023話 迷宮脱出 其の一 (攻略の手掛かり)
失踪から九日目、危険を脱した一行に千年樹が話す事とは・・・
泣き出した千年樹の様子を伺い「その・・・可愛いので、大人に拘る必要も無いのでは?」〔わらわは、この世で唯一かも知れない霊木なるぞ!威厳を持って下々の者達に接しなければ、有り難みも少なかろう〕チビッ子!〔チビッ子言うな!〕
然らば問うがな、お主、世界樹じゃろ(ギク!)〔何の事かな?わらわは、年経た千年樹なのよ、オホホ〕イヤイヤ、妾の目は誤魔化せぬ、確かにこの大きさなら、千年樹では大人じゃが、万年樹では未だ若木じゃ、この高さで童女なら言わずとも分かるわ「そうなのか、更に偉いんじゃ無いか」
ぐすん〔アーもう、何もかも台無しだわね、そうよ!あたしは、世界樹だよ、又は億年樹とも言うわね〕両手を腰に当て、無い胸を反り返るように張る。
その様な偉大なる存在が、何故に妾達を謀るのじゃ・・・〔わらべ言うな!〕
オホン〔アンタ達が来たからよ、長年他者が入り込まなかった此の地が荒れるわ、そして世界樹と欲深な人々に知られれば、将来は兎も角も、今のあたしでは、此の身も危なく成るの〕
そうじゃろうな、妾も十分以上に理解した。お主のその実や種、葉でさえも怪我の回復、或いは万病の薬でもあり、実や種は使い方一つで、死者を蘇らせる程の力が有るのじゃ、誰でも欲しくなる・・・
実物を見ながら「此そんなに凄い種なのか、それが十一粒も・・・貴重な物を有り難う」〔その種はね、あたしの樹液で薄めると、一粒で三人は救えるわよ、但し、蘇生可能時間の方は死後五分迄、だけれどもね〕
「その樹液は貰えるのか?」〔其処で頼みなのよ〕「一体どんな頼みなんだよ?」
拓斗達の様子を伺いながら〔先に渡しておいて今更何だけれども、外の世界で種を植えて、仲間を増やして欲しいのよ、六粒はその為に使って欲しいわ〕「それでも五粒、15回分の蘇生か・・・魅力的だな」〔その儘すりつぶしても、使えるけど回数の方が減るでしょ〕「どんな場所が良いんだ?希望は有るのかな」〔有るわ〕
素直な返事を聞いて拓斗も思わず「何処なんだ?」〔元世界樹が生えていた場所にお願いしたいの〕胸の辺りで両手を合わせて拝む様な仕種をする・・・やや小首を傾げてお願いのポーズだ。
何と!この世界の大陸全部じゃぞ「そうなのか?極地や乾燥地帯も有る筈だよな」
今度は無い胸を反り返るようにしながら指差して〔あたし達は根が深いし、結界も有るから環境を選ばないわ!〕感情に起伏があるのか、次には一転して低姿勢で、再びお願いのポーズをしながら〔植えても良いんだけど、出来れば接ぎ木をして、アンタの魔力を注いでくれれば、直ぐに定着もするし、一瞬で伸びるから、お願いアタシ達を助けて・・・〕
「一つ聞いて良いか?」〔何かな、答えて上げるわ〕「何で元の場所に拘るんだ」〔それを話すには、反対に聞きたい事が有るわね〕「何だ?何が聞いたい」
〔どうして次の階から戻って来たのよ、可笑しいわよ〕
拓斗は、此れ迄の経緯を掻い摘まんで話すと〔それで理解した。あたしがアンタの事を何故気に成っていたのかも〕「どう言う事かな」〔アンタはその運営とやらに関係無く、この世界へと落ちて来た。皆とは異なる存在だわよね〕「そお言う事に成るな」〔この世界の利害関係と無縁と迄は言え無いけれど、今の異変には大いに関係有るわ〕「それは否定しない、イヤ、出来ないな」〔だからなの〕
