街の探検と3人目のヒマコレX
ドラゴンの戦いから一夜過ぎ俺達は街に出かけに行くところだった
けどこれだけは言わせて
『広ォ!』
ぺるしぃとのシンクロボイスがどっか遠くへ飛んでったのが聞こえたし
周りの人の注目も浴びてしまった
「うるさいですよ、まったくもう」
「いや、だってこれ迷子になるじゃん!絶対なるじゃん!やだよ俺こんな知らない街で迷子なんて」
「それを防止するために昨日あれを渡したのでしょう」
あーあれか無線みたいなの
なら大丈夫か
「アウターワールドへ行くのは明日です、今日はここに泊まります」
「わかった、集合するときは無線飛ばしてくれすぐ行くから」
「わかりました、じゃあ自由行動で」
「ところで舞はどこ行った?」
「わからないです、多分どこか行ったのでしょう」
全く勝手だな
「兄貴、俺はどうすれば?」
「ぺるにくっついててくれ、それとアイ」
「なんですか?」
「この世界のお金ってなんだ?」
「ああ、そゆことですか。日本円使えますよここ」
何その異世界怖いわ!
日本円使えるとかどんな異世界よ!
「あ、あそう、な、なるほどね」
「タヌピスさん、顔ひきつってますよ」
「と、とにかく行こう!」
その後俺は一人で過ごしているちなみにぺるとマロンとアイが一緒に行動している
...新しい剣何にしようかな鉄刀あるけどなんか他のもいいかな?
そう考えているとお寺の近くに来ていた
「もし、そこの者よ」
いきなり話しかけられビックリしたが話しかけられた男を見てみた
その格好はコスプレでもしてるんじゃないかというくらい興味深い格好だった
侍のような格好である
「いい目をしておる、お主何者じゃ」
「なに、通りすがりの剣士だよ。なんの力も持ってない」
「そうか、その腰の刀を見ても相当の剣士だと思ったのだが」
「あんた、一体何者だ?」
「なに、ただのここの門番さ」
その男は腰に刀を下げちょんまげのように髪を束ねている
カッコイイ人だな
そう思ってると男は語り出した
「門番をやっていてもつまらぬものでなふとそこに燕が来てな斬ろうとしたのだがとても速くてな」
そういうと男は鞘から刀を抜いた
「お主我の剣技をみてはいかぬか。燕から編み出した我が剣技を」
「ほほう、お俺とやるつもりかいいぜやってやるよ」
「くるがいい」
「舐めてっと怪我すんぜ!」
キィン!と鉄と鉄が重なり合う音が鳴り響いた
「オラオラオラ!どうした!押されてんぞ!」
「なんという剛の剣筋なるほどそこいらのにわか剣士とは違うようだ」
「ほざけ!」
すると男は一気にバックステップをして距離をとったと思った刹那
「なっ...! 」
「どうだ?驚いたか」
「な、なんだ今のは」
「一閃だめならもう一閃そうして燕の逃げ道を塞ぐと斬れてな」
男はまぁ見てろと言わんばかりにこちらをみながら話している
すると男は刀を振りおろした俺はその剣筋が3つ同時に出ているように見えた
「これが俺の編み出した剣技 つばめ返しだ」
勝てねえ今の俺じゃ絶対に勝てない
そう感じた
「やめだ俺はお前には勝てない」
「ほうなかなか潔いな気に入ったお主名をなんと申すか」
「タヌ..いや狸だ俺は狸だ」
「そうか狸か覚えておこう」
なんなんだあいつは…
今の俺だったら確実にやられる…
気になるなあの門の奥…
場所が変わってアイとマロンとぺるしぃ達は
「あ、これ美味しそうなお肉兄貴に買ってこうかな?」
「え?マロンさんあなたのお兄さん殺したいんですか?」
マロンは最初何を言ってるかわからなかったが
看板をみてようやくわかった
毒入り肉!
「…何に使うんだあれ」
「モンスターの狩猟とかですよ」
モンハンなのか?と思ったマロンとぺるしぃだった
するとぺるしぃはふとあることを思い出した
(そうだヒマコレメンバーの捜索もしなくちゃ)
「ちょっと僕あっちの方に行きたいから二人で回ってていいよ」
「わかりました、ぺるしぃさん気をつけてくださいね」
「あぁわかったよ」
そうしてぺるしぃが来たのは海の方だった
ぺるしぃが思い出したのがよかったのか運がよかったのか
目当ての人物はすぐに見つかった
坊主頭(大体3mm)メガネをかけ顔には少しニキビがある漁師の格好をした男だ
「まったく、今日もいい風ぜよ」
「何言ってんだ?ペン」
するとペンと言う男はこちらを振り向いた
「おお!ぺるしぃ!久しぶりだな!1年ぶりくらい?」
「それはあれだ、タヌピスが助けに入らなかったら多分2年くらい久しぶりだったかもな」
するとペンはやっぱりかみたいな顔をした
「やっぱりあいつも来たか」
「なんだよその見通してた感じ」
「俺はなんでも見通せるぜよ」
「そのぜよやめたら?キャラにあってないよ」
ペンはそんなことないだろって顔をした
「てかペンはアウターワールドに行かず何をしてたんだ?」
「俺か?俺はここで待ってたんだよ」
他のヒマコレメンバー(ペンも含め)先に突破した者たちもここにいたらしい
けれどみんなは先に進んでしまった
けれどペンはここでぺるしぃとおそらく来るであろうタヌピスを待っていたのであった
「そっか、そんなことが」
「と言う訳で俺もお前らについて行くとしよう」
おう と言ってぺるしぃは手を出した
「お帰り、ヒマコレXに」
「マロンさんどこか回りたいとこあります?」
時は遡ってぺるしぃと離れた二人の話
マロンとアイの話である
「?どうしました?マロンさん?」
アイがマロンの顔を覗くと顔が真っ赤だった
「あ、いや、その、あの、」
手を前で交差させたりして慌てた様子である
「実は女の子と二人でいるのが苦手なんだ…」
アイが以外と言う顔をした
「そんなにイケメンなのに弱点あるんですね」
「これ関係については兄貴に任せっきりなんだよ」
噂をすればなんとやら鬼の形相をしたタヌピスが前に立っていた
「あ、兄貴!ありがとう助か
「テメェエエェェェェェ!!!なにアイとイチャついてんだオラァァァァィァ!!!」
するとタヌピスからの一撃必殺「腹パン」
マロンは地面で這いつくばって悶絶している
「アイとデートだなんて!そんなの俺が許すか!全ての幼女は俺の手に!」
「誰が幼女だオラァァァァ!!!」
アイの一撃必殺「金爆」
あ、これに関しては男子に対しての一撃必殺です
プラスアルファタヌピスも悶絶
「…あ、やばい、玉、なくなった…いや亡くなったかも…」
「バカなことを言わんでください」
そして3時間くらいは悶絶したとさ