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ツイン・タクト (外部世界の不思議な物語)  作者: スラ君
第一章 始まりは突然に・・・
24/144

024話 迷宮脱出 其の二 (安堵)

失踪九日目に救援の頼りを聞いた拓斗達は・・・

行き成り気を失ったセラに駆け寄り「大丈夫かセラ?」見ると幸せそうな顔をして白目を剥いている・・・


此は・・・あれじゃの「何だよ?」見ると下半身から湯気がほんのり立ちだした。


ククク、主殿、今度は又、何をしたんじゃ?「今の流れを見て聞いていただろう、何もしていないぞ?」ならば、無意識に契約をした様じゃな「なんの契約だよ?」セラフィナの奴隷契約じゃ・・・


愕然として「アレは偽りの話しで契約じゃ無いだろう?」それでも効力を発揮したんじゃよ、仕方無いようじゃな、諦めるがよい「そんな、俺はそんな積もりでは、無かったよ」


会話で【俺ので良いな?でも下僕でも何でも良いス】此で見事、契約成立じゃ、主殿は今日、不用意にも二人と契約を交わしたのじゃ「二人?誰のことだ」「ヤッーホー!アタシとだよ~ん」と言う事じゃ。


セラを見て「解約は出来るのか?」当然出来る、主殿の契約魔法じゃからな、但しセラが納得すればじゃ「フレアとは?」それは信義にも反するじゃろ「どうして」


既に報酬を貰った上でじゃな、約束事を違えるのは人としてどう何じゃ?「確かに反するが報酬とは」その輪っか、最後に貰った実、それ以前にゴリラを倒した程度では迚も手に入れられぬ程の対価じゃった。


主殿は疑わ無かったのかや?「最初に提示された物だったからな」話しの流れで仕事を依頼、主殿と我らはそれを受けたのじゃ「其処まではミスが無かったんだな」


そうじゃ、その後に主殿は、連絡手段と防御を兼ねる器物フレアの守りを頭に装着して【『情報なんて物は俺には分からないから、何でも良いんだよな?』〔それで良いわよ〕】此で既に請け負った種植え以外の業務契約がほぼ成立じゃ・・・


そしてじゃ、更に止めで【〔それを受け取って貰えて嬉しいわ〕「此方こそ喜んで受け取るよ」〔此で契約完了ね〕】どうじゃ、妖精は精霊とは違い、相手の何かを受け取る事で契約が成立するのじゃ、先の報償とは違う意味で、好意による純然な贈り物を主殿は受け取ったのじゃよ・・・


愕然と言葉も無い様子だが、絞り出す様に「何故、その時に教えてくれなかった」まあ、悪い気配もしなかったからじゃがの、妾の時に知った事でもあろう、それにアッと言う間に契約が成ったのじゃ、仕方無い部分も有るの・・・


「何て不便なスキルなんだ」


妖精は物で繋がり、精霊は魔力の貸借及び供与などで契約じゃ、しかし、その冠は恐らくフレアの身体の一部じゃからの、大事にしてやる事じゃ〔正解だ、よ~ん、それは長い年月、アタシが、ため込んだ力を本体の一部に込めて取り分けて出した物だよ、けどアタシのは愛の証だからね♡〕拓斗は力が抜けるような事を聞いた。


フレアとの契約後、スキルが向上して居る様じゃからの、不用意に契約は出来ない筈なんじゃが、主殿はスキルに対して全く制限を掛けて居らぬ様じゃからな、下位ならいざ知らず、妾達のような相手なら用心をする事じゃ。


其処な小娘、元い、セラフィナとの契約も完了した模様じゃの「スキルが向上していたのか」たった数日程で大精霊と大妖精二体と契約したのじゃ、それで上がらぬどおりも無かろう・・・(異常な早さで他のスキルも上がって居る様子じゃしの)


其処へ割り込むように「アタシはチャンと『此で契約完了ね』と尋ねたわよ」その後に主殿が『了解したよ、此方こそ頼む』と返事をしたのじゃよ「その間の言葉が抜けているぞ」それは主殿の手抜かりじゃ、今後はスキルに規制を掛けて抜けの、隙の無い様にする事じゃ「アタシの場合は、五分だから互いに都合が悪く成れば、解約出来るわよ」


