043話 新しい仲間達・・・ポコとガッチャの躍進
ガッチャは死んだ・・・バットエンドが流れる中、蘇生は可能なのか?
瀕死状態を見て「オイ、大丈夫なのか?」「呼吸が止まったわよ」ミウが耳をピクピク動かしサラリと告げると「自分、大変な事をして仕舞ったス」半泣きのセラが後悔を語ると〔未だよ、皆諦めないで!〕スラが呼吸補助の為、その身体を新鮮な空気を送り込める様に変形させて、触手を巧みに使い肺へと侵入する・・・
更にミウは、ガッチャの胸へ耳を近付けると「心音もしないわね」「脈も無いス」
今度はスラの触手が増えて、心臓マッサージをする様に胸の辺りを圧迫する・・・
念話が響き〔心臓の付近で電撃をお願い〕「分かったスよ」加減した電流が流れる様に鞭を振るうと、身体毎仰け反るガッチャ、魔法耐性をフルに使い絶縁体状態のスラが〔もう一度だわさ!〕再び流れる電流で「ブハー!」息を吹き返すとミウが回復魔法を掛ける・・・
念の為にと〔お薬よ、飲むんだわさ〕触手から少しずつ垂れる薬草を注ぎ込むと、顔色も徐々に良く成って「死んだかと思たわ」〔何処が線引きかは知らないけど、一度死んだわよ〕「心臓が止まって居たわよ」「良かったス、良かったスよ~!」セラが大泣きしている傍で「お前、勇気あるよ」ゴランも讃える様に呟く・・・
驚いて「そないに危なかったんでっか?」「屹度、蘇生処置が良かったんだよな、レベル差が酷ければ、条件付けの意味が無いのか・・・」「一撃で見る見るHPが減少するのを見た覚えが、微かにありまんな」「兎に角、生きて居て良かったス、自分人殺しを回避出来たスよ~~~!」
又ぞろ大泣きをするセラの背中を摩りながら「次からは気を付けような」「皆さんどれ位、ワイと差がありまんねんや?」「大凡10位かな?」「10もでっか?」「イヤ、セラは32だから8かな?」「昨日上がった許り何スけどね」「アタシは少し追い付いて31」「俺が今、35でスライム達は右から36、32、30だ」「ポコは未だ23デス」自分より低いポコのレベルを聞いて何故かホッと安堵するガッチャだった。
驚きを隠しもせずにガッチャは「しかし、同じ時期に初めてもうそないに差があるんでっか?」「俺達は初めから迷宮で鍛えられたからな、もうひと月近くなる筈なんだ」「その為に封鎖してはったんや、ホンマ狡い話しやで」話しを聞いて思わず口に出て仕舞った。
ゲーマーとしての考え方だなと思いながら「誤解が無いように言うと、俺達は先に話した運営の罠に嵌められてね、生死の境を泳ぐように生き延びただけだ。その副産物として君よりレベルが上がっただけだよ」「ガッチャ、迷宮の転移陣は本当に稼働していなかったよ、その後に稼働した後もこの子達の救出を優先しただけだ」
ゴランも説明すると、納得したのか「皆さん、事情もよう聞かんと、迂闊な発言をしたんをお詫びしますわ」以外と素直だな、と思いながら拓斗は「君は驚いただけ何だろう?詫びには及ばないよ」「そうだわよ」「問題無いスよ、ガッチャさん」
ポコは頷くだけだったが「偉い済んませんでしたわ、改めてましてワイの本名は、佐藤浩一と言いまんねん、仲間内では浩ボンなんて言われてまんねやわ、宜しゅう頼んまっさ、因みに元の年齢は17歳ですわ」それからゴランを除いて全員本名を名乗り、年齢を告げると一々手を掴み挨拶を交わして行った。
パーティーの加入を果たしたガッチャは、拓斗達と共に数日F級を数度挑戦して、次々とスキルなどを取得した。その間に拓斗達の被った試練や運営の罠などの数々を話し、拓斗達の詳しい事情も伝えると、徐々に共感を得ていった。
