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ツイン・タクト (外部世界の不思議な物語)  作者: スラ君
第一章 始まりは突然に・・・
33/144

033話 迷宮内生活 其の二 (湯けむり温泉事情)

二十一階、D級のボスフロアーからフレアの居るエリアへと戻った一行は・・・

嬉しそうな念話が響く・・・


ルンルン口調で〔みんなお帰り~♪〕〔只今、フレア〕〔静じゃったのに此は又、五月蠅くなるの〕心外そうに〔なによ魔王!此のアタシが不満だとでも言うの?〕〔何も態々けんか腰に成る事もあるまい、子供じゃの、イヤ、童じゃったの、ヌァハッハ~♪〕〔わらべ言うな!バカにもするな!〕


そお言えば、確かに静だったよな?〔フレアは前の階では全く話し掛けてこなかったな?〕〔地脈では通じてってもじゃ、跳ばすアンテナがしょぼければじゃな、念話は微妙じゃからの〕〔ショボい言うな!〕


痛い所を突かれたフレアは〔アタシ程に成れば、迷宮内なら何処でもオッケーよ〕全力で見栄を張りながら、プンプンと私不満ですよの念話が響く・・・


やや偉そうに〔大勢の獣人達が居たのと、アタシが態々遠慮していただけだわよ〕〔それは嘘じゃの〕ドキ!〔平原では樹木も少なく、届かなかっただけじゃろが、正直に申して見よ〕ドキドキ!〔一体何の事かな~?〕鳴らない口笛を吹く姿が、イメージされて妙に焦ったフレアを見た気がした。


どうらやジュートの姿が、イメージ投影されだしたお陰か?妙に念話でもリアルに感じられて微笑ましかった。


やや薄らと拓斗も笑いながら事情を考慮して〔フレアの力は全く疑っていないよ、冠のお陰でつい先日も助かったところだしな、お礼を言うよ〕〔流石は拓斗だわ、ヘッポコ魔王とは大きな違いよ〕〔子供相手じゃからの、主殿も本当のところは、言わぬだけじゃよ、ちびっ子!〕〔チビッコ言うな!ホント、姿を見られたのは、大失敗だったわよ〕


ガックリと項垂れると〔今更威厳が云々よりも、フレアはその儘が良いよ〕〔そうか・・・もう今更か、それでもフレアは、頑張る健気な子なんだよ〕〔そうだな、次の階に行ってもその調子で頼むよ〕〔わかったわよ、拓斗〕〔流石主殿は子供の扱いは巧みじゃの〕〔子供言うな!〕思わず噴き出したが賢明な事に何も言わず、尻馬に乗ったような発言を止めた。


忘れては成らじと〔そうそう、リリプシャンや猩猩、ゴリラ達にも拓斗達が此処で滞在するなら手を出すなと、アタシから伝えてあるからね、もっともあの子達も、そんな元気は既に無さそうだけれど・・・〕


嘗て・・・イヤ、最近の戦場跡を見ながら東側の道を歩くと〔そうなのか?それはフレア、非常に有り難い話しだよ、これ以上彼等とは、もう戦いたくは無いなと、本気で思うんだ〕〔だから仮に不幸にも遭遇したとしてもさ、見逃して上げてね〕〔了解したよ、皆にも言っておく〕


ホッとした気配が漂い〔ありがとう拓斗、それからリリプシャン達の村から西へと向かえば、快適な空間も用意したよ〕〔益々有り難いな、次戻って来たら、其処をベースにさせて貰う事にするよ〕〔事情は聞いていたからね、拓斗達が居ない間に段取りしたのよ〕


褒めて!褒めて!とオーラが漂うと、素直に拓斗も念話を跳ばす〔そうか、此処をベースにD級を数度攻略すれば、愈々C級に挑戦する予定だからな、気遣いを有り難う、フレア〕〔どう致しまして拓斗、アタシとしても貴方達が地上でアッサリと敗れる事に成ればさ、例の計画もおじゃんだからね〕


丁度真横を通り過ぎると、天辺にフレアの光が、姿が見えた〔そうだな、力をジックリ付けてから、依頼を果たすための旅に出る予定だから、暫くは厄介になるよ〕〔それが良いわよ〕