〔あたし達は地中を使って同族と話せるの、そして此の数百年は、皆と音信不通に成っていたのよ、それと言うのも迷宮は、別次元にあるから繋がらないのだけど、出入り口が外との繋がりが切れた所為だとあたしは考えていたの、けれども最近外界と繋がって見れば、同族は答えるけれど、同胞は全く誰も答えてくれ無いのよ、その上世界に安寧をもたらすあたし達の結界も消滅、全く機能していないわ〕
「成る程な、それで君は同胞を全て同じ場所で復活させたいと言うんだね」〔此はあたしだけの問題では無く、世界樹が無くなれば、他の世界との関係がややこしく成るのよ、現在普通の世界とは、ほぼ切り離されて居るわよ、でも話しを聞けば、アンタは全くの別ルートで、何故か此処へとやって来た・・・屹度特別な力が働いたんだもの、此の件と無関係とは、あたし絶対思えないわ〕
「世界樹が復活すれば、それが改善されるのか?」〔そうよ、こうなった理由は、良く理解出来ないけれど、悪意は凄く感じるの、話しを聞けば特に運営とやらからにはね、この世界を外から自由にする為には、あたし達は邪魔な存在だもの〕
「又運営か・・・だけど世界中を巡るならば、最低でも数年は掛かるぞ?」〔今更あたしにとっては、十年や其処らでは何ら問題無いわよ〕
じゃろうな、如何やらこの者の言う通り、世界樹を滅ぼした者達が、今回の元凶の様な気がするの「俺もそう思う、世界樹を復活させる事で何らかの打撃を与えられるなら、俺達の目的と合致するな、俺は引き受け様と思う」賛成じゃな「アタシも賛成よ(ス)」〔私を含め恐らくお姉様方も賛成すると思います〕
如何やらこの混乱を演出した者共を潰すための糸口、ゲーム的に言うならばじゃ、攻略の手掛かりが僅かに見えて来たの「確かにな、闇雲に探るよりは相手の動きも誘えそうだ」〔それなら、此を授けるわね〕見れば木の輪っか?なのだが、全体に薄緑で葉の彫刻が鮮やかに施されていた。
此は見事な物じゃ〔大きさは自由だからね、腕に付けても良いし、頭に嵌めれば、あたしを初めとする精霊や妖精達とも、意思疎通がし易く成る筈よ〕「良いのか?こんな貴重な物まで貰って」〔あたしの為でも有るの、各地の古木や億年樹の根、其処から繋がる地脈経由で、何時でも念話が繋がる筈だから、諸々の情報を伝えて欲しいの、気に成る事も有るし、アンタは恐らくあたしの知りたい事に辿り着く〕
本音を言えば、仲間の復活が一番だけれど、この人達は面白そうだしね、あたしの退屈も紛れそうだから、協力は惜しまない積もりよ、その為にもウフフ・・・
拓斗は魔力を通しながらその輪っかを頭に嵌めると「欲しい情報なんて物は俺には分からないから、何でも良いんだよな?」〔それで良いわよ〕
ヨッ、シャー!頭に嵌めたわ「それ位なら、喜んで伝えるよ」〔それを受け取って貰えて嬉しいわ〕「此方こそ喜んで受け取るよ」〔此で契約完了ね、その辺りの金属よりは遥かに堅いし、結界も張れるからね、防御にも使えるわよ〕それを聞いて拓斗は喜んだ「防御にも使えるなら更に有り難い品物だな」〔此からも宜しくね〕「了解したよ、此方こそ頼む」
この手の会話は・・・〔ジュート様〕〔何じゃ、ゲボ〕〔この会話の流れは、いつぞやの〕〔お主を見直したわ、鋭いの〕〔ご主人様に伝えるべきでは〕〔悪意は感じられん、放っておけ〕〔しかしながら不実では?〕〔何度も同じ事を繰り返す、主殿が悪い〕〔そんな物ですか〕〔それに今更言っても詮無いしの、此も薬じゃ〕〔理解致しました〕〔ゲボは良い子じゃ〕