E級でも同様な行いをしてレベルも上がり、拓斗達と連帯感も生まれた事で「実はワイの実家がディオン家、此処の領主様の本家から派遣されたスパイやねん」D級の迷宮へ入った許りだが、突然告白すると「此は又驚いた告白だね」「まあ、思うところがあったんや」ガッチャは妙にサバサバと話す・・・
拓斗は通路を歩きながら様子を伺い、事の真意を問い質す「それでガッチャ、君は如何したいんだい?話しが話しだけにそんな告白をしたら駄目だろう、家族が如何成っても良いのかい?」告白した内容が内容だけに拓斗は反対に心配する。
「どうもこうもないわ、現在は冒険者として稼いで来いと言われとるんや、自由にさせて貰うだけの話しやちゅうねん、それに家族としての記憶はあるんやが、ワイはどうにも馴染めへんのや」「成る程理解したよ、俺もそんな感覚だからな」
「敢えて言うんならや、今のメンバーの方が、ワイにとって近しい関係やと思とるんや」全員が頷くと「それなら何で告白をしたんだ?」「拓斗はんやミウはんは、其処のお兄さんも含めてご領主様の関係者やろ?」
ゴランも話しを振られて「そうだね」「そやからや、一応不利益を働いてるウチの家族の事を話す気に成ったんや」「どうせ大した事をしていないんだろ?」「まあお察しの通りやけれど、黙っとって後でバレたらお互い気分もええ事ないし問題やんか、それに皆さんと一緒に過ごすんなら居心地の方も悪いしな、ワイの信用問題やろ?それで先に話したんや」
拓斗も納得顔をして「了解だよ、ゴラン兄さん、父さんに知らせておいて下さい」「分かったよ」「まあ、一応此の身体の家族やさかい、死なん程度で宜しゅう頼んまっさ」「それも分かったよ、だが一度戻って翻意させることは可能かな?」
少しガッチャは考えて「それもありでんな、拓斗はんが宜しければ、手間やけども説得に行きまっせ?」「君に未練が無いなら、もう随分と帰っても居ないんだろ?行方不明か死んだ事にして、危険な転移陣は成るべく使わない様にすれば如何だろうか?」
「そうでんな、そんな話しもありましたな、此のカードも考えれば可成り気色悪いもんや」「ミウのも、セラのも、一応預かってバッグに入れているが、ガッチャの物も入れるかい?」「そおしときましょか、その方が安心やし、後腐れのうてええ話しや、お願いしますわ」預かってバッグに放り込む・・・
それを見てゴランが「そお言う事なら此の僕が、地上に持って行こうか?」「そうですね、そして家族に渡せば、向こうが勝手に死亡か行方不明で納得するでしょ」「そうだな拓斗、持ち物を換金した事にすれば、見舞金代わりに成るしそうしようかガッチャ?」「そうでんな、手切れ金と言う事でええんとチャイますか」家族を変な話しに巻き込まんでええやろうしな、深く考えんでも此は乗っとこ・・・
「随分と割り切っているな」「そないな事言うたって、感情移入がでけへん物は、しゃー無いやんか」「そうだな、案外その方が家族の方もお互いに良いかもな?」「そやろ、ワイもそう思いますわ」「それでは序でにミウとセラフィナ君のカードもクランで預かるよ」「それも良いですね」と三人分のカードをゴランに手渡す。
「ガッチャの様な感覚のプレイヤーが多ければ、突然消えたりするのも、あながち無理ないわね」「そうだなミウ、記憶が流入して家族だと認識しても、ヤハリ難しい話し何だろうな・・・」「タクトもそうなの?」「まあ、タクト君が愛されて居たのと、周りの環境で未だ俺自身、此処迄は割り切れないよ」「安心したわ」ややミウも嬉しそうに返事をする・・・
