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ツイン・タクト (外部世界の不思議な物語)  作者: スラ君
第三章 転移 魔人族の国、獣人族の国
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103話 乙女達の語らい⑧温泉秘話中編

暗闇をフレアのライト魔法で照らし出しながら滑る素っ裸の乙女達、こんな経験は初の体験だ。その運命は・・・

皆様方は冬季オリンピックの滑走競技、ボブスレーやリュージュをご存じであろうか?スケルトンと言われる競技もあるのだが、氷で作った競技コースをそりに乗り、高速で滑る或る意味命懸けのスポーツだ。


リュージュ競技は、男子一人乗り、女子一人乗り、二人乗りの三種目(二人乗りは性別を問わない)そしてボブスレーは四人乗りで、常夏のチームが活躍する話しを映画化して大ヒットした事もある競技だ。


大凡、最高速度は120km/h以上、1/1000秒までタイムを測定するのだが、今真にその勢いを生身で体験している裸の乙女達がいた・・・


飛ぶような景色が次々と照らし出される幻想的な空間で、その中の反射する鉱物がきら星の如く流れて行くのだ。足元から這い出す様に股間へと直撃するお湯、お尻では温泉性分がぬめり、何とも言えない感触を自身の身体で味わいながら、先頭を行くセラは一人乗りのリュージュ状態で、絶えず責められるお尻と股間の感触に堪えていた「もう、もう堪らないスよぉ~♡」そして彼女は特に敏感だった・・・


此手の快楽を追い求める彼女は貪欲だ。意を決してうつ伏せの体勢に成っていた。


カムセラとアムセラは二人乗り状態で「アムセラ・・・」「姉様・・・」ぬめった床の感触が、お湯とともに二人を責める・・・ミウとポコも黙っているが真っ赤な顔をして、ミウねえとゲボが連結した四人乗りのボブスレー状態だ。


その後をお気楽そうなスラが、浮き輪の如くに変化して、時折り空中を飛びながらディアナを乗せて進む「キャホー♪キャホ!キャホ!キャホー♪」もう燥ぎようが半端ない・・・お湯が直接には接地しないと思っていたディアナだが、実はお尻がシッカリと床を滑り、初めての感触が不明で彼女にとっては不安だった。


本来なら大凡一キロから長くて二キロ程のコースなのだが、やたらと長い・・・


半チューブ状で飛び出し易い箇所は安全の為に完全なチューブとなる・・・なのでコースアウトや転倒(元々が転倒状態で遠心力に堪えられない箇所では回転して、より敏感な箇所を刺激する)などはあり得ないのだが、もう例えるなら人間洗濯物状態だ。


悪乗りしたフレアは、ジェットコースターの様にアップダウンまで完備、左右には振れて、もう目が回りそうなのだ。高速でコースを駆け上がり、止まる寸前に再び滑走する場所やそのまんま空中を飛ぶ箇所まで設置してあるサービス仕様なのだ。


飛んでいる様だがチャンと計算されていて、コース上では何時でも着地可能な様にスキージャンプ台の如く曲線が付けてある安全仕様・・・その上に坂の頂上では、何処から引き込んだのかお湯のシャワー付きだった。


飛ぶ度にシャワーのカーテンを潜る事で、コース上は絶えず新鮮な温泉が流れるのだが、もうそんな細かな事は考えられない程、恐慌状態や既に絶頂寸前のトランス状態で、滑る素っ裸の乙女達は、飛んだ後は徐々に接地して、ヒヤリとした感触に大層な悲鳴を上げたり、敏感な者は甘い吐息を付いた・・・


普通に滑っていてもこうなのだ・・・スラに乗っているディアナは振り回されて、途中から目を回して気絶寸前、もうしがみ付くしか無かったのだ。


「キャ――――――――――――――――――ァ!!!」悲鳴を上げながら・・・


最初に其処へ到達したのは当然ながら先頭を行くセラだった。もう感じ過ぎてトランス状態だったのだが、飛んだ浮遊感にその裸体が包み込まれると絶頂を迎えた。


「アァァァー!もう駄目♪もう、落・ち・るぅぅぅー♡」実際落下している・・・


チューブから吐き出されると、誰もいないとは承知していたが、何故かシッカリと大事な所を手で庇い、エム字開脚をしながらお尻が真っ先に温水プール状の場所へ着水した。


或る程度の深さはある模様で、暫く沈んだ後から浮上すると、上空からカムセラとアムセラがほぼ同時に落ちてきた「危ない!」カムセラのブイ字開脚状態股間が、挟み込む様にセラの顔面へと直撃した瞬間「ゲフン!」とセラが唸るとカムセラは「アッハァ~ン♡」と何やら怪しげだ。