二人の会話を盗み聞きしながら〔あたしは、木の妖精、ドライアドのフレイアー、フレアと呼んでね、拓斗〕「改めて宜しく、フレア」頭の冠が薄緑に輝くと拓斗に装備として馴染んだ。
アレ?何?この感覚は、不思議な感覚ね?〔どうやら気が付いた様じゃな〕〔何の事?エルーザ〕〔主殿の中に居る者の事じゃ〕〔成る程ね、分かったわ〕〔今の所手立てが無く、主殿には内緒にして居る〕〔そうなの?分かったわ、五分契約が成立した後だしね、サービスしちゃおう〕〔何か手立てが有るのかの〕〔此が必要に成るわ、屹度役立つ筈だからエルーザ〕〔何じゃ?〕〔その時が来たら拓斗に使う様に指示してよ〕〔承知した〕
フレアが光輝き出すと〔あたしは百年に一粒、その実を付けます。果肉は種に吸収されて力と成り、次代に受け継がれ行きます。本来は残す積もりでいた現在最後の実に力を込めました。何れ必要となるでしょう、大切に保管して置いて下さい〕
リンゴのような、桃のような、その実は色も見る度に変わり、七色に輝く時もある不思議な果物?イヤ、神々しい何か、と表現する方が正しそうな果実だった。
一瞬、大人の姿をしたフレイアーから手渡されて「此は他の種とは、違うのだね」〔そうです、使う時期は自ずと知れるでしょう〕「良く理解出来ないけれど大切に扱うよ」〔それでは、もう行きなさい〕「色々と有り難うフレア」〔又会いましょう〕樹液を授かり、葉や種の扱い方を伝授して貰い、この場を後にした・・・
因みに樹液は材質不明の敢えて例えるなら、水晶ぽい小瓶の入れ物に入って18本も授かった。種を入れずに開封すると直ぐに固まる、と注意された事、単独使いをしても強力な回復薬に成る事も教えられた。
帰り間際〔此から大勢の人々が、此処へと来るなら、あたしは隠れて居るからね、けれど用事があれば、その輪っかが、知らせに成るから是非訪ねてよ〕
後ろを振り返ると大木が、徐々に見えなく成って行き、拓斗以外の者達は、此処に居たくない気持ちにさせられた。
妾には聞かぬがな、他の有象無象や小娘共には効果が有りそうじゃな、又会おうぞ〔アンタを少し誤解をしていたわ、ご免なさい、そして又ねエルーザ〕
結構な時間が掛かったの、主殿「やっと崖近くまで辿り着いたが、夕刻が近いな」「タクトは、良い物を貰ったわね」「枝の事か?」「そうよ、羨ましいわ」「何を言っているんだよ」「でも、それで武器を作るのでしょ?」「作るよ、俺とミウの分をな」
目を輝かせて「アタシの分も有るの?嬉しい」「当たり前だろう、この長さだよ、先っちょは、ワンドか杖にさせて貰うが、残りは全部、ミウの物だよ」「アタシで良いの?」「セラは専属が有るし、ジュートも居るからね、ミウが使うと良いよ」どうも子供相手に話していた口調が混じるな・・・
「ミウなら取り敢えず棍棒にして取り扱い、それから如何するか考えた方が良いかもな」「そうね、槍も考えたけど、棍か・・・棍」「丸太の儘じゃ、どうしょうも無いから、全ては地上に戻ってからだよな」
〔ヤッーホー!ヤッホ、ヤッホ、ヤッホー!拓斗〕〔フレアか、聞こえて居るよ〕〔地上に出れば、繋がらないけど、迷宮なら何処でも繋がるわね〕〔そうなのか、凄いな、知らなかった〕
主殿の念話は、初級ながら強力じゃ、他の者達には真似出来んわ〔俺には、実感が無いがな、強いに超した事は無いだろう〕
