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お父さんは『勇者』さま  作者: 鴉野 兄貴
『黄金の鷹』と『真銀の隼』

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お前俺のことをどう思っているんだ

 数日後、ロー・アースさんがやってきました。

彼だって『車輪の王国』を代表する魔剣士なのであまりお暇ではないはずなのですが時々やってきては私と遊んでくれるのです。

「ファルコ。お前いたのか」「いるよ」

ぴょこんと飛んで自分の存在をアピール。

サラサラの琥珀色の髪から小さくて丸くてちょっととがった耳を見せる父。

すっごくかわいいのですが父は私より年上で大人なのです。

「そのほっぺた」父が指摘すると彼は深くため息。

「あいつがまた酒飲んだ」「あ……」

私とお父さんはげんなり。チーアさんってものすっごく酒癖が悪いのです。

『いつもはぐらかしたりいい加減なこといったりワケのわからないことを言ったり、あたしのこと、どう思っているの?』って迫られたそうで。

「普通に、ちゃんと意思を伝えているとおもう」父が真面目に指摘しますがあのチーアさんです。ましてお酒が入っているとなると。

「『嫁に来い』と言ったら拳で殴られた」

『わたしのキモチを知っていながらもてあそぶつもりなのッ?! 何様のつもりよッ?!』と大暴れだったそうです。

『どうしろと』と悪態をつく彼に私は無言でお茶を淹れるのでした。


 ロー・アースさんとチーアさんって。

たぶん相性が悪すぎるのでしょうね。ええ。

とっても仲が良いのに不思議ですよね。

「じゃ、私がオトナになったらお父さんと結婚しようかな」

そう冗談を言うと父は本気で慌てふためいていました。ふふ。冗談です。

た。ぶ。ん……!!

……たぶんだよ?

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