ジュートもフレアのその姿を確認すると〔ちびっ子にしてはじゃ、マアマア心憎い気遣いじゃの〕〔チビッコ、チビッコと、何度も言うな!でも、魔王も弱体化しているから、その方が都合良いでしょ〕


今度はジュートがドキリとして〔要らぬ気遣いをしおって・・・だから子供じゃと言うのじゃ、無遠慮に物を言い居る〕


それを聞いて拓斗も心配に成り〔それ程弱体化しているのか?ジュート〕嫌そうな気配を漂わせて〔事実無根と良いたいのじゃが、チビッコの言う通りじゃ、じゃが随分とまあ、復調しておるからの、心配は無用じゃ主殿〕〔そうか・・・それでは何事も厳しい様なら遠慮無く言ってくれよ〕〔気遣いは感謝するのじゃ主殿〕


直接フレアに念話を跳ばして〔余計な真似を・・・〕〔あら、事実じゃないのよ〕〔そうじゃが、心配をかけとう無かったのじゃ〕〔それでは文字通り、余計な事をアタシした?〕〔まあ、良いわ〕


得意そうに〔それじゃ、エルーザも体調を戻して、拓斗達の力に成って上げてね〕〔言わずと知れた事よ、そんな事を語るから子供扱いをするのじゃ、フレイアー〕〔あら、名前を呼んでくれるのね、嬉しいわよ♪〕〔フン!〕鼻で返事をすると、会話を終えた二人だった。


話しの途中で隠された分岐の橋へと近付いた為、フェル達に事情を話せば「そうか君達は次回、親父さん達と来る段取りだから、先に其処へと行く事に成るね、次に僕らが合流する時には、君達を探さなくては駄目に成るだろうから、先に位置確認と休息を兼ねて立ち寄ろうか」「そうですね、休息は有り難いです。フェルさん」二十一階で五日ほど、訓練や冒険者の心得などを兼ねてしごかれた後だった。


話しが纏まり、リリプシャンの村を横目で見ながら、フレアに誘導されて向かうと「此処か・・・」〔ハイ拓斗、お疲れ様〕「良い所だね、此なら他の冒険者達にも見付かり辛い」ロボスが評価すると「河原へと降りる階段まであるよ、アタシャー水浴びが出来るのが嬉しいね」ラブラさんが、気も早く防具を緩めに掛かる。


拓斗がフレアから教えられて「それよりラブラさん、此方を・・・」拓斗が招くとラブラは嬉しそうに「温泉かい?」「そうですね、彼女の好意であの岩に囲まれた場所に引いてくれた模様です」適温に調整された広い露天風呂が、仕切りを隔てて二箇所存在していた。左右対称なので男湯と女湯の積もりらしい・・・


その横に清水が湧いていて、温泉の掛け流した湯と交わり、河原へと注いでいる。

飲んでみると清涼感が溢れる天然水で誠に美味い。


温泉のぬるま湯と、冷たい水が交差する場所に洗濯なども、楽に作業が出来る様に工夫してあり、洪水の心配が要らない、やや高台に広々としたキャンプ用の平地が存在していた。


ロボスが感心して「此処で獲物の解体作業も出来るね」「そうですね、巧く河原を活用すれば、後片付けも楽ですよ」「全くだね、同意するよ」突然割り込むようにラブラが地形を見て「右が女湯だからね、男共は来ちゃいけねよ」早速女性陣は、温泉へと向かう段取りの模様だ。


残された男性陣は「ヤレヤレ」と仕方無くテントを設営して、真ん中でたき火の段取りを始めると、女性陣の嬌声が「キャッキャ」と響き渡る・・・


その時、勇者ギンガと英雄シェパの二人が、行動を開始したのだ。


チャチャ、チャーン!チャチャ、チャーン!マーチ音楽でも聞こえて来そうだが、無言でハンドサインを出しながらお互いに頷くと、男湯の仕切りから先ず攻める段取りの模様だ・・・