拓斗はガッチャを見ながら「それに愛情が深ければ深い程、反対に迷惑を掛けたく無いだろうしな」「そうなのかもね」「考えればそれもあるスよ」「其処までワイは考えてしまへんで」落ちが付いて全員が何となく笑うと、ガッチャは今日初めて縛りを達成した。
ソロやったから今まで関係無かったんやけど、此からお笑い部門はワイ一人で頑張らなアカンのやな・・・早よ皆の突っ込みどころを探らんと、ヤバイ事に成るんとチャウかいな?滑るとダメージ、こりゃ~案外厳しいのんとチャウか?・・・
数日後、C級から引き返して来たフェル達と、再び合流した拓斗達は、増えたガッチャを紹介した。因みに数日前、ゴランは帰途に着く際に未練タラタラで、ミウに心配する言葉を投げかけたが、けんもほろろにあしらわれて寂しく帰って行った。
現在、例の温泉地で生活物資を待ちながら、一時の休息を楽しんでいた・・・
ガッチャはギンガさんと、もの凄~く意気投合、探査のやり方や単独行動の心得などを伝授されて、師とも仰ぐ勢いから、温泉レンジャー隊に加入、日々撃墜されて悲鳴を上げているが、めげない、イヤ、打たれ強い性格なのか堪えていない・・・好きこそ物の上手なれで、気配遮断がLV2・俊敏がLV2にレベルアップした。
我流で振り回していた剣も、基礎をギンガさんとフェルさんから教えて貰い、自力で剣術LV1を獲得するなど、当人も「拓斗はん達と行動を共にして正解やったわ」臆面も無く言い放ち、実に満足そうだった。
事前調査や物資の調達方法などをロボスさんから学び、後にステラ村で実践、兵站面でも才能を発揮し出す事に成る・・・
以前にすれ違っただけのポコも紹介されて、コチャさんと意気投合、弓の手解きを受けて才能を開花させて行く・・・大人しいと言うよりは、引っ込み思案のポコを何くれと無く面倒を見るラブラさんが、格闘術と小太刀の取り扱いを伝授、其方の才能も開花して、セラと共に組み手が出来るまで指導を受けた。
そして問題の首輪、奴隷解除の話しと成るのだが・・・
難しい顔をしてロボスは「結果を先に話すと、奴隷の解除は直ぐにでも出来るんだがね、その後に此が残れば、少し知識のある者に掛かれば、又ぞろ奴隷へと逆戻りだね・・・」「そうなんですよ、解除だけなら僕にでも出来るのですが、首輪その物の外し方が不明なので、その様な事態を避けるために放置状態なのです」
実物を繁々と見ながら「セラ君の首輪といい、此のポコ君の首輪も元奴隷の首輪と聞かされて居なければだ、普通のチョーカーにしか見えないからね、不心得者でも気が付かないかも知れないが、実際奴隷化が出来る以上、危険な事には間違い無いよ」「そうですか、魔力を流す迄は、無骨な鍵付きの首輪でしたよ、それがこんな装飾品に成りました」
「どうだろうね・・・見た事の無い首輪、外す箇所が無いので方法も不明か・・・イヤ、待てよ?確か古い文献で大昔の魔女がその様な首輪を使い、部下を把握していたと読んだ事が有るよ」「その魔女とは?」「確か大魔女王・・・そうだエルーザだよ、拓斗君、その文献をもう一度読めば、外し方も分かるかも知れないよ」
もの凄く心当たりのある拓斗は、逃げようとしていたジュートを掴みながら「そうですか、それなら今は此の儘でいて、後日その文献を勉強がてら読んで見ますよ」「そうだね、教えられる許りでは、見識の方は育たないからね、自ら学ぶ事も大切だよ、基礎を学び終えたなら実戦と考察、知識の蓄積あるのみだからね」