互いにの上でじゃろ、チィ「何の事かな、フレア、分かんない」「互いに油断出来ない事が良く分かったよ」そうじゃな、但しじゃがこんな短期間で大物相手に契約する事などは、二度とあるまいよ「そうだわよね、拓斗も大したもんだわよ」


ウキウキとしたフレアの感情が溢れて「それでも良い事はあるのよ」「どんな事」「地上に出れば、今の様には念話が出来ないけれど、樹木経由で分かる範囲なら、アタシ以外からでも、情報が取り放題よ」「分かった。どうせしなければ成らない事なら力も借りるよ」「損はさせないわよ」「ああ、頼むよ」主殿の契約魔法は、言霊に近いんじゃ、魂に食い込む様に此の妾ですら縛り付けて来おる・・・


其処へ起きてきたセラフィナが、下半身をモジモジさせて「自分も解約したく無いスよ、此ほど安心感があるとは、思っても見なかったス」考えれば、都合も良いの「どうして?どう都合が良いんだよ」命令に強制力がある筈じゃからじゃ、試しにマントを着る様に指示して見るのじゃ。


狐に化かされた気分で「セラ、マントを着ろ」命令されてマントを着ると「アレ?着れるスね」「本当だな」「本当は着られたのに着なかったとか?有るんじゃ無いわよね」「酷い誤解スよ、ミウさん」


此で縛りプレイの弊害より、主殿の強制力が強い、と証明された訳じゃな「そうなのか?セラ」マントを開くと燕尾服が消えて何時もの恥ずかしい姿に成っていた。


裸マントとは又、趣があるの「冗談じゃ無いスよ、何時もより羞恥心が発揮されるスよ、戦闘の時にはだけたらどうスんか?コレ首以外の留め金具が無いんスからね」「脱いで見てくれ」マントを脱ぐと燕尾服を装備していた「マントを開くだけなら恥ずかしい姿だったスよね」「確かにそうだった」


もう一度マントを着て前を開けると網状恥辱レオタードが曝された「もう、何なんスか」もう一度開け閉めすると、今度は素っ裸、スッポンポンに成っていて思わずセラは、しゃがみ込んだ。


驚きと疑問で拓斗は混乱する中「此って昼間しか使用出来ないんだったな」「そうスね」「もし、今のが昼間の人前で起こったら・・・」「考えたく無いスが、自分もう生きていけないス」妾ではとても思いも付かぬ、強力無比な機能じゃ・・・


本当に裸マントじゃったとは、それも強制じゃ、趣があるの、では済まぬの・・・


座り込み、在らぬ方向を見つめ、泣きながら締まりの無い口元から「自分、自分はタクトさん以外では、もう、お嫁に行けないス、行きたくないス」


半分何処かへ旅立トリップった様な状態で、セラは虚ろな言葉を繰り返す「大丈夫かセラ」今日何度目かの問い掛けをして「事前に判明して良かったな」「慰めに成っていないスけど全くの他人で無くって良かったス、自分、タクトさんに一生操を貫くス」


確かバンパイアには、紫外線耐性が有ったじゃろ「自分まだ紫外線を浴びていないスよ」迷宮内の太陽は地上とは別物じゃからの、浴びて初めて耐性を得るか・・・


やや復活して「それでも自分、マント無しで、今の格好をタクトさん以外の人目に曝したく無いんスよ」「一応、燕尾服は着ているが、セラの格好は妙に艶めかしいからな」全裸の危険は、多分にあるがマントを見せるか、今の恥ずかしい格好で、大手を振って町中を練り歩くか・・・


究極の選択じゃな「なに言ってるのよ、タクトが命令をすれば、チャンとした服を着れらるのでしょ、バッカじゃ無いの?」あ!と三名が互いを指差して納得すると「名案だよ(ス)(じゃ)」台詞が被りまくった。