拓斗は気が気でなくフェルの方を見ると「お遊びさ、どうせ痛い目を見るんだが、困った事にこの手の遊びは廃れないんだよ」


ブワーーーン!と吹き飛ばされて、男湯に落下する二人を見て「な、言った通りだろ」「お互いに姉と妹の裸を見ても、如何という事は無いんだけれどもね拓斗君、しかし、この頃はカメリヤがチームに参加してからは激しくってね、もう参るよ」ロボスが何でも無いように語ると「探査が長引けば、男も女も関係無く、水浴びなんかをしているからね、タクト君今更なんだよ」フェル迄もが淡々と語る・・・


ロボスは諦め顔で「一種の息抜きさ」「あの、今日はミウとセラも居るのだけれど悪影響が・・・」「あ、子供達が居たね、だったらもう一二回戦あるね」


唖然と聞いていたら、山側の崖をヤモリの如く這いながら、近付く二人にカメリヤさんが暗器を投擲!見事お尻から血を噴き出させて再び落下すると、可成り派手な(ドボン!バッシャーン!)水音が二つ響いた。


今度は河原から木々を伝い、巧みに近付く二人を発見したコチャが神速の矢を放ちギンガとシェパの鼻っ面を(ビューン!)掠めれば「降参!」「参った!」二人はスゴスゴと撤退を開始して俺達を温泉に誘うと「今日は、生命の危険を感じたぜ」「ギンガの兄貴、どうせもう一っ風呂ある筈だぜ」「その時こそは・・・」


二人の異様な目の輝きを拓斗は、暫く忘れそうに無かったのだが、その夜は拓斗も付き合わせられて見事とっ捕まり、事情を知らなかった裸のコチャやラブラから、まあ、可愛いなどと二人から抱擁されて(グニュ、ポニュ)後にカメリヤから実話と、シッカリ23歳だとバレて酷い目に遭わされた事を追記しておく・・・序でに首謀者二人は逃げおおせた。


少しだけ時間を遡る・・・


着衣を脱いで早速、ドボン!露天風呂へと飛び込む女性陣は、和気藹わきあい々だ。


しかし、少しミウは苛立っていた・・・内なるミウは(何だって皆アタシよりデカいのよ)ラブラは超巨乳、一体何が詰まっているんだ?と既に比べる気すらも起き無い、カメリヤは型の良い美乳、コチャも小ぶりながら体格に比しては大きめだ。セラは見慣れているが、もう大人の手前で形も良く、随分と主張している・・・


勿論、ミウも10歳にしては発育も宜しく既に膨らみも大きく成りつつ有ったのだが、年相応なのは否めない、セラが互いの胸を比較して「ラブラさんは、見ていて気持ち良いほどスね」「アンタも直ぐにデカくなるさね」「カメリヤさんとコチャさんも美乳スよね」などと言いながらミウを見てニヤリと笑う・・・


ムカ付いたミウだが、現状が物語っているので、内なるミウは(アタシも後数年もすれば、屹度皆に勝てるわよ)などと考えても、口には賢明にも出さない分別は、一応有った模様で、セラを睨み付けるだけで済ませる・・・


洗い場を決めて、石鹸で身体を洗い出した女性陣に「石鹸は良いわね、アタシにも貸して貰える?」「良いわよ、ハイ」コチャから借りると「アレ?ミウさん持って居なかったんスか、自分のシャンプーも使うスよ」


驚いたミウは「どうしてアンタがこんな贅沢品を持って居るのよ?」「男爵の館、バロンのところにあるスよ」更に驚き「何で言わなかったのよ」「アレ?風呂場にあったでしょ?知って居るもんだと、自分思っていたス」


悔しそうに本当は全く気が付かなかったが「そうだったわね、それでは貸してよ」「良いスよ」などと言って全員が使用すると「これ、良いわよね」カメリヤが褒めると「匂いも良いよ、カメリヤ」「そうだね、こんなお宝、お貴族様でも使っちゃいねえさね」シャンプーの品評会に成って仕舞った。


やいのやいのと騒がしく磨き終わると、二度目の温泉に浸かる・・・


ところが警戒も顕わに、今度は銀狼メンバーの挙動が可笑しく、気に成ったミウは「どうして武器を持って居るの?」シー!などと指で口を塞ぐと、ラブラは斧に風を纏わせて「其処だ!」ブオーン!ブワーーーン!一閃すると、男二人が木の葉の如く吹き飛んだ!隣の湯船では、バシャーン!ドボン!と二度ほど大きな水音が、二つ続けて虚しく響いた。