手に持ったジュートを握り潰す勢いで力を込めながら「有り難うございますロボスさん、頑張ります・・・ポコも暫く辛抱していてくれよ」「ハイデス、ポコは此の儘でも良いデスから、タクト様の良いようにお願いするデス」「有り難うなポコ、それ程待たせないかもよ」拓斗が握る紐をミウとセラ、ポコとガッチャ迄が哀れなものを見る様な眼差しで見ていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その夜、拓斗は久々にバロンの館へと向かう・・・扉を開けて中へ入ろうとすると「其処はなんでんの?偶にスライムの早瀬はんも入っとる見たいなんやけど、そんな狭い所へ何の用事がありまんのや」「そうか、ガッチャには、チャンと説明していなかったな、話すより見た方が早いからバロン、登録を・・・」
テントを封鎖してポコを誘い、ガッチャを招くと「入るぞ」「ようこそご主人様、一日千秋の思いでお待ち申し上げて居りました」「ポコは一応事情を知っているが入るのは初めてだな?」「ハイデス」「何やねんな此処は・・・」老紳士が礼儀も正しくお辞儀をする・・・
「ガッチャ、此処がバロンの館、棺桶の中味は異空間に成っているよ」「ホへー、信じられへんな」「初めての時には俺も信じられなかったが、セラとジュート関係なら残念な事に何でもありだ」「凄いデス」「バロン、この人達は仲間だ」「委細承知しております。既に部屋の方も準備しておりますれば、ご案内を」
歩き出すバロンを「イヤ、それよりもジュート、エルーザを連れてこい」「既に審判の間で控えて居りますが、お白州の間の方が宜しかったでしょうか?」「審判?お白州?まあいい、それなら案内を頼む」「畏まりました」案内された審判の間はチョットした裁判所の佇まいで、被告席にジュートことエルーザが控えていた。
驚いたガッチャが「拓斗はん、此の別嬪さんはどなたでんねん?」「ああ、彼女があの紐、ジュートだ」「ドヒャー!ちゅうてひっくり返りまんな、話しは一応前に聞いとったけれど、ホンマ信じられへんな」「気持ちは十分理解出来るよ」ポコもペコリとジュートに頭を下げる・・・
弁護側にセラフィナ、検察側にミウが座り、傍聴席にガッチャとポコ、そして裁判委員席には、スラ、ミウねえ、ゲボが既に今か、今かと手ぐすねを引いていた。
拓斗は正面の判事席へと向かい、バロンが記録を取る積もりなのか一段低い席で、ジュートと相対していた・・・冷たい空気が僅かに張り詰める中、着席した拓斗はバン!バン!バァーン!「此より奴隷の首輪事件について審議を始める」「起立」バロンが告げると、全員が立って拓斗へお辞儀をする・・・
一つ咳払いをすると徐ろに「先ずは一応被告人の弁明を・・・」「妾は無実じゃ」見ると亀甲縛り状態で、後ろ手を堅く結んだ荒縄で拘束されていた。
先だっての華麗なドレスでは無く、紫色で際どいラインの下着を着用し、紫の肌を官能的に身体を捩るその姿は、もう裸と言っても過言では無い・・・その犯則級の格好は、周囲の者も既に言葉も無い様子だった。
上目使いで拓斗を見ると「正直に申さばじゃ、あの品物は確かに妾が作成した物に恐らく間違い無い、と思うのじゃが、数千年前の話で更に形状も変化して居れば、気が付かぬのも道理、決して態と知らぬ顔をしていた訳でも無いのじゃ、彼奴が余計な、元い、指摘されて初めてそのな、だからの、あの時に思い出した次第での、その・・・妾は無実を主張するのじゃ~!!!」最後には早口で絶叫した。