結局、スラ達は従魔以外の何もでも無い、無関係を装う事で決まり、セラは魔国のバビロン村から入ったが、この異変に巻き込まれて此処に居る事とし(多分事実)一週間以上も食事に有り付けずで、弱っている所を奴隷契約が条件に吸血、元い、食事をさせて救助をした。として誤魔化し、マント姿で対面と言う話しに成った。


今は着替えて、ラメ入りのベージュパンツが、編み目の下に見える「せめてセラのパンツに真黒が有ったら目立たなくて良かったのにな」「そうよね、黒なら普通のバニースーツに見えるのに」「有るスよ、黒」「有るなら何で着ないのよ」「黒を見せて貰っていないがな」


ア・・・沈黙の後「金銀に隠れて黒が有ったスよ」ハハハ「確か手に取ると、見せなくては行けない縛りだったよな」「見付けたスけど、纏めてポーチに入れたス」「又何でそんな事を」「黒は裸なら良いスけど、今の格好なら目立たないスから」


返事を聞いて呆れ顔のミウは「態とだったのね」「見せると言うあの縛りは嘘なのか?」「それはホンとスよ、但し、タクトさんの目の前で手に取った時、限定ス」「何でタクト限定なのよ」「今は男性がタクトさんだけスから、しかし、自分他の人には、見られたく無いス、此の気持ちはホンとスよ、奴隷に成った瞬間からは、特にそう思うんスよ」「もう良いよ、分かったから」


悩んだ末に「正直言うとス、恥ずかしい格好をしていると、縛りの所為か妙に落ち尽くスよ、けれど他の人達には見せたくないス、タクトさんだけに見て欲しいス」「羞恥プレイでは、他人に見せるのもありだろう」「それは、ご主人様に恥ずかしがっている自分の姿を見せるのが良いので有って、不慮の事故で見られるのとは、訳が違うスよ、でもタクトさんの命令なら自分、何でも我慢するス、イヤ、ご主人様の目の前でなら、率先しそうで怖いんスよ」拓斗は驚き(此奴なにを考えているんだよ)と思った・・・


疑いの眼差しを更に強めて「他に何を隠しているんだ?セラ、言いなさい」ウウウと苦悩しながら躊躇ためらっていると、チョーカーが締まりだした。


藻掻もがきあらがうが、首輪をタップして「言うス、言うスよ、白状するス~」するとチョーカーが緩み「流石、特性の奴隷チョーカースね」「何だって?」首をチョンチョンと指しながら「これスよ、この首輪ス、契約が完了して契約条項をぼんやり見てたスよ、其処に書かれて有ったのがこの首輪ス」「何て書かれていたんだ」


メニー画面を開く仕種をして「奴隷のチョーカーに格上げ、ご主人様の意に沿わぬ発言や行動を縛る、但し付けている間は、快感を伴い従属感を促すス、因みに窒息プレイでも力を発揮する優れ物ス」「契約の礎に成っているのか」「外せるのは、タクトさんだけスね、只防御力は、可成り上昇しているスよ、他の吸血鬼の攻撃や物理打撃には、障壁を発生する緊縛のチョーカー又は、奴隷のチョーカーと説明で書いてあるス」


誤魔化そうとしていると感じて「それで他に何を隠しているんだ?セラ」仕方なさそうに「おむつスね、後、自分が偶々見付けた宝箱に入っていた諸々の道具類ス」「道具って・・・聞くのが怖いからもういいよ」後に奴隷化カクアゲ弊害オカゲで、セラの各種アイテムが改変ショウカクされた事を知る嵌めに成る(この時に把握しておればと後悔する)


セラを指さしながら「アンタそんな物、アタシの目を盗んで、何時いつ見付けたのよ」悪びれる事も無く「自分、お二人と会った初め頃にタクトさんから注意される迄、結構好き勝手に動いていたスよ、その時に幾つか見付けたス、明らかに自分の物と理解出来たスからね、報告もして無かったス」


あんなヤバイブツの数々、会って間無しの人には、見せられなかったスよ・・・


見せろ!見せないで、揉めだしたミウとセラへ「兎に角、二人共もういいだろう、セラも見せなくてもいいからな、イヤ、見たく無い」「分かったわよ」ミウも渋々引き下がった。