後ろへと首から上をセラは押された形で、今度は腹を上に向けて浮上、其処へアムセラはセラにフライングボディーアタックをぶちかまして腹部を圧迫「ゲホッ!」肺の中味を全部吐き出させた。


絶頂を迎えて意識が朦朧としている時だったので、予期せぬ直撃を受けたのだ。


やや先行したセラよりも遅れて入った二人だが、二人が合体した状態で滑った為に追い着いたのだ。と言う事は・・・四人同時に滑っているミウとポコ、スライムのミウねえとゲボは更に早く滑り降り、再び浮上したセラ達三人の頭上に四人が断続的にのし掛かる・・・


一度経験をしたセラは油断なく、暫くは水中から浮上するのを堪えていたお陰で、今度の被害は回避、カムセラとアムセラが、ゴボゴボ再び沈み込む姿を見ていた。


最後のスラ達は圧巻だった・・・接地面が極端に抑えられた浮き輪状の形態が功を奏して、一番速度が速かったのだ。皆様は経験した事があるだろうか?河原などで平たい石を拾い、水平に投げる事で石がジャンプする姿を楽しむ遊びを・・・


「キャ――――――――――――――――――ァ!!!」絶叫混じりのディアナをキャッキャ、キャッキャ、キャホー!などと喜んで飛び跳ねるスラが打ち出された時、進向方向にセラが浮上して「ギャヒーン!」再び顔面に直撃したのだ。


その後、スラ達は二度三度と飛び跳ねる・・・その都度つど上がる悲鳴と嬌声、そして勢い余ったスラ達は、壁に激突して跳ね返り、漸く浮上してきたミウ達の頭上へと落ちてきた。


もう目を回していたディアナを抱き留めたのはミウだったが、スラは変身してプカプカと涼しい顔だ。其処へ最後のフレアが飛んできて「どう?みんな楽しんでくれたかな♪さぁもう一度滑るわよぉ~!」「ハァ?」周りからは一斉に驚きと溜息が出たが、フレアはお構いなしだった。


フレアには実体が無い、何時でも思い通りの場所へと移動?いや出現出来るのだ。


温泉に入ろうがウォータースライダーを滑ろうが、雰囲気で楽しんでいるだけで、実際は体感している訳では無い、自分が関係したフィールドなら思い通りに魔法で改造や出現する事などは出来る・・・彼女は姿を消して再び楽しむ為に入口の滝へ後を振り返りもしないでさっさと引き返した。


ボッチのフレアはみんなと遊ぶこの温泉が大好きで、構って貰いたいだけだった。


だが取り残された者達は堪った物では無い「あいつ・・・何処行ったの?」「話し振りなら屹度この上スよミウさん」「アタシ達はどうやって帰るのよ?」「あ!」「え?」「何?」「デス」カムセラが「ヒョッとしてアタシ達遭難?」アハハハと乾いた笑いの後「冗談は止してよ姉様」アムセラが突っ込んだが、他の者を含めて誰も答えない・・・そう、未だ気が付いては居ないが、彼女達は孤立した。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

テンパっているセラはこの際別として、スラは解決方法に気が付いていた・・・


念話を使えばご主人様を呼び出せるけど、面白そうだからもう少し楽しむだわさ、などと黙りを決めた。


ミウねとゲボはこの事に気付きもしないのだが、一人だけ気が付いた者がいた。


スラ達を見ながらミウは・・・


念話で拓斗を呼び出して貰えれば簡単な話しだけど、アタシ達は今裸なのよぉ~!駄目よ、絶対ダメ!恥ずかし過ぎる・・・何とかフレアに帰り道を聞くか、出口を探すかして何としても自力で戻らねば、セラは兎も角みんなの名誉に関わるわ!と乙女スイッチが入ったミウは、最悪の場合には自力帰還を目指す事にしたのだ。


だが落ち着いて居るカムセラとアムセラは「その内、誰も上がって行かなければ、流石のフレアちゃんも何時か気付くでしょ、それ迄はさ、アタシらは此処を楽しみながら、のんびり待てば良いのよ」「そうだね姉様、それにもう一度アレを滑って此処へ来れば、その時帰り道を聞けば良いのよ」流石に双子は大人だった。


