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バカだけど戦えば強いってどうよ?   作者: 狸之大将
異世界へ行くってどうよ?
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一人の少女と御年999歳のおじいちゃんとアウターワールドへの道

家に帰るといつもの人が出迎えてくれた

「おっっっっっかえりぃぃぃぃぃぃ!タヌpグハッ!」

いきなり抱きつこうとしてきた俺のじいちゃん

フェニックスの先祖返り。

そんなじいちゃんにみぞおちパンチをくれてやった。

あ、やりすぎたかもしれん。ムッチャ悶えてる。

「な~んてな!ワハハ!ビックリしたか?死んだと思t、グハッ!」

もう一発くれてやった。

「そのまま死んどけ」

「何おう!、死にはしないけど痛いんだぞ!」

実際、俺のパンチは山割るくらい強力だ。

けれど今はその力は10分の1しか使えない。力が封印されてるのだ

ゲームで言うと奥義がロックされていてレベルアップすると技が使えるようになる感じだ

なんで力が封印されたかは後後説明しよう

するとじいちゃんが、蘇生したかのようにガバッっと起き上がった

「ふざけんな!老人に乱暴するな!」

いや、乱暴したとこで死なないからいいだろ。

俺は内心そう思ってた

「じいちゃんただいま!」

「おう!おかえりマロン!」

なんでマロンには飛びつかんのだ、このジジイは。

俺には父母がいない、いやいなくなったと言ったほうが正しいだろう

今回のヒマコレXのチームメイトがいなくなったのと同じ事が起きたのだ

この奇妙な事件は多々あることだった

しかし、関わりが深い者からは記憶が消えないらしい

じいちゃんは父母との関わりが深いため記憶にあるという

俺ら兄弟は父母と会ったことがないからそんな記憶もないし父母がいるのも知らなかった。

そんなじいちゃんが何かに気づいたように言った

「おいタヌピスよその手に持ってるのは手紙か?」

「いやジジイそれ以外何に見えんだ」

そしてじいちゃんはニヤリと笑った

「なるほどラブレダァ!これ!タヌピスよ!さっき乱暴にするなといっただろうが!」

「ジジイ!お前に何回も学校の話してんだろ!のけものにされてるって!」

「あ?わしゃ耳が遠くてのぉ~」

「はっ!都合のいい耳だな!クソジジイ!」

そして喧嘩になった

ワーじいちゃん強いーなんてな。


自室に戻り少し二人は仮眠を取ることにした

寝て起きたあと手紙を見ようと。そう二人で決めたのだ

だって今日も勉強疲れたし


大体一時間ちょい寝たとこで二人共起きて手紙を読むことにした

「なになに...」


今夜の晩、あなたの家から近い公園に来てください

約束ですよ、来なかったら泣きますからね


「.....」

「.....」

なにこれ。こんな手紙初めて見た。

~よりとも書いてえねーし

多分俺の知らない奴なのに泣きますよって

マロンと俺はフリーズしていた。

この手紙を開いた瞬間多分俺こんな顔してたな (´・ω・`)←

「.....」

「.....」

沈黙が続く。

そして口を開いたのがマロンだった

「どうする?行く?」

「ま、行くべ暇だし」


準備が出来た

じいちゃんに見つからないように家から出ようと思っていたのだが

「どこ行くんじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

空から金が!じゃなくじいちゃん降ってきた

スタッと着地した。ねえこの人御年999歳だよ?信じられる?