て遣ったりのラブラは「懲りない奴らめ」ミウも事情を察して「成る程、分かったわ」「何時もの事さね、しょっちゅう活動中なら裸もお互いに見飽きているだろうにさ、こんな時には別腹らしくてね、参るよ」


カメリヤが崖を這う二人組を発見して、短い針をお尻に命中させると「もう一回位来るわね」「任せてよ、カメリヤ」弓を構えて警戒するコチャが返事をする・・・


鳥肌を立てて「頻繁に見られるの!」「旅や迷宮ではね、何日も身体すら拭けない状況もあるし、生活魔法を覚えていても、こんな時はアタシらもホラ、別腹でね、当然入りたくなるのさ、恥ずかしがって何か居られやしないさね」


嬉しそうに「裸は悪い事では、無いスからね」セラを見ながら「でもアタシはタクトに見られたら、恥ずかしくって如何したら良いのか、屹度分からなく成るわよ」そしてその晩、ミウは発展途上の身体をシッカリと拓斗に見られる事に成る・・・


拓斗はジュートの魔力供給をしながら「全くギンガさんとシェパさんには参るよ」ほぼ全裸でのた打ち回る姿をイメージさせられながら「お前もいい加減にしろよな」此はイメージ投影の訓練じゃ、其内念話と視力が上がるのじゃ・・・


ウンザリしながら話しを聞いてもう少しで納得しそうに成ったが「服を着ていても訓練には成るぞ」誤魔化されぬか、遣り居るわ主殿〔しかし、妾の気持ちも汲んでくりゃれ〕「全く・・・」その後、許されたスラを含めて三人を相手にドレインを済ますと、セラもその後に吸血をする・・・


念の為にスラ分体を警戒配置すると、最近はバロンの館へと向かうのだが、ミウは行きたがらないので「俺も彼処は気後れするから」とテントで寝ている・・・


テントに取り残された拓斗とミウは「今日はご免な」「良いの・・・」未だ育っていない裸体を見られたのがショックの模様で、口数が少ないのだが「ラブラさんも言って居ただろ」「何を?」


聞いていたのに頭へ入って居ない様子だな「アレも訓練の一部みたいなもんさね、何時も万全で戦える筈も無しだよ」堂々と惜しげも無く裸体を曝していたラブラを思い出しながら「などとラブラさんは、言って居ただろう?」「そうだったわね、でも・・・」


内なるミウは・・・でも他の人も拓斗はシッカリ見ていたのよ、今比べられたらと思うと悔しい。同年代なら間違い無く育っている上半身の胸と、中途半端な下半身を思い浮かべて溜息を吐く。


思いが伝わった物か、はたまた偶然か「ミウは可愛いよ、同じ年頃に成れば、屹度誰にも負けないさ」「ホントにタクトは、そう思うの?」「思うさ、ミウは美しく綺麗で今居る人達には、絶対負けないよ」「ありがとう、タクト」安心した物か、疲れが出たのかは不明だが、ミウは寝息を立て始めた。


一回目のお風呂の後、女性陣は狩りに出掛けて大きな鹿をラブラさんが、余裕十分で担いで来た。捌いた後、スラから岩塩を貰い、塩付にしていくと他のメンバーが干して行く・・・


残りを美味しく皆で頂くと「モミジは生でもいけるね」野性味溢れるカメリヤが、ナイフで切り取りながら口へ放り込むと「モミジなんて表現をするんだね」「あ、言って無かったけかな、アタシ日本育ち、それも結構山奥だよ、だから表面は焼くけれど、殆どボタンも桜肉も生で食べる」「成る程ね、了解です。カメリヤさん」言いながら拓斗も同じ様にして生を食べて見る、鹿鍋にも手を出すと、流石に生を嫌がっていたミウもセラも、鍋には幸せそうだった。


この頃はセラも食事に参加しているのだが、食べるのは少量の様子だ。それとスラ達が大喜びで料理を手伝いながら、分を弁えて味見程度を食べる様に成っている。


因みに鍋付きのコンロセットは、拓斗達に譲渡されて今は目の前で活躍している。


そう言えば前に母さんが「タクト、女だから料理を作るのが当たり前、何て考えていたら駄目だからね」「え!どうしてなの?」「女の人でも最初から上手に料理が出来る訳じゃ無いさね、みんな練習して上手く成るのさ、だから自分で料理をして見れば、味に文句なんかが言えなく成る筈さね」言われて成る程と感心する・・・それからのタクト君は、よくお手伝いをする様に成った。