早く制御出来ねば、ダダ漏れじゃがな〔あ!それが有ったか、不味いな〕〔それで今の会話が聞こえたんだけれども、地上からの救援が近付いて居るわよ〕「本当かフレア!」驚く二人は「行き成り何よ(スか)?」「地上からの救援が近く迄来て居るらしいんだ」「ホントなの(スか)?」二人共嬉しそうだ。
オホン「聞こえる様にしようかな、ややこしいからね」「有り難う、フレア、一番聞きたかった情報だよ」「其処まで喜んで貰えると嬉しいよ」「有り難うフレア、アタシも嬉しい」「自分もやっと出られるんスね」「この調子で進んで来れば、後二三日と言うところかしらね」「親父達は頑張ってくれていたんだ」「迷宮内なら地中で繋がっているからね、森の木々からの情報だけど、落ち着いたさっきに気が付いたのよ」
嬉しそうな様子で「そうか、そうか、それでも有りがたい、本当に感謝するよ、フレア」「丁度良いから言いそびれた情報をもう一つ」「情報とは?」「元々有った迷宮が可成り改変されてね、今は五層に成っているわ」「B級スか、それでも厳しいスね」「現在の此処は三層の八階、次の九階で最後に成るわね、そして地上から数えると、此処は二十階なのよ、救援隊は凄い勢いで攻略しているわよね」「有り難い話だな」「そうね、早く皆と会いたい」
そうなるとじゃ「何だジュート」此れ迄の経緯を何処まで話すかじゃな「ア!それか・・・」「どう言うことなのよ」異変に巻き込まれた話しは、良いとしてじゃ。
その原因を伝えて良いかを考えねば成らぬ、運営の思惑然りじゃ、OWOのプレイヤー問題も有るじゃろ、子供が旅する言い訳は?セラフィナとスラ達は、如何するんじゃな?他にも諸々と知られては成らぬ事が我らにはある・・・
妾は黙って居れば器物じゃから、省いて貰って構わぬがの、それでも合流してから口裏を合わすのは至難じゃからの、早目に話し合って置かねば成らぬと思うのじゃ「そうだな、ジュートの言う通りだ。下手に大勢に話すと、運営がどう動くのかも不明だし、多くの人に知れ渡れば、悪質なプレイヤーが殺到するかも知れない」
崖下まで帰って来たスラ達から〔ご主人様の考えは、当たりだわね〕「帰って来てたのか、ジュート頼む」引き上げに掛かると〔途中から漏れ聞いていたけど、先に情報を渡すわね〕「如何したんだ、スラ?」
〔因みに愚痴を言うと殆どが滝の下〕(お姉さん流されて大変だったわ)〔降りた後の回収はスムーズに終わったけれど、帰るのに迂回して難儀したわよ、オット!それ処じゃ無いや〕〔アタシ達が滝の下へ回収に行ったゴリラ達と猿達の中に例のシルバーバックが居たのだけれど、見付けるより以前に恐らく死亡時にはアタシのスキルの方が増えたのよ〕
少し驚いて聞き返す「それは何だ?」〔強制支配LV1、同族限定らしいけど、アイ子が曰く、プレイヤー同士で戦闘に成ると、勝った方に特典スキルが譲渡される仕組みでね、今回はアタシが彼奴を倒した事に成っているのよ、可笑しいでしょ?〕「そうだな、スラはプレイヤー反応が、しなかったのだろうセラ?」「そうスね、今でも反応しないスよ」
「と言う事は、プレイヤーで無くても、スキルの奪い合いが、可能に成るぞ・・・大事じゃないか」〔そうなのご主人様、プレイヤーである事が、他者にバレると、確実に狙われるわね〕
