さいはての地
高地にあるさいはての町に、ノイは住んでいる。地の果ての町のさらに果て、南の丘から見下ろす低地には、灼熱の荒野が広がる。その先には何もない、ここが世界の果てなのだと、大人たちは口を揃える。だがノイはその話を信じなかった。世界の果ての、その先を目指して、少年はひとり夜の荒野を歩く。/自サイト等にも転載します。
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