「いやさっきの手紙で、呼び出しくらったんだよ」

じいちゃんが少し怖い顔をしてこういった

「さっき未来予知をやってたのじゃよするとなお前らの存在が消されたのじゃ」

マロンが驚いた顔で聞き返す

「それってヒマコレXがいなくなったのと関係ある?」

「関係あるじゃろうな、そういうわけで旅の支度をするが良い」

「なんだ、もうじじいの顔を見なくてよくなるのか助かるなぁ~」

そうタヌピスが言ってるとマロンがじいちゃんにこういった

「兄貴はそう言ってるけど、実は離れ離れになるのが寂しいんですよ」

するとタヌピスが真っ赤な顔で振り返った

「べえべつにそういうわけじゃねし!」

ガッツし噛んだ。死にたい。穴があったら入って死にたい。

そう考えてるとじいちゃんがポケットからなにかを取り出した

「お前たち、これを持ってくといい」

そう言って渡されたのが、古い木を掘って作った首からかけるアクセサリー的なのだ

「それをかけることによって動物と会話することができるぞ」

「へえ、いいじゃん。ありがとなジジイ」

「ありがとう!」

そう言ってじいちゃんと別れの挨拶をした後公園へ向かった

その後ろ姿を見ながらじいちゃんはこう呟いた

「アウターワールドか、懐かしいのう。もう一度行ってみたいものじゃな」


マロンとタヌピスが公園に着くと可愛らしい小学6年くらいの娘がいた。

「あいつか...?」

「そうなのかな?」

見た目

・小学生

・髪がピンク?

・耳が生えてる?

・しっぽも生えてる?

・ツインテールが似合ってる

「ネコか?」

「いや違うだろ兄貴」

そんなこんなでその少女に近づいでみた。

すると俺らの気配を察したのか少女はくるりと振り返った

「バカな!ロリ度7000、8000・・・まだ上がるだと!?」

「落ち着け兄貴」

「どうしようもない人を呼ぼうとしているのか私・・・」

少女が発した声は小学生のものとは思えない声だった

「・・・ありゃ?失礼ですが年齢を聞いてもよろしいでしょうか?」

「ああ、私は20だよ」

年上だったー!まさかの年上だったー!

俺まだ高1なのにー!年上だったー!

「何をそんなに意外そうな顔をしてこっちを見てるんだ・・・」

「いや、だってその体k

「昇竜拳!!!」

「グッハァ!」

なんか懐かしい技喰らわされて宙舞ってんだけど。俺。

「兄貴!大丈夫か?」

「全然無事じゃない・・・」

「まったく・・・あ、申し遅れました私の名前はアイ。アイ・ハート・セイレーンと申します」

見事な昇龍拳を喰らわせてきた少女はアイという名前らしい

「んじゃ、アイちゃんね」

少女はアイという名前らしい

可愛いね!なんていったら殺されそうな感じだ。少なくとも今は

「お二人を呼んだのにはちょっとした理由があるのです」

アイの目が真っ直ぐこちらに向けられいた

「お願いです!アウターワールドにきて私たちの村を救ってください!」

なるほど、ここで「だが断る」なんていったら男じゃない。

「一つ質問いいか?」

「はい、どうぞ」

「その、アウターワールド?っての、どこにあんの?」

「詳しく話すと長くなりますが・・・どうします?」

「うん、読者が飽きちゃうから短めにね」

「読者ってなんですか・・・まあいいです。簡単に言えばこっちの世界のゲームで言うMMOやFPSの部類に入りますその世界に家や街があり発展した無限に広がる世界それがアウターワールドです」

なるほど面白そうだ。

だがいいのか、こんな力の失ってる俺で世界は救えるのか?

いや、救うんだアイのためにも絶対に。

「ああ、いいぜ。行ってやんよ」

「俺もついてくぜ、兄貴」

その言葉を聞いたアイの顔が明るくなった

「ありがとうございます!」

アイは深々とお辞儀をした

「じゃあ、早速試験場への扉を開きますね!」

するとタヌピスの顔が青くなった

「兄貴・・・?どうした・・・?」

「試験とか・・・・・俺トラウマなんだが・・・」

するとアイが開錠の呪文を唱えた

「ゲートオープン!開放!」

なんか某アニメで聞いたことのあるセリフなと心のなかで思ってた

そしてこっちの状況を無視してアイは二人の手を引きゲートの中に連れ込んだ

「さあ!行きましょう!」

まぁ、アイが可愛いからいいか

タヌピスは携帯を取り出しTwitterのアプリを起動してユーザーの名前を変えた

「タヌピス@冒険が始まる」と

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