此はややこしい話しに成ったの「手探りでプレイヤーを避けるか、倒すかしないと駄目なのか」全く運営は碌な事をして居らぬ、此をプレイヤー同士が知ればじゃ、自衛の為、強く成る為、何でも言い訳にして、殺し合う事に成りそうじゃの・・・
全員が考え込む内容で誰も発言しない。
この世界の実力上位者が、プレイヤーを倒してスキルが増える!と言う事実が広く知れ渡ると彼ら、彼女らが、強力な狩人に成りかねない・・・拓斗達は未だに気が付か無いのだが、既に事態は動き出しつつ有るのだ。
何故なら、不用意に上位者へ挑んだOWOプレイヤーが、既に返り討ちにされて、その事実を掴んだ者達が居た事を拓斗達は考えてもいなかった。
そして奪い合いが前提の此のルールの事を気が付かなかった前回、前々回、イヤ、それ以前に強制されて此処へと来たプレイヤー達が、今回は乗り遅れて堪るかと、新人プレイヤーを狙っている事を知らずにいたのだ。
言わんや勝ち組プレイヤーは、スキル収集にも貪欲で、強力な物や珍しい物を虎視眈々と狙って居る・・・
取り敢えず、野営の段取りをしながら「運営の思惑は、未だ不明だが危険な事には違いないな」そうじゃの、特に其処な小娘達、イヤ、セラとミウは、プレイヤーの反応が有る以上、好むと好まざるに関わらず、相手が放ってはくれまいの・・・
嫌そうな顔をして「アタシは、薄いんでしょ?」「現在のミウさんは薄いスけど、反応は有るスからね、油断出来ないスよ、最初に出会った時に自分、対戦をするかどうかをメニュー画面で確認されたスからね、その時は自分、ヘロヘロでしたから回避したんスけれど、対戦していたらと思うと、ゾッとするス」
拓斗は念の為にと「対戦は相互で申し合わせなのか?」「対戦を申し込む場合は、条件を決めて戦うス、早目に決着を付ける様な条件で戦えば、恐らく死ぬ様な事は無い筈なんスよ、しかし、対戦を申し込まなくても戦闘の方は出来る模様で、但し書きがあるスね【互いに合意の無い対戦では、スキルの移動は出来ない】とも書いてあるスからね、受けなければ安全スよ、自分ホッとしたス」初めて詳細をセラは認識した模様で喜んでいた・・・
それを聞いて反対に拓斗は残念そうで「それはヤハリ、不味いな・・・」
喜びに水を差された気分のセラは口調も強めで「それはどうして何スか?」「不味いさ、スラは対戦を受けてもいないのにスキルの移動がなされた筈だ。その場合は相手の死を意味するんじゃ無いのか?それに合意が無くても、戦いで打ち勝てば、強制的に相手からスキルを奪う、そんな能力の持ち主も居るかも知れないんだ」
「アー!言われてみれば・・・」思い出して自分を指さしながら「そうだったんスよね、ホントヤバイスよ、自分は運のいい方だったんスよね」
そうじゃな、その頃は未だ妾は居らなんだが、セラと同様に共闘出来る者達も居る事じゃろうな「そうだな、危険性を訴えれば、もしくは出会い方が良ければだが、或いは共闘も出来るか?だが慎重に事を運ぶなら隠して置きたいな」「そうスね、自分単独で乗り切る自信は無いスよ」「アタシも」
「それでも俺達だけでは、可成り厳しそうだよな、大人の中に信用出来る相手が、相談出来る人達が必要だな」「パパ達なら或いは、いけるんじゃない?」「先ずは様子を伺おうよミウ」「パパを信用出来ないと言うのタクトは」「親父達やミウのロランさんは、信用しているよ、しかし、話しを信じて貰えるかは、別物だろうと思うんだ」「それは確かに・・・」ミウは考え込む・・・