妙に寝られない拓斗は夜中、再び温泉へ入りに向かう・・・湯船に浸かると隣の女湯からカメリヤさんの艶っぽい吐息と、フェルさんの声が微かに響いてきた。


驚いた拓斗は、早々に出ようとした所へラブラとコチャが「アレじゃ、お邪魔出来ないわよね、ラブラねえさん」「全くさね・・・」と二人が入って来たのは男湯、拓斗の目の前で無防備にも、二人は堂々と裸体を曝して「タクト君も先に入って居たの?」「服があったさね、コチャもお惚けはおよしよ」「テへ」などとお姉さん二人は、出ようとしていた拓斗を抱えて再び湯船へと沈める・・・


申し訳無さそうに「ご免ねタクト君」余り二人をジロジロと見ない様に俯きながら「いいえ」「これも修行さね」とガッチリ抱えられて身動きが出来ない拓斗の腕を大きな胸で挟むと「隣も宜しくやっているからね、役得一つも無ければやってられ無いさ」「そうだね」左右を抑え付けられると、更に窮屈に成る・・・


コチャまで悪乗りして同じ様にするのだが、タクトの身体は未だ子供、大人拓斗は切ない思いで隣の声と二人の美人に挟まれて(これも役得なのか?)心の声は悲鳴を上げた。


薄笑いをしながら「全くさ、男ひでりのアタシ達に内緒で出ては行ったが、二人で出て行けば、ほら此方も身が持たないさね」「そうだよ、男は処理もしやすいし、発散方法もあるけれどね、気持ちが堪らないから、火照った身体を何とかする為に出て来たのよ」


徐々に変な方向へとむきかけたので、話題を変えるべく「失礼ですけどラブラさん達は、ご結婚の予定などは?」「アタシは28だよ、疾っくの昔に行き遅れさね」


早ければ十代の半ばで結婚をする世界なのだ。行き遅れ発言も納得する・・・


「アタシもヤバイかな?24」「カメリヤさんは、今度で三度目と言っていたから20歳ですね」「イヤ、あの子はもう21だよ」


コチャが否定すると「それでも未だ若いさね、因みにウチの弟は26、フェルがアタシより少し上で30だな」「ウチの兄貴が29でロボスは27だよ」「アンタも23でその身体ナリはキツいだろう?」


ハハハと笑って誤魔化すしか無かったが、コチャの追求は止まらない「ねえねえ、夜の方はどうなのよ?」


躱しきれずに「未だですよ、一応成人男性なので此の通りですが使用不可ですね、恥ずかしいので、これ以上は苛めないで下さいよ」「アハハハ、でも経験はあるんだろ」「当然ですよ、しかし、子供相手にする会話じゃ無いですね」「まあ、憂さ晴らしさね、あの声を聞けばさ」三人共納得顔で暗い空を見上げた。


拓斗が23歳とバレたその後「タクト君、ウチのメンバー全員に或る程度の事情を話しても良いかい?」「そうですね、情報は共有化する方が良いのかも知れませんがね、秘匿したい事柄も有ります」二人は相談してギンガを初めとする残り四人に夕食後話しをした。


翌日、早々に温泉へと向かう・・・今度こそゆっくりと堪能する積もりだったが、其処にはフレアが浸かって鼻歌を歌っていた「なんで此処に?」〔拓斗オッハー!此処の温泉なら姿を現せるんだよ〕「それで態々入りに来たのか」〔昨日、みんな楽しそうだったからね、根を態々伸ばしたんだから、アタシも仲間に入れてよ〕


余談だが・・・此のフレアの迂闊な行為で、温泉の効能が異常に上がり、拓斗達の冒険者仲間の間では、大人気の秘湯温泉と成るのだが、フレアは気に入らない者達には、遮蔽と幻惑を掛けて道を隠すので、後年は幻の秘湯とも言われる様に成る。