手を挙げたミウに対して「それでは検察の質問を先にどうぞ」「ハイ、裁判長有り難うございます。それでは被告人」「なんじゃ小娘、元い、ミウ殿」一瞬眉を吊り上げたが「此の案件における一番の争点は、何時被告人が、当該物件の正体に気が付いたのかが争点、問題と成ります」「成る程、同意します」拓斗も頷く・・・
ミウが拓斗へ一礼すると「有り難うございます。被告人ジュート、本件の場合ではエルーザが正しいと思われますが、此の変質者には質問を重ねても、例えどの様な拷問をされても喜ぶだけで、一切自白など致しません、しかしながら裁判長がその権能を行使すれば、立ち所に疑問が解消されて解決へと導きます。如何でしょうか裁判長」「異議あり!」「弁護人セラフィナ、発言を許可します」
セラが拓斗へ一礼すると「検察はジュート、元い、エルーザ様の人権を無視して、その解決を早めようとしております。此の私は被告人と同様に無罪と確信しておりますが、万が一罪に問われても、此は決して罪を認める物ではありませんが、審議無くして罪状などは確定出来ません!此処はジックリ審議を重ね、その心情などを詳らかにしなければ、仮に罪状を問われても拗ねるだけで、被告人は無論反省など為ずに再犯の恐れもあるかと思われます」
双方の主張を鑑みて「確かに何方の言い分も正しい、反省を促す為にも、その心情迄を明らかにする事も必要だ。だから権能を使わずに進めたいが正直に話せるか?エルーザ」「妾は正直に話して居る、これ以上の話しは無いのじゃ」
「前にエルーザは、ポコの事を評して【運営に狙われたとしても可笑しくない程、基本性能が高いのじゃ、スキルが手に入れば化けるやもじゃ】此の俺へ確か、この様に話していたな、此の時点で既に首輪の事は、判明していたのじゃないのか?」
内なるエルーザは・・・
相変わらず鋭いの主殿は・・・確かにあの時、疑いは持ったの【しかし、ダイヤの形に変形するとはの・・・真逆?イヤ、間違いじゃ、数千年前の話じゃぞ?そんな訳はあるまい、此は要観察じゃな・・・】
だが妾があのまんま疑問を話してもし正解じゃったら、ポコを手放して居ったやも知れぬ、それは勿体無い話しじゃ、と考えて仕舞った。それにポコの為にも良い事じゃと、確信して居ったしの、確かにあれ切りスッカリと忘れて居った妾にも落ち度はあるが、指摘されて思い出したのも此又事実、此処は何とか乗り切るしかあるまいの・・・然らば堂々と押し切ろうぞ。
いつの間にやら荒縄を解き、優雅に手すりへと腕をおく・・・そして態と足を組み直しながら「その様な事を言ったが、妾は首輪の事を認識したのは彼奴の指摘以降じゃ」「飽くまでも知らばくれるのね」「検察、発言を控える様に」「済みません裁判長」
鷹揚に頷くと「それではあの時以降、一切の疑いも無く気が付かなかったと主張するんだね?」「そうじゃ、全くその通りじゃな」「それでは何で逃げようとしたんだ?」ギク!「それは主殿の気配が高まり、無実じゃが身の危険を感じたのじゃ」
「成る程、それではどの時点で思い出したんだエルーザ?(ドキ!)何故その時に教えてくれなかったんだ?(ドキ!)真逆、有用な人材確保を狙って黙っていた!(ドキドキ!)何て話しじゃ無いよな」鋭すぎるのじゃ~!主殿、ク・・・自爆、イヤ、白状しそうじゃが、妾は此を堪えねば成らぬのじゃ、頑張れエルーザ!
