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9月13日。
紗季と喧嘩して以来、私は独りぼっち。
誰からも話しかけられないし、誰とも話す事も出来ない。
何で私はこんなに臆病者なんだろう。
1人の時間が増えて、
気づきたくもない事に気がつき始めた。
私の短所。
私と紗季が喧嘩した原因が私にある事。
―そして、
私には夢も目標も無い事に。
「死にたい」。
つい、そう思った。
だけど、そんな勇気は私には無い。
私はなんて臆病者なんだろう。
こんな私でも、必要としてくれる人が居るなら。
―愛してくれる人が居るのなら。
私はその人に会いたい。
会いたい。
今直ぐにでも会いたい。
その人をそっと抱き締めて、
自分の中に残った人間味を感じたい。
生きる意味を見つけたい。
「その人の為なら、どんな事でも乗り越えられる」、
そう思える人に会いたい。
会いたい、
会いたい、
会いたい。
それが、夢の中だって良い。
―縦令、夢の中だって。