二人の落ち着いた会話を聞いて安心したセラは「成る程スね、少し安心したスよ、チョット焦った自分が恥ずかしいス」「そう上手く行けば良いんだけどね・・・」ミウは何となくイヤな予感がして悲観的だ。


その証拠にフレアは何時まで経っても降りて来ないのだ。その頃フレアは上がって来ないみんなを待つのに嫌気が差して、拓斗達が居る男風呂へと旅立っていた。


男風呂の滝裏にも、別コースで既に制作済みだったから、序でに拓斗にも楽しんで貰おうと考えてもいた。自分の考えた事が迚も素晴らしい事だと、考えるだけでもフレアは楽しくて仕方なかった・・・


だがしかし「大将、何や向こうさんの方は静になりましたな?」「もう上がったのだろう?俺達もソロソロ上がるか」「そうだな拓斗」ゴランも賛成して脱衣場へと向かい、三人並んで用意していた冷たいミルクを腰に手を当てて一気に飲む・・・


其処へフレアがやって来て「あー!自分達だけ飲んで狡い!」実体も無いし飲む事すら出来無いのだが、仲間はずれはイヤな模様で、同じ格好をしながら冷たい水を根から吸収するフレアは、もう当初の目的も忘れて温泉場を後にする・・・


所詮子供とは次の興味に心が動くと、前の事は忘れる物だ。物の見事に忘却して、リズやムウに話し掛けられると、そちらの方が楽しく成り、みんなと湯上がり談議を始めた。会話の花を見事に咲かせたのだ・・・


そんな事とは知らない裸の乙女達は・・・


周りを暫く探検しながら湯に浸かったり、話し込んだりしていたが「遅いわね?」ミウの問いにセラも「確かに遅いスよね?」「はいデス」双子の二人も「確かに」「姉様、どうしたんだろうね」「どうしちまったんだろう?」「そんなのもう簡単な話しだわさよ、忘れられたんだわさ」スラが核心を突いた。


真逆、帰り道を作っていないなどと、誰もが思いも付かない不幸な話しだった。


アムセラは少し焦り気味で「どうしよう姉様」「どうもしないよ、その内に誰かが屹度迎えに来る筈よ」「姉様、もし来なかったらどうしよう」「そんな筈は無いよアムセラ、安心しなよ」その時、ディアナが我慢の限界を迎えた「アタシ帰る!」どうやって帰るかの過程を素っ飛ばして結論を出した。


為て遣ったりのスラは「そうね、帰りましょうだわさ」「どうやって帰るのよ?」ミウが問うと「あの子達がアタシを見付けて集まって来たんだわさよ、あの子達が此処に入れるのなら必ず外に繋がっている筈だわさ♪」見ると前に残したスライム達が、スラの波動?存在に惹かれて集まって来ていた。


ミウもあの時の事を思い出して、最悪だけどあの洞窟迄は繋がっていると言う事なのね、けれど出た後は裸でどうするのよ?などと考えて二の足を踏むのだが「なら辿るのぉ!」ディアも思い切りが良い方で、スライムが来る方向へと歩み始めた。


元々フレアは出口の事など一切考えてもいなかった・・・自らは簡単に場所移動が出来るので、考え付かなかったと言うのが、より正解なのだが、スラだけは喜んで(こうで無くっちゃね、ワクワクして来ちゃったよ)


其処へミウねえが〔スラ、漏れているわよ、相変わらずね〕〔ゲボも冒険が出来て少し期待してます〕〔お主も悪じゃの、ウフフフ〕〔自伝のネタに成ればより嬉しいです〕〔なら一丁焚き付けるか?〕スラが早瀬モードに変化して「ハーイみんなちゅうもーく♪」何事かと全員が本当に注目する・・・


それに気を良くしたスラは「此れからアタシ達はディアちゃんを先頭に探検を始めます」「違うわよ、帰るんだわよ」ミウが訂正すると「それでは面白・・・元い、どうせ帰るのなら楽しむだわさ、冒険をするんだわさよ」指名されたディアナは「アタシ先頭なの?」「そうよ、言い出しっぺだし適任でしょ」


こうなったらもうそんな事は誰でも良い気分で「兎に角帰る事が出来るなら、もうディアナで良いわよ」ミウが口火を切ると「自分も良いスよ」「はいデス」「ならアタシらが補佐に就くわ」カムセラが最近の流れでディアナを護衛する積もりだ。


