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カレン・ワトソン *チームわけ*


特に変哲のない退屈な入学式も終わったとき、壇上にいた生徒の中から、一人が立ち上がった。黒い和服をきたせいとは壇上に立つと、穏やかな物腰でしゃべり出した。

「皆さん、御入学おめでとうございます。今年度の新入生歓迎セレモニーを仕切らせていただくモノクロームのリーダー、矢野小唄です。先ほどの前座はいかがでしたか?楽しんでいただけたのなら誠に光栄に思います。さて、堅苦しい挨拶はこれくらいにしてお待ちかねのチームわけとまいりましょう。」

場内は一斉に騒がしくなった。その騒ぎが一段落するとまた矢野氏はしゃべり出した。

「車中で配られた冊子の中にチームわけの方法が書かれていたかと思いますが、もう一度説明します。まず、このあと新入生は各チームの説明会が開かれる教室に移動してください。そのあとに、チームが決まったら登録用紙に必要事項を記入し、所定の場所に提出してください。チームの兼任は禁止です。三年間を過ごすチームになるのでしっかり考え、後悔をしないようにしてください。それでは、移動を開始してください。」

生徒たちが一斉に動き出した。そんな中、マリアに腕をひかれて私はその場にとどまった。

「いまいくと危ないから、もう少し時間をあけよう。」

「了解。マリアはもうどこにするか決めたの?」

「だいたいね。もう一回冊子見直してみようか。」

電車の中で配られた冊子を引っ張り出す。1~4ページまでは各種手続きの手引きが、そのあとからチーもの紹介が書いてあった。


*ブルーダイアモンド

男子のみのチーム。

運動能力が高い人が多く、各界トップの子息が在籍する。イケメンが多く、他校の女子から人気が高い。昨年の成績は文化祭3位、体育祭2位、総合2位の好成績。その他行事でも常に上位にはいる。チームの規模はワイルドストロベリーと並び男子部門では一位。制服は青を基調としたブレザータイプ。

説明会場所:大会議室。


ここまで読んで顔をあげた。

「これ、誰が書いてるの?」

「チーもの一つだよ。広報専門の。学園新聞の発行とか他にもいろいろするらしい。」


*ワイルドストロベリー

女子のみのチーム

愛らしさでは学園位置と自負するカリスマ的チーム。こちらも各界トップの令嬢達が在籍する。学園の内外問わず、男性ファンが多い。昨年の成績は文化祭2位、体育祭3位、総合3位の好成績。その他行事でも常に上位にはいる。チームの規模はブルーダイアモンドと並び女子部門では一位。制服は臙脂を基調とした、ブレザータイプ。

説明会場所:第二音楽室


*ナスタチウム

男女混合のチーム。

全人数8人と上位チームの中では小規模である。リーダーのアレン・ウェーザーを中心とし、優れた人材が集まっている。全員各企業の長男、長女である。昨年の成績は文化祭1位、体育祭1位、総合1位とすべての行事で1位を独占した。その他行事においても好成績を収める。制服は茶色とオレンジを基調としたブレザータイプ。

説明会場所:第三聴覚室


*モノクローム

男女混合のチーム。

外国企業の子息・令嬢が多い。そのためチーム内の人種は多種多様。個性的なパフォーマンスをすることが多く、学園外での活動も盛ん。昨年の成績は文化祭4位、体育祭5位、総合4位の好成績。その他行事でも常に上位にはいる。チーム規模は中位。良くも悪くも平均的である。制服は黒と灰色ベースのダブルホックと、他のチームとは一味違っている。

説明会場所:第一科学室



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