ウェルカム トゥー デス ワールド
気がつけば牢屋の中にいた
目の前には等間隔に鉄格子
やだ恐い
あれなの?
座敷牢かなにかに連れ込まれちゃったの?
やたら暗いし怖くてしょうがない
しばらくして目が慣れてきたので周りに目をこらす
狭い空間としかいえない
はぁ
ため息をつきながらなんとなく鍵に触れたら開いてた
って開いてるんかい!
とりあえず道なりにすすむと階段があったので上へと進む
うわっまぶしっ
日の光だった
新鮮な空気となんともいえない開放感
そして目の前にそびえ立つおおきな建物
それにふさわしいおおきな扉
これでかすぎて開けられなくない?
あたりに他に道はなさそうなのでダメ元で扉を開けようと力を込める
うぉぉお重い
なんとかあけると中はボロボロの石造りの広間だった
中央にはさっきの扉より大きな化け物がいた
鬼とオークを足して二で割ったようなおおきめの顔
すっごいデブな体
何より目を引いたのはその巨体サイズの棍棒を持っていること
そいつを認識した瞬間ふとよぎった
あれこいつ暗い魂の最初の敵じゃね?
デザイン詳細に覚えてるわけじゃないけど似てるもん
どどど、どういうことだってばよ……
慌てふためいていると化け物が棍棒を振り上げていた
あ、これやばい
なんの説明も慈悲もなく、俺は叩き潰されていた