「妾は何も知らぬ、あらぬ疑いを掛けて妾を罪に落とす気なのか主殿?」「そんな積もりは無いよ、ただ俺は正直者が大好きなだけだ」「女の嘘も受け入れられぬ、狭量な男じゃの・・・見損のうたわ」拗ねた様子を見せる・・・
其処でミウが手を上げて「裁判長」「どうぞ発言を許可します」「只今、被告人は女の嘘と発言致しました。あーもう面倒くさいわね、何の嘘か聞きたい物だわ?」ニヤリとミウが笑うと、不味いと顔を歪ませるエルーザが「何の事じゃな?主殿の話しに対して妾は例え話をした迄じゃ」惚ける様にあらぬ方向へと顔を背ける。
頑なな姿勢を崩さぬエルーザを見て拓斗は「エルーザはその性癖に関わる事だとか愉快犯的に事態を楽しむ困った面が確かにある・・・だが事大事な問題で嘘を吐く必然性を認めない、セラはどう思う?」「自分はエルーザ様が嘘を言っているとは全く思っていないんスよね」ミウに顔を向けると「そうね、こんな話しで、自らの信頼を失う以上のメリットは無いと思うわ」
一段高い場所の裁判委員達に目を向けると〔損得勘定で言うなら嘘を吐く必要性は無いわよね〕(アタシは、何方でも良いと思うわよ、大事なのは外せるか外せ無いかが、本来の問題なのであって、此の一連の流れが、どうにも可笑しく思うわよ)〔私もそう思います。ミウ姉様に賛同します〕「成る程、意見も出揃ったな、此の件は知らなかったと信じる事にするよ、エルーザ」甘いな俺も・・・
ホッとした様子を見せるエルーザを観察しながら「それでは質問、外せるのか?」「簡単じゃな、現在の持ち主が、魔石部分に触れながら開放すると念じれば、龍の革が伸びて外れる筈じゃ」ポコを手招き言われた通りに念じて魔力を流すと簡単に外れて一同から拍手と歓声が上がる・・・
所が突然、ポコは首輪を拓斗から取り返して、再び自らの首に何度も嵌めようとしたが、元には戻らずついに泣き出した。
驚いた拓斗達だったが、ポコが語るその心情とは如何に・・・・
拙作ですが楽しんで頂ければ幸いです。次回の更新予定は6月10日です。
少し作品が溜まりましたので暫くは毎日17時に更新したいと思います。
拓斗 男 人族 魂転移者 本名 板垣拓斗
【通常:精霊魔法LV3(UP)・精霊視LV2・妖精視LV2・魔力操作LV3(UP)・魔法創造LV3(UP)・エナジードレインLV2・魔力自動回復LV2・物理障壁LV2・障壁コントロールLV2(UP)・念話LV3(UP)・火系操作LV2(UP)・土系操作LV2(UP)・鑑定LV1(NEW)・身体強化LV1(NEW)・生活魔法LV1(NEW)・地形操作LV1(NEW)・風系操作LV1(NEW)】
【エクストラスキル:契約魔法LV2従魔〔スライムのスラ他〕従精霊〔ジュート〕奴隷〔セラフィナ〕暫定奴隷〔ポコ〕(NEW)対等契約〔フレイアー〕】
【精霊契約:火の精霊サラマンダー・土の精霊ゲブ・水の精霊アプスー・大気の精霊シュー】
装備品:形見の胸当とマント・風林火山のブーツ・ワンド・ナイフ・フレアの守り(頭部装備)・魔力制御の指輪・絆の腕輪(パーティー編制用の道具、装飾品)
ミウ 女 兎人 OWOプレイヤー扱い
【通常:身体強化LV3(UP)・体術LV4(UP)・剣術LV3(UP)・探索LV2(UP)・気配察知LV3(UP)解錠LV1・俊敏LV3(UP)・回復LV2(UP)〔ヒーリング〕・魔力操作LV1(NEW)・魔法創造LV1(NEW)・水系操作LV1(NEW)・隠密行動LV1(NEW)・気配遮断LV1(NEW)・忍び足LV1(NEW)・生活魔法LV1(NEW)】
装備品:白の燕尾服バニー仕様、ピンクの兎着ぐるみ、くノ一スタイル服、ヒットマンニット(光吸収と光学迷彩付き)革製の防御装備一式 魔綱製のロング・ソード、くノ一スタイル時の忍者刀(名は黒鐘)