ホッとした様子を見せて「アー、助かったス、ホント恥ずかしい道具ばっかりで、自分絶対タクトさん達に嫌われる所だったス、例えばデカい浣・」「待った!訳の判らない道具なんて見たく無いわよ」「浣で分かるスか」「あ・・・」「通スね、ミウさんも」真っ赤になって俯くと「汚いわね、誘導尋問よ」二人は睨み合う。


其処何じゃが、主殿「なんだジュート」主殿は、父親達と会っても、その口調を通すのか?「それも有ったな、特にミウは諸分かりに成りそうだな」「どうしてよ、あたしの方が口調は変わらないわよ」「口調はそうだが、内容が全然違う」


そうじゃの、会った当初からでも、相当大人びて来て居る、下ネタ反応は最高に食い付きが良い、早瀬殿の知識じゃろ〔失礼ね、あたしは彼処まで反応しないわよ〕それは押さえれるからじゃろ、小娘の感覚で知識は大人じゃ、自制が出来るかの?真面まともには、対応出来んかもじゃぞ「話せる状態なら最低でも親父達と相談だな」


その方が良いようじゃな「タクトはどうなよ」「俺は、少しの間位なら様子見で戻すが、丁度雇用された事で改まった口調をタクト君はし始めていたからな」「そうなの」「時折り、僕や子供の言葉を使い、早目に俺に戻るよ」「良いわね、アタシも口を挟むネタは考えないとね」「そのネタと言う言葉がもう駄目なんだ」「ア、ご免なさい」「謝る事じゃ無いけど、お互い気を付けようよ」「そうだわね」打ち合わせをしながら、お互いの栄養補給を済ませ就寝した。


その日、アタシは初めてセラが、パンツを干すところを目撃したの。手作りの洗濯ばさみと言ってたけど、秘匿の宝箱から出して来た模様で、更に細い紐まで取り出した。そして何処に干すのかと見ていると、棺桶の中に消えて行ったわ、如何成ってんのよ?と覗きたかったが、怖いので遠慮したの、タクトには言えない・・・


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


夜が明けて失踪から十日目・・・


拓斗達は、事の初めに成った洞窟を見聞していた「スッカリ土砂は、掻き出されているな」〔初日に見たけど、ゴリラ達は物量作戦で作業していたからね〕「キノコは、如何成った?」話しながら奥へと進むと「スッキリしているわね、ゴリラ達と猿達が持ち出した模様ね」


すると行き成り〔オッハー!〕「ボッチのフレアか」〔失礼ね、ボッチ言うな!〕おチビさんは、寂しがり屋さんじゃの〔チビも言うな~!〕「ボッチとチビ以外の話しがあるのか?」段々と真面に相手するのが、面倒くさく成って来たな・・・


悔しそうにしている姿を想像しながら待って居ると、落ち着いたのか〔追加条項に付いて相談したいのよ〕「追加だって?」〔そう、追加〕「どんな事?」〔此処も暫くは寂しく成るし共生個体が減ったから、又キノコが繁殖しそうだしね〕「それで?」〔あたしの見る所、スラさんなら希望が適えられそうなのよ〕「スラにか?良いのかスラ」


出来る事なら良いわよ〔有り難う、頼みと言うのは、分体を幾つか残して、他の住民が困らない程度で食べて欲しいのよ〕自律型で分裂すれば良いわよね〔十分よ、見返りにタクトの紹介なら葉を分けて上げるわ〕と言って根からフレアが現れると手形の様な木切れを渡して来た。


手に取りながら「此を持ってくれば渡してくれると言う事か?」〔そうなるわね、但し、他の人には絶対内緒よ、出所も葉の種類も千年樹製と誤魔化す事〕


「了解だ。クランでも信用のおける相手限定にするよ」


〔それと、此はスラさんへの特典〕


何?何かくれるの〔此処でキノコを大量に食べた個体は、進化すると思うの、金属ばかり食べていたスライムが昔、メタルスライムに進化したのを見た事があるの、そして硬化と言うスキルも取得していたわ、此だけ言えばもう分かるわよね〕