アムセラも仕方無いかと「任せてよ、此処で何もしないで待って居るよりかは良いかもね、段々と不安に成ってきたからさ」「言えてるわ」ミウが同意するとセラも「そうスよね、それも良いかもス」「賛成デス」


ニヤリとスラは「決まりね♪ディアちゃんは隊長よぉ~!昔古典で見たんだわさ」「何をよ」ミウが問うとスラは更に嬉しそうな口調で「〇〇探検隊だわさ♪秘境を訪ねて探検隊は今日も行く!本日は二時間半、時間を拡大してお届けする水曜特番スペシャルだわさよ、未だ見ぬゴーグやヌエを探し求めるだわさ」


沼やジャングルで無いのが残念だけど、洞窟なら定番だわさ!などと考えていた。


話しに呆れたミウは「スラ、アンタねぇ、アタシも一応は知っているけど、そんな呑気な事を言っている場合ではもう無いでしょ」非難したがカムセラは「アタシも知ってる」続いてアムセラも「あ、タアタしも」双子が嬉しそうに表明する・・・


「何とか探検隊、実は自分も見た事があるス、元子供向けヒーロー役の役者さんが頑張っていたス、平面媒体だったスけど黎明期の番組は、仕様しょうも無くっても興味はあったスよ」「アタシは初代を押したいところだわさ、けど平面媒体?と言う事はセラちゃんは三次元なの?」


多少自慢げにセラは「それもあったスけど、娯楽としては体験型が多かったスね、自分で役者のアバターを動かして、シナリオに従って話しを進めるんスよ、まぁ疑似体験が出来るRPG見たいな感じスかね」「おぉー凄い、時代が変われば技術も向上しているんだわさね、アタシらは3Dが出始めた頃だわさ」


長く成りそうな雰囲気に成ってきたので、ミウはパン!パン!と手を二回鳴らして「話しは後、もう出るわよ」「それは隊長の仕事だわさ!」スラがやや反発すると「もう何でも良いから早く行きましょう」それを聞いてディアナは「それでは出発なのぉ~!」「オー!」全員が元気よく出発した。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

さて・・・何故何時までも乙女達が素っ裸なのか?それは手元にマジックバッグが無いからだ。なのだが実際にスラには解決方法がある、分体にバッグや脱いだ服を丸呑みさせて、胃袋収納の共通化でそれらを取り出せば、簡単に済む話しなのだが(それでは面白く無いわさ)と提案を控えて居たのだ。


辛うじてジト目で見ているミウねえは承知しているのだが、彼女も又惚けていた。


スライム達に命令して出口に向かわせながら(まぁ、地上に出て裸で歩かせるのは可哀相だから、その時にはチャンと教えて上げるけど・・・)女同士でも恥ずかしがっているミウの態度と、その仕種が可愛らしく思い、見ていて楽しい物だから、スラは自己中心的に人も悪く黙っていた。


実際、洞窟には地下水や温泉が入り乱れて、裸の方が都合も良かったのだが・・・


素っ裸の乙女達が出発して暫くした頃、拓斗が「彼奴ら先に上がったと勘違いしていたけど、それにしても遅いと思わないか?」「そないに言われたらそうでんな」「あら、あの子達なら新しい温泉の施設を堪能中だわよ」「え?母さんそんな物があるんだ」「そうなのよ、今日からオープンだってさ」


言われて思い出したフレアは「そうそう、そうなのよ拓斗、新しい場所は男女共に滝の裏から行ける様にしたのよ、誘いに来たんだけどさ、アンタ達はもう上がっていてミルク飲んでたから、もう明日でも良いかと思ったのよ、行きたいのならもう一度入れば良いわ、秘密の場所だったんだけれど、アンタ達も一緒に行くと良い」ゴランとガッチャをフレアは見る・・・


逆上せ気味だった拓斗は「服も着たし又今度な、だがそれはそれで良いけど遅すぎ無いか?」「当然よね♪アタシの自慢の場所なんだからさぁ、屹度みんな楽しんで居るに違いないわよ」「ならば良いけど・・・」こんな展開で初動は遅れて、更に救助活動は先送りと成った。


一方、素っ裸の乙女達は・・・


スライム達の行く方向がバラバラで、どのスライムが正解なのか不明に成ったのだ「何でぇ?みんなバラバラぁ~」隊長のディアナが不平を鳴らすと、早瀬モードのスラが「あの子達には帰り道に向かえと指示したんだけど、複数存在するのかも?だわさよ」「だったらどれを選んでも良いのぉ~?」「良いわよ♪」「はぁ~い」