装飾品:魔力制御のイヤリング・イメージ・チェンジ・リング(五着分の変身を可能にする)
スラ 不明 拓斗の従魔スライム 元OWOプレイヤー 本名 早瀬美優
【種族固有:胃袋LV4・強酸消化LV3(UP)・物理耐性LV3・聞き耳LV2・分裂LV3・魔力吸収LV3(UP)・生物吸収LV3・エナジードレインLV3・変化LV3(UP)】
【通常:毒耐性LV2・腐敗耐性LV2・強酸耐性LV2・並列思考LV3(UP)・念話LV3(UP)・気配遮断LV1・隠密行動LV1・気配察知LV2・魔法耐性LV2(UP)・解体LV3(UP)・分析LV3(UP)・魔力操作LV1(NEW)・魔法創造LV1(NEW)・水系操作LV2(UP)】
【強奪した能力:強制支配LV1同族限定】
【ガイダンスAI協力体制、命名アイ子】
セラフィナ 女 吸血姫 拓斗の奴隷 OWOプレイヤー 本名 山口桃子
【種族固有:吸血LV4・エナジードレインLV3(UP)・召喚LV2(UP)(蝙蝠の鞍馬)・血液操作LV2(UP)】
【通常:身体強化LV3(UP)・ドレイン耐性LV2・痛覚耐性LV3(UP)・変化LV1・気配遮断LV1(NEW)・魔力操作LV1(NEW)・魔法創造LV1(NEW)・水系操作LV1(NEW)・生活魔法LV1(NEW)】
【吸血後:身体強化LV4(UP)・エナジードレインLV3】
【エクストラスキル:痛覚の快楽変換LV3(UP)・恥辱のパワー変換LV3(UP)】
【強奪した能力:頑強LV1(NEW)】
【現在縛りプレイ中:放置プレイ、羞恥プレイ、女王様プレイ】
標準装備品:伝説の網状恥辱レオタード・奴隷仕様・改(能力未公開)女王様のブーツ(能力未公開)黒の燕尾ベスト(能力未公開)パピヨンマスク(能力未公開)魅惑の網タイツ他、セラ専属恥辱品装備多数・千条鞭(雷撃・ドレイン)・ジュート(貸与中)緊縛のチョーカー格上げ
特殊装備品:バンパイアマント・奴隷仕様(名称未公開)(UVカット、セラ専用装備品の強制収納、他能力未公開)日中限定
備品:棺桶〔アルフォンス・シルベスター・ヒッキンゲン男爵、通称バロン〕
ポコ 女 狸人 拓斗の暫定奴隷
【種族固有:舞踊LV1・鼓舞LV1・変化LV1・土系操作LV1】
【通常:身体強化LV2(UP)・体術LV2(UP)・魔力操作LV1(NEW)・魔法創造LV1(NEW)・水系操作LV1(NEW)・生活魔法LV1(NEW)・弓術LV1(NEW)・小太刀LV1(NEW)】
ガッチャ 男 鼠人 OWOプレイヤー 本名 佐藤浩一
【種族固有:俊敏LV2(UP)・気配遮断LV2(UP)・強嗅覚LV1】
【通常:腐敗耐性LV1・隠密行動LV1(NEW)身体強化LV1(NEW)・体術LV1(NEW)・魔力操作LV1(NEW)・魔法創造LV1(NEW)・火系操作LV1(NEW)・生活魔法LV1(NEW)・交渉LV1(NEW)・剣術LV1(NEW)】
【現在縛りプレイ中:笑福の呪いプレイ(一日一度他人を笑わせる事、但し滑るとHPにダメージ)デンジャラスショッピング(買い物で負ける事は許されない)】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
銀の狼、通称は銀狼・・・メンバー紹介
白銀のフェル:30歳リーダー、長剣使い 魔法剣術使い アビスの弟子
堅狼のロボス:27歳フェルの弟 杖使い 後衛回復役
ラブラ:28歳 シェパの姉 長斧使い 前衛、護衛兼突撃役
シェパ:26歳 ラブラの弟 槍使い 前衛、護衛兼突撃役
ギンガ:29歳 蛮刀使い 探査、切り込み役
コチャ:24歳 ギンガの妹 弓使い 探査役
カメリヤ:21歳 双剣使い フェルの恋人 便利屋 OWOプレイヤー
本名スージー・アナスタシア・ロチェンコフ