それをアタシが吸収すれば言い訳ね〔その通りよ〕分裂を繰り返して五体ほど作ると、スラが取り込んだキノコを出して食べさす、するとそれぞれが餌を求めて木の根を探り始めた。


後に回復系の別種スライムへと進化して、従魔用に重宝される事になるが、次ぎに来た時には、殆どをスラが吸収した事を述べておく・・・


その帰り道・・・俺達は彼奴と遭遇した。


聞き辛い念話を跳ばし〔ぼ・グをこゴまデ、オいゴン、ダゲんぎょうガ、こゴにいダ〕「セラ?」首を左右に振ると「薄い反応スが、OWOプレイヤーのようスね」見るとシルバーバックに率いられた30匹程の集団が出口で陣取っていた。


前衛のスラ達が進み掛けるが、先頭のシルバーバックへ「オイ、一度話しをしないか」〔なんダ、おマえ〕「プレイヤーなら、もう分かっただろう、特典スキルも、もう無いんだろう?」〔そデも、おマえたツが、したゴとダ〕「人としての感覚は残っていないのか?」〔うるザい、なんドデもよみガえっテ、おいズめる〕


見た目は前と同じで、逞しい体付きのシルバーバックだったが、拓斗はやるせない気持ちに成り、未だ漠然とした怒りだったものが、こんな状況を作り上げた運営に対して、言い様の無い不快感と、底知れない憤りに変わるのを感じていた。


もう無駄のようじゃな、忌避感が有るのなら妾が止めを与えようぞ「イヤ、ミウもセラにも、成るべく人殺しはさせられないし、此処まで追い詰めたのは俺だから、命令してジュートに頼むのも何か違う気がする」主殿が決着を付けると言うのじゃな「そうするよ」魔法を使うイメージ、そして精霊に力を借りるイメージ!拓斗は心の中で念じながら力を発動させた。


『モーション!マジックバルブ・フルスロットル!許せ!ファイヤーボール!』


火球が先頭のゴリラを捕らえ、ズバーーーン!ゴワーン!ズバーーーン!!!


三発連射した・・・


先頭の巨体が後ろのゴリラ達と猿達を押し流して行く・・・昨日は水で今日は球と言うよりは、火の壁が押し寄せるように押し出すと圧力が解放されて『ズバーン!ボン!ドッガガガガガガーン!!!』洞窟内に居た個体は吹き飛んだ。


入口辺りで屯していた個体も、一瞬で事態を悟り、算を乱して逃げて行く。


此処は猿達の来る可能性が高い、そう判断して再び東側の崖に登り、東の道を監視しながら、口裏合わせの用事を片付ける、そして俺達は、救援隊を待つ事にした。


気が付いて貰える様に生木や青葉をくすべて待ったが、その日は遂に現れず翌日、十一日目の朝を迎えた。


少女二人とスラ達、何故か紐までがセラに絡みながら戯れている「川で行水なんて洒落ているスよ」「気持ちいいわ、昨日の夕方に久々の行水をした時には、アタシ涙が出たわよ」「でも如何してです」「何がよ」「自分がタクトさんを誘ったのに遠慮してたス」妾もじゃ「バッカじゃ無いの破廉恥、エロ吸血姫は淫乱よ、序でに紐まで調子に乗っているし」


スラ達が流されては、河原をピョ~ン!ポョ~ン!と跳ねて返って来る「ヤッパリそうスね、今度二人で行水するスよ」「そんなの許さないわよ」「では一緒に行水するスね」悔しそうに返事もしないで身体を拭くミウに「ミウさん、耳年増にしては積極性が無いスよ」「アンタは馬鹿、バカ、バカのエロ吸血姫だわよ」「厳しいスよね、ミウさんは」勝ち誇ったセラがニコリと笑い、ミウが苦虫を噛み潰した。


一方捜索隊、イヤ、もう既に救援隊は、疲れもピークへと達していた。


拓斗達を捜索する救援隊は、叶う限りの速度で押し進む・・・依然いぜん手掛かりも無い状態が続いたが「愈々、ですね親父おやっさん」「後、二階だ」「アンタ、此処を降りて最終階と言う事も有るわよね」「有り得るがな、七階は登り一辺倒で最後では隧道だった」


