔力制御のイヤリング・イメージ・チェンジ・リング(五着分の変身を可能にする)
スラ 不明 拓斗の従魔スライム 元OWOプレイヤー 本名 早瀬美優
【種族固有:胃袋LV4・強酸消化LV3(UP)・物理耐性LV3・聞き耳LV2・分裂LV3・魔力吸収LV3(UP)・生物吸収LV3・エナジードレインLV3・変化LV3(UP)】
【通常:毒耐性LV2・腐敗耐性LV2・強酸耐性LV2・並列思考LV3(UP)・念話LV3(UP)・気配遮断LV1・隠密行動LV1・気配察知LV2・魔法耐性LV2(UP)・解体LV3(UP)・分析LV3(UP)・魔力操作LV1(NEW)・魔法創造LV1(NEW)・水系操作LV2(UP)】
【強奪した能力:強制支配LV1同族限定】
【ガイダンスAI協力体制、命名アイ子】
セラフィナ 女 吸血姫 拓斗の奴隷 OWOプレイヤー 本名 山口桃子
【種族固有:吸血LV4・エナジードレインLV3(UP)・召喚LV2(UP)(蝙蝠の鞍馬)・血液操作LV2(UP)】
【通常:身体強化LV3(UP)・ドレイン耐性LV2・痛覚耐性LV3(UP)・変化LV1・気配遮断LV1(NEW)・魔力操作LV1(NEW)・魔法創造LV1(NEW)・水系操作LV1(NEW)・生活魔法LV1(NEW)】
【吸血後:身体強化LV4(UP)・エナジードレインLV3】
【エクストラスキル:痛覚の快楽変換LV3(UP)・恥辱のパワー変換LV3(UP)】
【強奪した能力:頑強LV1(NEW)】
【現在縛りプレイ中:放置プレイ、羞恥プレイ、女王様プレイ】
標準装備品:伝説の網状恥辱レオタード・奴隷仕様改(能力未公開)女王様のブーツ(能力未公開)黒の燕尾ベスト(能力未公開)パピヨンマスク(赤外線、熱感知、相手に見せる幻視)魅惑の網タイツ他、セラ専属恥辱品装備多数・雷龍の千条鞭(雷撃・ドレイン)・ジュート(貸与中)緊縛のチョーカー格上げ
特殊装備品:インビジブルマント(透明裸窃のマント)・奴隷仕様改(UVカット、セラ専用装備品の強制収納、透明化)日中限定
備品:棺桶〔アルフォンス・シルベスター・ヒッキンゲン男爵、通称バロン〕
ポコ 女 狸人 拓斗の奴隷
【種族固有:舞踊LV1・鼓舞LV1・変化LV1・土系操作LV1】
【通常:身体強化LV2(UP)・体術LV2(UP)・魔力操作LV1(NEW)・魔法創造LV1(NEW)・水系操作LV1(NEW)・生活魔法LV1(NEW)・弓術LV1(NEW)・小太刀LV1(NEW)】
装備品:絆のチョーカー(物理障壁あり)
ガッチャ 男 鼠人 OWOプレイヤー 本名 佐藤浩一
【種族固有:俊敏LV2(UP)・気配遮断LV2(UP)・強嗅覚LV1】
【通常:腐敗耐性LV1・隠密行動LV1(NEW)身体強化LV1(NEW)・体術LV1(NEW)・魔力操作LV1(NEW)・魔法創造LV1(NEW)・火系操作LV1(NEW)・生活魔法LV1(NEW)・交渉LV1(NEW)・剣術LV1(NEW)】
【現在縛りプレイ中:笑福の呪いプレイ(一日一度他人を笑わせる事、但し滑るとHPにダメージ)デンジャラスショッピング(買い物で負ける事は許されない)】
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銀の狼、通称は銀狼・・・メンバー紹介
白銀のフェル:30歳リーダー、長剣使い 魔法剣術使い アビスの弟子
堅狼のロボス:27歳フェルの弟 杖使い 後衛回復役
ラブラ:28歳 シェパの姉 長斧使い 前衛、護衛兼突撃役
シェパ:26歳 ラブラの弟 槍使い 前衛、護衛兼突撃役
ギンガ:29歳 蛮刀使い 探査、切り込み役
コチャ:24歳 ギンガの妹 弓使い 探査役
カメリヤ:21歳 双剣使い フェルの恋人 便利屋 OWOプレイヤー
本名スージー・アナスタシア・ロチェンコフ




