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バカだけど戦えば強いってどうよ?   作者: 狸之大将
異世界へ行くってどうよ?
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アイの唾液で覚醒バカタヌキ

タヌピスが完全破壊デストロイを手に入れた経路を話したところで途中会った剣士の話をした

そう寺にいた侍の話だ

そこの奥に禍々しい気を感じたということを話してみた

「なるほど…」

アイがそう言った

「どうも気になるんだ、出発は明日だってのはわかってるけどこの夜のうちに終わらせれば文句はないだろう」

タヌピスがそう言うと

「言ってもなぁ、俺ら3人は本気出せる時間がすくねぇんだぞ?」

「そうだよ、僕も力を出せる時間は限られてるよ」

ぺるしぃとペンがそう言った

そう俺達は今のところ本気を出せる時間が少ししかないのだ

「けどお前ら俺より力の減少は少ないはずだ」

とは言ってもなぁ…と2人が声を揃えていると

「じゃあ私も戦うよ」

舞がそう言った

「それは助かるけど大丈夫か舞?」

「タヌピスそれは余計な心配よ。ですよね!師匠!」

「ん?あぁ、ガンバ」

「適当すぎんだろお前…」


と話してると強い衝撃が起こった

「なんだ!」

外を見ると薄紫に光ってるところがあった

「あれは…寺の方向じゃねぇか!」

やっぱりなんかあったんだ

「行くぞ!ヒマコレX出撃だ!」

「「おう!」」





そして俺達は寺の前にきたんだが

「結界だな」

「結界だね」

「結界だろうな」

「結界ですね」

入口に結界があって中に入れない状況だった

「どうすんだよ…あっ!」

「どうしたタヌピス」

ペンがそう聞くと

「俺には完全破壊デストロイがある」

おお!とみんな声を合わせて歓喜した

「じゃあどいてろ」

魔力よ!俺の右手に宿れ!

そして前の障壁をぶち壊さん!

完全破壊デストロイ!」

すると結界が破れた

「よ…し?」

と、思ったら中にまだ結界があった

見た感じかなり層の厚いものだった

「私が推測するにあと100枚ありますね」

「も、もう無理…」

タヌピスは力尽きた。報酬が(ry

「ここまで来て…師匠!どうにかならないんですか!?」

「俺は無理こんなの破壊できん」

「ぺるしぃ!」

「僕には無理にきまってるしょ」

もう手詰まりだと思ったら

タヌピスの髪が白くなった

「なんか魔王が出てきたんだけど」

とマロンが言った

「おい、そこの幼女よ」

「誰が幼女ですか殺しますよ」

「まぁ落ち着いて俺の話を聞け」

ってうつ伏せの状態で話している魔王タヌピスだった

「とりあえず起き上がったらどうよ」

と舞が言った

「無理だこいつ後先考えず魔力全消費して完全破壊デストロイを撃ちやがったからな当分動けん」

そこで

「幼女よお前の唾液をこのバカの口元に垂らしてはくれんか?」

その言葉を発した瞬間

その場の全員が違う反応をし始めた

「バ、バ、バカなこと言わないで!できるわけないでしょ!」

「この魔王…何を考えているかわからないわね」

「僕が思うに魔王もタヌピスと似てるんじゃないかと思うんだけど」

「ヒーwwwヒーwww腹いてぇwww」

「ペンさん笑いすぎですって」

アイ、舞、ぺるしぃ、ペン、マロンの順に

一人一人違う反応をした

「いや、笑い事じゃないんだが…騙されたと思ってやってみろ幼女よ」

うぅ…と心底嫌そうにタヌピスの前にきた

「いい?こ、これはタヌピスの助けになるかなぁ~って思っただけだからね?いやらしいことは何も無いから」

そしてアイはタヌピスの口元に唾液を垂らした

アイの口から糸を引くようにツーっと流れていく唾液がタヌピスの口の中に入っていった

「さて俺は一旦中に戻るとしよう」

するとタヌピスの髪の色が 黒に戻った

(…なんだろうこの口元にあるあったかい感じ…それも甘くてとろけるような…それでいてねっとり絡み付いてくる…)

そしてタヌピスが目を少し開けると

顔を赤らめたアイがいた

すると

「ホントにバカ!なんてことさせるのよ!」

という言葉にタヌピスの思考回路が一旦フル回転した

(まてよ?口元にあったかい感じ、ねっとり絡みつく、液体?そしてアイがなんてことさせるの…よ…?)

その瞬間タヌピスが覚醒した

「アイの唾液キタァァァァァァァァァア!!!!」

ゴウッ!と周りに暴風が起きた

「うわぁ!こんなタヌピス久しぶりに見たぞ!僕!」

「おいおいマジかよフルバーストじゃねぇかw」

タヌピスの身体に闇の力が巻き付くように広がっている

『うまくいったみたいだな』

地面からミニサイズの魔王が出てきていた

「魔王か。これどういうことだってばよ」

とペンが聞くと

『ウムこいつはな女の子と幼女に興味があるのだがちと女の子と接するのが苦手でな。だからトリガーを引いてやればこの通りってわけよ』

「にしても力出すぎだろこれ、もろ封印解けてんじゃねぇか?」

すると覚醒タヌピスが結界の前に立った

「今の俺ならァ!こんな結界蹴散らしてやるよォ!」

さらに力が強まった

「ホントバカじゃねぇのこいつw」

「僕が見た中で最強のバカだよ」

「燃えろオオオオオォォォ!!!俺の小宇宙!!!」

ータヌピス式二次元奥義!ー

「狸流星拳!!!」

目に見えない速度で撃たれた拳がみるみるうちに結界を破っていく

「ラス1ィ!!!オラァ!!!」

そして完全に結界を破壊することができた

「聖闘士タヌピスさんの前では結界など無意味だ…」

とキメた瞬間またうつ伏せになった

「もうダメ…魔力限界…」

「あーやっぱり力が戻ったわけじゃねーんだな」

「僕にもトリガーがあるのかなぁ?」

「とりあえず私が頑張ったおかげでなんとかなりました!」

「じゃあ!先を急ぐわよ!」

「兄貴どうすんの!?」

あ。と全員がタヌピスの方向を向いたが

肝心のタヌピスがもはや他力本願状態である

「あぁ!もう仕方ないわね!タヌピス!おぶってあげるわ!」

と舞が言ったので

「えぇ…こんなヨレヨレのタヌキ連れてってもなんも役に立たんべさ…」

「いいからくるのよ!」


そうしてタヌピス達と謎の輩の戦いが始まろうとしていた

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