降り切ってボス部屋のパターンはあるが、フィールド全体がボス部屋に成る神殿のパターンなら、山岳地帯はボスの居所を探すだけでも事だぜ」「そのパターンは、A級か有ってもB級しか無いでしょ、通常D級までは広い平原か草原、悪くて岩石地帯ですからね」


否定されて嬉しい様子のアビスだが、締める様に「初見は用心しようと言う事で、隧道に入る前に一休みしただろう」励ますように笑顔を向けて「そうだわね、次で見付けてボスを倒せば良いんだからね、みんなD級は多くて後二階だよ」


「早ければ、此処で会えるかも知れねえな」「早く行きましょう、ソロソロ物資も少なく、限界に近いですからね」「普通なら一気に十九階まで無茶振りでは来ねえからな」辺りを見渡して頷くと未だ明け遣らぬ、D級八階へと侵入して行った。


二十階へと突入した一同、総勢14人が見た物は、朝焼けに染まる山並みと、遠く麓で立つ煙、そして下の河原で楽しく水と戯れる、子供達の元気なその姿だった。


アビス達の救援隊は、間に合ったのである・・・リズの涙と共に歓声が上がった。

拙作ですが楽しんで頂ければ幸いです。次回の更新予定は5月9日です。

少し作品が溜まりましたので暫くは毎日17時に更新したいと思います。


細かな部分の言い回しやその他で気が付いた間違い等を随時訂正しています。


拓斗とミウのスキル獲得状況は、現在不明確だが目覚めつつ有り。


拓斗の取得能力と推定能力


精霊魔法LV2(UP)・精霊視LV1(NEW)・妖精視LV1(NEW)・魔力操作LV2(UP)・魔法創造LV2(UP)・エナジードレインLV1・魔力自動回復LV2・物理障壁LV2・障壁コントロールLV1・念話LV2(UP)・契約魔法LV2(UP)従魔〔スライムのスラ他〕従精霊〔ジュート〕奴隷〔セラフィナ(NEW)〕対等契約〔フレイアー(NEW)〕

装備品:形見の胸当とマント・風林火山のブーツ・ワンド・ナイフ・フレアの守り(頭部装備)


ミウの取得能力と未確定能力


身体強化LV1・体術LV1・剣術LV1のスキル上昇の可能性、視聴覚、嗅覚などの向上で探索LV1、気配察知LV1、解錠LV1獲得の可能性有り


装備品:現在専属品は無し 革製の防御装備一式 魔綱製のロング・ソード


スラさんの固有スキルと追加スキル


【種族固有:胃袋LV3・強酸消化LV2・物理耐性LV3・聞き耳LV2・分裂LV3・魔力吸収LV2・生物吸収LV3・エナジードレインLV3・変化LV2・気配察知LV2】

【通常:毒耐性LV2・腐敗耐性LV2・並列思考LV2・念話LV2】

【新規獲得:気配遮断LV1(NEW)・隠密行動LV1(NEW)・強制支配LV1(NEW)同族限定】

【ガイダンスAI協力体制、命名アイ子】


セラフィナの種族固有のスキルと取得した能力


【種族固有:吸血LV3・エナジードレインLV1・召喚LV1(蝙蝠の鞍馬)】

【通常:身体強化LV1・ドレイン耐性LV1・痛覚耐性LV1・変化LV1(NEW)】

【吸血後:身体強化LV3・エナジードレインLV3】

【エクストラスキル:痛覚の快楽変換LV1・恥辱のパワー変換LV1】

【現在縛りプレイ中:放置プレイ、羞恥プレイ、女王様プレイ】


標準装備品:伝説の網状恥辱レオタード・奴隷仕様・改(能力未公開)女王様のブーツ(能力未公開)黒の燕尾ベスト(能力未公開)パピヨンマスク(能力未公開)魅惑の網タイツ他、セラ専属恥辱品装備多数・千条鞭(雷撃・ドレイン)・ジュート(貸与中)緊縛のチョーカー格上げ


特殊装備品:バンパイアマント・奴隷仕様(名称未公開)(UVカット、セラ専用装備品の強制収納、他能力未公開)日中限定

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