放浪
アルモート王国が滅ぼされカイラが飛ばされてしまってから数ヶ月後
カイラは大陸から諸島の一つにまで飛ばされ何もかも失ってしまいあちこち放浪しているところ
デュランダルに変わる武器を見つけようとしても特にないままどこにでも売っているような武器で
「はぁっ」
傭兵やギルドなどにやとわれたりして生活していたがカイラは今まで騎士としてしか教育されておらず
それ以外のことはからっきしのまま戦い続けていて
「そんな武器などで何が出来るか。ディンアックス」
違う勢力から雇われてカイラと戦っている相手は斧にキャピタルを加えて地面をえぐりカイラにぶつけて
「ぐわぁl!!くっ」
カイラは普通の武器しかなくとてもかなうはずもないまま
「何だお前。ただの武器しかないのか。それで勝てるなんて思っていたのか」
容赦ない攻撃を繰り広げられて、カイラの武器が折れてしまいもうそこまで思っていた瞬間
「ミョルニムよ。幻惑に惑わせ。ミラージュ」
突然現れた男は相手の傭兵に幻惑の煙を浴びせて相手の傭兵はカイラたちが何人にも見えて
「これは、誰だ?」
「早く撤退しろ。こっちだ」
突然現れた男はカイラに撤退するように指示してカイラも武器がないのでその場から撤退して
「まさかこんなところで会うことになるとは。カイラ」
「おっお前。ジャン?」
カイラはその男のことを知っていてかつてはアルモート王国の人間で突然王についていけず去った男で
ジャンに案内されるままジャンに家らしきところの中に
「それにしてもお前、あんなただの武器で戦うなんて。無茶を通り越して無謀だな。」
「仕方ないだろう。俺のキャピタルもどこかに飛んでしまいデュランダルも奪われてしまったんだ。それにこんな辺境まで飛ばされてしまいお金もないんだ
だからさっきみたいに傭兵をしたりしてお金を稼いでいたんだ」
キャピタルは今やかなり出回っているが高額でとてもどうにかなるはずもなく
「そういえばさっきのお前のは、あれは幻惑を付加したやつか?」
「ああ、まあさっきのはただ単に相手を幻惑させるだけだがな
それでお前はこれからどうするんだ。武器も折れて いやそもそもただの武器しか無いのにあんなことしていてよく生き残っていたな」
「俺にはそれしか出来ないから仕方のないことだろ。それにお前がどうしてここにいるんだ。あのとき国から去ったお前が」
以前ジャンが去るときにカイラが止めようと説得していたがジャンは戦争ばかりの生活に耐えられないで出て行ってしまい
「俺はあんな戦争ばかり嫌になったんだ。だからこうして辺境に移り住んで生きているんだ」
「俺達は騎士として生きてきたはずだ。お前はそれを」
二人は言い争うが王の命令という騎士として育てられたカイラとそれが嫌で去ったジャンとでは合うはずもなく
「まあ今更そんなことを言い争っても仕方ないだろう。アルモートのことは聞いた。結局は戦争に負けて滅ぼされたんだろう」
「ちがう。あいつらは、あいつらはそんなんじゃなかった。」
アルモートなど戦争なんてどこでも繰り広げられていて、滅びることももう当たり前のようになってしまうくらい
どこの国によって滅ぼされてももう気にならないくらいに
「あいつらの目的はデュランダルだった。どうしてあれ一つのためだけに」
「デュランダルって?確かお前の武器だっただろ」
「ああ あいつらは見たことのないキャピタルを持ち国にはまるで興味を示さずアレだけを奪って後は」
カイラは自分以外の人間を皆殺しにしていたことを思いながらジャンも特にはわからないまま
「とりあえずもう夜だしな。軽く食べに行くか」
二人は家から出て軽く外食を済ませようとジャンの通いつけの店に入りジャンはいつものように頼みカイリもお任せにして
「そういえば俺がどうしてここにいるのか話していなかったな。このとおり宝の地図が見つかってな。」
ジャンは地図をカイラに見せるように拡げて
「宝って大体はインチキだろう。誰かが捏造してこうして売ったりして」
「全くお前はロマンのかけらもない。少しは探そうという心構えはないのか」
カイラは騎士としてしか育てられていないで探そうと思わなく
そこに宝の地図を遠くから眺めていた人が
「ふぅん これってこの近くですね。これを探しにいくの?」
ジャン達に宝の地図のことを尋ねてきてジャンは
「ああ、そうだが何か用か?いきなり声を掛けてきて」
「まあ 一応ね。ちょっと興味あって私はエルミーラ。最近この辺に来たばかりで退屈していたのよ
私も一緒に連れてってくれないかな?」
突然エルミーラと名乗る女性は一緒に宝探しに連れてって欲しいと頼み込んできてジャンは
「いいよ。よろしくな」
「ちょっと待て。いきなり何を言っている。」
「別にカイラには関係ないだろう。これをインチキとか言ったりロマンのかけらもないカイラにはな」
ジャンははさっきの事を根に持っているようにカイラに言いながら
「そっちの、カイラだって?一緒に行かないの?せっかくのお宝探しなのに」
「カイラは興味ないんだと、だから俺と二人になるがそれでいいか?」
二人でもエルミーラはよくてこれからのことについて話そうとするがカイラは
「ジャン。お前はなんとも思わないのか?アルモートのことや奴らの事には」
「言ったはずだ。俺は国から戦争が嫌で去ったと。さっきだって助けたのはお前だったからだ。そうじゃなければ関わりはしなかった
俺達は明日旅立つつもりだ。お前の剣はなかなかのものだから一緒なら心強いが無理強いはしない。」
話はそこで打ち切られてエルミーラが
「まあ、私はどっちでもいいんだけどそっちのカイラは剣がないんだ。一緒に行くなら私の貸してあげるよ。
明日よろしくね」
エルミーラは一緒に行くなら剣を貸すといい明日の待ち合わせまで時間をつぶすように宿に休み
次の日になり結局カイラは一緒に行くことにして三人でジャンの宝の地図のところにまで行くことになった。