危険性を見抜いたミウが「チョット待ちなさいよ!」「何がぁ?ミウお姉ちゃん」「ヒョッとしてスライムしか通れない道を通っているかも知れないわよ」「あ!」「え!」「おんや?」「あ、そうスよね」「デス」「だったらどうするのだわさ、闇雲に歩いて戻れるのかなぁ?」幾分揶揄するように煽る・・・


指摘の正しさに忌々しく思いながらミウは「けれど何度も行き来する位なら、何か対策は考えないと駄目だわよ」「ならばよっぽどの障害が発生しない限りは、此のアタシが道を何とか拡げるだわさよ」一同が納得すると、ディアナは「どれを選ぶのぉ?」「そお言う話しならどれでも一緒だわよ」ミウが答えるとディアナは一番大きなスライムを選んだ。


何となく大きなスライムなら、広い道を知っている様に思えて「ナイスチョイス」カムセラが親指を立てて褒めるとセラも同様の仕種をしながら「グッジョブすよ」不安を抑えて「まぁ良いんじゃない」ミウも賛同するが、スラはみんなの安心感をかき消す様に「流体生物に広い狭いは無いわよ、況してやデカさは関係無いわさ」


そんな事は全員百も承知なのだが、何かに縋りたい気持はみんな同じで、ジロリとスラを睨むと溜息を吐いた。その理由はシッカリミウねえとゲボが、ポッカーン!パッコーン!と勢い良く頭を叩いたので、その後は誰も突っ込まなかった。


派手な音は洞窟内に木霊して響いたが、全く堪えていないスラは、一応は反省した振りをして神妙に「可成り不味い発言だったわさ、ご免なさい・・・」既に先頭はスライムを追い掛けて、登りに入っている・・・当然滑って落ちてきたのだから、出口は上との認識で一致しているから、全員が黙って付いて行った。


みんなのドタバタをジックリ見たい、との思惑で、最後尾を行くスラにミウは振り返り驚く「アンタ、何食べているのよ?」「アイス、食べるのかな、どれが良い?乳脂肪タップリのバニラ味や果肉タップリのキャンディアイス、それとソーダー味かな?オッとチョコバナナもあるわよ」


はぁー!と溜息を吐くミウだが、喉が乾いていたのと火照った身体を冷やすために「ソーダー」「あぁー!狡いよぉーミウお姉ちゃん、アタシはイチゴ!」「リンゴ味ある?」カムセラが問うとスラは「あるわよ」お気楽に答える「アタシは抹茶が欲しいんだけど・・・」


アムセラが控えめに問うと「お!お客さん渋いところだね、チャンと用意してあるわさ、カップだけど良い?」アムセラが頷くと「はぁーい」などと言いながら木の匙と共に手渡す「自分はイチゴが良いス」「バニラが欲しいデス」セラの後、ポコ迄が注文を付ける・・・随分とポコも馴染んだ模様だ。


ミウねえとゲボはそれぞれが自分で取り出していた「取り敢えず食料は、スラ達がいるのでひと安心か・・・」ミウが感想を述べるとセラが「そうスよねミウさん、サバイバル状態は回避スよ」残り全員が同意した。


案外アイスを食べると喉が渇く・・・水自体は足元で大量にあるが、飲める水とは限らない、彼女達はアイスを食べた後で、スラから水を出して貰い飲んだ。


漸く人心地が付き、この状態にも慣れて余裕が生まれた瞬間だった。スラのナイスプレイだったが、到頭通行が難しい場所へと差し掛かかる・・・


彼女達の運命や如何に?続はコマーシャルの後だぁー!

拙作ですが楽しんで頂ければ幸いです。次回の更新予定は01月13日です。


細かな部分の言い回しやその他で気が付いた間違い等を随時訂正しています。


何時も応援を感謝致します。少しでもポイントが上がるのは励みに成ります。

此れからも頑張りますので、感想などを聞かせて頂ければ幸いです。作者拝


今回のボブスレー、リュージュ競技の細かな出典元は、フリー百科事典の『ウィキペディア(Wikipedia)』を参照させて頂きました。


乙女達の語らいシリーズは、本文の合間に少しずつ紹介したいと思いますが、不定期ですのでシリーズ次回作の投稿予告は致しません。

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