ミウの様子を伺いながら「だから慎重に行こうよ、セラとスラ達は俺の従魔と奴隷契約で結ばれていると説明すれば、獣魔で有ろうが、魔族で有ろうが、俺に従っている理由付けに成るし、皆の警戒心も屹度解ける筈だ。そして迷宮は皆の力で乗り切った!と説明すれば、セラとスラ達も信用して貰える」
成る程の、妾は黙って居れば良いのじゃな「そうしてくれよ、ジュート」心得たのじゃ「それと人前では、勝手に動かぬ事」うぬぬ「うぬぬ、じゃない」意思があると告げねば良い、自律した器物と言う設定じゃ「それじゃ、セラの装備で自律型、但し、人は無闇に襲わない事、喋らない事、いいよな」不満は残るが仕方無いの、それで手を打とう・・・
今度はセラへと視線を動かし「それではセラ」「何スか?タクトさん」「さっきの話しで良いか?」「良いスよ」「それでは改めてセラは、俺の奴隷で良いよな?」「自分、食糧事情でも既に離れられない状態スから、そんな事を態々言わなくても奴隷でも下僕でも何でも良いスよ」言った瞬間にセラが常に装備していたハート型のチョーカーが光輝き、ピンク色から赤をへて紫色に変わった。
そしてセラが気を失ったのだ・・・
拙作ですが楽しんで頂ければ幸いです。次回の更新予定は5月8日です。
少し作品が溜まりましたので暫くは毎日17時に更新したいと思います。
細かな部分の言い回しやその他で気が付いた間違い等を随時訂正しています。
拓斗とミウのスキル獲得状況は、現在不明確だが目覚めつつ有り。
拓斗の取得能力と推定能力
精霊魔法LV1・精霊視LV1(NEW)・妖精視LV1(NEW)・魔力操作LV1・魔法創造LV1・エナジードレインLV1・魔力自動回復LV2・物理障壁LV2・障壁コントロールLV1・念話LV1・契約魔法LV1〔スライムのスラ〕〔ジュート〕
装備品:形見の胸当とマント・風林火山のブーツ・ワンド・ナイフ・フレアの守り(頭部装備)
ミウの取得能力と未確定能力
身体強化LV1・体術LV1・剣術LV1のスキル上昇の可能性、視聴覚、嗅覚などの向上で探索LV1、気配察知LV1、解錠LV1獲得の可能性有り
装備品:現在専属品は無し 革製の防御装備一式 魔綱製のロング・ソード
スラさんの固有スキルと追加スキル
【種族固有:胃袋LV3・強酸消化LV2・物理耐性LV3・聞き耳LV2・分裂LV3・魔力吸収LV2・生物吸収LV3・エナジードレインLV3・変化LV2・気配察知LV2】
【通常:毒耐性LV2・腐敗耐性LV2・並列思考LV2・念話LV2】
【新規獲得:気配遮断LV1(NEW)・隠密行動LV1(NEW)・強制支配LV1(NEW)同族限定】
【ガイダンスAI協力体制、命名アイ子】
セラフィナの種族固有のスキルと取得した能力
【種族固有:吸血LV3・エナジードレインLV1・召喚LV1(蝙蝠の鞍馬)】
【通常:身体強化LV1・ドレイン耐性LV1・痛覚耐性LV1・変化LV1(NEW)】
【吸血後:身体強化LV3・エナジードレインLV3】
【エクストラスキル:痛覚の快楽変換LV1・恥辱のパワー変換LV1】
【現在縛りプレイ中:放置プレイ、羞恥プレイ、女王様プレイ】
装備品:伝説の網状恥辱レオタード(能力未公開)女王様のブーツ(能力未公開)黒の燕尾ベスト(能力未公開)パピヨンマスク(能力未公開)魅惑の網タイツ他、セラ専属恥辱品装備多数・千条鞭(雷撃・ドレイン)・ジュート(貸与中)