見ていたのかよ・・・などとフレアを見ると童女姿だ「俺は良いが、お前はそれで良いのかよ?」〔他の人達が来るまで遊んでよ、拓斗〕「まあ、これも仕方無いのか・・・」手招くと〔その代わりにね、次の階の此処と其処に隠し部屋があるよ〕などと色々教えてくれた。


朝食を済ませてゆっくりと拓斗達は、初級へ向かうのだがその頃、漸くD級へと到達したあの貴族達一行も、十三階を出発する頃だった。

拙作ですが楽しんで頂ければ幸いです。次回の更新予定は5月23日です。


細かな部分の言い回しやその他で気が付いた間違い等を随時訂正しています。


拓斗の能力


【通常:精霊魔法LV2・精霊視LV1・妖精視LV1・魔力操作LV2・魔法創造LV2・エナジードレインLV2(UP)・魔力自動回復LV2・物理障壁LV2・障壁コントロールLV1・念話LV2・火系操作LV1・土系操作LV1・鑑定LV1(NEW)】

【エクストラスキル:契約魔法LV2従魔〔スライムのスラ他〕従精霊〔ジュート〕奴隷〔セラフィナ〕対等契約〔フレイアー〕】能力の入手は、奪った可能性大


装備品:形見の胸当とマント・風林火山のブーツ・ワンド・ナイフ・フレアの守り(頭部装備)魔力制御の指輪


ミウの能力


【通常:身体強化LV2(UP)・体術LV3(UP)・剣術LV2(UP)・探索LV1・気配察知LV2(UP)解錠LV1・俊敏LV2(NEW)・回復LV1〔ヒーリング〕(NEW)】


装備品:現在専属品は無し 革製の防御装備一式 魔綱製のロング・ソード 魔力制御のイヤリング


スラさんの能力スキルと強奪スキル


【種族固有:胃袋LV4(UP)・強酸消化LV2・物理耐性LV3・聞き耳LV2・分裂LV3・魔力吸収LV2・生物吸収LV3・エナジードレインLV3・変化LV2】

【通常:毒耐性LV2・腐敗耐性LV2・並列思考LV2・念話LV2・気配遮断LV1・隠密行動LV1・気配察知LV2・魔法耐性LV1(NEW)】

【強奪した能力:強制支配LV1同族限定】

【ガイダンスAI協力体制、命名アイ子】


セラフィナの種族固有のスキルと取得した能力


【種族固有:吸血LV4(UP)・エナジードレインLV2(UP)・召喚LV1(蝙蝠の鞍馬)・血液操作LV1(NEW)】

【通常:身体強化LV1・ドレイン耐性LV1・痛覚耐性LV1・変化LV1】

【吸血後:身体強化LV3・エナジードレインLV3】

【エクストラスキル:痛覚の快楽変換LV1・恥辱のパワー変換LV2(UP)】

【現在縛りプレイ中:放置プレイ、羞恥プレイ、女王様プレイ】


標準装備品:伝説の網状恥辱レオタード・奴隷仕様・改(能力未公開)女王様のブーツ(能力未公開)黒の燕尾ベスト(能力未公開)パピヨンマスク(能力未公開)魅惑の網タイツ他、セラ専属恥辱品装備多数・千条鞭(雷撃・ドレイン)・ジュート(貸与中)緊縛のチョーカー格上げ


特殊装備品:バンパイアマント・奴隷仕様(名称未公開)(UVカット、セラ専用装備品の強制収納、他能力未公開)日中限定


備品:棺桶〔アルフォンス・シルベスター・ヒッキンゲン男爵、通称バロン〕

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銀の狼、通称は銀狼ぎんろう・・・メンバー紹介


白銀のフェル:30歳リーダー、長剣使い 魔法剣術使い アビスの弟子

堅狼のロボス:27歳フェルの弟 杖使い 後衛回復役

ラブラ:28歳 シェパの姉 長斧使い 前衛、護衛兼突撃役

シェパ:26歳 ラブラの弟 槍使い 前衛、護衛兼突撃役

ギンガ:29歳 蛮刀使い 探査、切り込み役 

コチャ:24歳 ギンガの妹 弓使い 探査役

カメリヤ:21歳 双剣使い フェルの恋人 便利屋 OWOプレイヤー

本名スージー・アナスタシア・ロチェンコフ

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